JP4103013B2 - 画像データ処理装置および画像データ処理方法、並びに記録媒体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像データ処理装置および画像データ処理方法、並びに記録媒体に関し、特に、例えば、画像データに別の情報を埋め込んでディスプレイ上に表示する場合などに用いて好適な画像データ処理装置および画像データ処理方法、並びに記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
画像信号に付加的な情報を付加する場合、画像信号とは別に、付加情報専用の帯域を設けるようにしている。例えば、水平同期信号の帰線区間に、文字情報を付加する例などがこれに当たる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、以上のような従来の手法は、情報の格納されている場所が明らかなため、第3者による情報の改変が容易であり、秘密性に乏しい課題があった。
【0004】
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、秘密情報を授受することができるようにするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の画像データ処理装置は、画像データを入力する第1の入力手段と、所定の情報を入力する第2の入力手段と、第1の入力手段から入力された画像データを構成する所定の画素ブロックの各画素データの最下位ビットの1の個数を、第2の入力手段から入力された情報に対応して調整する調整手段と、調整手段により調整された画像データを出力する出力手段とを備え、所定の画素ブロックの各画素データの個数が N 個である場合、所定の画素ブロックの各画素データの最下位ビットの1の個数によって表される情報は log 2 N ビットの情報であることを特徴とする。
【0006】
請求項3に記載の画像データ処理方法は、画像データを入力する第1の入力ステップと、所定の情報を入力する第2の入力ステップと、第1の入力ステップから入力された画像データを構成する所定の画素ブロックの各画素データの最下位ビットの1の個数を、第2の入力ステップから入力された情報に対応して調整する調整ステップと、調整ステップにより調整された画像データを出力する出力ステップとを含み、所定の画素ブロックの各画素データの個数が N 個である場合、所定の画素ブロックの各画素データの最下位ビットの1の個数によって表される情報は log 2 N ビットの情報であることを特徴とする。
【0007】
請求項4に記載の記録媒体は、画像データを入力する第1の入力ステップと、所定の情報を入力する第2の入力ステップと、第1の入力ステップから入力された画像データを構成する所定の画素ブロックの各画素データの最下位ビットの1の個数を、第2の入力ステップから入力された情報に対応して調整する調整ステップと、調整ステップにより調整された画像データを出力する出力ステップとを含み、所定の画素ブロックの各画素データの個数が N 個である場合、所定の画素ブロックの各画素データの最下位ビットの1の個数によって表される情報は log 2 N ビットの情報である処理をコンピュータに実行させるコンピュータプログラムが記録されていることを特徴とする。
【0008】
請求項5に記載の画像データ処理装置は、画像データを入力する入力手段と、画像データを構成する所定の画素ブロックの各画素データの最下位ビットを抽出する抽出手段と、抽出手段により抽出された画像データを構成する所定の画素ブロックの各画素データの最下位ビットの1の個数により構成される情報を解析する解析手段と、解析手段により解析された情報を出力する出力手段とを備え、所定の画素ブロックの各画素データの個数が N 個である場合、所定の画素ブロックの各画素データの最下位ビットの1の個数により構成される情報は log 2 N ビットの情報であることを特徴とする。
【0009】
請求項7に記載の画像データ処理方法は、画像データを入力する入力ステップと、画像データを構成する所定の画素ブロックの各画素データの最下位ビットを抽出する抽出ステップと、抽出ステップで抽出された画像データを構成する所定の画素ブロックの各画素データの最下位ビットの1の個数により構成される情報を解析する解析ステップと、解析ステップで解析された情報を出力する出力ステップとを含み、所定の画素ブロックの各画素データの個数が N 個である場合、所定の画素ブロックの各画素データの最下位ビットの1の個数により構成される情報は log 2 N ビットの情報であることを特徴とする。
