JP4099028B2 - 静電吸着装置及びそれを用いた半導体製造装置 - Google Patents

静電吸着装置及びそれを用いた半導体製造装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4099028B2
JP4099028B2 JP2002291307A JP2002291307A JP4099028B2 JP 4099028 B2 JP4099028 B2 JP 4099028B2 JP 2002291307 A JP2002291307 A JP 2002291307A JP 2002291307 A JP2002291307 A JP 2002291307A JP 4099028 B2 JP4099028 B2 JP 4099028B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
electrostatic adsorption
current
electrostatic
electrode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002291307A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004128270A (ja
Inventor
正美 佐藤
亨 首藤
剛志 堤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi High Tech Corp
Original Assignee
Hitachi High Technologies Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi High Technologies Corp filed Critical Hitachi High Technologies Corp
Priority to JP2002291307A priority Critical patent/JP4099028B2/ja
Publication of JP2004128270A publication Critical patent/JP2004128270A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4099028B2 publication Critical patent/JP4099028B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、薄板状の試料を静電吸着する装置に係り、特に縮小投影露光装置や電子線描画装置などに好適な静電吸着装置とそれを用いた半導体製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
縮小投影露光装置や電子線描画装置、半導体製造装置など、マスクやウエハなどの薄板状の試料を対象とした装置では、当該試料を所定の台(試料台)の上に載置し固定する必要があり、このため一般には静電吸着装置が使用されている。
【0003】
ここで、まず、静電吸着装置の基本原理について説明する。
【0004】
いま、図7に示すように、セラミック板(板厚数mm)などの誘電体2を用意し、その下面には電極3を設けておく。そして、この誘電体2の上に、ウェハやマスクなどの被固定対象物となる試料1を載置したとする。
【0005】
そうすると、このときの等価回路は、図8に示すように、等価抵抗6と等価容量7の並列回路で表わされる。
【0006】
ここで、等価抵抗6は、試料1と電極3で挟まれた誘電体2が完全な絶縁体でないことにより等価的に形成され、等価容量7は、誘電体2が導体である試料1と電極3で挟まれたことにより等価的に形成されるものである。
【0007】
そこで、試料1と電極3に、スイッチ4と電流検出用の抵抗65を介して、直流電圧源5から所定の電圧(例えばDC400V)の直流電圧を印加してやると、試料1と電極3間に静電吸着力が発生し、試料1を誘電体2に固定することができるのである。
【0008】
ところで、この静電吸着装置の使用に際しては、試料を吸着させてから、後の処理に移行する前に、所定の吸着力が得られていることを確認する必要があり、このため、次に説明する吸着異常判定方法が従来から適用されている。
【0009】
いま、図7と図8において、静電吸着を開始するためスイッチ4をオンにした(閉じた)とすると、等価容量7が直流電圧源5から充電されるので、過渡的に電流が流れ、電流検出用抵抗65の両端に、図9の電圧波形31で示すように変化する電圧が現れる。そこで、この電圧波形31から、静電吸着力が正常に得られているか否かを判断するのである。
【0010】
ここで、何らかの原因により正常な吸着力が得られてない場合には、試料1と電極3間に過渡的に流れる電流の大きさは、正常な場合の電流より減少し、電圧波形31の最大値が減少する。従って、上記のように、電圧波形31の電圧値から吸着力の異常判定を行なうことができるのである。
【0011】
具体的には、図9において、時刻0のスイッチオン時点から電圧波形31の電圧値が立上った後、図示の判定タイミング(通常、100μS程度経過した時点)で電圧値が正常領域になっていたときを正常な吸着状態であると判定し、正常領域を外れていたら異常吸着と判定するのである。
