JP4097203B2 - 郵便物受領代行システム及び方法 - Google Patents
郵便物受領代行システム及び方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4097203B2 JP4097203B2 JP2003077726A JP2003077726A JP4097203B2 JP 4097203 B2 JP4097203 B2 JP 4097203B2 JP 2003077726 A JP2003077726 A JP 2003077726A JP 2003077726 A JP2003077726 A JP 2003077726A JP 4097203 B2 JP4097203 B2 JP 4097203B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- address
- delivery condition
- receiving
- name
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 27
- 238000012384 transportation and delivery Methods 0.000 claims description 100
- 238000007726 management method Methods 0.000 claims description 25
- 238000012790 confirmation Methods 0.000 description 7
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 1
- 238000003672 processing method Methods 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、会員として登録した利用者に私書箱番号を提供し、利用者の代わりに郵便物を受領する郵便物受領代行システム及び方法に関し、利用者の受領する郵便物を事前に会員によって設定された条件に従って配送するシステム及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から知られている郵便物もしくは宅配物の受領代行サービスは利用者に私書箱を割り当て、郵便物を受領する。受領した郵便物は利用者からの依頼、もしくは事前に設定しておいた時間間隔で利用者にまとめて配送される。利用者が直接、私書箱に出向いて郵便物を受領することもある。
従来、この種のシステムとして特許文献1に開示されたものがある。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−150177号公報
【0004】
この特許文献1に開示されたシステムは、宅配物を自宅以外の代行店舗で受領することを目的とした宅配物受領代行サービスシステムに関するものである。これは、受領の代行をする店舗情報を集めてデータベースとして保持し、受領代行を希望する利用者との間で受領代行の契約を結ばせるものである。利用者はWWWページを介して条件にあった受領代行店舗を検索する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来から知られている郵便物もしくは宅配物の受領代行サービスは代理で受領した郵便物もしくは宅配物をまとめて配送してくれるので利用者宛てに送付されたものは全て漏れなく手元に届くものの、利用者にとってはまったく不要なダイレクトメール等もまとめて配送されてしまう問題がある。
また、前記特許文献1に記載されたシステムは、契約者が受領代行店舗から受領を代行した宅配物の連絡を受け、その宅配物の引取りを行うものであって、受領を代行された宅配物は必ず引取らなければならず、不要なダイレクトメール等の引取りを拒否できないという問題がある。
【0006】
本発明の目的は、受領を代行された郵便物に対して予め配送条件を設定でき、またネットワーク経由で受領代行された郵便物を確認でき、必要な郵便物だけを利用者が受取ることができる郵便物受領代行システム及び方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係る郵便物受領代行システムは、登録された会員に対して、郵便物受領住所を提供し、登録された会員宛てに送付された郵便物を代理で受け取り、会員宛てに配送する郵便物受領代行システムであって、
郵便物の受領代行を希望する利用者の会員端末からの会員登録要求に対し会員登録画面を送信し、該会員登録画面中で会員名称、住所及び電子メールアドレスを受付け、私書箱番号を付与して会員管理データベースに登録する会員管理手段と、前記会員端末に対して郵便物配送条件設定画面を送信し、受領代行対象の郵便物受領住所に配達された郵便物の配送条件データを受付け、配送条件データベースに格納し管理する配送条件管理手段と、前記郵便物受領住所に配達された郵便物の前面および裏面に記載された差出人住所氏名、私書箱番号および受取人氏名を読み取る読み取り手段と、読み取った受取人氏名に対応する会員の配送条件データを前記配送条件データベースから取得し、当該会員のみが参照できるWWWページを生成し、前記読み取り手段によって読み取った差出人住所氏名、私書箱番号および受取人氏名を掲載すると共に、該会員に対して前記WWWページのURLを電子メールで通知する受領郵便WWWページ生成手段と、前記WWWページにアクセスした会員の会員端末から、該WWWページに掲載された当該会員宛の郵便物に対する次の指示を受信し、受領代行を行うオペレータの介入が必要か否かを判定し、オペレータの介入が必要ならばオペレータ端末に通知し、不要ならば前記配送条件データに従って受領代行した郵便物の配送指示を行う受領郵便指示受信手段とを備えることを特徴とする。
また、前記配送条件データとして、会員に配送することなく廃棄又は受取拒否することを登録することを特徴とする。
【0008】
本発明に係る郵便物受領代行方法は、登録された会員に対して、郵便物受領住所を提供し、登録された会員宛てに送付された郵便物を代理で受け取り、会員宛てに配送する業務を郵便物受領代行システムが実施する方法であって、
前記郵便物受領代行システムが、
郵便物の受領代行を希望する利用者の会員端末からの会員登録要求に対し会員登録画面を送信し、該会員登録画面中で会員名称、住所及び電子メールアドレスを受付け、私書箱番号を付与して会員管理データベースに登録する第1のステップと、前記会員端末に対して郵便物配送条件設定画面を送信し、受領代行対象の郵便物受領住所に配達された郵便物の配送条件データを受付け、配送条件データベースに格納し管理する第2のステップと、前記郵便物受領住所に配達された郵便物の前面および裏面に記載された差出人住所氏名、私書箱番号および受取人氏名を読み取る第3のステップと、読み取った受取人氏名に対応する会員の配送条件データを前記配送条件データベースから取得し、当該会員のみが参照できるWWWページを生成し、前記第3のステップで読み取った差出人住所氏名、私書箱番号および受取人氏名を掲載すると共に、該会員に対して前記WWWページのURLを電子メールで通知する第4のステップと、前記WWWページにアクセスした会員の会員端末から、該WWWページに掲載された当該会員宛の郵便物に対する次の指示を受信し、受領代行を行うオペレータの介入が必要か否かを判定し、オペレータの介入が必要ならばオペレータ端末に通知し、不要ならば前記配送条件データに従って受領代行した郵便物の処理指示を行う第5のステップとを備えることを特徴とする。
また、前記配送条件データとして、会員に配送することなく廃棄又は受取拒否することを登録することを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を実施する場合の一形態を図面を参照して具体的に説明する。
図1は、本発明を適用する郵便物受領代行システムのブロック図である。
郵便物受領代行を依頼する会員の端末であるクライアント1は、WWWブラウザ101とメールクライアント102を表示する機能を有する。クライアント1はインターネット103を介して郵便物受領システム2と接続する。
郵便受領システム2は、会員情報管理部104と受領郵便管理部105から構成される。会員情報管理部104は複数存在することはないが、受領郵便管理部105は郵便物受領住所毎に複数存在してもよい。この郵便物受領管理部105は、例えば一般家庭に郵便物を配達する郵政機関の末端の郵便局内、あるいは受領代行サービスを行うコンビニエンスストアなどに設置される。以下、受領代行を行う施設のことを郵便物受領代行機関と言う。
クライアント1のWWWブラウザ101はインターネット103を通じて、会員情報管理部104のWWWサーバ106と通信を行う。WWWサーバ106はWWWブラウザ101の会員登録URL要求により会員登録フォームを送信する。会員はWWWブラウザ101に表示された会員登録フォームに会員情報を入力する。会員情報には、会員の電子メールアドレスや氏名等が含まれている。
そして、会員が入力・送信した会員情報をWWWサーバ106が受信すると、会員登録部107に対して会員情報の登録を依頼する(詳細は後述の(1)会員登録処理で述べる)。
【0010】
また、WWWサーバ106はWWWブラウザ101の配送条件設定URL要求により配送条件設定フォームを送信する。会員はWWWブラウザ101に表示された配送条件設定フォームに配送条件を入力する。
そして、会員が入力・送信した配送条件をWWWサーバ106が受信すると、配送条件設定部108に対して配送条件の設定を依頼する(詳細は後述の(2)配送条件設定処理で述べる)。
【0011】
受領郵便管理部105の受領郵便WWWページ生成部109は、郵便物受領住所において、会員宛ての郵便物を受領代行するとオペレータにより起動され、会員が郵便物を確認するためのWWWページを生成する(詳細は後述の(3)受領郵便WWWページ生成処理で述べる)。
受領郵便WWWページ生成部109によって生成されたWWWページのURLは、メールサーバ114によってインターネット103を通じて会員のメールサーバ115に配信される。メールサーバ115に配信されたメールは会員のメールクライアント102によって受信される。
メールクライアント102によって受信されたメール中のURLを会員がクリックすることにより、WWWブラウザ101が起動され、インターネット103を通じて、受領郵便管理部105のWWWサーバ116と通信し、受領郵便WWWページ生成部109が生成したWWWページが取得される。会員は少なくともWWWページ中の次の指示待ち郵便物に対する指示を指定する。
そして、会員が入力・送信した指示情報をWWWサーバ116が受信すると、受領郵便指示受信部117に対して受領郵便指示の更新を依頼する。受領郵便指示受信部117は、受信した指示に基づいて郵便物DB110を更新し、オペレータの介入が必要な指示についてはオペレータ端末118に表示する(詳細は後述の(4)受領郵便指示受信処理で述べる)。
【0012】
本実施形態における郵便物受領代行方法の概要は、以下の通りである。
受領代行希望者に対して会員識別子と私書箱番号を割り当てる。これにより、受領代行希望者は会員となる。会員は、複数存在する存在する郵便物受領代行機関のうち利用し易い郵便物受領代行機関の少なくとも1つの機関の住所(郵便物受領住所)を使用し、私書箱番号を付加して自分宛ての郵便物送付先として使用する。すなわち、受領代行機関を介して自分宛の郵便物を受取るようにしたい場合には、差出人に対して、受領代行機関の住所を宛先住所として送付してもらう。このとき、私書箱番号も付記してもらう。
会員登録が終了したならば、会員は会員識別子を使用し、WWWサーバ106の郵便物配送条件設定画面にアクセスする。本画面では郵便物受領住所に送付された自分宛ての郵便物に対する配送条件を設定する。配送条件としては、差出人や日付を条件として、「今すぐ廃棄」、「週末廃棄」、「月末廃棄」、「今すぐ配送」、「週末配送」、「月末配送」、「開封スキャン」および「受取拒否」等がある。
【0013】
実際に郵便物が郵便物受領住所に送付されると、郵便物識別子が割り当てられる。そして、オペレータによって郵便物の表面と裏面がOCR等の読み取り装置によってスキャンされる。スキャンされたデータは郵便物識別子とともに郵便物DB110に格納される。それとともにスキャンデータに対してOCRプログラムを使用して私書箱番号と受取およびと差出人が識別される。私書箱番号と受取人が特定されると、その受取人、つまり会員が設定した配送条件が配送条件設定DB113から取得され、その条件に応じた処理が決定される。決定された処理は郵便物DB110に格納される。
その郵便物を配送すべき会員向けに、郵便物のスキャンデータと条件に応じた処理を列記したWWWページが生成される。いずれの配送条件にも合致しない郵便物の場合、廃棄するか配送するか、もしくは開封して中身をスキャンするか等、次の指示待ち状態である旨、WWWページに記述される。WWWページが生成されると、URLが会員に対して電子メールで通知される。
【0014】
上記電子メールを受取った会員は電子メール中のURLをクリックし、受領郵便物管理部105のWWWサーバ116のWWWページにアクセスする。ここで会員は、郵便物を確認し、少なくとも次の指示待ち状態にある郵便物に対する指示を行う。
会員によって入力された指示は受領郵便指示受信部117よって受信され、郵便物DB110が更新される。オペレータによる廃棄、配送もしくは開封スキャンが必要な郵便物の情報はオペレータ端末118に表示される。オペレータは会員からの指示に従って配送又は廃棄などの必要な処理を行う。
【0015】
図2(a)〜(c)に本実施の形態で用いられる各種DB119,113,110の概要を示す。
会員管理DB119は、少なくとも会員を識別するための会員識別子、郵便受領住所での会員を識別するための私書箱番号、受領代行した郵便物を配送するために使用される配送先住所と氏名、および郵便物の到着を会員に連絡するために使用される電子メールアドレスを保持する。
会員登録が行われるたびに会員登録部107によって本DB119のレコードが追加される。
配送条件DB113は、少なくとも会員を識別するための会員識別子、「条件1」、「条件2」、キーワードおよびアクションを保持する。「条件1」で指定した項目にキーワードで指定した項目が「条件2」の状態である場合、アクションで指定した処理を行う。「条件1」には少なくとも差出人、受領住所および日付が含まれる。「条件2」には少なくとも「含む」、「含まない」、「完全一致」、「まで」および「以降」が含まれる。アクションには少なくとも「今すぐ廃棄」、「週末廃棄」、「月末廃棄」、「今すぐ配送」、「週末配送」、「月末配送」、「開封スキャン」および「受取拒否」が含まれる。
このDB113は、会員によって配送条件設定が行われる度に配送条件設定部108によってレコードが追加、削除または編集される。また、郵便物受領住所に新しい郵便物が到着するたびに、受領郵便WWWページ生成部109によって本DB113へのアクセス依頼が電子メールによって行われる。
【0016】
郵便物DB110は、少なくとも郵便物を識別するために割り当てられる郵便物識別子、その郵便物を配送するために使用する会員識別子、配送先氏名、配送先住所、およびその郵便物に対して設定された配送条件のアクション、もしくはオンデマンドで動的に与えられた指示がアクションとして保持される。アクションとしては少なくとも「今すぐ廃棄」、「週末廃棄」、「月末廃棄」、「今すぐ配送」、「週末配送」、「月末配送」、「受取拒否」、「開封スキャン」および「指示待ち」が含まれる。
この郵便物DB110は、郵便物受領住所に新しい郵便物が到着するたびに受領郵便WWWページ生成部109によってレコード追加が行われる。また、会員からの郵便物に対する指示を受信するたびに受領郵便指示受信部117によって更新が行われる。
【0017】
(1)会員登録処理
会員登録部107が、WWWブラウザ101から会員登録要求を受けたときの処理を図3のフローチャートを参照して説明する。
本処理は、会員がWWWブラウザ101に表示された図4のような会員登録フォーム401から会員情報を入力・送信し、それを受信したWWWサーバ106が会員登録部107に処理を依頼すると実行される。図4の会員登録フォーム401では、会員の氏名、住所、電子メールアドレスを入力するようになっている。
まず、WWWサーバ106が会員情報を受信すると(ステップ301)、会員登録部107は会員管理DB119を検索して(ステップ302)、既に同一会員が登録されていないか否かを確認する(ステップ303)。登録されていた場合には、エラーメッセージを会員のクライアント1に送信して終了する(ステップ310)。
しかし、登録されていない場合には、会員識別子を付与し(ステップ304)、私書箱番号を割り当て(ステップ305)、会員管理DB119に図2(a)に示したように会員情報として登録する(ステップ306)。
以上の処理を終えると、会員に対し私書箱番号を通知して会員登録終了とする(ステップ307)。
【0018】
(2)配送条件設定処理
配送条件設定部108がWWWブラウザ101から配送条件設定要求を受けたときの処理を図5のフローチャートを参照して説明する。
本処理は、会員がWWWブラウザ101に表示された図6のような配送条件設定フォーム601から配送条件を設定・送信し、それを受信したWWWサーバ106が配送条件設定部108に処理を依頼すると実行される。
図6の例では、「条件1」、「キーワード」「条件2」、「アクション」を設定するようになっている。例えば設定1では、「条件1」=差出人、「キーワード」=株式会社、「条件2」=含む、「アクション」=月末廃棄を設定する例を示している。会員は、複数の配送条件を設定することができる。
まず、WWWサーバ106は、図6の配送条件フォーム601で入力された配送条件をクライアント1から受信すると(ステップ501)、配送条件設定部108に配送条件の設定を依頼する。配送条件設定部108は、配送条件設定DB113を検索し(ステップ502)、配送条件設定DB113にすでに該会員の配送条件が設定されているかどうか確認する(ステップ503)。既に1件でもデータが登録されている場合は、そのデータを削除する(ステップ505)。そして、ステップ501で受信した配送条件を配送条件設定DB113に格納する。
なお、図6の配送条件設定フォーム601において「条件の追加」ボタン602が操作された場合には、追加条件として格納する。
【0019】
(3)受領郵便WWWページ生成処理
郵便物受領住所に会員宛ての郵便物が配達されたときに、オペレータによって起動される受領郵便WWWページ生成部109の処理を図7のフローチャートを参照して説明する。
受領郵便WWWページ生成部109は、まず配達された郵便物に対して郵便物識別子を割り当てる(ステップ701)。次にオペレータの介入を促し、配達された郵便物の表面と裏面をイメージスキャナでスキャンし(ステップ702)、スキャンデータに対してOCRプログラムを適用して差出人、受取人および私書箱番号を認識する(ステップ703)。OCRプログラムによる読み取りが正常に行われたどうか確認し(ステップ704)、正常に読み取れなかった場合はオペレータの介入を促し、手動で差出人、受取人および私書箱番号の入力を行わせる(ステップ710)。また、オペレータの介入を促して、郵便物の重量を計測する(ステップ705)。
次に、受領郵便WWWページ生成部109は郵便物から取得した私書箱番号をキーとして条件参照クライアント111に配送条件設定の取得を依頼する。条件参照サーバ112はインターネット103を通じて条件参照クライアント111から処理依頼を受け、会員管理DB119にアクセスして私書箱番号から会員識別子と会員住所および会員氏名を取得し、配送条件設定DB113にアクセスして会員識別子の一致する配送条件を全て取得し、条件参照クライアント111に返す。
【0020】
条件参照クライアント111は、配達された郵便物に対する会員の配送条件として条件参照サーバ112から返されたデータを受領郵便WWWページ生成部109に返す(ステップ706)。
受領郵便WWWページ生成部109は、配達された郵便物の差出人、日付等とステップ706で取得した配送条件を比較して該郵便物に対する処理を決定し、図8に示すような郵便物確認用のWWWページを生成する(ステップ707)。
図8中の郵便物確認ページの例1は、会員が設定してあった配送条件に一致した場合の表示例であり、郵便物確認ページの例2は会員が設定してあった配送条件のいずれにも一致しなかった場合の表示例である。なお、郵便物確認ページでは、郵便物の表裏の画像イメージの他に、参考のために郵便物の重量も表示される。この重量表示により、会員は「開封スキャン」を選択することが適切か否か判断しやすくなる。後で述べるように、「開封スキャン」の場合は受領郵便指示受信処理においてオペレータの介入により内容物がスキャンされるが、内容物が多い場合には、それら全部をスキャンすることはオペレータに負担を与え、電子メールによって送付する場合等でも通信に負荷をかけるからである。
続いて受領郵便WWWページ生成部109は、上記処理で取得した情報を郵便物DB110に書き込み(ステップ708)、作成したWWWページのURLを含んだ電子メールを、メールサーバ114を使用しインターネット103を通じて会員のメールサーバ115に配送し(ステップ709)、郵便物受領代行の通知とする。
【0021】
(4)受領郵便指示受信処理
受領郵便指示受信部117が、WWWブラウザ101から受領郵便に対する処理要求を受けたときの処理を図9のフローチャートを参照して説明する。
本処理は、会員がWWWブラウザ101に表示された図8のような郵便物確認ページから受領郵便に対する処理を入力・送信し、それを受信したWWWサーバ116が受領郵便指示受信部117に処理を依頼すると実行される。
まず、WWWサーバ116が受領郵便に対する処理を受信すると(ステップ901)、受領郵便指示受信部117は「今すぐ廃棄」、「今すぐ配送」、「開封スキャン」および「受取拒否」等、オペレータの介入が必要な処理が指定されていないか確認し(ステップ902)、オペレータの介入が必要と判断した場合、オペレータ端末118にその旨を表示しオペレータの介入を促す(ステップ904)。
そして、会員から指定された指示を郵便物DB110に格納する(ステップ903)。介入が必要とない判断した場合には、すなわち配送条件で指定された通りの処理を行う場合は郵便物DB110を更新せずに終了する。
【0022】
「今すぐ廃棄」、「今すぐ配送」、「開封スキャン」および「受取拒否」等、オペレータの介入が必要な指示されていた場合、その指示に従ってオペレータは該当郵便物を処理する。例えば、「開封スキャン」が指示されていた場合、当該郵便物を開封し、内容をイメージスキャナによってスキャンし、イメージデータを電子メールによって送信するか、または会員宛のWWWページに掲載し、新たな指示を待つ。
【0023】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、会員は予め設定しておいた配送条件、もしくはオンデマンドに指示した処理方法に従って郵便物の配送を受けることが可能となり、不要な郵便物を受ける必要がなくなる。
また、配送時期を指定してプライオリティの低い郵便物をまとめて配送させることによって、配送にかかるコストを軽減することも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における郵便物受領代行システムの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施の形態に用いられる各種管理DBの構成を示す図である。
【図3】会員情報登録処理の流れを示すフローチャートである。
【図4】本発明の一実施の形態における会員登録フォームの一例を示す図である。
【図5】配送条件設定処理の流れを示すフローチャートである。
【図6】本発明の一実施の形態における配送条件設定フォームの一例を示す図である。
【図7】受領を代行した郵便物の、会員による確認ページを生成するための受領郵便WWWページ生成処理の流れを示すフローチャートである。
【図8】本発明の一実施の形態における郵便物確認ページの一例を示す図である。
【図9】郵便物確認ページから郵便物に対して入力された処理依頼を受信する処理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…クライアント、2…郵便物受領代行システム、101…WWWブラウザ、102…メールクライアント、103…インターネット、104…会員情報管理部、105…受領郵便管理部、106…WWWサーバ、107…会員登録部、108…配送条件設定部、109…受領郵便WWWページ生成部、110…郵便物DB、111…条件参照クライアント、112…条件参照サーバ、113…配送条件設定DB、114…メールサーバ、115…メールサーバ、116…WWWサーバ、117…受領郵便指示受信部、118…オペレータ端末、119…会員管理DB。
Claims (4)
- 登録された会員に対して、郵便物受領住所を提供し、登録された会員宛てに送付された郵便物を代理で受け取り、会員宛てに配送する郵便物受領代行システムであって、
郵便物の受領代行を希望する利用者の会員端末からの会員登録要求に対し会員登録画面を送信し、該会員登録画面中で会員名称、住所及び電子メールアドレスを受付け、私書箱番号を付与して会員管理データベースに登録する会員管理手段と、
前記会員端末に対して郵便物配送条件設定画面を送信し、受領代行対象の郵便物受領住所に配達された郵便物の配送条件データを受付け、配送条件データベースに格納し管理する配送条件管理手段と、
前記郵便物受領住所に配達された郵便物の前面および裏面に記載された差出人住所氏名、私書箱番号および受取人氏名を読み取る読み取り手段と、
読み取った受取人氏名に対応する会員の配送条件データを前記配送条件データベースから取得し、当該会員のみが参照できるWWWページを生成し、前記読み取り手段によって読み取った差出人住所氏名、私書箱番号および受取人氏名を掲載すると共に、該会員に対して前記WWWページのURLを電子メールで通知する受領郵便WWWページ生成手段と、
前記WWWページにアクセスした会員の会員端末から、該WWWページに掲載された当該会員宛の郵便物に対する次の指示を受信し、受領代行を行うオペレータの介入が必要か否かを判定し、オペレータの介入が必要ならばオペレータ端末に通知し、不要ならば前記配送条件データに従って受領代行した郵便物の配送指示を行う受領郵便指示受信手段と
を備えることを特徴とする郵便物受領代行システム。 - 前記配送条件データとして、会員に配送することなく廃棄又は受取拒否することを登録することを特徴とする請求項1に記載の郵便物受領代行システム。
- 登録された会員に対して、郵便物受領住所を提供し、登録された会員宛てに送付された郵便物を代理で受け取り、会員宛てに配送する業務を郵便物受領代行システムが実施する方法であって、
前記郵便物受領代行システムが、
郵便物の受領代行を希望する利用者の会員端末からの会員登録要求に対し会員登録画面を送信し、該会員登録画面中で会員名称、住所及び電子メールアドレスを受付け、私書箱番号を付与して会員管理データベースに登録する第1のステップと、
前記会員端末に対して郵便物配送条件設定画面を送信し、受領代行対象の郵便物受領住所に配達された郵便物の配送条件データを受付け、配送条件データベースに格納し管理する第2のステップと、
前記郵便物受領住所に配達された郵便物の前面および裏面に記載された差出人住所氏名、私書箱番号および受取人氏名を読み取る第3のステップと、
読み取った受取人氏名に対応する会員の配送条件データを前記配送条件データベースから取得し、当該会員のみが参照できるWWWページを生成し、前記第3のステップで読み取った差出人住所氏名、私書箱番号および受取人氏名を掲載すると共に、該会員に対して前記WWWページのURLを電子メールで通知する第4のステップと、
前記WWWページにアクセスした会員の会員端末から、該WWWページに掲載された当該会員宛の郵便物に対する次の指示を受信し、受領代行を行うオペレータの介入が必要か否かを判定し、オペレータの介入が必要ならばオペレータ端末に通知し、不要ならば前記配送条件データに従って受領代行した郵便物の処理指示を行う第5のステップと
を備えることを特徴とする郵便物受領代行方法。 - 前記配送条件データとして、会員に配送することなく廃棄又は受取拒否することを登録することを特徴とする請求項3に記載の郵便物受領代行方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003077726A JP4097203B2 (ja) | 2003-03-20 | 2003-03-20 | 郵便物受領代行システム及び方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003077726A JP4097203B2 (ja) | 2003-03-20 | 2003-03-20 | 郵便物受領代行システム及び方法 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004287726A JP2004287726A (ja) | 2004-10-14 |
JP2004287726A5 JP2004287726A5 (ja) | 2005-11-04 |
JP4097203B2 true JP4097203B2 (ja) | 2008-06-11 |
Family
ID=33292406
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003077726A Expired - Fee Related JP4097203B2 (ja) | 2003-03-20 | 2003-03-20 | 郵便物受領代行システム及び方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4097203B2 (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20060031086A1 (en) * | 2004-07-30 | 2006-02-09 | Miles Michael D | System and method for providing a virtual mailbox |
JP4784169B2 (ja) * | 2005-06-23 | 2011-10-05 | 日本電気株式会社 | 郵便集配システムおよび郵便集配方法 |
JP2007011453A (ja) * | 2005-06-28 | 2007-01-18 | Pmr Inc | 郵便物情報管理システム及び郵便物情報管理方法 |
JP2007213387A (ja) * | 2006-02-10 | 2007-08-23 | Hitachi Systems & Services Ltd | 郵送物配送指定システム |
JP4738234B2 (ja) * | 2006-03-30 | 2011-08-03 | 富士通株式会社 | 搬送物システム |
JP6706539B2 (ja) * | 2016-05-09 | 2020-06-10 | 日本郵便株式会社 | 配送管理システム、配送管理方法及び配送管理プログラム |
JP6969122B2 (ja) * | 2017-03-21 | 2021-11-24 | 日本電気株式会社 | 配送支援システム、配送局装置、及び利用者・配送管理装置 |
JP6910588B1 (ja) * | 2020-08-19 | 2021-07-28 | 株式会社N−Technologies | 処理装置、プログラム及び方法 |
-
2003
- 2003-03-20 JP JP2003077726A patent/JP4097203B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2004287726A (ja) | 2004-10-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10027613B2 (en) | Method and system of automating data capture from electronic correspondence | |
US6874023B1 (en) | Web based email control center for monitoring and providing a sumary of the detected event information organized according to relationships between the user and network sites | |
US7191237B2 (en) | Automatic registration of receiving device on a remote printing application | |
TW201712626A (zh) | 配送服務系統、配送服務方法、配送服務用伺服器及配送服務用配送者終端 | |
JPH10312427A (ja) | オーダーシステム | |
JP4097203B2 (ja) | 郵便物受領代行システム及び方法 | |
JPWO2002065300A1 (ja) | 携帯電話を利用したアンケート収集方法 | |
JP3371208B1 (ja) | 情報配信方法、サーバ及びプログラム | |
JP3920522B2 (ja) | 商標業務処理方法、システム及び記録媒体 | |
JP2004086236A (ja) | メール配信制御方法 | |
JP2003208527A (ja) | 複数の仲介システムに対する登録代行装置およびその方法、ならびにそのための登録代行プログラムを記録したコンピュータにより読取可能な記録媒体 | |
JP2021093190A (ja) | 配送サービスシステム、配送サービス方法、配送サービス用サーバー及び配送サービス用配送者端末 | |
JP3637349B2 (ja) | 転送処理システムおよび転送処理方法並びに記憶媒体 | |
JP3616302B2 (ja) | 情報通信装置 | |
JP2007011453A (ja) | 郵便物情報管理システム及び郵便物情報管理方法 | |
JP2006309590A (ja) | 住所録共有システム | |
JP4008279B2 (ja) | 電子納品システム及びプログラム | |
JP2002274646A (ja) | 配送サービスシステム及び配送サービス方法 | |
JP2004013518A (ja) | 応援メッセージ受付課金システム、電子メールによる応援活動および支援金申込みシステム | |
JP2004051247A (ja) | 宅配サーバ装置及び宅配管理方法 | |
JP2001318976A (ja) | 宅配物流システムおよび宅配物流方法 | |
KR20090002014A (ko) | 개인우편주소 우편물 관리 시스템 및 그 방법 | |
KR20000037320A (ko) | 우편물 배달 방법 및 시스템 | |
JP2002236739A (ja) | 個人の住所変更を関連機関に通知する手続きを請け負う通信ネットワーク上の手続き代行サービス装置 | |
JP2001350990A (ja) | 注文管理方法及びシステム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050808 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050808 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20071119 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20071121 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080116 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080307 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080307 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110321 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140321 Year of fee payment: 6 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |