JP4099509B2 - 第三者呼制御による二者間通話制御方法、その装置及び二者間通話制御プログラム - Google Patents

第三者呼制御による二者間通話制御方法、その装置及び二者間通話制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、インターネットなどの通信回線網を介してクライアントPCなどで取得した情報先との間で、簡便に電話通信を行うことができる通話制御方法及びシステムに関する。
近時のインターネットの発展にともない、検索エンジンなどを用いて目的とする情報を取得することがきわめて容易になっている。たとえば、ある特定の商品またはサービスを探しているユーザが、自分のパソコンの検索エンジンを用い、目的とする商品販売者やサービス提供者のホームページなどにアクセスし、そこに掲載された詳細情報に基づいて商品やサービスの購入を決定するといったことも頻繁に行われている。
ところで、ユーザが商品販売者やサービス提供者のホームページの情報だけではその商品やサービスの詳細情報が不明な場合は、そのホームページに掲載された商品販売者やサービス提供者の問合せ先電話番号を見て、ユーザが直接電話し、詳細な内容を問い合わせるといったことが行われている。
しかしながら、ユーザが問合せ先の電話番号を押して電話をかけることは煩雑であるし、電話の掛け間違いも生じ易い。また、電話料金もユーザが負担しなければならないこともある。さらに、ユーザが問合せ先に電話すると、ユーザの電話番号が問合せ先に知られることもあり、個人情報保護の観点から好ましくない。
特開平10−262058
本発明は、通信回線網を介して取得した情報画面上にて目的とする相手先との電話通信を簡単かつ安全に行うことができる通話制御方法及びシステムを提供することを目的とする。
さらに、本発明の目的は、相互に自電話番号を秘匿しながら、2者間音声通話セッションを確立すると共に、発呼元電話端末において、着呼先電話端末の特定の電話番号を知ることなく、所望の相手先への接続要求をイニシエートすることを可能とする点にある。
さらに、本発明の目的は、電話端末或いは通信キャリアに実装される機能に依存することなく、いずれの電話端末においても、相互に自電話番号を秘匿した2者間音声通話を可能とする点にある。
さらに、本発明の目的は、2者間音声通話セッションを制御する第三者呼制御サーバにおいて、2者間音声通話セッションに多様な機能の付加を可能とする点にある。
さらになお、本発明の目的は、通信キャリアが提供する特定の機能に依存することなく、2者間通話を行なう電話端末のいずれに音声通話料金を課金するかを、任意に制御することを可能とする点にある。
本発明のある特徴によれば、IP網経由で第1のユーザから第2のユーザへの接続要求を、前記第1のユーザの操作端末から受信するステップと、前記接続要求中に記述された前記第1のユーザの電話番号を有する第1の電話端末への発呼要求を行なうよう、前記IP網内の端末の呼制御を行なうIP呼制御サーバに指示して、自サーバと前記第1の電話端末との間に、第1のセッションを確立させるステップと、前記接続要求中に記述された第2のユーザの識別子を変換することにより得られた電話番号を有する第2の電話端末への発呼要求を行なうよう、前記IP呼制御サーバに指示して、自サーバと前記第2の電話端末との間に、第2のセッションを確立させるステップと、前記第1のセッションと前記第2のセッションとをブリッジすることにより、前記第1のセッション及び前記第2のセッションを介して、前記第1の電話端末と前記第2の電話端末との間の音声通話を可能とするステップとを含むことを特徴とする通話制御方法が提供される。
前記第2の電話端末の電話番号は、前記操作端末と前記IP網経由で接続され、前記接続要求の認証を行なうWWWサーバにおいて、前記接続要求に付加されてよい。
本発明の他の特徴によれば、IP網経由で第1のユーザから第2のユーザへの接続要求を、前記第1のユーザの操作端末から受信するステップと、前記接続要求中に記述された前記第1のユーザの電話番号を有する第1の電話端末、又は前記接続要求中に記述された第2のユーザの識別子を変換することにより得られた電話番号を有する第2の電話端末のいずれへ発呼要求を行なうかを決定するステップと、前記発呼要求を行なうと決定された電話端末への発呼要求を行なうよう、前記IP網内の端末の呼制御を行なうIP呼制御サーバに指示して、自サーバと、前記第1の電話端末或いは前記第2の電話端末との間に、第1のセッションを確立させるステップと、前記自サーバと前記第1のセッションが確立された前記第1の電話端末或いは前記第2の電話端末のいずれか一方に、前記第1の電話端末或いは前記第2の電話端末の前記一方から他方への発呼を指示する転送要求を、前記第1のセッションを通じ前記IP呼制御サーバを介して送信するステップとを含み、前記転送要求を受信した前記第1の電話端末或いは前記第2の電話端末の前記一方は、前記転送要求中に記述された前記他方に発呼することにより第2のセッションを確立し、前記第1の電話端末と前記第2の電話端末との間の音声通話は、前記第2のセッションを介して実行されることを特徴とする通話制御方法が提供される。
上記通話制御方法は、さらに、前記他方の電話端末から、発呼に対する肯定応答を受信した際に、前記第1のセッションを開放するステップを含んでよい。
前記転送要求は、課金されるべき電話端末に対して送信されてよい。
本発明の他の特徴によれば、IP網経由で第1のユーザから第2のユーザへの接続要求を、前記第1のユーザの操作端末から受信するステップと、前記接続要求中に記述された前記第1のユーザの電話番号を有する第1の電話端末への発呼要求を行なうよう、前記IP網内の端末の呼制御を行なうIP呼制御サーバに指示して、自サーバと前記第1の電話端末との間に、第1のセッションを確立させるステップと、前記接続要求中に記述された第2のユーザの識別子を変換することにより得られた電話番号を有する第2の電話端末への発呼要求を行なうよう、前記IP呼制御サーバに指示して、自サーバと前記第2の電話端末との間に、第2のセッションを確立させるステップと、前記第2の電話端末の通信能力を示す音声通信情報を、IP呼制御サーバに指示して前記第1のセッションを介して前記第1の電話端末に送信させるステップと、前記第1の電話端末の通信能力を示す音声通信情報を、IP呼制御サーバに指示して前記第2のセッションを介して前記第2の電話端末に送信させるステップと、前記第1の電話端末及び前記第2の電話端末のそれぞれから音声通信情報受信に対する肯定応答を受信した際に、前記第1のセッション及び前記第2のセッションを開放するステップとを含み、前記第1の電話端末と前記第2の電話端末との間の音声通話は、自サーバを経由しない第3のセッションを介して実行されることを特徴とする通話制御方法が提供される。
本発明の他の特徴によれば、IP網経由で第1のユーザから第2のユーザへの接続要求を、前記第1のユーザの第1の端末装置から受信するステップと、前記第1の端末装置への発信要求を行なうよう、前記IP網内の端末の呼制御を行なうIP呼制御サーバに指示して、自サーバと前記第1の端末装置との間に、第1のセッションを確立させるステップと、前記第1のセッションが確立された前記第1の端末装置に、前記接続要求中に記述された識別子から取得される前記第2のユーザの第2の端末装置への発信要求を指示する転送要求を、前記第1のセッションを通じ前記IP呼制御サーバを介して送信するステップとを含み、前記転送要求を受信した前記第1の端末装置は、前記第2の端末装置に発信要求を送信することにより第2のセッションを確立し、前記第1の端末装置と前記第2の端末装置との間のデータ通信は、前記第2のセッションを介して実行されることを特徴とするアクセスコントロール方法が提供される。
本発明の他の特徴によれば、IP網経由で第1のユーザから第2のユーザへの接続要求を、前記第1のユーザの操作端末から受信する接続要求受信部と、前記接続要求中に記述された前記第1のユーザの電話番号を有する第1の電話端末への発呼要求を行なうよう、前記IP網内の端末の呼制御を行なうIP呼制御サーバに指示して、自サーバと前記第1の電話端末との間に、第1のセッションを確立させる第1のセッション確立部と、前記接続要求中に記述された第2のユーザの識別子を変換することにより得られた電話番号を有する第2の電話端末への発呼要求を行なうよう、前記IP呼制御サーバに指示して、自サーバと前記第2の電話端末との間に、第2のセッションを確立させる第2のセッション確立部と、前記第1のセッションと前記第2のセッションとをブリッジすることにより、前記第1のセッション及び前記第2のセッションを介して、前記第1の電話端末と前記第2の電話端末との間の音声通話を可能とするブリッジ部とを具備することを特徴とする通話制御サーバ装置が提供される。
本発明の他の特徴によれば、IP網経由で第1のユーザから第2のユーザへの接続要求を、前記第1のユーザの操作端末から受信する接続要求受信部と、前記接続要求中に記述された前記第1のユーザの電話番号を有する第1の電話端末、又は前記接続要求中に記述された第2のユーザの識別子を変換することにより得られた電話番号を有する第2の電話端末のいずれへ発呼要求を行なうかを決定する発呼先決定部と、前記発呼要求を行なうと決定された電話端末への発呼要求を行なうよう、前記IP網内の端末の呼制御を行なうIP呼制御サーバに指示して、自サーバと、前記第1の電話端末或いは前記第2の電話端末との間に、第1のセッションを確立させるセッション確立部と、前記自サーバと前記第1のセッションが確立された前記第1の電話端末或いは前記第2の電話端末のいずれか一方に、前記第1の電話端末或いは前記第2の電話端末の前記一方から他方への発呼を指示する転送要求を、前記第1のセッションを通じ前記IP呼制御サーバを介して送信する転送要求送信部とを具備し、前記転送要求を受信した前記第1の電話端末或いは前記第2の電話端末の前記一方は、前記転送要求中に記述された前記他方に発呼することにより第2のセッションを確立し、前記第1の電話端末と前記第2の電話端末との間の音声通話は、前記第2のセッションを介して実行されることを特徴とする通話制御サーバ装置が提供される。
本発明の他の特徴によれば、IP網経由で第1のユーザから第2のユーザへの接続要求を、前記第1のユーザの操作端末から受信する接続要求受信部と、前記接続要求中に記述された前記第1のユーザの電話番号を有する第1の電話端末への発呼要求を行なうよう、前記IP網内の端末の呼制御を行なうIP呼制御サーバに指示して、自サーバと前記第1の電話端末との間に、第1のセッションを確立させる第1のセッション確立部と、前記接続要求中に記述された第2のユーザの識別子を変換することにより得られた電話番号を有する第2の電話端末への発呼要求を行なうよう、前記IP呼制御サーバに指示して、自サーバと前記第2の電話端末との間に、第2のセッションを確立させる第2のセッション確立部と、前記第2の電話端末の通信能力を示す音声通信情報を、IP呼制御サーバに指示して前記第1のセッションを介して前記第1の電話端末に送信させる第1の音声通信情報送信部と、前記第1の電話端末の通信能力を示す音声通信情報を、IP呼制御サーバに指示して前記第2のセッションを介して前記第2の電話端末に送信させる第2の音声通信情報送信部と、前記第1の電話端末及び前記第2の電話端末のそれぞれから音声通信情報受信に対する肯定応答を受信した際に、前記第1のセッション及び前記第2のセッションを開放するセッション開放部とを含み、前記第1の電話端末と前記第2の電話端末との間の音声通話は、自サーバを経由しない第3のセッションを介して実行されることを特徴とする通話制御サーバ装置が提供される。
本発明の他の特徴によれば、IP網経由で第1のユーザから第2のユーザへの接続要求を、前記第1のユーザの第1の端末装置から受信する接続要求受信部と、前記第1の端末装置への発信要求を行なうよう、前記IP網内の端末の呼制御を行なうIP呼制御サーバに指示して、自サーバと前記第1の端末装置との間に、第1のセッションを確立させるセッション確立部と、前記第1のセッションが確立された前記第1の端末装置に、前記接続要求中に記述された識別子から取得される前記第2のユーザの第2の端末装置への発信要求を指示する転送要求を、前記第1のセッションを通じ前記IP呼制御サーバを介して送信する転送要求送信部とを含み、前記転送要求を受信した前記第1の端末装置は、前記第2の端末装置に発信要求を送信することにより第2のセッションを確立し、前記第1の端末装置と前記第2の端末装置との間のデータ通信は、前記第2のセッションを介して実行されることを特徴とするアクセスコントロール装置が提供される。
本発明の他の特徴によれば、通話制御処理をコンピュータに実行させるための通話制御プログラムであって、該プログラムは、前記コンピュータに、IP網経由で第1のユーザから第2のユーザへの接続要求を、前記第1のユーザの操作端末から受信する接続要求受信処理と、前記接続要求中に記述された前記第1のユーザの電話番号を有する第1の電話端末への発呼要求を行なうよう、前記IP網内の端末の呼制御を行なうIP呼制御サーバに指示して、自サーバと前記第1の電話端末との間に、第1のセッションを確立させる第1のセッション確立処理と、前記接続要求中に記述された第2のユーザの識別子を変換することにより得られた電話番号を有する第2の電話端末への発呼要求を行なうよう、前記IP呼制御サーバに指示して、自サーバと前記第2の電話端末との間に、第2のセッションを確立させる第2のセッション確立処理と、前記第1のセッションと前記第2のセッションとをブリッジすることにより、前記第1のセッション及び前記第2のセッションを介して、前記第1の電話端末と前記第2の電話端末との間の音声通話を可能とするブリッジ処理とを含む処理を実行させるためのものであることを特徴とする通話制御プログラムが提供される。
本発明の他の特徴によれば、通話制御処理をコンピュータに実行させるための通話制御プログラムであって、該プログラムは、前記コンピュータに、IP網経由で第1のユーザから第2のユーザへの接続要求を、前記第1のユーザの操作端末から受信する接続要求受信処理と、前記接続要求中に記述された前記第1のユーザの電話番号を有する第1の電話端末、又は前記接続要求中に記述された第2のユーザの識別子を変換することにより得られた電話番号を有する第2の電話端末のいずれへ発呼要求を行なうかを決定する発呼先決定処理と、前記発呼要求を行なうと決定された電話端末への発呼要求を行なうよう、前記IP網内の端末の呼制御を行なうIP呼制御サーバに指示して、自サーバと、前記第1の電話端末或いは前記第2の電話端末との間に、第1のセッションを確立させるセッション確立処理と、前記自サーバと前記第1のセッションが確立された前記第1の電話端末或いは前記第2の電話端末のいずれか一方に、前記第1の電話端末或いは前記第2の電話端末の前記一方から他方への発呼を指示する転送要求を、前記第1のセッションを通じ前記IP呼制御サーバを介して送信する転送要求送信処理とを含む処理を実行させるためのものであり、前記転送要求を受信した前記第1の電話端末或いは前記第2の電話端末の前記一方は、前記転送要求中に記述された前記他方に発呼することにより第2のセッションを確立し、前記第1の電話端末と前記第2の電話端末との間の音声通話は、前記第2のセッションを介して実行されることを特徴とする通話制御プログラムが提供される。
本発明の他の特徴によれば、通話制御処理をコンピュータに実行させるための通話制御プログラムであって、該プログラムは、前記コンピュータに、IP網経由で第1のユーザから第2のユーザへの接続要求を、前記第1のユーザの操作端末から受信する接続要求受信処理と、前記接続要求中に記述された前記第1のユーザの電話番号を有する第1の電話端末への発呼要求を行なうよう、前記IP網内の端末の呼制御を行なうIP呼制御サーバに指示して、自サーバと前記第1の電話端末との間に、第1のセッションを確立させる第1のセッション確立処理と、前記接続要求中に記述された第2のユーザの識別子を変換することにより得られた電話番号を有する第2の電話端末への発呼要求を行なうよう、前記IP呼制御サーバに指示して、自サーバと前記第2の電話端末との間に、第2のセッションを確立させる第2のセッション確立処理と、前記第2の電話端末の通信能力を示す音声通信情報を、IP呼制御サーバに指示して前記第1のセッションを介して前記第1の電話端末に送信させる第1の音声通信情報送信処理と、前記第1の電話端末の通信能力を示す音声通信情報を、IP呼制御サーバに指示して前記第2のセッションを介して前記第2の電話端末に送信させる第2の音声通信情報送信処理と、前記第1の電話端末及び前記第2の電話端末のそれぞれから音声通信情報受信に対する肯定応答を受信した際に、前記第1のセッション及び前記第2のセッションを開放するセッション開放処理とを含む処理を実行させるためのものであり、前記第1の電話端末と前記第2の電話端末との間の音声通話は、自サーバを経由しない第3のセッションを介して実行されることを特徴とする通話制御プログラムが提供される。
本発明の他の特徴によれば、アクセスコントロール処理をコンピュータに実行させるためのアクセスコントロールプログラムであって、該プログラムは、前記コンピュータに、
IP網経由で第1のユーザから第2のユーザへの接続要求を、前記第1のユーザの第1の端末装置から受信する接続要求受信処理と、前記第1の端末装置への発信要求を行なうよう、前記IP網内の端末の呼制御を行なうIP呼制御サーバに指示して、自サーバと前記第1の端末装置との間に、第1のセッションを確立させるセッション確立処理と、前記第1のセッションが確立された前記第1の端末装置に、前記接続要求中に記述された識別子から取得される前記第2のユーザの第2の端末装置への発信要求を指示する転送要求を、前記第1のセッションを通じ前記IP呼制御サーバを介して送信する転送要求送信処理とを含む処理を実行させるためのものであり、前記転送要求を受信した前記第1の端末装置は、前記第2の端末装置に発信要求を送信することにより第2のセッションを確立し、
前記第1の端末装置と前記第2の端末装置との間のデータ通信は、前記第2のセッションを介して実行されることを特徴とするアクセスコントロールプログラムが提供される。
本発明の他の特徴によれば、操作端末とIP網を介して接続され、HTTPプロトコルにより通信するWWWサーバと、前記IP網内の呼制御を行なうIP呼制御サーバと、前記WWWサーバからの接続要求に応じて2者間通話を制御するため、前記IP呼制御サーバに呼制御を指示する通話制御サーバとを有する通話制御システムであって、前記WWWサーバは、前記操作端末から、第1のユーザから第2のユーザへの接続要求を受信する受信部と、前記接続要求の認証を行なうと共に、前記接続要求中に記述された前記第2のユーザの識別子を変換して得られる前記第2のユーザの電話番号を、前記接続要求に付加して前記通話制御サーバに送信する変換部とを具備し、前記通話制御サーバは、前記接続要求を前記WWWサーバ経由で受信する接続要求受信部と、前記接続要求中に記述された前記第1のユーザの電話番号を有する第1の電話端末への発呼要求を行なうよう、前記IP網内の端末の呼制御を行なうIP呼制御サーバに指示して、自サーバと前記第1の電話端末との間に、第1のセッションを確立させる第1のセッション確立部と、前記接続要求中に記述された第2のユーザの識別子を変換することにより得られた電話番号を有する第2の電話端末への発呼要求を行なうよう、前記IP呼制御サーバに指示して、自サーバと前記第2の電話端末との間に、第2のセッションを確立させる第2のセッション確立部と、前記第1のセッションと前記第2のセッションとをブリッジすることにより、前記第1のセッション及び前記第2のセッションを介して、前記第1の電話端末と前記第2の電話端末との間の音声通話を可能とするブリッジ部とを具備することを特徴とする通話制御システムが提供される。
本発明の他の特徴によれば、操作端末とIP網を介して接続され、HTTPプロトコルにより通信するWWWサーバと、前記IP網内の呼制御を行なうIP呼制御サーバと、前記WWWサーバからの接続要求に応じて2者間通話を制御するため、前記IP呼制御サーバに呼制御を指示する通話制御サーバとを有する通話制御システムであって、前記WWWサーバは、前記操作端末から、第1のユーザから第2のユーザへの接続要求を受信する受信部と、前記接続要求の認証を行なうと共に、前記接続要求中に記述された前記第2のユーザの識別子を変換して得られる前記第2のユーザの電話番号を、前記接続要求に付加して前記通話制御サーバに送信する変換部とを具備し、前記通話制御サーバは、前記接続要求を前記WWWサーバ経由で受信する接続要求受信部と、前記接続要求中に記述された前記第1のユーザの電話番号を有する第1の電話端末、又は前記接続要求中に記述された第2のユーザの識別子を変換することにより得られた電話番号を有する第2の電話端末のいずれへ発呼要求を行なうかを決定する発呼先決定処理と、前記発呼要求を行なうと決定された電話端末への発呼要求を行なうよう、前記IP網内の端末の呼制御を行なうIP呼制御サーバに指示して、自サーバと、前記第1の電話端末或いは前記第2の電話端末との間に、第1のセッションを確立させるセッション確立部と、前記自サーバと前記第1のセッションが確立された前記第1の電話端末或いは前記第2の電話端末のいずれか一方に、前記第1の電話端末或いは前記第2の電話端末の前記一方から他方への発呼を指示する転送要求を、前記第1のセッションを通じ前記IP呼制御サーバを介して送信する転送要求送信部とを具備し、前記転送要求を受信した前記第1の電話端末或いは前記第2の電話端末の前記一方は、前記転送要求中に記述された前記他方に発呼することにより第2のセッションを確立し、前記第1の電話端末と前記第2の電話端末との間の音声通話は、前記第2のセッションを介して実行されることを特徴とする通話制御システムが提供される。
本発明では、一方の通話者(甲)が端末装置の表示画面に表示された入力部に電話番号を入力するだけで、制御部はソフトフォン部を介して他方の通話者(乙)に電話をかけ、これら通話者(甲、乙)の通話接続を行うので、簡単に相手先との通話が可能となる。また、この通話はソフトフォン部を介して仮想的に接続されるので、相手先に自分の電話番号を知らせたくない場合にも対応することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明に係る通信制御システムの実施形態を示すシステムブロック図であり、通信回線網としてのインターネット又はIPネットワーク(以下、代表的にインターネット等1という。)と、このインターネット等1に接続された利用者A,Bが使用する端末装置としてのパーソナルコンピュータ2と、同じくインターネット等1に接続された固定電話機や携帯電話機3とを有する。
利用者A,Bが使用するパーソナルコンピュータ2には、Webブラウザがインストールされ、インターネット等1を介してアプリケーションサーバ4から提供される種々の情報がディスプレイ装置などの表示画面に表示される。また、利用者A,Bは、インターネット等1に接続されたIP(Internet Protocol)電話機などのSIP(Session Initiation Protocol)端末5を利用することができ、IP電話機間でインターネット等1を介して通話をすることができる。ここでSIP端末とは、IPネットワーク上でマルチメディアセッションを確立・変更・終了するためのアプリケーション層のシグナリングプロトコルにより、保留・転送・会議・コールウェイティングなどの種々の機能を備えた通話可能な端末をいう。
SIPサーバ6は、図示は省略するが、ユーザエージェントクライアント(UAC)からのSIPリクエストを次のサーバ(UACを含む。)に中継するプロキシサーバと、リクエストを受け取り、着信側の現在のアドレスを発信側に知らせるリダイレクトサーバとなどで構成されている。
一方、利用者C,Dは固定電話機や携帯電話機3を利用することができ、これら固定電話機や携帯電話機3は、一般公衆回線網7及びVoIPゲートウェイ8(Voice over Internet Protocol Gateway)を介してインターネット等1に接続されている。VoIPゲートウェイ8とは、一般公衆回線網7に接続された固定電話機や携帯電話機3とIPネットワーク1を接続する際に音声情報等を変換するための機器であり、以下、PSTNゲートウェイ8として参照される。
本発明に係る仮想エージェントサーバ9には、図2に示すように、入力部92を構成するインターフェースプログラムAIPと、制御部94を構成するメインプログラムと、ソフトフォン部96を構成するソフトフォンプログラムとが、Windows (登録商標),Unix(登録商標),Linux, BSDなどの各種オペレーティングシステムOS上にインストールされている。
インターフェースプログラム92は、アプリケーションサーバ4(以下、WWWサーバとして参照される)やユーザのパーソナルコンピュータ2にインストールされたDLL(Dynamic Link Library)プログラム42と仮想エージェントサーバ9とが通信を行うためのインターフェースプログラムである。また、メインプログラム94は、種々の呼制御(電話通信処理)を行うためのルールを司るプログラムであり、電話通信の用途に応じてこのメインプログラムを交換することにより、多様なシーンに対応することができる。
ソフトフォンプログラム96は、メインプログラム94からの指令を受け、多数の端子UA1,UA2,…UAnを介して電話機同士を相互に仮想的に接続させる機能を有するプログラムであり、各端子UAnのそれぞれには専用の電話番号が割り当てられている。
なお、DLLプログラム42は、アプリケーションサーバ4やユーザのパーソナルコンピュータ2にインストールされており、発呼、切断、保留、転送などの呼制御に関する機能を備えたプログラムであり、ユーザ側からの各種指令を仮想エージェントサーバ9に送るためのインターフェースである。本発明の「入力部」には、このDLLプログラムも含まれている。
次に図5及び図6を参照しながら本例の通信制御システムの通信確立時の制御手順を説明する。
まず、ユーザ端末装置2から通話確立要求があると、ユーザ端末装置2→インターネット等1→アプリケーションサーバ4のDLLプログラム42→インターネット等1→仮想エージェントサーバ9のインターフェースプログラム92→メインプログラム94という経路で、メインプログラム94に通話確立要求が入力される(ステップST1)、なお、このときアプリケーションサーバ4はユーザ端末装置2に対して「接続中」のステータスを返却する。
仮想エージェントサーバ9のメインプログラム94は、ユーザ端末装置2からの通話確立要求を受信すると、ソフトフォンプログラム96→端子UA1→インターネット等1→SIPサーバ6→発信元のSIP端末機5(IP電話など)という経路で、発信元のSIP端末機5に接続要求を出す(ステップST2)。
