JP4094500B2 - 鋼管又はステンレス鋼管からなる支柱 - Google Patents
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Description
【0001】
本発明は、道路照明用ポール、交通信号用ポール及び電光式道路標識用ポールなどに用いられる、耐曲げ応力性に優れた鋼管又はステンレス鋼管からなる支柱に関する。
【従来の技術】
【0002】
上記のようなポールなどに用いられる鋼管又はステンレス鋼管からなる支柱は、横風により曲げ応力を受けるので、支柱に用いられる金属材料の許容曲げ応力を超えると、倒壊に至る。
【0003】
特に、支柱の基部近傍には、安定器やジョイントボックスなどの電気機器を取り付ける必要があるので、これらを支柱の内部に収納するために、支柱の基部近傍の側壁に開口部が形成され、その上に蓋が設置される。この開口部は、その分だけ、鋼管又はステンレス鋼管からなる柱から金属実肉部が切り欠きの状態となり、このため、支柱開口部の存在によって曲げ応力度が増加する。
【0004】
ここで、許容曲げ応力度は、社団法人 日本照明器具工業会規格「照明用ポール強度計算基準」(JIL 1003:2003)にみるように、金属管支柱に用いられる金属材料の種類により一義的に定められている。
【0005】
そして、曲げ応力度σは支柱が受ける曲げモーメントMを断面係数Zで除したものであり、σ=M/Zの関係にある。この曲げモーメントMは、横からの風荷重を受けて支柱に発生するものであり、支柱の投影面積、すなわち、支柱を正面あるいは側面から見たときの面積に依存する。許容曲げ応力度を算定するときの風速は60m/secと設定されている。また、断面係数Zは支柱の横断面積に依存する。
【0006】
したがって、金属管支柱の形状、高さ、外径及び肉厚は、支柱の金属材料毎に定められている許容曲げ応力度を下回るように、設計されている。
【0007】
ところが、支柱に開口部があると、支柱から金属実肉部が切り欠きの状態となるので、その分、開口部の断面係数が低下し、開口部下端における曲げ応力度σが増加するので、そのままでは、許容曲げ応力度σのより大きい金属材料を用いなければならないことになる。
【0008】
この開口部の存在による曲げ応力度の増加を抑制するために、開口部を覆う外付け型の補強部材を設置して、開口部を補強した後、蓋を設置することが行われている。
【0009】
非特許文献1には、矩形状の開口部の外面に、断面コの字形の枠体を隅肉溶接し、支柱開口部の変形を防止する、外付け型の補強部材が記載されている。
【0010】
図3(a)は、鋼管又はステンレス鋼管からなる支柱について、外付け型の補強部材による開口部の補強を示す従来例の正面図である。そして、図3(b)は図3(a)の開口部2のA−A面における断面図であり、図3(c)は図3(a)の開口部上端から上に離れた部分にあるB−B面の断面図である。
【0011】
外径D0かつ肉厚t0の管1の一部を中心角θで長さLだけ短冊状に切り欠いて、開口部2が形成されている。したがって、図3(b)にみるように、開口部断面は中心角が360°−θの実肉部が存在している。その開口部の外周の外面には、断面コの字形の枠体5が隅肉部11において溶接されている。この枠体は、ボルト穴12を有し、安定器やジョイントボックスなどの電気機器を開口部を通して、支柱の内部に収納した後に、蓋(図示せず)が取り付けられ、ボルト9により固定される。
図3(c)にみるように、開口部上端から上に離れた部分には補強枠体は設置されていない。管1は、開口部上端から上に離れた部分においても、支柱基部から支柱先端部まで同一の外径と肉厚で形成される直管柱の場合は、外径D0かつ肉厚t0である。
【0012】
【非特許文献1】
