JP4105882B2 - ウェブ切断装置及び方法 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、連続的に送られる比較的広幅の例えばフィルム等の可撓性帯状支持体(以下、ウェブと称する)を送り方向に切断するウェブ切断装置及び方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
薄膜の透明プラスチックフィルムは近年、液晶ディスプレイの偏光板の保護膜、位相差板等の光学補償フィルム、プラスチック基板、写真用支持体、あるいは動画用セルや光学フィルタ、さらにはOHPフィルムなどの光学材料として需要が増大している。
【0003】
特に最近、液晶ディスプレイは、その品質が向上したこと、および軽量で携帯性に優れていることから、パーソナルコンピュータやワードプロセッサ、携帯用端末、テレビジョン、さらにはデジタルスチルカメラやムービーカメラなどに広く使用されているが、この液晶ディスプレイには画像表示のために偏光板が必須となっている。そして、液晶ディスプレイの品質の向上に合わせて、偏光板の品質向上が要求され、それと共に偏光板の保護膜である透明プラスチックフィルムも、より高品質であることが要望されている。
【0004】
偏光板の保護膜などの光学用途フィルムについては、解像力やコントラストの表示品位から高透明性、低光学異方性、平面性、易表面処理性、高耐久性(寸度安定性、耐湿熱性、耐水性)、フィルム内および表面に異物がないこと、表面に傷がなく、かつ傷が付きにくいこと(耐傷性)、適度のフィルム剛性を有すること(取扱い性)、そして適度の透水性など種々の特性を備えていることが必要であるとされている。
【0005】
これらの特性を有するフィルムの原料は、セルロースエステル、ノルボルネン樹脂、アクリル樹脂、ポリアリレート樹脂、ポリカーボネート樹脂などが挙げられるが、生産性や材料価格等の点からセルロースエステルが主に使用されている。特にセルローストリアセテートのフィルムは、極めて高い透明性を有しかつ、光学異方性が小さく、かつレターデーションが低いことから光学用途に特に有利に用いられている。
【0006】
これらのフィルムを製膜する方法としては、溶液製膜法、溶融製膜法および圧延法など各種の製膜技術が利用可能であるが、良好な平面性および低光学異方性を得るためには、溶液製膜法が特に適している。溶液製膜法は、原料フレークを溶剤に溶解し、これに必要に応じて可塑剤、紫外線吸収剤、劣化防止剤、滑り剤、剥離促進剤等の各種の添加剤を加えた高分子溶液(以下、ドープと称する)とし、このドープを水平式のエンドレスの金属ベルトまたは回転するドラムなどの支持体の上に、ドープ供給手段(以下、流延ダイと称する)により流延した後、支持体上である程度まで乾燥し、これにより剛性が付与された自己支持性フィルムを支持体から剥離し、次いで各種の搬送手段により乾燥部を通過させて溶剤を除去することからなる方法である。製膜されたフィルムは溶剤を乾燥させてから巻取りリールに巻き取られる。
【0007】
通常の加工、切断装置では、刃を裁断位置に固定してからウェブを送り込むことができるが、流延装置では連続的にウェブが形成されるため、幅変更の時には、ウェブ縁側からシェア刃で切りながら刃を耳切り位置まで移動させなければならない。ところで、偏光板用フィルムは軽量で薄膜のフィルムが求められており、フィルムが薄膜となると、シェア刃にて裁断する時にシワが発生しやすい。このシワが発生すると、耳部が折れて切断にいたることも有り、この場合は流延停止となって、製膜ラインが停止してしまうという不具合がある。このため、現状では、製品の幅変更時には、製膜速度を下げて、シェア刃で切りながらシェア刃を耳切り位置まで移動した後に、製膜速度を所定の速度まで戻しており、整膜速度の低下による製品ロスが非常に大きいという問題がある。
【0008】
