JP2005190369A - フォルダ管理装置、フォルダ管理方法、フォルダ管理プログラム並びに記録媒体 - Google Patents

フォルダ管理装置、フォルダ管理方法、フォルダ管理プログラム並びに記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】 フォルダツリー構造図に展開されたフォルダが煩わしい操作をしなくても見やすくなり、所望のフォルダおよびその内容を速やかに検索等できるフォルダ管理装置等を提供する。
【解決手段】 入力手段2により指示されたフォルダを表示手段1の画面上にツリー構造図として階層展開させる表示処理手段31と、階層展開されたフォルダFの名称Nがフォルダ表示エリアS1からはみ出すか否かを判定する判定手段32とを備え、フォルダ名称Nがフォルダ表示エリアS1からからはみ出すと判定されたときには、前記表示処理手段31によりフォルダ名称Nのはみ出した部位Naを半透明化して表示させる。
【選択図】 図4

Description

この発明は、パーソナルコンピュータなどに適用されて、複数の情報をフォルダ形式で管理する場合に使用されるフォルダ管理装置およびフォルダ管理方法、フォルダ管理プログラム並びに記録媒体に関する。
パーソナルコンピュータなどでは、GUI(Graphical User Interface) 制御により画面上に各種のアイコンを表示して、ユーザに対して直観的で分かりやすい操作を可能にしている。例えば、プログラム、ファイルなどをアイコンで表示し、画面上に表示しておけば、ユーザがマウスで所定のアイコンを指示するだけで、プログラムを実行したり、ファイルの内容を表示したりすることができる。このようなGUIは、コンピュータを利用した各種の管理システムや制御システムなどにおいても利用されている。
例えば、ファイル管理システムでは、複数の情報をフォルダ形式でデータベースに格納し、各情報を系統だてて管理することが行われている。このとき、データベースにフォルダを作ると、フォルダ間の包含関係を表すフォルダツリー構造図(フォルダ階層構造図)が作成され、各フォルダにフォルダ名が付けられて、フォルダアイコンと共に、ウィンドウにおけるフォルダ表示エリアに表示される。
ユーザがフォルダツリー構造図上で所定のフォルダを指示すると、その中身が表示される。すなわち、その指示したフォルダが包含され、かつその指示したフォルダの一つ下位のフォルダが表示される。このように、上位のフォルダから順次下位のフォルダを表示していくことにより、所望の情報が入っているファイルを容易に見いだすことができる。
ところで、情報が非常に多くなると、フォルダツリー構造図そのものが極めて大きくなる。ウィンドウ画面上の限られたスペースに表示されるので、上位フォルダから順次下位のフォルダを表示して、所望のフォルダを見つける作業をしていくと、フォルダツリー構造図全体がウィンドウにおけるフォルダ表示エリアに入りきらず、一部のみしか表示されなくなることがある。
このような場合、ユーザがスクロールバーを操作してフォルダツリー構造図の表示位置を上下左右に移動したり、あるいは、フォルダ表示エリア幅を拡大したりすることにより、所望のフォルダが該フォルダ表示エリアに含まれるようにしていたが、このように、ユーザが一々、フォルダツリー構造図の表示位置を移動したりするのは、かなり面倒な作業で手間がかかり、操作性に劣るという問題があった。
これを解決するため、従来、すでに、フォルダツリー構造の表示において、フォルダを操作した際に、(1)階層が深くなればなるほど、フォルダ名が表示されるように、フォルダ表示エリア幅を自動的に拡大するようにしたり、(2)フォルダ表示エリアに指定フォルダより下位階層のフォルダが表示されるように、上位フォルダを見えなくなるように移動させたり、(3)ウィンドウを2分割して、一方に上位フォルダを、他方に下位のフォルダを分けて表示させるようにした技術が提案されている(例えば、特許文献1)。
特開2000−21497号公報
しかし、上記した従来の技術(1)においては、フォルダ名が見えやすくなるようにウィンドウにおけるフォルダ表示エリアを拡大するため、ウィンドウにおけるファイル表示エリアが縮小してしまうことになり、ファイル操作がやりにくくなる。また、上記した技術(2)においては、指定したフォルダよりも上位階層のフォルダの表示を犠牲にするので、その上位階層のフォルダの操作はやりにくくなるという問題がある。さらに、上記した技術(3)においては、フォルダ名称自体が長い場合には、手動でフォルダ表示エリア幅を広げなくてはならないという問題が残るものであった。
この発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、ツリー構造図に展開されたフォルダを煩わしい操作をしなくても見やすくさせることができ、所望のフォルダおよびその内容を速やかに検索できるフォルダ管理装置、フォルダ管理方法、フォルダ管理プログラム並びに記録媒体を提供することを課題としている。
上記課題は、画面上のウィンドウにおけるフォルダ表示エリアおよびファイル表示エリアに、フォルダおよびファイルをそれぞれ表示可能な表示手段と、前記表示手段の画面上に表示されたフォルダの中から所定のフォルダの階層展開を指示するための入力手段と、前記入力手段により所定のフォルダの階層展開が指示された時に、その指示されたフォルダを基準にして、フォルダの階層をツリー構造図として作成し、フォルダを表すアイコンおよびフォルダ名称を用いて各フォルダを前記フォルダ表示エリアに表示させる表示処理手段と、前記階層展開されたフォルダの名称が前記ウィンドウにおけるフォルダ表示エリアからはみ出すか否かを判定する判定手段とを備え、前記判定手段によりフォルダ名称がフォルダ表示エリアからはみ出すと判定された際には、前記表示処理手段は、前記フォルダ名称のはみ出した部位を半透明化して表示させることを特徴とするフォルダ管理装置によって解決される。
このフォルダ管理装置では、フォルダがツリー構造で展開された際に、フォルダ名称がフォルダ表示エリアからはみ出した場合、これが判定手段により判定され、表示処理手段により、前記フォルダ名称のはみ出した部位が半透明化され表示される。従って、フォルダ表示エリアを手動で広げる操作をしなくてもフォルダ名称を理解することができる。
上記フォルダ管理装置において、前記判定手段は、階層展開されたフォルダのアイコンが前記ウィンドウにおけるフォルダ表示エリアからはみ出すか否かを判定する機能を有し、前記判定手段によりフォルダアイコンがフォルダ表示エリアからはみ出すと判定された際には、前記表示処理手段は、前記フォルダアイコン全体が表示されるように、前記フォルダ表示エリアを変更する構成としても良い。
このフォルダ管理装置では、判定手段によりフォルダアイコンがフォルダ表示エリアからはみ出すと判定された際には、表示処理手段により、前記フォルダアイコン全体が表示されるように、前記フォルダ表示エリアが変更される。
この場合、前記判定手段は、前記フォルダの階層展開がフォルダの近傍に表示されたマークを指示することで実行されたか、フォルダを直接指示することで実行されたかを判定する機能を有し、前記判定手段により、フォルダ展開が前記マークを指示することで実行されたと判定された場合には、前記表示処理手段は、展開されたフォルダアイコンが全て表示されるようにフォルダ表示エリアを変更し、フォルダを直接指示することで実行されたと判定された場合には、前記表示処理手段は、前記フォルダ名称のはみ出した部位の半透明化表示を解除する構成としても良い。
このフォルダ管理装置では、判定手段により、フォルダ展開が前記マークを指示することで実行されたと判定された場合に、展開されたフォルダアイコンが全て表示されるようにフォルダ表示エリアが変更され、フォルダを直接指示することで実行されたと判定された場合には、フォルダ名称のはみ出した部位の半透明化表示が解除される。
また、フォルダを直接指示することで実行されたと判定された場合には、前記表示処理手段は、フォルダ表示エリアの大きさを初期状態に戻すものとしても良い。
前記課題は、画面上のウィンドウにおけるフォルダ表示エリアおよびファイル表示エリアにフォルダおよびファイルをそれぞれ表示可能な表示手段における前記画面上に表示されたフォルダの中から所定のフォルダが指示された際には、その指示されたフォルダを基準にして、フォルダの階層をツリー構造図として作成し、フォルダを表すアイコンおよびフォルダ名称を用いて各フォルダを前記フォルダ表示エリアに表示するステップと、前記階層展開されたフォルダの名称が前記ウィンドウにおけるフォルダ表示エリアからはみ出すか否かを判定するステップと、前記フォルダ名称がフォルダ表示エリアからはみ出すと判定された際には、該フォルダ名称のはみ出した部位を半透明化して表示させるステップと、を備えたことを特徴とするフォルダ管理方法によっても解決される。
このフォルダ管理方法では、フォルダがツリー構造で展開された際に、フォルダ名称がフォルダ表示エリアからはみ出したことが判定されると、前記フォルダ名称のはみ出した部位が半透明化され表示される。
このフォルダ管理方法は、階層展開されたフォルダのアイコンが前記ウィンドウにおけるフォルダ表示エリアからはみ出すか否かを判定するステップと、前記フォルダアイコンがフォルダ表示エリアからはみ出すと判定された際には、前記フォルダアイコン全体が表示されるように、前記フォルダ表示エリアを変更するステップと、を備えていても良い。これにより、フォルダアイコンがフォルダ表示エリアからはみ出すと判定された際には、前記フォルダアイコン全体が表示されるように、前記フォルダ表示エリアが変更される。
さらにこの場合、前記フォルダの階層展開がフォルダの近傍に表示されたマークを指示することで実行されたか、フォルダを直接指示することで実行されたかを判定するステップと、前記フォルダ展開が前記マークを指示することで実行されたと判定された場合には、展開されたフォルダアイコンが全て表示されるようにフォルダ表示エリアを変更し、フォルダを直接指示することで実行されたと判定された場合には、前記フォルダ名称のはみ出した部位の半透明化表示を解除するするステップと、を備えていても良い。
このフォルダ管理方法では、フォルダ展開が前記マークを指示することで実行されたと判定された場合に、展開されたフォルダアイコンが全て表示されるようにフォルダ表示エリアが変更され、フォルダを直接指示することで実行されたと判定された場合には、フォルダ名称のはみ出した部位の半透明化表示が解除される。
また、フォルダを直接指示することで実行されたと判定された場合には、フォルダ表示エリアの大きさを初期状態に戻すものとしても良い。
また、前記課題は、画面上のウィンドウにおけるフォルダ表示エリアおよびファイル表示エリアにフォルダおよびファイルをそれぞれ表示可能な表示手段における前記画面上に表示されたフォルダの中から所定のフォルダが指示された際には、その指示されたフォルダを基準にして、フォルダの階層をツリー構造図として作成し、フォルダを表すアイコンおよびフォルダ名称を用いて各フォルダを前記フォルダ表示エリアに表示するステップと、前記階層展開されたフォルダの名称が前記ウィンドウにおけるフォルダ表示エリアからはみ出すか否かを判定するステップと、前記フォルダ名称がフォルダ表示エリアからはみ出すと判定された際には、該フォルダ名称のはみ出した部位を半透明化して表示させるステップと、をコンピュータに実行させるためのフォルダ管理プログラムによっても解決される。
このフォルダ管理プログラムでは、フォルダがツリー構造で展開された際に、フォルダ名称がフォルダ表示エリアからはみ出したことが判定されると、前記フォルダ名称のはみ出した部位を半透明化する動作が、コンピュータにより実行される。
前記フォルダ管理プログラムは、階層展開されたフォルダのアイコンが前記ウィンドウにおけるフォルダ表示エリアからはみ出すか否かを判定するステップと、前記フォルダアイコンがフォルダ表示エリアからはみ出すと判定された際には、前記フォルダアイコン全体が表示されるように、前記フォルダ表示エリアを変更するステップと、をコンピュータにさらに実行させるものとしても良い。
また、前記フォルダの階層展開がフォルダの近傍に表示されたマークを指示することで実行されたか、フォルダを直接指示することで実行されたかを判定するステップと、前記フォルダ展開が前記マークを指示することで実行されたと判定された場合には、展開されたフォルダアイコンが全て表示されるようにフォルダ表示エリアを変更し、フォルダを直接指示することで実行されたと判定された場合には、前記フォルダ名称のはみ出した部位の半透明化表示を解除するステップと、をコンピュータにさらに実行させるものとしても良い。
また、フォルダを直接指示することで実行されたと判定された場合には、フォルダ表示エリアの大きさを初期状態に戻すステップをコンピュータにさらに実行させても良い。
また、前記課題は、前述したフォルダ管理プログラムのいずれかが記録されているコンピュータ読み取り可能な記録媒体によっても解決される。
請求項1に係る発明によれば、フォルダがツリー構造で展開された際に、フォルダ名称がフォルダ表示エリアからはみ出しても、そのフォルダ名称におけるはみ出し部分が自動的に半透明化して表示されるので、フォルダ表示エリアを手動で広げる操作をしなくてもフォルダ名称を理解することができ、フォルダの検索が容易に行うことができる。
請求項2に係る発明によれば、フォルダがツリー構造で展開された際に、フォルダアイコンがフォルダ表示エリアからはみ出している場合には、上記フォルダ表示エリアが自動的に変更され、前記フォルダアイコン全体を見やすくできる。
請求項3に係る発明によれば、フォルダの階層展開がフォルダ近傍に表示されたマークを指示することで実行された場合には、フォルダ展開のための操作と見なされて、展開されたフォルダアイコンが全て表示されるように、自動的にウィンドウのフォルダ表示エリア幅が変更されるから、フォルダアイコン全体を見やすくできる。一方、フォルダを直接指示することで実行されたと判定された場合には、フォルダ内容の閲覧と見なされ、前記フォルダ名称のはみ出した部位の半透明化表示が解除されるから、ファイル表示エリアの良好な表示状態を確保できる。
請求項4に係る発明によれば、フォルダを直接指示することで実行されたと判定された場合には、フォルダ表示エリアの大きさが初期状態に戻されるから、ファイル表示エリアが拡大されてファイル表示エリアの表示内容をさらに見やすくできる。
請求項5に係る発明によれば、フォルダがツリー構造で展開された際に、フォルダ名称がフォルダ表示エリアからはみ出しても、そのフォルダ名称が自動的に半透明化されて表示されるので、フォルダ名称を理解することができ、フォルダ表示エリアを手動で広げる操作をしなくても、フォルダの検索を容易に行うことができる。
請求項6に係る発明によれば、フォルダがツリー構造で展開された際に、フォルダアイコンがフォルダ表示エリアからはみ出している場合には、上記フォルダ表示エリアが自動的に変更されるから、前記フォルダアイコン全体を見やすくできる。
請求項7に係る発明によれば、フォルダの階層展開がフォルダ近傍に表示されたマークを指示することで実行された場合には、フォルダ展開のための操作と見なして、展開されたフォルダアイコンが全て表示されるように、自動的にウィンドウのフォルダ表示エリア幅が変更されるから、フォルダアイコン全体を見やすくできる。一方、フォルダを直接指示することで実行されたと判定された場合には、フォルダ内容の閲覧と見なされ、前記フォルダ名称のはみ出した部位の半透明化表示が解除されるから、ファイル表示エリアの良好な表示状態を確保できる。
請求項8に係る発明によれば、フォルダを直接指示することで実行されたと判定された場合には、フォルダ表示エリアの大きさが初期状態に戻されるから、ファイル表示エリアが拡大されてファイル表示エリアの表示内容をさらに見やすくできる。
請求項9に係る発明によれば、フォルダがツリー構造で展開された際に、フォルダ名称がフォルダ表示エリアからはみ出しても、そのフォルダ名称が自動的に半透明化されて表示される動作を、コンピュータに実行させることができる。
請求項10に係る発明によれば、フォルダがツリー構造で展開された際に、フォルダアイコンがフォルダ表示エリアからはみ出している場合には、上記フォルダ表示エリアが自動的に変更する動作を、コンピュータに実行させることができる。
請求項11に係る発明によれば、フォルダの階層展開がフォルダ近傍に表示されたマークを指示することで実行された場合には、展開されたフォルダアイコンが全て表示されるように、自動的にウィンドウのフォルダ表示エリア幅が変更され、フォルダを直接指示することで実行されたと判定された場合には、フォルダ名称のはみ出した部位の半透明化表示が解除される動作を、コンピュータに実行させることができる。
請求項12に係る発明によれば、フォルダを直接指示することで実行されたと判定された場合には、フォルダ表示エリアの大きさを初期状態に戻す動作を、コンピュータに実行させることができる。
請求項13に係る発明によれば、請求項9〜12のうちのいずれかに記載のフォルダ管理プログラムが記録媒体によって提供され、これらプログラムのうちのいずれかにより規定された動作をコンピュータに実行させることができる。
以下、この発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、この発明に係るフォルダ管理装置の構成を示すブロック図であり、図2はフォルダの展開前の初期画面を示す図であり、図3は、図2の初期画面から展開されたフォルダツリー構造図の説明図である。
図1において、このフォルダ管理装置は、表示装置1と、位置入力装置2と、中央演算装置(CPUという)3と、データベース4と、記憶部5とを備えている。
前記データベース14は、情報の格納手段として機能するもので、複数の情報をフォルダ形式で格納するものであり、例えばハードディスクなどが使用される。フォルダは、周知のように、プログラムやファイルを入れる入れ物である。ファイルは、その中にファイルを包含することはできないが、フォルダは、その中にフォルダやファイルを包含できる。各フォルダは、その中に、フォルダIDやフォルダ名を持っている。このように、情報をフォルダ形式で格納することにより、各情報を系統立てて管理することができる。
前記表示装置11は、各フォルダの包含関係を表すフォルダ階層構造図としてのフォルダツリー構造図を画面上に表示したりするものであり、例えばCRTや液晶表示装置からなり、その画面には、図2及び図3に示すようなウィンドウWが開かれる。このウィンドウWは、フォルダツリー構造図が表示されるフォルダ表示エリアS1と、フォルダ内容を表示するためのファイル表示エリアS2とを備えている。
前記位置入力装置2は、前記表示装置1の画面上のフォルダ表示エリアS1に表示されたフォルダツリー構造図において、所定のフォルダFを指示するためのものであり、マウスもしくはトラックボール、あるいは、タブレットペンなどのタッチ入力ペンなどが用いられる。
前記CPU3は、表示処理部31と判定処理部32とを備えている。表示処理部31は、前記マウスなどの位置入力装置2により所定のフォルダFに対して指示を受けた時に、その指示されたフォルダFを階層展開するともに、ツリー構造図として前記表示装置1の画面上におけるフォルダ表示エリアS1に表示させるものである。なお、データベース4にフォルダを作成したり、フォルダツリー構造図を作成することは、公知の技術を用いて行うことができるので、ここでは、それらの説明を省略する。
また、判定処理部32は、階層展開されたフォルダFのフォルダ名称NおよびフォルダアイコンIが、前記フォルダ表示エリアS1からファイル表示エリアS2にはみ出すか否かを判定したり、さらに、フォルダ展開がフォルダ左側近傍に表示されたマークであるプラスサイン(「+」)P1をクリックすることで実行されたか否かを判定したり、フォルダ階層展開がフォルダFを直接クリックして実行されたもの否かを判定する機能を有している。なお、マイナスサイン(「−」)P2は、フォルダ展開を閉じる方向の動作を指示するものである。
前記表示処理部31は、前記判定処理部32によりフォルダ名称Nがフォルダ表示エリアS1からはみ出すと判定されたときには、図3に示すように、該フォルダ名称Nのはみ出した部位を半透明化して表示させるように制御する。
さらに前記表示処理部31は、フォルダ展開が前記プラスサイン(「+」)P1をクリックすることにより実行されたと判定された場合には、フォルダ展開のための指示操作と見なし、展開した下位のフォルダアイコンIが前記フォルダ表示エリアS1からファイル表示エリアS2にはみ出していれば、図4に示すように、前記アイコンIがはみ出さないように、フォルダ表示エリアS1とファイル表示エリアS2との境界Lをフォルダ表示エリアS1の拡大方向に移動させる。
また、フォルダ展開がフォルダFのアイオコIなどを直接クリックして実行されたと判定されると、そのフォルダの内容(そのフォルダに入っているファイル)を閲覧するための操作であると見なして、図5に示すように、半透明化部位Naの表示を解除するとともに、前記境界Lをフォルダ表示エリアS1の縮小方向に移動させる。あるいは図6に示すように、半透明化部位Naの表示を解除すると共に境界Lを初期設定位置に戻したりする。このような動作により、ファイル表示エリアS2の良好な表示状態を確保させるようになっている。
なお、図5及び図6については再度後述する。
前記記憶部5は、前記表示処理プログラムや判定プログラムなどを記憶する記録媒体である。この記録媒体としては、フロッピーディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM等を用いることができる。
この実施形態では、図2に示す画面初期状態において、フォルダFの横に示されているプラスサイン31をクリックするか、フォルダFを直接にクリックすることにより、そのフォルダFに含まれる下位のフォルダFが展開され、さらにその下位のフォルダFを展開指示することにより、その下位のフォルダに含まれるフォルダが展開され、こうして図3に示すように、複数のフォルダFが各アイコン及び名称を横列配置された状態で、フォルダ表示エリアS1にツリー状に表示される。
図3に示すフォルダ表示状態においては、展開されたフォルダFのうち、複数個の下位のフォルダFの名称Nの一部が、フォルダ表示エリアS1からはみ出している。
そこで、この実施形態では、フォルダ名称Nのはみ出した部位Naを半透明化してファイル表示エリアで表示させるものとしている。図3において、破線で囲った部分Naが半透明化された部分を示している。
図4は、図3の状態からさらにフォルダ横のプラスサインをクリックして、下位のフォルダを展開した状態を示している。フォルダ表示エリアS1とファイル表示エリアS2の初期状態における境界線L’を破線で示す。この境界線L’の位置から理解されるように、この境界線L’の位置では、展開された最下位のフォルダF1〜F3のアイコンI1〜I3がフォルダ表示エリアS1に表示しきれずはみ出すことになる。
そこで、この実施形態では、展開した最下位のフォルダF1〜F3のアイコンI1〜I3と望ましくはその名称Nの一部がフォルダ表示エリアS1に表示されるように、境界線Lを実線で示す位置まで移動して、フォルダ表示エリアS1を拡大する。勿論、この場合も、フォルダ表示エリアS1に表示しきれないフォルダ名称部分Naは、半透明化して表示されている。
次に、あるフォルダFが直接クリックされた場合には、ユーザがそのフォルダFの内容の閲覧を希望しているものとみなして、次のような動作が行われる。
即ち、図5に示すように、フォルダ表示エリアS1に表示しきれないフォルダ名称部分Naの半透明化表示を解除した上で、フォルダ表示エリアS1とファイル表示エリアS2の境界線Lを、図2に示す展開前の初期位置に戻す。換言すれば、フォルダ表示エリアS1のサイズを初期設定に戻す。これにより、ファイル表示エリアS2が拡大し、ファイル表示エリアS2に表示されたクリックに係るフォルダFの内容を良好に視認することができる。なお、図5では、フォルダF4がクリックされた状態を示している。
また、フォルダFが直接クリックされた場合の他の例を、図6に示す。図6では、フォルダF5がクリックされた場合を示している。
図6に示すように、フォルダ表示エリアS1に表示しきれないフォルダ名称部分Naの半透明化表示を解除した上で、フォルダ表示エリアS1とファイル表示エリアS2の境界線Lを、クリックされたフォルダF5の位置まで戻す。この場合も、ファイル表示エリアS2が拡大し、ファイル表示エリアS2に表示されたクリックに係るフォルダF5の内容を良好に視認することができる。
なお、フォルダFが直接クリックされた場合に、フォルダ表示エリアS1を縮小する方向に境界Lを移動させることなく、半透明化されているフォルダ名称部分Naの半透明化表示のみを解除する構成としても良い。
次に、上記構成のフォルダ管理装置において、フォルダFの展開指示がなされたときのフォルダ階層展開処理の流れを図7のフロチャートを参照して説明する。
図7において、S101で判定処理部32は、例えば図2の初期画面において、フォルダ(フォルダアイコンIを含む)Fが直接クリックされることによる指示か否かを判断する。フォルダFが直接クリックされたものであれば(S101の判定がYES)、S106に進む。
フォルダFが直接クリックされていなければ(S101の判定がNO)、フォルダ左端のプラスサイン(「+」)P1かマイナスサイン(「−」)P2のクリックによる指示であるから、フォルダ展開のための操作と見なしてS102に進み、判定処理部32はフォルダ展開後に表示しきれないアイコンIが存在するか否か(アイコンIがフォルダ表示エリアS1からはみ出すか否か)を判断する。
表示しきれないアイコンIが存在しなければ(S102の判定がNO)、S103に進む。表示しきれないアイコンIが存在すれば(S102の判定がYES)、S104で表示処理部31は、はみ出したアイコンIと望ましくはフォルダ名称の一部がフォルダ表示エリアS1に表示されるように、ファイル表示エリアS2との境界Lを移動してエリアS2の幅を広げ、S103に進む。
これにより、プラスサインP1がクリックされて階層展開された場合のすべてのフォルダアイコンIがフォルダ表示エリアS1内に表示される。
S103では、判定処理部32が、フォルダ名称Nを表示しきれない(フォルダ表示エリアS1からはみ出す)フォルダFが存在するか否かを判断し、フォルダ名称Nを表示しきれないフォルダFが存在しなければ(S103の判定がNO)、そのまま処理を終了する。フォルダ名称Nを表示しきれないフォルダFが存在すれば(S103の判定がYES)、S105で表示処理部31は、フォルダ名称Nの表示しきれない部分Naを図3に示すように半透明化して表示させ処理を終了する。
このように、フォルダFの階層展開によってフォルダ表示エリアS1からはみ出したフォルダ名称Nが自動的に半透明化されることにより、ユーザは、フォルダ表示エリアS1からはみ出したフォルダ名称Nを表示させるためにフォルダ表示エリアS1を拡大したりする煩わしい操作をしなくても、そのままでフォルダの検索等が容易に行える。
S101において、前記フォルダFの階層展開がフォルダFが直接クリックされて実行されたものあれば、そのフォルダFの内容(フォルダに含まれるファイル群)を閲覧するものであるとみなし、S106で、表示処理部31は半透明化表示部分Naがあればこの表示をキャンセルした後、S107に進む。
次いで、S107で判定処理部32は、フォルダ表示エリアS1とファイル表示エリアS2との境界Lが初期の位置にあるか否か(フォルダ表示エリアS1が初期の大きさであるか否か)を判断する。
フォルダ表示エリアS1とファイル表示エリアS2との境界Lが初期の位置にあれば(S107の判定がYES)、ファイル表示エリアS2が十分確保されているので、そのまま処理を終了する。フォルダ表示エリアS1とファイル表示エリアS2との境界Lが初期の位置になければ(S107の判定がNO)、S108で表示処理部31は、境界Lを、クリックされたフォルダFがなんとかフォルダ表示エリアS1内に表示できる位置(図6参照)かまたは初期の位置(図5参照)に戻して、ファイル表示エリアS2を十分確保した後、処理を終了する。
このように、フォルダF自体がクリックされることによるフォルダ展開指示があった場合には、自動的に、フォルダ名称Nの半透明化表示が解除されると共にファイル表示エリアS2が十分確保されるので、ファイル内容の閲覧を良好に行うことができる。
この発明の一実施形態に係るフォルダ管理装置を示すブロック図である。 フォルダ管理装置における表示手段に表示されたフォルダ展開前の初期画面を示す図である。 同じく下位フォルダが展開表示されたフォルダツリー構造図を示す図である。 図3の状態からさらに下位フォルダが展開表示されたフォルダツリー構造図を示す明図である。 フォルダを直接クリックした際の表示装置の表示画面の一例を示す図である。 同じくフォルダを直接クリックした際の表示装置の表示画面の他の例を示す図である。 フォルダの階層展開処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
1・・・・・・・・・・表示装置(表示手段)
2・・・・・・・・・・位置入力装置(入力手段)
31・・・・・・・・・表示処理部(表示処理手段)
32・・・・・・・・・判定処理部(判定手段)
F・・・・・・・・・・フォルダ
I・・・・・・・・・・フォルダのアイコン
L・・・・・・・・・・境界
N・・・・・・・・・・フォルダ名称
Na・・・・・・・・・半透明化部分
P1・・・・・・・・・プラスサイン
P2・・・・・・・・・マイナスサイン
S1・・・・・・・・・フォルダ表示エリア
S2・・・・・・・・・ファイル表示エリア
W・・・・・・・・・・ウィンドウ

Claims (13)

  1. 画面上のウィンドウにおけるフォルダ表示エリアおよびファイル表示エリアに、フォルダおよびファイルをそれぞれ表示可能な表示手段と、
    前記表示手段の画面上に表示されたフォルダの中から所定のフォルダの階層展開を指示するための入力手段と、
    前記入力手段により所定のフォルダの階層展開が指示された時に、その指示されたフォルダを基準にして、フォルダの階層をツリー構造図として作成し、フォルダを表すアイコンおよびフォルダ名称を用いて各フォルダを前記フォルダ表示エリアに表示させる表示処理手段と、
    前記階層展開されたフォルダの名称が前記ウィンドウにおけるフォルダ表示エリアからはみ出すか否かを判定する判定手段とを備え、
    前記判定手段によりフォルダ名称がフォルダ表示エリアからはみ出すと判定された際には、前記表示処理手段は、前記フォルダ名称のはみ出した部位を半透明化して表示させることを特徴とするフォルダ管理装置。
  2. 前記判定手段は、階層展開されたフォルダのアイコンが前記ウィンドウにおけるフォルダ表示エリアからはみ出すか否かを判定する機能を有し、
    前記判定手段によりフォルダアイコンがフォルダ表示エリアからはみ出すと判定された際には、前記表示処理手段は、前記フォルダアイコン全体が表示されるように、前記フォルダ表示エリアを変更する請求項1に記載のフォルダ管理装置。
  3. 前記判定手段は、前記フォルダの階層展開がフォルダの近傍に表示されたマークを指示することで実行されたか、フォルダを直接指示することで実行されたかを判定する機能を有し、
    前記判定手段により、フォルダ展開が前記マークを指示することで実行されたと判定された場合には、前記表示処理手段は、展開されたフォルダアイコンが全て表示されるようにフォルダ表示エリアを変更し、フォルダを直接指示することで実行されたと判定された場合には、前記表示処理手段は、前記フォルダ名称のはみ出した部位の半透明化表示を解除する請求項2に記載のフォルダ管理装置。
  4. フォルダを直接指示することで実行されたと判定された場合には、前記表示処理手段は、フォルダ表示エリアの大きさを初期状態に戻す請求項3に記載のフォルダ管理装置。
  5. 画面上のウィンドウにおけるフォルダ表示エリアおよびファイル表示エリアにフォルダおよびファイルをそれぞれ表示可能な表示手段における前記画面上に表示されたフォルダの中から所定のフォルダが指示された際には、その指示されたフォルダを基準にして、フォルダの階層をツリー構造図として作成し、フォルダを表すアイコンおよびフォルダ名称を用いて各フォルダを前記フォルダ表示エリアに表示するステップと、
    前記階層展開されたフォルダの名称が前記ウィンドウにおけるフォルダ表示エリアからはみ出すか否かを判定するステップと、
    前記フォルダ名称がフォルダ表示エリアからはみ出すと判定された際には、該フォルダ名称のはみ出した部位を半透明化して表示させるステップと、
    を備えたことを特徴とするフォルダ管理方法。
  6. 階層展開されたフォルダのアイコンが前記ウィンドウにおけるフォルダ表示エリアからはみ出すか否かを判定するステップと、
    前記フォルダアイコンがフォルダ表示エリアからはみ出すと判定された際には、前記フォルダアイコン全体が表示されるように、前記フォルダ表示エリアを変更するステップと、
    を備えている請求項5に記載のフォルダ管理方法。
  7. 前記フォルダの階層展開がフォルダの近傍に表示されたマークを指示することで実行されたか、フォルダを直接指示することで実行されたかを判定するステップと、
    前記フォルダ展開が前記マークを指示することで実行されたと判定された場合には、展開されたフォルダアイコンが全て表示されるようにフォルダ表示エリアを変更し、フォルダを直接指示することで実行されたと判定された場合には、前記フォルダ名称のはみ出した部位の半透明化表示を解除するするステップと、
    を備えている請求項6に記載のフォルダ管理方法。
  8. フォルダを直接指示することで実行されたと判定された場合には、フォルダ表示エリアの大きさを初期状態に戻す請求項7に記載のフォルダ管理方法。
  9. 画面上のウィンドウにおけるフォルダ表示エリアおよびファイル表示エリアにフォルダおよびファイルをそれぞれ表示可能な表示手段における前記画面上に表示されたフォルダの中から所定のフォルダが指示された際には、その指示されたフォルダを基準にして、フォルダの階層をツリー構造図として作成し、フォルダを表すアイコンおよびフォルダ名称を用いて各フォルダを前記フォルダ表示エリアに表示するステップと、
    前記階層展開されたフォルダの名称が前記ウィンドウにおけるフォルダ表示エリアからはみ出すか否かを判定するステップと、
    前記フォルダ名称がフォルダ表示エリアからはみ出すと判定された際には、該フォルダ名称のはみ出した部位を半透明化して表示させるステップと、
    をコンピュータに実行させるためのフォルダ管理プログラム。
  10. 階層展開されたフォルダのアイコンが前記ウィンドウにおけるフォルダ表示エリアからはみ出すか否かを判定するステップと、
    前記フォルダアイコンがフォルダ表示エリアからはみ出すと判定された際には、前記フォルダアイコン全体が表示されるように、前記フォルダ表示エリアを変更するステップと、
    をコンピュータにさらに実行させる請求項9に記載のフォルダ管理プログラム。
  11. 前記フォルダの階層展開がフォルダの近傍に表示されたマークを指示することで実行されたか、フォルダを直接指示することで実行されたかを判定するステップと、
    前記フォルダ展開が前記マークを指示することで実行されたと判定された場合には、展開されたフォルダアイコンが全て表示されるようにフォルダ表示エリアを変更し、フォルダを直接指示することで実行されたと判定された場合には、前記フォルダ名称のはみ出した部位の半透明化表示を解除するステップと、
    をコンピュータにさらに実行させる請求項10に記載のフォルダ管理プログラム。
  12. フォルダを直接指示することで実行されたと判定された場合には、フォルダ表示エリアの大きさを初期状態に戻すステップをコンピュータにさらに実行させる請求項11に記載のフォルダ管理プログラム。
  13. 請求項9〜12のうちのいずれかに記載のフォルダ管理プログラムが記録されているコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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