JP4196011B2 - サイドスタンドの位置検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自動二輪車等の二輪車のサイドスタンドの位置を検出するサイドスタンドの位置検出装置に関する。
一般に、二輪車のサイドスタンドは、車体の下部かつ側部において、支軸を中心として起立位置と格納位置との間で回動可能に設けられており、起立位置では二輪車を起立状態で支持するとともに、格納位置では地面と接触しない姿勢で格納されるようになっている。
そして、かかる二輪車では、サイドスタンドが起立位置にある状態のまま走行するのを回避するために、サイドスタンドの位置(回動位置)を検出する位置検出装置が設けられている。すなわち、この位置検出装置によってサイドスタンドの位置を検出し、サイドスタンドが起立位置にある状態でギヤを入れるとエンジンをストップさせる等することで、当該起立状態のまま二輪車が走行するのを抑制している。
従来のこの種の位置検出装置として、例えば特許文献1に開示されるものが知られている。この特許文献1の位置検出装置は、車体側に対して固定されるハウジングと、ハウジング内に回動可能に支持されてスタンド側に固定されるロータと、を備え、ハウジングに対するロータの回動に応じて接点のオンオフを切り換えることで、スタンドの回動位置を検出するものである。
この種の位置検出装置では、ロータに可動接点を設ける一方、ハウジングに固定接点を設けるとともに、固定接点を、可動接点の接点部の回動軌道に沿って屈曲しながら延設される帯状部材として設ける場合がある。
この場合、帯状に延設される固定接点を、延設方向に並ぶ複数の帯状端子に分割するとともに、可動接点には各帯状端子に接触させる複数の接点部を設け、ロータの回動に応じて、固定接点の複数の帯状端子が可動接点によって導通(短絡)される状態と、導通(短絡)されない状態とが切り替わるようにして、ロータのハウジングに対する回動状態が検出できるように構成される。
かかる構成では、帯状の固定接点が帯幅方向に伸びる比較的幅狭の間隙によって分断され、ロータの回動に応じて、可動接点の接点部がその間隙を通過する構成となる場合がある。
特開2004−231094号公報
上記構成では、接点部が間隙を通過する際に間隙内に落ち込むと、可動接点やロータの移動の妨げ(引っ掛かり)の一因になるとともに、帯状端子の端縁角部あるいは接点部の摩耗が大きくなってしまうという問題があった。
このため、従来は、その対策として、可動接点の接点部の曲率半径を大きくしたり、接点部を平坦化したりして、可動接点の間隙への落ち込みを少なくするようにしていたが、前者のように曲率半径を大きくしても接点部が間隙内に落ち込むのを完全に抑制することは困難であるし、また後者のように接点部を平坦化した場合には、接点部が大型化する上、接点部と固定接点との接触面積が増大する分、可動接点と固定接点との摺動摩擦が却って大きくなる虞もあった。
そこで、本発明は、比較的簡素な構成によって、可動接点と固定接点との摩耗、特に、可動接点が固定接点の複数の帯状端子間の間隙を通過する際の摩耗を抑制することが可能なサイドスタンドの位置検出装置を得ることを目的とする。
請求項1の発明にあっては、二輪車の車体側に対して固定されるハウジングと、二輪車の車体に支軸を中心として起立位置と格納位置との間で回動可能に取り付けられるサイドスタンド側に固定されるとともにハウジングに回動可能に支持されるロータと、ロータ側に取り付けられる可動接点とハウジング側に取り付けられる固定接点とを有してハウジング内に設けられる接点構造と、を備え、ロータのハウジングに対する回動位置に応じた可動接点の接点部と固定接点との導通状態の変化によってサイドスタンドの回動位置を検出するサイドスタンドの位置検出装置であって、上記固定接点は、上記接点部の回動軌道に沿って延設されるとともに当該回動軌道に沿って並べて配置される複数の帯状端子を含み、間隙をもって上記延設方向に相互に隣接する二つの帯状端子の当該間隙に臨む領域同士を延設方向にオーバーラップさせ、上記接点部が相互にオーバーラップする領域の双方に接触する状態が生じるようにしたことを特徴とする。