本発明は上記課題を解決するためのものであり、薄いウェブであっても或いは製造速度を上げたとしてもシワを発生させることなく切り込むことができるようにしたウェブ切断方法及び装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明では、ウェブ厚みが20〜150μmでウェブ送り速度が20〜120m/minで送られているウェブを被切断対象として、上丸刃と下丸刃とを備えたカッタを、その側縁からウェブの中央へ向けて移動させてウェブに切り込み、ウェブを送り方向に切断するウェブ切断装置において、前記ウェブの切り込みの際に、前記ウェブの側縁が入り込む側で、前記下丸刃に設けられるテーパ状ガイド周面、及びこのテーパ状ガイド周面に続く円柱状ガイド周面を有する第1のウェブガイドと、前記ウェブの切り込みの際に、前記ウェブの側縁が入り込む側で、前記上丸刃に設けられ、前記テーパ状ガイド周面に対向して配置される膨らんだ湾曲面、及びこの湾曲面に続き、前記円柱状ガイド面に対向して配置される平坦ガイド面を有し、前記平坦ガイド面の切り込み時移動方向での長さが15mm以上である第2のウェブガイドと、前記平坦ガイド面を前記円柱状ガイド面に押し付けるように付勢する付勢手段と、前記ウェブの切り込み開始前に、前記平坦ガイド面を前記円柱状ガイド面に接触させるガイド位置にし、前記ウェブの切り込みを終了した後に前記平坦ガイド面を前記円柱状ガイド面から離した退避位置にするシリンダを有するシフト部とを備えることを特徴とする。
【0010】
また、本発明は、前記ウェブガイドを摩擦係数が0.13以下となるものから構成することを特徴とする。さらに、前記付勢手段は前記第2のウェブガイドの平坦ガイド面を1〜50mNで前記第1のウェブガイドの円柱状ガイドに付勢することを特徴とする。
【0012】
また、本発明のウェブ切断方法は、上記のウェブ切断装置を用いて、カール量が±20mm以下、曲げ弾性率が3900〜5100MPa、ヤング率が2200〜2900MPaのウェブを切断することを特徴とする。なお、本発明の切断方法は、種々の材質からなるウェブに対して適用可能であるが、セルローストリアセテート(TAC)フィルム、特に電子ディスプレイ用のTACフィルムの切断方法に好ましく用いられる。また、前記ウェブの送り速度は、20〜120m/minであることが好ましい。また、本発明において、カール量は、ウェブ幅方向における両端を結んだ線に対して最も突出した部分の距離で表している。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1に示すように、本発明のウェブ切断装置を実施したウェブ耳切り装置10は、製膜ライン11から送られた来たウェブ12の両耳部12aをその送り方向に切断するものであり、シェア刃13と、このシェア刃13をウェブ12の幅方向に移動させるシフト部14とから構成されている。また、ウェブ耳切り装置10の上流側でその近くには、ナーリング装置15が設けられている。ナーリング装置15はエンボスローラ16を備えており、耳部12aの近くのウェブ12に対して微細な凹凸からなるローレット加工を施し、ナーリング12bを付与する。ウェブ耳切り装置10では、このナーリング12bの外側位置で耳部12aを切り落とす。耳部12aが切り落とされたウェブ12は、ナーリング12bによって巻きずれが抑制された状態でウェブ巻取り装置17によりロール状に巻き取られる。なお、ナーリング装置15はシェア刃13の後に設けてもよい。また、切り離された耳部(耳屑)12aは回収され、再利用が図られる。
【0014】
図2及び図3に示すように、シェア刃13は、上丸刃20と下丸刃21とウェブガイド22とを備えている。これらは、シフト部14によりウェブ12の幅方向で移動自在にされている。
【0015】