メインプログラム94は、ソフトフォンプログラム96から発信元のSIP端末機5に対する接続要求により接続が成功したかどうかを判断し(ステップST3)、接続に失敗したときはアプリケーションサーバ4に接続エラーである旨を返却し(ステップST4)、これを受けたアプリケーションサーバ4に接続エラーである旨を返却し(ステップST4)、これを受けたアプリケーションサーバ4は、ユーザ端末装置2に「接続失敗」のステータスを返却する。
ステップST3においてソフトフォンプログラム96の端子UA1と発信元SIP端末機5の接続に成功したとき、メインプログラム94は、ソフトフォンプログラム96の端子UA1以外の端子UA2と、発信先のSIP端末機5とを接続するための接続要求を出力する(ステップST5)。すなわち、メインプログラム94→ソフトフォンプログラム96の端子UA2→インターネット等1→SIPサーバ6→発信先のSIP端末機5という経路で、接続要求を出す。
メインプログラム94は、ソフトフォンプログラム96から発信先のSIP端末機5に対する接続要求により接続が成功したかどうかを判断し(ステップST6)、接続に失敗したときはアプリケーションサーバ4に接続エラーである旨を返却し(ステップST7)、これを受けたアプリケーションサーバ4は、ユーザ端末装置2に「接続失敗」のステータスを返却する。
これに対して、ステップST6においてソフトフォンプログラム96の端子UA2と発信先SIP端末機5の接続に成功したら、次にメインプログラム94は、発信元SIP端末機5と発信先SIP端末機5との音声を接続すべく、音声接続処理を実行するよう発信元のSIP端末機5に対して音声出力変更要求を出す(ステップST8)。これにより仮想エージェントサーバ9と発信元SIP端末機5、仮想エージェントサーバ9と発信先SIP端末機5の間は、音声情報が破棄されてSIP方式の情報交換がなされる一方で、発信元SIP端末機5と発信先SIP端末機5との間で音声情報の交換が確立することになる。
なお、メインプログラム94は、ソフトフォンプログラム96から発信元のSIP端末機5に対する音声出力変更要求に成功したかどうかを判断し(ステップST9)、変更に失敗したときはアプリケーションサーバ4に接続エラーである旨を返却し(ステップST10)、これを受けたアプリケーションサーバ4は、ユーザ端末装置2に「接続失敗」のステータスを返却する。これに対して、ステップST9において変更要求に成功したら、メインプログラム94はアプリケーションサーバ4に通話確立要求の正常終了通知を返却し(ステップST11)、これを受けたアプリケーションサーバ4はユーザ端末装置2に「接続完了」のステータスを返却する。
図7は、本例の通信制御システムの通話切断時の制御手順を示すフローチャートであり、まず、何れかのSIP端末機5から通話切断要求があると、SIP端末機5→インターネット等1→SIPサーバ6→インターネット等1→仮想エージェントサーバ9のソフトフォンプログラム96→メインプログラム94という経路で、メインプログラム94に通話切断要求が入力される(ステップST1)。
仮想エージェントサーバ9のメインプログラム94は、SIP端末機5からの通話切断要求を受信すると、ソフトフォンプログラム96→切断元の端子UAn→インターネット等1→SIPサーバ6→切断元のSIP端末機5(IP電話など)という経路で、切断元のSIP端末機5に切断要求を出す(ステップST2)。これにより、仮想エージェントサーバ9と切断元のSIP端末機5との間のSIPセッションが切断される。
これに続いて、仮想エージェントサーバ9のメインプログラム94は、ソフトフォンプログラム96→切断先の端子UAn→インターネット等1→SIPサーバ6→切断先のSIP端末機5(IP電話など)という経路で、切断先のSIP端末機5に切断要求を出す(ステップST3)。これにより、仮想エージェントサーバ9と切断先のSIP端末機5との間のSIPセッションが切断され、同時に2つのSIP端末機間の音声セッションも切断される。
次に、こうした機能を有する本例の通信制御システムを用いた具体例を説明する。図3は本発明に係る通信制御システムを用いた通信制御方法の実施形態を示すブロック図である。
同図に示す例では、ある商品の購入を検討しているユーザ甲が、自分のパーソナルコンピュータを用いて、その商品に関する情報をインターネットのWebページで検索し、ヒットしたホームページの開設者である販売店乙に電話をかけてその商品の詳細情報を聞くといった場面である。
販売店乙は、自分が開設するホームページに、このホームページを閲覧したお客様の電話番号を入力するボックスを設けておき、たとえば上述したユーザ甲が自分の電話番号を入力してクリックボタンを押すと、このユーザ甲の電話番号と、ホームページ開設者の販売店乙の電話番号の情報は、ユーザ甲のパーソナルコンピュータからインターネットを介して、アプリケーションサーバに送られ、アプリケーションサーバのDLLプログラムから仮想エージェントサーバのインターフェースに対して通話確立要求が出される。そして、既述した図5及び図6に示すように、仮想エージェントサーバのソフトフォンプログラムにて、発信元であるユーザ甲との間の通話を確立するとともに、発信先である販売店乙との間の通話を確立したのち、ユーザ甲と販売店乙との間の音声セッションを確立する。これにより、ユーザ甲は、Webページの所定箇所に自分の電話番号を入力するだけで販売店乙との間で通話することができるようになるが、このとき販売店乙に対する通話者の電話番号は、あくまで仮想エージェントサーバのソフトフォンプログラムの端子UA1に割り当てられた仮想電話番号であることから、ユーザ甲の電話番号が販売店乙に知られることはない。同様に、ユーザ甲に対する通話者の電話番号も、販売店乙の電話番号ではなく、仮想エージェントサーバのソフトフォンプログラムの端子UA2に割り当てられた仮想電話番号であることから、販売店乙の電話番号がユーザ甲に知られることはない。
図4は本発明に係る通信制御システムを用いた通信制御方法の他の実施形態を示すブロック図であり、同図に示す例も、有る商品の購入を検討しているユーザ甲が、自分のパーソナルコンピュータを用いて、その商品に関する情報をインターネットのWebページで検索し、ヒットしたホームページの開設者である販売店乙に電話をかけてその商品の詳細情報を開くといった場面であるが、仮想エージェントサーバのソフトフォンプログラムに対するメインプログラムが若干相違する。
すなわち、販売店乙は、自分が開設するホームページに、このホームページを閲覧したお客様の電話番号を入力するボックスを設けておき、たとえば上述したユーザ甲が自分の電話番号を入力してクリックボタンを押すと、このユーザ甲の電話番号と、ホームページ開設者の販売店乙の電話番号の情報は、ユーザ甲のパーソナルコンピュータからインターネットを介して、アプリケーションサーバに送られ、アプリケーションサーバのDLLプログラムから仮想エージェントサーバのインターフェースに対して通話確立要求が出される。そして、仮想エージェントサーバのソフトフォンプログラムにて、発信先である販売店乙との間の通話を確立するとともに、この販売店乙のSIP端末機に対して、ユーザ甲に電話をかけるよう指令情報を送信する。これにより、ユーザ甲は、Webページの所定箇所に自分の電話番号を入力するだけで販売店乙から電話がかかってきて、販売店乙との間で通話することができるようになる。
<第2の実施形態>
以下、図8及び図9を参照して、本発明の第2の実施形態を説明する。第2の実施形態は、ユーザのアプリケーション端末2から送信される相手先ユーザへの発話要求メッセージに応答して、仮想エージェントサーバ9が、ユーザの電話端末と、相手方ユーザの電話端末とに、それぞれ発呼し、仮想エージェントサーバ9と双方の電話端末との間のセッションがそれぞれ確立した後には、ユーザ双方の電話端末間での音声通信は、PSTNゲートウェイ8を経由して行なわれる。
第2の実施形態の構成は、例えば、図1に示されるネットワーク構成として参照され、通信回線網としてのIPネットワーク1と、このIPネットワーク1に接続されるアプリケーションサーバ4としてのWWWサーバ4、SIPサーバ6、及び仮想エージェントサーバ9と、このIPネットワーク1に接続される利用者A,BのWebブラウザ機能を備えるアプリケーション端末2、及びSIP呼制御プロトコルで動作する例えばIP電話機5等であるSIP端末5とを具備する。第2の実施形態の構成は、さらに、IPネットワーク1に、PSTNゲートウェイ8を介して網間接続される一般公衆電話網(PSTN)7と、このPSTN7に接続される利用者C,Dの一般電話機(固定電話機)或いは携帯電話3とを具備してよい。
第2の実施形態において、利用者AのIP電話機5と、利用者BのIP電話機5とは、1つのIPネットワーク1に接続されていてもよく、或いは代替的に、例えばPSTN7を介して網間接続される、異なるIPネットワーク、例えば異なるキャリアにより提供されるIPネットワークにそれぞれ接続されていてもよい。
また、第2の実施形態において、発呼元電話端末及び/又は着呼先電話端末は、IPネットワーク1に接続されるIP電話機5であってもよく、或いは代替的にPSTNネットワークに接続される一般電話機又は携帯電話機3のいずれであってもよい。いずれの場合においても、第2の実施形態に係る仮想エージェントサーバ9は、2者間通話を行なうIP電話機5或いは一般電話機等3と、相手方IP電話機5或いは一般電話機等3とに対して、それぞれ発呼し、2者間通話を可能とする。
第2の実施形態に係る仮想エージェントサーバ9は、制御部94がソフトフォン部96を制御することにより、請求項に係る接続要求受信部と、第1のセッション確立部と、第2のセッション確立部と、第1の音声通信情報送信部と、第2の音声通信情報送信部と、セッション開放部とを構成する。
接続要求受信部は、IP網経由で発呼元ユーザから着呼先ユーザへの接続要求を、発呼元ユーザのアプリケーション端末から受信する。第1のセッション確立部は、接続要求中に記述された発呼元ユーザの電話番号を有する発呼元ユーザの電話端末への発呼要求を行なうよう、SIPサーバに指示して、仮想エージェントサーバと発呼元電話端末との間に、第1のセッションを確立させる。第2のセッション確立部は、接続要求中に記述された着呼先ユーザの識別子を変換することにより得られた電話番号を有する着呼先電話端末への発呼要求を行なうよう、SIPサーバに指示して、仮想エージェントサーバと着呼先電話端末との間に、第2のセッションを確立させる。第1の音声通信情報送信部は、着呼先電話端末の通信能力を示す音声通信情報を、SIPサーバに指示して第1のセッションを介して発呼元電話端末に送信させる。第2の音声通信情報送信部は、発呼元電話端末の通信能力を示す音声通信情報を、SIP呼制御サーバに指示して第2のセッションを介して着呼先電話端末に送信させる。セッション開放部は、発呼元電話端末及び着呼先電話端末のそれぞれから音声通信情報受信に対する肯定応答を受信した際に、第1のセッション及び第2のセッションを開放する。
図8は、発呼元電話端末と着呼先電話端末とが、PSTNネットワーク7を介して接続される場合に、第2の実施形態における2者間で音声通話中に確立されているセッションの状態を模式的に示す。図8において、発呼元電話端末5の属するIPネットワーク1は、着呼先電話端末5が属するIPネットワークと、PSTNゲートウェイ8、PSTN7を介して、網間接続され、又は着呼先電話端末3が属するPSTN7と網間接続される。或いは代替的に、発呼元電話端末3の属するPSTN7は、着呼先ユーザ電話端末3が属するPSTNと、PSTNゲートウェイ8、IPネットワークを介して、網間接続され、又は着呼先電話端末5が属するIPネットワークと、PSTNゲートウェイ8、PSTN7を介して、網間接続される。この場合、発呼元電話端末3,5と、着呼先電話端末3、5同士でされる音声通話を制御する通信制御用の破線で示されるセッション81は、PSTNゲートウェイ8、仮想エージェントサーバ9、IPネットワーク1を介して、SIPサーバ6により制御されるが、他方、発呼元電話端末3,5と、着呼先電話端末3、5同士でされる音声通話用の実線で示されるセッション83は、PSTNゲートウェイ8で折り返され、PSTNゲートウェイ8により制御される。音声通話がPSTNゲートウェイ8で折り返されるため、通信網全体に対する通信トラフィックの負荷が軽減される。
図9は、第2の実施形態におけるPSTNゲートウェイ8を利用した2者間通話の要求から音声通話までの制御フローの一例を示す。図9において、通話を要求するユーザAは、アプリケーション端末2から、IPネットワーク1を介してWWWサーバ4aにアクセスし、WWWサーバ4aが提供し、ユーザAのアプリケーション端末2上に表示される例えばポータルサイトのWeb画面上で、ログイン要求を投入する(ステップS901)。投入されたログイン要求が、WWWサーバ4a或いは他に設けられる認証用サーバで認証された後、WWWサーバ4aは、ユーザAのログイン完了後の処理画面を、ユーザAのアプリケーション端末2上に表示させる(ステップS902)。この表示された画面上で、ユーザAは、所望の接続先であるユーザBの名前或いは他の識別子を、例えばクリック等により表示画面上選択し、又は入力する。アプリケーション端末2内のプログラムにより、入力されたユーザB名或いは識別子を接続先として指定する接続要求メッセージが、WWWサーバ4aに送信される(ステップS903)。この接続要求はまた、仮想エージェントサーバ9が、ユーザAの電話端末3,5に発呼するために必要となる、ユーザAの電話端末3,5の電話番号或いはこれを示す識別子、又はこれを検索により得るための検索キーを含む。WWWサーバ4aは、受信した接続要求に含まれるユーザBの電話番号を、顧客データベースサーバ4bに照会する(ステップS904)。顧客データベースサーバ4bは、照会されたユーザBの電話番号を、顧客データベース内で検索し、得られたユーザBの電話番号を、WWWサーバ4aに返信する(ステップS905)。WWWサーバ4aは、接続要求を送信したユーザAの電話番号と、得られたユーザBの電話番号との双方を含む2者間通話要求コマンドを生成し、生成された2者間通話要求コマンドを仮想エージェントサーバ9に送信する(ステップS906)。この発呼側ユーザAの電話番号は、ユーザAが、アプリケーション端末2に入力してもよく、アプリケーション端末2内に予め保持されていてもよく、或いは代替的に、顧客データベース2或いは他の記憶手段上に、予めアプリケーション端末2の識別子と対応付けてIP電話機5或いは一般電話機等3の電話番号を記憶してもよい。2者間通話要求コマンドを受信した仮想エージェントサーバ9は、まず、発呼側のユーザAの電話端末3、5への発呼要求を、例えばSIP呼制御プロトコルの“INVITE”コマンドに実装して、SIPサーバ6に送信する(ステップS907)。SIPサーバ6は、PSTNゲートウェイ8に、ユーザAの電話端末3、5への発呼要求を転送し(ステップS908)、PSTNゲートウェイ8は、PSTN7を介して接続されるユーザAの電話端末3、5に、仮想エージェントサーバ9からの発呼要求を、送信する(ステップS909)。着呼を認識したユーザAが、電話端末3、5をオフフックすると、ユーザAの電話端末3、5が応答したことを示す応答メッセージが、PSTNゲートウェイ8に送出される(ステップS910)。応答メッセージを受信したPSTNゲートウェイ8は、ユーザAの電話端末3、5が応答したことを示すSIPコマンドを生成し、SIPサーバ6に送信する(ステップS911)。SIPサーバ6は、受信したユーザAの電話端末3、5が応答したことを示すSIPコマンドを、仮想エージェントサーバ9に転送する(ステップS912)。ここで、PSTNゲートウェイ8を介して、仮想エージェントサーバ9とユーザAの電話端末3、5との間の音声通話セッションが確立され、ユーザAは、発話側仮想エージェントサーバ9から発信される音声メッセージを聴取することが可能となる(ステップS913)。
仮想エージェントサーバ9とユーザAの電話端末3、5との間の音声通話セッションが確立されると、仮想エージェントサーバ9は、着呼側のユーザBの電話端末3、5への発呼要求を、例えばSIP呼制御プロトコルの“INVITE”コマンドに実装して、SIPサーバ6に送信する(ステップS914)。SIPサーバ6は、PSTNゲートウェイ8に、ユーザBの電話端末3、5への発呼要求を転送し(ステップS915)、PSTNゲートウェイ8は、PSTN7に接続されるユーザBの電話端末3、5に、仮想エージェントサーバ9からの発呼要求を、送信する(ステップS916)。
なお、例えば図9のステップS915及びステップS916から理解されるように、第2の実施形態及び以下に説明されるすべての実施形態において、PSTNゲートウェイ8は、仮想エージェントサーバ9及びSIPサーバ6から受信する例えばINVITE,REFER等のSIPコマンドを、一般固定電話或いは携帯電話3が解釈可能なPSTNコマンドに変換して、PSTN7経由でユーザの電話端末に送出する。このため、第2の実施形態及び以下に説明されるすべての実施形態において、発呼元電話端末及び着呼先電話端末のいずれも、IP電話端末5であってもよく、代替的に一般固定電話端末或いは携帯電話端末3であってよい。
着呼を認識したユーザBが、電話端末3をオフフックすると、ユーザBの電話端末3、5が応答したことを示す応答メッセージが、PSTNゲートウェイ8に送出される(ステップS917)。応答メッセージを受信したPSTNゲートウェイ8は、ユーザBの電話端末3、5が応答したことを示すSIPコマンドを生成し、SIPサーバ6に送信する(ステップS918)。SIPサーバ6は、受信したユーザBの電話端末3、5が応答したことを示すSIPコマンドを、仮想エージェントサーバ9に転送する(ステップS919)。ここで、PSTNゲートウェイ8を介して、仮想エージェントサーバ9とユーザBの電話端末3、5との間の音声通話セッションが確立され、ユーザBは、仮想エージェントサーバ9から発信される音声メッセージを聴取することが可能となる(ステップS920)。
次に、仮想エージェントサーバ9は、着呼側電話端末から取得された着呼側ユーザBの電話端末3、5の音声通信情報を、例えばSIP呼制御プロトコルの“Re−INVITE”コマンドに実装して、ユーザAの電話端末3、5に向けて、SIPサーバ6に送信する(ステップS921)。この音声通信情報は、着呼側ユーザBの電話端末がIP電話機5である場合、少なくとも着呼側ユーザBの電話端末5のIP電話で使用されるCODEC(Coder−Decoder)のCoSプロファイルを含み、ユーザAの電話端末3、5に対して、受信される音声通信情報に適合して、ユーザBの音声を聴取するよう指示する。SIPサーバ6は、PSTNゲートウェイ8に、仮想エージェントサーバ9から送信される音声通信情報を転送し(ステップS922)、PSTNゲートウェイ8は、PSTN7に接続されるユーザAの電話端末3、5に、転送された音声通信情報を送信する(ステップS923)。音声通信情報を受信したユーザAの電話端末3、5は、応答メッセージを、PSTNゲートウェイ8に送信する(ステップS924)。PSTNゲートウェイ8は、ユーザAの電話端末3、5が応答したことを示すSIPコマンドを生成し、SIPサーバ6に送信し(ステップS925)、SIPサーバ6は、受信したSIPコマンドを、仮想エージェントサーバ9に転送する(ステップS926)。ここで、ユーザAの電話端末3、5は、PSTNゲートウェイ8を介し、ユーザBの電話端末3、5の音声を聴取することが可能となる(ステップS927)。
次に、仮想エージェントサーバ9は、発呼側電話端末から取得された発呼側ユーザAの電話端末3、5の音声通信情報を、例えばSIP呼制御プロトコルの“Re−INVITE”コマンドに実装して、ユーザBの電話端末3に向けて、SIPサーバ6に送信する(ステップS928)。この音声通信情報は、ユーザBの電話端末3、5に対して、ユーザAの音声を聴取するよう指示する。SIPサーバ6は、PSTNゲートウェイ8に、仮想エージェントサーバ9から送信される音声通信情報を転送し(ステップS929)、PSTNゲートウェイ8は、PSTN7に接続されるユーザBの電話端末3、5に、転送された音声通信情報を送信する(ステップS930)。音声通信情報を受信したユーザBの電話端末3、5は、応答メッセージを、PSTNゲートウェイ8に送信する(ステップS931)。PSTNゲートウェイ8は、ユーザBの電話端末3,5が応答したことを示すSIPコマンドを生成し、SIPサーバ6に送信し(ステップS932)、SIPサーバ6は、受信したSIPコマンドを、仮想エージェントサーバ9に転送する(ステップS933)。ここで、ユーザBの電話端末3、5は、PSTNゲートウェイ8を介し、ユーザAの電話端末3、5の音声を聴取することが可能となる(ステップS934)。
以上の手順により、ユーザAの電話端末3、5と、ユーザBの電話端末3、5とは、相互に音声通話可能な状態となる。以降、2者間通話に不要となる、仮想エージェントサーバ9とユーザAの電話端末3、5との間の通信セッション、及び仮想エージェントサーバ9とユーザBの電話端末3、5との間の通信セッション(図9において、ステップS927の破線及びS934の破線)は、切断され、ユーザAの電話端末3、5と、ユーザBの電話端末3、5との間に、PSTNゲートウェイ8を介した音声通話セッションが確立され、ユーザAの電話端末3、5と、ユーザBの電話端末3、5とは、相互に音声通話可能となる。
第2の実施形態によれば、ユーザのアプリケーション端末2から送信される相手先ユーザへの発話要求メッセージに応答して、仮想エージェントサーバ9が、ユーザの電話端末と、相手方ユーザの電話端末とに、それぞれ発呼し、仮想エージェントサーバ9と双方の電話端末間のセッションが確立した後には、ユーザ双方の電話端末間での音声通信は、PSTNゲートウェイ8を経由して行なわれる。このため、発呼元電話端末は、着呼先電話端末の電話番号を発呼要求メッセージに含める必要がなく、他方、着呼先電話端末には、発呼元電話端末の電話番号が送信されない。従って、相互に自電話番号を秘匿して、2者間音声通話セッションを確立することが可能となるとともに、発呼元電話端末においては、着呼先電話端末の特定の電話番号を知ることなく、所望の相手先への接続要求をイニシエートすることが可能となる。
<第3の実施形態>
以下、図10及び図11を参照して、本発明の第3の実施形態を、第2の実施形態との相違において説明する。第3の実施形態は、ユーザのアプリケーション端末2から送信される相手先ユーザへの発話要求メッセージに応答して、仮想エージェントサーバ9が、ユーザの電話端末と、相手方ユーザの電話端末とに、それぞれ発呼し、ユーザ双方の電話端末間での音声通信は、仮想エージェントサーバ9と双方の電話端末間のセッション、すなわち2つのセッションにより行なわれる。
第3の実施形態の構成は、第2の実施形態と同様、例えば、図1に示されるネットワーク構成として参照される。第3の実施形態においても、第2の実施形態と同様、利用者AのIP電話機5と、利用者BのIP電話機5とは、1つのIPネットワーク1に接続されていてもよく、或いは代替的に、例えばPSTN7を介して網間接続される、異なるIPネットワーク1、例えば異なるキャリアにより提供されるIPネットワーク1にそれぞれ接続されていてもよい。
また、第3の実施形態において、発呼元電話端末及び/又は着呼先電話端末は、IPネットワーク1に接続されるIP電話機5であってもよく、或いは代替的にPSTNネットワークに接続される一般電話機又は携帯電話機3のいずれであってもよい。いずれの場合においても、第2の実施形態に係る仮想エージェントサーバ9は、2者間通話を行なうIP電話機5或いは一般電話機等3と、相手方IP電話機5或いは一般電話機等3とに対して、それぞれ発呼し、2者間通話を可能とする。
第3の実施形態に係る仮想エージェントサーバ9は、制御部94がソフトフォン部96を制御することにより、請求項に係る接続要求受信部と、第1のセッション確立部と、第2のセッション確立部と、ブリッジ部とを構成する。
接続要求受信部は、IP網経由で発呼元ユーザから着呼先ユーザへの接続要求を、発呼元ユーザのアプリケーション端末から受信する。第1のセッション確立部は、接続要求中に記述された発呼元ユーザの電話番号を有する発呼元電話端末への発呼要求を行なうよう、SIPサーバに指示して、仮想エージェントサーバと発呼元電話端末との間に、音声通話用の第1のセッションを確立させる。第2のセッション確立部は、接続要求中に記述された着呼先ユーザの識別子を変換することにより得られた電話番号を有する着呼先電話端末への発呼要求を行なうよう、SIP呼制御サーバに指示して、仮想エージェントサーバと着呼先電話端末との間に、音声通話用の第2のセッションを確立させる。ブリッジ部は、音声通話用の第1のセッションと第2のセッションとをブリッジすることにより、第1のセッション及び第2のセッションを介して、発呼元電話端末と着呼先電話端末との間の音声通話を可能とする。
図10は、発呼元電話端末と着呼先電話端末とが、PSTNネットワーク7を介して接続される場合に、第3の実施形態における2者間で音声通話中に確立されているセッションの状態を示す。図10において、発呼元電話端末5の属するIPネットワーク1は、図8と同様、着呼先電話端末5が属するIPネットワークと、PSTNゲートウェイ8、PSTN7を介して、網間接続される。或いは代替的に、発呼元電話端末3の属するPSTN7は、着呼先電話端末3が属するPSTNと、PSTNゲートウェイ8、IPネットワークを介して網間接続され、又は着呼先電話端末5が属するIPネットワークと、PSSTNゲートウェイ8、PSTN7を介して、網間接続される。この場合、発呼元電話端末3,5と、着呼先電話端末3、5同士でされる音声通話を制御する通信制御用の破線で示されるセッション11は、PSTNゲートウェイ8、仮想エージェントサーバ9、IPネットワーク1を介して、SIPサーバ6により制御されるが、他方、図8と異なり、発呼元電話端末3,5と、着呼先電話端末3、5同士でされる音声通話用のセッションは、仮想エージェントサーバ9及び発呼元電話端末3,5の間の音声用セッション13aと、仮想エージェントサーバ9及び着呼先電話端末3,5の間の音声用セッション13bとからなり、これら2本の音声用セッション13a及び13bは、それぞれ別のCall IDを有し、仮想エージェントサーバ9により、それぞれ独立に制御可能となる。
それぞれの音声セッション13a及び13bは、仮想エージェントサーバ9に対して確立されるため、発呼元電話端末3,5は、仮想エージェントサーバ9の端子UAに割り当てられた仮想的電話番号に発呼すれば足り、着呼先電話端末3,5の電話番号に対して発呼する必要がない。また、仮想エージェントサーバ9が、2本の音声用セッション13a及び13bをそれぞれ独立して制御すると共に、これら2本の音声用セッション13a及び13bの間にブリッジを提供するため、仮想エージェントサーバ9上に、例示的に後述される多様な機能を搭載することが可能となる。さらに、音声への切り換え処理が、仮想エージェントサーバ9で実行されるため、発呼元ユーザ電話端末3,5及び着呼先ユーザ電話端末3,5に実装された通信機能に依存して、通信確立が不能となることがない。すなわち、例えばユーザ電話端末3、5或いはこれらが属する通信キャリアがSIPプロトコルにおけるRe−INVITEコマンドをサポートしない場合、図8及び図9に示す第2の実施形態に係る制御フローにより2者間通話を実現することはできないが、他方、図10に示す第3の実施形態に係る音声セッション管理方法によれば、2者間通話を実現することができる。
図11は、第3の実施形態における仮想エージェントサーバ9のブリッジ機能を利用した2者間通話の要求から音声通話までの制御フローの一例を示す。図11において、通話を要求するユーザAは、アプリケーション端末2から、IPネットワーク1を介してWWWサーバ4aにアクセスし、WWWサーバ4aが提供し、ユーザAのアプリケーション端末2上に表示される例えばポータルサイトのWeb画面上で、ログイン要求を投入する(ステップS1101)。投入されたログイン要求が、WWWサーバ4a或いは他に設けられる認証用サーバで認証された後、WWWサーバ4aは、ユーザAのログイン完了後の処理画面を、ユーザAのアプリケーション端末2上に表示させる(ステップS1102)。この表示された画面上で、ユーザAは、所望の接続先であるユーザBの名前或いは他の識別子を、例えばクリック等により表示画面上選択し、又は入力する。アプリケーション端末2内のプログラムにより、入力されたユーザB名或いは識別子を接続先として指定する接続要求メッセージが、WWWサーバ4aに送信される(ステップS1103)。この接続要求はまた、仮想エージェントサーバ9が、ユーザAの電話端末3,5に発呼するために必要となる、ユーザAの電話端末3,5の電話番号或いはこれを示す識別子、又はこれを検索により得るための検索キーを含む。WWWサーバ4aは、受信した接続要求に含まれるユーザBの電話番号を、顧客データベースサーバ4bに照会する(ステップS1104)。顧客データベースサーバ4bは、照会されたユーザBの電話番号を、顧客データベース内で検索し、得られたユーザBの電話番号を、WWWサーバ4aに返信する(ステップS1105)。WWWサーバ4aは、接続要求を送信したユーザAの電話番号と、得られたユーザBの電話番号との双方を含む2者間通話要求コマンドを生成し、生成された2者間通話要求コマンドを仮想エージェントサーバ9に送信する(ステップS1106)。この発呼側ユーザAの電話番号は、ユーザAが、アプリケーション端末2に入力してもよく、アプリケーション端末2内に予め保持されていてもよく、或いは代替的に、顧客データベース2或いは他の記憶手段上に、予めアプリケーション端末2の識別子と対応付けてIP電話機5の電話番号を記憶してもよい。2者間通話要求コマンドを受信した仮想エージェントサーバ9は、まず、発呼側のユーザAの電話端末5への発呼要求を、例えばSIP呼制御プロトコルの“INVITE”コマンドに実装して、SIPサーバ6に送信する(ステップS1107)。SIPサーバ6は、PSTNゲートウェイ8に、ユーザAの電話端末3,5への発呼要求を転送し(ステップS1108)、PSTNゲートウェイ8は、PSTN7に接続されるユーザAの電話端末3、5に、仮想エージェントサーバ9からの発呼要求を、送信する(ステップS1109)。着呼を認識したユーザAが、電話端末3、5をオフフックすると、ユーザAの電話端末3、5が応答したことを示す応答メッセージが、PSTNゲートウェイ8に送出される(ステップS1110)。応答メッセージを受信したPSTNゲートウェイ8は、ユーザAの電話端末3、5が応答したことを示すSIPコマンドを生成し、SIPサーバ6に送信する(ステップS1111)。SIPサーバ6は、受信したユーザAの電話端末3、5が応答したことを示すSIPコマンドを、仮想エージェントサーバ9に転送する(ステップS1112)。ここで、PSTNゲートウェイ8を介して、仮想エージェントサーバ9とユーザAの電話端末3、5との間の音声通話セッションが確立され、ユーザAは、発話側仮想エージェントサーバ9から発信される音声メッセージを聴取することが可能となる(ステップS1113)。
仮想エージェントサーバ9とユーザAの電話端末3、5との間の音声通話セッションが確立されると、仮想エージェントサーバ9は、着呼側のユーザBの電話端末3、5への発呼要求を、例えばSIP呼制御プロトコルの“INVITE”コマンドに実装して、SIPサーバ6に送信する(ステップS1114)。SIPサーバ6は、PSTNゲートウェイ8に、ユーザBの電話端末3、5への発呼要求を転送し(ステップS1115)、PSTNゲートウェイ8は、PSTN7に接続されるユーザBの電話端末3、5に、仮想エージェントサーバ9からの発呼要求を、送信する(ステップS1116)。着呼を認識したユーザBが、電話端末3、5をオフフックすると、ユーザBの電話端末3、5が応答したことを示す応答メッセージが、PSTNゲートウェイ8に送出される(ステップS1117)。応答メッセージを受信したPSTNゲートウェイ8は、ユーザBの電話端末3、5が応答したことを示すSIPコマンドを生成し、SIPサーバ6に送信する(ステップS1118)。SIPサーバ6は、受信したユーザBの電話端末3、5が応答したことを示すSIPコマンドを、仮想エージェントサーバ9に転送する(ステップS1119)。ここで、PSTNゲートウェイ8を介して、仮想エージェントサーバ9とユーザBの電話端末3、5との間の音声通話セッションが確立され(ステップS1120)、ユーザBは、発話側仮想エージェントサーバ9から発信される音声メッセージを聴取することが可能となる(ステップS1121)。
以上の手順により、ユーザAの電話端末3、5及び仮想エージェントサーバ9の間の音声セッション13aと、ユーザBの電話端末3、5及び仮想エージェントサーバ9の間の音声セッションと13bは、仮想エージェントサーバ9内でブリッジされ、相互に音声通話可能な状態となる。以降、ユーザAの電話端末3と、ユーザBの電話端末3との間に、仮想エージェントサーバ9を介した音声通話セッションが確立され、ユーザAの電話端末3と、ユーザBの電話端末3とは、相互に音声通話可能となる。
第3の実施形態によれば、ユーザのアプリケーション端末2から送信される相手先ユーザへの発話要求メッセージに応答して、仮想エージェントサーバ9が、ユーザの電話端末と、相手方ユーザの電話端末とに、それぞれ発呼し、仮想エージェントサーバ9と双方の電話端末間のセッションが確立した後には、ユーザ双方の電話端末間での音声通信は、仮想エージェントサーバ9がこれら2本の音声用セッションをブリッジすることにより行なわれる。このため、第2の実施形態と同様、発呼元電話端末は、着呼先電話端末の電話番号を発呼要求メッセージに含める必要がなく、他方、着呼先電話端末には、発呼元電話端末の電話番号が送信されない。従って、相互に自電話番号を秘匿して、2者間音声通話セッションを確立することが可能となるとともに、発呼元電話端末においては、着呼先電話端末の特定の電話番号を知ることなく、所望の相手先への接続要求をイニシエートすることが可能となる。
さらに、第3の実施形態によれば、仮想エージェントサーバ9が、2本の音声用セッション13a及び13bをそれぞれ独立して制御すると共に、これら2本の音声用セッション13a及び13bの間にブリッジを提供するため、仮想エージェントサーバ9上に、例示的に後述される多様な機能を搭載することが可能となる。
変形例として、図14に示すように、例えば、発呼元電話端末5は、仮想エージェントサーバ9のソフトフォン部96の端子UA1に割り当てられた仮想的電話番号のみに発呼すれば、ソフトフォン部96が他の端子UA2、UA3、・・・UAnから複数の着呼先電話端末5,3に同報で発呼し、発呼元電話端末と、複数の着呼先電話端末との間の通話がブリッジされる。例えば、災害時において、被災者等が、仮想エージェントサーバ9宛ての電話番号一箇所に連絡すれば、複数の連絡先、例えば警察、消防署、県庁等の個別の電話番号を知らなくても、同報により迅速に被災を通報することができ、有益である。或いは、被災者の安否を問い合わせる者複数が、仮想エージェントサーバ9宛ての電話番号一箇所に問い合わせれば、仮想エージェントサーバ9のソフトフォン部96の端子UA2、UA3、・・・UAnにそれぞれ着呼し、端子UA1とセッションを持つ実際に連絡すべき電話番号を知らなくても、仮想エージェントサーバ9において、適宜ブリッジを切り換えて、複数の電話端末からの着呼に応答することができる。
さらに、第3の実施形態によれば、音声の切り換え処理が、仮想エージェントサーバ9で実行されるため、発呼元ユーザ電話端末3,5及び着呼先ユーザ電話端末3,5に実装された通信機能に依存して、通信確立が不能となることがない。
<第4の実施形態>
以下、図12を参照して、本発明の第4の実施形態を、第2の実施形態及び第3の実施形態との相違において説明する。第4の実施形態は、ユーザのアプリケーション端末2から送信される相手先ユーザへの発話要求メッセージに応答して、仮想エージェントサーバ9が、発呼元ユーザの電話端末に発呼すると共に、さらに、発呼元ユーザの電話端末に、該発呼元ユーザの電話端末から着呼先ユーザの電話端末への発呼を指示する転送要求を送信する。ユーザ双方の電話端末間での音声通信は、転送要求を受信した発呼元ユーザの電話端末から着呼先ユーザの電話端末への発呼によりイニシエートされ、その音声通話用セッションが仮想エージェントサーバ9或いはSIPサーバ6のいずれも経由することなく、実現される。或いは代替的に、仮想エージェントサーバ9は、発話要求メッセージを送信した電話端末に対する相手方電話端末に転送要求を送信してもよく、この場合、相手方電話端末から、発話要求メッセージを送信した電話端末に対して、発呼される。
第4の実施形態においては、仮想エージェントサーバ9から、発呼元ユーザの電話端末に、該発呼元ユーザの電話端末から着呼先ユーザの電話端末への発呼を指示する転送要求を送信し、この転送要求に応答して、発呼元ユーザ電話端末が、着呼先ユーザ電話端末に発呼し、着呼先ユーザ電話端末がこれに肯定応答した後には、最初に確立された仮想エージェントサーバ9及び発呼元ユーザ電話端末3,5間の音声通話用セッションは、切断されてよい。2者間通話を行なうユーザ双方の電話端末間での音声通話が終話するまで、仮想エージェントサーバ9が、セッションを保持する必要がない。このため、仮想エージェントサーバ9への通信負荷が軽減される。
発呼元ユーザ電話端末が、仮想エージェントサーバ9からの転送要求に応じて、着呼先ユーザ電話端末に発呼する第4の実施形態においては、着呼先ユーザ電話端末に対して、発呼元ユーザ電話端末の電話番号を、通信キャリアが提供する特定の機能に依存することなく、秘匿することはできない。しかしながら、第4の実施形態においては、仮想エージェントサーバ9が、動的に、2者間通話を行なう2つのユーザ電話端末のいずれに転送要求を送信するかを決定することができるため、いずれのユーザ電話端末が発呼元となるかを任意に決定することができ、従って、通信キャリアが提供する特定の機能に依存することなく、2者間通話を行なう2つのユーザ電話端末のいずれに音声通話料金を課金するかを、任意に制御することが可能となる。
第4の実施形態の構成は、第2の実施形態と同様、例えば、図1に示されるネットワーク構成として参照される。第4の実施形態においても、第2の実施形態と同様、利用者AのIP電話機5と、利用者BのIP電話機5とは、1つのIPネットワーク1に接続されていてもよく、或いは代替的に、例えばPSTN7を介して網間接続される、異なるIPネットワーク1、例えば異なるキャリアにより提供されるIPネットワーク1にそれぞれ接続されていてもよい。
また、第4の実施形態において、発呼元電話端末及び/又は着呼先電話端末は、IPネットワーク1に接続されるIP電話機5であってもよく、或いは代替的にPSTNネットワークに接続される一般電話機又は携帯電話機3のいずれであってもよい。いずれの場合においても、第4の実施形態に係る仮想エージェントサーバ9は、2者間通話を行なうユーザ電話端末の一方に対して発呼すると共に、さらに、発呼したユーザ電話端末に、2者間通話を行なう他方のユーザ電話端末への発呼を指示する転送要求を送信することにより、2者間通話を可能とする。
第4の実施形態に係る仮想エージェントサーバ9は、制御部94がソフトフォン部96を制御することにより、請求項に係る接続要求受信部と、発呼先決定部と、セッション確立部と、転送要求送信部とを構成する。
接続要求受信部は、IP網経由で発呼元ユーザから着呼先ユーザへの接続要求を、発呼元ユーザのアプリケーション端末から受信する。発呼先決定部は、接続要求中に記述された発呼元ユーザの電話番号を有する発呼元電話端末、又は接続要求中に記述された着呼先ユーザの識別子を変換することにより得られた電話番号を有する着呼先電話端末のいずれへ発呼要求を行なうかを決定する。セッション確立部は、発呼要求を行なうと決定された電話端末への発呼要求を行なうよう、IP網内の端末の呼制御を行なうIP呼制御サーバに指示して、仮想エージェントサーバと、発呼元電話端末或いは着呼先電話端末との間に、セッションを確立させる。転送要求送信部は、仮想エージェントサーバとセッションが確立された発呼元電話端末或いは着呼先電話端末のいずれか一方に、発呼元電話端末或いは着呼先電話端末の一方から他方への発呼を指示する転送要求を、確立されたセッションを通じSIPサーバを介して送信する。
図12は、第4の実施形態における仮想エージェントサーバ9からの転送要求送信を利用した2者間通話の要求から音声通話までの制御フローの一例を示す。図12において、通話を要求するユーザAは、アプリケーション端末2から、IPネットワーク1を介してWWWサーバ4aにアクセスし、WWWサーバ4aが提供し、ユーザAのアプリケーション端末2上に表示される例えばポータルサイトのWeb画面上で、ログイン要求を投入する(ステップS1201)。投入されたログイン要求が、WWWサーバ4a或いは他に設けられる認証用サーバで認証された後、WWWサーバ4aは、ユーザAのログイン完了後の処理画面を、ユーザAのアプリケーション端末2上に表示させる(ステップS1202)。この表示された画面上で、ユーザAは、所望の接続先であるユーザBの名前或いは他の識別子を、例えばクリック等により表示画面上選択し、又は入力する。アプリケーション端末2内のプログラムにより、入力されたユーザB名或いは識別子を接続先として指定する接続要求メッセージが、WWWサーバ4aに送信される(ステップS1203)。この接続要求はまた、仮想エージェントサーバが、ユーザAの電話端末3,5に発呼する場合に必要となる、ユーザAの電話端末3,5の電話番号或いはこれを示す識別子、又はこれを検索により得るための検索キーを含む。WWWサーバ4aは、受信した接続要求に含まれるユーザBの電話番号を、顧客データベースサーバ4bに照会する(ステップS1204)。顧客データベースサーバ4bは、照会されたユーザBの電話番号を、顧客データベース内で検索し、得られたユーザBの電話番号を、WWWサーバ4aに返信する(ステップS1205)。WWWサーバ4aは、接続要求を送信したユーザAの電話番号と、得られたユーザBの電話番号との双方を含む2者間通話要求コマンドを生成し、生成された2者間通話要求コマンドを仮想エージェントサーバ9に送信する(ステップS1206)。この発呼側ユーザAの電話番号は、ユーザAが、アプリケーション端末2に入力してもよく、アプリケーション端末2内に予め保持されていてもよく、或いは代替的に、顧客データベース2或いは他の記憶手段上に、予めアプリケーション端末2の識別子と対応付けて電話端末3、5の電話番号を記憶してもよい。2者間通話要求コマンドを受信した仮想エージェントサーバ9は、まず、発呼側のユーザAの電話端末3、5への発呼要求を、例えばSIP呼制御プロトコルの“INVITE”コマンドに実装して、SIPサーバ6に送信する(ステップS1207)。SIPサーバ6は、PSTNゲートウェイ8に、ユーザAの電話端末3、5への発呼要求を転送し(ステップS1208)、PSTNゲートウェイ8は、PSTN7に接続されるユーザAの電話端末3、5に、仮想エージェントサーバ9からの発呼要求を、送信する(ステップS1209)。着呼を認識したユーザAが、電話端末3、5をオフフックすると、ユーザAの電話端末3、5が応答したことを示す応答メッセージが、PSTNゲートウェイ8に送出される(ステップS1210)。応答メッセージを受信したPSTNゲートウェイ8は、ユーザAの電話端末3、5が応答したことを示すSIPコマンドを生成し、SIPサーバ6に送信する(ステップS1211)。SIPサーバ6は、受信したユーザAの電話端末3、5が応答したことを示すSIPコマンドを、仮想エージェントサーバ9に転送する(ステップS1212)。ここで、PSTNゲートウェイ8を介して、仮想エージェントサーバ9とユーザAの電話端末3、5との間の音声通話セッションが確立され、ユーザAは、仮想エージェントサーバ9から発信される音声メッセージを聴取することが可能となる(ステップS1213)。
仮想エージェントサーバ9とユーザAの電話端末3、5との間の音声通話セッションが確立されると、仮想エージェントサーバ9は、発呼側ユーザAの電話端末3、5に対し、着呼側のユーザBの電話端末3、5への発呼要求を指示する転送要求を、例えばSIP呼制御プロトコルの“REFER”コマンドに実装して、SIPサーバ6に送信する(ステップS1214)。SIPサーバ6は、PSTNゲートウェイ8に、ユーザAの電話端末5に送信されるべき、ユーザBの電話端末3,5への発呼要求を指示する転送要求を転送し、PSTNゲートウェイ8は、この転送要求を、ユーザAの電話端末3、5に送信する(ステップS1215)。この転送要求を受信したユーザAの電話端末3、5は、転送要求内に記述された着呼先ユーザBの電話端末3,5の電話番号を取得し、PSTNゲートウェイ8を経由して、PSTN7に接続されるユーザBの電話端末3、5に、発呼する(ステップS1216)。着呼を認識したユーザBが、電話端末3、5をオフフックすると、ユーザBの電話端末3、5が応答したことを示す応答メッセージが、PSTNゲートウェイ8に送出される(ステップS1217)。応答メッセージを受信したPSTNゲートウェイ8は、ユーザBの電話端末3、5が応答したことを示すSIPコマンドを生成し、SIPサーバ6に送信する(ステップS1218)。SIPサーバ6は、受信したユーザBの電話端末3、5が応答したことを示すSIPコマンドを、仮想エージェントサーバ9に転送する(ステップS1219)。ここで、PSTNゲートウェイ8を介して、ユーザAの電話端末3、5とユーザBの電話端末3、5との間の音声通話セッションが確立される(ステップS1220)。
PSTNゲートウェイ8は、ユーザAの電話端末からユーザBの電話端末に対する発呼処理が正常に完了したことを確認後、仮想エージェントサーバ9に対して、仮想エージェントサーバ9及びユーザAの電話端末間のセッションの切断を指示する切断要求を、SIPサーバ6に送信し(ステップS1221)、SIPサーバ6は、この切断要求を、仮想エージェントサーバ9に転送する(ステップS1222)。仮想エージェントサーバ9は、受信された切断要求に応答して、SIPサーバ6に対し、仮想エージェントサーバ9とユーザAの電話端末との間のセッションの切断要求に応答するメッセージを送信し(ステップS1223)、SIPサーバ6は、この応答メッセージを、PSTNゲートウェイ8に転送する(ステップS1224)。仮想エージェントサーバ9は、仮想エージェントサーバ9及びユーザAの電話端末間の音声通信用セッション(図12において破線により示される)を切断し(ステップS1225)、ユーザAの電話端末とユーザBの電話端末との間の音声通話が確立される(ステップS1226)。
以上の手順により、仮想エージェントサーバ9及びユーザAの電話端末間に確立されたセッションを通じて、仮想エージェントサーバ9から発話を指示されたユーザAの電話端末3、5が、着呼先ユーザBの電話端末3、5に発呼し、着呼先ユーザBの電話端末3,5がこれに応答することにより、ユーザAの電話端末とユーザBの電話端末との音声通話セッションが確立される。以降、ユーザAの電話端末3、5と、ユーザBの電話端末3、5との間に、PSTNゲートウェイ8を介した音声通話セッションが確立され、ユーザAの電話端末3、5と、ユーザBの電話端末3,5とは、相互に音声通話可能となる。
第4の実施形態によれば、ユーザのアプリケーション端末2から送信される相手先ユーザへの発話要求メッセージに応答して、仮想エージェントサーバ9が、2者間通話を行なうユーザの電話端末の一方に発呼すると共に、この発呼により確立された音声通話用のセッションを通じて該一方のユーザの電話端末に、他方のユーザの電話端末への発呼を指示する転送要求を送信し、該転送要求を受信したユーザの電話端末が、他方のユーザの電話端末に発呼し、双方の電話端末間の音声通話用セッションが確立した後には、仮想エージェントサーバとユーザの電話端末との間の音声通話用セッションは開放される。このため、2者間通話を行なうユーザ双方の電話端末間での音声通話が終話するまで、仮想エージェントサーバ9が、セッションを保持する必要がなく、仮想エージェントサーバ9への通信負荷が軽減される。
さらに、第4の実施形態によれば、仮想エージェントサーバ9が、動的に、2者間通話を行なう2つのユーザ電話端末のいずれに転送要求を送信するかを決定することができるため、いずれのユーザ電話端末が発呼元となるかをアプリケーションに応じて任意に決定することができ、従って、通信キャリアが提供する特定の機能に依存することなく、2者間通話を行なう2つのユーザ電話端末のいずれに音声通話料金を課金するかを、任意に制御することが可能となる。
<第5の実施形態>
以下、図13を参照して、本発明の第5の実施形態を説明する。第5の実施形態は、第4の実施形態において説明された仮想エージェントサーバ9から2者間通話において発呼すべきユーザの電話端末への転送要求の送信をデータ通信に応用し、遠隔から、ファイアウォールによりアクセスが制限されるネットワーク、例えば社内ネットワーク等にアクセスする場合に、社内に配置されたアクセスコントロールサーバから、遠隔のアプリケーション端末に対してセッションを確立しにいくことにより、ファイアウォールとして提供される社内サーバ等にアクセスコントロールのための複雑な認証機能を備えることなく、社内のアプリケーション端末と遠隔のアプリケーション端末との間の安全性の高いデータ通信を実現する。
第5の実施形態に係るアクセスコントロールサーバ10は、仮想エージェントサーバ9の全部或いは一部として実装され、制御部94がソフトフォン部96を制御することにより、請求項に係る接続要求受信部と、セッション確立部と、転送要求送信部とを構成する。
接続要求受信部は、IP網経由で遠隔のユーザから社内のユーザへの接続要求を、遠隔のユーザが操作するリモートアプリケーション端末から受信する。セッション確立部は、リモートアプリケーション端末への発信要求を行なうよう、SIPIP呼制御サーバに指示して、アクセスコントロールサーバとリモートアプリケーション端末との間に、セッションを確立させる。転送要求送信部は、セッションが確立されたリモートアプリケーション端末に、接続要求中に記述された識別子から取得される社内ユーザのアプリケーション端末への発信要求を指示する転送要求を、確立されたセッションを通じSIPサーバを介して送信する。
図13は、第5の実施形態におけるサーバからの転送要求送信を利用した遠隔から社内ネットワークへのアクセスが確立されるまでの制御フローの一例を示す。社内ネットワーク15は、外部からアクセスされる際にポータルサーバとして機能するWWWサーバ4、アクセスコントロールサーバ10、ユーザBのアプリケーション端末14を含む。或いは代替的に、社内ネットワーク14はさらに、図13に示されるように、SIPサーバ6を含んでよい。図13において、社内ネットワーク15へのアクセスを要求するユーザAは、携帯情報端末或いはノート型パーソナルコンピュータ等のアプリケーション端末13から、IPネットワーク1を介してWWWサーバ4にアクセスし、WWWサーバ4が提供し、ユーザAのアプリケーション端末2上に表示されるWeb画面上で、ログイン要求を投入する(ステップS1301)。投入されたログイン要求が、WWWサーバ4或いは他に設けられる認証用サーバで認証された後、WWWサーバ4は、ユーザAのログイン完了後の処理画面を、ユーザAのアプリケーション端末2上に表示させる(ステップS1202)。この表示された画面上で、ユーザAは、所望の接続先であるユーザBの名前或いは他の識別子を、例えばクリック等により表示画面上選択し、又は入力する。アプリケーション端末2内のプログラムにより、入力されたユーザB名或いはその識別子を接続先として指定する接続要求メッセージが、WWWサーバ4に送信され(ステップS1303)、WWWサーバ4は、アクセスコントロールサーバ10に対して、接続要求メッセージを送信する(ステップS1304)。接続要求メッセージを受信したアクセスコントロールサーバ10は、ユーザAのアプリケーション端末13に対するセッション確立要求を、例えばSIP呼制御プロトコルの“INVITE”コマンドに実装して、SIPサーバ6に送信する(ステップS1205)。SIPサーバ6は、アクセスコントロールサーバ10からのセッション確立要求を、ユーザAのアプリケーション端末13に転送する(ステップS1306)。セッション確立要求を受信したユーザAのアプリケーション端末13は、SIPサーバ6に、セッション確立要求に対する応答メッセージを送信し(ステップS1307)、SIPサーバ6は、ユーザAのアプリケーション端末13からの応答メッセージを、アクセスコントロールサーバ10に転送する(ステップS1308)。ここで、アクセスコントロールサーバ10と、ユーザAのアプリケーション端末13との間のセッションが確立される(ステップS1309)。
アクセスコントロールサーバ10及びユーザAのリモートアプリケーション端末13との間にSIPセッションが確立された後、アクセスコントロールサーバ10は、ユーザAのリモートアプリケーション端末13に対し、社内のアプリケーション端末14へのセッション確立要求送信を指示する転送要求を、例えばSIP呼制御プロトコルの“REFER”コマンドに実装して、SIPサーバ6に送信し(ステップS1310)、SIPサーバ6は、この転送要求を、ユーザAのリモートアプリケーション端末13に転送する(ステップS1311)。
転送要求を受信したユーザAのリモートアプリケーション端末13は、転送要求に対する肯定応答を示す応答メッセージを、SIPサーバ6に送信し(ステップS1312)、SIPサーバ6は、この応答メッセージを、アクセスコントロールサーバ10に転送する(ステップS1313)。
この転送要求を受信したユーザAのリモートアプリケーション端末13は、転送要求内に記述された社内アプリケーション端末14の識別子、例えばIPアドレスを取得し、SIPサーバ6に、社内アプリケーション端末14へのセッション確立要求メッセージを送信し(ステップS1314)、SIPサーバ6は、このセッション確立要求メッセージを、社内アプリケーション端末14に転送する(ステップS1315)。このセッション確立要求メッセージを受信した社内アプリケーション端末14は、セッション確立要求に対する肯定応答を示す応答メッセージをSIPサーバ6に送信し(ステップS1316)、SIPサーバ6は、この応答メッセージを、ユーザAのリモートアプリケーション端末13に転送する(ステップS1317)。ここで、ユーザAのリモートアプリケーション端末13と、社内アプリケーション端末14との間のデータ通信用セッションが確立される(ステップS1318)。
アクセスコントロールサーバ10は、ユーザAのリモートアプリケーション端末13及び社内アプリケーション端末14間のセッション確立後、アクセスコントロールサーバ10及びユーザAのリモートアプリケーション端末13間のセッションを終了するセッション終了要求メッセージを、SIPサーバ6に送信し(ステップS1319)、SIPサーバ6は、このセッション終了メッセージを、ユーザAのリモートアプリケーション端末13に転送する(ステップS1320)。このセッション終了要求メッセージを受信したユーザAのリモートアプリケーション端末13は、セッション終了要求に対する肯定応答を示す応答メッセージを、SIPサーバ6に送信し(ステップS1321)、SIPサーバ6は、この応答メッセージを、アクセスコントロールサーバ10に転送する(ステップS1322)。アクセスコントロールサーバ10は、アクセスコントロールサーバ10及びユーザAのリモートアプリケーション端末13間のセッション(図13において破線により示される)を切断する(ステップS1323)。
以上の手順により、ユーザAのリモートアプリケーション端末13及び社内アプリケーション端末14間に確立されたセッションを通じて、データ通信用セッションが確立され、ユーザAのリモートアプリケーション端末13及び社内アプリケーション端末14は、相互にデータ通信可能となる。
所望のデータ通信終了後、ユーザAのリモートアプリケーション端末13は、社内アプリケーション端末14とのセッション終了要求メッセージを、SIPサーバ6に送信し(ステップS1324)、SIPサーバ6は、このセッション終了要求メッセージを、社内アプリケーション端末14に送信する(ステップS1325)。このセッション終了要求メッセージを受信した社内アプリケーション端末14は、セッション終了要求に対する肯定応答を示す応答メッセージを、SIPサーバ6に送信し(ステップS1326)、SIPサーバ6は、この応答メッセージを、ユーザAのリモートアプリケーション端末13に送信する(ステップS1327)。ここで、ユーザAのリモートアプリケーション端末13及び社内アプリケーション端末14間のセッションが開放される。
第5の実施形態によれば、第4の実施形態において説明された仮想エージェントサーバ9から2者間通話において発呼すべきユーザの電話端末への転送要求の送信をデータ通信に応用し、遠隔から社内ネットワークにアクセスする場合に、社内に配置されたアクセスコントロールサーバから、遠隔のアプリケーション端末に対してセッションを確立しにいくことにより、例えばファイアウォールとして提供される社内サーバにアクセスコントロールのための複雑な認証機能を備えることなく、社内のアプリケーション端末と遠隔のアプリケーション端末との間の安全性の高いデータ通信を実現する。従って、例えば社内システム等の利用対象システムから、特定のリモートアプリケーション端末に対してのみファイアウォールを開き、当該リモートアプリケーション端末にピンポイントで且つ安全性を維持してアクセス許可を与えることが可能となる。
<各実施形態に係る通話録音システムのハードウエア構成>
図15は、本実施形態に係る仮想エージェントサーバ9、WWWサーバ4a、顧客DBサーバ4b、SIPサーバ6及び/又はアプリケーション端末2のハードウエア構成の一例を示すブロック図である。図15に示されるコンピュータ装置110である仮想エージェントサーバ9、WWWサーバ4a、顧客DBサーバ4b、SIPサーバ6及び/又はアプリケーション端末2において、CPU111は、ROM114および/またはハードディスクドライブ116に格納されたプログラムに従い、RAM115を一次記憶用ワークメモリとして利用して、システム全体を制御する。さらに、CPU111は、マウス112aまたはキーボード112を介して入力される利用者の指示に従い、ハードディスクドライブ116に格納されたプログラムに基づき、本実施形態に係る第三者呼制御による二者間通話制御処理を実行する。ディスプレイインタフェイス113には、CRTやLCDなどのディスプレイが接続され、CPU111が実行する通話制御処理のための入力待ち受け画面、処理経過や処理結果、検索結果などが表示される。リムーバブルメディアドライブ117は、主に、リムーバブルメディアからハードディスクドライブ116へファイルを書き込んだり、ハードディスクドライブ116から読み出したファイルをリムーバブルメディアへ書き込む場合に利用される。リムーバブルメディアとしては、フロッピディスク(FD)、CD−ROM、CD−R、CD−R/W、DVD−ROM、DVD−R、DVD−R/W、DVD−RAMやMO、あるいはメモリカード、CFカード、スマートメディア、SDカード、メモリスティックなどが利用可能である。
プリンタインタフェイス118には、レーザビームプリンタやインクジェットプリンタなどのプリンタが接続される。ネットワークインタフェイス119は、コンピュータ装置をネットワークへ接続するためのインターフェースである。
なお、本実施形態に係る仮想エージェントサーバ9、WWWサーバ4a、顧客DBサーバ4b、SIPサーバ6及び/又はアプリケーション端末2における入力手段は、マウス112aあるいはキーボード112に限定されることなく、任意のポインティングデバイス、例えばトラックボール、トラックパッド、タブレットなどを適宜用いることができる。携帯情報端末を本実施形態に係るサーバ装置に接続される端末装置として用いる場合には、入力部をボタンやモードダイヤル等で構成してもよい。
また、図12に示した本実施形態に係る仮想エージェントサーバ9、WWWサーバ4a、顧客DBサーバ4b、SIPサーバ6及び/又はアプリケーション端末2のハードウエア構成は一例に過ぎず、その他の任意のハードウエア構成を用いることができることはいうまでもない。
殊に、本実施形態に係る通話録音処理の全部又は一部は、上記コンピュータ端末装置110あるいはPDA等の携帯情報端末装置等によって実現されてもよく、コンピュータ端末装置等とサーバー装置とをBluetooth(登録商標)等の無線、あるいはインターネット(TCP/IP)、公共電話網(PSTN)、統合サービス・ディジタル網(ISDN)等の有線通信回線で相互接続した、インターネットあるいは任意の周知のローカル・エリア・ネットワーク(LAN)またはワイド・エリア・ネットワーク(WAN)からなるネットワークシステムによって通話制御処理の一部又は全部が実現されてもよい。
なお、以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
本発明に係る通信制御システムの実施形態を示すシステムブロック図である。 本発明に係る通信制御システムの実施形態(使用状態例)を示すシステムブロック図である。 本発明に係る通信制御システムを用いた通信制御方法の実施形態を示すブロック図である。 本発明に係る通信制御システムを用いた通信制御方法の他の実施形態を示すブロック図である。 本発明に係る通信制御システムの通話確立時の制御手順を示すフローチャートである。 本発明に係る通信制御システムの通話確立時の制御手順を示すフローチャートである。 本発明に係る通信制御システムの通話切断時の制御手順を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態における2者間通話中のセッション状態を例示的に示す模式図である。 本発明の第2の実施形態に係る通話制御処理の処理手順を示す制御フロー図である。 本発明の第3の実施形態における2者間通話中のセッション状態を例示的に示す模式図である。 本発明の第3の実施形態に係る通話制御処理の処理手順を示す制御フロー図である。 本発明の第4の実施形態に係る通話制御処理の処理手順を示す制御フロー図である。 本発明の第5の実施形態に係るアクセスコントロール処理の処理手順を示す制御フロー図である。 本発明の第3の実施形態の変形例における、仮想エージェントサーバと各電話端末との接続状態を例示的に示す模式図である。 本発明の各実施形態に係るサーバ及びアプリケーション端末のハードウエア構成の一例を示す図である。
符号の説明
1 インターネット等(通信回線網)
2 ユーザ端末装置(端末装置)
3 固定電話機、携帯電話機
4 アプリケーションサーバ
5 SIP端末機
6 SIPサーバ
7 一般公衆電話網
8 VoIPゲートウェイ
9 仮想エージェントサーバ
92 インターフェース(入力部)
94 メインプログラム(制御部)
96 ソフトフォンプログラム(ソフトフォン部)

Claims (14)

  1. 操作端末とIP網を介して接続され、HTTPプロトコルにより通信するWWWサーバと、前記IP網内の呼制御を行なうIP呼制御サーバと、前記WWWサーバからの接続要求に応じて2者間通話を制御するため、前記IP呼制御サーバに呼制御を指示する通話制御サーバとを有する通話制御システムにより実行される通話制御方法であって、
    前記WWWサーバが、IP網経由で第1のユーザから第2のユーザへの接続要求を、前記第1のユーザの操作端末から受信するステップと、
    前記通話制御サーバが、前記WWWサーバから受信される前記接続要求中に記述された前記第1のユーザの電話番号を有する第1の電話端末への発呼要求を行なうよう、前記IP呼制御サーバに指示して、前記通話制御サーバと前記第1の電話端末との間に、第1の呼制御セッションを確立させるステップと、
    前記通話制御サーバが、前記接続要求中に記述された第2のユーザの識別子を変換することにより得られた電話番号を有する第2の電話端末への発呼要求を行なうよう、前記IP呼制御サーバに指示して、前記通話制御サーバと前記第2の電話端末との間に、第2の呼制御セッションを確立させるステップと、
    前記通話制御サーバが、前記第1の呼制御セッション及び前記第2の呼制御セッションを切断することにより、前記第1の電話端末及び前記第2の電話端末の間に前記通話制御サーバを経由しない音声通話用セッションが確立され、これにより前記第1及び第2の電話端末間の音声通話を可能とするステップとを含む
    ことを特徴とする通話制御方法。
  2. 前記第2の電話端末の電話番号は、前記操作端末と前記IP網経由で接続され、前記接続要求の認証を行なう前記WWWサーバにおいて、前記接続要求に付加される
    ことを特徴とする請求項1に記載の通話制御方法。
  3. 上記通話制御方法は、さらに、
    前記通話制御サーバが、前記第1の電話端末の通信能力を示す第1の音声通信情報を前記第1の電話端末から取得し取得された前記第1の音声通信情報を前記IP呼制御サーバに指示して前記第2呼制御セッションを介して前記第2の電話端末に送信させるステップと、
    前記通話制御サーバが、前記第2の電話端末の通信能力を示す第2の音声通信情報を前記第2の電話端末から取得し取得された前記第2の音声通信情報を、IP呼制御サーバに指示して前記第1呼制御セッションを介して前記第1の電話端末に送信させるステップとを含み、
    前記第1の電話端末と前記第2の電話端末との間の前記音声通話用セッションを介した音声通話は、前記第1及び第2の音声通信情報に適合するよう実行される
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の通話制御方法。
  4. 操作端末とIP網を介して接続され、HTTPプロトコルにより通信するWWWサーバと、前記IP網内の呼制御を行なうIP呼制御サーバと、前記WWWサーバからの接続要求に応じて2者間通話を制御するため、前記IP呼制御サーバに呼制御を指示する通話制御サーバとを有する通話制御システムにより実行される通話制御方法であって、
    前記WWWサーバが、IP網経由で第1のユーザから第2のユーザへの接続要求を、前記第1のユーザの操作端末から受信するステップと、
    前記通話制御サーバが、前記WWWサーバから受信される前記接続要求中に記述された前記第1のユーザの電話番号を有する第1の電話端末、又は前記接続要求中に記述された第2のユーザの識別子を変換することにより得られた電話番号を有する第2の電話端末のいずれか一方を課金すべき電話端末として決定するステップと、
    前記通話制御サーバが、決定された前記課金すべき電話端末への発呼要求を行なうよう、前記IP呼制御サーバに指示して、前記通話制御サーバと、前記課金すべき電話端末との間に、呼制御セッションを確立させるステップと、
    前記通話制御サーバが、前記課金すべき電話端末に、前記第1の電話端末或いは前記第2の電話端末のうち他方の電話端末への発呼を指示する転送要求を、前記呼制御セッションを通じ前記IP呼制御サーバを介して送信するステップと、
    前記転送要求を受信した前記課金すべき電話端末が、前記転送要求中に記述された前記他方の電話端末に発呼するステップと、
    前記通話制御サーバが、前記呼制御セッションを切断することにより、前記第1の電話端末及び前記第2の電話端末の間に前記通話制御サーバを経由しない音声通話用セッションが確立され、これにより前記第1及び第2の電話端末間の音声通話を可能とするステップとを含む
    ことを特徴とする通話制御方法。
  5. 上記通話制御方法は、さらに、
    前記通話制御サーバが、前記他方の電話端末から、発呼に対する肯定応答を受信した際に、前記第1の呼制御セッションを開放するステップを含む
    ことを特徴とする請求項に記載の通話制御方法。
  6. リモート端末装置とIP網を介して接続され、HTTPプロトコルにより通信するWWWサーバと、IP網内の呼制御を行なうIP呼制御サーバと、前記WWWサーバを介した前記リモート端末からローカル端末装置へのアクセスを制御するため、前記IP呼制御サーバに呼制御を指示するアクセス制御サーバとを有するアクセス制御システムにより実行されるアクセス制御方法であって、
    前記WWWサーバが、IP網経由で前記リモート端末装置から前記ローカル端末装置への接続要求を、前記リモート端末装置から受信するステップと、
    前記アクセス制御サーバが、前記リモート端末装置への発要求を行なうよう、前記IP呼制御サーバに指示して、前記アクセス制御サーバと、前記リモート端末装置との間に、呼制御セッションを確立させるステップと、
    前記アクセス制御サーバが、前記リモート端末装置に、前記接続要求中に記述された識別子から取得される前記ローカル端末装置への発要求を指示する転送要求を、前記呼制御セッションを通じ前記IP呼制御サーバを介して送信するステップと、
    前記転送要求を受信した前記リモート端末装置が、前記転送要求中に記述された前記ローカル端末装置に発呼するステップと、
    前記アクセス制御サーバが、前記呼制御セッションを切断することにより、前記リモート端末装置及び前記ローカル端末装置の間に前記アクセス制御サーバを経由しないデータ通信用セッションが確立され、これにより前記リモート及びローカル端末装置間のデータ通信が可能となるステップとを含む
    ことを特徴とするアクセス制御方法。
  7. 操作端末とIP網を介して接続され、HTTPプロトコルにより通信するWWWサーバからの接続要求に応じて2者間通話を制御するため、前記IP網内の呼制御を行なうIP呼制御サーバに呼制御を指示する通話制御サーバ装置であって、
    前記第1のユーザの操作端末から前記WWWサーバにより受信される第1のユーザから第2のユーザへの接続要求中に記述された前記第1のユーザの電話番号を有する第1の電話端末への発呼要求を行なうよう、前記IP呼制御サーバに指示して、前記通話制御サーバと前記第1の電話端末との間に、第1の呼制御セッションを確立させる第1のセッション確立部と、
    前記接続要求中に記述された第2のユーザの識別子を変換することにより得られた電話番号を有する第2の電話端末への発呼要求を行なうよう、前記IP呼制御サーバに指示して、前記通話制御サーバと前記第2の電話端末との間に、第2の呼制御セッションを確立させる第2のセッション確立部と、
    前記第1の呼制御セッション及び前記第2の呼制御セッションを切断することにより、前記第1の電話端末及び前記第2の電話端末の間に前記通話制御サーバを経由しない音声通話用セッションを確立され、これにより前記第1及び第2の電話端末間の音声通話を可能とするブリッジ部とを具備する
    ことを特徴とする通話制御サーバ装置。
  8. 上記通話制御サーバ装置は、さらに、
    前記第1の電話端末の通信能力を示す第1の音声通信情報を前記第1の電話端末から取得し取得された前記第1の音声通信情報を前記IP呼制御サーバに指示して前記第2呼制御セッションを介して前記第2の電話端末に送信させる第1の音声情報送信部と、
    前記通話制御サーバが、前記第2の電話端末の通信能力を示す第2の音声通信情報を前記第2の電話端末から取得し取得された前記第2の音声通信情報を、IP呼制御サーバに指示して前記第1呼制御セッションを介して前記第1の電話端末に送信させる第2の音声情報送信部とを具備し、
    前記第1の電話端末と前記第2の電話端末との間の前記音声通話用セッションを介した音声通話は、前記第1及び第2の音声通信情報に適合するよう実行される
    ことを特徴とする請求項7に記載の通話制御サーバ装置。
  9. 操作端末とIP網を介して接続され、HTTPプロトコルにより通信するWWWサーバからの接続要求に応じて2者間通話を制御するため、前記IP網内の呼制御を行なうIP呼制御サーバに呼制御を指示する通話制御サーバ装置であって、
    前記第1のユーザの操作端末から前記WWWサーバにより受信される第1のユーザから第2のユーザへの接続要求中に記述された前記第1のユーザの電話番号を有する第1の電話端末、又は前記接続要求中に記述された第2のユーザの識別子を変換することにより得られた電話番号を有する第2の電話端末のいずれか一方を課金すべき電話端末として決定する発呼要求先決定部と、
    決定された前記課金すべき電話端末への発呼要求を行なうよう、前記IP呼制御サーバに指示して、前記通話制御サーバと、前記課金すべき電話端末との間に、呼制御セッションを確立させるセッション確立部と、
    前記課金すべき電話端末に、前記第1の電話端末或いは前記第2の電話端末のうち他方の電話端末への発呼を指示する転送要求を、前記呼制御セッションを通じ前記IP呼制御サーバを介して送信する転送要求送信部と、ここで前記転送要求を受信した前記課金すべき電話端末は、前記転送要求中に記述された前記他方の電話端末に発呼し、
    前記呼制御セッションを切断することにより、前記第1の電話端末及び前記第2の電話端末の間に前記通話制御サーバを経由しない音声通話用セッションを確立し、これにより前記第1及び第2の電話端末間の音声通話を可能とするブリッジ部とを具備する
    ことを特徴とする通話制御サーバ装置。
  10. リモート端末装置とIP網を介して接続され、HTTPプロトコルにより通信するWWWサーバを介した前記リモート端末からローカル端末装置へのアクセスを制御するため、IP網内の呼制御を行なうIP呼制御サーバに呼制御を指示するアクセス制御サーバ装置であって、
    IP網経由で前記WWWサーバにより受信される、前記リモート端末装置から前記ローカル端末装置への接続要求に応答して前記リモート端末装置への発要求を行なうよう、前記IP呼制御サーバに指示して、前記アクセス制御サーバと、前記リモート端末装置との間に、呼制御セッションを確立させるセッション確立部と、
    前記リモート端末装置に、前記接続要求中に記述された識別子から取得される前記ローカル端末装置への発要求を指示する転送要求を、前記呼制御セッションを通じ前記IP呼制御サーバを介して送信する転送要求送信部と、ここで、前記転送要求を受信した前記リモート端末装置は、前記転送要求中に記述された前記ローカル端末装置に発呼し、
    前記呼制御セッションを切断することにより、前記リモート端末装置及び前記ローカル端末装置の間に前記アクセス制御サーバを経由しないデータ通信用セッションを確立し、これにより前記リモート及びローカル端末装置間のデータ通信を
    可能とするブリッジ部とを具備する
    ことを特徴とするアクセス制御サーバ装置。
  11. 操作端末とIP網を介して接続され、HTTPプロトコルにより通信するWWWサーバと、前記IP網内の呼制御を行なうIP呼制御サーバと、前記WWWサーバからの接続要求に応じて2者間通話を制御するため、前記IP呼制御サーバに呼制御を指示する通話制御サーバとを有する通話制御システムにより実行される通話制御処理をコンピュータに実行させるための通話制御プログラムであって、該プログラムは、前記コンピュータに、
    前記WWWサーバが、IP網経由で第1のユーザから第2のユーザへの接続要求を、前記第1のユーザの操作端末から受信する接続要求受信処理と、
    前記通話制御サーバが、前記WWWサーバから受信される前記接続要求中に記述された前記第1のユーザの電話番号を有する第1の電話端末への発呼要求を行なうよう、前記IP呼制御サーバに指示して、前記通話制御サーバと前記第1の電話端末との間に、第1の呼制御セッションを確立させる第1のセッション確立処理と、
    前記通話制御サーバが、前記接続要求中に記述された第2のユーザの識別子を変換することにより得られた電話番号を有する第2の電話端末への発呼要求を行なうよう、前記IP呼制御サーバに指示して、前記通話制御サーバと前記第2の電話端末との間に、第2の呼制御セッションを確立させる第2のセッション確立処理と、
    前記通話制御サーバが、前記第1の呼制御セッション及び前記第2の呼制御セッションを切断することにより、前記第1の電話端末及び前記第2の電話端末の間に前記通話制御サーバを経由しない音声通話用セッションを確立し、これにより前記第1及び第2の電話端末間の音声通話を可能とするブリッジ処理とを含む処理を実行させるためのものである
    ことを特徴とする通話制御プログラム。
  12. 上記通話制御プログラムは、さらに、
    前記通話制御サーバが、前記第1の電話端末の通信能力を示す第1の音声通信情報を前記第1の電話端末から取得し取得された前記第1の音声通信情報を前記IP呼制御サーバに指示して前記第2呼制御セッションを介して前記第2の電話端末に送信させる第1の音声通信情報取得処理と、
    前記通話制御サーバが、前記第2の電話端末の通信能力を示す第2の音声通信情報を前記第2の電話端末から取得し取得された前記第2の音声通信情報を、IP呼制御サーバに指示して前記第1呼制御セッションを介して前記第1の電話端末に送信させる第2の音声通信情報取得処理とを含み、
    前記第1の電話端末と前記第2の電話端末との間の前記音声通話用セッションを介した音声通話は、前記第1及び第2の音声通信情報に適合するよう実行される
    ことを特徴とする請求項11に記載の通話制御プログラム。
  13. 操作端末とIP網を介して接続され、HTTPプロトコルにより通信するWWWサーバと、前記IP網内の呼制御を行なうIP呼制御サーバと、前記WWWサーバからの接続要求に応じて2者間通話を制御するため、前記IP呼制御サーバに呼制御を指示する通話制御サーバとを有する通話制御システムにより実行される通話制御処理をコンピュータに実行させるための通話制御プログラムであって、該プログラムは、前記コンピュータに、
    前記WWWサーバが、IP網経由で第1のユーザから第2のユーザへの接続要求を、前記第1のユーザの操作端末から受信する接続要求受信処理と、
    前記通話制御サーバが、前記WWWサーバから受信される前記接続要求中に記述された前記第1のユーザの電話番号を有する第1の電話端末、又は前記接続要求中に記述された第2のユーザの識別子を変換することにより得られた電話番号を有する第2の電話端末のいずれか一方を課金すべき電話端末として決定する発呼先決定処理と、
    前記通話制御サーバが、決定された前記課金すべき電話端末への発呼要求を行なうよう、前記IP呼制御サーバに指示して、前記通話制御サーバと、前記課金すべき電話端末との間に、呼制御セッションを確立させるセッション確立処理と、
    前記通話制御サーバが、前記課金すべき電話端末に、前記第1の電話端末或いは前記第2の電話端末のうち他方の電話端末への発呼を指示する転送要求を、前記呼制御セッションを通じ前記IP呼制御サーバを介して送信する転送要求送信処理と、
    前記転送要求を受信した前記課金すべき電話端末が、前記転送要求中に記述された前記他方の電話端末に発呼する発呼処理と、
    前記通話制御サーバが、前記呼制御セッションを切断することにより、前記第1の電話端末及び前記第2の電話端末の間に前記通話制御サーバを経由しない音声通話用セッションを確立し、これにより前記第1及び第2の電話端末間の音声通話を可能とするブリッジ処理とを含む処理を実行させるためのものである
    ことを特徴とする通話制御プログラム。
  14. リモート端末装置とIP網を介して接続され、HTTPプロトコルにより通信するWWWサーバと、IP網内の呼制御を行なうIP呼制御サーバと、前記WWWサーバを介した前記リモート端末からローカル端末装置へのアクセスを制御するため、前記IP呼制御サーバに呼制御を指示するアクセス制御サーバとを有するアクセス制御システムにより実行されるアクセス制御処理をコンピュータに実行させるためのアクセス制御プログラムであって、該プログラムは、前記コンピュータに、
    前記WWWサーバが、IP網経由で前記リモート端末装置から前記ローカル端末装置への接続要求を、前記リモート端末装置から受信する接続要求受信処理と、
    前記アクセス制御サーバが、前記リモート端末装置への発要求を行なうよう、前記IP呼制御サーバに指示して、前記アクセス制御サーバと、前記リモート端末装置との間に、呼制御セッションを確立させるセッション確立処理と、
    前記アクセス制御サーバが、前記リモート端末装置に、前記接続要求中に記述された識別子から取得される前記ローカル端末装置への発要求を指示する転送要求を、前記呼制御セッションを通じ前記IP呼制御サーバを介して送信する転送要求送信処理と、
    前記転送要求を受信した前記リモート端末装置が、前記転送要求中に記述された前記ローカル端末装置に発呼する発呼処理と、
    前記アクセス制御サーバが、前記呼制御セッションを切断することにより、前記リモート端末装置及び前記ローカル端末装置の間に前記アクセス制御サーバを経由しないデータ通信用セッションを確立し、これにより前記リモート及びローカル端末装置間のデータ通信を可能とするブリッジ処理とを含む処理をコンピュータに実行させるためのものである
    ことを特徴とするアクセス制御プログラム。
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