JP4096025B1 - ステアリング用テーブル - Google Patents

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Abstract

【課題】種々の自動車のステアリングホイール、使用者の体格及び使用用途などに合わせて使い勝手の良い自動車のステアリング用テーブルを提供する。
【解決手段】ステアリング用テーブルAは、自動車のステアリングホイールSのリムR上部に着脱自在に係止される係止具10と、該係止具に連結され、前記ステアリングホイールに凭せ掛けられる基板20と、該基板に連結されたテーブル板30とを備えている。
前記基板の裏面20bには、前記ステアリングホイールのリムRに当接するスペーサ部23が設けられ、該ステアリングホイールに該基板が凭せ掛けられた際に、該ステアリングホイールの膨出部Mと該基板との接触を回避し得る空間Gが形成されるようにしている。
【選択図】図5

Description

本発明は、自動車のステアリングホイール用のテーブルに関する。
停車中の自動車内で、食事をしたり、ノートパソコンを使用したり、筆記したりする際に、車内で利用できるテーブルが求められていた。特に、運転席では、ステアリングホイール(ハンドル)があるので、狭いスペースで利用できるテーブルが望まれる。
例えば、下記特許文献1では、自動車のステアリングハンドルに係止可能な引掛け手段を設けた背板と、この背板に一辺を折り畳み自在に取付られ、背板に対してほぼ水平位置に角度を固定可能なパソコン載置板とを備えた折り畳み式車内ノートパソコンテーブルが提案されている。
このものでは、上記背板に取付けられた紐をステアリングハンドルに引掛けて背板をステアリングハンドルに沿って凭せ掛けるようにし、該背板と丁番によって連結されるとともにリンクによって連結されたパソコン載置板に、ノートパソコンを載置して使用する構成とされている。
また、下記特許文献2では、ハンドルの上にほぼ重なる状態に設置されるベース板と、ベース板をハンドルへ着脱可能に取付けるための取付手段と、設置状態のベース板上にほぼ重なり、かつ、傾斜方向の上端部を中心として揺動するようにベース板へ取付けられたテーブル板と、テーブル板を設置状態にあるベース板に対して突っ張って支持する支持手段と、支持手段に関連して設けられ、テーブル板がほぼ水平な状態から運転席側へ所定の角度下り傾斜するまでの範囲内で当該テーブル板のベース板に対する開き角度を調整する調整手段とを備えた自動車ハンドル取付用テーブルが提案されている。
このものでは、ハンドルの上にほぼ重なる状態に設置されたベース板に対して、テーブル板の開き角度を可変するために、ベース板の両側縁に寄った位置に前後方向に沿って一定間隔に多数の係止孔を形成し、該係止孔に上記支持手段を構成する揺動板に形成された突起を係脱することで、開き角度の調整を可能とするとともに、該揺動板によってテーブル板をベース板の上方に支持している。
特開2001−246974号公報 特開2003−276491号公報
ところで、近時においては、ステアリングホイールにエアバッグやクラクション、クルーズコントロールなどの各種スイッチなどが設けられた自動車が使用されており、それらが側面視して、ステアリングホイールのリム部(握り部)から僅かに膨出している場合がある。
このような膨出部を有するステアリングホイールに対しては、前記各特許文献に記載のものでは、使用が困難であった。
すなわち、前記特許文献1に記載の折り畳み式車内ノートパソコンテーブルでは、背板がステアリングハンドルに沿って凭せ掛けられる構成とされているので、背板の裏面が前記のように膨出したステアリングハンドルの膨出部に当接してしまい、使用の際にテーブル板が不安定となったり、該膨出部がクラクションの場合には、背板によってクラクションが押圧されてクラクションが鳴ったりするような問題があった。
また、前記特許文献2に記載の自動車ハンドル取付用テーブルでも、ベース板がハンドルの上にほぼ重なる状態に設置される構成とされているので、上記特許文献1に記載の折り畳み式車内ノートパソコンテーブルと同様、ベース板が前記膨出部に当接してしまうという問題があった。
さらに、前記各特許文献に記載のものでは、ステアリングハンドル、ハンドル(ステアリングホイール)に取付けられた状態で、各テーブル板は、同じ高さに保持される構成とされている。すなわち、前記特許文献1に記載のものでは、ステアリングハンドルのリムに引掛けられた紐と背板とが連結され、該背板の下端部にテーブル板が連結されているので、ステアリングハンドルに取付けられた状態では、比較的低い位置にテーブル板が保持される構成となっている。また、前記特許文献2に記載のものでは、ハンドルのほぼ重なる状態に設置されたベース板の上端部にテーブル板が連結されているので、ハンドルに取付けられた状態では、比較的高い位置にテーブル板が保持される構成となっている。
これらの構成では、テーブル板の高さが一定であるため、使用者の体格や、使用用途(パソコンの使用や筆記、食事など)によっては、使い勝手の悪いものであり、更なる改良が望まれる。
さらにまた、前記特許文献2に記載のものでは、テーブル板のベース板に対する開き角度を調整する調整手段を備えた構成の開示があるが、この調整手段は、ベース板の両側縁に寄った位置に前後方向に沿って一定間隔に多数の係止孔を形成し、該係止孔に上記支持手段を構成する揺動板に形成された突起を係脱することで、開き角度の調整を可能としている。
このような構成では、テーブル板に対して下方から上方へ向かう何らかの力が作用すると、前記揺動板の突起が係止孔から脱離してしまい、これにより支持されていたテーブル板が意図せず傾斜してしまうという問題があり、更なる改良が望まれる。
本発明は、上記実情に鑑みなされたものであり、種々の自動車のステアリングホイール、使用者の体格及び使用用途などに合わせて使い勝手の良い自動車のステアリング用テーブルを提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明に係るステアリング用テーブルは、自動車のステアリングホイールのリム上部に着脱自在に係止される係止フックと、該係止フックに連結され、前記ステアリングホイールに凭せ掛けられる基板と、該基板に連結されたテーブル板と、該テーブル板と前記基板とを折り畳み可能に連結する連結具と、該テーブル板の高さの調整を可能とする高さ調整手段と、該高さ調整手段によって調整された高さを固定保持する高さ固定具とを備え、前記高さ調整手段は、前記基板に対してスライド可能とされたスライド部材と、該スライド部材をスライド可能に収容するスライド収容部とを有し、前記高さ固定具は、前記スライド部材の手前側に位置するネジ式の締付部を有しており、該締付部が締め付けられることで、該スライド部材が前記スライド収容部に固定保持される構成とされ、前記係止フックは、前記基板に対して回動自在に連結され、該基板に対して回動されることで該係止フックの引掛け部が該基板の後方側へ突出しない状態に収納可能な構成とされており、前記基板の裏面には、前記ステアリングホイールのリムに当接するスペーサ部が設けられ、該ステアリングホイールに該基板が凭せ掛けられた際に、該ステアリングホイールの膨出部と該基板との接触を回避し得る空間が形成されることを特徴とする。
本発明の前記ステアリング用テーブルにおいては、前記スペーサ部を、前記基板に対して着脱自在とされているものとしてもよい。
また、本発明の前記ステアリング用テーブルにおいては、前記スペーサ部を、前記高さ調整手段によって調整された高さ及び/又は前記ステアリングホイールのホイール径に応じて、前記リムに当接し得るよう位置調整が可能なものとしてもよい。
また、本発明の前記ステアリング用テーブルにおいては、前記スライド部材を、前記係止フックの引掛け部に連成されたスライドバーとし、前記係止フックを、前記基板と前記テーブル板とが折り畳まれた状態で、該基板の裏面側に向けて回動されて、前記スライドバーの長手方向に沿ってスライドされることで、該引掛け部によって該基板と該テーブル板との折り畳み状態を保持し得る構成としてもよい。
さらに、本発明の前記ステアリング用テーブルにおいては、前記係止フックを、前記リムの握り太さに合わせて引掛け度合いの調整を可能とする引掛け度合い調整手段を更に備えたものとしてもよい。
また、本発明の前記ステアリング用テーブルにおいては、前記ステアリングホイールに凭せ掛けられた前記基板と前記テーブル板との連結角度の調整を可能とする角度調整手段と、該角度調整手段によって調整された連結角度を固定保持する角度固定具とを更に備えたものとしてもよい
本発明に係る前記ステアリング用テーブルによれば、ステアリングホイールに凭せ掛けられる基板の裏面に、該ステアリングホイールのリムに当接するスペーサ部を設け、該ステアリングホイールに前記基板を凭せ掛けた際に、ステアリングホイールの前記したような膨出部と、該基板との接触を回避し得る空間が形成されるようにしているので、前記基板が、ステアリングホイールの膨出部に当接することがない。
これにより、ステアリングホイールに取付けて使用する際にテーブル板が不安定となったり、膨出部がクラクションの場合に、基板によってクラクションが押圧されてクラクションが鳴ったりするようなことを防止でき、前記したような膨出部を有するステアリングホイールにも使用できるステアリング用テーブルとなる。
また、テーブル板の高さの調整を可能とする高さ調整手段と、該高さ調整手段によって調整された高さを固定保持する高さ固定具とを備えているので、使用者の体格や使用用途に応じて、テーブル板の高さを調整し、調整した高さに固定保持ができるので、使い勝手が良いステアリング用テーブルとなる。
さらに、前記基板と前記テーブル板とを、連結具を介して折り畳み可能に連結する構成としているので、当該ステアリング用テーブルを使用しない際には、折り畳むことでコンパクトとなり収納性が良い。
また、本発明において、前記スペーサ部を、前記基板に対して着脱自在とされているものとすれば、膨出部のないステアリングホイールに対して使用する場合は、該スペーサ部を脱離させたり、膨出部を有するステアリングホイールに対して使用する場合は、該スペーサ部を装着させたりでき、使い勝手の良いステアリング用テーブルとなる
また、本発明において、前記係止フックを、前記リムの握り太さに合わせて引掛け度合いの調整を可能とする引掛け度合い調整手段を更に備えた係止フックとすれば、ステアリングホイールのリムの太さに合わせて係止フックの引掛け度合いが調整できるので、リムの太さが異なる自動車のステアリングホイールにも使用できるステアリング用テーブルとなる。
また、本発明において、前記ステアリングホイールに凭せ掛けられた前記基板と前記テーブル板との連結角度の調整を可能とする角度調整手段と、該角度調整手段によって調整された連結角度を固定保持する角度固定具とを更に備えたものとすれば、ステアリングホイールの傾斜角度や停車中の自動車自体の傾斜角度等に応じて、基板に対するテーブル板の連結角度を調整できる。これにより、ステアリングホイールの傾斜角度が異なる自動車及び自動車自体の停車態様に応じて、使用でき使い勝手が良いステアリング用テーブルとなる。
また、調整された連結角度を、固定保持する角度固定具を備えているので、テーブル板に対して、例えば下方から使用者の太腿が当ったような場合にもテーブル板の角度は固定保持され、意図せずテーブル板が傾斜するようなことを防止できる。
以下に本発明の最良の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
図1は、第1実施形態に係るステアリング用テーブルを示す概略斜視図、図2は、同実施形態に係るステアリング用テーブルの概略正面図、図3は、同実施形態に係るステアリング用テーブルの概略背面図、図4は、図2におけるX−X線矢視概略断面図である。
図5の(a)、(b)は、いずれも同実施形態に係るステアリング用テーブルの使用状態を説明するための説明図、図6の(a)〜(c)は、いずれも同実施形態に係るステアリング用テーブルの折り畳み動作を説明するための説明図である。
図7の(a)、(b)は、いずれも同実施形態に係るステアリング用テーブルが備える係止フックの変形例の動作を説明するための概略側面図、図8(a)、(b)は、いずれも同実施形態に係るステアリング用テーブルの変形例を示し、(a)は、図4におけるZ部に対応させた概略拡大断面図、(b)は、図3におけるY−Y線矢視断面に対応させた概略拡大断面図である。
尚、図5及び図6では、各部の代表的な構成部材にのみ符合を付している。また、以下の各実施形態の説明において示す上下、左右(横)及び前後の方向は、ステアリングホイールに取付けられた状態で対面する使用者を基準として示している。
本実施形態に係るステアリング用テーブルAは、図1乃至図4に示すように、係止具を構成する係止フック部1と、この係止フック部1に連結され、ステアリングホイールS,S1(図5参照)に凭せ掛けられる基板部2と、この基板部2に連結されたテーブル板部3とを備え、基板部2とテーブル板部3とは、連結具を構成する二組の丁番4によって折り畳み可能に連結されている。
係止フック部1は、ステアリングホイールS,S1のリムR,R1(図5参照)の上部に着脱自在に引掛けられる係止フック10と、後記する基板20の上端部に回動自在に取付けられ、係止フック10のスライドバー10bをスライド自在に支持するフック支持部11と、このフック支持部11にスライド自在に支持され、フック支持部11の回動を不能とするためのストッパー12と、高さ固定具13とを備えている。
係止フック10は、長方形状の板金を屈曲させて側面視半円弧状に形成された引掛け部10aと、引掛け部10aに連成されたスライドバー10bとを有し、該スライドバー10bには、上下方向に沿って長孔10cが開設されている。
フック支持部11は、下端部のヒンジ部11aが後記する基板20の上端部に回動自在に連結されており、その上方側には、左右の側端縁を折り返して形成されたスライドバー10b及びストッパー12をスライド自在に収容する折返し片11b,11bがそれぞれ形成され、それら折返し片11b,11b間には、高さ固定具13の移動台座13cの上下移動を可能とする間隙が形成されている。
ストッパー12は、スライドバー10bの手前側に設けられており、上端部を手前側に屈曲させて形成された手掛け部12aと、該手掛け部12aに連成され、上記フック支持部11の折返し片11b,11b内をスライドするスライド部12bと、このスライド部12bに上下方向に沿って開設された長孔12cとを有し、スライドされることによって下端部12dが後記する基板20の上端部に形成されたストッパー保持部21に挿脱される。
高さ固定具13は、フック支持部11の上方部位に開設された孔に、後方から挿通された鍔付きの雄ネジ13aと、この雄ネジ13aが挿通され、上記フック支持部11の折返し片11b,11b間の間隙を上下に移動する移動台座13cと、雄ネジ13aと螺合する蝶ナット13bとを有している。
上記雄ネジ13aは、フック支持部11の上記孔、スライドバー10bの長孔10c、ストッパー12の長孔12c及び移動台座13cに、後方から手前側に向けてこの順に挿通されており、蝶ナット13bを締め付けることで、フック支持部11に対してスライドバー10b及びストッパー12が移動不能に固定保持される。
前記構成とされた係止フック部1では、フック支持部11と、スライドバー10bとが相対的にスライドすることにより、テーブル板部3を上下方向にスライドさせて、その高さの調整を可能とする高さ調整手段を構成し、この高さ調整手段によって調整された高さは、高さ固定具13によって固定保持される構成としている。
基板部2は、基板20と、ストッパー12の下端部12dを収容するストッパー保持部21と、フック支持部11が連結された連結板22と、基板20の裏面20bに設けられたスペーサ部23と、後記する角度調整手段及び角度固定具とを備えている。
基板20は、長辺が横向きの長方形状の板材で構成され、その上端部中央に、ストッパー保持部21、連結板22が固設され、裏面(背面)20b側には、角度調整手段を構成するスライド板24を収容する凹部20aが形成されている。
ストッパー保持部21は、基板20の表面側上端部中央に固設されており、断面視で上方に開放する略コ字状に形成され、そのコ字状の開放空間に前記ストッパー12の下端部12dが嵌挿される構成としている。
連結板22は、基板20の裏面側上端部中央に固設され、その上端部のヒンジ部22aを介してフック支持部11のヒンジ部11aと連結され、フック支持部11を回動自在に支持している。
スペーサ部23は、断面視矩形状の棒状部材で構成され、基板20の裏面下端部かつ両側端部近傍に、離間して2個設けられている。これらスペーサ部23は、回動支点23aを中心として基板20の裏面20bと同平面域で回動自在とされている。
角度調整手段は、上記凹部20aに上下方向に沿ってスライド自在に収容されたスライド板24と、このスライド板24の下端部のヒンジ部24aを介して回動自在に連結された角度調整アーム25と、後記するテーブル板部3の係止凹溝32とを有している。
スライド板24は、上下方向に沿って開設された長孔24bを有し、この長孔24bには、基板20の凹部20a内に固着された固定具29が挿通されてスライド板24の抜け止めとスライドの規制とがなされている。また、基板20の裏面20bの下端部中央には、スライド板24がスライドする時に、その下端側のバタつきを抑え、ガイドするための規制板28が、上記凹部20aに跨って架設されている。
角度調整アーム25は、上記スライド板24と連結されたヒンジ部25bを支点として回動自在とされ、その自由端部には、テーブル板側(係止された状態では上方側)に向けて、係止爪片25aが屈曲されて突設されている。
この角度調整アーム25と上記スライド板24とのヒンジ部24a,25bのヒンジピンには、トーションバネ26が巻回され、このトーションバネ26の一端側がスライド板24の表面に固定状態とされ、他端側が角度調整アーム25を付勢することによって、角度調整アーム25は、テーブル板側に向けて付勢されている。
上記スライド板24及び角度調整アーム25のヒンジ部24a,25bには、スライド板24のスライド動作を不能とするためのスライド板ストッパー27が回動自在に連結されている。
スライド板ストッパー27は、スライド板24と連結されたヒンジ部27bを支点として回動自在とされ、角度調整アーム25のテーブル板側に設けられており、その支点は、上記角度調整アーム25の支点と同支点とされている。
また、スライド板ストッパー27の自由端部には、角度調整アーム25の存在する側とは逆方向に向けて、ストッパー片27aが屈曲されて突設されている。
このスライド板ストッパー27は、スライド板24が下方に向けて(伸長方向に向けて)スライドされた状態で、スライド板24に向けて回動させてストッパー片27aをスライド板24及び基板20の下側端面20cに当接させることでスライド板24のスライドが不能となるよう規制している。すなわち、スライド板24が最大限伸長された状態で、スライド板ストッパー27のストッパー片27aをスライド板24及び基板20の下側端面20cに当接させることで、スライド板24が短縮方向へスライドすることを不能としている。尚、このスライド板ストッパー27に代えて、後記する角度調整時に、スライド板24の短縮方向へのスライドを不能とする他の係止手段を設けるようにしても良い。
テーブル板部3は、テーブル板30と、その裏面に設けられた角度調整手段を構成する係止凹溝32とを備えている。
テーブル板30は、上記基板20と略同形同寸とされた板材で構成され、上面30aには、その後端部の基板20との連結部位に丁番4の軸部が露出しているのみで、上面30aのそれ以外の部位は、略平面とされている。
また、テーブル板30の裏面後端部中央には、上記スライド板ストッパー27の一部及び角度調整アーム25の一部が収容可能な凹部30bが形成されている。
テーブル板30の裏面前端部中央には、アーム係止板31が設けられ、該アーム係止板31には、前後方向に沿って複数の係止用長孔31aが横方向に沿って開設されている(図例では6つの係止用長孔を示している)。
また、テーブル板30の裏面のそれら係止用長孔31aに整合する箇所には、それぞれ凹溝30cが凹設され、これら係止用長孔31a、凹溝30cとで係止凹溝32を構成している。
これら複数の係止凹溝32に、上記した角度調整アーム25の係止爪片25aを選択的に係止させることで、後記するように基板20とテーブル板30との連結角度の調整がなされる。
次に、本実施形態に係るステアリング用テーブルAの使用状態を図5に基づいて説明する。図5(a)では、例えば乗用車などの運転手側に向けて比較的急傾斜したステアリングホイールSに対してステアリング用テーブルAを取付けた例を示している。また、図5(b)では、例えば大型バスやトラックなどの運転手側に向けて比較的緩やかに傾斜したステアリングホイールS1に対してステアリング用テーブルAを取付けた例を示している。
図5(a)及び(b)に示すように、基板部2をステアリングホイールS,S1に凭せ掛けるようにして、係止フック10をステアリングホイールS,S1のリムR,R1の上部に引掛け、係止フック部1のストッパー12を押下げて、その下端部12dを上記ストッパー保持部21に嵌挿させてフック支持部11の回動を不能とする。この際、基板20の裏面20bに設けられたスペーサ部23がリムR,R1の手前側周面に当接するようにスペーサ部23を回動させる。このように、スペーサ部23がリムR,R1に当接することで、基板20の裏面20bとステアリングS,S1に形成されたエアバッグモジュールなどで構成される膨出部M,M1とが当接せず、それらの間に空間Gが形成される。
次いで、スライド板24を下方(伸長方向)に向けてスライドさせ、スライド板ストッパー27をスライド板24側に向けて回動させて、そのストッパー片27aをスライド板24及び基板20の下側端面20cに当接させて、スライド板24のスライドを不能とする。
上記した状態で、基板20とテーブル板30とのなす連結角度θ1、θ2が所望の連結角度となるよう角度調整アーム25の係止爪片25aを係止凹溝32に選択的に係止させることによってその連結角度を調整する。
すなわち、ヒンジ部25bを支点として角度調整アーム25をテーブル板30の裏面側に向けて回動させ、その自由端に形成された係止爪片25aを、上記した複数の係止凹溝32のうちのいずれかに嵌挿して係止させる。
この状態では、テーブル板30は、角度調整アーム25によって下方から支持されている。また、この状態では、テーブル板30の自重によって、角度調整アーム25の係止爪片25aが係止凹溝32の手前側面に押し付けられて規制されることで角度調整アーム25の係止がなされている。
また、上記したように角度調整アーム25は、トーションバネ26によって、テーブル板30の裏面に向けて付勢されている。これにより、係止爪片25aが係止凹溝32に係止された状態で、テーブル板30の下方から応力が作用した際に、角度調整アーム25の自重によるヒンジ部25bを支点とする回転モーメントによって係止爪片25aが係止凹溝32から抜け出るようなことを防止できる。すなわち、本実施形態では、これら角度調整アーム25の係止爪片25a、係止凹溝32及びトーションバネ26によって角度固定具を構成している。
尚、図5(a)では、テーブル板30の前端側から4つ目に位置する係止凹溝32に係止爪片25aを係止させた状態を示し、テーブル板30が略水平となるように連結角度θ1を調整している。
また、図5(b)では、テーブル板30の前端側から1つ目に位置する係止凹溝32に係止爪片25aを係止させた状態を示し、テーブル板30が略水平となるように連結角度θ2を調整している。
さらに、本実施形態では、上記のように6つの係止凹溝32のそれぞれに角度調整アーム25の係止爪片25aを係止させることで、基板20とテーブル板30との連結角度が略90°〜略150°の間で6つの状態で固定保持される構成としている。
また、図4に示すように、スライド板ストッパー27によるスライド板24の規制を解除し、スライド板24を基板20の凹部20a内に収容させた状態で、テーブル板30の前端側から4つ目に位置する係止凹溝32に係止爪片25aを係止させた状態では、基板20と、テーブル板30との連結角度は、略180°に固定保持される。このような状態でステアリングホイールS,S1に取付けて使用することもできる。
前記のように基板20とテーブル板30との連結角度θ1,θ2を固定保持し、次いで、テーブル板30の高さ調整を行う。
前記した状態で、テーブル板30をステアリングS,S1のリムR,R1の傾斜角度に沿う方向へ上下動させると、係止フック10のスライドバー10bに形成された長孔10c内及びフック支持部11の折返し片11b,11b間の間隙内を、フック支持部11に取付けられた高さ固定具13の雄ネジ13a及び移動台座13cが相対的に上下動する。所望の高さへ上下動させた状態で、高さ固定具13の蝶ナット13bを締め付けることにより、フック支持部11に対してスライドバー10b及びストッパー12が移動不能に固定保持される。これにより、テーブル板30は、調整された高さに固定保持される。
尚、図5(a)では、テーブル板30が最も高い位置となるように固定保持された状態、すなわち、フック支持部11の折返し片11b,11b内にスライドバー10bがほぼ収容された状態(スライドバー10bが最大限短縮された状態)を示している。
また、図5(b)では、テーブル板30が最も低い位置となるように固定保持された状態、すなわち、フック支持部11の折返し片11b,11bからスライドバー10bがほぼ露出した状態(スライドバー10bが最大限伸長された状態)を示している。
尚、上記したステアリング用テーブルAの角度調整や高さ調整、その他の順序は、前記した順に必ずしも行う必要は無くどのような順に行ってもよい。
また、本実施形態では、角度調整手段として、6つの係止凹溝32に対して角度調整アーム25の係止爪片25aを選択的に係止させることで、基板20とテーブル板30との連結角度を調整する構成を例示したが、係止凹溝32の数を6つよりも少なく、あるいは多くするようにしてもよい。
さらに、テーブル板30の高さ調整についても係止フック10のスライドバー10b及びそのスライドバー10bに開設された長孔10cの上下方向の長さを短くする、あるいは長くすることにより、調整可能な高さの幅を適宜、設定可能である。
次に、本実施形態に係るステアリング用テーブルAの折り畳み動作を図6に基づいて説明する。
図6(a)に示すように、角度調整アーム25の係止爪片25aを係止凹溝32から脱離させるとともに、スライド板ストッパー27によるスライド板24の規制を解除し、基板20とテーブル板30とを丁番4のヒンジピンを支点として重ねるようにして折り畳む。また、スライド板24を短縮方向にスライドさせて、基板20の凹部20a内に収容する。
さらに、高さ固定具13の蝶ナット13bを緩めてストッパー12を伸長方向にスライドさせて、その下端部12dをストッパー保持部21から脱離させるとともに、係止フック10を伸長方向へスライドさせる。
次いで、図6(a)の白抜矢印に示すように、前記した連結板22とのヒンジ部11a,22aを支点として係止フック部1を基板20の裏面側に向けて(図示時計回りに)回動させて折り畳み、図6(b)に示すように、基板20の裏面20bに載置する。また、図6(a)の白抜矢印に示すように、スライド板ストッパー27及び角度調整アーム25を、ヒンジ部25b,27bを支点として図示時計回りに回動させて、図6(b)に示すように、角度調整アーム25の係止爪片25aを、係止凹溝32に係止させる。
さらに、図6(b)の白抜矢印に示すように、係止フック10を短縮方向へスライドさせて、図6(c)に示すように、基板20とテーブル板30との連結部近傍部位を、係止フック10の引掛け部10aによって挟持するようにして、該引掛け部10aの開放空間に、それら連結部近傍部位を収容して、高さ固定具13の蝶ナット13bを締め付けて固定保持する。すなわち、スライド可能とされた係止フック10の引掛け部10aが折り畳み状態を保持する手段として機能する。この状態では、係止フック10の引掛け部10aによって、角度調整アーム25の回動の規制がなされるとともに、基板20とテーブル板30との丁番4のヒンジピンを支点とする開動作も規制される。
前記構成とされた本実施形態に係るステアリング用テーブルAによれば、ステアリングホイールS,S1に凭せ掛けられる基板20の裏面20bに、ステアリングホイールS,S1のリムR,R1に当接するスペーサ部23を設け、ステアリングホイールS,S1に基板20を凭せ掛けた際に、ステアリングホイールS,S1の膨出部M,M1と、基板20との接触を回避し得る空間Gが形成されるようにしている。これにより、ステアリング用テーブルAの基板20が、ステアリングホイールS,S1の膨出部M,M1に当接するようなことがなく、ステアリングホイールS,S1に取付けて使用する際にテーブル板30が不安定となったり、膨出部M,M1がクラクションの場合に、基板20によってクラクションが押圧されてクラクションが鳴ったりするようなことを防止でき、このような膨出部M,M1を有するステアリングホイールS,S1にも使用できるステアリング用テーブルAとなる。
特に、本実施形態のようにスペーサ部23を回動支点23aを支点として基板20の裏面20bと同平面域で回動自在としているので、基板20がステアリングホイールS,S1に凭せ掛けられた際に、テーブル板30の高さ、ステアリングホイールS,S1のホイール径等に応じて、スペーサ部23を回動させることで、ステアリングホイールS,S1のリムR,R1の手前側周面に確実にスペーサ部23を当接させることができる。
これにより、例えば、種々のステアリングホイールのホイール径や調整可能な高さに合わせて、スペーサ部を形成した場合には、それらの全てに適用可能なように比較的大きなスペーサ部を形成する必要があるが、本実施形態のように、スペーサ部23を回動自在とすることで、スペーサ部23を小さく形成できる。
また、本実施形態においては、基板20とテーブル板30とを、丁番4によって折り畳み可能に連結しているので、ステアリング用テーブルAを使用しない際には、折り畳むことでコンパクトとなり収納性が良い。特に、本実施形態では、基板20とテーブル板30とを略同形同寸とし、重ねるようにして折り畳み可能としているので、よりコンパクトに収納できる。
さらに、本実施形態では、基板20とテーブル板30とを折り畳んだ状態で、係止フック部1を回動させ、係止フック10を短縮方向へスライドさせて、基板20とテーブル板30との連結部近傍部位を、係止フック10の引掛け部10aによって挟持するようにし、その状態で、高さ固定具13の蝶ナット13bを締め付けることによって角度調整アーム25の回動規制、基板20とテーブル板30との開動作の規制がなされるようにしているので、折り畳んだコンパクトな状態を容易に保持することができ、便利である。
また、係止フック部1を基板20に対して回動自在としているので、使用しない際は、回動させることでコンパクトとなり収納性が良い。
また、テーブル板30の高さの調整を可能とする高さ調整手段10,11と、高さ調整手段10,11によって調整された高さを固定保持する高さ固定具13とを備えているので、使用者の体格や使用用途に応じて、テーブル板30の高さを調整し、調整した高さに固定保持ができるので、使い勝手が良いステアリング用テーブルAとなる。
特に、本実施形態のように、係止フック10のスライドバー10bがフック支持部11の折返し片11b,11b内をスライドすることで、高さの調整がなされるので、無段階的に高さ調整を行うことができ、微小な調整が可能となる。
また、本実施形態のように、係止フック10のスライドバー10bがフック支持部11の折返し片11b,11b内に収容可能とされているので、使用しない際は、フック支持部11の折返し片11b,11b内に収容でき、コンパクトとなる。
さらに、本実施形態においては、ステアリングホイールSに凭せ掛けられた基板20とテーブル板30との連結角度の調整を可能とする角度調整手段25,32と、該角度調整手段によって調整された連結角度を固定保持する角度固定具25a,26,32とを備えているので、ステアリングホイールSの傾斜角度や停車中の自動車自体の傾斜角度等に応じて、基板20に対するテーブル板30の連結角度を調整できる。これにより、ステアリングホイールの傾斜角度が異なる自動車及び自動車自体の停車態様に応じて、使用でき使い勝手が良いステアリング用テーブルAとなる。
さらにまた、前記したように、本実施形態では調整された連結角度を固定保持する角度固定具25a,26,32を備えているので、テーブル板30に対して、例えば下方から使用者の太腿が当ったような場合にもテーブル板30の角度は固定保持され、意図せずテーブル板30が自重によって回動して傾斜するようなことを防止できる。
尚、本実施形態では、基板20と別体で構成され、回動自在とされたスペーサ部23を例示しているが、スペーサ部を回動自在としない構成、あるいは基板と一体的に形成する構成としてもよい。
また、本実施形態では、テーブル板30の大きさを使用の際に種々のものが最低限
載置できる大きさとし、そのテーブル板30の大きさに合わせて基板20の大きさを形成しているが、基板20とテーブル板30とを異なる大きさ、形状としてもよい。このように大きさ、形状を異ならせる場合には、基板20をテーブル板30よりも小さくすることで、上記したように折り畳んだ際に、テーブル板30の大きさとして最低限必要な大きさを阻害することなくコンパクト化を阻害することがない。すなわち、折り畳んだ状態で平面視してテーブル板30から基板20が突出することがないような構成とすることが好ましい。
次に、本実施形態に係るステアリング用テーブルAが備える係止フックの変形例を図7に基づいて説明する。
本変形例に係る係止フック10Aは、図7(a)、(b)に示すように、前記したフック支持部11の折返し片11b,11b内に収容されるスライドバー10Abと、引掛け部10Aaとを有し、それらスライドバー10Abと、引掛け部10Aaとは、ヒンジ部10dを介して連結され、スライドバー10Abに対して引掛け部10Aaがヒンジ部10dを支点として回動自在とされている。
また、上記ヒンジ部10dのヒンジピンには、トーションバネ10eが巻回され、このトーションバネ10eの一端側がスライドバー10Abの表面に固定状態とされ、他端側が引掛け部10Aaを付勢することで、引掛け部10Aaがスライドバー10Ab側に向けて付勢されている。
さらに、ヒンジ部10dの近傍部位には、引掛け部10Aaの回動を規制する鉤状規制片10fが形成され、この鉤状規制片10fの自由端部に、引掛け部10Aaの横辺部10iの連結部近傍表面が当接することにより、引掛け部10Aaの回動が規制される。
上記のように、スライドバー10Abに対して引掛け部10Aaを回動自在とすることで、スライドバー10Abと、スライドバー10Abに対向する引掛け部10Aaの縦辺部10gとの幅を、変更することができ、これにより、ステアリングホイールのリムR2,R3の握り太さd1,d2に合わせて引掛け部10Aaの引掛け度合いを変更できる。
また、上記のように、引掛け部10Aaがスライドバー10Ab側に向けて付勢されていることで、ステアリングホイールのリムR2,R3の握り太さd1,d2に合わせて上記のように変更された引掛け部10Aaの引掛け度合いを保持するとともに、リムR2,R3を握持することができ、リムR2,R3に引掛けられた係止フック10Aがテーブル板30の使用時にずれるようなことを防止できる。
尚、図7(a)では、上記した引掛け度合いが最大の状態、すなわち、比較的大径とされたリムR2の握り太さd1に合わせた引掛け度合いを図示しており、図7(b)では、上記した引掛け度合いが最小の状態、すなわち、比較的小径とされたリムR3の握り太さd2に合わせた引掛け度合いを図示している。
また、本変形例では、スライドバー10Abの上端部と、引掛け部10Aaの横辺部10iとをヒンジ部10dを介して連結した例を示しているが、引掛け部10Aaの横辺部10iと、縦辺部10gとの連結屈曲部10hの部位に、上記ヒンジ部10dに代えて、あるいはさらに、上記のようにトーションバネを巻回したヒンジ部を設けるようにしてもよい。
さらに、係止フックの引掛け度合いの調整態様は、前記した態様に限られず、例えば、スライドバーと、スライドバーに対向する引掛け部の縦辺部との間に、それらの幅を調整可能とするために、縦辺部をスライドバーに向けてスライドさせるスライド手段、ネジ、ナットなどを設けて、該幅を調整することにより、引掛け度合いの調整を可能とするようにしてもよい。あるいは、引掛け部の縦辺部に雌ネジ孔を設け、該雌ネジ孔に螺合する雄ネジと該雄ネジに連結され、雄ネジの螺合によりスライドバーに向けて、進退するスライド板とを設けるような態様としてもよい。
次に、本実施形態に係るステアリング用テーブルAの変形例について図8に基づいて説明する。
図8(a)は、角度固定具の変形例を説明するための説明図で、他の構成は、上記したステアリング用テーブルAと同様であるため説明を省略する。
本変形例に係るステアリング用テーブルAが備えるテーブル板部3Aのテーブル板30Aは、手前側端面30dに向けて開口する挿入穴33と、この挿入穴33に挿入される係止ピン34とを有している。
挿入穴33は、テーブル板30Aの前後方向に沿って複数形成された係止凹溝32Aの凹溝30Acの全てを貫通するように、それぞれ横方向に形成された凹溝30Acと直交する方向に沿って形成されている。
係止ピン34は、上記挿入穴33に挿入可能とされるとともに、テーブル板30Aの手前側端面30dから最後部に位置する凹溝30Acに到達し得る長さとされ、把持し得る頭部が形成されている。
また、角度調整アーム25Aの係止爪片25Aaには、各係止凹溝32Aに係止された状態で、上記係止ピン34を挿入穴33に挿入する際に、該係止ピン34を挿通可能とする挿通孔25cが開設されている。
上記構成とされた本変形例では、前記したように、角度調整アーム25Aの係止爪片25Aaを複数形成された係止凹溝32Aのうちのいずれかに選択的に係止させた状態で、係止ピン34を挿入穴33に挿入するとともに係止爪片25Aaの挿通孔25cに挿通させることで、角度調整アーム25Aの係止爪片25Aaと係止凹溝32Aとの係止状態が固定保持される。これにより、基板20とテーブル板30Aとの連結角度の固定保持がなされる。
このような構成によれば、前記したトーションバネ26の付勢と係止爪片25aとによる角度調整アーム25の固定保持と比べて、連結角度調整後の角度固定の際の作業が複雑となるが、より確実に基板20とテーブル板30Aとの連結角度の固定保持ができる。
図8(b)は、スペーサ部の変形例を説明するための説明図で、他の構成は、上記したステアリング用テーブルAと同様であるため説明を省略する。
本変形例に係るステアリング用テーブルAが備えるスペーサ部23Aは、上記したスペーサ部23と同様、回動支点23Aaを支点として基板20Aの裏面20Abと同平面域で回動自在とされている。
また、本変形例に係るスペーサ部23Aは、基板20Aに対して着脱自在とされている。具体的には、スペーサ部23Aは、回動支点23Aaに対応する箇所の裏面側に、略円柱状の嵌合突部23bを突設させ、該嵌合突部23bには、外周面に沿って係合突起23cが周設されている。
基板20Aの裏面20Abの上記回動支点23Aaに対応する箇所には、上記嵌合突部23bを嵌合するための嵌合穴20cが凹設され、該嵌合穴20cには、上記係合突起23cに係合し、嵌合突部23bの抜け止めとなる係合段部20dが、その内周面に周設されている。すなわち、スペーサ部23Aは、嵌合穴20cに嵌合された状態では、嵌合突部23bを支点として回動自在とされている。
上記構成とされたスペーサ部23A及び基板20Aでは、スペーサ部23Aは、基板20Aの裏面20Abに凹設された嵌合穴20cに、スペーサ部23Aの嵌合突部23bを嵌合させることで、基板20Aに対してスペーサ部23Aを装着でき、また、該嵌合穴20cから上記嵌合突部23bを脱離させることで、スペーサ部23Aを基板20Aから脱離させることができる。
これにより、膨出部のないステアリングホイールに対して使用する場合は、該スペーサ部23Aを脱離させたり、膨出部を有するステアリングホイールに対して使用する場合は、該スペーサ部23Aを装着させたりでき、使い勝手の良いステアリング用テーブルとなる。
次に、本発明に係る他の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図9は、第2実施形態に係るステアリング用テーブルを示す概略斜視図、図10は、同実施形態に係るステアリング用テーブルの概略正面図、図11は、同実施形態に係るステアリング用テーブルの概略背面図、図12は、図10におけるX1−X1線矢視概略断面図である。
図13(a)、(b)は、いずれも同実施形態に係るステアリング用テーブルの使用状態を説明するための説明図、図14(a)、(b)及び図15(a)〜(c)は、いずれも同実施形態に係るステアリング用テーブルの折り畳み動作を説明するための説明図である。尚、図13乃至図15では、各部の代表的な構成部材にのみ符合を付している。また、後記する折り畳み保持手段74は、図15(c)にのみ図示しており、他の図では省略している。
本実施形態に係るステアリング用テーブルBは、図9乃至図12に示すように、係止具を構成する係止フック部5と、この係止フック部5に連結され、ステアリングホイールS2,S3(図13参照)に凭せ掛けられる基板部6と、この基板部6に連結されたテーブル板部7と、基板部6とテーブル板部7とを折り畳み可能に連結する連結部8とを備えている。
係止フック部5は、後記する基板60の上端面に取付けられた係止フック50と、該係止フック50を上端面に取付けるための固定具51とを有している。
係止フック50は、長方形状の板金を屈曲させて側面視略L字状に形成されており、固定具51によって基板60の上端面に取付けられ、所定長さ延出された横辺部50cと、屈曲部50bと、縦辺部50aとを有している。
この係止フック50は、横辺部50cが固定具51によって基板60の上端面に取付けられ、その上端面と同平面域で回動自在とされている。
また、係止フック50は、図12に示すように、後方側へ向けて回動されている状態、すなわち、リムへの引掛け状態では、その縦辺部50aと後記するスペーサ部64とが対向し、それらの間にリムが引っ掛けられる構成とされている。また、図14に示すように、使用しない際には、縦辺部50aが基板60の左右の何れかの側面と対向するように回動させることで、基板60から後方側へ向けて係止フック50が突出するようなことがなく、コンパクトとなり、収納性が良い。
基板部6は、基板60と、基板60に形成された後記する凹部60b内をスライドするスライド基台61と、高さ固定具62と、角度固定具63と、基板60の裏面60aの上端部に設けられた上部スペーサ部64と裏面60aの下端部に設けられた下部スペーサ部65とを有している。
基板60は、長辺が縦向きの細長形状の厚板材で構成されており、その表面側には、上下方向に沿って、スライド基台61をスライド自在に収容する凹部60bが凹設されている。この凹部60bは、基板60の上端部から少許下がった位置から下端部へ突き抜けるように形成されている。さらにその凹部60bの横幅方向中央部には、凹部60bの中ほどから下端まで上下方向に沿って、凹溝60cが凹設されている。
また、凹溝60cの上端部のやや上方に位置する凹部60bには、小孔が開設され、その小孔に、高さ固定具62を構成する鍔付の鬼目ナット(登録商標)(埋め込みナット)62bが基板60の裏面側から圧入されて埋め込まれている。
スライド基台61は、上記凹部60b内をスライド可能とされた長辺が縦向きの細長形状の板材で構成されており、その下端部近傍表面側には、連結部8を構成する連結支持板80が固設され、その上方部位には、上下方向に沿って長孔61aが開設されている。
また、スライド基台61の上端部には、手前側に向けて手掛け部61bが突設されている。また、スライド基台61は、基板60の凹部60bに収容された状態で、側面視して基板60の表面から突出しないよう構成され、上記手掛け部61bのみが僅かに基板60の表面から突出している。
高さ固定具62は、上記埋め込みナット62bと、スライド基台61の長孔61aに座金62cを介して手前側から挿通され、埋め込みナット62bに螺合する蝶ネジ62aとを有している。また、座金62cは、長孔61aの横幅よりもその径が大とされている。
上記蝶ネジ62aを締め付けることで座金62cを介してスライド基台61が基板60に対して移動不能に固定保持される。
上記構成とされた基板部6では、基板60の凹部60b内を、連結部8を介してテーブル板部7と連結されたスライド基台61がスライドすることにより、テーブル板部7を上下方向にスライドさせて、その高さの調整を可能とする高さ調整手段を構成し、この高さ調整手段によって調整された高さは、上記高さ固定具62によって固定保持される構成としている。
角度固定具63は、上記凹溝60cに沿ってスライド可能とされるとともに、上記長孔61aの横幅よりもその幅が大とされたスライド片63cと、スライド片63cに手前側に向けて突設され、スライド基台61の長孔61aに挿通されたボルト63bと、該ボルト63bに螺合する蝶ナット63aとを有している。
上部スペーサ部64は、基板60の裏面60aの上端部に固設されており、その横幅が基板60の横幅と略同幅とされている。
下部スペーサ部65は、基板60の裏面60aの下端部に固設されており、その横幅が後記するテーブル板70の短辺と略同幅とされている。
また、下部スペーサ部65は、その上下方向に沿う長さ、横幅方向に沿う幅が、一般的な種々のステアリングホイールのホイール径に合わせて形成されており、これにより、後記するように使用する際に、種々のステアリングホイールのリムの手前側周面に当接する構成とされている。
テーブル板部7は、テーブル板70と、角度調整手段を構成する角度調整プレート71と、角度調整プレート71を回動自在に支持する連結板72と、テーブル板70の両端部裏面に固設された段部材73と、後記する折り畳み状態を保持するための折り畳み保持手段74(図15参照)とを備えている。
テーブル板70は、長辺が横向きの長方形状の板材で構成され、その長辺の長さは、前記した基板20の長辺と略同長さとされている。テーブル板70の裏面略中央には、後記する連結部8を構成する回動連結板82が、テーブル板70に対して回動自在に取付けられている。
連結板72は、テーブル板70の裏面側後端部中央に固設され、その後端部のヒンジ部72aを介して角度調整プレート71のヒンジ部71cと連結され、角度調整プレート71を回動自在に支持している。
角度調整プレート71は、略矩形状の板材で構成され、一辺部がヒンジ部71cを介して上記連結板72に回動自在に連結され、その一辺部と対向する他辺部が手前側に屈曲されて手掛け部71bが形成されている。また、角度調整プレート71の略中央には、上記した角度固定具63の蝶ナット63aの頭部を挿通可能とされた蝶ナット挿通孔71aが開設されている。
段部材73は、テーブル板70の両端部裏面に固設されており、後記する折り畳み時に、基板60の上下端部近傍の表面に当接することで、連結部8等が収容される空間を形成する(図15(b)参照)。
折り畳み保持手段74は、テーブル板70の裏面略中央の手前側に寄った位置に固着された固定ピン74aと、該固定ピン74aに一端が固定された紐状弾性部材74bと、紐状弾性部材74bの自由端に取付けられた引掛けフック74cと、テーブル板70の裏面の適宜箇所に設けられ、使用時に引掛けフック74cを引っ掛けて保持するための係止ピン74dとを有している。
連結部8は、基板部6とテーブル板部7とを折り畳み可能に連結する連結具及び上記角度調整プレート71とともに角度調整手段を構成し、上記スライド基台61の下端部近傍に固設された連結支持板80と、この連結支持板80の下端部のヒンジ部80aを介して回動自在に連結された揺動連結板81と、テーブル板70の裏面略中央に固定具83を介して取付けられ、テーブル板70の裏面と同平面域で回動自在とされた回動連結板82とを有している。
揺動連結板81は、その両辺部にヒンジ部81a,81bがそれぞれ形成され、連結支持板80のヒンジ部80a及び回動連結板82のヒンジ部82aを介して、それらに対して回動自在に連結されている。
上記構成とされたステアリング用テーブルBでは、角度固定具63の蝶ナット63aの頭部を、角度調整プレート71の蝶ナット挿通孔71aに挿通させた状態で、角度調整プレート71の手掛け部71bをして、角度固定具63のスライド片63c及びボルト63bを上記基板60の凹溝60c及び上記スライド基台61の長穴61cに沿って上下動させるとともに、その上下動に伴ってテーブル板70の裏面に連結された揺動連結板81が揺動することで、テーブル板70と、基板60との連結角度の調整を可能とする角度調整手段を構成する。また、角度固定具63の蝶ナット63aを締め付けることで、スライド基台61と角度調整プレート71とが移動不能に固定保持され、これにより、上記のように調整された角度の固定保持がなされる構成としている。
次に、本実施形態に係るステアリング用テーブルBの使用状態を図13に基づいて説明する。図13(a)では、例えば乗用車などの運転手側に向けて比較的急傾斜したステアリングホイールS2に対してステアリング用テーブルBを取付けた例を示している。また、図13(b)では、例えば大型バスやトラックなどの運転手側に向けて比較的緩やかに傾斜したステアリングホイールS3に対してステアリング用テーブルBを取付けた例を示している。
図13(a)及び(b)に示すように、基板部6をステアリングホイールS2,S3に凭せ掛けるようにして、係止フック50をステアリングホイールS2,S3のリムR2,R3の上部に引っ掛ける。この状態では、基板60の裏面60bの上端部に固設されたスペーサ部64がリムR2,R3の上部の手前側周面に当接するとともに、基板60の裏面60bの下端部に固設されたスペーサ部65がリムR2,R3の下部の手前側周面に当接する。このように、上下のスペーサ部64,65がリムR2,R3の手前側周面にそれぞれ当接することで、基板60の裏面60bとステアリングS2,S3に形成されたエアバッグモジュールなどで構成される膨出部M2,M3とが当接せず、それらの間に空間Gが形成される。
上記した状態で、基板60とテーブル板70とのなす連結角度θ3、θ4が所望の連結角度となるよう上記したように角度調整プレート71の蝶ナット挿通孔71aに、角度固定具63の蝶ナット63aの頭部を挿通させた状態で、テーブル板70と基板60との連結角度を調整し、蝶ナット63aを締め付けて、その連結角度を固定保持する。
尚、図13(a)では、テーブル板70が略水平となるように、角度固定具63のボルト63bをスライド基台61に形成された長孔61aの下方に寄った位置に位置させることで、基板60とテーブル板70とのなす連結角度θ3が比較的小さくなるように調整した状態を示している。
また、図13(b)では、テーブル板70が略水平となるように、角度固定具63のボルト63bをスライド基台61に形成された長孔61aの上方に寄った位置に位置させることで、基板60とテーブル板70とのなす連結角度θ4が比較的大きくなるように調整した状態を示している。
さらに、本実施形態では、上記のように角度を調整することで、基板60とテーブル板70との連結角度が略110°〜略170°の間で無段階的に調整可能であり、その状態で固定保持される構成としている。
前記のように基板60とテーブル板70との連結角度θ3,θ4を固定保持し、次いで、テーブル板70の高さ調整を行う。
前記した状態で、テーブル板70をステアリングS2,S3のリムR2,R3の傾斜角度に沿う方向へ上下動させると、テーブル板70に連結されたスライド基台61が基板60の凹部60b内を上下動する。所望の高さへ上下動させた状態で、高さ固定具62の蝶ネジ62aを締め付けることにより、基板60に対してスライド基台61が移動不能に固定保持される。これにより、スライド基台61に上記のように連結角度が調整されて移動不能に連結されたテーブル板70が調整された高さに固定保持される。
尚、図13(a)では、テーブル板70が最も高い位置となるように固定保持された状態、すなわち、スライド基台61が凹部60b内で、最上方位置にて固定保持された状態(スライド基台61が短縮方向に最大限スライドされた状態)を示している。
また、図13(b)では、テーブル板70が最も低い位置となるように固定保持された状態、すなわち、スライド基台61が下方に向けてスライドされて、スライド基台61の長孔61aの上端部に、高さ固定具62の蝶ネジ62aが当接し、それ以上の下方へのスライドが不能とされた状態(スライド基台61が伸長方向に最大限スライドされた状態)を示している。
尚、上記したステアリング用テーブルBの角度調整や高さ調整、その他の順序は、前記した順に必ずしも行う必要は無くどのような順に行ってもよい。
また、角度調整手段による調整可能な連結角度の範囲、及び高さ調整手段による調整可能な高さの幅は、基板60の上下方向長さ、凹設する凹部60bの上下方向長さ、スライド基台61の長孔61aの上下方向長さ等を短くする、あるいは長くすることにより、適宜、設定可能である。
次に、本実施形態に係るステアリング用テーブルBの折り畳み動作を図14及び図15に基づいて説明する。
図14(a)及び(b)に示すように、高さ固定具62の蝶ネジ62aを緩め、スライド基台61を短縮方向へ最大限スライドさせ、その状態で蝶ネジ62aを締め付けて、スライド基台61を基板60に対して移動不能に固定する。また、角度固定具63の蝶ナット63aを緩め、蝶ナット63aの頭部を角度調整プレート71の蝶ナット挿通孔71aから脱離させる。さらに、係止フック50を、固定具51を支点として係止フック50の縦辺部50aが基板60の左右何れかの側面に対向する位置に位置するように回動させる。
次いで、テーブル板70を基板60から離間させる方向へ持ち上げ、その状態で、テーブル板70の長辺と基板60の長辺とが同方向となるようにテーブル板70を略90°回転させ、図15(a)及び(b)に示すように、テーブル板70を基板60に載置する。これらは、前記した連結部8の揺動連結板81及び回動連結板82によってテーブル板70と基板60とが重なるように折り畳まれる構成とされている。
次いで、図15(c)に示すように、基板60の裏面60bに設けられた折り畳み保持手段74によって、上記のように折り畳まれた基板60とテーブル板70との折り畳み状態を保持する。すなわち、引掛けフック74cを係止ピン74dから脱離させて、角度調整プレート71の蝶ナット挿通孔71aに引っ掛けることで、折り畳み状態の保持がなされる。
前記構成とされた本実施形態に係るステアリング用テーブルBによれば、前記した第1実施形態に係るステアリング用テーブルAと同様、膨出部M2,M3を有したステアリングホイールS2,S3にも使用でき、また、角度調整、高さ調整ができ使い勝手が良い。
特に、本実施形態では、第1実施形態と比較して、角度調整も無段階的に可能とされているので、微小な角度調整が可能となる。
また、高さ調整手段を構成するスライド基台61は、使用しない際には、基板60の凹部60b内を短縮方向へスライドさせることで、基板60から突出するようなことがなく、コンパクトに収納できる。
尚、本実施形態に係るステアリング用テーブルBの上下のスペーサ部64,65を、別部材で構成せずに、基板と一体的に形成してもよく、あるいは、前記変形例で説明したように、基板に対して着脱自在とされたものとしてもよい。また、下部スペーサ部65を基板60の裏面60bに固設させずに、上下方向にスライド移動可能なものとしてもよい。これにより、下部スペーサ部65を小さく形成した場合にも種々のホイール径とされたステアリングホイールに使用できる。
また、係止フック50を、前記変形例で説明したように、引掛け度合いの調整を可能とする引掛け度合い調整手段を備えたものとしてもよい。
さらに、本実施形態では、基板60とテーブル板70の長辺の長さを略同長さとし、下部スペーサ部65の横幅をテーブル板70の短辺と略同幅としているが、それぞれ異なる長さ、幅としてもよい。このように大きさ、形状を異ならせる場合には、上記第1実施形態と同様、折り畳んだ状態で平面視してテーブル板70から基板60及び上下のスペーサ部64,65が突出することがないような構成とすることが好ましい。
尚、前記第1実施形態と本実施形態との各部材及び各手段を、それぞれの各部材及び各手段が有する機能を阻害しない限りにおいて、相互に取り替えて適用してもよい。
また、本発明において、前記係止具は、ステアリングホイールのリム上部に着脱自在に係止されるものであればどのようなものでも良いが、前記各実施形態で示したような、基板20,60に対して回動自在とされた係止フック10,50とすることで、使用しない際には、回動させることでコンパクトとなる。
さらに、本発明において、前記連結具は、基板20,60とテーブル板30,70とを折り畳み可能に連結し得るものであればどのようなものでも良いが、前記各実施形態で示したように、折り畳んだ際に、基板20,60とテーブル板30,70とが、平面視して重ね合わせられるように折り畳み可能に連結するものとすることが好ましい。また、このように折り畳んだ際に、平面視して、テーブル板30,70から基板20,60が突出しないよう、これらの形状を設定することが好ましい。
さらにまた、本発明において、前記角度調整手段は、ステアリングホイールに凭せ掛けられた基板20,60とテーブル板30,70との連結角度の調整を可能とするものであればどのようなものでもよいが、前記各実施形態で示したように、調整された連結角度を固定保持する角度固定具を備えたものとすることが好ましい。このような角度固定具としては、前記各実施形態で示したものに限られないが、バネによる付勢力やネジとナットによる締め付け力を利用したり、ピンとピン孔による係止を利用したりする等の機械的に別部材を利用したものとすることが好ましい。これにより、前記特許文献2のように係止孔に突起を係止させるものと比べて、より確実に、調整された連結角度を固定保持できる。
また、本発明において、前記高さ調整手段は、テーブル板30,70を上下方向にスライドさせて、該テーブル板の高さの調整を可能とするものであればどのようなものでも良いが、前記各実施形態で示したように、基板20,60に対して相対的にスライドするスライド部材(スライドバー10b,スライド基台61)と、該スライド部材を収容し得る収容部材(フック支持部11,凹部60b)とを備えたものとすることが好ましい。また、その調整された高さを固定保持する高さ固定具は、どのようなものでも良いが、前記角度固定具と同様、単に係止孔に突起を係止させるようなものではなく、バネによる付勢力やネジとナットによる締め付け力を利用したり、ピンとピン孔による係止を利用したりする等の機械的に別部材を利用したものとすることが好ましい。これにより、テーブル板30,70の調整された高さを、確実に固定保持できる。
本発明に係るステアリング用テーブルの一実施形態を示す概略斜視図である。 同実施形態に係るステアリング用テーブルの概略正面図である。 同実施形態に係るステアリング用テーブルの概略背面図である。 図2におけるX−X線矢視概略断面図である。 (a)、(b)は、いずれも同実施形態に係るステアリング用テーブルの使用状態を説明するための説明図である。 (a)〜(c)は、いずれも同実施形態に係るステアリング用テーブルの折り畳み動作を説明するための説明図である。 (a)、(b)は、いずれも同実施形態に係るステアリング用テーブルが備える係止フックの変形例の動作を説明するための概略側面図である。 は、いずれも同実施形態に係るステアリング用テーブルの変形例を示し、(a)は、図4におけるZ部に対応させた概略拡大断面図、(b)は、図3におけるY−Y線矢視に対応させた概略拡大断面図である。 本発明に係るステアリング用テーブルの他の実施形態を示す概略斜視図である。 同実施形態に係るステアリング用テーブルの概略正面図である。 同実施形態に係るステアリング用テーブルの概略背面図である。 図10におけるX1−X1線矢視概略断面図である。 (a)、(b)は、いずれも同実施形態に係るステアリング用テーブルの使用状態を説明するための説明図である。 (a)、(b)は、いずれも同実施形態に係るステアリング用テーブルの折り畳み動作を説明するための説明図である。 (a)〜(c)は、いずれも同実施形態に係るステアリング用テーブルの折り畳み動作を説明するための説明図である。
符号の説明
4 丁番(連結具)
8 連結部(連結具、角度調整手段)
10,50 係止フック(係止具)
10b スライドバー(高さ調整手段)
11 フック支持部(高さ調整手段)
13,62 高さ固定具
20,20A,60 基板
20b,60b 基板の裏面
23,23A,64,65 スペーサ部
24 スライド板(角度調整手段)
25 角度調整アーム(角度調整手段)
25a 係止爪片(角度調整手段、角度固定具)
26 トーションバネ(角度固定具)
30,70 テーブル板
32 係止凹溝(角度調整手段、角度固定具)
60b 基板の凹部(高さ調整手段)
60c 基板の凹溝(角度調整手段)
61 スライド基台(高さ調整手段)
61a スライド基台の長孔(角度調整手段)
62 高さ固定具
63 角度固定具
71 角度調整プレート
A,B ステアリング用テーブル
G ステアリングホイールの膨出部と基板との間の空間
M,M1,M2,M3 ステアリングホイールの膨出部
R,R1,R2,R3,R4,R5 ステアリングホイールのリム
S,S1,S2,S3 ステアリングホイール
d1,d2 リムの握り太さ
θ1,θ2,θ3,θ4 基板とテーブル板との連結角度

Claims (6)

  1. 自動車のステアリングホイールのリム上部に着脱自在に係止される係止フックと、該係止フックに連結され、前記ステアリングホイールに凭せ掛けられる基板と、該基板に連結されたテーブル板と、該テーブル板と前記基板とを折り畳み可能に連結する連結具と、該テーブル板の高さの調整を可能とする高さ調整手段と、該高さ調整手段によって調整された高さを固定保持する高さ固定具とを備え、
    前記高さ調整手段は、前記基板に対してスライド可能とされたスライド部材と、該スライド部材をスライド可能に収容するスライド収容部とを有し、
    前記高さ固定具は、前記スライド部材の手前側に位置するネジ式の締付部を有しており、該締付部が締め付けられることで、該スライド部材が前記スライド収容部に固定保持される構成とされ、
    前記係止フックは、前記基板に対して回動自在に連結され、該基板に対して回動されることで該係止フックの引掛け部が該基板の後方側へ突出しない状態に収納可能な構成とされており、
    前記基板の裏面には、前記ステアリングホイールのリムに当接するスペーサ部が設けられ、該ステアリングホイールに該基板が凭せ掛けられた際に、該ステアリングホイールの膨出部と該基板との接触を回避し得る空間が形成されることを特徴とするステアリング用テーブル。
  2. 請求項1において、
    前記スペーサ部は、前記基板に対して着脱自在とされていることを特徴とするステアリング用テーブル。
  3. 請求項1または2において、
    前記スペーサ部は、前記高さ調整手段によって調整された高さ及び/又は前記ステアリングホイールのホイール径に応じて、前記リムに当接し得るよう位置調整が可能とされていることを特徴とするステアリング用テーブル。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項において、
    前記スライド部材は、前記係止フックの引掛け部に連成されたスライドバーとされ、前記係止フックは、前記基板と前記テーブル板とが折り畳まれた状態で、該基板の裏面側に向けて回動されて、前記スライドバーの長手方向に沿ってスライドされることで、該引掛け部によって該基板と該テーブル板との折り畳み状態を保持し得る構成とされていることを特徴とするステアリング用テーブル。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項において、
    前記係止フックは、前記リムの握り太さに合わせて引掛け度合いの調整を可能とする引掛け度合い調整手段を更に備えていることを特徴とするステアリング用テーブル。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項において、
    前記ステアリングホイールに凭せ掛けられた前記基板と前記テーブル板との連結角度の調整を可能とする角度調整手段と、該角度調整手段によって調整された連結角度を固定保持する角度固定具とを更に備えていることを特徴とするステアリング用テーブル。
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