JP4096224B2 - 天窓 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、建物躯体の屋根部と壁部とにかけて設けられる窓枠の内側に、壁部に沿う下部ガラスと屋根部に沿う上部ガラスとを屈曲状態に連結した天窓に関する。
【0002】
【従来技術とその問題点】
一般に、住宅用の天窓は屋根に配置されたものが多いが、狭い敷地でより多くの採光を得るために、建物躯体の屋根部と壁部とにかけて設けられる窓枠の縦枠部の一部を垂直部と傾斜部とに屈曲形成し、垂直の下部ガラスの上に傾斜した上部ガラスを連結する方式の天窓が知られている。このような天窓によれば、特に太陽が低い位置にあるときに、垂直のガラス部分でより多くの採光が可能となる。
【0003】
しかしながら、このような天窓は、上下のガラスの端部を直接に突合せて接着材により接合するものであったから、火災時には突合せ部分が溶解して上部のガラスが窓枠から脱落してしまう危険性がある。そのため、上記天窓は住宅用の防火戸としては認められていない。場所によっては防火地域があり、そこでは防火対応の窓を取り付けることが義務付けられているが、防火地域では上記天窓が採用されることはなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記問題点を解消し、防火仕様とすることにより防火地域での採用を可能とする天窓をその課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本発明に係る天窓は、建物躯体の屋根部と壁部とにかけて設けられる窓枠の内側に、上記壁部に沿う下部ガラスと上記屋根部に沿う上部ガラスとを屈曲状態に連結した天窓において、下部ガラスと上部ガラスとを金属製の防火用アタッチメントを介して連結させ、該防火用アタッチメントには上記上下部のガラスの突合せ側の端部を、上記上下部のガラスをシール固定するシール材が熱により溶解した状態においても上下部のガラスの脱落を防ぐ程度の飲み込み深さで飲み込む飲み込み部を形成するとともに、上記アタッチメントの両端には係止部を有する固定金具を取り付ける一方、上記窓枠に鈎片を有する押し縁を取り付け、上記係止部を上記鈎片に係止させてアタッチメントと窓枠とを係止することを特徴とする。
0006
【発明の実施の形態】
図1は天窓の正面図、図2は図1のX−X線上の断面図、図3は図1のY−Y線上の断面図を示し、図4は図1のZ−Z線上の断面図を示す。
0007
図において符号1はアルミニウム等の金属製窓枠を示す。窓枠1は上下枠1a、1bと左右の縦枠1c及び中縦枠1dとから構成され、建物躯体の屋根部と壁部とにかけて形成された開口部2に取り付けられている。
0008
上枠1aは、図2に示されるように、上記開口部2の額縁を含む上部縁材3aの外側面と下面とに取り付けるための取付縁4、5を備え、斜め下方には凹溝6が開口形成されている。凹溝6の底部には押し縁7の係止片8が形成され、押し縁7と凹溝6の下縁との間にガラス取付溝9aが形成されるようになっている。ガラス取付溝9aの内側の一側にはタイト材嵌合溝10が形成され、タイト材13が嵌合されている。なお、縦枠1cと中縦枠1dは窓枠1の縦枠部を構成するが、中縦枠1dはない場合もある。
0009
下枠1bは上記開口部2の額縁を含む下部縁材3bの上端面と外側とに取り付けるための取付縁11、12を備え、上部にはガラス取付溝9bが開口形成されている。ガラス取付溝9bの内側の一側にはタイト材嵌合溝10が形成され、タイト材13が嵌合されている。
0010
縦枠1cは、図2に示されるように一部で屈曲するように形成され、図3及び図4に示されるように、上記開口部2の額縁を含む側部縁材3cに取り付けるための取付縁14と押し縁7の係止片8とを備えるとともに、内側部には押し縁7と突縁9cとの間にガラス取付溝9cが形成されるようになっている。ガラス取付溝9cの内側の一側にはタイト材嵌合溝10が形成され、タイト材13が嵌合されている。
0011
なお、上部と側部の押し縁7は三方に連続するように配置されるもので、図6に詳しく示すように上枠1aと縦枠1cおよび中縦枠1dの係止片8に係止可能な脚片16を備えるとともに、係止時にガラス取付溝9a、9cを形成する側には鈎片17が形成されている。
0012
中縦枠1dは縦枠1cと同様に一部で屈曲するように形成され、図示はしないが、左右に押し縁の係止片と突縁とを備え、上下枠1a、1bの間に取り付け固定されるものである。
0013
次に、上記縦枠1cと中縦枠1dの中間部の屈曲部とは金属製アタッチメント18を介して連結されている。このアタッチメント18は、図5及び図6に示されるように、互いに平行で、上記縦枠1cと中縦枠1dの中間部の屈曲部に対応するように屈曲した内外両側縁19、20を中途部が二股に分岐した連結縁21で連結したもので、連結部分には上記二股部により中空部22が形成されている。また、外側縁20と内側縁19との間にはガラス飲み込み部23、24が互いに反対側に開口するように形成されている。アタッチメント18のガラス飲み込み部23、24の飲み込み深さは、後に示す取り付け状態において上下部のガラスの脱落を防ぐ程度とする。ガラス飲み込み部23、24の内側の一方にはタイト材嵌合溝10が形成され、タイト材13が取り付けられている。
0014
また、アタッチメント18には、外側縁20の両端部にJ字形の固定金具25がねじ止め固定されて外方に突出している。固定金具25の先端には押し縁7の鈎片17に係止できる程度の係止部26が形成されている。なお、固定金具25をアタッチメント18に固定するための止めねじ31は、アタッチメント18の中空部22内にとどまっているので、たとえ止めねじ31の孔から雨水が浸入しても、直接に室内側に入り込むことはない。
0015
また、アタッチメント18は、縦枠1cと中縦枠1dとの間の寸法と同じ長さのものが2本と左右の中縦枠1d間の寸法と同じ長さのものが1本の計3本が準備される。
0016
次に、天窓を組み立てるときは、建屋躯体の開口部2に上枠1a、下枠1b、中縦枠1d及び縦枠1cによって窓枠1を枠組みして固定する。次に、下枠1bの適宜位置にセッティングピース27を配置し、下部ガラス28を下枠1bのガラス取付溝9bに入れ、セッティングピース27の上に下部ガラス28を載せる。各押し縁7の脚片16を中縦枠1dと縦枠1cの係止片8に係止させる。アタッチメント18の一方のガラス飲み込み部23を下方に開口するように向け、上記下部ガラス28の上端を入れこみながら、同時に、図6に示すように、アタッチメント18の固定金具25の係止部26を両側の押し縁7の鈎片17にスライドして係止させることにより固定する。さらに、下部ガラス28の周縁部にシール材29を打ち、下部ガラス28を固定する。これにより、下部ガラス28は建物躯体の壁部に沿って配置される。
0017
次に、アタッチメント18の他方のガラス飲み込み部24の適宜位置にセッティングピース27を配置し、上部ガラス30を上枠1aとアタッチメント18のガラス飲み込み部24にけんどん式に入れこみ、仮固定する。そして、上述と同じ要領で、各押し縁7の脚片16を上枠1aと中縦枠1dと縦枠1cの係止片8に係止させた後、上部ガラス30の周縁部にシール材29を打ち、上部ガラス30を固定する。これによって、これにより、上部ガラス30は建物躯体の屋根部に沿って配置され、天窓が完成する。
0018
上述のように、上部ガラスと下部ガラスとを金属製の防火用アタッチメント18を介して連結させているので、火災時でもアタッチメント18が上下部のガラス30、28を良好に保持することができる。
0019
また、アタッチメント18のガラス飲み込み部の飲み込み深さは、上下部のガラス30、28の脱落を防ぐ程度になっているから、火災時等においてガラスの周縁部と窓枠1とをシールしているシール材29が熱により溶解しても、上部ガラス30が脱落して落下することがない。したがって、上記天窓は防火対応となり、防火地域においても採用されることが可能になる。
0020
さらに、アタッチメント18は、両端の固定金具25により窓枠1に固定されるが、ねじ止めでなく、固定金具25を窓枠1の縦枠1cに一体的に取り付けられる押し縁にスライドさせて係止させるものであるため、施工性がよい。
0021
【発明の効果】
請求項1に係る発明によれば、上下部のガラスは金属製の防火アタッチメントを介して連結されているので、防火仕様の天窓にすることができる。したがって、火災時であってもアタッチメントが溶解することがなく、ガラスの脱落を有効に防止できる。
0022
また、防火アタッチメントを窓枠に固定する際、固定金具を窓枠の縦枠にスライドさせて係止させるものであるため、施工性がよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る天窓の正面図
【図2】 図1のX−X線上の断面図
【図3】 図1のY−Y線上の断面図
【図4】 図1のZ−Z線上の断面図
【図5】 図2の要部の拡大図
【図6】 防火用アタッチメントと押し縁の斜視図
【符号の説明】
1 窓枠
18 アタッチメント
23、24 飲み込み部
25 固定金具
28、30 ガラス

Claims (1)

  1. 建物躯体の屋根部と壁部とにかけて設けられる窓枠の内側に、上記壁部に沿う下部ガラスと上記屋根部に沿う上部ガラスとを屈曲状態に連結した天窓において、下部ガラスと上部ガラスとを金属製の防火用アタッチメントを介して連結させ、該防火用アタッチメントには上記上下部のガラスの突合せ側の端部を、上記上下部のガラスをシール固定するシール材が熱により溶解した状態においても上下部のガラスの脱落を防ぐ程度の飲み込み深さで飲み込む飲み込み部を形成するとともに、上記アタッチメントの両端には係止部を有する固定金具を取り付ける一方、上記窓枠に鈎片を有する押し縁を取り付け、上記係止部を上記鈎片に係止させてアタッチメントと窓枠とを係止することを特徴とする天窓。
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