上丸刃20は、刃本体25と、刃ホルダ26と、ハウジングユニット27と、回転駆動部28とから構成されている。ハウジングユニット27内には、刃ホルダ26が回動自在に取り付けられている。刃ホルダ26は、取付軸30と刃押さえ31とを備えている。刃本体25は円板状に構成されており、取付軸30に刃押さえ31により取り付けられる。刃押さえ31は押さえバネ32を有し、この押さえバネ32は、刃本体25を取付軸30へ向けて付勢している。
【0016】
ハウジングユニット27には回転駆動部28が取り付けられている。回転駆動部28はモータ35及び減速機36から構成されており、取付軸30を回転する。また、ハウジングユニット27には、刃カバー37が取り付けられている。
【0017】
図3に示すように、下丸刃21は、上丸刃20の刃本体が入り込んで接触する周溝40を有する。周溝40の側壁40aには刃が形成されており、この刃に上丸刃20の刃本体が接触し、この接触部分がウェブ12の切断位置となる。また、下丸刃21には、切り込み時にウェブ12の側縁12cが入り込む側の周面に、テーパー状のガイド面41と円柱状のガイド面42とが形成されている。
【0018】
前記ハウジングユニット27には、取付ブラケット45を介してウェブガイド22が設けられている。ウェブガイド22は、ガイド本体50と、保持軸51と、ホルダ52と、シリンダ53とから構成されている。図4に示すように、ガイド本体50は、前記下丸刃21のガイド面41,42に対面する位置に配置されており、下面には、ウェブ側縁12cを前記切断位置へ案内する案内面55が形成されている。このガイド本体50は、ウェブ12を円滑に切断位置に案内するために、PETから構成されている。
【0019】
図4に示すように、前記案内面55は湾曲ガイド面55aとウェブ押さえ面55bとから形成されている。湾曲ガイド面55aは膨らんだ湾曲面から構成され、また、ウェブ押さえ面55bは平面から構成されている。このウェブ押さえ面55bは、ウェブ12の幅方向における長さL1が15mm以上が好ましく、より好ましくは20mm以上である。15mm未満では安定してウェブを押さえることができない。また、ウェブ押さえ面の端面と上丸刃20の刃本体25との距離L2は好ましくは0.1〜5mmである。この距離L2が0.1mm未満であると刃25と接触してしまうおそれがあり、また5mmを超えるとウェブ12が切断点に安定的に入らず、シワが発生してしまい、場合によってはウェブ12が切れてしまう。
【0020】
図2に示すように、ガイド本体50の上部には2本の保持軸51が固定されており、この保持軸51がホルダ52に昇降自在に取り付けられている。また、保持軸52にはコイルバネ56が縮装されており、このコイルバネ56はガイド本体50を下方に付勢する。ホルダ52は、L字ブラケット57を介して、シリンダ53のロッド53aに固定されている。シリンダ53は、エアー駆動によってロッド53aが昇降自在に構成されている。そして、図5及び図6に示すように、ロッド53aが突出すると、ガイド本体50が下降し、コイルバネ56の付勢によって、下丸刃21のガイド面42にガイド本体50のウェブ押さえ面55bが押しつけられる。
【0021】
ガイド本体50の下降時におけるコイルバネ56による押圧力は10mNに設定されている。なお、この押圧力は1〜50mNの範囲が好ましく、より好ましくは3〜10mNの範囲である。この押圧力が1mN未満であると押さえの効果が得られず、また50mNを超えると押圧力が強すぎてウェブ12が切断点に入らず、シワが発生し、場合によってはウェブ12が切れてしまうことがある。
【0022】
なお、上記実施形態では、上丸刃20側にウェブガイド22を配置したが、これに代えて、下丸刃21側にウェブガイド22を配置してもよい。この場合には、上丸刃20側にウェブガイド22が押しつけられるウェブ案内面を形成しておく。また、上記実施形態では、上丸刃20を下丸刃21に接触させたシェア刃13を用いたが、この他に、上丸刃を下丸刃から少し離して接触させることなく切断する方式のカッタに本発明を適用してもよい。また、ウェブガイドをPETから構成したが、PETに限定されることなく、ウェブ12を円滑に案内することができるものであればよい。例えば、摩擦係数が0.13以下のものが好ましく用いられる。また、PETでウェブガイドを成形する代わりに、案内面のみにPET等の滑りのよい材質をライニングしてもよい。
