JP4107146B2 - 温水利用装置システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は携帯電話等の情報端末から情報盤に対して情報を伝達するために、あるいは情報盤や情報盤に接続した温水利用装置や情報盤と通信することができる温水利用装置の状態をモニタするあるいは制御するために、情報供給者などが有するサーバが情報網を経由して情報盤と情報を交信する温水利用装置システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、携帯電話等の情報端末から情報供給者等が有するサーバが情報網(ネットワーク)を介して情報盤に情報を伝達する場合、あるいはサーバが情報盤や情報盤に接続した温水利用装置や情報盤と通信可能な温水利用装置等を制御、モニタするために情報を伝達するシステムが考案されている。ここで温水利用装置とはガスや電力や石油などのエネルギー源を用いて温水を作り、温水を風呂や台所や洗面所などの温水を直接使用する目的で供給する装置であり、また加えて、上記温水を用いた床暖房や浴室暖房や浴室乾燥やファンヒータやエアコンの暖房などを行える機能を有する場合もある装置である(特許文献1参照)。これは調理情報システムは情報供給者サーバが通信網を介して情報提供者サーバとデータ送受信可能な利用者端末と利用者端末とデータ送受信可能な炊飯器を備えている。
【0003】
ここでは炊飯装置の制御、モニタ情報供給を目的としており、本実施例の温水利用装置と若干異なる部分を有するが、ここで情報提供者サーバは本発明のサーバであり、利用者端末は本発明の情報盤、炊飯器が本発明の温水利用装置に置き換えて読むと従来例と見ることもできる。
【0004】
一方、従来例の温水利用装置の構成を図5に示す。図5において1はガス、電気、石油等をエネルギー源として温水を作成し供給する熱源機、湯沸かし器ともいえる物で、ここではガスによる熱源機であるとする。熱源機1で作成された温水は風呂、台所、洗面所等に対して供給する給湯機能とを有する。また熱源機1で作成された温水は床暖房、浴室暖房機、浴室乾燥機、ファンヒータ、エアコン等の熱源として利用する暖房機としての機能を有する。2は上記給湯機能、暖房機能を制御するための主に台所に設置される台所リモコン。3は同様に給湯等の制御を行う主に風呂に設置される風呂リモコン。4は熱源機1で作成した温水を利用する床暖房、5は同様に熱源機1で作成した温水を利用する浴室乾燥機である。
【0005】
上記特許文献1に記載された調理情報システムのシステムを上記図5に示した温水利用装置に適応した場合の従来例の温水利用装置システムの構成を図6に示す。図6において6は温水利用装置で、7はガス、電気、石油等をエネルギー源として温水を作成し供給する熱源機、湯沸かし器ともいえる物で、ここではガスによる熱源機であるとする。熱源機7で作成された温水は風呂、台所、洗面所等に対して供給する給湯機能とを有する。また熱源機6で作成された温水は床暖房、浴室暖房機、浴室乾燥機、ファンヒータ、エアコン等の熱源として利用する暖房機としての機能を有する。8は上記給湯機能、暖房機能を制御するための機能を有し、主に台所に設置される情報盤。9は給湯等の制御を行う主に風呂に設置される風呂リモコン。10は熱源機7で作成した温水を利用する床暖房、11は同様に熱源機6で作成した温水を利用する浴室乾燥機である。また、情報盤8はネットワークを介して外部との情報の授受、外部からの温水利用装置の制御、モニタを行う機能を有する。12は情報盤の送受信手段、13はサーバで、14はサーバの送受信手段、15は送受信手段12と送受信手段14を接続した情報網(ネットワーク)でここではインターネット網であるとする、16はサーバ13で情報盤8に対する情報伝達要求あるいは情報盤8への制御モニタ要求を発生させるトリガ発生手段で、具体的には操作スイッチやタイマやセンサなどが考えられる。17はバッファ手段で、情報伝達に関する手順やデータなどの記憶を行い、メモリなどで構成されている。
【0006】
また図7は、図6の従来例での情報伝達手順を記載したフロー図である。図7において18は温水利用装置、19は情報盤、20はサーバ、21はトリガ発生手段であり、図7は各々の情報のやりとりを表している。また22から30は各情報の内容を表している。ここで例えば22の定期TCPとは情報盤が定期的に発するTCPプロトコル(Transmission Control Protocol)の情報を表している。
【0007】
