JP4101895B2 - メカニカルクラッチ構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、メカニカルクラッチ構造に関し、特に、トルク入力側に設けたクラッチ板をワイヤで移動させることにより、スムーズで確実なクラッチの接離を行うための新規な改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、用いられていたこの種の航空機等に用いられるトルク伝達装置におけるメカニカルクラッチ構造としては、図示していないが、電動駆動側にスリップクラッチを設け、手動によってトルク伝達を解除する場合には、このスリップクラッチ以上の力を加えてワイヤを操作していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来のメカニカルクラッチ構造は、以上のように構成されていたため、次のような課題が存在していた。
すなわち、航空機において操舵システムの操作を行う場合は、一般的には軽い操作力で操作を行うことができる方が航空機の運航の安全上からも望まれるところであるが、スリップクラッチ以上の力を加えなければ操作できない状態では、操縦者にとっては大きい負担となり、より一層の簡単で負担の少ない操舵ができることが切望されていた。
【0004】
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたもので、特に、トルク入力側に設けたクラッチ板をワイヤで移動させることにより、スムーズで確実なクラッチの接離を行うようにしたメカニカルクラッチ構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明によるメカニカルクラッチ構造は、互いに間隔をあけて対向配置された一対の第1、第2支持部材間に設けられた支軸と、前記各支持部材間に位置し航空機の操舵系に接 続された回転トルク出力側リンクに接続され前記支軸に支軸用軸受を介して回転自在に設けられると共に第1鍔を有する第1クラッチ板と、前記各支持部材間に位置し前記支軸の外周に設けられた筒体の外周に設けられると共に第2鍔を有し、かつ、前記第1クラッチ板と接離自在な第2クラッチ板と、前記第2クラッチ板の筒状鍔部に軸受を介して設けられた筒状受け体と、前記各支持部材の一方の前記第1支持部材と前記筒状受け体との間に設けられたリターンスプリングとしてのスプリングと、前記支軸に形成された空隙内にその一端が設けられたワイヤと、前記一端に設けられ前記支軸を貫通して外部に突出し前記筒体及び前記第2クラッチ板と当接するピンと、よりなり、前記第1クラッチ板の第1鍔には前記回転トルク出力側リンクが接し、前記第2クラッチ板の第2鍔には電動機により回転されるプーリが接し、前記スプリングは、前記支軸の外周の外側に位置すると共に外部に露出し、前記ワイヤを引くことにより前記ピンを介して前記筒体及び第2クラッチ板が前記支軸に対し、かつ、前記スプリングのバネ力に抗して軸方向に移動し、前記第2クラッチ板と前記第1クラッチ板の接状態が解除され、次に、前記ワイヤの引きを解除すると、前記スプリングの復帰作用によって前記各クラッチ板が接合し、再び前記接状態となる構成である。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、図面と共に本発明によるメカニカルクラッチ構造の好適な実施の形態について説明する。
図1において符号1で示されるものは互いに間隔をあけて対向配置された一対の第1、第2支持部材2、3に支持された支軸であり、この支軸1には支軸用軸受4を介して第1鍔5Aを有する第1クラッチ板5が回転自在に設けられ、この第1クラッチ板5には、トルク出力側としての回転トルク出力側リンク6がこの第1鍔5Aに接して接続されている。
【0007】
前記第1クラッチ板5に対して接離自在に設けられトルク入力側であるプーリ7を有すると共に第2鍔8Aを有する第2クラッチ板8は、前記支軸1の外周に設けられた筒体20の外周に固定して設けられており、この第2クラッチ板8には、前記筒状鍔部21に軸受9を介して輪状の筒状受け体10が支軸1と同軸に設けられている。この筒状受け体10と前記各支持部材2、3のうちの一方の前記第1支持部材2との間には弾性体よりなるリターンスプリングとしてのスプリング11が介装され、第2クラッチ板8が第1クラッチ板5に対して常時付勢されている。尚、前記プーリ7は前記第2鍔8Aに接して第2クラッチ板8に接続され、前記スプリング11は支軸1の外周の外側に位置すると共に外部に露出している。
【0008】
前記支軸1は筒状に形成されていると共に、この支軸1に形成された空隙12内にはフレキシブル型のワイヤ13の一端13aが内設されており、この一端13aに設けられたピン14は前記支軸1を貫通して外部に突出し、前記筒体20及び前記第2クラッチ板8の各端面に当接している。
【0009】
次に、動作について述べる。まず、図1の状態で、電動機(図示せず)によってプーリ7を回転させると、各クラッチ板5、8が接続してクラッチオンの状態となっているため回転トルク出力側リンクが回転し、この回転トルク出力側リンク6に接続された図示しない航空機の操舵系の駆動を行うことができる。この状態下で、ワイヤ13を手動によって矢印A方向に引くと、ピン14を介して前記筒体20及び第2クラッチ板8が前記支軸1に対し、かつ、前記スプリング11のバネ力に抗して軸方向に移動し、矢印A方向に移動し、各クラッチ板5、8の接状態が解除され、次に、その後、手動によるワイヤ13の引きを解除すると、スプリング11のバネ力による復帰作用によって各クラッチ板5、8接合し、再び前記接状態であるクラッチオンの状態となる。
【0010】
【発明の効果】
本発明によるメカニカルクラッチ構造は、以上のように構成されているため、次のような効果を得ることができる。すなわち、電動機等のアクチュエータの出力伝達であるトルク入力側にクラッチが設けられ、このクラッチの一方のクラッチ板をワイヤで引くだけでクラッチの解除を行うことができ、極めて軽い引き力を与えるだけで操作することができ、航空機の運航に大きく寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるワイヤ駆動式平面ギア結合型クラッチ構造を示す断面図である。
【符号の説明】
1 支軸
2、3 支持部材
5 第1クラッチ板
6 回転トルク出力側リンク
8 第2クラッチ板
9 軸受
10 筒状受け体
11 スプリング
12 空隙
13 ワイヤ
13a 一端
14 ピン
5A 第1鍔
8A 第2鍔
4 支持用軸受
7 プーリ
20 筒体
21 筒状鍔部

