JP4094531B2 - スイッチ用押釦構造及びその取付構造 - Google Patents

スイッチ用押釦構造及びその取付構造 Download PDF

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本発明はスイッチ用押釦構造及びその取付構造に関し、特に携帯電話機などの携帯型情報端末におけるシートスイッチ用の押釦構造及びその取付構造に関するものである。
携帯電話機等の携帯型情報処理端末には、図8に示す如く、押釦スイッチが用いられており、前側筐体1の操作面上にはキーシートスイッチが配置され、本体の側面においては前側筐体1と後側筐体2との間に、側面スイッチ用の押釦3が挟み込まれるように取付けられている。この側面スイッチ用押釦3は、図9に断面取付構造を示す如く、中央厚肉部31と、その周囲に設けられて中央厚肉部31を支持するリング状薄肉部32と、このリング状薄肉部32の最外周に設けられたリング状嵌合部33とからなっている。これら中央厚肉部31、リング状薄肉部32及びリング状嵌合部33は弾性材からなっている。
この側面スイッチ用押釦3は、図示する如く、そのリング状嵌合部33が前側筐体1の嵌合溝11に圧入されることにより、本体に固定されている。その状態において、中央厚肉部31の底面が、回路基板5上に設けられている接点スイッチ4と接触するように位置決めされている。
ここで、特許文献1を参照すると、携帯型情報端末におけるキーシートスイッチ用のキーシートゴムの構造が開示されており、このキーシートゴムを筐体の嵌合溝に嵌め込む際に、キーシートゴムの外周に設けたリブの弾性変形力、すなわち圧縮力を用いて行い、位置決めと防沫構造の両者を目指したものが提案されている。
特開平10−162686号公報
図9に示した構造においては、キー操作時における遊びを極力排除すべく、リング状嵌合部33の高さHを、嵌合溝11の幅Wとほぼ等しくして、両者間のクリアランス(隙間)をでるだけなくすように設計されている。クリアランスが少ないために、個々の部品の寸法のバラツキに起因して、図10の拡大図に示す如く、リング状嵌合部33を嵌合溝11に嵌合する際に、圧入現象が発生し、嵌合部33が嵌合溝11に引っ掛り、嵌合溝11の奥まで嵌合部33が挿入されず、その結果、図9に示した接点スイッチ4に対して、スイッチ用押釦3の中央厚肉部31の底面が接触しなくなり、キー動作が不完全になり、信頼性が低下する。すなわち、部品のバラツキや挿入力のバラツキにより不具合発生率が大となるという問題がある。
また、上述した特許文献1の構造においては、リブと嵌合溝との間のクリアランスをなくして、防沫効果を高めるものであるから、両者の嵌合時には圧入現象が発生して、リブが溝に引っ掛ることは避けらず、よって嵌合溝の奥までリブが挿入されない場合が生じ、上記と同様な欠点がある。
本発明の目的は、筐体の嵌合溝に押釦の嵌合部を嵌め込む際に、両者間の引っ掛りをなくして筐体への取付けが完全になされ得るようにしたスイッチ用押釦構造及びその取付構造を提供することである。
本発明によるスイッチ用押釦構造は、スイッチ用押釦となる弾性中央厚肉部と、前記中央厚肉部を支持すべくその外周に設けられた弾性リング状薄肉部と、前記リング状薄肉部の先端外周部に設けられ前記スイッチの取付け筐体側の嵌合溝に嵌合自在な弾性リング状嵌合部とを含む押釦構造であって、前記リング状嵌合部は、前記嵌合溝への挿入時には該溝と所定のクリアランスを有し、かつ弾性変形時には伸長して該溝と接触するよう構成されており、前記リング状嵌合部は、その垂直断面が略“く”の字状とされ、この“く”の字状の高さが前記溝の幅より小とされ、かつ、前記“く”の字状の先端付近に、前記溝の底面と接触する柱状のリブが設けられていることを特徴とする。
本発明によるスイッチ用押釦構造の取付構造は、スイッチ用押釦となる弾性中央厚肉部と、前記中央厚肉部を支持すべくその外周に設けられた弾性リング状薄肉部と、前記リング状薄肉部の先端外周部に設けられ前記スイッチの取付け筐体側の嵌合溝に嵌合自在な弾性リング状嵌合部とを有し、前記リング状嵌合部は、前記嵌合溝への挿入時には該溝と所定のクリアランスを有し、かつ弾性変形時には伸長して該溝と接触するよう構成されており、前記リング状嵌合部は、その垂直断面が略“く”の字状とされ、この“く”の字状の高さが前記溝の幅より小とされた押釦構造と、
前記嵌合溝とを含み、
前記嵌合溝はその底部の角部にテーパ部を有し、前記リング状嵌合部の“く”の字状の先端部が前記テーパ部と接触するよう構成されていることを特徴とする押釦取付構造。
本発明の作用を述べる。スイッチ用押釦の筐体取付用の嵌合部を、筐体側の嵌合溝への挿入時には該溝と所定のクリアランスを有し、かつ弾性変形時には伸長して該溝と接触する構造とする。よって、嵌合部を嵌合溝へ挿入する時には、クリアランスのために両者の引っ掛かりがなくスムーズな挿入が可能となる。そして、嵌合部が嵌合溝の底面に達した時に、更に押圧すれば、その押圧力により嵌合部が弾性変形して伸長し、嵌合溝の壁面に接触して、固定が可能となる。
本発明による第一の効果は、スイッチ用押釦を筐体に組込む際に、嵌合溝への引っ掛りをなくして容易に嵌合溝への嵌め込みが可能となることである。その理由は、押釦の嵌合部と筐体の嵌合溝との間にクリアランスを設けておき、嵌合部が嵌合溝の底部に達したときに始めて、その弾性変形により嵌合部の長さが溝幅より大となるように構成したからである。
本発明による第二の効果は、装置への他部品の組立て時に、既に筐体に組込み済みのスイッチ用押釦のズレや脱落が防止可能となることである。その理由は、嵌合部が嵌合溝の底部に達したときに始めて、その弾性変形により嵌合部が嵌合溝に嵌合するよう構成したからである。
本発明による第三の効果は、部品や挿入力のバラツキによる不具合発生率の低減が可能となることである。その理由も上記と同様である。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。図1は本発明の一実施の形態を示すスイッチ用押釦3の全体構成の斜視図であり、図2は図1のB−B線に沿う矢視方向断面図である。図1,2を参照すると、本実施の形態のスイッチ用押釦3の構造は、中央厚肉部31と、その外周に設けられてこの中央厚肉部31を支持するリング状薄肉部32と、このリング状薄肉部32の最外周に設けられたリング状嵌合部34とを有しており、これ等各部31,32,34は弾性材による一体成型構造となっている。
リング状嵌合部34は、図8〜10において説明した如く装置本体の前側筐体1の嵌合溝11(図3参照)に嵌め込まれて、スイッチ用押釦3が装置本体に取付けられることになる。このリング状嵌合部34の部分の構造が本発明の特徴となる。すなわち、このリング状嵌合部34の垂直断面において、略“く”の字状となる様に形成しておき、この“く”の字状部分の高さHを、嵌合溝11の幅Wよりも小としておく(図3参照)。すると、図3の上図に示す如く、スイッチ用押釦3を前側筐体1に取付ける際に、この嵌合部34と嵌合溝11との間には、クリアランス(隙間)Aが生ずることになる。従って、嵌合部34を嵌合溝11へ嵌め込む際に、嵌合部34が嵌合溝11に引っ掛ることがなくなって、スムーズに嵌合溝11の底部まで嵌合部34が挿入される。
更に、スイッチ用押釦3が加圧されると、図3の下図に示す如く、嵌合部34の“く”の字部分が嵌合溝11の底面に接触して加圧され、この“く”の字部分が弾性変形により引き延ばされることになる。この弾性変形して伸長したときの嵌合部34の長さ(高さ)を嵌合溝11の幅Wよりも大となるように設定しておけば、嵌合溝の壁面と接触して押釦3の固定ができることになる。
図4は本発明の他の実施の形態を説明する図である。本例では、スイッチ用押釦3の構造は図1及び図2のそれと同一であるが、装置本体の前側筐体1の嵌合溝11の形状に、工夫が施されている。すなわち、嵌合溝11の底面部分の角部に、テーパ(傾斜面)12を設けた構造となっている。すなわち、嵌合部34の“く”の字部分の先端部に対応する溝11の角部に、テーパ12が設けられている。そのために、テーパ12を設けない先の実施の形態に比較して、嵌合部34の“く”の字部分の先端が、より早く溝11のテーパに接触して、更なる加圧による弾性変形がよりスムーズに大きく生ずることになるのである。
図5及び図6は本発明の更に他の実施の形態を示す図であり、図5はその全体斜視図、図6は図5のC−C線に沿う矢視方向断面図であって、図1及び図2と同等部分は同一符号にて示している。本実施の形態においては、図1及び図2の実施の形態の構造に対して、リング状嵌合部34の嵌合溝11との嵌合部分に、柱状の突出したリブ35を付加しており、他の構造は先の実施の形態と同一である。この柱状リブ35は嵌合部34の“く”の字状の先端に近い部分に設けられている。
このような構造の嵌合部34が、図7の上図に示す如く、嵌合溝11へ挿入されて、溝11の底面に達したとき、リブ35が当該溝11の底面に接触する。この状態で、更に加圧されると図7の下図に示す如く嵌合部34の弾性変形が生じて、その“く”の字部が伸長して、先の実施の形態と同じ様に、溝11に接触して固定される。このとき、リブ35の存在により、“く”の字部分の弾性変形量が、先の実施の形態のそれよりも増大するので、同じ加圧力でも、その弾性変形量が大となり、より少ない加圧力でスイッチ用押釦の固定が可能となる。
以上述べた実施の形態においては、携帯電話機のスイッチ用押釦に適用した場合を示したが、これに限らず、例えばPHS(Personal Handy Phone)や、無線機器、家庭用ゲーム機、携帯情報端末等の操作用キースイッチの押釦に適用可能であることは明らかである。
本発明の一実施の形態によるスイッチ用押釦の斜視図である。 図1のB−B線に沿う矢視方向断面図である。 図1の押釦と本体側の嵌合溝との関係を示す図である。 本発明の他の実施例によるスイッチ用押釦取付構造を示す図である。 本発明の更に他の実施例によるスイッチ用押釦の斜視図である。 図5のC−C線に沿う矢視方向断面図である。 図5の押釦と本体側の嵌合溝との関係を示す図である。 携帯電話機の外観図である。 図8の携帯電話機の本体側面に設けられた従来のスイッチ用押釦の断面図である。 図9の押釦と本体側の嵌合溝との関係を示す図である。
符号の説明
1 前側筐体
2 後側筐体
3 スイッチ用押釦
11 嵌合溝
12 テーパ部
31 中央厚肉部
32 リング状薄肉部
34 リング状嵌合部
35 柱状リブ

Claims (2)

  1. スイッチ用押釦となる弾性中央厚肉部と、前記中央厚肉部を支持すべくその外周に設けられた弾性リング状薄肉部と、前記リング状薄肉部の先端外周部に設けられ前記スイッチの取付け筐体側の嵌合溝に嵌合自在な弾性リング状嵌合部とを含む押釦構造であって、
    前記リング状嵌合部は、前記嵌合溝への挿入時には該溝と所定のクリアランスを有し、かつ弾性変形時には伸長して該溝と接触するよう構成されており、
    前記リング状嵌合部は、その垂直断面が略“く”の字状とされ、この“く”の字状の高さが前記溝の幅より小とされ、かつ、前記“く”の字状の先端付近に、前記溝の底面と接触する柱状のリブが設けられていることを特徴とする押釦構造。
  2. スイッチ用押釦となる弾性中央厚肉部と、前記中央厚肉部を支持すべくその外周に設けられた弾性リング状薄肉部と、前記リング状薄肉部の先端外周部に設けられ前記スイッチの取付け筐体側の嵌合溝に嵌合自在な弾性リング状嵌合部とを有し、前記リング状嵌合部は、前記嵌合溝への挿入時には該溝と所定のクリアランスを有し、かつ弾性変形時には伸長して該溝と接触するよう構成されており、前記リング状嵌合部は、その垂直断面が略“く”の字状とされ、この“く”の字状の高さが前記溝の幅より小とされた押釦構造と、
    前記嵌合溝とを含み、
    前記嵌合溝はその底部の角部にテーパ部を有し、前記リング状嵌合部の“く”の字状の先端部が前記テーパ部と接触するよう構成されていることを特徴とする押釦取付構造。
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