次に図6の構成図と図7のフロー図を用いて従来例の動作を説明する。本従来例では情報盤8はインターネット網15に接続しているが、情報盤8が有するIPアドレスは常時固定したグローバルアドレスではなく、プロバイダなどが逐次切り換えるIPアドレスでインターネット網に接続しているものとする。即ち情報盤8のIPアドレスは固定アドレスではないため、サーバ13は情報盤1のIPアドレスを常時知ることができない。このためサーバ13のトリガ発生手段16にトリガが発生したときにサーバ13が確実に情報盤8に情報伝達あるいは制御モニタするために情報盤8は情報盤8のその時点でのIPアドレスをサーバ13に知らせる目的で定期的にIPアドレス情報を送信している。これが22、23、24、30などの定期TCPである。トリガ発生手段16に例えば情報盤8への制御要求トリガが発生したときトリガ発生手段16は制御要求信号24を発する。しかしながらこのときサーバ13は情報盤8のその時点でのIPアドレスを知らないため即時情報盤8に対して要求信号を発することができず、バッファ手段17に情報盤8に対する制御要求があることを一時的に格納する。制御要求信号24が発せられてから後にサーバに伝達された定期TCP25をサーバ13が受信したときその時点での情報盤1のIPアドレスをサーバ13が認識できたため、サーバ13の送受信手段14は情報盤8の送受信手段12に対して要求TCP26を発する。要求TCP26を受信した情報盤8は受信した情報に基づき制御処理27で温水利用装置6を制御し、その結果を状態変化情報27で情報盤8に対して伝達する。情報盤8はその結果を結果TCP29としてサーバ13に対して送信し、トリガ発生手段16に発生した制御要求トリガに関する一連の情報伝達を完了する。
【0008】
【特許文献1】
特開2000−300430号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図6と図7に示す従来例では制御要求トリガが発生してから情報盤や温水利用装置で制御が完了するまでの時間に、制御要求信号24が発生してから定期TCP25が発生するまでの間の余分な時間が生じる。制御要求信号24が定期TCP25の直前に発生したならばその余分な時間は比較的短いが、制御要求信号24が定期TCP25の直後に発生した場合は定期TCPの間隔のほとんどの時間の制御遅れが発生することになり、リアルタイムでの情報提供や制御に対して大きな課題となる。また定期TCPの時間間隔を短くすると上記余分な時間は相対的に短くできるが、この場合情報盤8やサーバ13での処理タスクが頻繁になるとともに、ネットワーク15が常時ビジー状態になるという不都合が発生するため必要以上に間隔を短くすることは困難である。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、温水利用装置と、温水利用装置とネットワークに接続し送受信手段を有する情報盤と、ネットワークに接続した送受信手段を有する情報端末と、ネットワークを介して情報盤と情報端末に接続した送受信手段を有するサーバを備え、情報盤の送受信手段は定期UDPを発し、サーバの送受信手段は情報端末の送受信手段からの制御要求信号を受信したとき定期UDPの発信元アドレスに対して要求応答UDPまたは要求応答TCPを発し、情報盤の送受信手段が要求応答TCPまたは要求応答UDPを受信したとき、情報盤は温水利用装置を制御する温水利用装置システムとしている。
【0011】
また、温水利用装置と、温水利用装置とネットワークに接続し送受信手段を有する情報盤と、ネットワークに接続した送受信手段を有する情報端末と、ネットワークを介して情報盤と情報端末に接続した送受信手段を有するサーバを備え、情報盤の送受信手段は定期UDPを発し、サーバの送受信手段は情報端末の送受信手段からの制御要求信号を受信したとき定期UDPの発信元アドレスに対して要求UDPを発し、要求UDPを受信した情報盤は前記要求UDPの発信元アドレスに対して要求確認TCPを発し、要求確認TCPを受信したサーバは要求確認TCPの発信元アドレスに対して要求応答TCPを発し、情報盤の送受信手段が要求応答TCPを受信したとき、情報盤は温水利用装置を制御する温水利用装置システムとしている。
【0012】
また、温水利用装置と、温水利用装置と通信可能でネットワークに接続し送受信手段を有する情報盤と、ネットワークに接続した送受信手段を有する情報端末と、ネットワークを介して情報盤と情報端末に接続した送受信手段を有するサーバを備え、情報盤の送受信手段は定期UDPを発し、サーバの送受信手段は情報端末の送受信手段からの制御要求信号を受信したとき定期UDPの発信元アドレスに対して要求応答UDPまたは要求応答TCPを発し、情報盤の送受信手段が要求応答TCPまたは要求応答UDPを受信したとき、情報盤は温水利用装置に対して制御信号を送信する温水利用装置システムとしている。
【0013】
また、温水利用装置と、温水利用装置と通信可能でネットワークに接続し送受信手段を有する情報盤と、ネットワークに接続した送受信手段を有する情報端末と、ネットワークを介して情報盤と情報端末に接続した送受信手段を有するサーバを備え、情報盤の送受信手段は定期UDPを発し、サーバの送受信手段は情報端末の送受信手段からの制御要求信号を受信したとき定期UDPの発信元アドレスに対して要求UDPを発し、要求UDPを受信した情報盤は要求UDPの発信元アドレスに対して要求確認TCPを発し、要求確認TCPを受信したサーバは要求確認TCPの発信元アドレスに対して要求応答TCPを発し、情報盤の送受信手段が要求応答TCPを受信したとき、情報盤は温水利用装置に対して制御信号を送信する温水利用装置システムとしている。
【0014】
【発明の実施の形態】