Claims (1)

  1. 互いに間隔をあけて対向配置された一対の第1、第2支持部材(2,3)間に設けられた支軸(1)と、前記各支持部材(2,3)間に位置し航空機の操舵系に接続された回転トルク出力側リンク(6)に接続され前記支軸(1)に支軸用軸受(4)を介して回転自在に設けられると共に第1鍔(5A)を有する第1クラッチ板(5)と、前記各支持部材(2,3)間に位置し前記支軸(1)の外周に設けられた筒体(20)の外周に設けられると共に第2鍔(8A)を有し、かつ、前記第1クラッチ板 (5)と接離自在な第2クラッチ板(8)と、前記第2クラッチ板(8)の筒状鍔部(21)に軸受(9)を介して設けられた筒状受け体(10)と、前記各支持部材(2,3)の一方の前記第1支持部材(2)と前記筒状受け体(10)との間に設けられたリターンスプリングとしてのスプリング(11)と、前記支軸(1)に形成された空隙(12)内にその一端(13a)が設けられたワイヤ(13)と、前記一端(13a)に設けられ前記支軸(1) を貫通して外部に突出し前記筒体(20)及び前記第2クラッチ板(8)と当接するピン(14)と、よりなり、前記第1クラッチ板(5)の第1鍔(5A)には前記回転トルク出力側リンク(6)が接し、前記第2クラッチ板(8)の第2鍔(8A)には電動機により回転されるプーリ(7)が接し、前記スプリング(11)は、前記支軸(1)の外周の外側に位置すると共に外部に露出し、前記ワイヤ(13)を引くことにより前記ピン(14)を介して前記筒体(20)及び第2クラッチ板(8)が前記支軸(1)に対し、かつ、前記スプリング(11)のバネ力に抗して軸方向に移動し、前記第2クラッチ板(8)と前記第1クラッチ板(5)の接状態が解除され、次に、前記ワイヤ (13) の引きを解除すると、前記スプリング (11) の復帰作用によって前記各クラッチ板 (5,8) が接合し、再び前記接状態となることを特徴とするメカニカルクラッチ構造。
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DE102010005787B4 (de) 2010-01-27 2014-07-31 Richard Wolf Gmbh Schwenkvorrichtung für einen schwenkbaren C-Bogen eines Röntgengeräts

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