JP4094429B2 - イネーブルスイッチ - Google Patents
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Description
【0001】
この発明は、操作部材の一方向における動作位置に応じて接点機構をオフ状態、オン状態及びオフ状態に順次切り換える3ポジションのイネーブルスイッチに関し、特に、産業用ロボットの教示用等に用いられる可搬型操作盤に適したイネーブルスイッチに関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、手指による押圧操作方向において操作部材を非操作位置、中間停止位置及び最大操作位置に順に停止させるようにし、操作部材が操作されていない非操作位置にある時に接点機構をオフ状態にし、操作部材が中間停止位置まで操作された時に接点機構をオン状態にするとともに、操作部材がさらに最大操作位置まで操作された時に接点機構を再びオフ状態に切り換えるようにした3ポジションのイネーブルスイッチが商品化されている。このイネーブルスイッチは、例えば、産業用ロボットの教示用等に用いられる可搬型操作盤において、操作者の安全性を確保するために設けられている。
【0003】
即ち、図5及び図6に示すように、ロボットの動作を制御する制御装置に接続された可搬型操作盤401では、ロボットの各種の動作のそれぞれに対応した操作スイッチ409a,409b等とともにイネーブルスイッチ411a,411bが設けられており、イネーブルスイッチ411a,411bの操作部材が中間停止位置まで操作された状態、即ち、イネーブルスイッチ411a,411bの接点機構がオン状態である場合に、各操作スイッチ409a,409b等の操作が有効にされる。一方、イネーブルスイッチ411a,411bの操作部材が非操作位置又は最大操作位置にある状態、即ち、イネーブルスイッチ411a,411bの接点機構がオフ状態では、各操作スイッチ等の操作が無効にされる。
【0004】
これによって、操作者がイネーブルスイッチの操作部材を中間停止位置まで操作しつつ他の操作スイッチ等を操作してロボットを動作させている間に、操作スイッチ等の誤操作等によってロボットが操作者の意図しない動作を行った場合に、操作者がイネーブルスイッチの操作部材から手指を放すか、又は、これを中間停止位置から最大操作位置まで更に強く押圧操作することにより、イネーブルスイッチの接点機構をオフ状態にし、操作スイッチ等の操作状態に関わらず直ちにロボットの動作を停止させることができる。
【0005】
通常、可搬型操作盤を操作する際に、操作者は、操作スイッチ等を視認し易いように、これらが配置されている前面を手前側にした状態で側面側から可搬型操作盤を把持し、特に、大型の可搬型操作盤では両側面から両手で把持する。また、可搬型操作盤を介してロボットを動作させるためには、上述のように、操作者は可搬型操作盤を把持した状態で操作スイッチ等だけでなくイネーブルスイッチを同時に操作しなければならない。
【0006】
このため、可搬型操作盤の操作性を考慮すれば、イネーブルスイッチは、可搬型操作盤を把持している操作者の手指が対向し得る範囲に操作部材が位置する状態で可搬型操作盤に配置すべきである。このように配置することにより、例えば、側面から可搬型操作盤を把持している操作者の手指のうち、背面に対向する手指によってイネーブルスイッチの操作部材を押圧操作することができる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、従来のイネーブルスイッチでは、非操作位置から中間停止位置を経由して最大操作位置に至る間を略直線上に移動するように操作部材が設けられており、操作部材が押圧操作されると操作部材における手指との当接面は略平行状態を保って移動する。このため、操作部材における手指との当接面の移動が、側面から可搬型操作盤を把持した状態で背面に対向する手指の押圧操作時における関節を中心とした揺動動作に適合せず、操作部材の操作性が悪く、緊急を要する非常停止時に操作部材を正確に移動させることができなくなる場合がある。
【0008】
また、従来のイネーブルスイッチにおいて、非操作位置から中間停止位置を経由して最大操作位置に至る比較的長い範囲にわたって操作部材を直線上に円滑に移動させるためには、操作部材の移動方向に直交する方向において操作部材の周囲と案内部材との間に多少の間隙を与えざるを得ず、操作部材が移動方向に対して傾斜を生じ易いため、安全性を向上すべく接点機構を多重化した場合に単一の操作部材によって複数の接点機構のオン/オフ状態を同時に切り換えることができなくなる場合がある。