「道路・トンネル照明器材仕様書」p.2-10、平成13年4月発行、社団法人建設電気技術協会
【発明が解決しようとする課題】
【0013】
前述の従来例の鋼管又はステンレス鋼管からなる支柱の開口部の、外付け型の補強部材は、枠体や蓋が支柱の外面に突出しているため、支柱の近傍を通る歩行者の障害となる恐れがある。
【0014】
また、外付け型の補強部材は鋼管又はステンレス鋼管からなる支柱の外周に溶接をする必要があるので、そのための作業の手間がかかるという問題がある。
【0015】
本発明は上記した従来の問題点を解決するものであり、曲げモーメント5000N・m以上の応力を支柱基部に受ける側壁に開口部を有する鋼管又はステンレス鋼管であって、補強部材を用いることなく、支柱の基部近傍の側壁に形成される開口部の存在による曲げ応力度の増加が抑制されている鋼管又はステンレス鋼管からなる支柱を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0016】
本発明者は、曲げモーメント5000N・m以上の応力を支柱の基部に受ける場合には、支柱開口部の存在によって曲げ応力度が増加するが、外付け型の補強部材は、前記の欠点を有することから、補強部材に代わる補強手段を検討した。その結果、鋼管又はステンレス鋼管からなる支柱の開口部断面の実肉部を強化することによって、補強部材を設けなくても、曲げ応力度の増加を抑制できるとの着想を得た。本発明は、この着想に基づき完成されたものである。
【0017】
本発明の鋼管又はステンレス鋼管からなる支柱は、曲げモーメント5000N・m以上の応力を支柱基部に受ける側壁に開口部を有する支柱であって、支柱開口部の存在による曲げ応力度の増加を、補強部材を用いることなく、次の(1)又は (2)の手段により抑制することを特徴とする。
(1) 開口部断面の実肉部の壁厚を、開口部以外の断面の実肉部の壁厚より厚くする。
(2) 開口部断面の実肉部の外径を、開口部以外の断面の実肉部の外径より大きくする。
【0018】
そして、このように、(1)又は (2)の手段が施された鋼管又はステンレス鋼管からなる支柱は、安定器やジョイントボックスなどの電気機器を開口部を通して、支柱の内部に収納した後に、開口部の上に蓋が設置される。蓋は、ボルトナット等により固定することができるので、電気設備等のメンテナンスの際には容易に取り外すことができる。
【0019】
ここで、「開口部断面の実肉部」とは、「鋼管又はステンレス鋼管からなる支柱の一部を、長さL×中心角度θの大きさの短冊状に切り欠いて、開口部を形成したときの残りの、長さL×中心角度360°−θの実肉部」を意味する。本発明においては、支柱開口部断面の実肉部のみに、上記(1)又は (2)の手段を施せば足りる。
【0020】
本発明に係る鋼管又はステンレス鋼管からなる支柱は、直管柱であってもよいし、テーパー管柱であってもよい。また、途中に段差を有するものでもよい。
【0021】
次に、本発明に係る鋼管又はステンレス鋼管からなる支柱のポール先端部分には、道路照明灯、交通信号、道路標識等が取り付けられるが、その取り付け部分のポール先端部分の形状には、特に制約はない。すなわち、直線形、円弧形、折線形、Y形、逆L形、アーチ形など、いずれの形状のものであってもよい。
【0022】
また、本発明に係る鋼管又はステンレス鋼管からなる支柱に形成される開口部形状は、特に制約はないが、長円形又は隅角部に丸みを持たせた矩形状が好ましい。
【0023】
なお、鋼管又はステンレス鋼管からなる支柱に用いる管の断面形状には、特に制約はなく、円形、四角形、六角形、八角形など、種々の形状のものを用いることができる。円形状の管が、作業性の点から、好ましい。
【発明の実施の形態】
【0024】
以下に、本発明の好ましい実施形態を示す。
【0025】
