JP4107035B2 - マッサージノズル - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、旋回流を用いて人体に対してマッサージを行う浴槽水内用マッサージノズルに関する発明である。
【0002】
【従来の技術】
昨今の健康指向を背景に、様々な健康機器が開発されている。その中で、入浴行為の効果が見直され、気泡混入による気泡浴風呂や、血行促進や凝り改善、美容効果を謳ったマッサージ装置の開発が後を絶たない。それらマッサージ装置のマッサージ方式は、たたく、もむ等様々であり、構成も多種多様である。
流体の流れを利用してマッサージ効果を得ようとするマッサージ装置の中に、浴槽水等の水中で押圧マッサージと吸引マッサージを同時に行うことを可能にしたマッサージ器が発明されている(例えば、特許文献1参照)。これは、一端を閉じ、他端を開放状とした円筒体内にその内周接線方向に加圧液体を導入する開口と、上記閉塞端に円筒体の中心位置で外気を導入する開口とを設け、円筒体の外側に案内筒を設けてなるマッサージ器である。加圧液体を開口から円筒体内に導入するとすると、円筒体内で旋回流となり、開口端(すなわち吐水口)から旋回吐水となって吐水されるが、旋回流がもつ遠心力により中心部に負圧を生じ吐水口外部近傍に吸引力を発生させる。そこで吐水口近傍に人体を接近させると、旋回吐水によりドーナツ状に押され、その中心部は吸引力により引っ張られるため、結果、押圧・吸引マッサージが実現可能とした。更に、旋回室内部に形成された負圧により小穴から空気を吸入することができ、気泡によるマッサージ効果も可能にしている。
【0003】
【特許文献1】
実開平4−55337号公報。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記実開平4−55337号公報、に開示されたマッサージノズルには、以下のような課題があった。使用者は人体の各部位でマッサージを行おうとした場合、人体を吐水口近傍に接近させつつ人体上を移動させなければならないが、マッサージ中の部位から他の部位に移動させようと体からノズルを引き離す際に、吸引力で体に吸い付いているため離れにくく、引き離す力が必要となるため、使用者にとって操作性に乏しい結果となっていた。また、マッサージの強弱を得るには、例えば流量を変化させることによって得られるが、ポンプ出力を変化させることやバルブ開度を変化させることが必要となり、これらの方法はマッサージノズルを操作している使用者にとって手元操作することが困難であり、使用者の好みに応じて即座に変化させにくく、使用者にとって不満な結果となっており、また、ポンプに対して負荷がかかる方法であった。また、マッサージ操作中に誤って浴槽水等の水中から吐水口を水面上に出した場合や、操作開始時にマッサージノズルが水面上に置いてあった場合等には、吐水口から円錐状の旋回吐水が空気中に撒き散らされることになるため、不本意にも顔や髪にかかったり浴室壁面がびしょぬれになったりと非常に不快であり、使用者にとって不満な結果となっていた。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】
上記課題を解決する為に、本発明のマッサージノズルは、断面形状が円形である旋回室と、旋回室内に旋回流を生じさせるよう設けられた入水口と、旋回室の端部中央に設けられた吐水口と、を有しているマッサージノズルであって、旋回室内への突出量が変更可能なよう設けられた旋回流制御手段を有していることを特徴としている。
このように構成されていることにより、旋回流制御手段の旋回室内への突出量を変化させることで、送水状態を保ちつつも旋回室内の流れを変化させ、旋回流の形成を制御することが可能となる。これにより、旋回流の強弱(例えば遠心方向の力)が可変となるため、中心部に発生する負圧および人体に作用する吸引力を可変とすることが可能となり、また、吐水口からの旋回吐水方向を可変とすることが可能となる。
吸引力を可変とすることが可能なため、使用者は好みに応じて吸引マッサージの強弱を簡便に変化させることができ、使用感が向上する。さらに、吸引マッサージ中に、別な部位に移動させたい場合に、吸引力を一時的に低下させ移動することが簡便にできるため、操作性が向上する。また、旋回吐水方向は、水面上に吐水口を出した時の吐水の飛散具合に影響するため、この旋回流制御手段を操作することにより、飛散を抑制することが可能となり、使用者にとって使用感が向上する。また、旋回流制御手段がマッサージをする作用部である吐水口近傍に対しポンプなどに比べ近い位置に存在するため、旋回流制御手段の突出量変化によって応答性よくマッサージ感を変化可能となり、使用者にとって使用感が向上する。同時に、ポンプ出力を変化させずに旋回流強さを変化可能であるため、ポンプへの負荷や制御の複雑さを解消することができる。