請求項2の発明にあっては、上記間隙を上記延設方向に対して斜めに設けたことを特徴とする。
請求項3の発明にあっては、上記間隙をクランク状に形成したことを特徴とする。
請求項4の発明にあっては、上記可動接点は、上記ロータの回動軸心回りに120°間隔で配置された三つの接点部を備えることを特徴とする。
請求項5の発明にあっては、上記可動接点を、その先端部に接点部を備えた板バネとして構成し、その基部を上記ロータに固定する一方、上記固定接点を上記ハウジングに固定するようにしたことを特徴とする。
請求項6の発明にあっては、上記固定接点に、潤滑剤を保持する凹部または切欠を設けたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、上記固定接点の相異なる二つの帯状端子が間隙をもって上記延設方向に相互に隣接する構成とし、それら二つの帯状端子の当該間隙に臨む領域同士を延設方向にオーバーラップさせ、上記可動接点の接点部が相互にオーバーラップする領域の双方に接触する状態が生じるようにしたため、接点部が間隙を跨いで通過する際には、当該接点部が間隙内に落ち込むことなく必ず少なくともいずれか一方の帯状端子と接触した状態を確保することができるため、従来に比べて帯状端子の端縁角部または接点部が摩耗するのを抑制することができ、以て、接触信頼性、ひいては検出信頼性を高めることができる。
請求項2の発明によれば、上記間隙を斜めに設けたことで、帯状端子の端縁角部において摩耗する部分を帯状端子の端縁角部の尖端部から幅方向内側に向けて徐々に移動させることができるため、帯状端子の摩耗が局所的に増大するのを抑制することができる。
請求項3の発明によれば、上記間隙を斜めに設ける場合に比べてより容易に形状精度を向上させることができるため、より低い製造コストで間隙の形状精度を確保しやすくなるという利点がある。
請求項4の発明によれば、回動軸心回りに三つの上記接点部を分散配置したため、可動接点、ひいてはロータのバランスが向上するとともに、可動接点が固定接点に対して三点支持されて、三つの接点部とも固定接点と接触させることができるため、接点構造の接触信頼性、ひいては、位置検出装置の検出信頼性を向上することができる。
請求項5の発明によれば、上記可動接点を板バネ方式とすることで、複数のコイルスプリングによって可動接点を固定接点に向けて押しつけていた従来の構成に比べて、部品点数が減り、製造の手間を減らすことができるため、位置検出装置を製造するタクトタイムを短縮し、かつコストを削減することができる。
また、可動接点を、板バネの先端に接点部を設けた構成とした場合には、接点部を固定接点の延設方向に長くすると、板バネを配置するスペースに制約が生じてバネ定数を適宜に設定しにくくなる場合も想定されるが、この点、複数の帯状端子を当該延設方向にオーバーラップさせる構成にすれば、接点部の延設方向の長さをより短く設定することができる分、板バネのバネ定数をより適切な値に設定しやすくなるという利点がある。
請求項6の発明によれば、上記潤滑剤によって可動接点と固定接点との摩耗をより一層確実に減らすことができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、サイドスタンドおよび本実施形態にかかる位置検出装置の二輪車に対する取付構造の一例を示す斜視図であって、サイドスタンドが起立位置にある状態を示す図、図2は、サイドスタンドおよび位置検出装置の分解斜視図、図3は、位置検出装置をハウジング側から見た分解斜視図、図4は、位置検出装置をアウタロータ側から見た分解斜視図、図5は、位置検出装置のロータの回動軸(支軸)を含む平面での縦断面図である。
本実施形態にかかるサイドスタンド1は、二輪車の車体下部で地面と略垂直な姿勢で設けられる板状のブラケット2に、固定ボルト3(図2参照)を用いて取り付けられている。すなわち、このサイドスタンド1の基部1aは、図2に示すように二股に形成されるとともに、当該二股部には固定ボルト3を貫通する貫通孔(図示せず)が設けられており、当該二股部分でブラケット2の端部を挟み込む状態で、固定ボルト3にナット(図示せず)を締結することで、サイドスタンド1が車体側(ブラケット2)に対して固定ボルト3を支軸として回動可能となるようにしてある。