【0010】
請求項8に記載の記録媒体は、画像データを入力する入力ステップと、画像データを構成する所定の画素ブロックの各画素データの最下位ビットを抽出する抽出ステップと、抽出ステップで抽出された画像データを構成する所定の画素ブロックの各画素データの最下位ビットの1の個数により構成される情報を解析する解析ステップと、解析ステップで解析された情報を出力する出力ステップとを含み、所定の画素ブロックの各画素データの個数が N 個である場合、所定の画素ブロックの各画素データの最下位ビットの1の個数により構成される情報は log 2 N ビットの情報である処理をコンピュータに実行させるコンピュータプログラムが記録されていることを特徴とする。
【0011】
請求項1に記載の画像データ処理装置においては、第1の入力手段が、画像データを入力し、第2の入力手段が、所定の情報を入力し、調整手段が、第1の入力手段から入力された画像データを構成する所定の画素ブロックの各画素データの最下位ビットの1の個数を、第2の入力手段から入力された情報に対応して調整し、出力手段が、調整手段により調整された画像データを出力する。また、所定の画素ブロックの各画素データの個数が N 個である場合、所定の画素ブロックの各画素データの最下位ビットの1の個数によって表される情報は log 2 N ビットの情報である。
【0012】
請求項3に記載の画像データ処理方法においては、第1の入力ステップで、画像データを入力し、第2の入力ステップで、所定の情報を入力し、調整ステップで、第1の入力ステップから入力された画像データを構成する所定の画素ブロックの各画素データの最下位ビットの1の個数を、第2の入力ステップから入力された情報に対応して調整し、出力ステップで、調整ステップにより調整された画像データを出力する。また、所定の画素ブロックの各画素データの個数が N 個である場合、所定の画素ブロックの各画素データの最下位ビットの1の個数によって表される情報は log 2 N ビットの情報である。
【0013】
請求項4に記載の記録媒体に記録されているコンピュータプログラムにおいては、第1の入力ステップで、画像データを入力し、第2の入力ステップで、所定の情報を入力し、調整ステップで、第1の入力ステップから入力された画像データを構成する所定の画素ブロックの各画素データの最下位ビットの1の個数を、第2の入力ステップから入力された情報に対応して調整し、出力ステップで、調整ステップにより調整された画像データを出力する。また、所定の画素ブロックの各画素データの個数が N 個である場合、所定の画素ブロックの各画素データの最下位ビットの1の個数によって表される情報は log 2 N ビットの情報である。
【0014】
請求項5に記載の画像データ処理装置においては、入力手段が、画像データを入力し、抽出手段が、画像データを構成する所定の画素ブロックの各画素データの最下位ビットを抽出し、解析手段が、抽出手段により抽出された画像データを構成する所定の画素ブロックの各画素データの最下位ビットの1の個数により構成される情報を解析し、出力手段が、解析手段により解析された情報を出力する。また、所定の画素ブロックの各画素データの個数が N 個である場合、所定の画素ブロックの各画素データの最下位ビットの1の個数により構成される情報は log 2 N ビットの情報である。
【0015】
請求項7に記載の画像データ処理方法においては、入力ステップで、画像データを入力し、抽出ステップで、画像データを構成する所定の画素ブロックの各画素データの最下位ビットを抽出し、解析ステップで、抽出ステップで抽出された画像データを構成する所定の画素ブロックの各画素データの最下位ビットの1の個数により構成される情報を解析し、出力ステップで、解析ステップで解析された情報を出力する。また、所定の画素ブロックの各画素データの個数が N 個である場合、所定の画素ブロックの各画素データの最下位ビットの1の個数により構成される情報は log 2 N ビットの情報である。
【0016】