【0009】
さらに、従来のイネーブルスイッチでは、可搬型操作盤に対する取付作業の容易性を考慮したものがなく、別部品のイネーブルスイッチを可搬型操作盤に容易に取り付けることができず、可搬型操作盤の製造工程が煩雑化する問題があった。
【0010】
この発明の目的は、操作部材における手指との当接面の移動を例えば側面から可搬型操作盤を把持した状態で背面に対向する手指の押圧操作時の動作に適合させることによって操作部材の操作性を向上して緊急を要する非常停止時に操作部材を正確に移動させることができ、単一の操作部材の移動によって複数の接点機構のオン/オフ状態を同時に切り換えることができるようにして接点機構の多重化による安全性の向上を実現することができ、別部品のイネーブルスイッチを可搬型操作盤に容易に取り付けることができるようにして可搬型操作盤の製造工程を簡略化できるイネーブルスイッチを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
この発明は、上記の課題を解決するための手段として、以下の構成を備えている。
【0012】
この発明は、オフ状態に付勢された可動接点を有する接点機構を備え、操作部材の非操作位置から中間停止位置まで移動する間の接点機構のオフ/オン状態、及び、中間停止位置から最大操作位置まで移動する間の接点機構のオン/オフ状態をそれぞれ切り換えるイネーブルスイッチにおいて、
本体から一部が露出した状態で一端において本体に揺動自在にして操作部材を支持するとともに、操作部材を非操作位置に付勢する第1の弾性体を含み、非操作位置から中間停止位置までの操作部材の揺動動作をオフ/オン状態の切換動作に変換して接点機構に伝達するとともに、中間停止位置から最大操作位置までの操作部材の揺動動作をオン/オフ状態の切換動作に変換して接点機構に伝達し、操作部材が最大操作位置から非操作位置に復帰するまでの間に接点機構に対する操作部材の揺動動作の伝達を規制する動作伝達機構を設け、
前記動作伝達機構を、操作部材の揺動動作の半径方向における伝達位置と非伝達位置との間に移動自在にして操作部材に支持された伝達部材と、伝達部材を伝達位置に付勢する第2の弾性体と、操作部材の揺動方向における露出位置と退避位置との間に移動自在にして操作部材に支持されるとともに露出位置から退避位置へ移動する間に伝達部材を伝達位置から非伝達位置に移動させる当接部材と、当接部材を露出位置に付勢する第3の弾性体と、伝達位置に位置する伝達部材を介して伝達される操作部材の揺動動作を可動接点の切換動作に変換して接点機構に伝達するとともに操作部材が最大操作位置から非操作位置まで揺動する間に伝達部材の非伝達位置から伝達位置への移動を規制する従動部材と、操作部材が中間停止位置から最大操作位置まで揺動する間に当接部材を露出位置から退避位置へ移動させる規制部材と、から構成したことを特徴とする。
【0016】
この構成においては、操作部材の揺動動作を接点機構に伝達する動作伝達機構が、操作部材に対して操作部材の揺動動作の半径方向における伝達位置と非伝達位置との間に移動自在に支持された状態で伝達位置に付勢された伝達部材、操作部材に対して操作部材の揺動方向における露出位置と退避位置との間に移動自在に支持された状態で露出位置に付勢されて露出位置から退避位置へ移動する間に伝達部材を伝達位置から非伝達位置に移動させる当接部材、及び、伝達位置に位置する伝達部材を介して伝達される操作部材の揺動動作を可動接点の切換動作に変換して接点機構に伝達するとともに操作部材が最大操作位置から非操作位置まで揺動する間に伝達部材の非伝達位置から伝達位置への移動を規制する従動部材を含んで構成される。
【0017】
したがって、操作部材が非操作位置から中間停止位置まで揺動する間には伝達部材は伝達位置に位置しており、操作部材の揺動動作は伝達部材及び従動部材を介して可動接点の切換動作として接点機構に伝達され、接点機構がオフ状態からオン状態に切り換わる。操作部材が中間停止位置から最大操作位置まで揺動する間には規制部材との当接によって露出位置から退避位置に移動する当接部材が伝達部材を非伝達位置に移動させるため、操作部材の揺動動作は接点機構に伝達されなくなり、接点機構の可動接点は復帰力によって操作部材の揺動開始前の状態に復帰し、接点機構がオン状態からオフ状態に切り換わる。操作部材が最大操作位置から非操作位置まで揺動する間には従動部材によって伝達部材の伝達位置への移動が規制されるため、操作部材の揺動動作が接点機構に伝達されることはなく、接点機構は操作部材が最大操作位置に達した際に切り換わったオフ状態に維持される。
【0018】
また、前記操作部材は、揺動動作の半径方向において、支点周りに作用する操作トルクが第1〜第3の弾性体から作用するモーメントより大きくなる部分のみが本体から露出していることを特徴とする。
【0019】
この構成においては、操作部材において本体から露出した部分に操作者の手指から作用する操作トルクは、当接部材を露出位置に付勢する弾性力によるモーメントに比較して常に大きい。したがって、操作者の手指による操作部材の操作により、当接部材に作用する弾性力に抗して操作部材が最大操作位置まで確実に移動する。
【0020】
また、前記接点機構を、操作部材の揺動動作の半径方向に直交する方向に複数配列したことを特徴とする。
【0021】
この構成においては、操作部材の揺動動作の半径方向に直交する方向に複数の接点機構が配列される。操作部材は揺動方向に対して傾斜を生じることなく、一端側の支点を中心として円滑、かつ、確実に揺動動作する。したがって、操作部材は揺動動作中に揺動動作の半径方向に直交する方向において傾斜を生じることがなく、この部分に従動部材を介して係合する複数の接点機構の各可動接点は常に同一の状態で動作する。
【0022】
また、本体における操作部材の露出側と反対側の平面に筒状の収納部を突出して形成し、この収納部に前記接点機構を収納したことを特徴とする。
【0023】
この構成においては、本体において操作部材の露出側と反対側の平面から突出した収納部に接点機構が収納される。したがって、イネーブルスイッチを取り付けるべき可搬型操作盤等の装置に形成された孔に、筒形形状の収納部を嵌入させることにより、接点機構が装置内部に配置される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0024】
図1(A)及び(B)は、この発明の実施形態に係るイネーブルスイッチの構成を示す側面断面図及び正面断面図である。図1(A)に示すように、この発明の実施形態に係るイネーブルスイッチ10は、操作側ケース1a及び取付側ケース1bからなる本体1の内部に、2個のマイクロスイッチ20とともに、操作部材2、伝達部材3、当接部材4、従動部材5及びコイルスプリング7a〜7cを収納して構成されている。伝達部材3、当接部材4、従動部材5及びコイルスプリング7a〜7cは、この発明の動作伝達機構を構成している。マイクロスイッチ20は、取付側ケース1bの外側に突出して形成された中空円筒形状の収納部13内に収納されている。なお、収納部13は、ケース1の内部を取付側ケース1b側に開放している。また、収納部13の外周部には雄ネジ部が形成されている。
【0025】
操作部材2は、一端に突出して形成された軸部2aを取付側ケース1b内に形成された軸支部11と操作側ケース1aの内側面との間に挟持され、軸部2aを支点として矢印A及びB方向に揺動自在に支持されている。操作部材2の操作部2bは、操作側ケース1aに形成された開口部12から外部に露出している。操作部材2は、この発明の第1の弾性体であるコイルスプリング7aの弾性力によって矢印A方向に付勢されている。操作部材2の他端には当接部2cが突出して形成されており、当接部2cが開口部12の周縁の内側面に当接することにより、操作部材2の矢印A方向の移動が規制される。この操作部材2には、操作部2bの反対面に一部が露出した凹部2dが形成されている。
【0026】
伝達部材3は、操作部材2の凹部2d内において、操作部材2の矢印A及びB方向の揺動動作の半径方向(矢印C及びD方向)における伝達位置と非伝達位置との間の所定範囲に往復移動自在にされている。伝達部材3は、操作部材2の揺動方向に交差する2面に開放した中空部3aを備えており、この発明の第2の弾性体であるコイルスプリング7bの弾性力によって伝達位置に向かう矢印C方向に付勢されている。伝達部材3が図1(A)に示す伝達位置に位置している状態では、伝達部材3の他端部3cは凹部2dにおける開口部2eに露出している。なお、伝達部材3の一部には、矢印C及びD方向の移動方向に対して傾斜した傾斜面3bが形成されている。
【0027】
当接部材4は、操作部材2の凹部2d内で、かつ、伝達部材3の中空部3a内において、矢印E及びF方向における露出位置と退避位置との間の所定範囲に往復移動自在にされている。当接部材4は、この発明の第3の弾性体であるコイルスプリング7cの弾性力によって露出位置に向かう矢印E方向に付勢されている。当接部材4の一部には、傾斜面4aが形成されている。この傾斜面4aは、伝達部材3に形成された傾斜面3bに接触する。
【0028】
従動部材5は、本体1の内部及び収納部13の内部において、矢印G及びH方向に往復移動自在にされている。この方向は、操作部材の矢印A及びB方向への揺動方向と略同じの上下方向である。従動部材5の細長状の一端部5aは、開口部2eから操作部材2の凹部2d内に進入しており、伝達位置に位置する伝達部材3の他端部3cに矢印G方向に当接している。従動部材5の他端部5bは、収納部13内において2個のマイクロスイッチ20のそれぞれのアクチュエータ21の一端に同一の状態で係合している。
【0029】
詳細には、従動部材5は、図1(B)に示すように、左側部材51と右側部材52とに左右2分割に構成されており、左側部材51及び右側部材52のそれぞれの他端部5bが2個のマイクロスイッチ20のそれぞれのアクチュエータ21の一端に係合している。
【0030】
後述するように、操作部材2の操作が従動部材5を介してマイクロスイッチ20に伝達されるようにされており、2個のマイクロスイッチ20の両方が正常に動作できる状態では、従動部材5の左側部材51及び右側部材52のそれぞれが2個のマイクロスイッチ20のそれぞれを同時に動作させる。これに対して、2個のマイクロスイッチ20のうちの何れか一方に接点の溶着等の故障を生じた場合には、残る他方の正常なマイクロスイッチ20に対して、これに係合する左側部材51又は右側部材52の何れかを介して操作部材2の操作が伝達される。
【0031】
また、2個のマイクロスイッチ20がオンした状態で従動部材5の左側部材51又は右側部材52の何れか一方に動作不良を生じた場合でも、操作部材2の操作が残る他方の正常な右側部材52又は左側部材51を介してこれに対応する一方のマイクロスイッチ20に伝達される。
【0032】
したがって、2個のマイクロスイッチ20のうちの何れか一方に故障を生じた場合や従動部材5の左側部材51又は右側部材52の何れか一方に動作不良を生じた場合にも、操作部材2の操作によって残る他方のマイクロスイッチ20を正常に動作させることができる。
【0033】
取付側ケース1bにおける収納部13内への開口部において当接部材4に対向する位置には、規制部6が形成されている。この規制部6が、この発明の規制部材に相当し、この発明の動作伝達機構の一部を構成している。
【0034】
2個のマイクロスイッチ20は、この発明の接点機構に相当し、図1(B)に示すように、収納部13内において操作部材2の揺動動作の半径方向に直交する方向に並べて配置されている。各マイクロスイッチ20は、配置方向の中心位置を対称軸として互いに対称となる形状を呈し、基本的に同一の構成を備えている。各マイクロスイッチ20において、一端に従動部材5の他端部5bが係合するアクチュエータ21が他端を支点に矢印I及びJ方向に揺動自在にされており、復帰バネ22の弾性力によって矢印I方向に付勢されている。アクチュエータ21は可動接点23の駆動機構を構成しており、アクチュエータ21が矢印J方向に移動すると可動接点23が固定接点24に接触する方向に移動し、アクチュエータ21が矢印I方向の死点位置に達したときにマイクロスイッチ20が閉成されてオフ状態からオン状態に切り換わる。各マイクロスイッチ20の接続端子25は、収納部13から外部に露出している。
【0035】
なお、図1は、イネーブルスイッチ10において操作者が操作部材2を押圧操作していない状態を示しており、マイクロスイッチ20はオフ状態であるととともに、操作部材2は非操作位置に、伝達部材3は伝達位置に、当接部材4は露出位置にそれぞれ位置している。図1に示すように、各部材が非操作位置に位置している状態では、マイクロスイッチ20において可動接点23が固定接点24から離間しており、マイクロスイッチ20はオフ状態にある。
【0036】
図2及び図3は上記イネーブルスイッチの動作状態を示す図であり、図2は操作部材が中間停止位置に位置する状態を示し、図3は操作部材が最大操作位置に位置する状態を示している。イネーブルスイッチ10に設けられた操作部材2の操作部2bを図1に示す状態からコイルスプリング7aの弾性力に抗して押圧操作すると、操作部材2は凹部2d内に保持している伝達部材3、当接部材4及びコイルスプリング7b,7cをともなって軸部2aを支点として矢印B方向に揺動する。
【0037】
このとき、操作部材2の凹部2dの開口部2eにおいて伝達部材3の他端部3cが従動部材5の一端部5aに当接することから、操作部材2の矢印B方向への揺動動作が伝達部材3を介して矢印H方向の移動力として従動部材5に伝達される。このため、従動部材5は、マイクロスイッチ20の復帰バネ22の弾性力に抗して矢印H方向に移動し、アクチュエータ21を矢印J方向に揺動させる。したがって、操作部材2の押圧操作には、コイルスプリング7aの弾性力に加えて復帰バネ22の弾性力が抵抗力として作用する。
【0038】
操作部材2の矢印B方向への揺動にともなって、凹部3d内に保持された当接部材4も矢印B方向に移動していき、規制部6に当接することによって矢印B方向への移動が規制されると、この状態から操作部材2を矢印B方向に揺動させようとする押圧操作には更にコイルスプリング7b及び7cの弾性力が抵抗力として作用する。
【0039】
即ち、当接部材4が規制部6に当接した状態から更に操作部材2を矢印B方向に揺動させるためには、先ず、当接部材4を操作部材2に対して相対的に矢印F方向に移動させる必要があり、この当接部材4の移動にはコイルスプリング7cの弾性力が抵抗力として作用することに加えて、当接部材4の傾斜面4aに接触した傾斜面3bを有する伝達部材3を操作部材2に対して相対的に矢印D方向に移動させる必要もあり、伝達部材3を矢印C方向に付勢しているコイルスプリング7bの弾性力も抵抗力として作用する。
【0040】
したがって、当接部材4が規制部6に当接した状態で、操作者がそれまで操作部材2に加えてきた押圧力を維持すると、この状態で操作部材2、伝達部材3及び当接部材4の矢印B方向の揺動、並びに、従動部材5の矢印H方向の移動が停止し、これらの操作部材2が図2に示す中間停止位置に停止する。
【0041】
図2に示すように、各部材が中間停止位置に位置している状態では、マイクロスイッチ20のアクチュエータ21が矢印J方向の死点位置に達し、可動接点23が固定接点24に当接することによってマイクロスイッチ20がオフ状態からオン状態に切り換わる。
【0042】
各部材が図2に示す中間停止位置に位置している状態から、さらにコイルスプリング7b及び7cの弾性力に抗する押圧力を操作部材2に加えると、操作部材2が伝達部材3とともに矢印B方向に揺動する。一方、当接部材4は、規制部6との当接によって矢印B方向の移動を規制されているため、操作部材2に対して矢印F方向に相対的に移動する。このとき、伝達部材3は、操作部材2の凹部2d内において矢印F方向に直交する矢印C及びD方向にのみ移動できるように保持されているとともに、当接部材4の傾斜面4aに当接する傾斜面3bを備えている。このため、当接部材4の矢印F方向の移動は傾斜面4a及び3bにおいて矢印D方向の移動力に変換されて伝達部材3に伝達され、伝達部材3は操作部材2の凹部2d内において矢印D方向に移動する。
【0043】
操作部材2の押圧操作が継続され、伝達部材3が操作部材2の凹部2d内における一端側の位置である非伝達位置まで移動すると、伝達部材3の他端部3cは凹部2dの開口部2eに位置しなくなる。このため、従動部材5は、一端部5aにおいて伝達部材3の他端部3cに対向しなくなり、伝達部材3と従動部材5との係合状態が解除される。
【0044】
これによって、従動部材5にはそれまで作用していた復帰バネ22の弾性力に抗する矢印H方向の移動力が作用しなくなり、従動部材5は復帰バネ22の弾性力によって矢印G方向に移動し、一端部が操作部材2の凹部2d内の空間部に収納される。また、当接部材4は、伝達部材3の凹部3a内に収納され、退避位置に位置する。この状態で、操作部材2は図3に示す最大操作位置に位置する。これにともなって、アクチュエータ21が矢印I方向に揺動して可動接点23が固定接点24から離間し、マイクロスイッチ20がオン状態からオフ状態になる。
【0045】
操作部材2が図3に示す最大操作位置に位置している状態から押圧操作されなくなると、操作部材2はコイルスプリング7a及び7cの弾性力によって伝達部材3とともに矢印A方向に揺動し、当接部材4は操作部材2及び伝達部材3に対して相対的に矢印E方向に移動する。これによって、操作部材2は図2に示した中間停止位置の状態を経由して図1に示した非操作位置の状態に復帰し、当接部材4は操作部材2が中間停止位置の状態に達した時点で露出位置に位置する。
【0046】
但し、伝達部材3は、非伝達位置まで移動した時からコイルスプリング7bの弾性力によって矢印C方向に付勢されているものの他端部3cが操作部材2の凹部2d内に収納された従動部材5の一端部5aに当接することによって矢印C方向への移動が規制されるため、操作部材2が非操作位置に達するまでは伝達位置に復帰することがない。このため、操作部材2が最大操作位置から非操作位置に復帰するまでの間において、マイクロスイッチ20がオフ状態からオン状態に切り換わることがない。
【0047】
図4は、上記イネーブルスイッチの可搬型操作盤における取付状態及び使用状態を説明する図である。この発明の実施形態に係るイネーブルスイッチ10をロボットの教示操作等に用いられる可搬型操作盤30の背面に露出して取り付ける場合には、先ず、可搬型操作盤30の背面におけるイネーブルスイッチ10の取付位置に形成されている収納部13の外径に略等しい内径の丸孔31に対して背面側から収納部13を挿入する。
【0048】
次いで、可搬型操作盤30の内部に露出した収納部13の外周部に形成された雄ネジ部13aに締付ネジ32を螺合させ、締付ネジ32とイネーブルスイッチ10の取付側の側面との間に可搬型操作盤30の背面パネルを挟持する。この後、可搬型操作盤30の内部において収納部13から外部に露出しているマイクロスイッチ20の接続端子25を、可搬型操作盤30内の図示しない電気回路に接続する。
【0049】
このようにして、イネーブルスイッチ10の取付側の平面に円筒形状の収納部13を突出して形成し、この収納部13内にマイクロスイッチ20を収納するようにしているため、可搬型操作盤30の背面の所定の位置に丸孔31を形成しておくだけで、可搬型操作盤30に別部品のイネーブルスイッチ10を極めて容易に取り付けることができる。
【0050】
なお、収納部13の形状は、円筒形状に限るものではなく、内部にマイクロスイッチ20を収納することができることを条件として、角筒形状とすることもできる。この場合には、可搬型操作盤30には、収納部13の形状に合わせた角孔を形成する。
【0051】
また、イネーブルスイッチ10において、可搬型操作盤30の背面に対向する取付面(取付側ケース1b)は、可搬型操作盤30の背面に一致する形状にされている。即ち、この例では、可搬型操作盤30の背面が平面形状を呈しているため、イネーブルスイッチ10の取付面も平面形状に形成されている。このため、可搬型操作盤30の背面に形成された丸孔31に収納部13を嵌入すると、イネーブルスイッチ10の取付面が可搬型操作盤30の背面に密着し、丸孔31はイネーブルスイッチ10の取付面によって完全に被覆される。したがって、可搬型操作盤30の背面に取り付けられたイネーブルスイッチ10を可撓性樹脂等によって外側から覆うことにより、可搬型操作盤30に対して防水機能を容易に付与することができる。
【0052】
以上のようにして、この発明の実施形態に係るイネーブルスイッチ10を可搬型操作盤30の背面に取り付けた場合、イネーブルスイッチ10の操作部材2は、可搬型操作盤30を側面から把持した操作者の手指によって押圧操作された際に、一端の軸部2aを支点として揺動する。一方、可搬型操作盤30を側面から把持した操作者の手指は、可搬型操作盤3の背面側を押圧する場合には関節を支点とした揺動動作を行う。したがって、可搬型操作盤30の背面に取り付けられたイネーブルスイッチ10の操作部材2の移動動作は、これを押圧操作する操作者の手指の動作に一致し、操作者の手指によって操作部材2を非操作位置から中間停止位置を経由して最大操作位置まで円滑かつ容易に押圧操作することができる。これによって、イネーブルスイッチ10の操作部材2を中間停止位置に位置させた状態で同時に可搬型操作盤30が有する操作スイッチ等を操作してロボットに対する教示作業等を行うこと、及び、ロボット等の操作対象が操作者が意図しない異常な動作を行った場合に中間停止位置に位置している操作部材2を非操作位置又は最大操作位置に素早く移動させて操作対象を直ちに停止させることが容易かつ円滑に行われる。
【0053】
また、操作部材2の操作部2bは、操作部材2の揺動動作の半径方向において、通常の操作者が手指によって操作部材2を押圧操作した際の支点周りにおける操作トルクがコイルスプリング7a〜7cから作用するモーメントより大きくなる部分のみが、本体1の操作側ケース1aの開口部12から外部に露出している。したがって、コイルスプリング7a〜7cの弾性力に抗してマイクロスイッチ20をオフ状態からオン状態に切り換えつつ操作部材2を非操作位置から中間停止位置を経由して最大操作位置まで移動させるために必要な押圧力を、操作者の手指による押圧操作によって操作部材2に確実に加えることができる。これによって、緊急を要する非常停止時に操作者が操作部材2を強く押圧した際に、マイクロスイッチ20を確実にオフ状態にすることができ、可搬型操作盤30を介して操作中の操作対象が異常な動作を行った場合に操作対象を確実に停止させることができ、操作者の安全性を確保することができる。
【0054】
さらに、イネーブルスイッチ10は、2個のマイクロスイッチ20を操作部材2の揺動動作の軸部2aに平行となる方向に配列して収納しているため、軸部2aを中心とする操作部材2の揺動動作によって2個のマイクロスイッチ20のオン/オフ状態を常に同時に切り換えることができる。したがって、2個のマイクロスイッチ20のいずれか一方に故障を生じた場合にも残る他方のオン/オフ状態から、操作者による操作部材2の操作状態に応じた制御信号(教示信号)を可搬型操作盤30から正確に出力させることができ、接点機構の多重化によって操作者の安全性をさらに向上することができる。
【0055】
加えて、操作部材2が中間停止位置から最大操作位置を経由して非操作位置まで戻る間には、従動部材5によって伝達部材3が非伝達位置にある伝達部材3の伝達位置への移動を規制するようにしているため、この間において操作部材2の揺動動作が伝達部材3及び従動部材5を介してマイクロスイッチ20に伝達されることがない。したがって、操作者が可搬型操作盤30を介して操作している操作対象の装置を非常停止させるべく中間停止位置に位置していた操作部2に対する押圧力を大きくして操作部材2を最大停止位置まで揺動させた後に、操作部材2に対する押圧力を解除した際に操作部材2が最大停止位置から非操作位置まで揺動する間にマイクロスイッチ20がオフ常態からオン状態に切り換わって操作対象が動作してしまうことがなく、操作対象の非常停止状態を確実に維持することができ、安全性をより向上することができる。
【0056】
なお、従動部材5を単一の部材として形成した場合にも、2個のマイクロスイッチ20のうちの何れか一方に故障を生じた際に操作部材2の押圧操作を単一の従動部材5を介して残る他方の正常なマイクロスイッチ20に伝達することができ、この正常なマイクロスイッチ20の復帰バネ22の弾性力によって単一の従動部材5を介して操作部材2を復帰させることができる。
【0057】
この発明は、第一の弾性体の付勢力に抗して操作部材を押圧操作した際に操作部材が非操作位置から中間停止位置を経由して最大操作位置まで揺動し、非操作位置から中間停止位置までの操作部材の揺動動作を動作伝達機構を介して接点機構に伝達して接点機構をオフ状態からオン状態に切り換えるとともに、中間停止位置から最大操作位置までの操作部材の揺動動作を動作伝達機構を介して接点機構に伝達して接点機構をオン状態からオフ状態に切り換えるようにしたことにより、操作者の押圧操作時における手指の動作に適合した状態で操作部材を非操作位置から中間停止位置を経由して最大操作位置まで揺動させることができ、操作部材を非操作位置から中間停止位置まで移動させて接点機構をオン状態にする操作、操作部材を中間停止位置から非操作位置又は最大操作位置まで移動させて接点機構をオフ状態にする操作における操作性を向上することができる。
【0058】
また、操作部材が最大操作位置から非操作位置への移動を開始した後には次に非操作位置に戻るまでの間において動力伝達機構による接点機構に対する操作部材の揺動動作の伝達を規制し、可動接点に作用する復帰力によって接点機構のオフ状態を維持するようにしたことにより、操作部材が最大操作位置から非操作位置への移動を開始した後は中間停止位置を経由して次に非操作位置に戻るまで操作部材の揺動動作を接点機構に伝達しないようすることができ、操作者が操作部材に対する押圧力を解除する際に一旦オフ状態に切り換えられた接点機構がオン状態に切り換わることを確実に防止し、操作対象の装置の非常停止状態を確実に維持することができる。
【0059】
さらに、操作部材の揺動動作を接点機構に伝達する動作伝達機構を、それぞれが所定の動作を行う伝達部材、当接部材及び従動部材を含んで構成したことにより、伝達部材、当接部材及び従動部材を介して、操作部材の非操作位置から中間停止位置までの揺動動作により接点機構をオフ状態からオン状態に確実に切り換えるとともに、操作部材の中間停止位置から最大操作位置までの揺動動作により接点機構をオン状態からオフ状態に確実に切り換えることができる。また、操作部材の最大操作位置から非操作位置までの揺動動作によっては接点機構がオフ状態からオン状態に切り換わらないようにし、操作部材が非操作位置に戻るまでの間において、操作部材が中間停止位置から最大操作位置まで揺動する間に切り換わったオフ状態を確実に維持することができる。
【0060】
加えて、操作部材において本体から露出した部分に操作者の手指から作用する操作トルクを、当接部材を露出位置に付勢する弾性力によるモーメントに比較して常に大きくすることにより、操作者の手指による操作部材の操作によって当接部材に作用する弾性力に抗して操作部材を最大操作位置まで確実に移動させることができる。
【0061】
また、操作部材の揺動動作の半径方向に直交する方向に複数の接点機構を配列することにより、揺動方向に対して傾斜を生じることなく一端側の支点を中心として円滑、かつ、確実に揺動動作する操作部材を介して複数の接点機構の各可動接点を常に同一の状態で動作させることができ、何れかの接点機構に故障を生じた際にも残る接点機構から操作者が所望する接点信号を正確に出力することができるようにして安全性を向上することができる。