そして、図1に示すように、ブラケット2にはシャフト4が突設されるとともに、サイドスタンド1にはボス部5が突設され、これらシャフト4とボス部5とに亘ってリターンスプリング6を架設することで、サイドスタンド1を起立位置(図1)または格納位置(図示せず)で弾性保持するようにしてある。
この位置検出装置7は、サイドスタンド1に取り付けられる。すなわち、図2に示すように、サイドスタンドの基部1aに雌ネジ孔1bを設ける一方、位置検出装置7のロータ11(アウタロータ13)の取付フランジ部13eに貫通孔13fを設け、当該貫通孔13fを挿通させた取付ネジ18を雌ネジ孔1bに螺結している。
一方、この位置検出装置7のハウジング8は、サイドスタンド1の回動に拘わらず車体に対して相対的に固定される。すなわち、図2に示すように、ハウジング8(ベース9)の側壁から外側に切欠9eを有するフランジ部9dを突設し、図1にも示すように、この切欠9eにブラケット2から突設されるシャフト4を挿通して係合することで、ハウジング8のブラケット2に対する相対回動を規制している。なお、ハウジング8を車体側に固定するとは、ハウジング8の車体に対する位置が固定されることを意味するのであって、ハウジング8を車体側に完全に固着させることを意味するものではない。
そして、本実施形態にかかる位置検出装置7は、図3〜図5に示すように、このハウジング8の他、サイドスタンド1に固定されるとともにハウジング8に回動可能に支持されるロータ11と、ロータ11に固定される可動接点14とハウジング8に固定される固定接点15とを有してハウジング8内に設けられる接点構造と、を備えている。
ハウジング8は、略円板状の底壁部9aと円筒状の側壁部9bとによって有底の円筒状容器が形成されたベース9と、このベース9の開口部を塞ぐ環状かつ板状のカバー10とを備えて構成される。これらベース9およびカバー10は、いずれも成形樹脂によって構成される。
ベース9の底壁部9aの底面上(内側)には、図4および図5に示すように、環状かつ板状の固定接点15が設けられている。この固定接点15は、ベース9に対してインサート成形することで設けることができる。
また、本実施形態では、固定接点15は、間隙22によって延設方向に少なくとも二つの帯状端子15a,15b(図6参照)に分割されており、ロータ11に固定される可動接点14が、ロータ11の回動角度、すなわちサイドスタンド1の回動角度に応じてこれら二つの帯状端子15a,15bを導通(短絡)させるか否かによって、当該回動角度を検出できるようになっている。例えば、サイドスタンド1が起立位置にある状態では可動接点14が固定接点15の二つの帯状端子15a,15bを短絡せず、サイドスタンド1が回動して格納位置にある状態では可動接点14が固定接点15の二つの帯状端子15a,15bを短絡するように設定すればよい。そして、これら固定接点15の各帯状端子15a,15bに接続される接続端子部15c,15c(図6参照)は、ベース9の側壁部9bから外方に突設されるハーネス接続部9f内を延伸し、ハーネス20内の導線(図示せず)と電気的に接続されている。
そして、ハウジング8は、ベース9の側壁部9bの端縁9cにカバー10をレーザ溶着あるいは超音波溶着等して接合することで得られる。
一方、ロータ11は、ハウジング8内に収容されるインナロータ12とハウジング8外に露出するアウタロータ13とを一体化したものとして構成される。
インナロータ12は、フランジ部12aと円柱状の突起部12bとを備えるとともに、突起部12bの外周部には、金属層12cが形成されている。フランジ部12aと突起部12bとは、金属層12cに設けられた切欠や穴等(図示せず)によって繋がっており、樹脂によって一体成形されている。