請求項1に記載した発明は、温水利用装置と、温水利用装置とネットワークに接続し送受信手段を有する情報盤と、ネットワークに接続した送受信手段を有する情報端末と、ネットワークを介して情報盤と情報端末に接続した送受信手段を有するサーバを備え、情報盤の送受信手段は定期UDPを発し、サーバの送受信手段は情報端末の送受信手段からの制御要求信号を受信したとき定期UDPの発信元アドレスに対して要求UDPを発し、要求UDPを受信した情報盤は前記要求UDPの発信元アドレスに対して要求確認TCPを発し、要求確認TCPを受信したサーバは要求確認TCPの発信元アドレスに対して要求応答TCPを発し、情報盤の送受信手段が要求応答TCPを受信したとき、情報盤は温水利用装置を制御する温水利用装置システムを実現することができる。これにより、情報端末から制御要求信号を受信したとき、サーバの送受信手段は、その前に情報盤から定期UDPを受信したことによりセッションが接続状態になっている定期UDPの発信元アドレスに対して、次の定期UDPを待つことなく、即時に要求UDPを発することができ、情報端末からの制御要求信号の受信と要求UDPの送信までの時間遅れがない情報伝達ができる。これにより、大きな時間遅れなく情報盤を経由して温水利用装置を制御できる。加えて、要求UDPはトリガ発生手段に通信要求が発生したことを情報盤に伝達することを目的としており、通信内容等の詳細情報を有する要求応答UDPに比べて情報量が少なく、ネットワーク上の通信データ量を少なくすることができる。
【0017】
請求項2に記載した発明は、温水利用装置と、温水利用装置と通信可能でネットワークに接続し送受信手段を有する情報盤と、ネットワークに接続した送受信手段を有する情報端末と、ネットワークを介して情報盤と情報端末に接続した送受信手段を有するサーバを備え、情報盤の送受信手段は定期UDPを発し、サーバの送受信手段は情報端末の送受信手段からの制御要求信号を受信したとき定期UDPの発信元アドレスに対して要求UDPを発し、要求UDPを受信した情報盤は要求UDPの発信元アドレスに対して要求確認TCPを発し、要求確認TCPを受信したサーバは要求確認TCPの発信元アドレスに対して要求応答TCPを発し、情報盤の送受信手段が要求応答TCPを受信したとき、情報盤は温水利用装置に対して制御信号を送信する温水利用装置システムを実現することができる。これにより、情報端末から制御要求信号を受信したとき、サーバの送受信手段は、その前に情報盤から定期UDPを受信したことによりセッションが接続状態になっている定期UDPの発信元アドレスに対して、次の定期UDPを待つことなく、即時に要求UDPを発することができ、情報端末からの制御要求信号の受信と要求UDPの送信までの時間遅れがない情報伝達ができる。このとき情報盤は温水利用装置に対して制御信号を送信し、大きな時間遅れなく情報盤を経由して温水利用装置を制御できる。加えて、要求UDPは情報端末に制御要求が発生したことを情報盤に伝達することを目的としており、通信内容等の詳細情報を有する要求応答UDPに比べて情報量が少なく、ネットワーク上の通信データ量を少なくすることができる。
【0018】
請求項3に記載した発明は、要求応答TCPを受信した情報盤は要求応答TCPの発信元アドレスに対して結果TCPを発する温水利用装置システムを実現することができる。これにより、情報端末から制御要求信号を受信したとき、サーバの送受信手段は、その前に情報盤から定期UDPを受信したことによりセッションが接続状態になっている定期UDPの発信元アドレスに対して、次の定期UDPを待つことなく、即時に要求UDPを発することができ、情報端末からの制御要求信号の受信と要求UDPの送信までの時間遅れがない情報伝達ができる。加えて、情報盤の状態を結果TCPにより伝達できる。
【0019】
請求項4に記載した発明は、結果TCPを受信したサーバは情報端末に対して結果信号を発する温水利用装置システムを実現することができる。これにより、情報端末から制御要求信号を受信したとき、サーバの送受信手段は、その前に情報盤から定期UDPを受信したことによりセッションが接続状態になっている定期UDPの発信元アドレスに対して、次の定期UDPを待つことなく、即時に要求UDPを発することができ、、情報端末からの制御要求信号の受信と要求UDPの送信までの時間遅れがない情報伝達ができる。加えて、情報盤の状態を結果TCPにより伝達でき、さらにこの情報を情報端末に伝達できる。
【0020】
請求項5に記載した発明は、サーバは情報盤の送受信手段から発せられた定期UDPを受信したとき、サーバの送受信手段から定期UDPの発信元アドレスに対して確認UDPを発する温水利用装置システムを実現することができる。これにより、基本プロトコルとして通信の伝達確認を行わない定期UDPの伝達確認を行うことができる。
【0021】
請求項6に記載した発明は、情報盤はサーバの送受信手段から発せられた要求応答UDPまたは要求UDPを受信したとき、情報盤の送受信手段から要求応答UDPまたは要求UDPの発信元アドレスに対して確認UDPを発する温水利用装置システムを実現することができる。これにより、基本プロトコルとして通信の伝達確認を行わない要求応答UDPまたは要求UDPの伝達確認を行うことができる。
【0022】