請求項8に記載の記録媒体に記録されているコンピュータプログラムにおいては、入力ステップで、画像データを入力し、抽出ステップで、画像データを構成する所定の画素ブロックの各画素データの最下位ビットを抽出し、解析ステップで、抽出ステップで抽出された画像データを構成する所定の画素ブロックの各画素データの最下位ビットの1の個数により構成される情報を解析し、出力ステップで、解析ステップで解析された情報を出力する。また、所定の画素ブロックの各画素データの個数が N 個である場合、所定の画素ブロックの各画素データの最下位ビットの1の個数により構成される情報は log 2 N ビットの情報である。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を説明するが、特許請求の範囲に記載の発明の各手段と以下の実施の形態との対応関係を明らかにするために、各手段の後の括弧内に、対応する実施の形態(但し一例)を付加して本発明の特徴を記述すると、次のようになる。但し勿論この記載は、各手段を記載したものに限定することを意味するものではない。
【0018】
請求項1に記載の画像データ処理装置は、画像データを入力する第1の入力手段(例えば、図1に示す画像入力部1)と、所定の情報を入力する第2の入力手段(例えば、図1に示す情報入力部4)と、第1の入力手段から入力された画像データを構成する所定の画素ブロックの各画素データの最下位ビットの1の個数を、第2の入力手段から入力された情報に対応して調整する調整手段(例えば、図1に示す制御回路20)と、調整手段により調整された画像データを出力する出力手段(例えば、図1に示す表示部6)とを備えることを特徴とする。また、所定の画素ブロックの各画素データの個数が N 個である場合、所定の画素ブロックの各画素データの最下位ビットの1の個数によって表される情報は log 2 N ビットの情報である。
【0019】
請求項5に記載の画像データ処理装置は、画像データを入力する入力手段(例えば、図1に示す画像入力部1)と、画像データを構成する所定の画素ブロックの各画素データの最下位ビットを抽出する抽出手段(例えば、図1に示す制御回路7)と、抽出手段により抽出された画像データを構成する所定の画素ブロックの各画素データの最下位ビットの1の個数により構成される情報を解析する解析手段(例えば、図1に示す制御回路7)と、解析手段により解析された情報を出力する出力手段(例えば、図1に示す情報出力部8)とを備えることを特徴とする。また、所定の画素ブロックの各画素データの個数が N 個である場合、所定の画素ブロックの各画素データの最下位ビットの1の個数により構成される情報は log 2 N ビットの情報である。
【0020】
図1は、本発明を適用した画像表示制御装置の一実施の形態の構成例を示している。本実施の形態においては、画像入力部1から、画像データが入力され、画像処理部2(制御回路20)に供給される。画像処理部2(制御回路20)は、画像入力部1から受け取った画像データを、操作部3の所定の操作に従って処理する。制御回路20で所定の処理がなされた画像データは、メモリ21に供給され、記憶される。
【0021】
制御回路20は、情報入力部4から入力された情報に対して、所定の処理を施し、メモリ21に記憶されている画像データの各画素のLSBに書き込みを行う。制御回路7は、メモリ21に記憶されている画像データのLSBから情報の読み出しを行い、所定の処理を施して、情報出力部8に情報を供給する。情報出力部8は、制御回路7から受け取った情報を出力する。
【0022】
メモリ21に記憶されている画像データのうち、本来の画像データは、読み出され、VRAM(Video Randam Access Memory)5に供給され、記憶される。VRAM5は、記憶した画像データを読み出し、表示部6に供給し、表示させる。
【0023】
図2は、メモリ21に記憶されている画像データの1ブロック(4×4(縦×横)個の画素で構成されている)を示している。図3に示すように、画素h00は、8ビットで構成されている。その他の画素も同様である。この8ビットのうちの最下位ビットは、情報入力部4から入力された情報に対応して変更される。
【0024】
次に、図3に示す画像データのLSBに別情報を書き込んでも、画像劣化がほとんどない理由について、以下に説明する。
【0025】
一般的なフルカラー画像において、1つの画素は、赤(R),緑(G),青(B)の各成分が、それぞれ8ビットのデータで構成されている。これは、R,G,Bのデータがそれぞれ、0乃至255の強さで表されることを意味する。図4は、ある画像の任意の画素に注目したとき、(R,G,B)=(212,143,126)という色を持っていることを表している。
【0026】
例えば、図5(A)に示すように、画像の中の画素Xが、(R,G,B)=(210,171,35)という色を持っているとする。いま、画素Xの色の各データのうち、G(緑)の強さの値の171を1減らして170に変更し、図5(B)に示すように、新しい画像を作成したとする。
