JP4094601B2 - カーソル管理方法及びそのプログラム - Google Patents

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本発明は、表示装置の画面上に示されるカーソルについて、その表示及び操作並びにカーソル位置での入力等を管理するカーソルの管理技術に関する。
ユーザが何らかの入力操作を行うコンピュータ等の表示装置においては、画面上で入力の位置を示すカーソルが表示され、そのカーソル位置に対する入力操作に応じてコンピュータ等での処理が行われる。例えば、パーソナル・コンピュータで文書作成編集ソフトウェア(いわゆるワープロソフト)を起動させると、画面上のカーソルを適宜操作することにより、文書中の任意の箇所にキーボードからの文字入力や文字列のコピーないし切り取り等の処理を行うことができる。
このような従来からのカーソルは、その時々の時点でユーザが入力操作の対象としている箇所を特定するものであるため、表示装置の画面中に1つだけ表示されるのが通例である。例外としては、複数のユーザが1つの表示装置を共用する場合において、その表示装置の画面中にユーザ数分のカーソルを表示する技術が特許文献1に開示されている。特許文献1では、複数の会議参加者が共用する共用表示装置がある場合において、それぞれの会議参加者が操作するカーソルを共用表示装置の画面中に表示することにより、それぞれの会議参加者がその時々の時点で入力操作の対象としている箇所を特定している。
特開2004−021595号公報(段落0009〜0017、図1〜図5)
ところで、文書作成編集ソフトウェアにおいては、文書の全体を表示装置の一画面中に表示することはできない場合が多く、通常は文書中でカーソルがある箇所を基準として一画面中に収まり切る部分だけを表示するのが一般的である。これに対し、従来からのカーソルは、上述したようにユーザが入力操作の対象としている箇所を特定するものであるため、その時点までは入力操作の対象としていなかった表示されていない部分(文書中のカーソル位置から離れた部分)の確認や編集をしようとするときには、画面中の文書の表示をスクロールしてその部分を探さなければならず、ユーザが手間のかかる操作を強いられている実情にある。
その一方で、文書作成編集ソフトウェアには、文書中の異なる部分を一画面中に表示させるウィンドウ分割の機能を備えたものもあり、カーソルがある箇所を基準とした通常の表示では表示されない部分の確認等が可能な場合もある。しかし、確認等を要する部分に応じてその都度ウィンドウ分割の機能を起動したりウィンドウ内の表示をスクロールしたりしなければならないという点でユーザに手間がかかることには変わりがなく、さらに、ウィンドウ分割をすると画面中の文書自体の表示領域は小さくなるので、文書中の一度に確認できる部分が少なくなってしまうという不都合も生じる。
また、文書作成編集ソフトウェアによる編集では、文書中で範囲を指定し、その指定した範囲にある文字列をコピーしたり切り取ったりする処理がよく行われる。これに対し、従来からのカーソルは、上述したように画面中に1つだけ表示されるのが通例となっているので、指定することができるのは連続した1つの範囲に限られる。したがって、文書中に散在する不連続な複数の範囲についてコピーないし切り取りの処理を行うためには、それぞれの範囲毎にコピーないし切り取りの処理を繰り返して行わなければならず、ユーザにとって手間のかかる操作が必要になる。それらの範囲が文書中の表示されていない部分に散在している場合には、さらに上述したスクロール等の操作も併せて必要となり、ユーザは極めて手間のかかる操作を強いられることになる。
従来からのカーソルは、以上のようにユーザの手間を要するものとなっており、ユーザに対して大きな負担をかけ、文書作成編集の操作を煩雑にする場合がある。特に、文書作成編集ソフトウェアで長い文書を取り扱うときには、ユーザの負担が増大し、文書作成編集の効率も著しく低下することになる。そして、このようなことは、文書作成編集ソフトウェアを使用する場合だけの問題ではなく、エディタ、表計算ソフトウェア及び描画ソフトウェア等のアプリケーションやその他の入力操作時にカーソルを利用するソフトウェアを使用する場合においては同様に問題となる。上記特許文献1に開示された技術によっても、それぞれのユーザにとっては、自身が入力操作の対象としている箇所を特定するカーソルが画面中に1つ表示されているという点に変わりはないので、それぞれのユーザが手間のかかる操作を強いられる場合があるという点にも変わりがなく、かかる問題を解決するには至らない。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、表示装置の画面上に示されるカーソルを利用して入力操作を行う場合において、カーソルの操作に要する手間を払拭して入力操作時の負担を軽減し、カーソルの利用と入力操作における利便性の向上を図ることができるカーソルの管理技術を提供することを目的としている。
かかる目的を達成するため、本発明に係るカーソル管理方法は、表示装置の画面上に示されるカーソルを操作する入力手段によって複数のカーソルのカーソル位置を指定し、指定された複数の前記カーソル位置を記憶する第1の過程と、前記入力手段による指示があったときに、前記第1の過程で記憶した複数のカーソル位置のうち、前記入力手段によって選択されたカーソルのカーソル位置を前記入力手段により操作可能なカーソルの位置とする第2の過程と、前記第1の過程で記憶したカーソル位置に、カーソル位置を記憶したカーソルがあることを示す印と該印に併せてカーソル番号を前記表示装置の画面上に表示させる第3の過程とを有することを特徴とする
前記第2の過程は、前記カーソルの選択時において前記カーソル番号のリストを前記表示装置に表示する場合に、前記入力手段により操作可能なカーソルのカーソル番号に併せて該カーソルが有効であることを示す印を表示し、前記操作可能なカーソル以外のカーソルのカーソル番号に併せて前記操作可能なカーソルに対する相対的な位置を示す印を表示することを特徴とする
さらに、前記入力手段がカーソル位置間の範囲を指定し、前記第1の過程は、前記範囲を特定するカーソル位置を前記指定されたカーソル位置として記憶し、前記第1の過程で記憶したカーソル位置によって特定される前記範囲に対する処理を行う第4の過程をさらに有するものとしてもよい。
一方、本発明に係るカーソル管理のプログラムは、表示装置の画面上に示されるカーソルを操作する入力手段によって複数のカーソルのカーソル位置を指定し、指定された複数の前記カーソル位置を記憶する第1の機能と、前記入力手段による指示があったときに、前記第1の過程で記憶した複数のカーソル位置のうち、前記入力手段によって選択されたカーソルのカーソル位置を前記入力手段により操作可能なカーソルの位置とする第2の機能と、前記第1の機能で記憶したカーソル位置に、カーソル位置を記憶したカーソルがあることを示す印と該印に併せてカーソル番号を前記表示装置の画面上に表示させる第3の機能とをコンピュータに実現させる
本発明によれば、入力手段によって指定されたカーソル位置を記憶しておき、前記入力手段による指示があったときに、前記入力手段により操作可能なカーソルの位置を記憶したカーソル位置とするので、前記入力手段による指示を行うことによって操作可能なカーソルの位置を予め記憶させた任意のカーソル位置にすることができる。これにより、カーソルの操作に要するユーザの手間が払拭されて入力操作時の負担が軽減し、カーソルの利用と入力操作における利便性の向上を図ることができる。
<構成>
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。図1は、本発明の一実施形態によるカーソル管理方法を適用した情報処理装置の構成を示す図である。本情報処理装置は、図示のように入力装置1、コンピュータ2及び表示装置3を備えたものとなっており、より具体的には一般に広く使用されているパーソナル・コンピュータ等によって実現される。なお、図示は省略するが、本情報処理装置には、必要に応じて画像形成装置や外部記憶装置等の他の周辺機器を設けることにしてもよい。
入力装置1は、本情報処理装置のユーザがコンピュータ2に対する入力を行う入力手段であり、文字入力等のキー操作による入力を受け付けるキーボード1aと、左右のクリック操作やドラッグ操作による選択入力等が可能なポインティング・デバイスであるマウス1bによって構成されている。
コンピュータ2は、本カーソル管理方法を実施するためのプログラムがインストールされた電子計算機であり、情報処理部2a、RAM2b及びハードディスク2cを備えている。情報処理部2aは、内部での種々の演算処理を実行するCPU等の演算部、ROM等の不揮発性メモリや更新可能に情報を記憶するキャッシュ・メモリ等の半導体メモリで構成された記憶部、及び内部での種々の動作や外部との情報授受を司る制御部等を有し、本カーソル管理方法を実施する中核を担う。RAM2bは、更新可能に情報を記憶する半導体メモリであり、情報処理部2aの演算部が演算処理用の汎用記憶領域として使用する。ハードディスク2cは、コンピュータ2にインストールされたプログラムのファイルやそのプログラムによって取り扱われる種々のデータ・ファイル等が格納されている記憶装置である。このハードディスク2cには、OS(Operating System)等の基本的なソフトウェアのプログラム・ファイルに加え、本カーソル管理方法による処理を実行するためのカーソル管理プログラムのプログラム・ファイル、入力操作時にカーソルを利用する文書作成編集ソフトウェア等のプログラム・ファイル、及びその文書作成編集ソフトウェアによって取り扱われる文書ファイル等のデータ・ファイルが格納されている。なお、コンピュータ2におけるRAM2bは、情報処理部2aの演算部が作業用に使用する汎用記憶領域なので、電子計算機の構成上は情報処理部2aの記憶部に含まれるものといってもよいが、本カーソル管理方法特有の記憶動作をすることからあえて別に明示してある(したがって、電子計算機のハードウェア構成において特に別の新たなRAMがなければならないわけではない。)。
表示装置3は、液晶ディスプレイやCRTディスプレイ等によって構成された表示手段であり、その画面上にコンピュータ2の情報処理部2aによる制御の下で所定の情報表示をする。
<動作>
次に、上記構成における本カーソル管理方法によるカーソル管理の動作について説明する。本カーソル管理方法は、入力操作時にカーソルを利用する文書作成編集ソフトウェア等のアプリケーションにおいて、以下に説明するようにユーザが任意に設定したカーソルの情報を管理することにより、見かけ上複数のマルチカーソルを利用して入力操作を行うことを可能にするものとなっている。
カーソル管理の動作は、入力操作時にカーソルを利用する文書作成編集ソフトウェア等を使用するときに、ハードディスク2cに格納されたカーソル管理プログラムを起動することによって開始される。以下の動作説明においては、このカーソル管理プログラムの起動形態の一例として、コンピュータ2にインストールされている文書作成編集ソフトウェアにおいてカーソル管理プログラムがカーソル管理ツールとして予めツールに設定されており、その文書作成編集ソフトウェアの実行中にカーソル管理ツールを選択して実行させることによりカーソル管理プログラムが起動するものとして話を進める。
(1)基本動作
始めに、入力装置1での所定の操作によって文書作成編集ソフトウェアを起動させると、表示装置3にはカーソルが1つだけある文書の画面が表示される。これにより、ユーザは、そのカーソルを利用してキーボード1aからの文字入力操作を行い、単一カーソルでの通常の入力処理や編集処理がコンピュータ2において行われる。そしてこのとき、ユーザがカーソル管理ツールを選択すると、“カーソル増加”、“カーソル削除”及び“カーソル選択”の処理のうちから実行する処理を選ぶメニューが表示装置3の画面中に表示され、ユーザが実行させる処理を選ぶことによってカーソル管理プログラムが起動される。
図2は、そのカーソル管理プログラムによるカーソル管理の処理手順を示したフローチャートである。今、表示装置3に表示されている文書中にはカーソルが1つしかないので、ユーザが入力装置1から“カーソル増加”を選んで実行させる指示入力をしたとすると、それを受けたコンピュータ2がカーソル増加処理を実行する(ステップS1での判断結果が“YES”となってステップS2へと進む。)。
ここで、入力装置1からの指示入力は、図3に示すように行う。図3は、表示装置3に表示された文書作成編集ソフトウェアの画面において、ユーザが“カーソル増加”を選んで実行させるときの指示入力形態の例を示した図である。図3中、“ファイル(F) 編集(E) 表示(V) 挿入(I) 書式(O) ツール(T)”とある部分は、この文書作成編集ソフトウェアのメニューバーであり、これらのメニュー項目のうちの“ツール(T)”にカーソル管理ツールが設定されている。メニューバー以下の部分には編集中の文書が表示されており、その文書のスクロールバーが右端部分に表示されている。なお、編集中の文書としては本明細書の冒頭部分をサンプルとして示してある。
編集中の文書において、第5行目の“本発明は、”と“表示装置”の間にある“I”の印は、ユーザが現在操作して利用しているカーソル(以下「現行カーソル」という。)である。この現行カーソルの位置は、入力装置1でのユーザの操作によって指定される。
図3においては、ユーザが入力装置1のマウス1bによって操作するマウスポインタを白抜き矢印で示してある。すなわち、ユーザは、マウス1bを操作し、マウスポインタを“ツール(T)”に移動させて選択入力(例えばマウス1bの左クリック操作)をすることによってカーソル管理ツールを選択し、続いて表示されるメニュー中の“カーソル増加”にマウスポインタを移動させて選択入力をすることによってコンピュータ2にカーソル増加処理を実行させる指示入力を行う。
カーソル増加処理では、コンピュータ2が現行カーソルをメモリに登録すると共に、その登録したカーソルを所定の形態で表示装置3に表示させる(図2のステップS2)。
メモリへの登録の処理は、情報処理部2aが現行カーソルのカーソル情報をRAM2bに書き込むことによって行う。ここで、カーソル情報は、カーソル番号、インデックス情報及び範囲指定フラグによって構成される。カーソル番号は、登録することによって増加させたカーソルに対して順に割り当てていくカーソルの識別番号である。インデックス情報は、文書中でのカーソル位置を表す情報であり、表示装置3の画面上におけるカーソルの位置座標と表示中の文書の部分に応じて情報処理部2aが文書のファイルにおける文字データ中でのカーソル位置を特定し、その特定したカーソル位置を表す情報をインデックス情報とする。範囲指定フラグは、そのカーソルがコピーないし切り取りの処理をする範囲指定箇所を示すものか否かを表すフラグであるが、後述するマウス1bのドラッグ操作によるカーソルの登録を行わないときには使用しない(範囲指定箇所を示さないものとしてRAM2bに書き込まれる。)。
登録したカーソルを表示させる処理は、RAM2bに書き込まれたカーソル情報に基づき、当該カーソル情報中のカーソル番号である既登録カーソル(RAM2bにカーソル情報が記憶されているカーソル。以下同じ。)があることを視認できる表示を当該カーソル情報中のインデックス情報の位置に表示させる。例えば、カーソルの表示色、表示濃度、形等を変更した既登録カーソルの印をインデックス情報の位置に表示させ、その印に併せてカーソル番号を表示させる。
このカーソル増加処理により、図3中のカーソルについては、カーソル番号を『マル1』、インデックス情報を『“本発明は、”と“表示装置”の間の位置』としたカーソル情報がRAM2bに記憶されてメモリへの登録がなされ、“本発明は、”と“表示装置”の間にカーソル番号マル1の既登録カーソルが表示される。
そして、カーソル増加処理を実行した後では、カーソル番号マル1の既登録カーソルと重なっている登録の済んだカーソルが引き続き入力装置1から操作可能なカーソルとなっている。したがって、そのカーソルを現行カーソルとしてユーザが操作し、ユーザの入力操作に応じた入力処理や編集処理がコンピュータ2において行われることになる(図2のステップS3)。
ここで、ユーザが現行カーソルを後方へ移動させる操作のみを行ったとすると、表示装置3における表示は図4に示すようになる。図4においては、移動させた現行カーソルが第9行目の“を行う”と“コンピュータ”の間にあり、上述した図3の指示入力による既登録カーソルは、カーソルの表示濃度を低くした同形の印によって表示されており、その印の右下にカーソル番号の“マル1”が併せて表示されている。
一方、文書中に既登録カーソルがある場合においては、現行カーソルの位置次第でユーザが文字入力等をしたときに既登録カーソルの位置がずれる(既登録カーソルのカーソル情報に変更が生じる。)。このため、コンピュータ2では、情報処理部2aがRAM2bのカーソル情報を参照して現行カーソルより後方に既登録カーソルがあるか否かを判断する(図2のステップS4)。今、現行カーソルは第9行目にあり、これ以下には既登録カーソルがないので(ステップS4での判断結果は“NO”となり)、コンピュータ2はカーソル情報に関する処理は何等行わない。また、コンピュータ2は、入力装置1からの入力により、ユーザがカーソル管理ツールを選択したか否かの判断(ステップS5)と入力及び編集の処理を終了したか否かの判断(ステップS6)も行い、ユーザがカーソル管理ツールを選択せず、かつ、入力及び編集の処理を終了しない限り、ユーザの入力操作に応じた入力処理や編集処理を引き続き続行する(ステップS5とステップS6での判断結果が共に“NO”となり、ステップS3へと戻る。)。
次に、図4に示した現行カーソルの位置でユーザが再びカーソル管理ツールを選択し、“カーソル増加”を選んで実行させる指示入力をしたとすると、上述したカーソル増加処理をコンピュータ2が再び実行する(ステップS5での判断結果が“YES”となってステップS1へと進み、ステップS1での判断結果が“YES”となってステップS2に進む。)。これにより、カーソル番号を『マル2』、インデックス情報を『“を行う”と“コンピュータ”の間の位置』としたカーソル情報がRAM2bに記憶されてメモリへの登録がなされ、“を行う”と“コンピュータ”の間にカーソル番号マル2の既登録カーソルが表示される。
このようにカーソル番号マル2のカーソルが登録された後では、カーソル番号マル2の既登録カーソルと重なっているカーソルが引き続き入力装置1から操作可能なカーソルとなっているので、そのカーソルを現行カーソルとしてユーザの入力操作に応じた入力処理や編集処理がコンピュータ2において行われることになる(ステップS3)。しかし、この時点でユーザがカーソル番号マル1の既登録カーソルを不要と判断し、カーソル管理ツールを選択して“カーソル削除”を実行させる指示入力をしたとすると、それを受けたコンピュータ2がカーソル削除処理を実行する(ステップS4での判断結果は“NO”でステップS5での判断結果が“YES”となってステップS1へ進み、ステップS1での判断結果は“NO”でステップS7へ進み、ステップS7での判断結果が“YES”となってステップS8へと進む。)。
ここで、カーソル番号マル1の既登録カーソルを削除するときの指示入力は、図5に示すように行う。図5は、図3同様の文書作成編集ソフトウェアの画面において、ユーザが“カーソル削除”を選んで実行させるときの指示入力形態の例を示した図である。すなわち、ユーザは、マウス1bを操作し、マウスポインタを“ツール(T)”に移動させて選択入力をすることによってカーソル管理ツールを選択し、続いて表示されるメニュー中の“カーソル削除”にマウスポインタをポイントする(その位置にマウスポインタを移動させて一旦停止させる。)。すると、図示のようにすべての既登録カーソルのカーソル番号リストが表示され、そのうちの削除する“カーソルマル1”にマウスポインタを移動させて選択入力をすることにより、コンピュータ2にカーソル削除処理を実行させる指示入力を行う。なお、図5においては、直前のカーソル増加処理で登録したカーソル番号マル2の既登録カーソルが表示されており、それに現行カーソルが重なった状態になっている。
カーソル削除処理では、コンピュータ2がマウス1bの選択入力によって指定されたカーソル番号の既登録カーソルをメモリから削除すると共に、その削除する既登録カーソルの表示装置3における表示を消去する(図2のステップS8)。
メモリからの削除の処理は、情報処理部2aが指定された既登録カーソルのカーソル情報をRAM2bから削除することによって行う。削除する既登録カーソルの表示を消去する処理は、削除するカーソル情報に基づき、当該カーソル情報中のインデックス情報の位置に既登録カーソルを表示させていた処理を停止することによって行う。
このカーソル削除処理により、カーソル番号マル1の既登録カーソルについては、カーソル番号を『マル1』、インデックス情報を『“本発明は、”と“表示装置”の間の位置』としたカーソル情報がRAM2bから削除され、“本発明は、”と“表示装置”の間にあったカーソル番号マル1の既登録カーソルの表示が消去される。図5においては、これを表すために便宜上カーソル番号マル1の既登録カーソルの印を波線で示してある(図示の波線の印が表示装置3の画面上で実際に表示されるわけではなく、カーソル削除処理が完了すればカーソル番号マル1の既登録カーソルの表示は消える。)。
ユーザがカーソル番号マル1の既登録カーソルを不要と判断してカーソル削除処理の指示入力をした場合には、このようにしてカーソル削除処理が実行されるが、カーソル削除処理の実行後は、引き続きユーザが現行カーソルを操作してユーザの入力操作に応じた入力処理や編集処理がコンピュータ2において行われる(図2のステップS8からステップS3に進む。)。ここでは、現行カーソルがカーソル番号マル2の既登録カーソルの位置にあるので、その位置からユーザがカーソルの操作や文字入力等を行う。
一方、カーソル番号マル2のカーソルを登録した後に、ユーザがカーソル番号マル1の既登録カーソルを不要とは判断せず、カーソル番号マル1の既登録カーソルの位置に現行カーソルを移動させようとしたとすると、ユーザは、カーソル管理ツールを選択して“カーソル選択”を実行させる指示入力を行い、それを受けたコンピュータ2がカーソル選択処理を実行する(ステップS4での判断結果は“NO”でステップS5での判断結果が“YES”となってステップS1へ進み、ステップS1での判断結果は“NO”でステップS7へ進み、ステップS7での判断結果は“NO”でステップS9へ進み、ステップS9での判断結果が“YES”となってステップS10へと進む。)。
ここで、カーソル番号マル1の既登録カーソルを選択する(現行カーソルの位置をカーソル番号マル1の既登録カーソルの位置とする)ときの指示入力は、図6に示すように行う。図6は、図3同様の文書作成編集ソフトウェアの画面において、ユーザが“カーソル選択”を選んで実行させるときの指示入力形態の例を示した図である。すなわち、ユーザは、マウス1bを操作し、マウスポインタを“ツール(T)”に移動させて選択入力をすることによってカーソル管理ツールを選択し、続いて表示されるメニュー中の“カーソル選択”にマウスポインタをポイントする。すると、図示のようにすべての既登録カーソルのカーソル番号リストが表示され、そのうちの選択する“カーソルマル1”にマウスポインタを移動させて選択入力をすることにより、コンピュータ2にカーソル選択処理を実行させる指示入力を行う。
カーソル選択処理では、コンピュータ2がマウス1bの選択入力によって選択されたカーソル番号の既登録カーソルを有効なカーソル(入力装置1からの操作が可能なカーソルと同じインデックス情報を持つカーソル。以下同じ。)に設定する(図2のステップS10)。
有効なカーソルの設定の処理は、情報処理部2aがRAM2bにある選択された既登録カーソルのインデックス情報を参照し、入力装置1からの操作が可能なカーソルの位置を参照したインデックス情報の位置に変更することによって行う。
このカーソル選択処理により、カーソル番号マル1の既登録カーソルが有効なカーソルとなり、そのカーソル位置に操作可能な現行カーソルの位置が移動する。図6においては、上記指示入力をしてから瞬時にカーソル選択処理が完了し、カーソル番号マル1の既登録カーソルに現行カーソルが重なっている状態が示されている。また、図示のように、“カーソル選択”をポイントして表示されるカーソル番号リストにおいては、有効なものと設定された既登録カーソルのカーソル番号に併せて“(有効)”の文字が表示され、他の既登録カーソルについては有効なカーソルに対する相対的な位置を表す情報(図示の例では上か下かの矢印)がカーソル番号に併せて表示される。これにより、ユーザは、“カーソル選択”を実行するときに、前回有効と設定した既登録カーソルに対して他の既登録カーソルがどこにあるかをおおよそ把握することができる。
カーソル選択処理の実行後は、有効なカーソルとして選択した既登録カーソルの位置にある現行カーソルをユーザが操作し、ユーザの入力操作に応じた入力処理や編集処理がコンピュータ2において行われる(図2のステップS10からステップS3に進む。)。ここでは、選択した有効なカーソルがカーソル番号マル1の既登録カーソルなので、カーソル選択処理の完了時には現行カーソルがカーソル番号マル1の既登録カーソルの位置にあり、その位置からユーザが現行カーソルの操作や文字入力等を行う。
ところで、カーソル番号マル2の既登録カーソルは、カーソル番号マル1の既登録カーソルよりも後方にある。したがって、カーソル番号マル1の既登録カーソルを選択したユーザが現行カーソルを移動させずに文字入力や文字削除を行ったとすると、カーソル番号マル2の既登録カーソルの位置がずれる。この場合、コンピュータ2では、情報処理部2aがRAM2bのカーソル情報を参照して現行カーソルより後方に既登録カーソルがあると判断し(ステップS4での判断結果が“YES”となり)、既登録カーソルのインデックス情報を更新する処理を行う(ステップS11)。
インデックス情報を更新する処理は、ユーザが入力した文字数や削除した文字数に応じてRAM2bに記憶されているインデックス情報を情報処理部2aが書き換えることによって行う。すなわち、情報処理部2aは、現行カーソルより後方にある既登録カーソルについて、インデックス情報が表すカーソル位置をユーザの入力文字数や削除文字数に相当する分だけ変更するようにRAM2b内のインデックス情報を書き換える。これにより、ユーザが選定した文書中での既登録カーソルの位置が保たれ、ユーザは、複数の既登録カーソルから任意に選択したカーソル位置での入力操作を行うことができる。
以後、上記同様に、ユーザの指示入力に応じてカーソル増加処理、カーソル削除処理ないしはカーソル選択処理が実行され(ステップS5からステップS1及びステップS2、ステップS7及びステップS8ないしはステップS9及びステップS10)、現行カーソルの位置での入力処理や編集処理が行われ(ステップS3)、現行カーソルより後方に既登録カーソルがある場合にはインデックス情報を更新する処理が行われる(ステップS4及びステップS11)。これにより、ユーザは、文書中に複数のカーソルを任意に設定し、設定した複数のカーソルから任意に選択したカーソルの位置での入力操作や文書内容の確認等を行うことができ、スクロールバーやウィンドウ分割の機能を利用することなく文書全体の編集を容易に行うことができる。
すなわち、ユーザは、入力装置1での操作によって指定した任意のカーソル位置でカーソル増加処理を実行させることにより、文書中のカーソルを自由に増やすことができ、増やすカーソルの数にも制約はない。また、不要なカーソルはカーソル削除処理によって随時削除することができるので、その都度カーソルの配置をより適切なものにすることもできる。そして、カーソル選択処理により、設定したカーソルのうちからどのカーソルを有効にするかを自由に選択することができるので、現行カーソルの位置を基準とした表示がなされる文書作成編集ソフトウェアでは、画面に表示する文書の部分を適宜切り換えて編集作業を行うことができる。かかる表示がなされない文書作成編集ソフトウェアにあっても、現行カーソルの位置を基準とした表示をさせるプログラムをカーソル管理プログラム中に含ませ、カーソル選択処理の実行と共に起動させることとすれば、画面に表示する文書の部分を同様に適宜切り換えて編集作業を行うことが可能である。
例えば、カーソル増加処理を繰り返してカーソル情報をメモリ上に展開させることにより各カーソルを文書中の異なる位置に散りばめておき、有効にするカーソルを切り換えることによって文書中の表示させる部分を瞬時に切り換えることができる。特に、長い文章の編集を行う場合については、これによってユーザの負担は大幅に軽減され、ユーザがカーソルを利用して入力操作を行う際の利便性が向上して文書作成編集の効率も高まる。
以上のようにしてカーソル管理ツールを利用した文書の作成編集が行われ、やがてユーザが文書作成編集ソフトウェアの使用を終了する所定の操作をすると、コンピュータ2が入力及び編集の処理を終了したと判断して(ステップS6での判断結果が“YES”となり)カーソル管理プログラムによるカーソル管理の処理は終了する。なお、RAM2bに記憶されているカーソル情報は、カーソル管理プログラムの終了と同時に削除するものとしてもよいし、編集していた文書の文書ファイルに付随するものとして文書ファイルと共に(あるいは文書ファイルの一部として)ハードディスク2c等に保存するものとしてもよい。
(2)ドラッグ処理とコピー/切り取り処理のカーソル管理
本カーソル管理方法による基本的なカーソル管理の動作は以上である。上述した図2のフローチャートが示す処理手順では、ユーザの入力操作に応じた入力処理や編集処理を行うステップS3において、マウス1bのドラッグ操作によるコピーや切り取りの処理を行う場合がある。この場合、通常のコピーないし切り取りの処理では連続した1つの範囲しか指定することができないが、以下に述べるカーソル管理の処理を実行することにより、不連続な複数の範囲を指定してコピーや切り取りの処理を行うことができる。なお、以下の処理を実行するためのプログラムは、カーソル管理プログラムのサブルーチンに当たるものである。
図7は、上述した図2のステップS3においてユーザがマウス1bのドラッグ操作を行ったときに起動されるドラッグ処理の手順を示したフローチャートである。このドラッグ処理では、ユーザがマウス1bを操作してカーソルをドラッグすると、まず、そのドラッグの開始位置にコンピュータ2がカーソル増加処理を実行する(ステップS20)。ここでのカーソル増加処理は、現行カーソルがドラッグ開始位置にあるものとして上記同様のカーソル増加処理を実行することによって行う。そして次に、そのドラッグの停止位置にコンピュータ2がカーソル増加処理を実行する(ステップS21)。ここでのカーソル増加処理は、現行カーソルがドラッグ停止位置にあるものとして上記同様のカーソル増加処理を実行することによって行う。これにより、ユーザがカーソルをドラッグすると、自動的に選択した範囲の始端と終端にそれぞれカーソルが割り当てられ、インデックス情報がドラッグ開始位置のカーソルとドラッグ停止位置のカーソルがそれぞれ登録され、ドラッグ開始位置とドラッグ停止位置にそれぞれ既登録カーソルが表示される。
続いてコンピュータ2は、登録した2つのカーソルに範囲指定フラグを立てる(ステップS22)。すなわち、インデックス情報をドラッグ開始位置としたカーソル情報とドラッグ停止位置としたカーソル情報に対し、情報処理部2aが範囲指定フラグをRAM2bに範囲指定箇所を示すものとして書き込む。その後、コンピュータ2は、RAM2bに書き込まれた範囲指定フラグに基づき、範囲指定フラグが立っているカーソル情報中のインデックス情報が表す位置の間を指定範囲として表示装置3に色反転表示させる(ステップS23)。これにより、ユーザがドラッグ操作によって指定した範囲は、その範囲を特定する対の既登録カーソルのインデックス情報がRAM2bに記憶され、かつ、ユーザが視認できる態様で表示されることとなり、ドラッグ処理は終了する。
図8は、かかるドラッグ処理によりカーソルを登録して範囲指定を行った例を示した図である。図示の例は、文書中第5行目の“本発明は、”と“表示装置”の間をドラッグ開始位置とし、“画面上”と“に示される”の間をドラッグ停止位置とするドラッグ操作をユーザが行ったものであり、ドラッグ開始位置にはカーソル番号マル2の既登録カーソルが表示され、ドラッグ停止位置にはカーソル番号マル3の既登録カーソルが表示されており、これらの既登録カーソル間の範囲である“表示装置の画面上”が指定範囲として色反転表示されている。なお、現行カーソルは、同じく第5行目の“カーソル”と“について”の間にあるカーソル番号マル1の既登録カーソルと重なっている。
以上のドラッグ処理により、ユーザは、マウス1bでのドラッグ操作を繰り返すことで任意の不連続な複数の範囲を指定することができる。そして、指定範囲のコピーないし切り取りの処理は、図9のフローチャートに示すコピー/切り取り処理を起動することによって行う。このコピー/切り取り処理の起動形態は適宜設定するものとしてよいが、例えば、画面上のコピー先ないし貼り付け先の位置でマウス1bの右クリック操作をしたときに指定範囲のコピーと貼り付けをメニュー項目として表示させ、左クリック操作により選択して起動させるものとしてもよい。
今、ユーザがコピー/切り取り処理を起動させたとすると、コンピュータ2では、情報処理部2aがRAM2bの範囲指定フラグを参照して範囲指定フラグが立っているカーソル情報を検索する(ステップS30)。これにより、範囲指定フラグが立った対の既登録カーソルがあるときは(ステップS31での判断結果が“YES”となり)、それらの既登録カーソルによって特定される指定された範囲をコピーし又は切り取って貼り付け(ステップS32)、コピー/切り取り処理を終了する。なお、範囲指定フラグが立った対の既登録カーソルがないときは(ステップS31での判断結果が“NO”となり)、コピーや切り取りの処理は行わずにそのままコピー/切り取り処理を終了する。
例えば、ユーザがマウス1bでのドラッグ操作を繰り返して上述のドラッグ処理により不連続な複数の範囲を指定し、次いでコピー/切り取り処理を起動させたとすると、それらのユーザが指定した不連続な複数の範囲を一度にコピーしたり切り取って貼り付けたりする処理を行うことができる。これにより、ユーザに対して画面中に1つだけ表示される従来からのカーソルに比べて格段に編集機能が拡張され、カーソルの利用と入力操作における利便性は大幅に向上する。
ここで、指定した複数の範囲をコピーないし切り取りの処理で貼り付ける場合には、最初に指定した範囲を先頭にして指定した順に後方へ順次指定範囲をつなげていくように貼り付けることとしてもよいし、逆に、最初に指定した範囲が最後方となるように指定した順に前方に順次指定範囲を挿入していく形で貼り付けることとしてもよい(貼り付けの順序は適宜設定するものとしてよい。)。なお、コピーではなく切り取りの処理を行う場合には、貼り付けを行った時点でブランクとなる指定範囲は削除する。
また、範囲指定フラグが立っている既登録カーソルも上述のカーソル選択処理で有効なカーソルに設定することができるので、範囲指定をしている既登録カーソルの位置に現行カーソルが移動する場合もある。この場合、既登録カーソルの位置に現行カーソルが移動した時点では範囲指定を解除しないものとし、そこから現行カーソルを移動させたときに当該既登録カーソルが一端となっている範囲指定を解除する(範囲指定箇所を示さないものに範囲指定フラグを書き換える)こととしてもよい。
<変形・応用等の例>
(1)情報処理装置
本カーソル管理方法を適用する情報処理装置は、上述した入力装置1、コンピュータ2及び表示装置3の機能を有するものであればよい。したがって、スタンドアロンのパーソナル・コンピュータ等に限らず、ネットワークの端末機やサーバ、ワークステーション、ワードプロセッサ等にも本カーソル管理方法を適用することができる。例えば、共用の画像形成装置をサーバとするネットワークでは、その端末機のコンピュータやサーバである画像形成装置に本カーソル管理方法を適用してもよい。また、カーソル増加処理等の指示入力手段としては、上述したようなマウスに限らず、スライドパッドやトラックボール等の他のポインティング・デバイスを用いることにしてもよく、あるいは、キーボード等のキー操作によって指示入力を行うものとしてもよい。
(2)カーソル情報の記憶手段
上記実施形態においては、カーソル情報の記憶手段としてコンピュータ内のRAMを用いることとしたが、他の記憶手段を用いることにしてもよい。記憶容量やアクセス速度にもよるが、例えば、ハードディスクやキャッシュ・メモリをカーソル情報の記憶手段としてもよい。
(3)カーソル管理ツール
上記カーソル管理ツールにおいて、削除した既登録カーソルが有効なカーソルに設定されたものであった場合には、その既登録カーソルの位置をユーザが確認した上でカーソル削除処理の指示入力を行ったということになる。そこで、このような場合については、既登録カーソルのうちの最新のものを有効なカーソルに設定したり、あるいは、前回有効なカーソルに選択された既登録カーソルを再び有効なカーソルに設定したりしてもよい。
(4)カーソル番号
本カーソル管理方法におけるカーソル番号の割当形態は任意であり、カーソルの登録順に対して昇順としてもよいし降順としてもよい。上記実施形態においては登録順に対して昇順としたが、降順とする場合には、カーソル増加処理を実行する度に既登録カーソルのカーソル番号をインクリメントすることとし、新たに登録するカーソルのカーソル番号をマル1とすればよい。また、画面上でのカーソル番号の表示形態も任意であり、場合によってはこれをしないことにしてもよい。
(5)対象ソフトウェア
本カーソル管理方法は、上述したような文書作成編集ソフトウェアに限らず、他の文書作成編集ソフトウェア、エディタ、表計算ソフトウェア及び描画ソフトウェア等のアプリケーションに対しても適用することが可能であり、入力操作時にカーソルを利用するソフトウェアであれば、本カーソル管理方法の適用対象とすることができる。ここで、本カーソル管理方法は、カーソルの表示態様によって制約を受けるものではないので、上記実施形態における“I”の印以外の印や記号、下線、点滅等によって示されるそれぞれのソフトウェアのカーソルに対して適用することが可能である。ただし、カーソル位置での入力操作に対して他のデータの位置が不動であるもの(例えば、表計算ソフトウェアやビットマップ系の描画ソフトウェア等)については、上述したインデックス情報を更新する処理(図2のステップS11)は不要となる。
本発明の一実施形態によるカーソル管理方法を適用した情報処理装置の構成を示す図である。 同情報処理装置のコンピュータ2にインストールされているカーソル管理プログラムによるカーソル管理の処理手順を示したフローチャートである。 同情報処理装置の表示装置3に表示された文書作成編集ソフトウェアの画面においてユーザが“カーソル増加”を選んで実行させるときの指示入力形態の例を示した図である。 カーソル増加処理の実行後にカーソルを後方へ移動させたときの表示装置3における表示例である。 同文書作成編集ソフトウェアの画面においてユーザが“カーソル削除”を選んで実行させるときの指示入力形態の例を示した図である。 同文書作成編集ソフトウェアの画面においてユーザが“カーソル選択”を選んで実行させるときの指示入力形態の例を示した図である。 ユーザがマウス1bのドラッグ操作を行ったときに起動されるドラッグ処理の手順を示したフローチャートである。 同ドラッグ処理によりカーソルを登録して範囲指定を行った例を示した図である。 範囲指定後にコピーないし切り取りの処理を行うためのコピー/切り取り処理の手順を示したフローチャートである。
符号の説明
1 入力装置
1a キーボード
1b マウス
2 コンピュータ
2a 情報処理部
2b RAM
2c ハードディスク
3 表示装置

Claims (4)

  1. 表示装置の画面上に示されるカーソルを操作する入力手段によって複数のカーソルのカーソル位置を指定し、指定された複数の前記カーソル位置を記憶する第1の過程と、
    前記入力手段による指示があったときに、前記第1の過程で記憶した複数のカーソル位置のうち、前記入力手段によって選択されたカーソルのカーソル位置を前記入力手段により操作可能なカーソルの位置とする第2の過程と
    前記第1の過程で記憶したカーソル位置に、カーソル位置を記憶したカーソルがあることを示す印と該印に併せてカーソル番号を前記表示装置の画面上に表示させる第3の過程と
    を有することを特徴とするカーソル管理方法。
  2. 前記第2の過程は、前記カーソルの選択時において前記カーソル番号のリストを前記表示装置に表示する場合に、前記入力手段により操作可能なカーソルのカーソル番号に併せて該カーソルが有効であることを示す印を表示し、前記操作可能なカーソル以外のカーソルのカーソル番号に併せて前記操作可能なカーソルに対する相対的な位置を示す印を表示することを特徴とする請求項1に記載のカーソル管理方法。
  3. 請求項1〜のいずれかの項記載のカーソル管理方法において、
    前記入力手段がカーソル位置間の範囲を指定し、
    前記第1の過程は、前記範囲を特定するカーソル位置を前記指定されたカーソル位置として記憶し、
    前記第1の過程で記憶したカーソル位置によって特定される前記範囲に対する処理を行う第4の過程をさらに有する
    ことを特徴とするカーソル管理方法。
  4. 表示装置の画面上に示されるカーソルを操作する入力手段によって複数のカーソルのカーソル位置を指定し、指定された複数の前記カーソル位置を記憶する第1の機能と、
    前記入力手段による指示があったときに、前記第1の過程で記憶した複数のカーソル位置のうち、前記入力手段によって選択されたカーソルのカーソル位置を前記入力手段により操作可能なカーソルの位置とする第2の機能と
    前記第1の機能で記憶したカーソル位置に、カーソル位置を記憶したカーソルがあることを示す印と該印に併せてカーソル番号を前記表示装置の画面上に表示させる第3の機能と
    をコンピュータに実現させるためのプログラム。
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