【0006】
また、本発明の好ましい態様においては、前記旋回流制御手段は、前記入水口の入水方向近傍に設けられたことを特徴としている。
旋回室内において旋回流を形成するために最も作用している流れは、旋回流を生じさせるよう設けられた入水口から旋回室内に突入する流れであるので、この流れを制御することが旋回流を制御するのに効率がよい。よって、この部分(入水口の入水方向近傍)に旋回流制御手段を設けることで、効率よく旋回流を制御できるため、旋回流制御手段の大きさや突出変化量を小さくでき、これによりマッサージノズル全体がコンパクトに設計されることが可能となり、結果、使用者の使用感が向上する。
【0007】
また、本発明の好ましい態様においては、前記旋回流制御手段は、当該旋回流制御手段を作動させていない状態において、旋回室内に突出していることを特徴としている。
このように構成することで、使用者はマッサージを行いたい場合にのみ旋回流制御手段を作動すればよく、マッサージ動作をしない時に不意に吐水口を水面上に出しても、旋回吐水による飛散を被ることはない。また、マッサージノズルに送水を開始した時にマッサージノズルが水面上に置いてあっても、旋回流は抑制されているため、旋回吐水による飛散を不意に被ることがなくなり、使用者の使用感が向上する。
【0008】
また、本発明の好ましい態様においては、前記旋回流制御手段は、マッサージノズル外面にスイッチを有していることを特徴としている。
使用者は、マッサージノズルを手に持って操作しながら人体に沿ってマッサージを行う。旋回流制御手段のスイッチがマッサージノズル外面に設けられていることで、使用者はスイッチを手元で操作可能となる。すなわち、人体に沿ってマッサージをしながら、部位によって好みの吸引力に即座に手元で変化させることが可能となり、使用者の使用感が向上する。また、簡便な構成となるため、信頼性が向上する。
【0009】
また、本発明の好ましい態様においては、前記スイッチはマッサージノズルの吐水口側の外面に設けられていることを特徴としている。
スイッチをマッサージノズルの吐水口側の外面に設けることで、スイッチとマッサージさせたい人体部位との接触状態によって旋回流を制御可能に構成できる。ここで、接触しない場合すなわちスイッチが押されない場合に旋回流が抑制されるように構成されておれば、マッサージを行わない場合に不意な飛散を被らずにすみ、使用者の使用感が向上する。また、吸引マッサージを行う際には人体部位と吐水口との距離を適度に保つのが好ましく、スイッチ高さを適度に設計することで位置決め効果も得られ、使用者の使用感が向上する。
【0010】
また、本発明の好ましい態様においては、前記旋回流制御手段は、突出量の変更操作の終了後にその変更された状態を保持するラッチ機構を有していることを特徴としている。
ラッチ機構を設けたことにより、使用者は旋回流制御手段を作動させ続けなくても旋回流の状態を保持可能となり、使用者にとって使用感が向上する。
【0011】
また、本発明の好ましい態様においては、前記ラッチ機構は、送水されない状態においては保持状態が開放されるよう構成された、水圧連動式ラッチ開放機構を備えたことを特徴としている。
ラッチ開放機構が水圧連動式であるため、水圧がかからない場合に解放機構が作動するよう構成しておくことで、マッサージノズルに送水されない場合には旋回流制御手段の状態が初期状態になっていることを確実にするため、マッサージノズルがどのようなラッチ状態で使用されていたとしても、次の送水開始時には常に同じ状態を実現でき、使用者にとって安心して使用開始することができ、使用者の使用感が向上する。
【0012】
また、本発明の好ましい態様においては、前記ラッチ機構は、突出量が段階的に異なる状態で保持可能に構成されていることを特徴としている。
突出量が段階的に異なる状態で保持可能に構成されていることで、旋回流の強弱すなわちマッサージ感を使用者の好みに応じて保持することができるようになり、使用者の使用感が向上する。
【0013】
【発明の実施の形態】
実施例について図面を参照しながら説明する。
図1は本発明のマッサージノズルの第1実施例の正面図である。図2は第1実施例のA−A断面図であり、マッサージ状態を示している。図5は第1実施例の斜視図である。
マッサージノズル1は、断面が円型である旋回室8を有し旋回室8の周壁の接線方向に開口した入水口6を有する旋回部2と、入水口6へ連通するよう開口された導入路8を内部に有する接続部4と、吐水口7を有し旋回室8から吐水口7へと断面積が滑らかに変化するよう設けられた旋回流路9を有する吐水部3と、旋回部2の周壁部に設けられ旋回室4に臨み旋回室4内への突出量が変更可能なよう設けられた旋回流制御手段11を有している。
【0014】
