JP4104483B2 - 螺旋案内路付き管及びその製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自然流下式の垂直下水管路等に使用され、直管状の管本体部の内部に、軸芯部が空洞をなすように螺旋案内路が設けられた螺旋案内路付き管及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
地表勾配が急な場所では、通常、適当な間隔をあけてマンホールを設置して、各マンホール間の管路に段差が形成された段差式の下水路が形成されている。しかし、このような段差式の下水路は、施工が容易ではなく、工期も長期にわたるために工事費がかさむという問題がある。
【0003】
このため、このような段差式の下水路に替わって、下水管路を垂直に配置した垂直下水管路(ドロップシャフト)使用する方法が開発されている。
また、最近では、このような垂直下水管路として、例えば、縦管本体内に螺旋案内路を設けたものが提案されている(特許文献1参照)。
【0004】
また、縦管本体内に螺旋案内路を固定する方法としては、例えば、図4に示すように、流体流入側に延出する壁面部が外周縁全周にわたって設けられている断面L字状の螺旋案内路aの外周縁部を、ハンドレアップにてbを積層することにより縦管本体cの内面に固定する方法が提案されている。
しかしながら、この方法では、断面L字状の螺旋案内路aの製造が煩雑な上に、ハンドレアップにてbを積層したり、bが硬化する間中螺旋案内路aを支持している必要があるという問題点がある。また、螺旋案内路aが破損した場合に、螺旋案内路aのみを交換することができず、全体を交換する必要があるので、交換に時間がかかる上にコスト高になるという問題点がある。
【0005】
最近では、螺旋案内路付き管として、例えば、図5に示すように、螺旋案内路dにおける流体の流出側に位置する端部が、管本体部eに取り付けられた端部支持具fによって固定的に支持されるとともに、螺旋案内路dの外周縁部が、管本体部eに取り付けられた周縁支持具gによって支持されているものが提案されている(特許文献2参照)。
【0006】
しかしながらこの螺旋案内路付き管は、管本体部eの所定位置に、端部支持具fと各周縁支持具gとを取り付け、その管本体部eの一方の端部から螺旋案内路dを回しながら挿入して、螺旋案内路dの外周縁部が管本体部eの内周面に取り付けられた各周縁支持具g上に支持されるとともにその先端部が端部支持具fによって固定的に支持された状態となす。
しかしながら、使用される螺旋案内路dはその外径が管本体部eの内径と略同じとされている必要があるので、管本体部eの一方の端部から回しながらその内部に挿入する作業がやりにくいという問題点がある。
【0007】
また、例えば、図6(a)に示すように、平板帯状の螺旋案内路hの外周面が、管本体部iの内周面にシーリング材jを介して突き当てられるようにして、一定の間隔毎にタッピングボルトkによって取り付けられたものが提案されているが、シーリング材jが介在しているために、取り付け部が不安定で強度的に弱いという問題点がある(特許文献3参照)。
【0008】
また、図6(b)に示すように、流体流出側端部に向かって延出する壁面部が全周にわたって設けられている断面L字状の螺旋案内路mの壁面部が、管本体部nの内周面にシーリング材oを介して突き当てられるようにして、一定の間隔毎にボルトpとナットqによって取り付けられたものが提案されているが、断面L字状の螺旋案内路mの製造が煩雑となる上に、やはりシーリング材oが介在しているために、取り付け部が不安定で強度的に弱いという問題点がある(特許文献3参照)。
【0009】
また、図6(c)に示すように、流体流出側端部に向かって延出する壁面部が全周にわたって設けられている断面L字状の螺旋案内路rの壁面部が接着剤sとシーリング材tを介して管本体部uの内周面に突き当てられるようにして取り付けられたものが提案されているが、断面L字状の螺旋案内路rの製造が煩雑となる上に、接着剤sとシアリング材tが硬化する間中、支持している必要があるという問題点がある(特許文献3参照)。
【0010】
【特許文献1】
特開平8−41915号公報
【特許文献2】
特開平9−292089号公報
【特許文献3】
特開平9−292066号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記のごとき従来の問題点を解消し、材質に関係なく管本体部内への螺旋案内路の挿入及び所定位置への固定を容易に且つ強固に行うことができ、螺旋案内路のみの交換を容易に行うことができて維持管理性が優れた螺旋案内路付き管及びその製造方法を提供することを目的としてなされたものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本願の請求項1に係る発明は、直管状の管本体部の内周面に、別途製造された螺旋案内路がその軸芯部が空洞をなすように支持具にて固定された螺旋案内路付き管であって、前記螺旋案内路として、偏平な帯状体が螺旋滑り台状に曲折され、前記管本体部の内径よりもやや小さな外径を有するものが使用され、前記支持具として、前記螺旋案内路の周縁部を下方から支持する上板部と、前記管本体部に固定される垂下壁部とを有するものが使用され、前記螺旋案内路の周縁部の下部が、所定間隔毎に、その外周面と前記管本体部の内周面間に間隙をあけるようにして前記支持具の上板部に固定され、該支持具の垂下壁が前記管本体部の内周面に固定されている螺旋案内路付き管である。
【0013】
本願の請求項2に係る発明は、直管状の管本体部の内周面に、別途製造された螺旋案内路がその軸芯部が空洞をなすように支持具にて固定された螺旋案内路付き管の製造方法であって、前記螺旋案内路として、偏平な帯状体が螺旋滑り台状に曲折され、前記管本体部の内径よりもやや小さな外径を有するものを使用し、前記支持具として、前記螺旋案内路の周縁部を下方から支持する上板部と、前記管本体部に固定される垂下壁部とを有するものを使用し、前記螺旋案内路の周縁部の下部が、所定間隔毎に、その外周面と前記管本体部の内周面間に間隙をあけるようにして前記支持具の上板部に固定する工程と、該支持具の垂下壁を前記管本体部の内周面に固定する工程とを有する螺旋案内路付き管の製造方法である。
【0014】
【作用】
本発明の螺旋案内路付き管は、前記螺旋案内路として、偏平な帯状体が螺旋滑り台状に曲折され、前記管本体部の内径よりもやや小さな外径を有するものが使用され、前記支持具として、前記螺旋案内路の周縁部を下方から支持する上板部と、前記管本体部に固定される垂下壁部とを有するものが使用され、前記螺旋案内路の周縁部の下部が、所定間隔毎に、その外周面と前記管本体部の内周面間に間隙をあけるようにして前記支持具の上板部にボルトナット締結により固定され、該支持具の垂下壁が前記管本体部の内周面にボルトナット締結により固定されていることにより、管本体内への螺旋案内路の挿入及び所定の部位への係止具による強化な固定が簡単にでき、また、係止具の固定を外すことによる螺旋案内路のみの交換が簡単にできる。
【0015】
本発明の螺旋案内路付き管の製造方法は、前記螺旋案内路として、偏平な帯状体が螺旋滑り台状に曲折され、前記管本体部の内径よりもやや小さな外径を有するものを使用し、前記支持具として、前記螺旋案内路の周縁部を下方から支持する上板部と、前記管本体部に固定される垂下壁部とを有するものを使用し、前記螺旋案内路の周縁部の下部が、所定間隔毎に、その外周面と前記管本体部の内周面間に間隙をあけるようにして前記支持具の上板部にボルトナット締結により固定する工程と、該支持具の垂下壁を前記管本体部の内周面にボルトナット締結により固定する工程とを有することにより、管本体内に螺旋案内路を容易に挿入し、所定の部位間を位置合わせしつつ係止具にて材質に関係なく強固に固定することができ、また、係止具の固定を外すことにより螺旋案内路のみの交換を簡単に行うことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の螺旋案内路付き管及びその製造方法の実施の形態の一例を説明する断面図であり、図2(a),(b)は、それぞれ、その要部断面図である。
この螺旋案内路付き管1は、直管状の管本体部11と、別途製造された第1の螺旋案内路12並びに第2の螺旋案内路12′と、両者間を固定する複数の支持具13とからなる。
尚、螺旋案内路は、必ずしも2つに分割されている必要はなく、一連のものであっても構わない。
【0017】
管本体部11は、同一の内径を有する上部管本体部111と中間部管本体部112と下部管本体部113とからなり、上部管本体部111の上端及び下管本体部113の下端がそれぞれ開放され、一定の肉厚の直管状をしている。