請求項7に記載した発明は、情報盤または温水利用装置の状態が変化したとき情報盤は要求応答TCPまたは要求応答UDPの発信元アドレスに対して情報盤または温水利用装置の変化情報を発する温水利用装置システムを実現することができる。これにより、情報端末から制御要求信号を受信したとき、サーバの送受信手段は、その前に情報盤から定期UDPを受信したことによりセッションが接続状態になっている定期UDPの発信元アドレスに対して、次の定期UDPを待つことなく、即時に要求UDPを発することができ、情報端末からの制御要求信号の受信と要求UDPの送信までの時間遅れがない情報伝達ができる。加えて、情報盤または温水利用装置の状態に変化があったとき結果TCPをサーバに伝達できる。
【0023】
請求項8に記載した発明は、情報盤は表示手段と操作手段の少なくとも一方を有する温水利用装置システムを実現することができる。これにより、情報端末から制御要求信号を受信したとき、サーバの送受信手段は、その前に情報盤から定期UDPを受信したことによりセッションが接続状態になっている定期UDPの発信元アドレスに対して、次の定期UDPを待つことなく、即時に要求応答UDPまたは要求応答TCPを発することができ、情報端末からの制御要求信号の受信と要求応答UDPまたは要求応答TCPの送信までの時間遅れがない情報伝達ができる。加えて、情報盤の操作による温水利用装置などの制御やサーバとの通信を行うことができ、情報盤により温水利用装置の状態や情報伝達状態などをモニタすることができる。
【0024】
請求項9に記載の発明は、情報盤はサーバのアドレスに対して定期UDPを発する温水利用装置システムを実現することができる。これにより、情報盤は確実にサーバに対して定期UDPを伝達することができ、また、情報端末から制御要求信号を受信したとき、サーバの送受信手段は、その前に情報盤から定期UDPを受信したことによりセッションが接続状態になっている定期UDPの発信元アドレスに対して、次の定期UDPを待つことなく、即時に要求応答UDPまたは要求応答TCPを発することができ、情報端末からの制御要求信号の受信と要求応答UDPまたは要求応答TCPの送信までの時間遅れがない情報伝達ができる。これにより、大きな時間遅れなく情報盤を経由して温水利用装置を制御できる。
【0025】
請求項10に記載した発明は、温水利用装置システムが有する機能の少なくとも一部をコンピュータにより実行するためのプログラムとしている。
【0026】
請求項11に記載した発明は、プログラムおよびデータの少なくともいずれか一方を含む記録媒体としている。
【0027】
そして、プログラムであるので家庭にあるコンピュータ等などを用いて本発明の温水利用装置システムの一部あるいは全てを容易に実現することができる。また記録媒体に記録したり通信回線を用いてプログラムを配信したりすることでプログラムの配布が簡単にできる。
【0028】
【実施例】
(実施例1)
以下本発明の第1の実施例について説明する。まず本第1の実施例の温水利用装置システムのシステムの構成を説明する。図1は本実施例の温水利用装置システムの全体構成を示すブロック図である。図1で6aは温水利用装置で、7aはガス、電気、石油等をエネルギー源として温水を作成し供給する熱源機。湯沸かし器ともいえる物で、本実施例ではガスによる熱源機であるとする。熱源機7aで作成された温水は風呂、台所、洗面所等に対して供給する給湯機能とを有する。また熱源機6aで作成された温水は床暖房、浴室暖房機、浴室乾燥機、ファンヒータ、エアコン等の熱源として利用する暖房機としての機能を有する。9aは給湯等の制御を行う主に風呂に設置される風呂リモコン。10aは熱源機7aで作成した温水を利用する床暖房、11aは同様に熱源機6aで作成した温水を利用する浴室乾燥機である。10a、11aは温水を利用するエアコン、浴室暖房機、ファンヒータ等の機器であってもよい。31は情報盤で、温水利用装置6aの制御、モニタを行う機能を有するとともに、ネットワークを介して外部との情報の授受、外部からの温水利用装置の制御、モニタを行う機能を有する。32は情報盤31の送受信手段、33はサーバ、34はサーバ33の送受信手段、35は通信網でありここではインターネット網であるとする。36は情報端末であり、携帯電話やPHS、パソコン、PDAなどが考えられるがここでは携帯電話であるとする。37は携帯電話36の送受信手段で38の通信網である携帯電話網に接続している。本実施例ではサーバ33の送受信手段34はインターネット網35と携帯電話網38の両方に接続していることにしているが各々の通信もに接続する送受信手段を別個に有しても良い。42は熱源機7aの送受信手段、43は熱源機7aと通信する情報盤31の送受信手段、44、45はそれぞれ情報盤31の表示手段と操作手段であり、46は送受信手段32、43、表示手段44、操作手段45を制御する情報盤31のCPU、47は送受信手段34、トリガ発生手段39、バッファ手段40を制御するサーバ33のCPUである。
【0029】
また図2は図1に示した第1の実施例の温水利用装置システムの情報の伝達手順を記載したフロー図である。図2において51、52、53、54はそれぞれ情報盤、サーバ、携帯電話、温水利用装置を示しており、55から67は各情報の内容を表している。ここで例えば55の定期UDPとは情報盤31が定期的に発するUDPプロトコル(User Datagram Protocol)の情報を表している。また例えば64の結果TCPとは情報盤31がサーバ33に対して送信するTCPプロトコル(Transmission Control Protocol)の情報を表している。例えば結果TCPは、温水利用装置6aの状態変化データや制御要求に対する応答結果などであり、例えば、温水利用装置6aに対する制御命令である風呂への給湯を開始したこと、また時間が経過してふろへの給湯量が適量に達し給湯を終了することなどの温水利用装置6aに関する情報を情報盤31を経由して結果TCP64によりサーバ33へ伝達する。制御要求が風呂への給湯開始以外であっても良いのは言うまでもない。