【0012】
なお、このときの過渡電流の波形は、本来は図10の電流波形41で示すように、CR回路の充電電流波形となる筈であり、電流検出用抵抗65で電圧に変換した後も図11の電圧波形51に示す波形になる筈である。
【0013】
しかし、この場合は、回路を構成する電気素子(主としてスイッチ4を構成する素子)に遅れ時間が存在するため、図9の電圧波形31で示すように、立上りが遅れ(100μS程度)た波形になってしまうのである。
【0014】
【特許文献1】
特開平6−45214号公報(図5)
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術は、回路系に存在する浮遊容量に配慮がされておらず、吸着力異常判定の信頼性に問題があった。
【0016】
すなわち、回路系には、吸着部の等価容量の外にも浮遊容量が存在するので、この浮遊容量が充電されことによっても過渡電流が現れてしまう。
【0017】
ここで浮遊容量による過渡電流は静電吸着力とは無関係であり、このため吸着部の等価容量が過渡電流に対して支配的な影響を持つことができなくなってしまう。
【0018】
しかも、このとき、吸着部の等価容量は、一般的にかなり小さい(数100pFオーダー)ので、過度電流の最大値も相応に微小値になり、この結果、静電吸着力の異常判定に信頼性が保てなくなってしまうのである。
【0019】
本発明の目的は、信頼性の高い静電吸着力異常の判定が容易に得られるようにした静電吸着装置と、これを用いた半導体製造装置を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、直流電圧源から静電吸着部を形成する誘電体の下面の電極に吸着電圧が印加された際の過渡電流を検出して静電吸着異常を判定する方式の静電吸着装置において、前記誘電体下面の電極に前記吸着電圧を印加するためのスイッチを、前記電極の下面に取付け、前記直流電圧源から前記静電吸着部に至る回路に存在する浮遊容量による過渡電流が抑えられるようにして達成される。
【0021】
このとき、前記過渡電流は、前記スイッチに接続された電流検出用抵抗に現れた電圧降下を電流検出アンプで増幅し、前記静電吸着部に存在する浮遊容量に流れる電流値相当分の電圧を削除する不感帯回路を介して吸着異常判定回路に供給されることで検出され、これにより前記静電吸着部に存在する浮遊容量に起因する過渡電流の影響を抑えるようにしても良い。
【0022】
また、更に上記目的は、直流電圧源から静電吸着部を形成する誘電体の下面の電極に吸着電圧が印加された際の過渡電流を検出して静電吸着異常を判定する方式の静電吸着装置が試料搭載室に備えられている半導体製造装置において、前記誘電体下面の電極に前記吸着電圧を印加するためのスイッチを、前記電極の下面に取付け、前記直流電圧源から前記静電吸着部に至る回路に存在する浮遊容量による過渡電流が抑えられるようにして達成される。
【0023】
このとき、前記過渡電流は、前記スイッチに接続された電流検出用抵抗に現れた電圧降下を電流検出アンプで増幅し、前記静電吸着部に存在する浮遊容量に流れる電流値相当分の電圧を削除する不感帯回路を介して吸着異常判定回路に供給されることで検出され、これにより前記静電吸着部に存在する浮遊容量に起因する過渡電流の影響を抑えるようにしても良い。
【0024】
これにより、制御回路基板内浮遊容量とハーネスの容量の影響を受けず、静電吸着異常の安定した判定ができる。また、不感帯処理することにより、制御回路基板内浮遊容量とハーネスの容量以外の浮遊容量の影響も受けないで、同様に吸着異常の安定した判定ができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明について、図示の実施の形態により詳細に説明する。
【0026】
図1は本発明の一実施形態で、ここで試料の固定に関係する部位は、試料台61と、この試料台61をX方向とY方向に移動させるためのステージ62、試料1をグランド電位にするためのアース針63であり、これらは半導体製造装置の試料搭載室64に収容されている。
【0027】
一方、直流電圧源5と抵抗65は制御基板68に搭載され、試料搭載室64とはハーネス(ワイヤハーネス)71で接続されている。そして、この制御基板68には、更に電流検出アンプ66と不感帯回路67が搭載されている。
【0028】
ここで、電極3を備えた誘電体2は試料台61の上に設置され、この上に試料1が載置されることにより、静電吸着されるようになっていて、このとき電流検出用抵抗65に現れた電圧(電圧降下)が電流検出アンプ66で増幅され不感帯回路67を介して外部にある吸着異常判定回路69に供給されることになる。
【0029】
従って、この実施形態を静電吸着装置として見た場合は、半導体製造装置の試料台61とステージ62を除いた他の部位から構成されていることになる。
【0030】
更に試料台61は、通常、鋼などの金属で作られ、図示のように、内部に所定の形状の空洞部61Aが形成してある。そして、この空洞部61Aは、図示のように、試料台61の上面に開放されていて、ここを塞ぐようにして誘電体2が試料台61に取付けてある。
【0031】
ここで誘電体2は、図示のように、その電極3が設けてある方の面を下側にした状態で試料台61の上面に取付けられるが、このとき、図には示されていないが、電極3が試料台61から確実に絶縁された状態で取付けてある。