管本体部11の材質としては、特に限定されるものではないが、例えば、硬質塩化ビニル樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリカーボネート等の熱可塑性樹脂、ステレンレス等の金属類、FRP、FRPとモルタルとの積層体であるいわゆるFRPMや、セメント、鉄筋で補強されたコンクリート等が使用できる。
【0018】
第1の螺旋案内路12並びに第2の螺旋案内路12′は、偏平な帯状体が軸芯部が空洞をなすように螺旋滑り台状に曲折されたものであって、管本体部11の内径よりもやや小さな外径を有していて、管本体部11内に挿入して取り付ける際の作業がし易くなされている。第1の螺旋案内路12には、軸芯部に芯筒122が設けられている。
第1の螺旋案内路12並びに第2の螺旋案内路の各路の高さは、管本体部11の径の1/20〜5/12程度が好ましく、その肉厚は、口径によっても異なるが、通常、管本体部1の内径の1/20〜15〜100程度が好ましく、そのピッチは、1〜10程度が好ましい。
第1の螺旋案内路12並びに第2の螺旋案内路の材質は、例えば、硬質塩化ビニル樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリカーボネート等の熱可塑性樹脂、ステレンレス等の金属類、FRP、レジンコンクリート等が使用できる。
【0019】
図2にも示すとおり、支持具13は、螺旋案内路12,12′の周縁部を下方から支持する上板部131と、管本体部11に固定される垂下壁部132とを有するL字状に曲折した部材からなる。上板部131には、幅方向に並ぶ一対のボルト挿通孔131aが設けられており、その先端面は、垂下壁部132側に傾斜する傾斜面とされている。垂下壁部132には、ボルト挿通孔132aが設けられており、その先端面は、上板部131側に傾斜する傾斜面とされている。
支持具13の材質は、ステレンレス等の金属類、レジンコンクリート等が使用できる。
【0020】
図2(b)に示すように、管本体部11の下管本体部113内には、第2の螺旋案内路12′が挿入され、その周縁部が所定間隔毎に支持具13にて固定されている。第2の螺旋案内路12′を固定する支持具13の個数としては、管本体部11の呼び径にもよるが、第2の螺旋案内路12′の1ピッチ当たり5〜10個程度が好ましい。
図2(a)に示すように、管本体部11の上管本体部111内には、第1の螺旋案内路12が挿入され、その周縁部が所定間隔毎に支持具13にて固定されている。第1の螺旋案内路12を固定する支持具13の個数としては、管本体部11の呼び径にもよるが、5〜10個程度が好ましい。これは、1ピッチ目に荷重がかかるので、2ピッチ目以降より、支持具の個数を増やすことが好ましい。
尚、中間部管本体部112内には、螺旋案内路は設けられていない。
【0021】
支持体13による螺旋案内路12,12′の管本体部11内への固定は以下のようになっている。
図2(b)に示すように、第2の螺旋案内路12′の外周面と下管本体部113の内周面間に間隙をあけるようにしてその外周縁部が支持具13の上板部131に載置され、支持具13の上板部131に設けられた幅方向に並ぶ一対のボルト挿通孔131aと、それに対応する第2の螺旋案内路12′部分に予め設けられた幅方向に並ぶ一対のボルト挿通孔121′に皿ボルト141が挿通され、その皿ボルト141にナット142が締結されるようにして、両者間が固定されている。
また、支持具13の垂下壁部132の外周面が下管本体部113の内周面に当接され、垂下壁部132に設けられたボルト挿通孔132aと、それに対応する下管本体部113に予め設けられたボルト挿通孔113aに皿ボルト151が挿通されて、その皿ボルト151にナット152が締結されるようにして、両者間が固定されている。
この固定状態では、第2の螺旋案内路12′の外周面と下管本体部113の内周面間に間隙を有する状態となっている。
尚、この間隙内には、エポキシ系コーキング材やシリコン系コーキング材等の充填材を充填するようにしてもよい。
【0022】
