JP4096240B2 - 車両用ドアのアンテナ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、自動車用のスマ−トエントリー装置、特にそのアンテナの配置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電子キーが受信機から所定の距離以内にあることが検出されるとドアロック装置を解錠し、所定の距離以内にあることが検出されないとドアロック装置を施錠するようにした自動車用のスマ−トエントリー装置は公知である(例えば特許文献1、特許文献2参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平9−125776号公報 (第2−8頁、図1−図11)
【特許文献2】
特開2000−160897号公報 (第2−4頁、図1−図11)
【0004】
この種の装置においては、自動車に搭載されている受信機から電子キーに対して送信される起動信号と、これに応答して電子キーから送信される識別コードを含む応答信号が適正に送受信されるか否かで、電子キーが所定の距離以内にあるか否かを判断するのが一般的であり、さらに、車外の電子キーに対しては自動車側の起動用アンテナをドアのアウターハンドルに内蔵するのが一般的である。
【0005】
しかしながら、この場合、アンテナが外部に露出することとなるため、防水構造、組み付ける為のリッド構造、ワイヤーハーネスの取りまわし等に技術的難題があると共に、防水カブラ、シール等での水侵入防止対策を講じる必要がある。
【0006】
また、構造上、アンテナも小型化する必要があるが、所定の車外送受信距離を確保する必要があるため、高価なフェライトコアを用いたアンテナ装置とする必要があり、高価なものとなる。
【0007】
一方、下記の特許文献3に示されるように、車外の電子キーに対する起動用アンテナを車体側ピラーの車室側内面に取り付けた場合、防水構造等を省略できるので、アンテナ取付構造を簡素化することができる。
【0008】
また、ドアのアウターハンドルに内蔵する場合と比べてアンテナ設置スペースの確保が容易となるので、フェライトコアを用いない安価な空心アンテナの使用が可能となる。
【0009】
【特許文献3】
特開2001−303819号公報 (第2−第4頁、図1−図6)
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、アンテナ装置を車体側ピラーの車室側内面に取り付ける場合、必要な送信感度を得ようとするとコイルの巻径が大きなものとなり、特別な構造が必要となってしまうため、汎用性に欠けるという難点があった。
【0011】
したがって、本発明の目的は、フェライトコアを用いずに必要な送信感度が得られるとともに汎用性に優れた車両用ドアのアンテナ装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明における第1の発明は、電子キーが受信機から所定の距離以内にあることを条件に解錠可能なドアロック装置と、前記ドアロック装置が解錠されているとき開放可能な車両用ドアとを備え、前記車両用ドアは、ドア外面側を形成する外面板と、ドア内面側を形成する内面板とで構成されるドア構造体と、前記内面板に設けて前記外面板と前記内面板の間に形成される空間を車室内側に露出させる開口部と、前記開口部をその内周に沿って覆うようにして前記内面板に脱着可能に取り付け、ドアの付属部品を組み込む非磁性の樹脂プレートと、内孔を有する空心コイルで構成され且つ電子キーに起動信号を送信することができる起動用アンテナとを備え、さらに、前記樹脂プレートには、前記外面板と前記内面板との間に形成される空間を車室内側に露出させる作業孔を設け、前記起動用アンテナの内孔を当該作業孔の内縁に沿うようにして当該起動用アンテナを樹脂プレートに配設する一方、前記樹脂プレート又は前記起動用アンテナに脱着可能に取り付けて前記起動用アンテナの内孔を覆うカバーを設け、前記カバーを前記起動用アンテナの内孔から離脱させることにより、前記起動用アンテナの内孔から前記した外面板と内面板との間に形成される空間を車室内側に露出可能としたことを特徴とする車両用ドアのアンテナ装置を提供する。
また、第2の発明としては、上記したアンテナ装置において、前記樹脂プレートには室内側に開口した凹部を設けると共に、当該凹部の底部に前記作業孔を形成し、かつ、前記起動用アンテナを前記凹部の内壁面に沿って配置し、起動用アンテナの内孔と前記作業孔とを連通させたことを特徴とする車両用ドアのアンテナ装置を提案する。
