JPS606304Y2 - 洗面化粧台 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は口腔洗浄装置を備えた洗面化粧台に関する。

近来、液体ポンプ等により発生するジェット水流をノズ
ルより歯および歯ぐきに噴射し、歯のすきまあるいは歯
と歯ぐき間に残在する食べかすを除去および歯ぐきをマ
ツサージする口腔洗浄器が開発されてきた。

ところでこの種の口腔洗浄器は使用時においては洗面所
の洗面器部まで持ち運び、プラグをコンセントに接続し
て使用し、使用後は別の場所に片付けたり、あるいは洗
面化粧台の棚の中に収めていたもので、その出し入れお
よび取扱いが面倒なものであった。

本考案は上記従来の欠点を解消するものであり、以下図
面を参照して説明する。

第１図および第２図は本考案の一実施例の洗面化粧台を
示し、図において１は洗面化粧台本体１であり、洗面器
２、蛇口３および鏡４を有している。

前記洗面化粧台本体１の洗面器２の側方内部空間には口
腔洗浄装置５を装置しである。

こ口腔洗浄装置５は水槽と、水槽の水を吸引し、高圧ジ
ェット脈動水を発生させるポンプ（いずれも図示せず）
を有し、上記水槽にはボールタップ等の液量調節部を設
け、かつ洗面化粧台本体１の蛇口３に至る水道管６より
分岐した給水管７を接続しである。

また口腔洗浄装置５は洗面化粧台本体１の上面に案内さ
れた吐出口８を備え、また先端にノズル９をもつチュー
ブ１０の基部を前記吐出口８に着脱自在に設けである。

この吐出口８には弁付きのカプラーを採用し、第２図に
示すようにチューブ１０を脱したときには誤まって電源
を入れても液が出ないようにしである。

また洗面化粧台本体１の上部には前記ノズル９をつまむ
保持具１１を設け、さらに口腔洗浄器５の電源スィッチ
１２と、洗浄液吐出圧力調節つまみ１３を有している。

なお図示のものは口腔洗浄装置５の電源はコード１４の
プラグを他のコンセントに差し込んで得るようにしてい
るが、洗面化粧台本体１に装備する照明装置（図示せず
）と共通の電源配線より得るようにしてもよい。

第３図は本考案の他の実施例を示し、このものは蛇口３
への給湯配管１５を併せもち、口腔洗浄装置５の水槽に
は蛇口３の湯水混合部より配管７を接続し、洗浄液とし
て湯水を用いられるようにしである。

第４図および第５図は本考案の他の実施例を示し、この
ものは洗面化粧台本体１の上面に口腔洗浄装置５のノズ
ル９、チューブ１０を収納する凹部１６を設け、また上
面パネルに電源スィッチ１２および洗浄液吐出圧力調節
つまみ１３を設け、これらをカバーする蓋１７を開閉自
在に設けたものである。

本考案の洗面化粧台は上述の各実施例に述べたように構
成され、口腔洗浄装置が洗面化粧台本体内に組み込まれ
ているため、その使用に当って持ち運びする必要がなく
、特に洗浄水となる水道水あるいは温水の供給が洗面化
粧台本体内の配管を共用して行なうことができ、さらに
電源スィッチの設置等によって操作が一段と便利になる
ものである。

また、前記口腔洗浄装置は洗面化粧台本体内にあって洗
面、化粧に邪魔にならなく、第４図、第５図に示すもの
にあっては口腔洗浄装置が衛生的に保護され、またスイ
ッチの誤動作もなくせるものである。

このように本考案の洗面化粧台はその機能が増大し、実
用上極めて有益である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例による洗面化粧台の斜視図、
第２図は同チューブを脱した状態の斜視図、第３図は本
考案の他の実施例の洗面化粧台の斜視図、第４図は同じ
く本考案の他の実施例の洗面化粧台の斜視図、第５図は
同要部上面図である。 １・・・・・・洗面化粧台本体、２・・・・・・洗面器
、３・・・・・・蛇口、５・・・・・・口腔洗浄装置、
６・・・・・・水道管、７・・・・・・給水管、８・・
・・・・吐出口、９・・・・・・ノズル、１０・・・・
・・チューブ、１２・・・・・・電源スィッチ、１３・
・・・・・洗浄液吐出圧力調節つまみ、１５・・・・・
・給湯配管、６・・・・・・凹部、１７・・・・・・蓋
。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ポンプを主要素とし、上記ポンプによって高圧ジェット
   水流を発生する機能と、上記高圧ジェット水流を吐出す
   るノズルを備えた口腔洗浄装置を洗面化粧台本体内の空
   間に装置し、前記ノズルを洗面化粧台上部に導出可能に
   するとともに洗面化粧台本体の水道配管または給湯配管
   より分岐して前記口腔洗浄装置に配管し、洗面化粧台本
   体に口腔洗浄装置の電源スィッチおよび調節部を設けた
   洗面化粧台。