この金属層12cは、例えば、フランジ部12aと突起部12bとからなる本体部を樹脂成形するときに金属製の筒状体(金属パイプ)をインサート成形して構成することができるし、当該本体部を樹脂成形した後に突起部12bに金属製の筒状体を圧入して構成してもよいし、あるいは、本体部を樹脂成形した後に突起部12bの外周部をメッキ処理することで構成してもよい。特に、メッキ処理した場合には、部品点数がさらに減って製造コストを低減できるとともに、金属層12cをより薄く形成できる分、より一層の軽量化を図ることができる。また、寸法精度もより一層向上することができる。
突起部12bは、位置検出装置7がアセンブリされた状態では、ハウジング8のベース9の底壁部9aに設けられた筒状部9g内に挿入され、この筒状部9gの内周壁に回動支持されることになる。すなわち、本実施形態では、この筒状部9gがインナロータ12を回動可能に支持する軸受部として機能することになる。また、このとき、上述したように、突起部12bの外周部、すなわち筒状部9gとの摺動部分には金属層12cを設けているため、相互に摺動する部分の摩耗を少なくして、長寿命化することができるという利点がある。
また、このインナロータ12には、可動接点14が熱かしめ処理等することで取り付けられている。この可動接点14は、金属の板材(例えば銀メッキ処理したベリリウム銅の板材)を打ち抜きかつ折曲成形することで形成することができ、貫通孔14dを有する環状の基部14aと、基部14aから径方向外側に向けて伸び、その外端部で軸方向側に斜めに屈曲して螺旋状に伸びる複数(本実施形態では三つ)の板バネ部14bと、各板バネ部14bの先端部を基部14aから離間する側に略U字状に屈曲させてなる接点部14cとを備えている。この基部14aは、フランジ部12aの固定接点15に対向する面上に配置され、アセンブリされた状態では、板バネ部14bがインナロータ12の底壁部9aとの対向面から固定接点15まで螺旋状に伸びて、接点部14cの凸面が固定接点15の表面にロータ11の回動軸方向に適宜な弾性押圧力を印加しながら接触するようにしてある。
ここで、図3に示すように、本実施形態では、三つの板バネ部14bがいずれも同一形状で周方向に120°間隔で配置されている。このため、板バネ部14bからの反力の偏りが小さくなってロータ11(インナロータ12)のハウジング8に対する偏心や傾斜(軸ぶれ)を抑制することができ、以て、各摺動部分の偏摩耗を抑制することができるとともに、可動接点14と固定接点15とが三点接触となるため、三つの接点部14cの全てについて固定接点15との接触をより確実に確保することができるとともに、接点部14cの偏摩耗や局所的な摩耗の増大を抑制して、接点部14cと固定接点15との接触信頼性を高めることができる。なお、本実施形態では、インナロータ12の底壁部9a側の表面には突起12eを設け、この突起12eを可動接点14に設けた貫通孔14eと係合させることで、可動接点14をインナロータ12の底壁部9aとの対向面に精度良く配置できるようにしてある。
一方、アウタロータ13は、略円板状の底壁部13bと円筒状の側壁部13cとによる有底円筒状部分および当該有底円筒状部分の開口端部に設けられた取付フランジ部13eを含む本体部13aと、当該側壁部13cの外周部に形成された金属層13dと、を含んでいる。本体部13aにおいて、底壁部13b、側壁部13c、および取付フランジ部13eは繋がっており、樹脂によって一体成形されている。金属層13dは、上述したインナロータ12の金属層12cと同様に、インサート成形、圧入、あるいはメッキ処理によって形成することができる。なお、アウタロータ13を有底円筒状としたことによって得られる凹部21は、固定ボルト3(図2参照)の頭部の逃げ部となっている。
そして、本実施形態では、上記インナロータ12とアウタロータ13とを接合して一体化し、一つのロータ11を形成している。このとき、インナロータ12のフランジ部12aには突起12dを設ける一方、アウタロータ13の底壁部13bには凹部13gを設け、これら突起12dと凹部13gとを相互に係合させることで位置決めするようにし、当該フランジ部12aと底壁部13bとを、レーザ溶着あるいは超音波溶着によって相互に接合している。
