JP4095830B2 - 有機ledデバイスおよびその製造方法 - Google Patents

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    • H10K59/00Integrated devices, or assemblies of multiple devices, comprising at least one organic light-emitting element covered by group H10K50/00
    • H10K59/10OLED displays
    • H10K59/12Active-matrix OLED [AMOLED] displays

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、有機LEDに関し、より詳細にはトップエミッション構造を採用した大面積化に適する有機LEDデバイスおよび該有機LEDデバイスの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
有機LED素子は、応答速度が非常に速く自己発光素子であるため、表示装置に適用した場合には視野角も広い良好な平面型表示装置を提供できることが期待されている。このため、有機LED素子は、液晶表示装置に替わる平面型表示装置への適用が検討されている。
【0003】
上述した有機LED素子を平面型表示装置に適用する場合には、液晶表示装置と同様に、アクティブ・マトリックス駆動方法を適用することができる。アクティブ・マトリックス駆動方式が適用される有機LEDデバイスにおいては、発光構造としてトップエミッション構造またはボトムエミッション構造を採用することができることが知られている。図8には、従来知られているトップエミッション構造を使用した有機LEDデバイスの断面図を示す。
【0004】
図9に示される有機LEDデバイスは、ガラス基板上に、p型ドープされた多結晶シリコン(poly−Si)から形成された薄膜トランジスタ(TFT)構造82が形成されて構成されている。TFT構造82は、図9に示すように、絶縁膜84により上部構造から絶縁されている。また、絶縁膜84の上部には、例えばモリブデン(Mo)、ニッケル(Ni)、プラチナ(Pt)といった金属から形成された反射性のアノード86が形成されている。反射性のアノード86に隣接した上層には、ホール注入層88が形成されており、さらにその上層には、ホール輸送層90と、電子輸送層92とが形成されていて、有機LED素子の発光を可能とする構成とされている。
【0005】
図9に示した従来の有機LEDデバイスにおいては、さらに電子輸送層92の上層に、半透明となるようにカソード94が形成されているのが示されている。このカソード94は、有機LEDにより生成された光線を透過させる機能を有すると共に電子を供給する機能を有し、例えば仕事関数の小さなアルミニウム(Al)、ナトリウム(Na)、カルシウム(Ca)、マグネシウム−銀(MgAg)、バリウム(Ba)、ストロンチウム(Sr)といった材料から形成することができる。カソード94上には、バッファ層96と、ガラス質の保護層98とが形成されていて、トップエミッション構造が形成されている。
【0006】
図9に示した従来のトップエミッション構造を含んで構成される有機LEDデバイスは、TFTの寸法によらず開口率を向上させることができる点で、ボトムエミッション型の有機LEDデバイスに比較して効率的に有利であることが知られている。しかしながら、トップエミッション型として有機LEDデバイスを構成する場合には、上述したカソード94に対して透明性を付与するために非常に薄い(約10nm)膜として形成する必要がある。このため、カソード94は、高抵抗とならざるをえない、という不都合があった。
【0007】
上述したカソード94が高抵抗となるという理由から、トップエミッション型の有機LEDデバイスを表示装置として使用する場合に大面積の表示装置を製造しようとしても、画面の端部から中央部にかけてカソード自体の抵抗によるカソード電圧の電圧降下が大きくならざるをえないという不都合があった。このため、有機LEDデバイスの大面積化に伴い、画面の端部から画面の中央部までの間の電圧降下により、駆動のために必要とされる電圧をTFTに対して印加することができなくなるという不都合があった。上述したカソード94を通じた電圧降下を防止するために、カソード94上にさらにITOといった低抵抗層を製膜することも可能である。
【0008】
しかしながら、ITOが導電性を有するとはいえ、金属に比較すればITOの抵抗でもまだ抵抗は高いといわざるを得ない。このため、有機LED素子を用いて大画面、特に10数インチを超えた大画面の有機LEDデバイスを提供する場合には、従来のトップエミッション構成は、画面表示の均一性を保証することが困難で、大画面化を行う場合に大きな不都合を生じさせることが知られていた。
【0009】
図10には、トップエミッション構造を与える場合に使用される、p型ドライバTFTを使用したカソード・コモン方式のドライバ回路100を示す。図10に示された従来のドライバ回路100では、p型ドライバTFT102を使用する。ドライバTFT102のドレイン電極102dは、有機LED素子104に対して接続され、ソース電極102sがコモン電位とされ、カソード・コモン方式で駆動されているのが示されている。
【0010】
また、ドライバTFTのゲート電極102gは、スイッチングTFT108に接続されており、有機LED素子104の選択的駆動が行われる構成とされている。図10に示したトップエミッション構造においては、飽和領域におけるドライバTFT102のドレイン−ソース間電流Idsは、(Vgs−Vth)にほぼ比例して与えられることが知られている。ここで、Vgsは、ゲート−ソース間の電圧であり、Vthは、TFTのしきい値電圧である。上述したように従来のトップエミッション構造では、IdsがVgsのみの関数で与えられるため、カソード・コモン方式を採用して有機LEDの特性変動によりTFTのVgsの変動に対応している。
【0011】
表1には、有機LEDの特性変動に伴うVgsの変化を防止するために採用することができるTFTの構成をまとめて示す。表1中、○は、有機LED素子の特性変動に対応可能な構成を示し、×は、有機LED素子の特性変動に対応できないことが予測される構成を示す。
【0012】
【表1】
Figure 0004095830
【0013】
上述したように有機LED素子の特性変動だけを考慮すれば、n型TFT、およびp型TFTのいずれでも、それぞれアノード・コモン、カソード・コモン方式で対応することができることが知られている。しかしながら、n型TFTをドライバTFTとして用いて、アノード・コモン構造を形成させる場合には、後述する別の不都合が生じることになる。
【0014】
図11には、n型ドライバTFTを使用してアノード・コモン構造を形成させる場合のドライバ回路の断面構造を示す。図11に示されるように、従来のトップエミッション構造では、注入効率、発光効率が著しく低下するといった理由から、高抵抗とならざるを得ないカソードを下側の電極として配置することができない。
【0015】
このため、例えばn型TFTを使用してアノード・コモン構造を採用することによりトップエミッション構造を形成させる場合には、図11に示すようにアノード110およびカソード106用のコンタクト・ホールを画素内に形成させることが必要となる。このことは、有機LED素子108の画素における開口率の低下およびデバイス構造の複雑化を招くといった不都合を生じさせるので、効率、生産性、コストの点から現実的なものではない。一方で、n型TFTを使用してカソード・コモン方式を採用しただけでは、有機LEDの特性変動に伴うVgsの変動を抑制することができず、表示特性に劣るものと考えられていた。
【0016】
したがって、これまで、トップエミッション構造の高い開口率を保持したまま、大画面化を達成することを可能とする有機LEDデバイスが必要とされていた。
【0017】
また、トップエミッション構造の高い開口率を保持したまま、大画面化を達成することを可能とする有機LEDデバイスを製造するための方法が必要とされていた。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上述した従来の不都合に鑑みなされたものであり、本発明は、トップエミッション構造の高い開口率を保持したまま、大画面化を達成することを可能とする有機LEDデバイスを提供することを目的とする。
【0019】
また、本発明は、トップエミッション構造の高い開口率を保持したまま、大画面化を達成することを可能とする有機LEDデバイスを製造するための方法を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、本発明は、トップエミッション構造においてn型ドライバTFTを使用し、同時にアノードをアクティブ・マトリックス駆動される有機LEDデバイスの複数の画素にわたって接続するアノード・コモン構成を採用する。
【0021】
本発明では、n型ドライバTFTにおいてアノード・コモン構成を採用することにより、有機LED素子の特性変化のVgsに対する影響を最小とすることができ、特性の安定化を達成することができることが見出された。
【0022】
さらに、本発明においては、アノードは、ドライバTFTが形成されると同一の平面上に形成されたコモン電極に接続するように形成させるのではなく、ドライバTFTの上部に形成される平坦化のために形成される絶縁膜上において、コモン電極と同一のレベルに形成される。アノードは、Al、Ni、Coなどの金属といった低抵抗な材料で形成される。本発明により形成されたアノードを用いることで、複数の画素に接続されるコモン電極を低抵抗化し、大面積の有機LEDデバイスを提供することが可能となる。
【0023】
すなわち、本発明は、n型ドライバTFTを使用すると同時に、アノードを複数の画素に接続するアノード・コモン構造を採用することで、従来の構成を採用する場合に不可避的に発生する構成の複雑化を低減することを可能とする。さらに本発明は、アノードを画素毎に形成するのではなく、ライン状または平面として接続することによりコモン電極として使用することを可能とする。
【0024】
すなわち、本発明によれば、基板上に構成される有機LEDデバイスであって、該有機LEDデバイスは、
前記基板上に形成されるスイッチングTFTおよびドライバTFTと、
前記基板上に絶縁膜を介して画素ごとに形成され、かつ前記ドライバTFTに接続された有機LED素子と、
コモン電極に接続されるアノードと、前記ドライバTFTと前記絶縁膜上に形成された前記有機LED素子とを接続させるカソードとを含み、前記アノードは、複数の画素を接続して形成される
有機LEDデバイスが提供される。
【0025】
本発明の有機LEDデバイスにおいては、前記ドライバTFTは、n型アモルファス・シリコンまたはn型多結晶シリコンを活性層として含むことが好ましい。本発明の有機LEDデバイスは、前記有機LED素子は、一部が自己整合的に形成された少なくとも発光部と、電子輸送部とを含んで構成されることが好ましい。本発明の有機LEDデバイスは、前記有機LEDデバイスは、トップエミッション構造とされることが好ましい。
【0026】
本発明においては、基板上に有機LEDデバイスを製造するための製造方法であって、
前記基板上にスイッチングTFTとドライバTFTとを形成するステップと、前記スイッチングTFTと、前記ドライバTFTとを被覆する絶縁膜を形成するステップと、
前記絶縁膜上に複数の画素に共通するアノードをコモン電極として形成するステップと、
前記アノード上に前記アノードに接続する有機LED素子を形成する領域を規定するステップと、
前記領域に有機LED素子を形成するステップとを含む
有機LEDデバイスの製造方法が提供される。
【0027】
本発明の有機LEDデバイスの製造方法においては、前記有機LEDデバイスを形成するステップは、前記有機LED素子を形成する領域の周囲に突出構造を形成するステップと、
前記突出構造の内側に有機LED素子を蒸着法により一部を自己整合的に形成するステップとを含むことが好ましい。
【0028】
本発明の有機LEDデバイスの製造方法においては、少なくとも前記ドライバTFTを製造するステップは、アモルファス・シリコンまたはn型ドープされたポリシリコン活性層を形成するステップを含むことが好ましい。本発明の有機LEDデバイスの製造方法は、トップエミッション型の有機LEDデバイスを形成させることが好ましい。
【0029】
本発明によれば、基板上に構成される有機LEDデバイスであって、該有機LEDデバイスは、
前記基板上に形成されるスイッチングTFTおよびドライバTFTと、
前記基板上に絶縁膜を介して画素ごとに形成され、かつ前記ドライバTFTに接続される有機LED素子と、
前記有機LED素子を囲んで前記絶縁膜から突出したオーバーハングを含んで形成された突出部と、
コモン電極に接続されるアノードと、前記ドライバTFTと前記絶縁膜上に形成された前記有機LED素子とを接続させるカソードとを含み、前記アノードは、複数の画素を接続して形成される
有機LEDデバイスが提供される。
【0030】
本発明によれば、基板上に有機LEDデバイスを製造するための製造方法であって、
前記基板上にスイッチングTFTとドライバTFTとを形成するステップと、前記スイッチングTFTと、前記ドライバTFTとを被覆する絶縁膜を形成するステップと、
前記絶縁膜上に複数の画素に共通するアノードをコモン電極として形成するステップと、
有機LED素子を形成する領域の周囲に突出構造を形成して前記有機LED素子を形成する領域を規定するステップと、
前記アノード上に有機LED素子を前記突出構造を使用して自己整合的に蒸着法により形成するステップと、
前記突出構造を使用して前記有機LED素子を被覆する膜を自己整合的に形成するステップとを含む
有機LEDデバイスの製造方法が提供される。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に示した実施の形態に基づいて詳細に説明するが、本発明は、上述する実施の形態に限定されるものではない。図1は、本発明により構成されたアノード・コモン構造を採用した有機LEDデバイス10のドライバ回路の構成を示した図である。図1に示されるように、ドライバ回路は、n型TFTにより形成されており、n型ドライバTFT12と、n型スイッチングTFT14とが接続されて、有機LED16を駆動する構成とされている。本発明の好適な実施の形態においては、ドライバTFT12と、スイッチングTFT14とを共にn型ドープとすることが好ましい。
【0032】
しかしながら、本発明においては、ドライバTFT12と、スイッチングTFT14とをドープ・タイプの異なったTFTとして構成することも可能である。図1を参照してさらに詳細にドライバ回路を説明すると、ドライバTFT12のゲート電極12gは、キャパシタ18を介してコモン電極20に接続されている。また、ドライバTFT12のドレイン電極12dは、有機LED素子16のカソードに接続されている。また、ドライバTFT12のソース電極12sが接地されていて、アノード・コモン構造を与える構成とされている。
【0033】
ドライバTFT12のゲート電極12gは、さらにスイッチングTFT14のドレイン電極14dに接続され、ソース電極14sは、データライン22に接続され、ゲート電極14gが選択ライン24に接続されて、有機LED素子16を駆動している。図1に示されたドライバ回路が、有機LEDデバイスの画素を形成し、この画素が複数平面上に配置されてアクティブ・マトリックス型の駆動方式を可能とさせている。
【0034】
図2は、本発明の有機LEDデバイス10において採用することができるアノード・コモン構造が形成された半導体構造の断面図である。図2に示された本発明の有機LEDデバイス10のドライバ回路は、上述したようにn型TFTを含んだ半導体として構成することができる。
【0035】
本発明において使用することができるTFTとしては、これまで知られたいかなる構造でも用いることができる。しかしながら、本発明においては、n型活性層を含むTFTを使用することが、アノード・コモン構造を採用する点では必要である。また、本発明においては、製造上の都合および生産性といった点では、上述したようにドライバTFT12と、スイッチングTFT14とを同一のドープ・タイプのものとして構成することが好ましいが、製造上特に不都合が生じないのであれば、ドライバTFT12と、スイッチングTFT14とを異なったドープ・タイプとし、スイッチングTFT14については、p型活性層のTFTを用いることもできる。
【0036】
また、本発明において使用することができる活性層の材料としては、これまで知られたいかなるものでも用いることができ、本発明においては特にn型poly−Siを使用することもできるし、n型のアモルファス・シリコン(a−Si)を使用することもできる。しかしながら、有機LED素子16の負荷に関連したVgsの特性変動を抑制するという点では、本発明は、n型活性層としてa−Siを使用する場合に特に効果的に適用することができる。
【0037】
さらに、図2を参照して本発明の有機LEDデバイス10を説明すると、有機LEDデバイス10のドライバ回路は、基板26上に構成されたスイッチングTFT14と、ドライバTFT12と、それぞれのTFTを接続するためのライン28と、カソード36に各TFTを接続させるためのライン30とを含んで構成されている。基板26は種々の材料から構成することができ、例えばSiO、SiO、Si、金属酸化物といった材料から構成された基板を適宜用いることができる。
【0038】
図2に示されたドライバ回路においては、それぞれのTFT12、14は、ポリマーといった絶縁性材料から形成された絶縁膜32により上部構造から絶縁されている。絶縁膜32上には、各種のラインがこれまで知られたパターニング技術により形成されている。例えば、絶縁膜32上には、Al、Mo、Ni、ITOといった導電性の材料から形成され、ライン状、または面状にパターニングされたアノード34が、図示しないコモン電極と同一のレベルに形成されている。また、アノード34は、図示しない他の画素のアノードに接続されていて、アノード・コモン方式において有機LED素子16を駆動している。
【0039】
カソード36は、アノード34から有機LED素子16により絶縁されて配置されており、有機LED素子16を発光させることが可能な構成とされている。また、カソード36は、ビア・ホール38を介して、下層側に形成されたドライバTFT12のドレイン電極12dへと接続するライン30に接続されている。
【0040】
本発明においては、上述した構成を採用することにより、カソード36とアノード34とに対してそれぞれコンタクト・ホールを形成させることなく開口率を高めることが可能となる。また、本発明によれば、アノード34は、容易・かつ簡易な構成でコモン電極を介して他の画素へと接続させる構成を採用することができる。
【0041】
また、アノード34を面状またはライン状として導電性の高い金属などから構成することを可能とすることができるので、アノード34を低抵抗化することができる。このため、本発明は、画面の端部から中央部にかけて著しい電圧低下を生じさせることがなく、大画面化を達成することを可能とする。
【0042】
図3は、本発明の有機LEDデバイスの製造方法を示した図である。図3に示されるように、本発明においては、まず、図3(a)に示されるように、絶縁性の基板42上に、ゲート電極44と、データ信号を送るためのライン(図示せず)をパターニングする。次いで、図3(b)に示されるように、SiNx、SiOy、SiOxNyといった材料から構成されるゲート絶縁膜48およびpoly−Siまたはa−Siから構成される活性層50を堆積させ、チャネル保護層(エッチング・ストッパ)52をパターニングする。ついで、図3(c)に示されるように、Mo/Al/Moといった構成のソース電極54、ドレイン電極56をパターニングする。
【0043】
その後、図3(d)に示されるように、SiNxなどの絶縁膜58を堆積させ、絶縁膜58にコンタクト・ホール60を形成する。次いで、本発明の製造方法においては、図3(e)に示されるようにITOといった導電性膜の接続要素61を形成させて、後述する上部配線との接続要素を形成する。この接続要素61は省略することも可能だが、下層側のドライバTFTと上層側の有機LED素子との間の良好な電気的接続を得るために、形成することが望ましい。
【0044】
図4は、図3に示した製造プロセスの後に続く製造プロセスを示した図である。図4に示した製造プロセスにおいては、図4(a)に示されるように、図3(e)で形成された構造上にポリマー絶縁膜62を成膜し、コンタクト・ホール60に対応する開口64を形成させる。次いで、図4(b)に示されるように、ITO、Mo、ITO/Moといった導電性材料の層を形成する。この導電性材料の層をパターニングすることで、図4(b)に示した有機LED素子に対するアノード66を構成する。さらに、下層側に形成されたドライバTFTに対するカソードの電気的接続性を安定化させるための接続要素68をコンタクト・ホール60および開口64の内側面に、同時に構成する。この接続要素68も省略することができるが、前述したと同じ理由から、接続要素68を形成することが望ましい。
【0045】
次いで、本発明の製造プロセスにおいては、図4(c)に示すように、有機LED素子と他の構造とを絶縁するための有機絶縁膜または無機絶縁膜67を成膜させ、パターニングして、有機LED素子を構成するための領域を形成させる。有機LED素子の画定に関わらない部分67’は除去してもよいが、最終的に得られる構造の平坦性などを考慮すると、有機LEDデバイスの機能に影響しない限り除去する必要はない。
【0046】
図5は、本発明の製造プロセスにおいて、有機LEDデバイスを自己整合的に形成させるための前処理プロセスを示す。図5に示されるように本発明の前処理プロセスにおいては、フォトレジストといったポリマー膜を形成し、有機LED素子を形成する領域に隣接して突出構造69をパターニングする。この突出構造69は、本発明においては図5に示されるように、オーバーハングを有する構造とすることが望ましいが、本発明の有機LED素子が効率的に得られる限り、いかなる形状として形成することもできる。
【0047】
また、図5に示した突出構造69は、本発明においては後述するプロセスにおけるシャドウ・マスクと共に有機LED素子を構成する発光部および電子輸送部といった各層の少なくとも3方を自己整合的に形成させるために使用される。本発明においてはまた、突出構造69は、シャドウ・マスクが有機LED素子の蒸着といった成膜プロセスに際して過度の熱が加えられるのを防止してシャドウ・マスクの再利用性を高めることを可能としている。
【0048】
次いで、本発明の製造プロセスにおける特定の実施の形態においては、図6に示すように、有機LED素子16を、シャドウ・マスクMを使用して他の領域を保護させつつ、蒸着といった適切な成膜技術を使用して自己整合的に成膜する。この有機LED素子は、露出したアノード電極66上にホール注入層と、発光層と、電子輸送層といった層を含んで構成され、この際、有機LED素子の厚さは、適宜設定することができる。例えば本発明の特定の実施の形態においては、上述した有機LED素子の厚さとしては、100nm〜200nmとすることができる。
【0049】
また、本発明においては上述した各層には、発光効率を向上させるため、有機物質または無機物質などの各種のドーパントを添加することができる。本発明においてはまた、有機LED素子としては、デバイス特性といった点を考慮して、アノードと、ホール注入層と、発光層と、電子輸送層と、その他必要に応じて形成される他の機能を有する層と、カソードとを分離した構成とするさらに高次の有機LED素子を使用することもできる。
【0050】
図6に示されたシャドウ・マスクMは、シャドウ・マスクMの下部構造を保護しつつ、突出構造69と共に自己整合的に有機LED素子16の少なくとも3方向の端部を形成することを可能としている。本発明においてカラー表示装置を構成する場合には、RGBの各色に応じたシャドウ・マスクを使用してパターニングする必要がある。この場合には、各色毎に画素がずらされて構成されることになるものの、各RGBに対応する画素については、それぞれ自己整合的に形成することが容易になり、この結果マスクアライメントなどが著しく容易となる。
【0051】
その後、本発明の製造プロセスにおいては、図7に示されるように、図6において形成された有機LED素子および他の構造を被覆するように、MgAg、AlLiといった仕事関数の小さな材料からカソード76をパターニングする。前述したように、カソードは透明性を付与するために非常に薄い膜として形成される。そのため、不連続で、不安定なものとなるおそれがある。そこで、カソードとしての導電性を補い、不安定なこれら仕事関数の小さい材料を保護する目的で、ITOといった透明導電膜をカソードの上に付着することが望ましい。さらにその後、SiNxといった材料から形成されるパッシベーション膜78を成膜して、各構造を保護することにより本発明による有機LEDデバイス10が形成される。
【0052】
本発明においては、上述した突出構造69は、有機LED素子を取り囲んで形成されるので、有機LED素子を形成した後カソード76およびITOなどの要素を有機LED素子上に突出構造69を使用して自己整合的に形成することが可能となる。また、突出構造69は、オーバーハングを含んで形成されるので、隣接した画素間の絶縁も同時に確保することができる。この結果、カソード34を堆積させる際にシャドウ・マスクを用いたパターン形成が不要になり、製造プロセスを著しく効率化することができる。その後、パッシベーション膜を堆積させる。
【0053】
図8は、本発明により製造されるTFT基板80の上面図である。図8に示したTFT基板は、それぞれが複数の画素81が隣接して形成されている。1画素は、突出構造69により囲まれた領域に形成されている。突出構造69に囲まれた領域の内側には、有機LED素子16と、本発明にしたがって形成された開口64が接続要素68で被覆された、図2に示すコンタクト・ホール38とが形成されているのが示されている。また、突出構造69の内側の領域には、有機LED素子16の上部に形成されたカソードおよびパッシベーション膜が突出構造69を使用して自己整合的に形成されている。
【0054】
図6に示したように、突出構造69は、堆積プロセスにおける上流側が幅広く形成され、下流側が幅狭く形成されたオーバーハングを含む形状とされている。このため、有機LED素子16の突出構造69に隣接する側の端部が自己整合的に形成することができる。また、上部構造についても突出構造69により自己整合的に形成することができるので、製造プロセスおよびそのために必要な部材も必要とされず、製造コストを著しく低下させることができる。
【0055】
また、上述した突出構造69は、図7において説明したプロセスの後、除去することが好ましいが、本発明においてはさらに後述するプロセスおよびデバイス特性において支障が生じないかぎり残しておくこともできる。また、パッシベーション膜は、突出構造69を除去した後に形成してもよい。
【0056】
これまで、本発明を図面に示した実施の形態をもって詳細に説明してきたが、本発明は図面に示した実施の形態に限定されるものではなく、細部の構成、有機LED素子の構造、材料、製造プロセスの順などについては、同様の構成を得ることができる限り、いかなるものでも適宜適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の有機LEDデバイスのドライバ回路の構成を示した図。
【図2】 本発明のドライバ回路を構成する半導体構造の断面図。
【図3】 本発明の有機LEDデバイスの製造プロセスを示した図。
【図4】 本発明の有機LEDデバイスの製造プロセスを示した図。
【図5】 本発明の有機LEDデバイスの製造プロセスを示した図。
【図6】 本発明の有機LEDデバイスの製造プロセスを示した図。
【図7】 本発明の有機LEDデバイスの製造プロセスを示した図。
【図8】 本発明により製造される有機LEDデバイスの上面図。
【図9】 従来のトップエミッション構造の有機LEDデバイスの断面図。
【図10】 従来のカソード・コモン構造の有機LEDデバイスのドライバ回路を示した図。
【図11】 従来のn型ドープTFTを使用したアノード・コモン構造を有する有機LEDデバイスのためのドライバ回路を構成するための半導体構造の断面図。
【符号の説明】
10…有機LEDデバイス
12…ドライバTFT
14…スイッチングTFT
16…有機LED素子
18…キャパシタ
20…コモン電極
22…データ・ライン
24…選択ライン
26…基板
28…ライン
30…ライン
32…絶縁膜
34…アノード
36…カソード
38…コンタクト・ホール
42…基板
44…ゲート電極
46…ライン
48…ゲート絶縁膜
50…活性層
52…チャネル保護層(エッチングストッパ)
54…ソース電極
56…ドレイン電極
57…データ・ライン
58…絶縁膜
60…コンタクト・ホール
61…接続要素
62…ポリマー絶縁膜
64…開口
66…電極(アノード)
67、67’…絶縁膜
68…接続要素
69…突出構造
76…カソード
78…パッシベーション膜
80…TFTアレイ基板
81…画素

Claims (10)

  1. 基板上に構成される有機LEDデバイスであって、該有機ELデバイスは、
    前記基板上に形成されるスイッチングTFTおよびドライバTFTと、
    前記基板上に絶縁膜を介して画素ごとに形成され、かつ前記ドライバTFTに接続された有機LED素子と、
    コモン電極に接続されるアノードと、前記ドライバTFTと前記絶縁膜上に形成された前記有機LED素子とを接続させるカソードを含み、前記アノードは、前記ドライバTFT上に形成される前記絶縁膜上においてコモン電極と同一レベルで複数の画素を接続して形成される
    有機LEDデバイス。
  2. 前記TFTは、n型アモルファス・シリコンまたはn型多結晶シリコンを活性層として含む
    請求項1に記載の有機LEDデバイス。
  3. 前記有機LED素子は、自己整合的に形成された部分を含む少なくとも発光部と、電子輸送部とを含んで構成される
    請求項1または2のいずれか1項に記載の有機LEDデバイス。
  4. 前記有機LEDデバイスは、トップエミッション構造である請求項1〜3のいずれか1項に記載の有機LEDデバイス。
  5. 基板上に有機LEDデバイスを製造するための製造方法であって、
    前記基板上にスイッチングTFTとドライバTFTとを被覆する絶縁膜を形成するステップと、
    前記絶縁膜上に複数の画素に共通するアノードをコモン電極として形成するステップと、
    前記絶縁膜上に前記アノードに接続する有機LED素子を形成する領域を規定するステップと、
    前記領域に有機LED素子を形成するステップとを含む
    有機LEDデバイスの製造方法。
  6. 前記有機LEDデバイスを形成するステップは、前記有機LED素子を形成する領域の周囲に突出構造を形成するステップと、
    前記突出構造の内側に有機LED素子を蒸着法により自己整合的に形成するステップとを含む
    請求項5に記載の有機LEDデバイスの製造方法。
  7. 少なくとも前記ドライバTFTを製造するステップは、n型アモルファス・シリコンまたはn型ポリシリコン活性層を形成するステップを含む請求項5または6に記載の有機LEDデバイスの製造方法。
  8. トップエミッション型の有機LEDデバイスを形成させる請求項5〜7のいずれか1項に記載の有機LEDデバイスの製造方法。
  9. 基板上に構成される有機LEDデバイスであって、該有機LEDデバイスは、
    前記基板上に形成されるスイッチングTFTおよびドライバTFTと、
    前記基板上に絶縁膜を介して画素ごとに形成され、かつ前記ドライバTFTに接続される有機LED素子と、
    前記有機LED素子を囲んで前記絶縁膜から突出したオーバーハングを含んで形成された突出部と、
    コモン電極に接続されるアノードと、前記ドライバTFTと前記絶縁膜上に形成された前記有機LED素子とを接続させるカソードを含み、前記アノードは、前記ドライバTFT上に形成される前記絶縁膜上においてコモン電極と同一レベルで複数の画素を接続して形成される
    有機LEDデバイス。
  10. 基板上に有機LEDデバイスを製造するための製造方法であって、
    前記基板上にスイッチングTFTとドライバTFTとを形成するステップと、
    前記スイッチングTFTと、前記ドライバTFTとを被覆する絶縁膜を形成するステップと、
    前記絶縁膜上に複数の画素に共通するアノードをコモン電極として形成するステップと、
    有機LED素子を形成する領域の周囲に突出構造を形成して前記有機LED素子を形成する領域を規定するステップと、
    前記アノード上に有機LED素子を前記突出構造を使用して自己整合的に蒸着法により形成するステップと、
    前記突出構造を使用して前記有機LED素子を被覆するカソードを自己整合的に形成するステップを含む
    有機LEDデバイスの製造方法。
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