【0032】
そして、これにより、スイッチ4として働く半導体スイッチング素子40を、電極3の下面で、空洞部61A内に露出した部分に取付ることができるように構成してある。
【0033】
ここで半導体スイッチング素子40は電子リレーとして動作するもので、例えばFETで構成され、そのオンとオフの切換動作は外部にある制御用のコンピュータ(図示してない)からワイヤ72を介して供給されるオンオフ信号によって制御されるようになっている。
【0034】
次に、ハーネス71は、図示のように同軸ケーブル状をなし、その内部の導体を介して制御基板68側から試料搭載室64側に吸着用の電圧が供給されるようになっているが、このとき外部の導体はアース(接地)され、グランド電位(共通電位)に保持されている。
【0035】
そして、このハーネス71の内部導体の試料搭載室64側は、試料台61に形成されている空洞部61Aの側方に開放されている部分を通ってスイッチ4に接続されている。また、このとき、スイッチ4にオンオフ信号を供給するワイヤ72も、この部分を通って外部から供給されるようになっている。
【0036】
ここで、この図1の実施形態を静電吸着装置として簡略化したのが図2で、この場合は、試料1を誘電体2に固定する装置であり、直流電圧源5、電流検出用抵抗65と、この抵抗65に発生する電圧を入力し、増幅して出力する電流検出アンプ66、これらを搭載した制御基板68、静電吸着用の電圧を印加したり遮断したりするためのスイッチ4、それに静電吸着用の電圧を供給するためのハーネス71で構成されることになる。
【0037】
従って、上記実施形態の場合の等価回路は、図3に示すようになり、誘電体2の等価抵抗6と誘電体2の等価容量7の外に、更に制御基板68の導体間などに存在する浮遊容量81と、ハーネス71に存在する浮遊容量82が等価的に加わることになる。なお、この図3では、83も浮遊容量を表わすが、これについては後述する。
【0038】
次に、この実施形態の動作について説明する。
【0039】
まず、この実施形態の場合、図1と図2から明らかなように、スイッチ4が誘電体2の直下で、ほとんど電極3に接した状態で取付けられている。
【0040】
この結果、図3から明らかなように、浮遊容量81と浮遊容量82は、直流電圧源5から見てスイッチ4よりも手前の部分に存在し、スイッチ4のオンオフと関係無く、常時、直流電圧源5に接続された状態にあることが判る。
【0041】
従って、浮遊容量81と浮遊容量82は、スイッチ4をオンする以前から直流電圧源5により充電され、蓄積された電荷は飽和状態にあり、従って浮遊容量81に流れる電流i1 と浮遊容量82に流れる電流i2 は共に0(零)で、静電吸着を開始する際は、この状態からスイッチ4をオンすることになる。
【0042】
そこで、いま、スイッチ4がオンにされたとすると、試料1と電極3の間に直流電圧源5から電圧が印加され、この結果、誘電体2の等価抵抗6と誘電体2の等価容量7にそれぞれ電流i3、i4 が流れる。ここで、電流i3 は一定値の電流となり、電流i4 は過渡的な電流となる。なお、このとき、上記したように、浮遊容量83については考慮していない。
【0043】
そして、電流i4 により等価容量7が充電され、電荷が飽和状態になったとき電極3と試料1の間の電圧が直流電圧源5の電圧にほぼ等しくなり、この結果、静電吸着力が発生する。また、これと共に電流i4 も0(零)になる。
【0044】
このときの電流に注目すると、スイッチ4をオンにした瞬間、等価抵抗6と等価容量7の並列回路には、直流電圧源5の電圧と電流検出用抵抗65の抵抗値で決まる値を最大値とする過渡電流が流れ、等価容量7に対する電荷の蓄積が開始される。
【0045】
そして、電荷が飽和し定常状態になった後は、直流電圧源5の電圧と、等価抵抗6と電流検出用抵抗65の抵抗値で決まる電流だけが流れるようになる。
【0046】
そうすると、このとき電流検出アンプ66の出力に現れる電圧の波形は、図4に示す過渡電圧波形91となる。
【0047】
ここで、この実施形態の場合、制御基板による浮遊容量81に流れる電流i1 とハーネスによる浮遊容量82に流れる電流i2 は、スイッチ4をオンしたときでも、それ以前と同じく共に0(零)である。
【0048】
従って、この実施形態によれば、電流検出用抵抗65で検出され、電流検出アンプ66の出力に現れる電圧は、等価抵抗6に流れる一定値の電流i3 と、等価容量7に流れる過渡電流i4 によるものだけとなる。
【0049】
ここで、等価抵抗6の実用的な値は30MΩ程度で、電流検出用抵抗65の抵抗値は30KΩ程度なので、直流電圧源5の電圧を400Vとした場合、等価抵抗6に流れる電流i3 は、多くてもせいぜい10μAオーダーである。
【0050】
一方、等価容量7に流れる過渡電流i4 の最大値は、この等価容量7の一般的な容量値が1000PF程度であることから、微小電流であるといっても、10mAオーダーにもなり、従って、過渡電流i4 に対して、電流i3 は実用上無視できる。
【0051】
この結果、過渡電流i4 が、たとえ微小な値であったとしても、この実施形態の場合、それは、外的要素による影響がほとんど無い、真に過渡電流i4 だけの電流による過渡電圧波形91が得られることになり、従って、この実施形態によれば、静電吸着力異常を精度良く安定に判定することができる。
