JP4099812B2 - 真空紫外波長の平面状照明パターンを生成する半導体ウエハ処理用波長可変型放射源 - Google Patents

真空紫外波長の平面状照明パターンを生成する半導体ウエハ処理用波長可変型放射源 Download PDF

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Description

本発明は、真空紫外(vacuum ultraviolet:VUV)波長の平面状またはフラットパネル状照明パターンを生成し、直径300ミリメートルまでの半導体ウエハおよびそれよりも大きな直径を有する半導体ウエハの処理での使用に特に適した放射源に関する。
集積回路を製造するための半導体ウエハの処理において、短波長放射光には多くの用途がある。この短波長放射光には、紫外(ultraviolet:UV)域(<400nm)および真空紫外(vacuum ultraviolet:VUV)域(100〜200nm)の放射光が含まれる。本発明は、半導体ウエハを処理するために高強度かつ均一なUV波長放射光およびVUV波長放射光を生成可能な放射源に係るものである。
半導体ウエハの処理は、ウエハ上に製造される構造物を小さくする(<0.25μm)方向に発展しており、それには、新しい化学、レジスト、および処理方法の使用が必要である。これらの新しい化学、材料、および処理方法の多くは、反応のしきい値を超えるために高エネルギーフォトンを必要とする。新しいレジストのいくつかは、光安定化処理のために高エネルギーフォトンを必要とする。特に、材料およびレジストのアッシングおよびエッチングは、VUV波長放射光を使用することによって改善することができる。高エネルギーフォトンによってガスおよび表面を励起し、反応処理および反応速度を向上させることができる。短波長放射光は、EPROMの消去、FLASHメモリの消去、および不揮発性メモリの消去にも有用である。
現在の技術では、VUV波長域における使用に対して適格な半導体ウエハ処理用の放射源は存在しない。さらに、既存の放射源は、以下に挙げる欠点のうちの1つまたは複数を有している。
a. 現在の放射源は、放射強度が低過ぎるかまたは限界的な強度レベルであり、処理能力が不十分である。
b. 現在の放射源は、通常の半導体ウエハの二次元領域に渡る放射出力の非均一性が大きい。
c. 現在の放射源は、使用するには高価過ぎるかまたは複雑過ぎる。
d. 現在の放射源は、波長が固定されている。
e. 現在の放射源は、照明領域の広さが十分ではない。
f. 現在の放射源は、所望の波長の放射光だけでなく不要な波長の放射光を生成する(たとえば赤外(IR)波長)。
g. 現在の放射源は、”フットプリント(footprint)”または必要な床面積が大きいため、半導体製造装置で使用するには大き過ぎる。
h. 現在の放射源は、ウエハを手動でロードする必要がある。
i. 現在の放射源は、高価過ぎる。
j. 現在の放射源は、電球を使用しているため、寿命が短く、その使用期間中に出力が劣化する。
現在、200nm以下の波長を有する放射光を生成する放射源がいくつか存在する。そのような放射源は、ウエハの表面に渡る放射照度の均一性のレベルが不適格であるという問題を有している。この問題は、通常、リニアランプのような限られたサイズのランプを使用することに由来する。150mm以下から300mm以上にまで及ぶ直径の二次元円形領域に渡って均一な照明が必要なウエハディスクの処理において、このようなランプ構成を使用することはできない。
本発明は、特に半導体ウエハの処理において有用な、波長可変型UVおよびVUV波長放射源を提供するものである。本発明に従って構成された放射源は、300mmまでの直径またはそれ以上の直径を有する半導体ウエハ加工物を処理するために、所望の波長、放射強度、および二次元平面状の均一性を有するUVおよびVUV放射を実現する。市販されている既存の放射源は、通常、放射強度について+/−15%の非均一性を伴うのに対して、本発明の放射源は、300mmの平面状放射パターン全体に渡って、数パーセント以下の放射強度の均一性を達成するものである。
有利なことに、本発明の放射源は波長可変型であり、100〜200nmまたはそれ以上の様々な異なる波長で作動させることができる。好適な実施形態では、放射源からの出力放射光の波長は、ガスフィルタを使用して微調整することができる。
本発明の放射源は、様々な形状(たとえば、正方形、円形など)から選択された二次元平面状の放射源を形成するものである。この放射源では、所望の出力放射波長を得るように波長を調整することができる。放射源によって放射される波長域の粗調整は、イオン性ガスを選択することによって達成され、このイオン性ガスが励起されると、ガス分子のエキシマ励起によって所望の波長域の放射が生成される。さらに、本発明の好適な一実施形態では、酸素等の吸収ガスを使用することによって、放射波長の微調整が達成される。吸収ガスは、ターゲットウエハに入射する放射光の波長域を狭めるように特定の波長の放射光を吸収またはフィルタ処理して波長域を変更するものである。様々な波長の放射光によって様々な処理に対する最適化が可能なため、本発明の放射源は、先行技術の放射源には見られない柔軟性を提供する点で有利である。
本発明は、半導体ウエハの処理で使用するための平面状の放射パターンを生成する放射源を提供するものである。典型的には、この放射光は、UVまたはVUV波長域の放射光である。本発明の放射源は、放射光の放射領域の境界を形成する二次元表面を有するベース電極と、前記ベース電極から離間して配置されて前記放射領域の境界を形成する放射透過性の誘電性部材と、前記ベース電極の二次元表面に略平行な平面で前記放射透過性の誘電性部材に接触し、格子状電極を通じて放射光をウエハ処理室に透過させることができる複数の開口部を形成する二次元の前記格子状電極または電極スクリーンと、前記ベース電極と前記格子状電極との間に設定される電界によってイオン化するために前記放射領域に収容されてエキシマ励起により放射光を発生するイオン性ガスと、を含んでいる。
本発明の好適な一実施形態では、この放射源は、前記格子状電極に接触してこの格子状電極を前記誘電性部材に接触させ、前記格子状電極を前記ウエハ処理室内の汚染から保護して前記誘電性部材を補強する放射透過性の第2の誘電性部材をさらに含んでいる。前記誘電性部材および前記格子状電極の材料特性に関する所望の寸法および強度、および前記ウエハ処理室と前記放射領域との間の差圧によっては、この放射源は、前記放射領域内に、前記誘電性部材と前記ベース電極との間に配置された1つまたは複数のスペーサ要素を含み、前記放射領域内において均一な断面領域を提供するものであってもよい。
本発明の放射源の別の好適な実施形態では、放射源ガス供給手段は、放射源による放射光の波長を制御するために、エキシマ励起可能な様々なイオン性ガスから選択された前記イオン性ガスを前記放射領域に供給するものである。一群のエキシマ励起可能なガスから1つのガスを選択することによって、放射領域で発生する放射光の波長を”粗調整”すること、すなわちエキシマ遷移時に所望の波長域の放射光を発生するガスを選択することが可能になる。
本発明の放射源の別の好適な実施形態では、酸素等の吸収ガスが注入される吸収ガスフィルタチャンバーを形成する第3の放射透過性部材が、前記第2の誘電性(保護)部材から間隔をおいて配置されている。この吸収ガスは、前記イオン性ガスによる前記放射領域からの特定波長の放射光をフィルタ処理または吸収するものである。このガスフィルタによって、放射出力波長を調整することができる。
本発明の上述したおよび他の目的、利点、特徴は、添付図面に関連させて記載された本発明の例示的な実施形態の詳細な説明から、より良く理解されるであろう。
放射源10の第1の好適な実施形態
本発明に係る光源または放射源の第1の好適な実施形態を、図1〜図5に全体として参照符号10で示す。放射源10は、適切な電源33(図3に図式的に示す)によって電圧が印加されると、所望の波長の平面状放射源を形成する。放射源10の有利な使用方法の1つは、紫外(UV)(<400nm)波長および真空紫外(VUV)(100〜200nm)波長の放射光によって半導体ウエハを処理することである。有利な場合として、図1に示すように、放射源10を半導体ウエハ処理システム14の一部とし、所望の波長の均一かつ平面状の放射パターンによって半導体ウエハ16を処理してもよい。放射源10は、選択されたイオン性ガスのエキシマ励起によって、平面状の放射パターンを発生するものである。