【0023】
次に、本実施形態の作用を説明する。ウェブ12の製品幅の変更等により、シェア刃13がシフト部14によりウェブ12の中央部に向けて移動される。この移動の前に、まず、シリンダ53が下降してガイド本体50を下丸刃21のガイド面41に押しつける。この状態でシェア刃13はウェブ12の中央部に向けて送られる。このとき、ウェブガイド22によりウェブ側縁部が押さえられて切断部に案内されるため、ウェブのつれシワの発生が抑制され、つれシワに起因する耳切れなどが発生することがなくなる。このようにして切り込みが終了すると、シリンダ53が上昇し、ウェブガイドが退避位置にされる。以下、耳切りが続行される。なお、本発明におけるウェブ12の厚さは20〜200μmが好ましく、より好ましくは35〜90μmである。また、本発明のウェブ12の送り速度は速い方がよく、30m/minを超えると、より効果が顕著になる。
【0024】
【実施例】
次に、本発明の実施例を説明する。図4に示すように、ウェブ押さえ面55bのウェブ幅方向における長さL1を20mmとして、ガイド本体50をPETから構成した。このガイド本体50を上丸刃20の刃本体25から距離L2を2mmとして離し、押圧力Pを3mNとした。また、ウェブ12の厚みを80μm、ウェブ12の幅を1340mm、切り取り耳部の幅を20mm、ウェブ送り速度を40m/minとした。
【0025】
また、比較例1として、図7(A)に示すように、ウェブ押さえ面62aのウェブ幅方向における長さL3を10mmとし、残りを湾曲ガイド面62bとしたウェブガイド65を用いた。この湾曲ガイド面62bの湾曲高さH1は5mmである。その他の条件は実施例と同じにして、ウェブ12の側縁12cから切り込みを入れて耳切りを行った。
【0026】
比較例2として、図7(B)に示すように、(A)の湾曲ガイド面62bの膨らみを逆にして凹み面62cとした以外は、比較例1と同じで形状のウェブガイド66とした。なお、その他の条件は実施例と同じにして耳切りを行った。
【0027】
比較例3として、ウェブガイドを用いずに、その他の条件は実施例と同じにして耳切りを行った。
【0028】
実施例では、つれシワの発生もなく切り込みが円滑に行われた。また、搬送速度を40m/minに上げても、つれシワの発生もなく切り込みが円滑に行われた。これに対して、比較例1及び2では、ウェブ押さえ面62aの長さL2が短いため、切り込み時にウェブ12にたるみの発生が見られ、つれシワが発生した。また、比較例2では、凹み部62cとウェブ押さえ面62aとの接続部分にウェブ12の側縁12cが引っ掛かり、同じようにたるみ及びつれシワが発生した。比較例3では切り込み時につれシワが発生し、切り込みが不可能になってウェブ12が切断した。
【0029】
また、カール量を20mm、ウェブ厚みを40μm、曲げ弾性率を4000MPa、ヤング率を2500MPaとしたウェブに対しては、本実施例では、120m/minの搬送速度において切り込むことができた。これに対して比較例1、2、3ではいずれも同条件でベース切断にいたった。
【0030】
【発明の効果】
本発明によれば、上丸刃または下丸刃であって前記ウェブ側の周面に対面する位置に設けられ、上丸刃と下丸刃とによる切断位置へ前記ウェブを案内するためのウェブガイドと、このウェブガイドを前記ウェブ側の周面に付勢する付勢手段とを設けたから、つれシワを発生させることなく円滑にウェブに切り込みを入れることができる。これにより、つれシワに起因して耳部が折れて切断に至ることもなくなり、ウェブを効率良く製造することができる。
【0031】