【0052】
ところで、この図4の過渡電圧波形91は、上記したように、電流検出アンプ66の出力に現れる電圧の波形であるが、しかし、上記実施形態では、電流検出アンプ66の出力を不感帯回路67に入力し、ここで処理してから吸着異常判定回路68に供給し、静電吸着力異常を判定するようになっているが、これは、この実施形態では、浮遊容量83も考慮した結果である。
【0053】
ここで、この浮遊容量83は、電極3と誘電体2、それに試料1からなる吸着部に現れてしまう容量を等価的に表わしたもので、この場合、この浮遊容量83は、直流電圧源5から見てスイッチ4よりも先にあり、このため、等価容量7に並列に接続され、容量値が等価的に加算された形になってしまう。
【0054】
このため、図4の過渡電圧波形91は等価容量7だけによるものではなく、実際には、これに浮遊容量83に流れる電流i5 による過渡電圧波形92が加算されたものになっている。そして、この過渡電圧波形92は静電吸着力異常判定に関与しないばかりか、誤差要因になってしまう。
【0055】
つまり、等価容量7に流れる電流i4 による電圧の最大値をV4、浮遊容量83に流れる電流i5 による電圧の最大値をV5 とした場合、この過渡電圧波形91の最大値V91 は、図示のように、(V4+V5)になってしまい、静電吸着力異常判定だけに反映したものとは言えなくなってしまい、このため、静電吸着力異常判定に対して誤差要因になってしまうのである。
【0056】
そこで、この実施形態では、不感帯回路67を設け、図4に示すように、浮遊容量83に流れる電流値相当分の電圧が削除されるようにしたものであり、この結果、吸着異常判定回路69には、図5に示すように、過渡電圧波形92を含まず、正しく等価容量7に流れる電流i4 だけによる過渡電圧波形101が供給されることになる。
【0057】
従って、この実施形態によれば、常に理想的な過渡電圧波形101のもとで判定を行なうことができ、この結果、常に安定した精度の良い静電吸着異常判定を得ることができる。
【0058】
ここで、この不感帯回路67は、例えばクリッパ回路や阻止型リミッタ回路とも呼ばれるもので、図6に示すようにある特定のレベル以下の電圧値を削除する回路で、例えば次の文献に開示されているものである。
【0059】
東京電機大学出版局、1998年1月20日発行 白土義男著
「図解アナログICのすべてオペアンプからスイッチドキャパシタまで」
P139〜140
【0060】
従って、上記実施形態によれば、静電吸着オン時の過渡電流が微小、つまり過渡電圧が微小である誘電体、すなわち高抵抗、低容量を兼ね備えた誘電体を静電吸着装置及び半導体製造装置に搭載することができる。
【0061】
そして、この結果、誘電体の低発熱化が図れ、試料の温度上昇がより一層抑えられ、試料の伸縮がより一層抑えられることになり、半導体製造装置において描画又は転写の精度向上が図れるという効果がある。
【0062】
また、上記実施形態によれば、更に静電吸着力の異常検出が静電吸着のための電圧を印加したときに安定して判定できるため、試料の加工着工前に吸着異常が判断できるようになり、無駄な加工着工が回避でき、顧客の財産であるマスクやウェハ等の損出が防止できるという効果が得られ、且つ、着工時間の無駄な浪費を回避できるという効果がある。
【0063】
【発明の効果】
本発明によれば、過渡電圧があまり大きく得られない誘電体を静電吸着用として用いた場合でも、安定して静電吸着異常が判定できるので、信頼性の高い静電吸着装置と半導体製造装置を容易に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す基本構成図である。
【図2】本発明の一実施形態の電気的等価回路図である。
【図3】本発明の一実施形態の動作を説明するための等価回路図である。
【図4】本発明の一実施形態の動作を説明するための波形図である。
【図5】本発明の一実施形態の動作を説明するための別の波形図である。
【図6】本発明の一実施形態で使用した不感帯回路の説明図である。
【図7】従来技術による静電吸着装置の一例を示す簡略構成図である。
【図8】従来技術による静電吸着装置の一例を示す等価回路図である。
【図9】従来技術の動作を説明するための波形図である。
【図10】CR回路による電流の変化を示す波形図である。
【図11】CR回路による電圧の変化を示す波形図である。
【符号の説明】
1 試料(ウエハなど)
2 誘電体
3 電極
4 スイッチ
5 直流電圧源
6 誘電体による等価抵抗
7 誘電体による等価容量
31 過渡電圧波形(従来技術による)
40 半導体スイッチング素子(電子リレー用)
41 過渡電流波形(CR放電による)
51 過渡電圧波形(CR放電による)
61 試料台
61A 空洞部
62 ステージ
63 アース針
64 試料搭載室(半導体製造装置)
65 電流検出用抵抗
66 電流検出アンプ
67 不感帯回路
68 制御基板
69 吸着異常判定回路
71 ハーネス(ワイヤハーネス)
72 ワイヤ(オンオフ信号供給用)
81 浮遊容量(制御基板によるもの)
82 浮遊容量(ハーネスによるもの)
83 浮遊容量(試料台によるもの)
91 過渡電圧波形
92 浮遊容量分の過渡電圧波形
101 過渡電圧波形