かくして構成されるロータ11は、カバー10の貫通孔10aの直径より細く当該貫通孔10aを貫通してカバー10より外側に露出する部分(細径部)と、カバー10の内側、すなわちハウジング8の内部側で当該貫通孔10aの直径より太い部分(拡張部)とを含むように構成され、カバー10が、拡張部を係止することで、ロータ11の抜け止めとして機能するようにしてある。本実施形態では、図5より、アウタロータ13の側壁部13cおよび金属層13dからなる円筒状部分が上記細径部に相当し、インナロータ12のフランジ部12aが上記拡張部に相当することが理解できよう。
なお、本実施形態では、金属層13dの外径を、カバー10の貫通孔10aの直径より僅かに小さく設定し、カバー10の貫通孔10aが、ロータ11(アウタロータ13)の軸受としても機能するようにしてある。
また、カバー10の裏面側には、軸シール(例えばゴム製のリップ部を含むリップシール)16を設け、ロータ11(アウタロータ13)とハウジング8との摺動部分において液密を保つようにしている。この軸シール16は、外部からハウジング8内への水等の液体の浸入を防ぐとともに、ハウジング8内にグリス等の潤滑剤を封入する機能を果たす。
そして、本実施形態では、軸シール16をベース9の側壁部9b内に嵌挿(圧入)し、軸シール16の内周部(リップ部)を摺動シール部分としている。そして、軸シール16のリップ部と摺接する部分を金属層13dとし、当該摺動部分での摩耗を少なくして、長寿命化を図っている。なお、カバー10が、この軸シール16の抜け止めとしても機能していることが容易に理解できよう。
また、軸シール16とインナロータ12のフランジ部12aとの間には円環状かつ薄板状の摺動板17を設け、これにより、軸シール16とインナロータ12との摺動摩擦の低減を図っている。
ところで、本実施形態では、インナロータ12がカバー10の貫通孔10aの直径より大径のフランジ部12aを備えるとともに、アウタロータ13も、カバー10の貫通孔10aより外に張り出す取付フランジ部13eを備えるため、インナロータ12とアウタロータ13とを相互に接合してロータ11を構成した後には、当該ロータ11の細径部にカバー10および軸シール16を嵌め込むことができない。
そこで、本実施形態では、インナロータ12とアウタロータ13とを接合する前に、アウタロータ13の側壁部13cおよび金属層13dからなる細径部に、インナロータ12との接続側からカバー10および軸シール16を嵌め込んでおき、その状態で、インナロータ12とアウタロータ13とを接合するようにしている。この場合に、本実施形態では、アウタロータ13に有底円筒状部分を形成し、その底部としての底壁部13bとインナロータ12(のフランジ部12a)とを溶着するようにしているため、トーチ等の溶着工具をこの凹部21内に挿入して、溶着作業を極めて容易に行うことができるという利点がある。
なお、この場合のインナロータ12とアウタロータ13との接合工程は、ベース9とカバー10とを接合してハウジング8を構成する前に行ってもよいし、ベース9とカバー10とを接合した後(ただし、インナロータ12や可動接点14等のハウジング8内の構成をアセンブリした後)に行ってもよい。
次に、本実施形態にかかる固定接点15および可動接点14のより詳細な構成、ならびにその作用、効果について説明する。図6は、本実施形態にかかる固定接点の斜視図、図7は、固定接点の二つの帯状端子が相互に隣接する部分を拡大して示す平面図、図8は、固定接点と可動接点とが接触する様子を示す斜視図である。
まず、本実施形態では、固定接点15を、可動接点14の接点部14cの回動軌道に沿って屈曲しながら延設される帯状部材として構成している。具体的には、ベース9の底壁部9aの内面上に、一定半径の円環状かつ帯板状の固定接点15を設け、その表面上に接点部14cが接触する構成となっている。