さらに、第3の発明としては、上記した第2の発明のアンテナ装置において、前記起動用アンテナの内孔を覆うように、前記樹脂プレートに設けた凹部の底部に前記カバーを脱着可能に取り付けたことを特徴とする車両用ドアのアンテナ装置を提案する
【0013】
上記した本発明によれば、車両用ドアの内面板に設けた樹脂プレートに空心コイルを用いた起動用アンテナを配設したので、ドア外面板が磁性体である鋼板からなる場合であっても、ドア外面板と起動用アンテナとの間に起動信号用磁路形成のための十分な領域を容易に確保することができる。
【0014】
また、起動用アンテナはドア内面板の開口部の内縁から離間させているので、ドア内面板が磁性体である鋼板からなる場合であっても、ドア内面板と起動用アンテナの空心コイル外周との間に起動信号用磁路形成のための十分な領域を容易に確保することができる。
【0015】
そしてさらに、ドア内面板には前記開口部やその内側に設ける空心コイルを用いた起動用アンテナのための十分な領域を容易に確保することができるとともに、必要な送信感度に応じて、起動用アンテナの形状や配置場所を自由に設定することができる。
したがって、フェライトコアを用いずに必要な送信感度が得られる汎用性の高い起動用アンテナ装置を低コストで提供することができる。
【0019】
また、本発明によれば、ドア内面板の開口部を覆う樹脂プレートにドアの付属部品と共に起動用アンテナを一体的に組み込むことができるので、この樹脂プレートに機能統合型モジュールとしての効果を一層発揮させることができる。
【0020】
また、起動用アンテナは、その内孔が樹脂プレートに設けられる作業孔の内縁に沿うように配設されるので、作業孔を介して行う作業に対し起動用アンテナが邪魔になることもなく、空心コイルを用いた起動用アンテナのための十分な領域を樹脂プレート上に容易に確保することができる。
【0027】
さらに、本発明によれば、起動用アンテナの内孔を覆うカバーによりドア外面板側からの水の浸水を防止できるとともに、必要に応じてカバーを取り外すことによって、起動用アンテナの内孔を外面板と内面板との間の空間に配置された車両部品を整備するためのサービスホールとして利用することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施形態を説明する。
図1から図5までは本発明の第1実施形態を示したものであり、図1はドアの断面図である。
【0029】
図2は図1に示すドアの内面板の開口部に取り付けられる樹脂プレートを車室内側から見た正面図であり、図3はドア内面板の開口部に取り付けられる樹脂プレートをドア外面板側から見た背面図である。
【0030】
図4(a)、(b)はそれぞれ図1に示す起動用アンテナの正面図及び側面図である。
図5は図4に示す起動用アンテナの取付構造を示す要部分解斜視図である。
【0031】
はじめに図1から図3までを参照すると、車両用ドアは、車両の外面側に配設されたドア外面板12及び車室内側に配設されたドア内面板13からなるドア構造体11と、ドア内面板13に形成された開口部14を覆うように取り付けられる樹脂プレート15と、上記樹脂プレート15の内面側に配設されたドアトリム材(室内装飾板)16とを有している。
【0032】
ドア外面板12とドア内面板13は鋼板からなり、ドア外面板12とドア内面板13はそれらの間に所定の空間を形成するようにプレス成形されるとともに、周縁部に沿ったスポット溶接により一体化されている。
【0033】
一方、樹脂プレート15は非磁性体である合成樹脂又はガラス繊維等で補強した繊維補強樹脂からなる。
【0034】
樹脂プレート15は、ドア内面板13の開口部14よりもやや大きい面積を有するとともに、所定位置に作業孔18,19を形成したものとなっており、その外周縁部が図示しない係止用クリップを介してドア内面板13に係止されることにより、ドア内面板13の開口部14を内面側から覆うように取り付けられている。
【0035】
さらに、樹脂プレート15には、ウインドガラス20を昇降駆動するウインドレギュレータ21、車体側のストライカに係合されて車両ドアをロック状態に係止するドアロック装置22、音響用スピーカ取付部23、ドアロック装置22を車室内側から操作するロック操作部24、車室内側からドアを開閉操作するインナハンドル25、及び電気接続用のハーネス(図示省略)等からなるドアの付属品が組み付けられている。
【0036】
そして、樹脂プレート15と上記したドアの付属品とにより、ドア内面板13に取り付けられるドアモジュールユニットが構成されている。
【0037】
一方、ドア外面板12には車外側からドアを開閉操作するアウタハンドル26が取り付けられており、上記作業孔18,19のうちの1つ(作業孔18)は、このアウタハンドル26の位置に対応して樹脂プレート15に形成されている。
【0038】
ドアロック装置22は、電子キー(図示省略)が車両側の受信機(図示省略)から所定の距離以内にあることを条件に解錠可能なものであり、このドアロック装置22の解錠により上記車両用ドアがインナハンドル25又はアウタハンドル26の操作によって開放可能となる。
【0039】
図1に示すように、樹脂プレート15の作業孔18の周縁に沿って、樹脂プレート15には、上記した電子キーに起動信号を送信することができる起動用アンテナ27が設けられている。
【0040】
このように、起動用アンテナ27は樹脂プレート15の作業孔18の周縁に設けられることにより、ドア内面板13の開口部14内縁から離間して該開口部14の内側に位置するものとなっている。
【0041】
図4に示すように、起動用アンテナ27は、内孔29を有する樹脂製のリール体28にコイル30を巻回し、コイル30の片端にコンデンサ31を直列接続したものであり、フェライトコアの不要ないわゆる空心コイルを構成している。
なお、コイル30は、受信機に備えられた起動信号の発信回路に接続される。
【0042】
図5に示すように、樹脂プレート15の作業孔18は樹脂プレート15の室内側に開口する凹部32の底部33に形成されており、起動用アンテナ27は、この凹部32に嵌合、この凹部32の底部33に、例えば、接着剤等で固着されるものとなっている。
【0043】
さらに、この実施形態においては、図5に示すように、樹脂プレート15の作業孔18を塞ぐための閉塞板34が起動用アンテナ27の中央孔29に嵌合するとともに、凹部32の底部33に、例えば、ねじ35等で脱着可能に取り付けられている。
【0044】
閉塞板34は、樹脂プレート15及び起動用アンテナ27のリール体28と同様に、非磁性体である合成樹脂からなるので、起動用アンテナ27のコイル30の周りに発生する起動信号用磁路の形成を阻害することはない。
【0045】
なお、図示は省略するが、樹脂プレート15に設けられる他の作業孔19も同様に作業後に閉塞板で閉塞することができる。
【0046】
上記構成を有する車両用ドアのアンテナ装置においては、車両用ドアの内面板13に設けた開口部14の内側に空心コイル30を用いた起動用アンテナ27を設けるので、ドア外面板12が磁性体である鋼板からなる場合であっても、ドア外面板12と起動用アンテナ27の空心コイル30との間に起動信号用磁路形成のための十分な領域を容易に確保することができる。
【0047】
また、起動用アンテナ27はドア内面板13の開口部14の内縁から離間させているので、ドア内面板13が磁性体である鋼板からなる場合であっても、ドア内面板13と起動用アンテナ27の空心コイル30の外周との間に起動信号用磁路形成のための十分な領域を容易に確保することができる。
【0048】
そしてさらに、ドア内面板13にはその開口部14やその内側に設ける起動用アンテナ27のための十分な領域を容易に確保することができるとともに、必要な送信感度に応じて、起動用アンテナ27の形状や配置場所を自由に設定することができる。
したがって、フェライトコアを用いずに必要な送信感度が得られる汎用性の高い起動用アンテナ装置を低コストで提供することができる。
【0049】
また、上記構成によれば、ドア内面板13の開口部14を覆う樹脂プレート15を介して、起動用アンテナ27を該開口部14の内側に容易に取り付けることができる。
【0050】
さらに、上記構成によれば、ドア内面板13の開口部14を覆う樹脂プレート15に上記したドアの付属部品とともに起動用アンテナ27を一体的に組み込むことができるので、この樹脂プレート15に機能統合型モジュールとしての効果を一層発揮させることができる。
【0051】
また、起動用アンテナ27は樹脂プレート15に設けられる作業孔18の内縁に沿って配設されるので、作業孔18を介して行う付属部品の脱着作業等に対し起動用アンテナ27が邪魔になることもなく、空心コイルを用いた起動用アンテナ27のための十分な領域を樹脂プレート15上に容易に確保することができる。
【0052】
さらに上記構成によれば、ドア内面板13の開口部14を覆う樹脂プレート15と、作業孔18を閉塞板34で閉塞することにより、ドア外面板12側からの水の進入を防止することができるので、起動アンテナ27自体に防水構造を設ける必要がなく、起動用アンテナ27の構造を簡素化することができる。
【0053】
また、作業孔18を覆う閉塞板34が脱着可能であるので、必要に応じて作業孔18及び起動用アンテナ27の内孔29を、ドア外面板12とドア内面板13との空間に配置されたドア付属部品を整備するためのサービスホールとして利用することができる。
【0054】
さらに上記構成によれば、一般的にユーザーが電子キーを所持するポケットや鞄の位置となるドアアウタハンドル26の近傍に起動用アンテナ27を配置することができるので、送信感度を効率的に向上させることができる。
【0055】
図6及び図7は本発明の他の実施形態を示したものであり、図6はドアのアンテナ装置取付部の概略断面図、図7は図6に示す起動用アンテナの分解斜視図である。これらの図において、上記実施形態と同様の構成要素には同一の参照符号が付してある。
【0056】
この実施形態においては、起動用アンテナ27の内孔29の内周に沿って、リール体28にフランジ部36が一体に設けられており、内孔29を閉塞することができる閉塞板37がこのフランジ部36に、例えば、ねじ38により脱着可能に取り付けられている。他の構成は上記実施形態と同様である。
【0057】
したがって、図6及び図7に示す実施形態においても、ドア外面板12側からの水の浸水を防止することができるので、起動アンテナ27自体に防水構造を設ける必要がなく、起動用アンテナ27の構造を簡素化することができる。
【0058】
また、作業孔18及び内孔29を覆う閉塞板37が脱着可能であるので、必要に応じて作業孔18及び中央孔29を、ドア外面板12とドア内面板13との空間に配置されたドア付属部品を整備するためのサービスホールとして利用することができる。
【0059】
図8及び図9は本発明のさらなる他の実施形態を示したものであり、図8はドア内面板の斜視図、図9は図8に示すドア内面板の開口部への起動用アンテナの取付構造を示す要部分解斜視図である。
これらの図において上記実施形態と同様の構成要素には同一の参照符号が付してある。
【0060】
この実施形態においては、ドア外面板と一体化された金属製のドア内面板13に、ドア外面板とドア内面板13との間に形成される空間を車室内側に露出させる作業孔としての開口部14が形成されており、車室内側からこの開口部14を覆うようにしてドア内面板13に樹脂プレート39がねじ40で脱着可能に取り付けられている。
そして、空心コイルを用いた起動用アンテナ27は、ドア内面板13の開口部14の内縁から離間した状態で樹脂プレート39の好ましくは車室内側に設けられている。
【0061】
すなわち、図8及び図9に示す実施形態における樹脂プレート39は、機能統合型モジュールとしての機能を備えるものではないが、車両用ドアの内面板13に設けた開口部14の内側に空心コイルを用いた起動用アンテナ27を設けるので、ドア外面板が磁性体である鋼板からなる場合であっても、ドア外面板と起動用アンテナ27との間に起動信号用磁路形成のための十分な領域を容易に確保することができる。
【0062】
また、起動用アンテナ27はドア内面板13の開口部14の内縁から離間させているので、ドア内面板13が磁性体である鋼板からなる場合であっても、ドア内面板13と起動用アンテナ27の空心コイル外周との間に起動信号用磁路形成のための十分な領域を容易に確保することができる。
【0063】
そしてさらに、ドア内面板13にはその開口部14やその内側に設ける起動用アンテナ27のための十分な領域を容易に確保することができるとともに、必要な送信感度に応じて、起動用アンテナ27の形状や配置場所を自由に設定することができる。
したがって、フェライトコアを用いずに必要な送信感度が得られる汎用性の高い起動用アンテナ装置を低コストで提供することができる。
【0064】
また、ドア内面板13に形成された開口部14を閉塞することができる樹脂プレート39により、ドア外面板12側からの水の浸水を防止することができるので、樹脂プレート39の車室内側に起動用アンテナ27を設けることにより、起動アンテナ27自体に防水構造を設ける必要がなくなり、起動用アンテナ27の構造を簡素化することができる。
【0065】
さらに、開口部14を覆う閉塞板39が脱着可能であるので、必要に応じて開口部14を、ドア外面板とドア内面板13との空間に配置されたドア付属部品を整備するためのサービスホールとして利用することができる。
【0066】
以上図示実施形態につき説明したが、本発明は上記実施形態の態様のみに限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内でその構成要素に種々の変更を加えることができる。
【0067】
例えば、図1〜図3に示す実施形態において、起動用アンテナ27を樹脂プレ−ト15に直接に接着したり、樹脂プレート15上の車室内側の他の場所に配置することも可能である。
【0068】
また、上記実施形態においては、起動用アンテナ27のリール体28がドア内面板13の開口部14を覆う樹脂プレート15とは別体に形成され、且つ、接着剤等で樹脂プレート15に一体化されているが、樹脂プレート15自体に起動用アンテナ27のリール体28を一体に形成してもよい。
【0069】
さらに、図2及び図3に示すように、樹脂プレート15にはドアロック装置22を覆う盗難防止用カバー41を設けることができるので、起動用アンテナをこの盗難防止用カバー41に一体的に組み込むようにしてもよい。
【0070】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、フェライトコアを用いずに必要な送信感度が得られると共に、空心アンテナとして構成した起動用アンテナの内孔を、内面板に設けた樹脂プレートの作業孔の孔縁に沿うようにして当該起動用アンテナを樹脂プレートに配設したので、樹脂プレートの作業孔と起動用アンテナの内孔とを、外面板と内面板との間の空間に配置された車両部品を整備するためのサービスホールとして利用することができる車両用ドアのアンテナ装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示すドアの断面図である。
【図2】図1に示すドアの内面板の開口部に取り付けられる樹脂プレートを車室内側から見た正面図である。
【図3】ドア内面板の開口部に取り付けられる樹脂プレートをドア外面板側から見た背面図である。
【図4】(a)、(b)はそれぞれ図1に示す起動用アンテナの正面図及び側面図である。
【図5】図4に示す起動用アンテナの取付構造を示す要部分解斜視図である。
【図6】本発明の他の実施形態を示すドアのアンテナ装置取付部の概略断面図である。
【図7】図6に示す起動用アンテナの分解斜視図である。
【図8】本発明のさらなる他の実施形態を示すドア内面板の斜視図である。
【図9】図8に示すドア内面板の開口部への起動用アンテナの取付構造を示す要部分解斜視図である。
【符号の説明】
11 車両用ドア
12 ドア外面板
13 ドア内面板
14 内面板の開口部
15 樹脂プレート
16 ドアトリム材(室内装飾板)
18 作業孔
20 ウインドガラス
22 ドアロック装置
26 ドアアウタハンドル
27 起動用アンテナ
28 リール体
29 内孔
30 コイル
34 閉塞板
36 フランジ部
37 閉塞板
39 樹脂プレート

Claims (3)

  1. 電子キーが受信機から所定の距離以内にあることを条件に解錠可能なドアロック装置と、前記ドアロック装置が解錠されているとき開放可能な車両用ドアとを備え、
    前記車両用ドアは、ドア外面側を形成する外面板と、ドア内面側を形成する内面板とで構成されるドア構造体と、
    前記内面板に設けて前記外面板と前記内面板の間に形成される空間を車室内側に露出させる開口部と、
    前記開口部をその内周に沿って覆うようにして前記内面板に脱着可能に取り付け、ドアの付属部品を組み込む非磁性の樹脂プレートと、
    内孔を有する空心コイルで構成され且つ電子キーに起動信号を送信することができる起動用アンテナとを備え、
    さらに、前記樹脂プレートには、前記外面板と前記内面板との間に形成される空間を車室内側に露出させる作業孔を設け、前記起動用アンテナの内孔を当該作業孔の内縁に沿うようにして当該起動用アンテナを樹脂プレートに配設する一方、
    前記樹脂プレート又は前記起動用アンテナに脱着可能に取り付けて前記起動用アンテナの内孔を覆うカバーを設け、
    前記カバーを前記起動用アンテナの内孔から離脱させることにより、前記起動用アンテナの内孔から前記した外面板と内面板との間に形成される空間を車室内側に露出可能としたことを特徴とする車両用ドアのアンテナ装置。
  2. 請求項1に記載の車両用ドアのアンテナ装置において、
    前記樹脂プレートには室内側に開口した凹部を設けると共に、当該凹部の底部に前記作業孔を形成し、かつ、前記起動用アンテナを前記凹部の内壁面に沿って配置し、起動用アンテナの内孔と前記作業孔とを連通させたことを特徴とする車両用ドアのアンテナ装置。
  3. 請求項2に記載の車両用ドアのアンテナ装置において、
    前記起動用アンテナの内孔を覆うように、前記樹脂プレートに設けた凹部の底部に前記カバーを脱着可能に取り付けたことを特徴とする車両用ドアのアンテナ装置。
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