ウェブガイドは、ウェブ側縁を案内する案内面を備えており、この案内面を湾曲ガイド面とウェブ押さえ面とから構成することにより、ウェブを円滑に切断位置に案内することができる。また、湾曲ガイド面を膨らんだ湾曲面から構成し、ウェブ押さえ面を平面から構成することにより、より一層ウェブを円滑に案内することができる。また、ウェブ押さえ面の前記ウェブの幅方向における長さを15mm以上とすることにより、ウェブを確実に押さえて、切断位置に案内することができ、耳部に弛みを発生させることがなく、つれシワの発生が効果的に抑制される。また、ウェブガイドを摩擦係数が0.13以下のものから構成することにより、ウェブを円滑に切断位置に案内することができる。ウェブガイドを1〜50mNで付勢することにより、ウェブを押さえ過ぎることもなく、つれシワの発生を抑えつつ確実に切断位置に案内することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のウェブ切断装置を実施したウェブ耳切り装置の概略を示す平面図である。
【図2】ウェブガイドが退避位置にセットされた状態のシェア刃の側面図である。
【図3】ウェブガイドが退避位置にセットされた状態のシェア刃の正面図である。
【図4】ウェブガイドと上丸刃と下丸刃との位置関係を示す拡大した正面図である。
【図5】ウェブガイドがガイド位置にセットされた状態のシェア刃の正面図である。
【図6】ウェブガイドがガイド位置にセットされた状態のシェア刃の正面図である。
【図7】実施例と比較例とにおけるウェブガイドの案内面の形状を示す正面図である。
【符号の説明】
10 ウェブ耳切り装置
11 製膜ライン
12 ウェブ
12a 両耳部
12b ナーリング
12c 側縁
13 シェア刃
14 シフト部
15 ナーリング装置
20 上丸刃
21 下丸刃
22 ウェブガイド
25 刃本体
41 ガイド面
50 ガイド本体
55 案内面
55a 湾曲ガイド面
55b ウェブ押さえ面

Claims (4)

  1. ウェブ厚みが20〜150μmでウェブ送り速度が20〜120m/minで送られているウェブを被切断対象として、上丸刃と下丸刃とを備えたカッタを、その側縁からウェブの中央へ向けて移動させてウェブに切り込み、ウェブを送り方向に切断するウェブ切断装置において、
    前記ウェブの切り込みの際に、前記ウェブの側縁が入り込む側で、前記下丸刃に設けられるテーパ状ガイド周面、及びこのテーパ状ガイド周面に続く円柱状ガイド周面を有する第1のウェブガイドと、
    前記ウェブの切り込みの際に、前記ウェブの側縁が入り込む側で、前記上丸刃に設けられ、前記テーパ状ガイド周面に対向して配置される膨らんだ湾曲面、及びこの湾曲面に続き、前記円柱状ガイド面に対向して配置される平坦ガイド面を有し、前記平坦ガイド面の切り込み時移動方向での長さが15mm以上である第2のウェブガイドと、
    前記平坦ガイド面を前記円柱状ガイド面に押し付けるように付勢する付勢手段と、
    前記ウェブの切り込み開始前に、前記平坦ガイド面を前記円柱状ガイド面に接触させるガイド位置にし、前記ウェブの切り込みを終了した後に前記平坦ガイド面を前記円柱状ガイド面から離した退避位置にするシリンダを有するシフト部とを備えることを特徴とするウェブ切断装置。
  2. 前記ウェブガイドを摩擦係数が0.13以下となるものから構成したことを特徴とする請求項1記載のウェブ切断装置。
  3. 前記付勢手段は前記第2のウェブガイドの平坦ガイド面を1〜50mNで前記第1のウェブガイドの円柱状ガイドに付勢することを特徴とする請求項1または2記載のウェブ切断装置。
  4. 請求項1〜3記載のウェブ切断装置を用いて、カール量が±20mm以下、曲げ弾性率が3900〜5100MPa、ヤング率が2200〜2900MPaのウェブを切断することを特徴とするウェブ切断方法。
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