図2(a)に示すように、第1の螺旋案内路12の外周面と上管本体部111の内周面間に間隙をあけるようにしてその外周縁部が支持具13の上板部131に載置され、支持具13の上板部131に設けられた幅方向に並ぶ一対のボルト挿通孔131aと、それに対応する第1の螺旋案内路12の部分に予め設けられた一対のボルト挿通孔121に皿ボルト141が挿通され、その皿ボルト141にナット142が締結されるようにして、両者間が固定されている。
また、支持具13の垂下壁部132の外周面が上管本体部111の内周面に当接され、垂下壁部132に設けられたボルト挿通孔132aと、それに対応する上管本体部111の部分に予め設けられたボルト挿通孔111aに皿ボルト151が挿通され、その皿ボルト151にナット151が締結されるようにして、両者間が固定されている。
この固定状態では、第1の螺旋案内路12の外周面と上管本体部111の内周面間に間隙を有する状態となっている。
尚、この間隙内には、エポキシ系コーキング材やシリコン系コーキング材等の充填材を充填するようにしてもよい。
【0023】
以下、上記の螺旋案内路付き管10の製造方法を、図1及び図2を参照して説明する。
まず、別途製造された第1の螺旋案内路12及び第2の螺旋案内路12′の長手方向の所定間隔毎に、複数個配設される支持具13の上板部131に設けられた幅方向に並ぶ一対のボルト挿通孔131aと対応する部分に、ボルト挿通孔12a,12a′を設ける。
また、下管本体部113及び上管本体部111の、複数の配設すべき支持具13の垂下部132に設けられたボルト挿通孔132aに対応する部分に、ボルト挿通孔113a,111aを設けておく。
【0024】
次に、図2(b)にも示すように、管本体部11の下管本体部113内に第2の螺旋案内路12′を挿入し、第2の螺旋案内路12′の外周面と下管本体部113の内周面間に間隙をあけるようにして螺旋案内路12′の外周縁部を支持具13の上板部131に載置し、支持具13の上板部131に設けられた一対の貫通孔131aと、それに対応する第2の螺旋案内路12′のボルト挿通孔12a′に皿ボルト141を挿通し、その皿ボルト141にナット142を締結するようにして、両者間を固定する。
また、支持具13の垂下壁部132の外周面を下管本体部113の内面に当接し、垂下壁部132に設けられたボルト挿通孔132aと、それに対応する下管本体部113のボルト挿通孔113aに皿ボルト151を挿通し、その皿ボルト151にナット152を締結するようにして、両者間を固定する。
【0025】
次に、図2(a)に示すように、管本体部11の上管本体部111内に第1の螺旋案内路12を挿入し、第1の螺旋案内路12の外周面と下管本体部111の内周面間に間隙をあけるようにして螺旋案内路12の外周縁部を支持具13の上板部131に載置し、支持具13の上板部131に設けられた幅方向に並ぶ一対のボルト挿通孔131aと、それに対応する第1の螺旋案内路12のボルト挿通孔12aに皿ボルト141を挿通し、その皿ボルト141にナット142を締結するようにして、両者間を固定する。
また、支持具13の垂下壁部132の外周面を下管本体部113の内面に当接し、垂下壁部132に設けられたボルト挿通孔132aと、それに対応する下管本体部111のボルト挿通孔111aに皿ボルト151を挿通し、その皿ボルト151にナット152を締結するようにして、両者間を固定する。
【0026】
尚、上記の手順に限定されることなく、予め、管本体部11の下管本体部113及び上管本体部111の所定部位に、垂下壁部132の外周面を下管本体部113の内面に当接し、垂下壁部132に設けられた貫通孔132aと、それに対応する下管本体部111の皿ボルト挿通孔111aに皿ボルト151を挿通し、ナット151を締結するようにして、複数の係止具13を固定しておいてもよい。
【0027】
この場合には、複数の係止具13が固定された下管本体部113内に、第2の螺旋案内路12′を周方向に回すようにして挿入し、第2の螺旋案内路12′の外周面と下管本体部113の内周面間に間隙をあけるようにして螺旋案内路12′の外周縁部を支持具13の上板部131に載置し、支持具13の上板部131に設けられた一対の貫通孔131aと、それに対応する第2の螺旋案内路12′のボルト挿通孔12a′に皿ボルト141を挿通し、その皿ボルト141にナット142を締結するようにして、両者間を固定することとなる。
【0028】
また、複数の係止具13が固定された上管本体部111内に、第1の螺旋案内路12を周方向に回すようにして挿入し、第1の螺旋案内路12の外周面と下管本体部111の内周面間に間隙をあけるようにして螺旋案内路12の外周縁部を支持具13の上板部131に載置し、支持具13の上板部131に設けられた幅方向に並ぶ一対のボルト挿通孔131aと、それに対応する第1の螺旋案内路12のボルト挿通孔12aに皿ボルト141を挿通し、その皿ボルト141にナット142を締結するようにして、両者間を固定することとなる。
【0029】
尚、上記の螺旋案内路付き管及びその製造方法の例において、管本体部11がマンホール等からなる場合には、係止具13の垂下壁132を管本体部11に固定する手段として、上記の皿ボルト151とナット152を用いるかわりに、アンカーボルトを打ち込むようにしてもよい。
【0030】
図3は、本発明の螺旋案内路付き管及びその製造方法の実施の形態の別の例を説明する断面図である。
この螺旋案内路付き管では、使用される係止具23が、その上板部232が水平方向にやや長く、一対のボルト挿通孔232a,232aが長手方向に並ぶように設けられていること、皿ボルト141,141,151にナット142,142,152を締結後、皿ボルト141,141,151の先端部とナット142,142,152との周囲にガラス繊維を被覆して硬化させたキャップ16,16,16にて被覆するとともに、皿ボルト141,141,151の頭面にガラス繊維を被覆して硬化させた被覆層17,17,17を設けたこと以外は、図1及び図2を参照した螺旋案内路付き管及びその製造方法と同じである。また、キャップ16と被覆層17はガラス繊維の他、熱可塑性樹脂等で成形されてもよい。
【0031】
【発明の効果】
本発明の螺旋案内路付き管及び螺旋案内路付き管の製造方法は、上記のごとき構成とされているので、材質に関係なく管本体部内への螺旋案内路の挿入及び所定位置への固定を容易に且つ強固に行うことができ、螺旋案内路のみの交換を容易に行うことができて維持管理性が優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の螺旋案内路付き管及びその製造方法の実施の形態の一例を説明する断面図である。
【図2】(a),(b)は、それぞれ、図1に示す例の要部断面図である。
【図3】本発明の螺旋案内路付き管及びその製造方法の実施の実施の形態の別の例を説明する断面図である。
【図4】従来例の一例を説明する断面図である。
【図5】従来例の別の例を説明する断面図である。
【図6】(a),(b),(C)は、それぞれ、従来例の更に別の例を説明する断面図である。
【符号の説明】
1 螺旋案内路付き管
11 管本体部
12,12′ 螺旋案内路
13,23 係止具
131,231 上板部
132,232 垂下壁部

Claims (2)

  1. 直管状の管本体部の内周面に、別途製造された螺旋案内路がその軸芯部が空洞をなすように支持具にて固定された螺旋案内路付き管であって、前記螺旋案内路として、偏平な帯状体が螺旋滑り台状に曲折され、前記管本体部の内径よりもやや小さな外径を有するものが使用され、前記支持具として、前記螺旋案内路の周縁部を下方から支持する上板部と、前記管本体部に固定される垂下壁部とを有するものが使用され、前記螺旋案内路の周縁部の下部が、所定間隔毎に、その外周面と前記管本体部の内周面間に間隙をあけるようにして前記支持具の上板部にボルトナット締結により固定され、該支持具の垂下壁が前記管本体部の内周面にボルトナット締結により固定されていることを特徴とする螺旋案内路付き管。
  2. 直管状の管本体部の内周面に、別途製造された螺旋案内路がその軸芯部が空洞をなすように支持具にて固定された螺旋案内路付き管の製造方法であって、前記螺旋案内路として、偏平な帯状体が螺旋滑り台状に曲折され、前記管本体部の内径よりもやや小さな外径を有するものを使用し、前記支持具として、前記螺旋案内路の周縁部を下方から支持する上板部と、前記管本体部に固定される垂下壁部とを有するものを使用し、前記螺旋案内路の周縁部の下部が、所定間隔毎に、その外周面と前記管本体部の内周面間に間隙をあけるようにして前記支持具の上板部にボルトナット締結により固定する工程と、該支持具の垂下壁を前記管本体部の内周面にボルトナット締結により固定する工程とを有することを特徴とする螺旋案内路付き管の製造方法。
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