そして、この固定接点15を、延設方向に対して斜めに設けた略一定幅の間隙22,22によって、その延設方向に複数(本実施形態では二つ)の円弧状の帯状端子15a,15bに分断し、これにより、各分断した部分において、相互に隣接する二つの帯状端子15a,15bの間隙22に臨む領域同士が、延設方向の所定区間Wで、当該延設方向(すなわちロータ11の回動軸心について周方向)にオーバーラップするようにしている。なお、このとき、複数の帯状端子15a,15bの接点部14cとの接触面は、少なくとも所定区間W内では、一連の面(この場合は平面)をなすように設けられるとともに、また、接点部14cの幅d0(図8参照)は、間隙22の帯幅方向の幅d(図7参照)より大きくしてある(すなわちd0>d)。
したがって、図8のように、可動接点14の接点部14cが各間隙22を通過する際、所定区間Wにおいては、接点部14cは、間隙22内に落ち込むことなく必ず少なくともいずれか一方の帯状端子15a,15bと接触した状態(すなわち帯状端子15a,15bの表面上に載った状態)を確保することができる。よって、接点部14cが間隙22を通過する際に当該間隙22に落ち込むのを抑制することができて、帯状端子15a,15bの端縁角部15eまたは接点部14cが摩耗するのを抑制することができる。
ところで、接点部14cが間隙22を通過するときに、可動接点14と固定接点15との導通状態がオンからオフまたはオフからオンに切り替わる場合には、可動接点14(接点部14c)と固定接点15(帯状端子15a,15b)との間に、アークが発生する。本実施形態にかかる形状の場合、帯状端子15a,15bにおけるアークの発生位置は、接点部14cと最初に接触する位置か、あるいは最後に離間する位置、すなわち、位置検出装置7の使用開始当初は、間隙22の両側で相互に対向する端縁角部15e,15eの尖端部15f,15fとなる。アークが発生した部分はアーク熱の影響を受けて摩耗するから、使用開始当初からしばらくは、アークが発生する尖端部15f,15f付近の摩耗が徐々に進むことになる。
このように、使用開始当初は、帯状端子15a,15bにおけるアークの発生位置は、尖端部15f,15fとなるのであるが、アークによって尖端部15f,15fが次第に摩耗すると、当該尖端部15f,15fと接点部14cとの距離が長くなり、上記接点部14cと最初に接触する位置または最後に離間する位置が、尖端部15f,15fから徐々に端縁角部15e,15eに沿って帯幅方向内側に向けて移動することになる。そして、移動したアーク発生位置でも摩耗が生じるため、位置検出装置7の使用を繰り返すことによって、アーク発生位置は尖端部15f,15fから端縁角部15e,15eに沿って徐々に帯幅方向内側に移動することになるのである。
すなわち、本実施形態によれば、間隙22を斜めに設けたことで、帯状端子15a,15bの端縁角部15e,15eにおいて摩耗する部分を帯状端子15a,15bの尖端部15f,15fから幅方向内側に向けて徐々に移動させることができるため、帯状端子15a,15bの摩耗が局所的に増大するのを抑制することができるという極めて顕著な効果を得ることができる。
さらに、本実施形態では、固定接点15の帯状端子15a,15bに凹部15dを複数形成し、この凹部15dにグリス等の潤滑剤をより確実に溜めるようにしている。
以上のように、本実施形態によれば、固定接点15の相異なる二つの帯状端子15a,15bが間隙22をもって上記延設方向に相互に隣接する構成とし、それら二つの帯状端子15a,15bの当該間隙22に臨む領域を、当該延設方向に所定区間Wでオーバーラップさせ、当該所定区間W内で、可動接点14の接点部14cが相互にオーバーラップする帯状端子15a,15bの双方に接触するようにしたため、接点部14cが間隙22を跨いで通過する際には、接点部14cが間隙22内に落ち込むことなく必ず少なくともいずれか一方の帯状端子15a,15bと接触した状態を確保することができるため、従来に比べて帯状端子15a,15bの端縁角部15e,15eまたは接点部14cが摩耗するのを抑制することができ、以て、接点構造の接触信頼性、ひいては位置検出装置7の検出信頼性を高めることができる。
そして、本実施形態によれば、接点部14cの接触面を平坦面状に形成する必要がなく、接点部14cを半円筒状に屈曲させた形状とし、しかも当該円筒の曲率半径を比較的小さくしても間隙22への落ち込みが生じないため、接点部14cをより小さく形成することができるという利点がある。