【0027】
しかし、図5(B)の新画像と図5(A)の原画像を比較しても、人の目ではその違いを判別することは不可能である。色のデータを変更する場所にもよるが、一般的な画像では、人間の目に知覚されないレベルでかなりの画素のデータを変更することが可能である。即ち、画像データは、冗長性を有するので、画像データのLSBに別情報を書き込んでも、画像劣化はほとんど発生しないのである。
【0028】
次に、画像データの冗長性を利用して、制御回路20が、メモリ21に記憶されている画像データのLSBに対して、情報を書き込む動作について、図6に示したフローチャートに基づいて説明する。
【0029】
先ず、ステップS1において、制御回路20は、情報入力部4から入力された情報を符号化する。符号化が終了すると、ステップS2に進み、制御回路20は、メモリ21に記憶されている画像データ(画像入力部1から入力された画像データ)の画素のブロック化を行う。例えば、図2に示すように、4×4個の画素を1ブロックとする。ブロック化が終了すると、ステップS3に進み、制御回路20は、ステップS1で符号化した情報を、ブロック内の指定された画素データのLSBに書き込む。
【0030】
上述した制御回路20の書き込み処理に基づいて、画像データのLSBに情報を書き込んだ具体例について、以下に、説明する。
【0031】
いま、図2に示す画素のうち、画素h00,h01,h02,h03,h10,h11,h12,h13の8画素を1ブロックとする。この1ブロック内に存在する画素データのLSBの1の個数(従って、0の個数でもある)が、書き込む情報に対応するように、制御回路20は、1の数を、調整する。この場合、1ブロック中に3ビット(8通り)の別情報を書き込むことができる。例えば、図7では、1ブロック内に存在する画素データのLSBに1が3個含まれている場合を表している。
【0032】
次に、上述の1ブロック内において、画素データのLSBの1の個数だけでなく、0と1の並び方にも注目することにすれば、8ビット(256通り)の別情報を書き込むことができる。例えば、図8では、1ブロック内(8画素で構成)に存在する画素データのLSBに、“10000001”という情報を書き込んでいる。
【0033】
一般的に、英数字は8ビットの文字コードに対応づけることができる。そこで、画像への情報の埋め込みに用いた1と0の情報として、図9に示した文字コードの2進数表現を利用することにすれば、文字情報の埋め込みが可能となる。図9では、A,B,Cの3つの文字が、それぞれ、“10000001”,“10000010”,“10000011”に対応づけられている。図9の文字コードを利用することにより、図8に示した画像データには、Aという文字情報が埋め込まれていることが分かる。
【0034】
さらに、例えば、図10に示すような画像において、4ブロック(1ブロックを8画素で構成)内の32画素について考える。8ビットの文字コード(図示せず)を利用することにより、4ブロック内に「SATO」という署名情報を埋め込み、不可視の状態で隠し持たせることが可能となる。図10では、図10(A)が原画像を表し、図10(B)が埋め込み画像を表している。
【0035】
前述した本発明の実施の形態では、第3者は、画像データに埋め込んである別情報を、その位置が判れば、比較的容易に解読することができる。埋め込み情報を容易に解読されないようにするためには、情報の暗号化が必要となる。以下に、情報を暗号化して書き込んだ場合について説明する。
【0036】
いま、図2の画素h00,h01、h10,h11の4画素を1ブロックとする。2×2(縦×横)個の画素h00,h01,h10,h11それぞれのLSBを加算したとき、その加算値が、書き込む情報に対応するように、画素データのLSBの1の数を、制御回路20が調整する。この場合、2×2画素中に2ビット(4通り)の別情報を書き込むことができる。例えば、図11では、4つの画像データを加算したとき、下位2ビットのデータが“10”となる場合を示している。
【0037】
次に、図2に示す画素h00,h01、h02,h03,h10,h11,h12,h13,h20,h21,h22,h23,h30,h31,h32,h33の16画素を1ブロックとする。4×4個の画素h00乃至h33それぞれのLSBを加算したとき、加算値が目的の情報となるように、画像データのLSBの1の数を、制御回路20が演算して、書き込む。この場合、4×4画素中に4ビット(16通り)の別情報を書き込むことができる。
【0038】