【0030】
次に図1の構成図と図2のフロー図を用いて本実施例の動作を説明する。本実施例では情報盤31はインターネット網35に接続しているが、情報盤31が有するIPアドレスは常時固定したグローバルアドレスではなく、プロバイダなどが逐次切り換えるIPアドレスでインターネット網35に接続しているものとする。即ち情報盤31のIPアドレスは固定アドレスではないため、サーバ33は情報盤31のIPアドレスを常時知ることができない。このため携帯電話36の送受信手段37から携帯電話網38を介して温水利用装置6aに対する制御要求がサーバ33に届いたとき、サーバ33が確実に情報盤31に情報伝達あるいは制御や状態モニタするために情報盤31は情報盤31のその時点でのIPアドレスをサーバ33に知らせる目的で定期的にIPアドレス情報を送信している。これが55、57、66の定期UDPである。携帯電話36からサーバ33に例えば情報盤31と通信可能な温水利用装置6aの制御要求トリガ、具体的には例えば熱源機7aに接続した床暖房10aをONする制御要求が届いたときサーバ33は制御要求信号59を発しする。このときサーバ33は情報盤31から発せられた定期UDP57によってサーバ33と情報盤31間のセッションがつながっており、サーバ33は即時に情報盤31のその時点でのIPアドレス、即ち定期UDP57の発信元アドレスに対して要求応答UDPを送出する。
【0031】
ここで例えば定期UDP57がTCPプロトコルの信号であったとするならばTCPプロトコルの定期信号の通信が完了した時点でサーバ33から情報盤31に対してACK信号を返送するなどの一連の処理を行った後セッションを切断するため、切断した時点でサーバ33は情報盤31のIPアドレスを知ることができなくなり、制御要求信号59が発生したとき即時に要求応答UDP60を送出することができない。
【0032】
一方、本実施例の場合、57はUDPプロトコルの信号であるため通信が完了した時点で必ずしもセッションを切断しないため、制御要求信号59が発生したときサーバ33は情報盤31のその時点のIPアドレスを知っており、即時に情報盤31に対して要求応答UDPを送出することができる。要求応答UDP60を受けた情報盤31は送受信手段43から温水利用装置6aの送受信手段42に対して制御処理62の信号を伝達し、これにより温水利用装置6aは規定通りの制御がなされる。規定通りの制御とは例えば、温水利用装置6aが有するデフォルト制御やタイマ制御、タイマ設定などの各種制御や設定などを示す。すなわち、携帯電話36に発生した、情報盤31と通信できる温水利用装置6aに対する制御要求が、温水利用装置6aを通信網35(例えば通信網35をインターネット網であるとすると)に接続したサーバ33から風呂への給湯開始の要求であったとき、サーバ33から要求を受信した情報盤31は温水利用装置6aに対して風呂への給湯開始の制御信号を送信し、上記一連の情報伝達により、温水利用装置6aは風呂への給湯を開始する。また、温水利用装置6aの状態変化、例えばここでは風呂への給湯を開始したこと、また時間が経過してふろへの給湯量が適量に達し給湯を終了することなどの温水利用装置6aに関する情報を情報盤31を経由して結果TCP64によりサーバ33へ伝達する。もちろん通信網35はインターネット網以外でもよく、制御要求が風呂への給湯開始以外であっても良いのは言うまでもない。具体的には例えば熱源機7aに接続した床暖房10aをONするなどでもよい。温水利用装置54が制御の結果などにより状態が変化したとき状態変化情報63が温水利用装置6aから情報盤31に伝達されその結果が結果TCP64としてサーバ33に伝達される。またサーバ33から携帯電話36に対して結果信号65である状態変化情報が伝達され一連の情報伝達を完了する。すなわち、携帯電話36に発生した、情報盤31と通信できる温水利用機器6aに対する制御要求が、温水利用機器6aを通信網35(例えば通信網35をインターネット網であるとすると)に接続したサーバ33から風呂への給湯開始の要求であったとき、サーバ33から要求を受信した情報盤31は温水利用機器6aに対して風呂への給湯開始の制御信号を送信し、上記一連の情報伝達により、温水利用機器6aは風呂への給湯を開始する。また、温水利用機器6aの状態変化、例えばここでは風呂への給湯を開始したこと、また時間が経過してふろへの給湯量が適量に達し給湯を終了することなどの温水利用機器6aに関する情報を情報盤31を経由して結果TCP64によりサーバ33へ伝達する。更にこの情報を結果信号65として携帯電話36へ伝達する。もちろん通信網35はインターネット網以外でもよく、制御要求が風呂への給湯開始以外であっても良いのは言うまでもない。また上記規定通りの制御とは温水利用機器6aが有するデフォルト制御やタイマ制御、タイマ設定などの各種制御や設定などを示す。もちろん一連の情報伝達を完了した後も情報盤31は定期UDPを定期UDP66のごとく送出し続ける。ここで定期UDPは必ずしも一定間隔で送出され続けるのではなくほぼ一定の間隔で送出され続ければよいものである。