ウエハ16は、ウエハ密閉構造体22のほぼ円形の壁20により形成されたウエハ処理室18内に支持される。放射源10はウエハ密閉構造体22に取付けられ、この放射源10からの放射光は、ウエハ密閉構造体22方向に放射される。有利な場合として、本発明に係る放射源10は、直径300mmまでの半導体ウエハを処理するものであってもよい。ただし、放射源10を大型化し、より大きな直径を有するウエハを処理することもできることに注意されたい。本発明に係る放射源10は、所望の波長域の放射光を発生する二次元の”フラットパネル”型放射源を形成するものであり、高い均一性を有する放射照度と高放射強度の出力によって特徴付けられる。放射源10によって、選択されたイオン性ガスに応じたUV波長域(<400nm)、または、より特定的にはVUV波長域(100〜200nm)の均一かつ高強度の平面状放射パターンを形成することができる。
放射源10は、ほぼ二次元平面状の第1および第2電極30、32を含み、第1および第2電極30、32には、電圧を印加するための電源33が接続されている。さらに、放射源10は、第2電極32に隣接して配置された放射透過性の誘電体ウィンドウまたは誘電体層34を含み、この誘電体層は、第1電極30からは離間して配置されている。第1電極またはベース電極30と誘電体層34は、イオン性ガス35aが注入されるイオン性ガス領域35(図2および図4に示す)の境界を形成するものである。第2電極32は、低背の格子状または網目状スクリーンであって、複数の開口部によって放射光に対して半透過性になっている。
電源33により電圧が印加されると、電極30、32は電界を発生してガス領域35内のイオン性ガス35aをエキシマ励起し、その結果、選択されたイオン性ガスのエキシマ遷移によって特徴付けられる波長域での放射光が発生する。電極30、32は、ガス領域35に面する表面領域に関して二次元的であるため、放射源10からの放射光は、均一かつ二次元平面状の強度パターンを有する。この放射光は、誘電体層34および電極スクリーン32を通過して、ウエハ16を処理するためのウエハ処理室18に進入する。
有利な場合として、放射源10は、放射透過性の厚い保護ウィンドウ36を含んでいてもよい。このウィンドウ36によって、電極スクリーン32は、加熱ガスやウエハ処理室18内で発生するスパッタリングから保護される。後述するように、保護ウィンドウ36は、電極スクリーン32と誘電体層34とを含む一体のアセンブリー38を形成し、薄い誘電体層34を補強および支持して、イオン性ガス領域35に対して減圧(vacuum)または高大気圧(hyperatmospheric)条件を使用して放射源10を作動させることを可能にし、高放射強度を得るものである。
図1および図2に最も明瞭に示され、図3に図式的に示されているように、ベース電極30は、ベース電極30と電極スクリーン32との間に形成されるガス領域35へのイオン性ガス35aの入口ポートおよび出口ポートとして、ガス吸気口78およびガス排気口79を含んでいる。また、ベース電極30は排気ポンプポート80も含み、誘電体層74と保護ウィンドウ36との間の”密閉空間”または隙間領域74を排気することができる。この密閉空間または隙間領域を排気することによって、電極スクリーン32を誘電体層34と保護ウィンドウ36との間に”サンドイッチ”状に挟持し、強くかつ厚い保護ウィンドウ36により薄い誘電体層34を補強して一体のアセンブリー38を形成するものである。
環状リム40
放射源10は、放射源10の構成部品のスペーサおよび周縁支持部材である環状リム40を含んでいる。図4および図5に最も明瞭に示されているように、リム40は、保護ウィンドウ36の外周縁を支持する一連の段状または棚状構造を備え、それによって第1電極30の水平面64(図4参照)に対して保護ウィンドウ36を保持するものである。図4に示すように、保護ウインドウ36の上面36aと第1電極の水平面64との間、および保護ウィンドウ36の下面36bとリム40の内側水平部分42の上面98との間に一対のガスケット61、62を挿入することもできる。
図1に示すように、リム40は、放射源10をウエハ密閉構造体22に取付けるためのベースとしても機能する。図1および図2に最も明瞭に示されているように、第1電極30および環状リム40は、ウエハ密閉構造体22の上面23に取付けられる。環状リム40は、段差またはオフセットの付いた断面形状を有し、外側および内側水平部分41、42を含んでいる。リム40の断面は、その形状および寸法について、ウエハ密閉構造体22上面23の周縁部分のオフセットまたは段差に適合している。リム40の外側周縁部分41は、上平面43および複数の開口部44を含む。外側水平部分41は下平面42も含み、同様に内側水平部分42は下平面46を含む。
図4に最も明瞭に示されているように、第1電極30は、下方向に段差の付いた周縁部分50を含む。周縁部分50は、リム40の上面43に隙間無く装着される寸法に形成された下平面51を含む。第1電極30の周縁部分も複数の開口部52を含む。リムの外側水平部分41の下平面45およびリムの内側水平部分42の下平面46は、ウエハ密閉構造体22上面23に段差を有して設けられた相手側の水平面25、26に、それぞれ隙間無く装着される寸法に形成されている。すなわち、リムの外側水平部分41の下面45は、ウエハ密閉構造体の水平面25に対して保持され、一方、リムの内側水平部分42の下面46は、ウエハ密閉構造体の水平面26に対して保持される。放射源10の第1電極30およびリム40は、複数のボルト(図示せず)を使用してウエハ密閉構造体22に取付けられる。これらのボルトは、第1電極の複数の開口部52およびその開口部に揃えられたリム40の複数の開口部44を貫通し、それらの開口部に揃えられたウエハ密閉構造体22上面23の複数のネジ付き開口部24に螺合するものであり、それによって、リム40の外側水平部分41は、第1電極30の周縁部分50とウエハ密閉構造体22の外側水平面25との間に挟持される。
図4に最も明瞭に示されているように、ウエハ密閉構造体22の水平面26は、Oリング28を支持する溝または経路27を含み、リム40とウエハ密閉構造体22との間を密封するものである。同様に、リム40の内側水平部分42の上面98中に形成された溝48内に装着されたOリング47によって、リム40と保護ウィンドウ36との間が密封される。
領域35内のイオン性ガス35aの圧力、ウエハ処理室18の圧力、および保護ウィンドウ36および誘電体層34の引張強さを含むいくつかの要因によっては、誘電体層34と第1電極30との間隔を均一に維持するために、イオン性ガス領域35への1つまたは複数の補強スペーサ(3つのスペーサ70を、図3に図式的に示す)の挿入が必要な場合もある。複数のスペーサ70は、ベース電極30と誘電体層34との間に水平方向に広がって配置されて、所望の間隔を維持するものである。一般的には、そのようなスペーサによりイオン性ガス35aのために利用できる空間の容積が減少し、それによって放射強度が低減するため、スペーサ70の使用は望ましいものではない。もちろん、誘電体層34を補強する保護ウィンドウ36を備えていない場合、スペーサの必要性は増大する。
ベース電極30
図2に最も明瞭に示されているように、第1電極30は、ほぼディスク状の金属製ベース電極からなる。ベース電極30はアルミニウムにより形成され、電源33の一端に接続されている。ベース電極30は、冷媒流路54およびOリング溝55a、55bが形成された上面53を含み、このOリング溝には、密封のためのOリング(図示せず)が配置される。
カバー56は、ボルトによって上面に取付けられ、溝55a、55bに配置されたOリングによって密封される。ベース電極30と誘電体ウィンドウ38との間の領域または間隙35には、イオン性のエキシマガス35aが充填され、このイオン性ガスは、電極30、32によって励起または活性化される。間隙35の公称厚さは、数ミリメートルである。領域35aに封入されたガス35は、処理室19内の半導体ウエハ16を処理するためのUV光およびVUV光を放射する。
ベース電極30の下面57は、Oリング59(図4参照)が配置される円状の溝58を有する。誘電体層34に対するシールであるOリング59によって、イオン性ガス領域35が密封される。図示は省略するが、電極30には、ベース電極30と誘電体障壁34との間のイオン性ガス領域35に対してガス35aを出入させる流路も切削されている。ガスを流動させる方法を選択した場合、ガスの吸気口および排気口78、79、および流路は、ガス35aが領域35に渡って均一な流れを生成するように配置され、それによって放射源10の二次元領域全体に渡る均一な放電と均一な放射源とを生成するものである。
あるいは、ガス領域35を単に排気して、その後所望のガスを充填することもできる。このようなガスを流動させない方法は、希少かつ高価なガスを使用する場合に有用である。保護ウィンドウ36と第1電極30の側壁65との間には、別のOリング60(図4参照)が配置されている。このOリング60は、ガラスと金属とが直接的に接触し、その結果保護ウィンドウ36の欠けまたは破壊が生じることを防止するためのスペーサとして機能する。
ベース電極30の下面57は、励起ガス(プラズマ)35aから上方向に放射されるすべての放射光が下方向に反射されてウエハ16に向かう正味の放射光に追加されるように、高度に研磨することが有利である。上述したように、ベース電極30は、ガス吸気口78およびガス排気口79を含み、領域35に封入されるイオン性ガスのための入口ポートおよび出口ポートを提供するものである。
後述するように、異なるガスには異なるエキシマ遷移が含まれるため、その放射波長も様々である。したがって、放射波長を変更したい場合、これを達成するための1つの手段は、領域35内のガス35aの組成を変更することである。ガス組成の変更は、ポンプによって既存のガスを領域35からガス排気口79を通じて排気し、ポンプによって所望の新たなガスを領域35にガス吸気口78を通じて給気することによって達成される。励起ガス35aによる放射光のスペクトルを測定するため、光ファイバーの光導体72(図3に、図式的に示す)がガス領域35内に延びている。
図1〜図5に示す放射源10では、ベース電極30および電極スクリーン32に対してほぼ円形の電極構成が示されているが、電極の構成およびその結果として発生する放射パターンは、正方形、長方形、または任意の他の所望の形状であってもよいことを理解されたい。
誘電体層34
誘電体ウィンドウまたは誘電体層34は、VUV波長の放射光に対する良好な透過性を有する必要があり、したがって、好ましくは高品質の石英から製造されるものである。適格な誘電性材料には、オハイオ州ウィロービーのGEクオート・インコーポレーテッド(GE Quart, Inc.)から市販されているGE214石英、ニュージャージー州ウェストベルリンのダイナシル・コーポレーション(Dynasil Corp.)から市販されているDynasil石英、ドイツ国ハナンのヘレウス・クオーツグラス・ゲーエムベーハー&カンパニー(Heraues Quartzglass GmbH & Co.)またはジョージア州ドゥルースのヘレウス・アメリシル・インコーポレーテッド(Heraeus Amerisil, Inc.)から市販されているSuprasil石英が含まれる。誘電体層を薄くすると放射光の吸収量が低減するため、光学的には、誘電体層を薄くすることが好ましい。一実施形態において、誘電体層の厚さを0.072インチ(1.8288mm)とすれば十分であることが示されている。
最高品質の誘電体層34でも少量の放射吸収は存在し、吸収された放射光は熱に変換されるため、その熱を除去する必要がある。さらに、誘電体層34とベース電極30との間で発生する放電は、スクリーン電極32とベース電極30との間の電位によって駆動されるため、放電を最適化するためにこの誘電体層34を十分薄くする必要がある。
保護ウィンドウ36
保護ウィンドウ36は、本発明に係る放射源10の作動のために原理的に必要なものではないが、いくつかの利点を備えている。第1に、保護ウィンドウ36によって電極スクリーン32が平坦な状態に維持されるため、封入されたガス35aがスクリーン32の二次元面全体に渡って同一の電位を”感じる”ことになり、均一な放射照度の生成のために有用である。第2に、保護ウィンドウ36は、空気(および空気中の酸素)が電極スクリーン32に接触することを防止し、これによって電極スクリーン32付近でのあらゆるガス放電またはオゾンの発生が防止される。
また、保護ウィンドウ36により、電極スクリーン32、誘電体層34、および保護ウィンドウ36の良好な熱接触が実現されるため、抵抗損によって電極スクリーン内で発生する熱を効率的に除去することができる。さらに、保護ウィンドウ36は、大気圧よりも有意に高い放射源10内のガス圧の支持に必要な強度を備えるために十分な厚さを有している。後に詳述するように、誘電体バリア放電からの放射出力は、マルチ大気圧(multi-atmospheric pressure)形式の中で十分圧力が増大するのに伴って増大するため、大気圧よりも高い圧力下での作動は望ましいものである。加えて、保護ウィンドウ36は、電極スクリーン32を清浄に保つために有用である。最後に、保護ウィンドウ36は、高電圧の電極スクリーン32とその付近の他の装置との間の防護壁としてある程度機能する。試作品の設計において、保護ウィンドウ36の厚さについて、0.072インチから0.250インチ(1.8288mm〜6.35mm)の範囲の様々な厚さがテストされた。保護ウィンドウ38は、たとえば処理室18が排気された場合、処理室18と放射源10との間の差圧に耐える強度を実現するためにも有用である。
保護ウィンドウ36は、誘電体層34と共に、電極スクリーン32が存在する”密閉空間”または隙間領域74を形成するものであり、この密閉空間を排気することによって、薄い誘電体層34を厚い保護ウィンドウ36に”付着”させることができ、それによって誘電体層34が補強される。ポンプポート80は、誘電体層34と保護ウィンドウ36との間の密閉空間を排気するために設けられている。
電極スクリーン32
第2電極32は、好ましくは約8ミル(0.2032mm)の厚さを有する半透過性の格子状または網目状スクリーンからなる。薄い網目状スクリーンであることによって、領域35内のイオン性ガス35aからの放射光は、この第2電極32、放射透過性の誘電体層34、および保護ウィンドウ36を通過して、ウエハ16を処理するための処理室18に入ることができる。電極スクリーン32は円形であり、その直径は保護ウィンドウ36および最小直径のOリング(すなわちOリング59)の直径よりも小さくして、電極スクリーン32と電極スクリーン付近の金属部品との間で放電が発生しないようになっている。
電極スクリーン32は、一枚の金属板をエッチングすることによって形成された一体の格子であることが好ましい。材料としてはタングステンが使用されてきたが、他の金属で代替することもできる。電極スクリーン32は、薄い金属板(厚さ0.004インチ(0.1016mm))をエッチングすることによって形成され、その際、有利には、厳格な公差をもって狭幅のワイヤ格子にエッチングすることができる。試作品の放射源10で使用された電極スクリーン32の寸法は、正方形の単位格子のサイズが0.094インチ(2.3876mm)、ワイヤの幅が0.004インチ(0.1016mm)、ワイヤの厚さ(高さ)が0.004インチ(0.1016mm)である。この電極スクリーン32の幾何学的透過係数(geometric transmission factor)は91.67%である。エッチングにより形成されたスクリーンは、低背型であり、格子の交差部分においても一定の厚さ(公称値0.004インチ(0.1016mm))を有する。これらの特徴には、以下のような利点がある。
エッチングされたスクリーン32の各辺は、鋭くかつ”滑らかである(clean)”ため、格子全体に沿って、交差部分および交差部分から離れた部分の両方がアーク発生位置となる。エッチングされた格子が鋭い辺を有することによって、あらゆる場所から放電を発生させることが可能になり、その際、アーク放電の発生は、格子構成の詳細よりもチャンバー内の局所的なガス条件に依存する。先行技術におけるスクリーンは、ワイヤを重ねることによって格子を形成しており、ベース電極からの距離が変動するため、エッチングされたスクリーンと比較して、小数の特定のアーク位置のみを提供するものであった。アーク位置が多数存在することの結果として、高度に均一な放電パターンが形成され、高い均一性を有する放射照度が実現される。
電極スクリーン32から延びる舌部または延長部75(図2参照)、すなわちスクリーンの単純な延長部分は、電極32を給電線71に接続するものである。給電線71は、電源33と電極スクリーン32との間の高電圧接続を提供し、真空シール77を通過する絶縁スリーブ76を含む。真空シール77は、ベース電極30に取付けられてこのベース電極を貫通して延在する。ベース電極30と電極スクリーン32との間には、高電圧、低電流、高周波数の電圧が印加される。電源33は、数キロヘルツの周波数から何メガヘルツもの周波数に至る様々な周波数でパルスを供給するものである。
このような高電圧によって、電極スクリーン32とベース電極30との間に多数の短寿命放電が生成される。後に詳述するように、エキシマガス35aの放射特性のため、大部分のUVまたはVUV放射はガスの放電開始時に放射される。その結果、放射源10に供給される電力は、単に電流を供給するパルスの周波数を変更することによって変更される。したがって、電源33は、好ましくはパルス電源である。
電極スクリーンの隙間領域74の排気
本発明に係る放射源10の新規設計によれば、薄い誘電体ウィンドウ34によって電極スクリーン32を透過性保護ウィンドウ36に付着させることができる。独自の二重ポンプ方式によって、薄い誘電体ウィンドウまたは誘電体層34を破損することなく、処理室18に対する排気および給気を実施することができる。放射源10は、高大気圧(hyper-atmospheric)下で作動させることもでき、その結果、放射出力が増大する点で有利である。
放射源10には、その設計を困難にするいくつかの要求があった。1つの要求は、電極スクリーン34とイオン性ガス35aとの間の誘電体層34の厚さを、比較的薄いものとすることであり、これは、電気的(および、その結果として放射の)性能のためである。この結果、放電ガスが導入される領域を排気したい場合、問題が生じる。つまり、誘電体層に跨る差圧によってこの誘電体層が破壊される場合があり、このことは、特に直径300mmのウエハを処理するために必要な大面積放射源の場合に問題である。
設計を困難にするもう1つの要求は、誘電体層34および保護ウィンドウ36を、VUV領域の波長に対して透過性を有する材料により形成しなければならないことである。この制約が存在するために、上述した問題に関する可能な解決手段のいくつかが使用できなくなる。つまり、セメントまたは接着剤によって誘電体層34と保護ウィンドウ36との間に電極スクリーン32を接合して、1つまたは複数のガス圧に耐え得る単一の強固な部材を形成することはできない。
誘電体層34と保護ウィンドウ36が、一時的あるいは半導体ウエハ処理システム14の通常作動中に、1つまたは複数のガス圧による差圧を受ける場合には、次のような例がある。
1) 放射源10内をいくつかのガス圧で作動させる必要がある場合。応用例によっては、このような作動が望ましい。
2) 一時的にあるいは処理の全体に渡って、処理室18を排気したい場合。
3) 放射源ガス領域35a内のガスを変更またはパージするため、放射源ガス領域35を一時的に排気する場合。
さらに、これらの手順の二つ以上を同時に実施する場合もあり、それによって誘電体層および保護ウィンドウに跨って、高大気圧の差圧(multi-atmospheric pressure difference)が発生する。
セメントまたは接着材は、VUV光を吸収する。また、ウィンドウの製造工程において、電極スクリーン32を単一のウィンドウに埋め込むこと(それによって、2つの別個のウィンドウの必要性をなくすこと)は、この製造工程が、材料(たとえば、VUVグレードの石英、サファイア、CaF2、MgF2)の特殊性のために既に十分困難なものであるため、不可能である。
本発明に係る放射源10は、これらの問題に取り組むものである。誘電体層34および保護ウィンドウ36の相対的な直径は、2つの排気可能な領域を形成するように選択されており、第1領域35は、誘電体バリア放電を発生させる通常の空間、すなわちベース電極30と誘電体層34との間の領域である。第2領域74(図3に図式的に示す)は、誘電体層34と保護ウィンドウ36との間の電極スクリーン34が配置される隙間によって形成されている。図4に最も明瞭に示されているように、誘電体層34および保護ウィンドウ36は、適切なOリング59、60、およびその使用を任意に選択可能なガスケット61、62によってシールされているため、電極スクリーン32を収容する隙間領域74を区別して排気することができる。
隙間領域74を排気することによって、誘電体層74と保護ウィンドウ36は、それらの間に電極スクリーン32を挟んで一体化する。重要なことに、電極スクリーン32を挟持することによって、誘電体層32は、大幅に厚いウィンドウアセンブリー38(このアセンブリー38は、保護ウィンドウ36、誘電体層34、および電極スクリーン32を含む)の一部となるため、その後、誘電体層34の他方の側上の領域35内にポンプによってエキシマガス35aを導入しても、薄い誘電体層34が屈曲および破損することはない。
誘電体層34と保護ウィンドウ36との間の空間または隙間領域74は、最大で1気圧の圧力によって誘電体層34と保護ウィンドウ36とを一体に保持するように排気される。ガス電離領域35のガス放電空間は、誘電体層34を危険に晒すことなく、マイナス1気圧(1 negative atmosphere)までの任意の圧力に排気することができる。逆に、ガス電離領域35のガス放電空間は、アセンブリー38の構造的一体性を危険に晒すことなく任意の圧力に加圧でき、大気圧を超える圧力にすることもできる。この圧力は、誘電体層34と保護ウィンドウ36を含むアセンブリー38の圧力隔離(stand-off)能力にのみ限定される。
誘電体層34と保護ウィンドウ36との間の領域74内で得られる真空は、”高真空”度のものである必要はない。すなわち、10-7torr(1.333×10-5Pa)の真空を実現できる専用の真空装置は必要なく、代りに、数torr(数百Pa)の真空で十分である。ガス電離領域35を、この値を超えて十分に排気して誘電体層34に応力を加えることはできないためである。
上述したような設計上の困難があっても、保護ウィンドウ−電極スクリーン−誘電体層アセンブリー38のための可能な他の設計は、当業者にとって明らかである。一例として、スクリーン32を、2つの石英ウィンドウ(誘電体層34および保護ウィンドウ36)間の空間内で含浸処理し、保護ウィンドウ36と誘電体体層との間の隙間74内からガスをすべて除去して、熱接触を改善することができる。もちろん、含浸材料は、UVおよびVUV放射に対して透明または半透明でなければならない。別の例として、電極スクリーン34が配置される隙間74を密封し、酸素の排除あるいはガスの放電破壊の防止、またはその両方のために、特定のガスを充填してもよい。第3の例として、電極スクリーン32を、石英の形成中に誘電体層石英中に組込んでもよい。
ガス放電過程
上述した装置および作動方法は、エキシマ型エネルギー遷移を有するガスまたは混合ガスを使用したときに選択的に励起されるエキシマ遷移に必要な条件を備えている。エキシマ型エネルギー遷移は、1)低いガス温度、および2)高い励起エネルギーによって特徴付けられる。
1回のパルスの間に、領域35のガス間隙に渡って十分な電界が印加されて電離率が電子付着率を上回ると、その間隙を渡って電荷を輸送し、誘電体層34の表面上に電荷を付着させるストリーマ(streamer)が形成される。誘電体層34が存在しない場合、初期放電は、タウンゼントパターンで開始し、熱アークに成長する。代りに、誘電体層34上への電子の集積あるいは誘電体層からの電子の除去、またはその両方によって、内部の局所的な電界は電子付着が電離を上回る程度にまで素早く減少し、ストリーマは自発的に消失する。
この形成と消失の全過程は数ナノ秒のうちに生じ、高圧(100mbar〜数気圧(10000〜数十万Pa)においても、(電子と原子/イオンとが熱平衡に達するための衝突の時間はなく、)非熱的プラズマが生成される。
上述したマイクロ放電のそれぞれは、小さな”経路”(直径0.100μm)で発生するが、(電源から印加される各パルスごとに、)電極30、32の全面に渡って多数のマイクロ放電が分布するため、放射源10は、均一な放射強度を有するように見える。これらのマイクロ放電は、お互いに十分独立している。それでも、できる限り多数のマイクロ放電を発生させ、これらのマイクロ放電が放射源10の全面に渡ってできる限り均一に形成されるように、電極を形成することが重要である。
大部分のUVまたはVUV放射光は、マイクロ放電の発生時に放射され、数ナノ秒しか続かない。したがって、各マイクロ放電の時間を延長する必要はなく、これが、パルス電源を使用する理由である。
上述した作動状態(高効率エキシマ遷移、高電圧、低電流、高圧力)のため、この放射源は低い装置温度で作動し、その結果、比較的低温の放射源10が実現する。
好適なエキシマイオン性ガス35aの例
エキシマ励起の間にUVおよびVUV波長域の放射光を生成する適格なイオン性ガスは多数存在する。これによって、スペクトルのUVおよびVUV部分におけるピーク波長を、実質的に連続(実際には離散的)な範囲から選択でき、選択されるピーク波長は、放射源10で使用されるイオン性ガス35のみに依存する。たとえば、適格なイオン性ガスおよびそれに関連するピーク波長は次のようなものである。
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放射源10の試作品は、純粋な Xe2 (172nmのエキシマ遷移)(図6参照)、および Ar/CF4 (193nmの ArF エキシマ遷移)(図7参照)の両方で、良好に作動した。
図6には、600torr(7.998×104Pa)における Xe2 の放射スペクトルが示されている。図から分かるように、この放射スペクトルは、172nmを中心とし、約14nmのFWHMバンド幅を有している。試作品の Xe2 放射源では、0.3mW/cm2の照度が達成された。当業者であれば、誘電体層、保護ウィンドウ、および電極スクリーンの材料の改善、電源の改善、電離領域35で高圧力を使用すること、隙間領域74から空気を排除することを含む様々な修正によって、この放射源の出力強度を増大させ得ることを理解するであろう。
この試作品の出力強度は、リニア電球(linear bulb)を使用した現在入手可能な172nmの放射源から得られる5.5mW/cm2に匹敵する。リニア電球を使用することの結果(および欠点)には、次の事項が含まれる。
1. リニアランプの配列の場合、放射源上の光の均一性は非常に低く、典型的には+/−15%である。
2. 放射ガスの体積によって出力放射照度が限定される。エキシマ光を生成するためには、最適な放電エネルギー密度がある。したがって、放射出力の総強度は、放電空間の体積によって限定される。
本発明に係る放射源10の作動ガス(すなわち、任意の時間にイオン性ガス領域35中に存在するガス35a)の体積は均一であり、それによって数パーセントのオーダーでの均一な放射照度が達成される。本発明に係る作動ガスの体積は、2つの平面状電極の間に励起ガス35aの二次元状の”スラブ(slab)”を有することによって最大化され、それによって、直線状ランプの配列構成よりも大幅に高い出力が達成される。高透過性の電極スクリーン32によって、これが効率的に動作することが可能になる。
図7には、符号500で示された193nmの ArF エキシマ放射の放射スペクトルが示されている。フッ素を供給するためには、比較的無害な試験用ガスであって容易に入手できるため、CF4 が使用された。CF4 はエキシマ物理または光出力のために最適なものではないが、混合ガス中に必要なフッ素の割合は小さいため、Ar/F 混合物を安全に取扱うために注意が必要な安全性の問題は小さい。
放射照度の均一性
放射源10は、有利なことに、高い均一性を有する放射照度を生成するものである。”サンドイッチ”状に形成された誘電体−スクリーン−ウィンドウアセンブリー38によって、非均一性が組込まれていない励起ガス35aの”スラブ”が形成される。放射源10のこの構成は、システムに組込まれる際に基本的な非均一性を有する点放射源またはリニアランプからなる放射源とは顕著に異なるものである。個々のリニアランプは、”準点放射源”、または線状放射源として機能するため、どの1つのランプから離れても強度がすぐに落ち込み、十分離れた場合、均一性は改善されるが、強度が損なわれる。
一方、本発明に係る”フラットパネル”型放射源10は、複数の点放射源が緊密に配置された無限平面に見えるため、その放射強度は、距離の二乗に反比例して減衰する点放射源の場合とは異なり、放射源からの距離(下記参照)と共に緩やかに(線形に)減衰する。また、上述したような電極スクリーン32における特殊なスクリーン構成の使用によって、高い均一性を有する放射照度が達成される。
波長の調整
波長の調整は、2通りの方法によって達成される。”粗調整”は離散的な性質を有し、放射源10のガス電離領域35内のガス/混合ガスを変更することによって達成される。好ましくは、ガス35aの変更は、ポンプによって既存のガスを領域35からガス排気口79を通じて排気し、ポンプによって新たなガスをガス吸気口79を通じて領域内に吸入することによって達成される。ガスは、領域35内に長時間留まると汚染されるため、放射出力が低減する場合がある。放射出力を監視するフィードバック検出法(たとえば、図3に図式的に示されている光ファイバーの光導体72)により、”古い”ガスを排気して”新たな”ガスを領域35に導入するために基準となるしきい値を指定することができる。別の方法として、異なる混合ガスが充填された複数の別の放射源を有することもできる。これらの放射源は所望の場合には永久的に密封され、(ウエハ密閉構造体22上に選択した1つの放射源を取付けることによって、)必要に応じて放射源を交換するだけで所望の波長域の放射出力を生成するものである。
高出力強度は、部分的には放電空間または領域35を比較的な大きな二次元平面状の空間に形成することによって達成される。隙間の間隔には最適値があるため、領域35の幅は固定されている。高強度のUVおよびVUV放射は、点放射源または直線放射源ではなく、平面状”フラットパネル”放射源を有することによって達成される。領域35の体積は、典型的な直線状ランプで通常使用される体積よりも一桁以上大きい。
有利なことに、高出力強度は、部分的には電極スクリーン32の高い透過性によって達成される。上述したように、電極スクリーン32は、91.67%の幾何学的透過係数を有し、これは先行技術における典型的な電極スクリーンと比較して、極めて高い透過係数である。通常の電極において透過光が投影される幾何学的透過係数は、40%から60または70%の範囲である。”投影される”幾何学的透過係数が通常のスクリーンワイヤ構成に比べて高いことに加えて、電極スクリーン32は、極めて低背であることによって、先行技術の電極スクリーンよりも透過的になっている。すなわち、電極スクリーンの厚さが非常に小さいため、ガス領域35から高角度で入射して電極スクリーンの有限の厚さにより捕捉されるために消失する放射光は、ほとんど存在しない。
放射源10の高出力強度は、部分的には、高圧力の使用によっても達成されている。マイクロ放電の寿命は短いため、ガス35aは高温マイクロ放電によって加熱されない。その結果、領域35のガス圧を上昇させることができ、それに伴って放射源(emitter)が増加して放射出力が増大する。実際、放射出力強度は、領域35のガス圧の増大につれて線形に増大する。これは、図11の符号600が付いたグラフに示されている。図11に示すように、放射出力とガス圧との間の関係の線形性は、数百torr(数万Pa)から600torr(7.998×104Pa)を超える程度において極めて明瞭である。この関係は、数気圧(数十万Pa)程度まで続くと考えられる。
ガス35aの励起中の圧力は、励起されていないときの圧力にほぼ等しいことに注意されたい。このことは、さらに、多くの周波数における多数のマイクロ放電の発生によって平均ガス温度は上昇しなという事実によって裏付けられる。図11に示された結果は、Xe エキシマガスでの作動によるものであるが、同様の線形の関係は、放射源10のエキシマ作動のための他の混合ガスでも得られるものである。

大気圧下での作動または高大気圧(super-atmospheric)下での作動
放射源10を大気圧下または大気圧に近い圧力(near atmospheric)下で作動させることには、放射強度の高さに加えて、低圧または低大気圧(below atmospheric)下での作動に対していくつかの追加的な利点がある。保護ウィンドウ36による比較的大きなウィンドウ領域を備え、ベース電極30と誘電体層−電極スクリーン−保護ウィンドウアンセブリー38との間の領域にスペーサを使用する場合には必要なスペーサおよびそのスペーサによって占められる面積を最小化したいため、大気圧下または大気圧に近い圧力下での作動によって、システムにかかる応力および石英材の破壊の可能性が最小化され、それによって支持スペーサの必要性が最小化される。
さらに、高大気圧(above-atmospheric)下での作動は、低大気圧(sub-atmospheric)下での作動よりも有利である。再度記せば、この種の作動は、放射出力を最大化する点で有利である。石英の保護ウィンドウ36は、誘電体ウィンドウ34よりも大幅に厚くできるため、アセンブリー38を、放射源10内へのガスの高大気圧充填による外方への圧力に耐えるように構成することは容易であり、このことは、低圧または低大気圧下での作動による内方への圧力に対してアセンブリー38を支持しなければならない場合とは反対である。
高圧下の作動によって、放電領域から動的に冷却されているベース電極30への熱伝導が改善される。ワイヤメッシュ電極スクリーンの低背型の構成には、追加的な利点がある。電極スクリーン32によって捕捉される放射が少ないため、加熱の度合いも小さく、それによって放射源10に対する全体的な冷却の必要性が減少する。先行技術におけるワイヤ構成によるスクリーンは、通常、互いに接触して重なり合うワイヤを有している。この構造は、スクリーンの区画間でのアークの成長を助長するため、電力の浪費とスクリーンアセンブリーの不要な加熱が発生する。さらに、この領域から酸素または空気を排除する特別な工夫をしない限り、電極スクリーンが配置されている隙間領域に望ましくないオゾンが発生する可能性がある。空気中のオゾンおよび酸素は、それぞれ250nmおよび200nm以下の放射光を吸収するため、VUV放射源の動作のために障害となる。
先行技術におけるウエハ処理用の放射源では、放射源に対するウエハの位置に対して厳格な要求が存在した。この要求は、次の2つの問題から生じるものである。
1) リニアランプを使用する放射源でよくあるように、放射照度があまり均一でない場合、放射源に対するウエハの位置には最適な位置が存在し、この位置は、直線状の放射源から離れるにつれて放射強度が減衰するため、通常は、放射源のごく近くかまたはほとんど放射源に接触する位置である。たとえば、極端な例として点放射源の場合には、放射強度は1/r2で減衰する。
2) 放射源からのVUVスペクトル中の波長での放射は、放射源とターゲットウエハとの間の空気によって吸収される。これによって、ウエハを放射源の表面の近くに配置する必要が生じる。
本発明に係る放射源10は、これらの2つの問題を解決するものである。独自のイオン性ガス領域35が平面状であることによって、放射強度は、(空気による吸収の問題を回避すれば、)放射源からの距離と共に線形に減衰する。実際、線形の減衰は、特に点放射源の1/r2の減衰特性と比較すれば、非常に緩やかなものである。図12は、放射強度を放射源10の表面からの距離の関数として示す図であり、放射源からの距離は20インチ(508mm)までである。この例では、イオン性ガス35aは、193nmのエキシマ遷移を有する ArF であった。この比較的大きなVUV波長では、酸素による吸収は比較的低い。それでも、図10に示す減衰の僅かな成分は、放射源10とターゲット検出器との間に存在する空気中の酸素による吸収を示すものである。Xe のエキシマ遷移からの172nmの放射光のようなより短い波長では、放射源10とウエハ16との間の空気をパージしなければならない。図12に示すように、10インチ(254mm)の距離における放射強度の減衰は、50%よりも小さい。これは、放射源10から離れることによって、検出点に最も近い点からの放射強度は減衰するが、検出点から見込む放射源の面積とその面積を見込む角度が増大するため、検出される放射強度に追加があることによるもである。
図13は、図12と同様のデータを示す図であり、比較のために点放射源からの放射強度の1/r2依存性を追加できるように、データを両対数グラフにプロットしたものである。放射源10からの放射強度には符号980が付けられ、点放射源からの放射強度には符号990が付けられている。図13に示すように、本発明に係る放射源10と点放射源による減衰には、劇的な差が存在する。
図10および図11に示す放射源10からの長距離における減衰は、ある程度、試作品の放射源が限られたサイズ(図12および図13に示す特定の場合では、数平方インチ)を有することによるものである。この場合でも、通常考えられる範囲よりも大幅な長距離に及ぶまで、放射強度は強いままである。これは、この試作品の放射源からの放射光の大部分が、放射源の表面にほぼ垂直な方向に放射されることによるものと考えられる。
空気中の酸素による望ましくない吸収が問題となる程度に十分短い波長では、ガス吸収フィルタチャンバー190(第2の好適実施形態10´に関連させて後述する)を使用して、そのフィルタチャンバー190に、たとえば窒素のようなガスを単に充填して”アンチフィルタ(anti-filter)”として機能させることによって、空気または酸素を放射の経路から排除することができる。あるいは、他の手段を使用して酸素を排除してもよい。
放射源の第2の好適な実施形態
本発明に係る放射源の第2の好適な実施形態を、図8に10´として図式的に示す。有利なことに、この放射源10´では、ガスフィルタ190の使用により放射の波長を”微調整”することができる。放射源10´の他の構造物は、第1の好適な実施形態として説明した放射源10に関連して記載された構成と同様であるため、その説明は繰返さない。符号30´、32´、33´、34´、および36´が付けられた要素は、その構造および機能について、上述した放射源10の対応する要素30、32、33、34、および36に対応する。低背型で連続的に調整可能なガスフィルタ190は、所望の波長に影響を与えることなく、放射源10´からの不要な波長の放射光を選択的に排除するものである。
フィルタ190は、保護ウィンドウ36´の下方に間隔をおいて配置された放射透過性部材192を使用して構成され、適切な吸収ガス196が注入されるフィルタチャンバーまたは領域194を形成する。このフィルタ機能は、半導体ウエハの処理において重要である。高エネルギーフォトンはいくつかの処理おいて重要であるが、フォトンのエネルギーがある臨界値を超えると、(たとえば、電子−ホール対発生によって、)フォトンが半導体ウエハの回路に損傷を与える場合がある。
標準的な比較的広いエキシマバンドが与えられたときに、そのバンド幅の比較的低いエネルギー部分(すなわち長波長部分)だけが必要な場合がある。したがって、酸素または空気(18%の酸素を含む空気)からなる吸収ガス196を使用して、高エネルギーの”すそ野(tail)”を”物理的に(surgically)”取り除くことができる。他のタイプのフィルタ処理に対するガスフィルタ処理の利点は、特にシャープな差動フィルタ処理(sharp differential filtering)を使用する場合には、所望の波長における振幅の減少がごく僅かであることである。フィルタチャンバー194は、吸収ガス196の放射吸収特性を利用するものである。たとえば、酸素の吸収スペクトルは、複雑な構造を呈するが、図9に符号900で示されているように、基本的には波長が短くなるにつれて急激に増大する。
本発明に係る放射源10´に対して酸素の吸収スペクトルが有利な理由の1つは、図9に示すように、この吸収スペクトルが240nmと150nmとの間で8桁に渡って広がっていることである。これは、酸素が、本発明において重要なUV波長域および特にVUV波長域をカバーする、非常に強力な差動フィルタ(differential filter)であることを意味する。特に、酸素は、150nmから200nmまでのVUV波長に対する差動フィルタ処理を提供するものである。
フィルタチャンバー194は、圧力が調整可能なように酸素を充填することによって、短波長側に特定のカットオフ波長が導入されて、非常にシャープな(波長についての)ハイパスフィルタとして動作する。典型的なエキシマ遷移は、(エキシマ分子を構成する原子間の相互距離の振動による)遷移の連続性により、広いバンド幅を有する。典型的なエキシマ遷移における比較的広いバンド幅が与えられると、ガスフィルタ190は選択的そのバンド幅を狭め、そうすることによって、ピーク波長を長波長側に移動させる。もちろん、バンド内のピーク振幅は減少するが、そもそもバンド幅は非常に広いため、その減少は緩やかである。
たとえば、Xe ガスは、172nmのピーク波長を伴うエキシマ遷移を示す(図6に符号400で示されている)。この放射は、約18nmのFWHMバンド幅を有し、その結果、163nmから181nmの範囲に及ぶ放射光が発生する。ここで、165nm以下の放射光が不要であることが分かった場合、ガスフィルタ190によって、長波長側の放射のレベルに影響を及ぼすことなく、この短波長成分を除去することができる。
図10は、Xe 172nmエキシマ放射源に対する空気を主成分とするガスフィルタ190の応用例を示す図である。符号950が付けられたグラフでは、フィルタ190は、保護ウィンドウ36´とフィルタウィンドウ192との間に1/16インチ(1.5875mm)の間隙を含むものである。このとき、放射光のピーク波長は、フィルタ処理されていない場合の172nmのピークから約175nmに移動した。符号960が付けられたグラフでは、フィルタ190は、保護ウィンドウ36´とフィルタウィンドウ192との間に0.5インチ(12.7mm)の間隙を有するように修正された。このとき、放射光のピーク波長は、フィルタ処理されていない場合の172nmのピークから約180nmに移動した。最後に、符号970が付けられたグラフでは、フィルタ190は、保護ウィンドウ36´とフィルタウィンドウ192との間に1.25インチ(31.75mm)の間隙を有するように修正された。このとき、放射光のピーク波長は、フィルタ処理されていない場合の172nmのピークから約183nmに移動した。
図10では、ピーク放射波長は172nmから183nmに移動したが、もっと大幅にずらす(さらに10nm)ことも可能である。実際、ピーク波長は、最大でほぼ190nmにまでずらすことができ、その後は、Xe の代りに別のエキシマ遷移(すなわち、ArF の193nmエキシマ遷移)を使用できる。これによって、たとえば、2種類の混合ガス/エキシマ遷移、すなわち Xe および ArF のみを使用して、172nmから200nmまでの範囲でピーク波長を連続的に選択することができる。図10に示す3つのフィルタ処理の例から、放射を完全に遮断するために約8nmを要するのみであり、短波長側のカットオフは非常にシャープであることが分かる。
以上、本発明を詳細に説明してきたが、本発明は、添付請求項の思想または範囲内における、開示された実施形態からのあらゆる修正および変更を含むものである。
図1は、本発明に従って構成され、半導体ウエハを処理するための半導体体ウエハ密閉構造体に取付けられた放射源の第1の好適な実施形態を示す一部切断透視図である。 図2は、図1に示す放射源の一部切断分解透視図である。 図3は、図1の放射源を図式的に示す概略断面図である。 図4は、第1またはベース電極とそこから離れて配置された誘電体層との間に形成される領域を排気するためのポンプを示す拡大断面図である。 図5は、電源と第2またはスクリーン電極とを接続する給電線を示す拡大断面図である。 図6は、Xe エキシマガス源について、その放射強度を波長の関数として示したグラフである。 図7は、Ar/CF4 エキシマガス源について、その放射強度を波長の関数として示したグラフである。 図8は、放射発生領域からの放射をフィルタ処理するためのフィルタを含む、本発明の放射源の第2の実施形態を図式的に示す概略断面図である。 図9は、酸素ガスフィルタについて波長に対する吸収係数を示すグラフである。 図10は、周波数可変放射源について、波長に対する放射強度を示すグラフである。 ガス圧と放射強度との間の線形の関係を示すグラフである。 放射源からの距離と放射強度との間の線形の関係を示すグラフである。 点放射源および本発明の放射源について、放射源からの距離の関数として放射強度を示す対数スケールのグラフである。

Claims (23)

  1. 半導体ウエハの処理に使用する放射光を放射する放射源であって、
    a) 放射光の放射領域の境界を形成する二次元表面を有するベース電極と、
    b) 前記ベース電極から前記放射領域によって離間して配置されて前記放射領域の境界を形成し、前記放射領域からウエハ処理領域に放射光を透過させる放射透過性の誘電性部材と、
    c) 前記放射領域の境界を形成する前記ベース電極の二次元表面に略平行な平面で、前記放射透過性の誘電性部材に接触する二次元かつ放射透過性の格子状電極と、
    d) 前記ベース電極および前記格子状電極に電圧を印加する電源と、
    e) 前記放射領域に、前記ベース電極と前記格子状電極との間に設定される電界によってイオン化するイオン性ガスを供給するガス供給手段と、を含み、
    f) 前記電源は前記ベース電極および前記格子状電極に電圧を印加して電界を発生させ、それによって前記放射領域内の前記イオン性ガスはエキシマ励起されて、前記放射源から前記格子状電極を通じて放射される平面状の放射パターンが発生するとともに、
    g) 前記格子状電極に接触し、この格子状電極を前記放射領域の境界を形成する前記誘電性部材と接触させて保持する放射透過性保護ウィンドウをさらに含んでおり、前記放射源からの平面状の放射パターンは前記放射源から前記保護ウィンドウを通じて放射されるとともに、前記保護ウィンドウは、前記保護ウィンドウと前記誘電性部材との間の隙間領域を排気して前記保護ウィンドウと前記誘電性部材とで前記格子状電極を緊密に挟持する負圧条件を生成することによって、前記格子状電極に対して付勢されて前記誘電性部材を補強することを特徴とする放射源。
  2. 前記放射領域内であってかつ前記放射領域の境界を形成する前記誘電性部材と前記ベース電極の二次元表面との間に配置される1つまたは複数のスペーサ要素をさらに含むことを特徴とする請求項1記載の放射源。
  3. 前記ガス供給手段は、前記放射源によって所望の範囲の波長を有する放射光を得るために、エキシマ励起可能な一群のイオン性ガスから選択した1つを前記放射領域に導くことを特徴とする請求項1記載の放射源。
  4. 前記一群のイオン性ガスは、NeF、Ar2、Kr2、F2、Xe2、ArCl、KrI、ArF、KrBr、KrCl、KrF、XeI、Cl2、XeBr、Br2、および Ar/CF4 を含むことを特徴とする請求項3記載の放射源。
  5. 前記ガス供給手段は、前記ベース電極中に離れて配置された入口ポートおよび出口ポートによって前記放射領域に通じていることを特徴とする請求項1記載の放射源。
  6. 前記格子状電極は、導電性の網目状材料であることを特徴とする請求項1記載の放射源。
  7. 前記放射透過性の保護ウィンドウから離れて配置されてフィルタチャンバーの境界を形成する放射透過性のフィルタチャンバー部材と、前記フィルタチャンバー内に注入されて前記放射源から前記放射透過性のフィルタチャンバー部材を通じて放射される放射波長の範囲を狭めるように前記放射領域から放射される特定波長の放射光を吸収する吸収ガスと、をさらに含むことを特徴とする請求項1記載の放射源。
  8. 前記吸収ガスは、酸素を含むことを特徴とする請求項記載の放射源。
  9. 前記放射光は、UV波長域の放射光であることを特徴とする請求項1記載の放射源。
  10. 前記放射光は、UV波長域の放射光であることを特徴とする請求項1記載の放射源。
  11. 放射処理室に配置された半導体ウエハを放射処理によって処理するための方法であって、
    a) 放射領域に面するほぼ平面状の表面を有するベース電極を配置する工程と、
    b) 前記ベース電極のほぼ平面状の表面から間隔を置いて略平行に配置され、誘電性部材の第1面側は前記放射領域の境界を形成し、前記誘電性部材の第2面側は前記ウエハ に面する放射透過性の前記誘電性部材を配置する工程と、
    c) 前記誘電性部材の前記第2面側に隣接する二次元かつ放射透過性の電極スクリーンを、前記放射領域の境界を形成する前記ベース電極の二次元表面に略平行な平面に配置する工程と、
    d) 前記放射領域にエキシマ励起可能なイオン性ガスを供給する工程と、
    e) 前記ベース電極および前記電極スクリーンに電圧を印加し、前記ベース電極と前記電極スクリーンとの間に電界を発生させて前記イオン性ガスをエキシマ励起し、それによって前記放射源から前記ウエハを処理するための平面状の放射パターンを発生させる工程と、
    f) 前記電極スクリーンに接触し、この電極スクリーンを前記放射領域の境界を形成する前記誘電性部材と接触させて保持し、前記放射源からの平面状の放射パターンは前記放射源から第2の放射透過性誘電性部材である保護ウィンドウを通じて放射される、放射透過性の前記保護ウィンドウを設ける工程と、
    g) 前記保護ウィンドウと前記誘電性部材との間の隙間領域を排気して前記保護ウィンドウと前記誘電性部材とで前記電極スクリーンを緊密に挟持する負圧条件を生成することによって、前記保護ウィンドウを前記電極スクリーンに対して付勢して前記誘電性部材を補強する工程と、を含むことを特徴とする方法。
  12. 前記イオン性ガスを供給する工程は、前記放射領域に連通して前記イオン性ガスを前記放射領域に注入するためのガス吸気口およびガス排気口を設けることを含んでいる請求項11記載の方法。
  13. 前記イオン性ガスを供給する工程は、一群のイオン性ガスから1つのイオン性ガスを選択するステップを含み、前記一群のイオン性ガスは、 NeF Ar 2 Kr 2 F 2 Xe 2 ArCl KrI ArF KrBr KrCl KrF XeI Cl 2 XeBr Br 2 、および Ar/CF 4 を含むことを特徴とする請求項1記載の方法。
  14. ウエハ密閉構造体内に配置された半導体ウエハを処理するための放射光の放射源であって、
    a) 放射光の放射領域の境界を形成する二次元表面を有するベース電極と、
    b) 1)前記ベース電極から前記放射領域によって離間して配置されて前記放射領域の境界を形成し、前記放射領域からウエハ処理領域に放射光を透過させる放射透過性の誘電性部材、および
    2)前記放射領域の境界を形成する前記ベース電極の二次元表面に略平行な平面で、前記放射透過性の誘電性部材に接触する二次元かつ放射透過性の格子状電極、を含むアセンブリーと、
    c) 前記ベース電極および前記格子状電極に電圧を印加する電源と、
    d) 前記ベース電極と前記格子状電極との間に設定される電界によってイオン化するために前記放射領域に収容されるエキシマ励起可能なイオン性ガスと、を含み、
    e) 前記電源は前記ベース電極および前記格子状電極に電圧を印加して電界を発生させ、それによって前記放射領域内の前記イオン性ガスはエキシマ励起されて、前記放射源から前記格子状電極を通じて放射される平面状の放射パターンが発生するとともに、
    f) 前記アセンブリーは、前記格子状電極に接触しかつこの格子状電極を前記放射領域の境界を形成する前記誘電性部材と接触させて保持する放射透過性の保護ウィンドウをさらに含んでおり、前記放射源からの平面状の放射パターンは、前記放射源から前記保護ウィンドウを通じて放射されるとともに、前記保護ウィンドウは、前記保護ウィンドウと前記誘電性部材との間の隙間領域を排気して前記保護ウィンドウと前記誘電性部材とで前記格子状電極を緊密に挟持する負圧条件を生成することによって、前記格子状電極に対して付勢されて前記誘電性部材を補強することを特徴とする放射源。
  15. 前記放射領域の境界を形成する前記誘電性部材と前記ベース電極の二次元表面との間に配置されて前記放射領域の周縁部分に接するスペーサ要素をさらに含むことを特徴とする請求項14記載の放射源。
  16. 前記放射領域に収容されるガスは、前記ベース電極中のガス吸気口を通 じて注入されることを特徴とする請求項1記載の放射源。
  17. 前記放射領域に収容されるガスは、NeF Ar 2 Kr 2 F 2 Xe 2 ArCl KrI ArF KrBr KrCl KrF XeI Cl 2 XeBr Br 2 、および Ar/CF 4 を含むエキシマ励起可能な一群のイオン性ガスから選択されることを特徴とする請求項1記載の放射源。
  18. 前記格子状電極は、導電性の網目状材料であることを特徴とする請求項1記載の放射源。
  19. 前記放射透過性の保護ウィンドウから離れて配置されてフィルタチャンバーの境界を形成する放射透過性のフィルタチャンバー部材と、前記フィルタチャンバー内に注入されて前記放射源から前記放射透過性のフィルタチャンバー部材を通じて放射される放射波長の範囲を狭めるように前記放射領域から放射される特定波長の放射光を吸収する吸収ガスと、をさらに含むことを特徴とする請求項1記載の放射源。
  20. 前記吸収ガスは、酸素を含むことを特徴とする請求項19記載の放射源。
  21. 前記放射光は、UV波長域の放射光であることを特徴とする請求項1記載の放射源。
  22. 前記放射光は、VUV波長域の放射光であることを特徴とする請求項1記載の放射源。
  23. 放射によって半導体ウエハを処理するための半導体ウエハ処理システムであって、
    a) 半導体ウエハを支持するウエハ密閉構造体と、
    b) 前記ウエハ密閉構造体に取付けられてウエハを処理するための放射光を発生させる放射源とを含み、
    該放射源は、
    1)放射光の放射領域の境界を形成する二次元表面を有するベース電極、
    2)i)前記ベース電極から前記放射領域の介在による間隔をおいて配置されて前記放射領域の境界を形成し、前記放射領域からウエハ処理領域に放射を透過させる放射透過性の誘電性部材、および
    ii) 前記放射領域の境界を形成する前記ベース電極の二次元表面に略平行な平面で、前記放射透過性の誘電性部材に接触する二次元かつ放射透過性の格子状電極、を含むアセンブリー、
    3) 前記ベース電極および前記格子状電極に電圧を印加する電源、
    4) 前記ベース電極と前記格子状電極との間に設定される電界によってイオン化するために前記放射領域に収容されるエキシマ励起可能なイオン性ガス、を含み、
    5) 前記電源は前記ベース電極および前記格子状電極に電圧を印加して電界を発生させ、それによって前記放射領域内の前記イオン性ガスはエキシマ励起されて、前記放射源から前記格子状電極を通じて放射される平面状の放射パターンが発生するとともに、
    6) 前記アセンブリーは、前記格子状電極に接触しかつこの格子状電極を前記放射領域の境界を形成する前記誘電性部材と接触させて保持する放射透過性の保護ウィンドウをさらに含んでおり、前記放射源からの平面状の放射パターンは、前記放射源から前記保護ウィンドウを通じて放射されるとともに、前記保護ウィンドウは、前記保護ウィンドウと前記誘電性部材との間の隙間領域を排気して前記保護ウィンドウと前記誘電性部材とで前記格子状電極を緊密に挟持する負圧条件を生成することによって、前記格子状電極に対して付勢されて前記誘電性部材を補強することを特徴とするシステム。
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