旋回流制御手段11は(図3、図4、図6参照)、サイドカバー16と、扉17と、スイッチ14と、トーションバネ15と、から構成されている。扉17は軸18を有し、軸18をサイドカバー16に設けられた受け溝19に嵌めることで、軸18回りに回転自在に設けられ、サイドカバー16内に収納されたり、突出したりする。スイッチ14はボタン13と押しバー12から構成され、サイドカバー16に設けられたスイッチ穴20に摺動自在に設けられている。スイッチ14の摺動軸(図3紙面上で左右方向)と扉17の軸18(図3紙面上で紙面に垂直方向)とは、ねじれの位置にあり、押しバー12を扉17に接触可能に設け、スイッチ14の摺動によって扉17が回転するよう構成されている。トーションバネ15は軸18周りに配設され、扉17が押しバー12に接触する方向に付勢されている(図3では紙面左方向に付勢)。押しバー12はその一部(引っかかり部21)がスイッチ穴20よりも大きくなっており、スイッチ14がサイドカバー16から抜け落ちないよう構成されている。サイドカバー16は、扉17が旋回室8に面し、ボタン13が旋回部2の外側に突出しているよう、旋回部2の周壁部に水密に設けられている。
【0015】
このように構成された旋回流制御手段11は、スイッチ14の摺動動作によって扉17を軸18回りに回転させ、旋回室8内に扉17の突出量を変化可能にしている。トーションバネ15によって、扉17は押しバー12に接触するよう付勢されているので、通常状態では押しバー12が押される方向すなわちボタン13がマッサージノズル1外部に突出する方向(図3紙面左方向)に付勢され、押しバー12の引っかかり部21がサイドカバー16にあたることで位置決めされている。この時、扉17はサイドカバー16内に収納されており、旋回室8の周壁の一部を担っている。ボタン13をマッサージノズル1内側方向(図3紙面右方向)に押すことで、押しバー12は扉17を押し、扉17は軸18回りに回転し、旋回室8内に突出する。
【0016】
図2を参照しながら、マッサージ動作の説明をする。このマッサージノズル1は、浴槽水などの水中で作動させる。
水源(例えば上水道や浴槽水循環ポンプ)から送られた水は、接続部4内の導入路5を通り、旋回部2内の入水口6から旋回室8へと導入される。この際、入水口6は旋回室8の接線方向に開口されているので、旋回室8内に導入された水は、旋回流となる。旋回流は、旋回流路9内で徐々に流速を速めながら吐水口7に達し、吐水口7から円錐状の旋回吐水(図中A)となって水中に吐水される。この時、旋回流がもつ遠心力によって、中心部に負圧部が生じるため、吐水口7の中心軸に沿ってマッサージノスル1外からマッサージノズル1内に引き込もうとする力(吸引力と呼ぶ、図中B)が生じる。
吐水口7近傍に人体10を近づけると、旋回吐水Aによってドーナツ状に押され、かつその中心部は吸引力Bによって引っ張られる。つまり人体10は押圧マッサージと吸引マッサージを同時に受けるという快適なマッサージ感を得ることができる。これにより、人体10は立体的にマッサージを受けることが可能であり、血行促進を促す等の効果がある。人体10の形状等から考慮すると、吐水口7の径としては、φ5〜φ50が望ましい。これ以上大きいと人体の起伏にそって操作しにくくまた装置が大きくなるため操作性に乏しく、逆に小さいと人体に対してマッサージ効果及びマッサージ感が乏しくなる。また、旋回吐水Aおよび吸引力Bは吐水口7からの距離によって変化するので、吐水口7から人体10までの距離を変化させることで作用力を変化でき、使用者のマッサージ感を変化させることもできる。また、押圧マッサージと吸引マッサージをバランスよく受けるために、マッサージノズル1の吐水口7側の外面に突起を設け、突起に人体を接触させつつマッサージ動作を行うことで、吐水口と人体との距離を一定に保つよう構成してもよい。この突起は、吐水口7と同心円上に設けるのが人体との接触バランスを考慮すると好ましく、複数個の突起であったり、円筒状や多角筒状のガイドであってもよい。
【0017】
図3と図4を参照しながら、旋回流制御手段11の動きと旋回流への影響を述べる。
通常状態すなわちスイッチ14が押されない状態(図3、以後、旋回流制御手段の未作動状態と呼ぶ)では、扉17はサイドカバー16内に収納されており、旋回室8の周壁の一部を担っている。このとき、入水口6から旋回室8内に突入した水は旋回流を形成し、前述の通り、マッサージ効果を得ることができる。