また、本実施形態によれば、間隙22を斜めに設けたことで、帯状端子15a,15bの端縁角部15e,15eにおいて摩耗する部分を帯状端子15a,15bの尖端部15f,15fから幅方向内側に向けて徐々に移動させることができるため、帯状端子15a,15bの摩耗が局所的に増大するのを抑制することができ、以て、接点構造の接触信頼性、ひいては位置検出装置7の検出信頼性を高めることができる。
また、本実施形態によれば、回動軸心回りに三つの接点部14cを分散配置したため、可動接点14、ひいてはロータ11のバランスが向上するとともに、可動接点14が固定接点15に対して三点支持されて、三つの接点部14cとも固定接点15と接触させることができるため、接点構造の接触信頼性、ひいては、位置検出装置7の検出信頼性を向上することができる。
特に、本実施形態のように、三つの同一形状の接点部14c(および板バネ部14b)を、回動軸心まわりに120°おきに配置すると、可動接点14およびロータ11のバランスをより一層向上させることができる。
また、本実施形態によれば、可動接点14を板バネ方式とすることで、複数のコイルスプリングによって可動接点を固定接点に向けて押しつけていた従来の構成に比べて、部品点数が減り、製造の手間を減らすことができるため、位置検出装置7を製造するタクトタイムを短縮し、かつコストを削減することができる。
さらに、可動接点14を板バネ方式とした場合には、接点部14cを固定接点15の延設方向に長くすると、板バネ部14bを配置するスペースに制約が生じてバネ定数を適宜に設定しにくくなる場合も想定されるが、この点、本実施形態のように複数の帯状端子15a,15bを当該延設方向にオーバーラップさせる構成にすれば、接点部14cの延設方向の長さをより短く設定することができる分、板バネ部14bのバネ定数をより適切な値に設定しやすくなるという利点がある。
また、本実施形態によれば、凹部15dに溜めた潤滑剤によって可動接点14と固定接点15との摩耗を減らすことができる。従来、固定接点15を分断した間隙に潤滑剤を溜める構成が知られているが、この構成では、間隙両側の固定接点の端縁で生じたアークによって潤滑剤が炭化し、潤滑作用が損なわれる場合があった。この点、本実施形態では、凹部15dを間隙22から離間した位置に設けることができるため、アークによる炭化を抑制することができ、潤滑剤による潤滑作用をより確実に発揮させ、可動接点14と固定接点15との摺動摩擦をより確実に低減させ、摩耗の発生をより確実に抑制することができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。
例えば、サイドスタンドの形状や取付構造は上記実施形態で例示したものには限定されないし、位置検出装置の構成も、種々に変形可能である。
また、上記実施形態では、アウタロータの一部に細径部を設けるようにしたが、これに替えて、インナロータの一部分として細径部を設けてもよいし、アウタロータおよびインナロータの双方によって細径部が形成されるようにしてもよい。
また、可動接点な固定接点の形状や配置等も適宜に変更可能である。例えば、円筒状かつ帯状の固定接点を、上記ベース(ハウジング)の側壁部の内周に露出するように当該ベースにインサート成形して設ける一方、可動接点の板バネ部がインナロータ(ロータ)のフランジ部の外周壁から径方向外側に向けてロータの軸方向から見て螺旋状に伸びるように設けて、接点部が固定接点を径方向に押圧するように構成するとともに、固定接点をベースの側壁面に沿って伸びる間隙によって分断する部分において、相互に隣接する帯状端子の間隙に臨む領域同士が、当該延設方向にオーバーラップするように構成すればよい。この場合も、上記実施形態と同様の効果を得ることができる他、板バネ部による押圧方向をロータ回動軸の径方向とすることができる分、可動接点、ひいては位置検出装置の軸方向の高さを短くすることができるという利点もある。
また、間隙の形状も上記実施形態には限定されず、種々の変形が可能である。例えば、図9に示す固定接点15Aのように、帯状端子15a,15b間の間隙22Aを、帯状の固定接点15Aの帯幅方向略中央部で延設方向に伸びる部分と、その部分の両端からそれぞれ相反する方向に帯幅方向に沿って伸びる部分とからなるクランク状に形成した場合にも、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。さらに、かかる構成によれば、上記例示した実施形態のように間隙を斜めに設ける場合に比べて、間隙の形状精度をより容易に向上させることができるという利点がある。なお、かかる構造の場合には、間隙22Aの帯幅方向の最大幅dを可動接点の接点部の幅d0(図8参照)に対して小さくしておくのが好適である。
また、潤滑剤を貯留する構成は、固定接点の帯幅方向の端縁に切欠として設けてもよい。
サイドスタンドおよび本発明の実施形態にかかる位置検出装置の二輪車に対する取付構造の一例を示す斜視図であって、サイドスタンドが起立位置にある状態を示す図。 サイドスタンドおよび本発明の実施形態にかかる位置検出装置の分解斜視図。 本発明の実施形態にかかる位置検出装置をハウジング側から見た分解斜視図。 本発明の実施形態にかかる位置検出装置をアウタロータ側から見た分解斜視図。 本発明の実施形態にかかる位置検出装置のロータの回動軸(支軸)を含む平面での縦断面図。 本発明の実施形態にかかる位置検出装置の固定接点の斜視図。 本発明の実施形態にかかる位置検出装置の固定接点の二つの帯状端子が相互に隣接する部分を拡大して示す平面図。 本発明の実施形態にかかる位置検出装置の固定接点と可動接点とが接触する様子を示す斜視図。 本発明の別の実施形態にかかる位置検出装置の固定接点の二つの帯状端子が相互に隣接する部分を拡大して示す平面図。
符号の説明
1 サイドスタンド
2 ブラケット(車体側)
7 位置検出装置
8 ハウジング
11 ロータ
14 可動接点
14a 基部
14b 板バネ部
14c 接点部
15,15A 固定接点
15a,15b 帯状端子
15d 凹部
22,22A 間隙

Claims (6)

  1. 二輪車の車体側に対して固定されるハウジングと、二輪車の車体に支軸を中心として起立位置と格納位置との間で回動可能に取り付けられるサイドスタンド側に固定されるとともにハウジングに回動可能に支持されるロータと、ロータ側に取り付けられる可動接点とハウジング側に取り付けられる固定接点とを有してハウジング内に設けられる接点構造と、を備え、ロータのハウジングに対する回動位置に応じた可動接点の接点部と固定接点との導通状態の変化によってサイドスタンドの回動位置を検出するサイドスタンドの位置検出装置であって、
    前記固定接点は、前記接点部の回動軌道に沿って延設されるとともに当該回動軌道に沿って並べて配置される複数の帯状端子を含み、
    間隙をもって前記延設方向に相互に隣接する二つの帯状端子の当該間隙に臨む領域同士を延設方向にオーバーラップさせ、前記接点部が相互にオーバーラップする領域の双方に接触する状態が生じるようにしたことを特徴とするサイドスタンドの位置検出装置。
  2. 前記間隙を前記延設方向に対して斜めに設けたことを特徴とする請求項1に記載のサイドスタンドの位置検出装置。
  3. 前記間隙をクランク状に形成したことを特徴とする請求項1に記載のサイドスタンドの位置検出装置。
  4. 前記可動接点は、前記ロータの回動軸心回りに分散して配置された三つの接点部を備えることを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか一つに記載のサイドスタンドの位置検出装置。
  5. 前記可動接点を、その先端部に接点部を備えた板バネとして構成し、その基部を前記ロータに固定する一方、前記固定接点を前記ハウジングに固定するようにしたことを特徴とする請求項1〜4のうちいずれか一つに記載のサイドスタンドの位置検出装置。
  6. 前記固定接点に、潤滑剤を保持する凹部または切欠を設けたことを特徴とする請求項1〜5のうちいずれか一つに記載のサイドスタンドの位置検出装置。
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