さらに、前述した場合と同様に、16×16個の画素それぞれのLSBを加算したとき、下位8ビットの情報が目的の情報となるように、画像データのLSBの1の数を、制御回路20が演算して、書き込む。この場合、16×16画素中に8ビット(256通り)の別情報を書き込むことができる。
【0039】
次に、制御回路7が、メモリ21に記憶されている画像データのLSBから、情報を読み出す動作について、図12に示したフローチャートに基づいて説明する。
【0040】
先ず、ステップS20において、制御回路7が、メモリ21に記憶されている埋め込み画像に対して、ブロック化を行う。埋め込み画像のブロック化が終了すると、ステップS21に進み、制御回路7が、ブロック内の指定された画素データのLSBのデータを読み出す。読み出されたデータは、ステップS22において、制御回路7によって、符号情報から文字情報への変換解析処理が行われ、文字情報が情報出力部8に供給され、出力される。
【0041】
上述の読み出し処理に基づいて、埋め込み画像から、情報を抽出する場合について、具体例を以下に示す。
【0042】
例えば、図10(B)に示す埋め込み画像において、4ブロック(1ブロックを8画素で構成)内の32画素について考える。4ブロック内の画素データのLSBからデータを読み出して、文字情報に変換することにより、図13に示すように、「SATO」という署名情報を抽出することができる。
【0045】
また、本実施の形態では、画像データを、例えば、RAM(Randam Access Memory)などに代表されるメモリに記憶させるようにしたが、画像データは、その他、例えば、磁気ディスク、光磁気ディスク、磁気テープまたは光カードなどの記録媒体に記憶(記録)させることも可能である。
【0046】
さらに、本実施の形態では、埋め込み情報を、図3に示すように、画像データのLSBを利用して埋め込んだが、埋め込む場所は、これに限定されるものではない。
【0047】
また、本実施の形態では、埋め込む情報を文字としたが、埋め込む情報は、文字以外の情報、例えば、画像とすることも可能である。
【0048】
なお、本明細書中において、上記処理を実行するコンピュータプログラムをユーザに提供する提供媒体には、磁気ディスク、CD−ROMなどの情報記録媒体の他、インターネット、デジタル衛星などのネットワークの伝送媒体も含まれる。
【0049】
【発明の効果】
請求項1に記載の画像データ処理装置、請求項3に記載の画像データ処理方法、並びに請求項4に記載の記録媒体によれば、画素データの所定のビットに別の情報を埋め込むようにしたので、画像の劣化を招くことなく、画像データの中に別情報を隠し持たせることができる。
【0050】
請求項5に記載の画像データ処理装置、請求項7に記載の画像データ処理方法、並びに請求項8に記載の記録媒体によれば、画素データの所定のビットから情報を読み出すようにしたので、秘密情報を抽出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像データ処理装置の一実施の形態の構成を示すブロック図である。
【図2】図1の画像データ処理装置のメモリ21を説明するための図である。
【図3】図2の画素の画像データを説明するための図である。
【図4】フルカラー画像の画素の表現方法を説明するための図である。
【図5】画像データの冗長性を説明するための図である。
【図6】画素データのLSBに別情報を書き込む処理を説明するためのフローチャートである。
【図7】画素データのLSBに別情報を埋め込んだ結果を説明するための図である。
【図8】画素データのLSBに別情報を埋め込んだ結果を説明するための図である。
【図9】文字と2進数表現の対応関係を説明するための図である。
【図10】画像に署名情報を埋め込んだ場合を説明するための図である。
【図11】画素データのLSBに暗号化した情報を埋め込んだ結果を説明するための図である。
【図12】埋め込み画像から情報を読み出す処理を説明するためのフローチャートである。
【図13】埋め込み画像から署名情報を抽出する場合を説明するための図である。
【符号の説明】
1 画像入力部, 2 画像処理部, 3 操作部, 4 情報入力部, 5 VRAM, 6 表示部, 7 制御回路, 8 情報出力部, 20 制御回路, 21 メモリ
Claims (8)
- 画像データを入力する第1の入力手段と、
所定の情報を入力する第2の入力手段と、
前記第1の入力手段から入力された画像データを構成する所定の画素ブロックの各画素データの最下位ビットの1の個数を、前記第2の入力手段から入力された情報に対応して調整する調整手段と、