スイッチ14が押された状態(図4、以後旋回流制御手段の作動状態と呼ぶ)では、押しバー12に押されて扉17は軸19回りに回転し、旋回室8内に突出する。このとき、入水口6から旋回室8内に突入した水は、扉17によって邪魔をされ、流れる方向の転換を余儀なくされ、十分な旋回流を形成することができない。前述の通り、旋回流の形成によって旋回吐水及び吸引力が得られていたのであるから、旋回流が十分に形成されないこの状態においては、旋回吐水及び吸引力は十分に形成されない。つまり、送水状態を保ちつつも旋回吐水及び吸引力を一時的に抑制することができる。これにより、マッサージ中に別な部位に移動させたい場合に移動の妨げとなる吸引力を一時的に低下させることで移動操作が容易となり、また、水面上に吐水口を出したい場合に旋回吐水を一時的に抑制することで、飛散を抑制することが可能となり、使用者の使用感が向上する。
【0018】
また、スイッチ14の摺動位置によって、扉17の突出量を変化させることができる。つまり、スイッチ14をマッサージノズル1内側方向(図3紙面左方向)に押す量を変化させることにより、旋回室8内に形成される旋回流の状態を変化させることが可能であり、結果として旋回吐水及び吸引力の強さすなわち使用者へのマッサージ感を変化させることが可能となる。これにより、使用者は好みに応じてスイッチ14を操作し吸引マッサージの強弱を簡便に変化させることができ、使用感が向上する。
【0019】
スイッチ14はマッサージノズル1に付属しているため、使用者はマッサージノズル1を手に持ってマッサージ動作を行いながら手元でスイッチ操作を行うことが可能であり、マッサージ状態に応じて即座に対応することが可能であり、使用感が向上する。
【0020】
また、旋回流を制御する扉17は、マッサージ動作の作用部である吐水口7近傍までの送水距離がポンプなどに比べ近い位置に存在するため、扉17の突出量によって応答性よくマッサージ感を変化させることが可能であり、使用者にとって使用感が向上する。同時に、ポンプ出力を変化させずに旋回流強さを変化可能であるため、ポンプへの負荷や制御の複雑さを解消することができる。
【0021】
第1実施例では、旋回流を制御するために扉17を旋回室8内に突出自在に設けたが、旋回流を制御可能であれば、単なるブロック状のものや棒状のものでも構わない。いずれにしても、旋回室8内に突出量が変化可能に設けられていれば、旋回流を起こす流れを邪魔することができ、旋回流を制御することが可能である。
【0022】
第1実施例では、スイッチ14はマッサージノズル1内部方向(紙面右方向)押すことによって扉17を回転させて旋回室8内に突出可能なよう構成されているが、結果として扉17を旋回室8内に突出可能なよう構成さえすれば、他の方法でも構わない。例えばラックアンドピニオン、カム、クランク等を使用し、スイッチ14の操作方向を変えることが可能であり、使用者の操作性を考慮し設計すればよい。
【0023】
第1実施例では、旋回流制御手段11は機械式を述べたが、電動式でも構わない。つまり、使用者の指示(例えばスイッチ動作や音声)に応じて、電気的に扉17を駆動するものである。機械式の場合は、浴槽水中等の水中での使用を鑑みると信頼性が高く、また電源が必要ないので装置がコンパクトになる。電動式の場合は、センサと組み合わせることで使用者の指示方法の幅が広がり、また使用者にとって制御が容易になる。
【0024】
第1実施例では、旋回室8内周壁に旋回流制御手段を設けたが、吐水口に対向する旋回室8内壁や旋回流路9等の旋回流が流れる場所に設けてもよい。すなわち、旋回流制御手段11を設ける箇所は旋回流が制御できる場所であればよく、マッサージノズル1全体のコンパクト性やデザイン性、及び使用者の使いやすさ等を考慮し、設計することが可能である。
【0025】
第1実施例では、旋回流制御手段11を入水口6の入水方向近傍に設けている。旋回室8内で旋回流を形成するのに最も作用している流れは、入水口6から旋回室8内に突入する流れであるので、この流れを制御することが旋回流を制御するのに効率がよい。よって、この部分(入水口6の入水方向近傍)に旋回流制御手段11を設けることで、効率よく旋回流を制御できる。これにより、旋回流制御手段11の大きさや突出変化量を小さくしても十分に旋回流を制御可能であり、これによりマッサージノズル全体がコンパクトに設計されることが可能となり、結果、使用者の使用感が向上する。
【0026】
接続部4は、例えば一般のシャワーヘッドと交換可能な様にネジ等を設けておけば、シャワーホースに連結することができ、水道直結型として使用することができる。また、例えばブロー浴器の吐水口に接続可能にネジ等を設けておけば、浴槽水循環型として使用することができる。
【0027】
また、旋回室8の吐水口7と反対側の壁面中央にマッサージノズル1外部と通ずる小穴を設け、外気と通じるよう構成しても良い。この場合、旋回流によって生じる負圧により外気が小穴から誘引され気泡となって吐水口7から吐き出され、押圧マッサージと吸引マッサージとともに気泡マッサージも可能となる。この場合、小穴からの外気吸引量によって吸引力が変化してしまうため、小穴の開度を調整できるよう開度調整弁を設けておくことが望ましく、これにより使用者は好みに応じて3種類のマッサージ感を変化させることが可能となる。
【0028】
第2実施例の旋回流制御手段を図7、図8、図9に示す。
第2実施例では、扉32に羽根板33を設け、羽根板33に押しバー35が接触している。羽根板33は、軸34に対して扉32本体と反対側に設けてあり、羽根板33を押すことで、扉32は軸34回りに回転自在に設けられている。トーションバネ36は羽根板33が押しバー12に接触するよう付勢されている。こうして、スイッチ37が押されない状態(旋回流制御手段の未作動時)で扉32を旋回室内に突出させ、スイッチ37が押された状態(旋回流制御の作動状態)で扉32をサイドカバー38内に収納させることができる。扉32の旋回室内への突出量を変化させることで、旋回流を制御することが可能であることは先述した通りであるが、第2実施例では、旋回流制御手段の未作動時にすなわち通常状態で旋回流は抑制されている状態となる。
【0029】
このように構成することで、使用者はマッサージを行いたい場合にのみスイッチ37を押して旋回流制御手段を作動させ、十分な旋回流を形成させてマッサージ動作を行えばよく、マッサージ動作をしない時に不意に吐水口を水面上に出しても、旋回吐水による飛散を被ることはない。また、マッサージノズルに送水を開始した時にマッサージノズルが水面上に置いてあっても、通常状態で旋回流は抑制されているため、旋回吐水による飛散を不意に被ることがなくなり、使用者の使用感が向上する。
【0030】
第3実施例を図10、図11、図12、図13に示す。
第3実施例のマッサージノズル41は、吐水口47側の吐水部43外面に突起カバー49を有し、突起カバー49内部には、吐水口47中心軸方向に摺動できるようスペースを設けて突起支持板45が収納され、突起支持板45には、吐水口47と同心円上に設けられ吐水口47よりもマッサージノズル41外部に突出している複数の突起44が接続されている。また、旋回部42の側壁部には旋回流制御手段51が旋回室48に面して設けられている。旋回流制御手段51は、サイドカバー56と、扉57と、トーションバネ55と、押しバー52と、で構成されている。扉57には軸58が設けられており、サイドカバー56に設けられた受け溝59に嵌るよう構成され、軸58中心に回転することにより扉57は旋回室48内に突出したりサイドカバー56内に収納されたりする。トーションバネ55により扉57は旋回室内に突出する方向に付勢されている。軸58には軸58と同軸で回転するカム53が設けられている。押しバー52は、吐水部43及び旋回部42に連通して開口されたスイッチ穴60内に摺動自在に設けられ、一端が旋回流制御手段51のカム53に接触しており、もう一端が突起支持板45に接続されている。ここで複数の突起44と突起支持板45と押しバー52は、いわゆるスイッチを構成している。カム53は押しバー52と接触している位置において、軸58周りの回転により軸方向高さが変化するようスロープ状に形成されており、カム53の端部にはストッパー54が設けられている。
【0031】
このように構成された第3実施例は、突起44に連動して旋回流制御手段51を作動させることができる。通常状態(旋回流制御手段の未作動状態)では、扉57はトーションバネ55によって付勢され旋回室48内に突出するよう軸58回りに回転し、ストッパー54が押しバー52と接触することで位置決めされている(図12)。この時、押しバー52はカム53に沿って軸58の軸方向に移動しており、マッサージノズル41の吐水口47側外面方向(図11紙面上で下方)へと移動している。同時に押しバー52が接続されている突起支持板45は、押しバー52の位置に合わせて、突起カバー49内をマッサージノズル41の吐水口47側外面方向(図11紙面上で下方向)へ移動している。次に、突起44がマッサージノズル41内側方向(図11紙面上で上方向)に押されると、突起支持板45が突起カバー内をマッサージノズル41内側方向(図11紙面上で上方向)に移動し、突起支持板45に合わせて押しバー52はスイッチ穴60内をマッサージノズル41内側方向(図11紙面上で上方向)に移動し、この押しバー52の動きに合わせてカム53が軸58の軸回りに移動し、結果として扉57が軸58の軸回りに回転しサイドカバー56内に収納される(図11)。つまり、突起44を押すことで、扉57をサイドカバー56内に収納することができる。続いて突起44が押されなくなると、トーションバネ55によって扉57は旋回室48内に突出するよう軸58回りに回転し、カム53によって支持バー52及び突起支持板45はマッサージノズル41の吐水口47側外面方向(図11紙面上で下方)へと移動し、結果、元の通常状態(旋回流制御手段の未作動状態)へ戻る。
【0032】
このように突起44の動きによって旋回流制御手段51が連動することになるため、突起44と人体との接触状態によって旋回流を制御することが可能となる。つまり、マッサージする場合には吐水口47近傍に人体を接近させる必要があるため、実際には突起44に人体を押し当てマッサージ動作を行うことになるが、この押し当て動作を旋回流制御手段51のスイッチ動作とすることが可能となり、押し当て動作を使用者のマッサージ開始合図と判断し、旋回流を形成させマッサージ状態へ変化させることが可能となる。使用者は、マッサージノズル41に送水していながら、突起44を人体に接触するだけで旋回流を形成しマッサージ効果を得ることができ、逆にマッサージをしない場合、つまり突起を人体に接触させないだけで旋回流を抑制し、飛散等を抑制することが可能となる。
【0033】
上述の通りマッサージを行う際に、突起44は吐水口47近傍に人体を接近させる行為に関して補助的役割を担う。つまり、使用者は突起44にマッサージしたい人体部位に接触させることで、吐水口47近傍に人体を接近させマッサージすることができるのであるが、マッサージ時に良好な押圧マッサージと吸引マッサージ効果を得られるよう、吐水口47からの突起44高さ及び突起44の同心円径は設計されるのが望ましい。例えば吐水口径がφ25の場合には、突起高さとしては2〜25mm、同心円径としてはP.C.D.φ30〜φ60が好ましい。突起高さが低すぎると、吐水口と人体との距離が近すぎ、旋回吐水の逃げ道が少ないために押圧マッサージが主となり吸引マッサージ効果及びマッサージ感を得づらくなる。また突起高さが高すぎると、吐水口と人体との距離が遠すぎ、旋回吐水は拡散され吸引力は弱くなるため押圧マッサージ及び吸引マッサージの両方の効果及びマッサージ感が乏しくなる。同心円径が小さすぎると、突起が旋回吐水を邪魔することになり押圧マッサージにとって好ましくなく、また同心円径が大きすぎると、人体形状に追従できなくなり吐水口と人体との距離を位置決めできなくなるとともに、装置が大型になり操作性が乏しくなる。第3実施例では突起は複数個設けられているが、円筒状や多角筒状であっても構わなく、この場合、人体に対してバランスよく押し当て動作を行うことができる。
【0034】
吐水部43と突起支持板45の間にバネを設け、突起支持板45をマッサージノズル41の吐水口47側外面方向(図11紙面上で下方)に付勢するよう設けてもよい。この場合、旋回流制御手段51が作動状態から未作動状態に戻る際に、突起支持板45の移動を円滑にし、確実に旋回流制御手段51を未作動状態に戻すことが可能となる。
【0035】
第4実施例の旋回流制御手段を図14、図15に示す。
第4実施例では、スイッチ穴67に連通するようサイドカバー66内に収納室64を設け、収納室64の中にキー61が摺動可能(図14紙面上で上下方向)に設けられており、またバネ62によってスイッチ穴67にキー61の一部を突出させるよう付勢されている。押しバー68には、キー61に対応したキー溝63が設けられており、扉69がサイドカバー66内に収納される状態の押しバー68の位置においてキー61とキー溝63が合致するように形成されている。
【0036】
このように構成された第4実施例では、旋回流制御手段の作動状態(図14)においてキー61がキー溝63に嵌合することにより押しバー68がラッチされ、スイッチを押し続けなくても状態を維持することが可能となり、扉69はサイドカバー内に収納され続ける。使用者はマッサージを行いたい場合に、スイッチを押すことで扉69を収納し旋回室内に旋回流を形成させるのであるが、一度押してラッチ機構をはたらかせることでその状態を維持でき、押し続ける必要がないため、使用者の使用感が向上する。また、スイッチを引くことでラッチは容易に解除でき、旋回流制御手段はトーションバネ(図示しない)によって未作動状態(図15)へと戻る。
【0037】
第5実施例の旋回流制御手段を図16、図17に示す。
第5実施例では、第4実施例と同様、サイドカバー76内にスイッチ穴77に連通するよう収納室74を設け、収納室74の中にキー71が摺動可能(図16紙面上で上下方向)に設けられており、またバネ72によってスイッチ穴77にキー71の一部を突出させるよう付勢されている。押しバー78には、キー71に対応したキー溝73が設けられており、扉79がサイドカバー76内に収納される状態の押しバー78の位置においてキー71とキー溝73が合致するように形成されている。更にキー71と連動するよう摺動可能(図16紙面上で上下方向)に設けられた解除バー75を有しており、解除バー75の一部はサイドカバー76外部に突出している。
【0038】