Claims (4)

  1. 直流電圧源から静電吸着部を形成する誘電体の下面の電極に吸着電圧が印加された際の過渡電流を検出して静電吸着異常を判定する方式の静電吸着装置において、
    前記誘電体下面の電極に前記吸着電圧を印加するためのスイッチを、前記電極の下面に取付け、
    前記直流電圧源から前記静電吸着部に至る回路に存在する浮遊容量による過渡電流が抑えられるように構成したことを特徴とする静電吸着装置。
  2. 請求項1に記載の静電吸着装置において、
    前記過渡電流は、前記スイッチに接続された電流検出用抵抗に現れた電圧降下を電流検出アンプで増幅し、前記静電吸着部に存在する浮遊容量に流れる電流値相当分の電圧を削除する不感帯回路を介して吸着異常判定回路に供給されることで検出されることを特徴とする静電吸着装置。
  3. 直流電圧源から静電吸着部を形成する誘電体の下面の電極に吸着電圧が印加された際の過渡電流を検出して静電吸着異常を判定する方式の静電吸着装置が試料搭載室に備えられている半導体製造装置において、
    前記誘電体下面の電極に前記吸着電圧を印加するためのスイッチを、前記電極の下面に取付け、
    前記直流電圧源から前記静電吸着部に至る回路に存在する浮遊容量による過渡電流が抑えられるように構成しことを特徴とする半導体製造装置
  4. 請求項3に記載の半導体製造装置において、
    前記過渡電流は、前記スイッチに接続された電流検出用抵抗に現れた電圧降下を電流検出アンプで増幅し、前記静電吸着部に存在する浮遊容量に流れる電流値相当分の電圧を削除する不感帯回路を介して吸着異常判定回路に供給されることで検出されることを特徴とする半導体製造装置。
JP2002291307A 2002-10-03 2002-10-03 静電吸着装置及びそれを用いた半導体製造装置 Expired - Fee Related JP4099028B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002291307A JP4099028B2 (ja) 2002-10-03 2002-10-03 静電吸着装置及びそれを用いた半導体製造装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002291307A JP4099028B2 (ja) 2002-10-03 2002-10-03 静電吸着装置及びそれを用いた半導体製造装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004128270A JP2004128270A (ja) 2004-04-22
JP4099028B2 true JP4099028B2 (ja) 2008-06-11