前記調整手段により調整された画像データを出力する出力手段と
を備え、
前記所定の画素ブロックの各画素データの個数が N 個である場合、前記所定の画素ブロックの各画素データの最下位ビットの1の個数によって表される前記情報は log 2 N ビットの情報である
ることを特徴とする画像データ処理装置。 - 前記調整手段は、前記画像データを構成する所定の画素ブロックの各画素データの最下位ビットを加算したとき、所定の下位ビットのデータが、前記情報に対応するように、前記各画素データの最下位ビットの1の個数を調整する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像データ処理装置。 - 画像データを入力する第1の入力ステップと、
所定の情報を入力する第2の入力ステップと、
前記第1の入力ステップから入力された画像データを構成する所定の画素ブロックの各画素データの最下位ビットの1の個数を、前記第2の入力ステップから入力された情報に対応して調整する調整ステップと、
前記調整ステップにより調整された画像データを出力する出力ステップと
を含み、
前記所定の画素ブロックの各画素データの個数が N 個である場合、前記所定の画素ブロックの各画素データの最下位ビットの1の個数によって表される前記情報は log 2 N ビットの情報である
ことを特徴とする画像データ処理方法。 - 画像データを入力する第1の入力ステップと、
所定の情報を入力する第2の入力ステップと、
前記第1の入力ステップから入力された画像データを構成する所定の画素ブロックの各画素データの最下位ビットの1の個数を、前記第2の入力ステップから入力された情報に対応して調整する調整ステップと、
前記調整ステップにより調整された画像データを出力する出力ステップと
を含み、
前記所定の画素ブロックの各画素データの個数が N 個である場合、前記所定の画素ブロックの各画素データの最下位ビットの1の個数によって表される前記情報は log 2 N ビットの情報である
処理をコンピュータに実行させるコンピュータプログラムが記録されていることを特徴とする記録媒体。 - 画像データを入力する入力手段と、
前記画像データを構成する所定の画素ブロックの各画素データの最下位ビットを抽出する抽出手段と、
前記抽出手段により抽出された前記画像データを構成する所定の画素ブロックの各画素データの最下位ビットの1の個数により構成される情報を解析する解析手段と、
前記解析手段により解析された情報を出力する出力手段と
を備え、
前記所定の画素ブロックの各画素データの個数が N 個である場合、前記所定の画素ブロックの各画素データの最下位ビットの1の個数により構成される前記情報は log 2 N ビットの情報である
ことを特徴とする画像データ処理装置。 - 前記解析手段は、前記画像データを構成する所定の画素ブロックの各画素データの最下位ビットを加算したときの加算値の所定の下位ビットから、前記情報を解析する
ことを特徴とする請求項5に記載の画像データ処理装置。 - 画像データを入力する入力ステップと、
前記画像データを構成する所定の画素ブロックの各画素データの最下位ビットを抽出する抽出ステップと、
前記抽出ステップで抽出された前記画像データを構成する所定の画素ブロックの各画素データの最下位ビットの1の個数により構成される情報を解析する解析ステップと、
前記解析ステップで解析された情報を出力する出力ステップと
を含み、
前記所定の画素ブロックの各画素データの個数が N 個である場合、前記所定の画素ブロックの各画素データの最下位ビットの1の個数により構成される前記情報は log 2 N ビットの情報である
ことを特徴とする画像データ処理方法。 - 画像データを入力する入力ステップと、
前記画像データを構成する所定の画素ブロックの各画素データの最下位ビットを抽出する抽出ステップと、
前記抽出ステップで抽出された前記画像データを構成する所定の画素ブロックの各画素データの最下位ビットの1の個数により構成される情報を解析する解析ステップと、
前記解析ステップで解析された情報を出力する出力ステップと
を含み、
前記所定の画素ブロックの各画素データの個数が N 個である場合、前記所定の画素ブロックの各画素データの最下位ビットの1の個数により構成される前記情報は log 2 N ビットの情報である
処理をコンピュータに実行させるコンピュータプログラムが記録されていることを特徴とする記録媒体。
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