このように構成された第5実施例では、第4実施例と同様、旋回流制御手段の作動状態(図16)においてキー71がキー溝73に嵌合することにより押しバー78がラッチされ、スイッチを押し続けなくても状態を維持することが可能となる。更に、ラッチを解除したい場合、解除バー75をサイドカバー76内部方向(図16紙面上で上方向)に押すことで、キー71はキー溝73から脱離するため、使用者は容易にラッチを解除することが可能であり、使用感が向上する。ラッチを解除することで、旋回流制御手段はトーションバネ(図示しない)によって未作動状態へと戻る。
【0039】
ボールペンの開放機構付きラッチ機構のように、ラッチ動作及び開放動作が同一方向の摺動によってなされ、使用者は同じ摺動動作すなわちボタンを押すとラッチされ、もう一度ボタンを押すと開放される、という機構を用いても構わない。この場合、使用者の操作は一つであるため、使用者の操作性が向上する。
【0040】
第6実施例の旋回流制御手段を図18、図19に示す。
第6実施例は、第4、第5実施例と同様、サイドカバー86内に収納部84を設け、キー81が摺動しキー溝83に嵌合することでラッチを実現し、またキー81に連動した解除バー85により、容易にラッチを解除できるよう構成されている。第6実施例では、収納部84は旋回室側に開口された開口部91を有しており、旋回室内の水はサイドカバー86と扉89の隙間から開口部91へ浸入し、キー81に水圧をかける。また、キー81は水圧を受けるようキー摺動部よりも広い面積を有する受水圧部90を有しており、受水圧部90は開口部91に臨んでいる。また、バネ82によって、キー81はスイッチ穴87内に突出しない方向(図18紙面上で上方向)に付勢されている。
【0041】
このように構成された第6実施例は、旋回室内の水圧によってラッチ可能状態にしたりラッチを解除したりすることを実現した。すなわち、マッサージノズルに水が送水されない状態では、受水圧部90に水圧がかからないためバネ82によりキー81は収納室84に収納され、トーションバネ(図示しない)によって扉89は旋回室内に突出した状態(図19、旋回室制御手段の未作動状態)となっている。次にマッサージノズルに水が送水されると、受水圧部90に水圧がかかり、バネ82に打ち勝ってキー81をスイッチ穴87に突出させようと働き、ラッチ可能状態となる。この時、使用者はスイッチを押すことで旋回流を変化させマッサージ感を変化させることができ、更にキー81をキー溝83に嵌合することでスイッチをラッチさせ、スイッチを押し続けることなくマッサージ状態を保持することが可能となる(図18)。更に送水が停止されると、水圧が低下し、受水圧部90に水圧がかからないためバネ82によりキー81は収納室84に収納されることになり、再び元の状態に戻る(図19)。第6実施例では、水が送水されない場合には必ず元の状態に戻るので、常に使用開始時には初期状態であることが確実であり、使用者にとって使用感が向上する。
【0042】
また、収納室84のキー81が摺動する部分にオイル等を充填し、スイッチ穴87側を水密に構成することで、送水時に受水圧部90側は水圧を受けるがキー81の嵌合側は常に大気圧であるため、キー81に対する圧力差を確実に得ることができ、キー81のラッチ動作を確実にすることができる。
【0043】
第7実施例の旋回流制御手段を図20、図21に示す。
第7実施例では、第4、第5実施例と同様、サイドカバー106内に収納部104を設け、キー101が摺動しキー溝103に嵌合することでラッチを実現し、またキー101に連動した解除バー105により、容易にラッチを解除できるよう構成されている。第7実施例では、押しバー108には、複数個のキー溝103(図20、図21では3ヶ)が設けられている。
複数個のキー溝103が設けられていることによって、段階的にラッチすることが可能となり、使用者は好みに応じてラッチ位置を変化させてその位置を保持することができるため、好みのマッサージ感に調整し維持することが容易に行え、使用感が向上する。
【0044】
第4〜第7実施例では、第2実施例と同様、旋回流制御手段の未作動状態(図15)において扉が旋回室内に突出している構成としたが、第1実施例のように未作動状態で扉がサイドカバー内に収納されている構成としても構わない。いずれにしても、旋回流制御手段の作動状態でラッチされることになる。
【0045】
【発明の効果】
本発明のマッサージノズルは、浴槽水等の水中にて駆動するよう入水口に水を供給すると、吐水口より円錐状の旋回吐水が吐水され、かつ吐水口近傍にノズル内部へ向かう吸引力が働き、吐水口近傍に人体を接近させることで、人体に対し押圧マッサージと吸引マッサージを同時に行うことができるマッサージ装置であるが、マッサージノズルに旋回流制御手段を旋回室内への突出量を変化可能に設けたことにより、マッサージノズルを操作中に手元操作で旋回流の強弱を変化させることが可能となり、人体上の移動操作が容易となり、好みに応じて即座にマッサージ強弱を変化させることが可能となり、また水面上での飛散を抑制することが可能となり、総じて使用者の使用感を向上させることが可能となる。
以上、本発明のマッサージノズルは、浴槽水中等で使用することにより人体に快適な振動マッサージを与えることができ、使用者の入浴行為を更に支援し有益とするものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のマッサージノズルの第1実施例の正面図。
【図2】第1実施例のマッサージ状態を示すA−A断面図。
【図3】第1実施例の旋回流制御手段の未作動状態を示すB−B断面図。
【図4】第1実施例の旋回流制御手段の作動状態を示すB−B断面図。
【図5】第1実施例の斜視図。
【図6】第1実施例の旋回流制御手段の作動状態を示す斜視図。
【図7】第2実施例の旋回流制御手段の未作動状態を示す斜視図。
【図8】第2実施例の旋回流制御手段の作動状態を示す断面図。
【図9】第2実施例の旋回流制御手段の未作動状態を示す断面図。
【図10】第3実施例の正面図。
【図11】第3実施例の作動状態を示すC−C断面図。
【図12】第3実施例の旋回流制御手段の未作動状態を示す斜視図。
【図13】第3実施例の斜視図。
【図14】第4実施例の旋回流制御手段の作動状態を示す断面図。
【図15】第4実施例の旋回流制御手段の未作動状態を示す断面図。
【図16】第5実施例の旋回流制御手段の作動状態を示す断面図。
【図17】第5実施例の旋回流制御手段の未作動状態を示す断面図。
【図18】第6実施例の旋回流制御手段の作動状態を示す断面図。
【図19】第6実施例の旋回流制御手段の未作動状態を示す断面図。
【図20】第7実施例の旋回流制御手段の作動状態を示す断面図。
【図21】第7実施例の旋回流制御手段の未作動状態を示す断面図。
【符号の説明】
1…マッサージノズル 2…旋回部
3…吐水部 4…接続部
5…導入路 6…入水口
7…吐水口 8…旋回室
9…旋回流路 10…人体
11…旋回流制御手段 12…押しバー
13…ボタン 14…スイッチ
15…トーションバネ 16…サイドカバー
17…扉 18…軸
19…受け溝 20…スイッチ穴
21…引っかかり部 32…扉
33…羽根板 35…押しバー
36…トーションバネ 37…スイッチ
38…サイドカバー 41…マッサージノズル
42…旋回部 43…吐水部
44…突起 45…突起支持板
46…入水口 47…吐水口
48…旋回室 49…突起カバー
51…旋回流制御手段 52…押しバー
53…カム 54…ストッパー
55…トーションバネ 56…サイドカバー
57…扉 58…軸
59…受け溝 60…スイッチ穴
61…キー 62…バネ
63…キー溝 64…収納室
66…サイドカバー 67…スイッチ穴
68…押しバー 69…扉
71…キー 72…バネ
73…キー溝 74…収納室
75…解除バー 76…サイドカバー
77…スイッチ穴 78…押しバー
79…扉 81…キー
82…バネ 83…キー溝
84…収納室 85…解除バー
86…サイドカバー 87…スイッチ穴
88…押しバー 89…扉
90…受水圧部 91…開口部
101…キー 102…バネ
103…キー溝 104…収納室
105…解除バー 106…サイドカバー
107…スイッチ穴 108…押しバー

Claims (8)

  1. 断面形状が円形である旋回室と、旋回室内に旋回流を生じさせるよう設けられた入水口と、旋回室の端部中央に設けられた吐水口と、を有しているマッサージノズルであって、旋回室内への突出量が変更可能なよう設けられた旋回流制御手段を有していることを特徴とするマッサージノズル。
  2. 前記旋回流制御手段は、前記入水口の入水方向近傍に設けられたことを特徴とする請求項1記載のマッサージノズル。
  3. 前記旋回流制御手段は、当該旋回流制御手段を作動させていない状態において、旋回室内に突出していることを特徴とする請求項1及び2いずれか記載のマッサージノズル。
  4. 前記旋回流制御手段は、マッサージノズル外面にスイッチを有していることを特徴とする請求項1〜3いずれか記載のマッサージノズル。
  5. 前記スイッチはマッサージノズルの吐水口側の外面に設けられていることを特徴とする請求項4記載のマッサージノズル。
  6. 前記旋回流制御手段は、突出量の変更操作の終了後にその変更された状態を保持するラッチ機構を有していることを特徴とする請求項1〜5いずれか記載のマッサージノズル。
  7. 前記ラッチ機構は、送水されない状態においては保持状態が開放されるよう構成された、水圧連動式ラッチ開放機構を備えたことを特徴とする請求項6記載のマッサージノズル。
  8. 前記ラッチ機構は、突出量が段階的に異なる状態で保持可能に構成されていることを特徴とする請求項6又は7いずれか記載のマッサージノズル。
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