【0062】
さらに、従動部材を、操作部材の揺動動作の半径方向に直交する方向について、接点機構の配列数に応じた数に分割して構成したことにより、複数のマイクロスイッチのうちの何れか一方に故障を生じた場合や従動部材の一部に動作不良を生じた場合にも、従動部材の正常な部分を介して操作部材の操作によって正常なマイクロスイッチを確実に動作させることができる。
【0063】
加えて、本体において操作部材の露出側と反対側の平面から突出した筒状の収納部に接点機構を収納したことにより、可搬型操作盤等の装置に形成された孔に収納部を嵌入させることによってイネーブルスイッチを容易に取り付けることができる。
【産業上の利用可能性】
この発明は、イネーブルスイッチの操作性の向上、接点機構の多重化による安全性の向上、及び、可搬型操作盤に対する取付作業の容易化に利用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0064】
【図1】この発明の実施形態に係るイネーブルスイッチの構成を示す側面断面図及び正面断面図である。
【図2】操作部材が中間停止位置に位置している間における上記イネーブルスイッチの動作状態を示す図である。
【図3】操作部材が最大操作位置に位置している間における上記イネーブルスイッチの動作状態を示す図である。
【図4】上記イネーブルスイッチの可搬型操作盤における取付状態及び使用状態を説明する図である。
【図5】この発明の実施形態を含む一般的なイネーブルスイッチが用いられる可搬型操作盤の平面図である。
【図6】従来のイネーブルスイッチの可搬型操作盤における取付状態を示す背面方向の斜視図である。
Claims (5)
- オフ状態に付勢された可動接点を有する接点機構を備え、操作部材の非操作位置から中間停止位置まで移動する間の接点機構のオフ/オン状態、及び、中間停止位置から最大操作位置まで移動する間の接点機構のオン/オフ状態をそれぞれ切り換えるイネーブルスイッチにおいて、
本体から一部が露出した状態で一端において本体に揺動自在にして操作部材を支持するとともに、操作部材を非操作位置に付勢する第1の弾性体を含み、非操作位置から中間停止位置までの操作部材の揺動動作をオフ/オン状態の切換動作に変換して接点機構に伝達するとともに、中間停止位置から最大操作位置までの操作部材の揺動動作をオン/オフ状態の切換動作に変換して接点機構に伝達し、操作部材が最大操作位置から非操作位置に復帰するまでの間に接点機構に対する操作部材の揺動動作の伝達を規制する動作伝達機構を設け、
前記動作伝達機構を、操作部材の揺動動作の半径方向における伝達位置と非伝達位置との間に移動自在にして操作部材に支持された伝達部材と、伝達部材を伝達位置に付勢する第2の弾性体と、操作部材の揺動方向における露出位置と退避位置との間に移動自在にして操作部材に支持されるとともに露出位置から退避位置へ移動する間に伝達部材を伝達位置から非伝達位置に移動させる当接部材と、当接部材を露出位置に付勢する第3の弾性体と、伝達位置に位置する伝達部材を介して伝達される操作部材の揺動動作を可動接点の切換動作に変換して接点機構に伝達するとともに操作部材が最大操作位置から非操作位置まで揺動する間に伝達部材の非伝達位置から伝達位置への移動を規制する従動部材と、操作部材が中間停止位置から最大操作位置まで揺動する間に当接部材を露出位置から退避位置へ移動させる規制部材と、から構成したことを特徴とするイネーブルスイッチ。 - 前記操作部材は、揺動動作の半径方向において、支点周りに作用する操作トルクが第1〜第3の弾性体から作用するモーメントより大きくなる部分のみが本体から露出していることを特徴とする請求項1に記載のイネーブルスイッチ。
- 前記接点機構を、操作部材の揺動動作の半径方向に直交する方向に複数配列したことを特徴とする請求項1又は2に記載のイネーブルスイッチ。
- 前記従動部材は、操作部材の揺動動作の半径方向に直交する方向について、接点機構の配列数に応じた数に分割して構成したことを特徴とする請求項3に記載のイネーブルスイッチ。
- 本体における操作部材の露出側と反対側の平面に筒状の収納部を突出して形成し、この収納部に前記接点機構を収納したことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のイネーブルスイッチ。
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