【0033】
またUDP信号はTCP信号に比べて信号伝達時にACK信号を返送しないなど信頼性を心配する場合もあるがこの場合、定期UDPに対して例えば56、58、67などのような確認UDPをサーバ33から情報盤31に対して送出すれば問題ない。また同様に要求応答UDPに対しては61の確認UDPを送出することにより問題はなくなる。
【0034】
また、情報盤31は表示手段44や操作手段45を備えることにより、情報盤31で温水利用装置6aの状態や、サーバ33との通信状態確認などの情報を確認でき、情報送出の内容を設定できるなどの極めて大きな効果が創出できる。なお温水利用装置6aは情報盤31と通信により制御を行うのではなく情報盤31の端子等に直接接続していて制御できるとしても良いのは言うまでもない。また要求応答UDP60はTCPプロトコルの信号でも良い。また本実施例では温水利用装置6aを制御するための情報伝達について記載したが情報盤31自身の制御や、天気予報、時刻表、現在時刻、ガス使用量、電気使用量、これらの金額などの生活情報等の情報を伝達する場合についても同様であることは言うまでもない。また、状態変化情報と結果TCPと結果信号は温水利用装置や情報盤などの状態が変化したときにのみ送出するのではなく、その時点での温水利用装置や情報盤などの状態を伝えるために伝達することがあるとしても良いのは言うまでもない。
【0035】
(実施例2)
次に第2の実施例について説明する。図3は第2の実施例の構成を示すブロック図であり、第1の実施例の図1と同じ番号を付与したものは同等の機能を有するとする。図2において6bは温水利用装置で、7bはガス、電気、石油等をエネルギー源として温水を作成し供給する熱源機。湯沸かし器ともいえる物で、本実施例ではガスによる熱源機であるとする。熱源機7bで作成された温水は風呂、台所、洗面所等に対して供給する給湯機能とを有する。また熱源機6bで作成された温水は床暖房、浴室暖房機、浴室乾燥機、ファンヒータ、エアコン等の熱源として利用する暖房機としての機能を有する。9bは給湯等の制御を行う主に風呂に設置される風呂リモコン。10bは熱源機7bで作成した温水を利用する床暖房、11bは同様に熱源機6bで作成した温水を利用する浴室乾燥機である。10b、11bは温水を利用するエアコン、浴室暖房機、ファンヒータ等の機器であってもよい。温水利用装置6bは情報盤31の端子に直接接続しており、これにより制御できるものである。
【0036】
また図4は図3に示した第2の実施例の温水利用装置システムの情報の伝達手順を記載したフロー図である。図4において71、72、73、74はそれぞれ情報盤、サーバ、携帯電話、温水利用装置を示しており、75から88は各情報の内容を表している。ここで例えば75の定期UDPとは情報盤31が定期的に発するUDPプロトコル(User Datagram Protocol)の情報を表している。また例えば85の結果TCPとは情報盤31がサーバ33に対して送信するTCPプロトコル(Transmission Control Protocol)の情報を表している。例えば結果TCPは、温水利用装置6bの状態変化データや制御要求に対する応答結果などであり、例えば、温水利用装置6bに対する制御命令である風呂への給湯を開始したこと、また時間が経過してふろへの給湯量が適量に達し給湯を終了することなどの温水利用装置6bに関する情報を情報盤31を経由して結果TCP64によりサーバ33へ伝達する。制御要求が風呂への給湯開始以外であっても良いのは言うまでもない。
【0037】
次に図3の構成図と図4のフロー図を用いて本実施例の動作を説明する。本実施例では情報盤31はインターネット網35に接続しているが、情報盤31が有するIPアドレスは常時固定したグローバルアドレスではなく、プロバイダなどが逐次切り換えるIPアドレスでインターネット網35に接続しているものとする。即ち情報盤31のIPアドレスは固定アドレスではないため、サーバ33は情報盤31のIPアドレスを常時知ることができない。このため携帯電話36からサーバ33に情報盤31または温水利用装置6bに対する制御要求が届いたときにサーバ33が確実に情報盤31に情報伝達あるいは制御や状態モニタするために情報盤31は情報盤31のその時点でのIPアドレスをサーバ33に知らせる目的で定期的にIPアドレス情報を送信している。これが75、77、87の定期UDPである。携帯電話36からサーバ33に例えば情報盤31に接続した温水利用装置6bの制御要求が届いたとき、例えば情報盤31に接続した温水利用装置6bの制御要求トリガ、具体的には例えば熱源機7bに接続した床暖房10bをONする制御要求が届いたときさーば33は制御要求信号79を発し、その内容をバッファ手段40に格納する。このときサーバ33は情報盤31から発せられた定期UDP77によってサーバ33と情報盤31間のセッションがつながっており、サーバ33は即時に情報盤31のその時点でのIPアドレス、即ち定期UDP77の発信元アドレスに対して要求UDPを送出する。
【0038】
ここで例えば定期UDP77がTCPプロトコルの信号であったとするならばTCPプロトコルの定期信号の通信が完了した時点でサーバ33から情報盤31に対してACK信号を返送するなどの一連の処理を行った後セッションを切断するため、切断した時点でサーバ33は情報盤31のIPアドレスを知ることができなくなり、制御要求信号79が発生したとき即時に要求UDP80を送出することができない。
【0039】
一方、本実施例の場合、77はUDPプロトコルの信号であるため通信が完了した時点で必ずしもセッションを切断しないため、制御要求信号79が発生したときサーバ33は情報盤31のその時点のIPアドレスを知っており、即時に情報盤31に対して要求UDP80を送出することができる。要求UDP80を受けた情報盤31はサーバ33に対して要求確認TCP81を送出し、要求確認TCP81を受けたサーバ33は要求応答TCP82を情報盤31に対して送出する。ここで制御要求信号79を受けて要求応答TCP82を即時送出せず、要求確認TCP81と要求応答TCP82を送受信した後で送出するのは、制御要求信号79が発生した段階でのサーバ33の中にある情報盤31の情報は定期UDP77で伝達されたその時点での情報盤31のIPアドレスの情報以外は即時性に疑問があるものが多く、例えば仮に定期UDP77が温水利用装置6bや情報盤31自体の状態情報を有していたとしても制御要求信号79が発生するまでの間に温水利用装置6bのオン・オフ状態や現在給湯中であるとか、給湯を終了したなどの状態変化が起こっている可能性があり、必ずしも正確なものとはいえない。従って温水利用装置6aや情報盤31自身を制御する場合や情報を伝達する場合はその時点の温水利用装置6bのオン・オフ状態や温度設定状態やタイマ設定状態などの状態情報を正確に認識した上で制御するなどその時点の情報を知るために、また、インターネット網35のトラフィックを軽減するために定期UDPは極力情報を少なくする等の工夫をした場合、定期UDP77が伝達した情報は少なく、改めて情報を確認する必要がある。そのためまず要求TCP80を情報盤に対して送出し、情報盤31から各種情報を搭載した要求確認TCP81を送出し、これを受けて要求応答TCP82をサーバ33が情報盤31に対して送出するという手順を行う。要求応答TCP82を受けた情報盤31は接続した温水利用装置6bを制御処理83の手順により規定通りの制御がなされる。
【0040】
規定通りの制御とは例えば、温水利用装置6bが有するデフォルト制御やタイマ制御、タイマ設定などの各種制御や設定などを示す。すなわち、携帯電話36に発生した、情報盤31と通信できる温水利用装置6bに対する制御要求が、温水利用装置6bを通信網35(例えば通信網35をインターネット網であるとすると)に接続したサーバ33から風呂への給湯開始の要求であったとき、サーバ33から要求を受信した情報盤31は情報盤31に接続した温水利用装置6bを風呂への給湯開始させる。上記一連の情報伝達により、温水利用装置6bは風呂への給湯を開始する。また、温水利用装置6bの状態変化、例えばここでは風呂への給湯を開始したこと、また時間が経過してふろへの給湯量が適量に達し給湯を終了することなどの温水利用装置6bに関する情報を情報盤31を経由して結果TCP64によりサーバ33へ伝達する。更にこの情報を結果信号86として携帯電話36へ伝達する。もちろん通信網35はインターネット網以外でもよく、制御要求が風呂への給湯開始以外であっても良いのは言うまでもない。具体的には例えば情報盤31に接続した温水利用装置6bに接続した熱源機7bに接続した床暖房10bをONする制御要求が発生したとき温水利用装置6bが制御の結果などにより状態が変化したとき状態変化情報84により温水利用装置6bの状態変化が情報盤31に伝達されその結果が結果TCP85としてサーバ33に伝達され一連の情報伝達を完了する。もちろん一連の情報伝達を完了した後も情報盤31は定期UDPを定期UDP87のごとく送出し続ける。ここで定期UDPは必ずしも一定間隔で送出され続けるのではなくほぼ一定の間隔で送出され続ければよいものである。
【0041】
またUDP信号はTCP信号に比べて信号伝達時にACK信号を返送しないなど信頼性を心配する場合もあるがこの場合、定期UDPに対して例えば76、78、88などのような確認UDPをサーバ33から情報盤31に対して送出すれば問題ない。
【0042】
また情報盤31は表示手段44や操作手段45を備えることにより、情報盤31で情報を確認でき、情報送出の内容を設定できるなどの極めて大きな効果が創出できる。なお温水利用装置6bは情報盤31の端子に接続しているが、情報盤31と通信により制御を行うとしても良いのは言うまでもない。また本実施例では温水利用装置6bを制御するための情報伝達について記載したが情報盤31自身の制御や、天気予報、時刻表、現在時刻、ガス使用量、電気使用量、これらの金額などの生活情報等の情報を伝達する場合についても同様であることは言うまでもない。また、状態変化情報と結果TCPと結果信号は温水利用装置や情報盤などの状態が変化したときにのみ送出するのではなく、その時点での温水利用装置や情報盤などの状態を伝えるために伝達することがあるとしても良いのは言うまでもない。
【0043】
【発明の効果】
以上のように、従来では制御要求トリガが発生してから情報盤や温水利用装置で制御が完了するまでの時間に、制御要求信号が発生してから次の定期TCPが発生するまでの間の余分な時間が生じるため。制御要求信号が定期TCPの直前に発生したならばその余分な時間は比較的短いが、制御要求信号が定期TCPの直後に発生した場合は定期TCPの間隔のほとんどの時間の制御遅れが発生することになり、リアルタイムでの情報提供や制御に対して大きな課題となっていたが、本発明の温水利用装置システムを使用することにより情報端末から制御要求が発してからほとんど即時に情報盤に情報が伝達できる、あるいは情報盤や温水利用装置を制御できることは極めて有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例である温水利用装置システムの構成を示すブロック図
【図2】本発明の第1の実施例である温水利用装置システムの情報伝達手順を示すフロー図
【図3】本発明の第2の実施例である温水利用装置システムの構成を示すブロック図
【図4】本発明の第2の実施例である温水利用装置システムの情報伝達手順を示すフロー図
【図5】従来例の温水利用装置の構成を示すブロック図
【図6】従来例の温水利用装置システムの構成を示すブロック図
【図7】従来例の情報伝達手順を示すフロー図
【符号の説明】
6a、6b 温水利用装置
7a、7b 熱源機
9a、9b 風呂リモコン
10a、10b 床暖房
11a、11b 浴室乾燥機
31 情報盤
32 送受信手段
33 サーバ
34 送受信手段
35 インターネット網(通信網)
36 携帯電話(情報端末)
37 送受信手段
38 携帯電話網 42 送受信手段
43 送受信手段
44 表示手段
45 操作手段
46 CPU
47 CPU

Claims (11)

  1. 温水利用装置と、前記温水利用装置とネットワークに接続し送受信手段を有する情報盤と、ネットワークに接続した送受信手段を有する情報端末と、ネットワークを介して前記情報盤と前記情報端末に接続した送受信手段を有するサーバを備え、前記情報盤の送受信手段は定期UDPを発し、前記サーバの送受信手段は前記情報端末の送受信手段からの制御要求信号を受信したとき前記定期UDPの発信元アドレスに対して要求UDPを発し、前記要求UDPを受信した前記情報盤は前記要求UDPの発信元アドレスに対して要求確認TCPを発し、前記要求確認TCPを受信した前記サーバは前記要求確認TCPの発信元アドレスに対して要求応答TCPを発し、前記情報盤の送受信手段が要求応答TCPを受信したとき、前記情報盤は前記温水利用装置を制御する温水利用装置システム。
  2. 温水利用装置と、前記温水利用装置と通信可能でネットワークに接続し送受信手段を有する情報盤と、ネットワークに接続した送受信手段を有する情報端末と、ネットワークを介して前記情報盤と前記情報端末に接続した送受信手段を有するサーバを備え、前記情報盤の送受信手段は定期UDPを発し、前記サーバの送受信手段は前記情報端末の送受信手段からの制御要求信号を受信したとき前記定期UDPの発信元アドレスに対して要求UDPを発し、前記要求UDPを受信した前記情報盤は前記要求UDPの発信元アドレスに対して要求確認TCPを発し、前記要求確認TCPを受信した前記サーバは前記要求確認TCPの発信元アドレスに対して要求応答TCPを発し、前記情報盤の送受信手段が要求応答TCPを受信したとき、前記情報盤は前記温水利用装置に対して制御信号を送信する温水利用装置システム。
  3. 要求応答TCPを受信した情報盤は前記要求応答TCPの発信元アドレスに対して結果TCPを発する請求項1または2記載の温水利用装置システム。
  4. 結果TCPを受信したサーバは情報端末に対して結果信号を発する請求項1または2記載の温水利用装置システム。
  5. サーバは情報盤の送受信手段から発せられた定期UDPを受信したとき、前記サーバの送受信手段から前記定期UDPの発信元アドレスに対して確認UDPまたは確認TCPを発する請求項1または2記載の温水利用装置システム。
  6. 情報盤はサーバの送受信手段から発せられた要求応答UDPまたは要求UDPを受信したとき、前記情報盤の送受信手段から前記要求応答UDPまたは要求UDPの発信元アドレスに対して確認UDPまたは確認TCPを発する請求項1または2記載の温水利用装置システム。
  7. 情報盤または温水利用装置の状態が変化したとき前記情報盤は要求応答TCPまたは要求応答UDPの発信元アドレスに対して前記情報盤または前記温水利用装置の変化情報を発する請求項1または2記載の温水利用装置システム。
  8. 情報盤は表示手段と操作手段の少なくとも一方を有する請求項1または2記載の温水利用装置システム。
  9. 情報盤はサーバのアドレスに対して定期UDPを発する請求項1からのいずれか一項に記載の温水利用装置システム
  10. 請求項1または2記載の温水利用装置システムが有する機能の一部または全部をコンピュータにより実行するためのプログラム。
  11. 請求項10に記載のプログラムを記録したコンピュータ読みとり可能な記録媒体。
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