図1(a)は、本発明の上記(1)の手段、すなわち、開口部断面の実肉部の壁厚を、開口部以外の断面の実肉部の壁厚より厚くしたときの支柱開口部の正面図である。そして、図1(b)は、図1(a)の開口部2のA−A面における断面図であり、図1(c)は図1(a)の開口部上端から上に離れた部分にあるB−B面の断面図である。
【0026】
管1の一部を中心角θで長さLだけ短冊状に切り欠いて、開口部2が形成されているが、補強部材は設けられていない。補強部材を設ける代わりに、ここでは、開口部の部分の壁は、外径はD0と変わらないが、肉厚がt1と、開口部以外の部分の厚みt0よりも厚くなっている。したがって、図1(b)にみるように、開口部断面は、中心角が360°−θであって、厚さt1の実肉部が存在している。
【0027】
そして、開口部上端から上に離れた部分では、図1(c)にみるものを直管柱に適用した場合には、管1は外径D0かつ肉厚t0のままである。
【0028】
管の壁厚を、開口部の部分だけ厚くする方法としては、スピニング加工方法が代表的であるが、その他の加工方法を用いてもよい。その壁厚を厚くする方向は、図1(b)のように、管の内側方向へ厚くしてもよいし、図1(b)とは反対に、管の外側方向に厚くしてもよい。管の内側方向と外側方向の両方に厚くしてもよい。
【0029】
また、その壁厚も開口部の部分のみ厚くして開口部以外の部分は薄くなるように段差を付けてもよいし、徐々に薄くなるようにテーパーを付けてもよい。なお、開口部の下端より下の部分は、厚肉加工の作業の都合上、開口部の壁厚と同じ厚みを、地面近傍までそのまま延長してもよい。
【0030】
この支柱は、安定器やジョイントボックスなどの電気機器を開口部を通して、支柱の内部に収納した後に、開口部の上に蓋(図示せず)がボルト等によって取り付けられて道路照明用ポールなどに用いられる。
【0031】
図2(a)は、本発明の上記(2)の手段、すなわち、開口部断面の実肉部の外径を、開口部以外の断面の実肉部の外径より大きくしたときの支柱開口部の正面図である。そして、図2(b)は、図2(a)の開口部2のA−A面における断面図であり、図2(c)は図1(a)の開口部上端から上に離れた部分にあるB−B面の断面図である。
【0032】
管1の一部を中心角θで長さLだけ短冊状に切り欠いて、開口部2を形成されているが、補強部材は設けられていない。補強部材を設ける代わりに、ここでは、開口部の部分の壁は、壁厚はt0と変わらないが、外径がD3と、開口部以外の部分の外径D0よりも大きくなっている。したがって、図2(b)にみるように、開口部断面は、中心角が360°−θ、厚さt0であって、最大外径D3の実肉部が存在している。
【0033】
そして、開口部上端から上に離れた部分では、図2(c)にみるものを直管柱に適用した場合には、管1は外径D0かつ肉厚t0のままである。
【0034】
管の外径を、開口部の部分だけ拡径する方法としては、スピニング加工方法が代表的であるが、その他の加工方法を用いてもよい。開口部の部分以外の壁厚は図2(b)のように、同じ厚みでもよいが、厚くしてもよい。そして、充分な拡径がなされた場合には、その壁厚を薄くすることも可能である。
【0035】
また、その径も開口部部分のみ拡径して開口部以外の部分は拡径しないように段差を付けてもよいし、徐々に縮径していくようにテーパーを付けてもよい。なお、開口部下端から下の部分は、拡径加工の作業の都合上、開口部の径と同じ径を、地面近傍までそのまま延長してもよい。
この支柱は、安定器やジョイントボックスなどの電気機器を開口部を通して、支柱の内部に収納した後に、開口部の上に蓋(図示せず)がボルト等によって取り付けられて道路照明用ポールなどに用いられる。
【実施例】
【0036】
ここで、ポール先端が直線形の高さ8mの直管支柱を例にとって、本発明の支柱の開口部の部分を厚くする、すなわち、開口部断面の実肉部の壁厚を厚くすることによって、開口部における曲げ応力度の増加の抑制の度合いを挙げる。
【0037】
順に、(1)何ら補強しなかった場合、(2)従来の外付け型の補強部材(図3)を設けた場合、(3)本発明の開口部断面の実肉部の壁厚を厚くした場合(図1)について検証した。
【0038】
高さ8mの支柱の場合には、通常、外径は161mm、肉厚4.2mmのものが用いられる。開口部は、通常、長さLが600mmであって、開口部中心は支柱の基部から750mmの位置に形成される。支柱としては、規格SS400の鋼管支柱を用いた。この鋼管支柱の許容断面応力度は235N/mm2である。
【0039】
なお、もしも、支柱が開口部を有しなければ、断面係数Zは79cm3、曲げ応力度σは93.3N/mm2となる。
【0040】
(1)何ら補強しなかった場合
断面係数Z=27.3cm3
曲げ応力度σ=270N/mm2
(2)従来の外付け型の補強部材(図3)を設けた場合
(従来例の外付け型の補強部材は、枠体5の寸法は、 枠厚te=3.2mm、 外幅a=150mm、 内幅b=130mm、 管柱までの深さc=55mmとした。)
断面係数Z=50.4cm3
曲げ応力度σ=146N/mm2
(3)本発明の開口部断面の実肉部の壁厚を厚くした場合(図1)
(a)開口部の断面の実肉部の厚みを5.0mmとしたとき
断面係数Z=31.4cm3
曲げ応力度σ=235N/mm2
(b)開口部の断面の実肉部の厚みを11.2mmとしたとき
断面係数Z=50.4cm3
曲げ応力度σ=146N/mm2
この結果から、開口部を有することによって、曲げ応力度σが176.7N/mm2増加して、270N/mm2になるところを、本発明では、(a)の厚み5.0mmのときで曲げ応力度σが235N/mm2に抑制され、(b)の厚み11.2mmのときで曲げ応力度σが146N/mm2に抑制される。
【0041】
したがって、いずれも、規格SS400の鋼管支柱の許容断面応力度235N/mm2以下であるので、補強部材を用いなくても、社団法人 日本照明器具工業会規格「照明用ポール強度計算基準」(JIL 1003:2003)をクリアでき、倒壊に至ることがない。
【0042】
なお、従来の外付け型の補強部材では、曲げ応力度σ=146N/mm2に抑制できているが、これは、オーバースペックであって、必要以上に曲げ応力度が抑制されていることが、理解できる。
【0043】
同様に、支柱先端が垂直形状の高さ10mの鋼管支柱を例にとって、本発明の支柱の開口部の部分を厚くする、すなわち、開口部断面の実肉部の壁厚を厚くすることによって、開口部における曲げ応力度の増加の抑制の度合いを挙げる。
【0044】
順に、(1)何ら補強しなかった場合、(2)従来の外付け型の補強部材(図3)を設けた場合、(3)本発明の開口部断面の実肉部の壁厚を厚くした場合(図1)について検証した。
【0045】
高さ10mの支柱の場合には、通常、外径は171mm、肉厚4.2mmのものが用いられる。開口部は、通常、長さLが600mmであって、開口部中心は支柱の基部から750mmの位置に形成される。支柱としては、規格SS400の鋼管支柱を用いた。この鋼管支柱の許容断面応力度は235N/mm2である。
【0046】
なお、もしも、支柱が開口部を有しなければ、断面係数Zは89.6cm3、曲げ応力度σは119N/mm2となる。
【0047】
(1)何ら補強しなかった場合
断面係数Z=34.7cm3
曲げ応力度σ=308N/mm2
(2)従来の外付け型の補強部材(図3)を設けた場合
(従来例の外付け型の補強部材は、枠体5の寸法は、 枠厚te=3.2mm、 外幅a=150mm、 内幅b=130mm、 管柱までの深さc=55mmとした。)
断面係数Z=59.5cm3
曲げ応力度σ=180N/mm2
(3)本発明の開口部断面の実肉部の壁厚を厚くした場合(図1)
(a)開口部の断面の実肉部の厚みを5.9mmとしたとき
断面係数Z=45.8cm3
曲げ応力度σ=234N/mm2
(b)開口部の断面の実肉部の厚みを8.5mmとしたとき
断面係数Z=59.7cm3
曲げ応力度σ=179N/mm2
この結果から、開口部を有することによって、曲げ応力度σが189N/mm2増加して、308N/mm2になるところを、本発明では、(a)の厚み5.9mmのときで曲げ応力度σが234N/mm2に抑制され、(b)の厚み8.5mmのときで曲げ応力度σが179N/mm2に抑制される。
【0048】
したがって、いずれも、規格SS400の鋼管支柱の許容断面応力度235N/mm2以下であるので、補強部材を用いなくても、社団法人 日本照明器具工業会規格「照明用ポール強度計算基準」(JIL 1003:2003)をクリアでき、倒壊に至ることがない。
【0049】
なお、従来の外付け型の補強部材では、曲げ応力度σ=180N/mm2に抑制できているが、これは、これは、オーバースペックであって、必要以上に曲げ応力度が抑制されていることが、理解できる。
【発明の効果】
【0050】
本発明の鋼管又はステンレス鋼管からなる支柱は、曲げモーメント5000N・m以上の応力を支柱基部に受けるにもかかわらず、基部の側壁に形成される支柱開口部の存在による曲げ応力度の増加を、開口部の補強部材を用いなくても抑制することができる。したがって、外面に突出する補強部材を設ける必要がないので、歩行者の障害となることはなく、また補強部材を取り付けるために溶接をする必要もないのでその分、作業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【0051】
【図1】 図1(a)は、開口部断面の実肉部の壁厚を厚くしたときの支柱開口部の正面図であり、図1(b)は、図1(a)の開口部2のA−A面における断面図である。図1(c)は図1(a)の開口部上端から上に離れた部分にあるB−B面の断面図である。
【図2】 図2(a)は、開口部断面の実肉部の外径を大きくしたときの支柱開口部の正面図であり、図2(b)は、図2(a)の開口部2のA−A面における断面図である。図2(c)は図2(a)の開口部上端から上に離れた部分にあるB−B面の断面図である。
【図3】 図3(a)は、支柱の開口部の外付け型の補強部材を示す従来例の正面図であり、図3(b)は、図3(a)の開口部2のA−A面における断面図である。図3(c)は図3(a)の開口部上端から上に離れた部分にあるB−B面の断面図である。
【符号の説明】
【0052】
1 管
2 開口部
5 枠体
9 ボルト
11 隅肉部
12 ボルト穴
Claims (3)
- 曲げモーメント5000N・m以上の応力を支柱基部に受ける側壁に開口部を有する鋼管又はステンレス鋼管からなる支柱であって、開口部断面の実肉部の壁厚を開口部以外の断面の実肉部の壁厚よりも厚くすることによって、補強部材を用いることなく、支柱開口部の存在による曲げ応力度の増加が抑制されていることを特徴とする鋼管又はステンレス鋼管からなる支柱。
- 曲げモーメント5000N・m以上の応力を支柱基部に受ける側壁に開口部を有する鋼管又はステンレス鋼管からなる支柱であって、開口部断面の実肉部の外径を開口部以外の断面の実肉部の外径よりも大きくすることによって、補強部材を用いることなく、支柱開口部の存在による曲げ応力度の増加が抑制されていることを特徴とする鋼管又はステンレス鋼管からなる支柱。
- 支柱開口部に蓋が取り付けてあることを特徴とする、請求項1又は2に記載の鋼管又はステンレス鋼管からなる支柱。
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