Family

ID=32282936

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002291307A Expired - Fee Related JP4099028B2 (ja) 2002-10-03 2002-10-03 静電吸着装置及びそれを用いた半導体製造装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4099028B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1826813A4 (en) * 2004-12-01 2009-05-13 Nikon Corp STAGE DEVICE AND EXPOSURE APPAEIL

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004128270A (ja) 2004-04-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100889708B1 (ko) 플라즈마 충전 전압의 실시간 측정 방법
JPS5979545A (ja) 静電チャック装置
US7049804B2 (en) Electric potential measuring apparatus, and image forming apparatus
JP4990435B2 (ja) 浮遊プレート電圧モニタ
JP2001148374A (ja) ウェーハの直流バイアス電圧を原位置において測定するための容量性プローブ
JPH0634688A (ja) 電気信号生成装置
JP2002176088A (ja) 半導体デバイス検査装置
ATE88815T1 (de) Gasionisationsstrahlungsdetektor mit integriertem schaltkreis.
JPWO2002059954A1 (ja) プラズマ処理装置およびプラズマ処理方法
JP4099028B2 (ja) 静電吸着装置及びそれを用いた半導体製造装置
Ciofi et al. Dedicated instrumentation for high sensitivity, low frequency noise measurement systems
US6289719B1 (en) Method for operating a gas sensor
JPH05121030A (ja) イオンビームを用いて電位測定を行うイオンビーム装置及び方法
JP2006516675A (ja) 電気的接触を確立するための能動的方法及びシステム
JPH01305319A (ja) 電極の清浄化のための直流電圧又は交流電圧印加用の回路装置及び該回路装置の使用法
JP2961997B2 (ja) 静電吸着装置
JP2009053074A (ja) 電界検出装置
JP7453718B1 (ja) 表面電位測定装置
JP2004012330A (ja) 微小電流測定装置
JPH06224286A (ja) 静電吸着装置の吸着モニター装置
KR20060096084A (ko) 전기적 검증을 위한 이온화 테스트
JPS6327662B2 (ja)
RU2080606C1 (ru) Способ измерения высокого напряжения постоянного тока
JPH05136254A (ja) 静電吸着装置
JPH03163849A (ja) 静電チャック

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070828

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071029

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080304

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080314

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110321

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110321

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120321

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130321

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130321

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees