JP4094326B2 - 非常解錠装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、キーを用いずに解錠できる非常解錠装置に関し、特に、非常開時の再施錠を防止する改良技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
非常扉等は、防犯上の問題から通常時には施錠できることが望ましいが、火災等の非常時にはキーを用いずに容易に解錠できることが望ましい。このような非常扉等に用いられる施錠装置として、従来より非常解錠装置がある。この非常解錠装置は、シリンダーと、非常開ハンドルとを備えている。
【0003】
非常解錠装置では、通常時、キーによりシリンダーを回動操作することで非常扉内に設けた錠箱の施解錠機構を動作させ、通常の施錠装置と同様に錠箱からデッドボルトを進退させて、非常扉の施解錠を可能とする。一方、火災等の非常時には、通常は覆われている非常開ハンドルを表出させて操作することにより、キーを用いずに直接的に錠箱の入力部材(所謂ダルマ)を回転し、デッドボルトを錠箱内に後退させる解錠操作を可能としていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の非常解錠装置は、非常開ハンドルによって、解錠操作力及び施錠操作力のいずれの操作力も錠箱へ伝達できるようになっていたため、非常時に、非常開ハンドルを使用して解錠した後、誤操作等により非常開ハンドルが操作されると、非常扉等が再び施錠状態となった。
【0005】
特に火災等の非常時には迅速な退避が安全上最も重要となることから、このような誤操作等による再施錠が可能となることは好ましくない。すなわち、非常時においては、非常開ハンドルを使用して解錠した場合には、解錠状態が保持されることが望ましい。
【0006】
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、非常開時の誤操作等による再施錠が防止でき、開状態を保持し続けることができる非常解錠装置を提供し、もって、非常解錠装置の信頼性向上を図ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
次に、上記の課題を解決するための手段を、実施の形態に対応する図面を参照して説明する。
この発明の請求項1記載の非常解錠装置71は、内側にシリンダー7を支持したシリンダー筒5と、
前記シリンダー7に備えられる回動自在な回動片17と錠機構部とを連結するコネクター23と、
前記シリンダー筒5に回動自在に外挿した筒状の非常開ハンドル41と、
前記コネクター23に設けられ半径方向外側へ突出するコネクタ直結ピン35と、
掛止腕51を有して前記非常開ハンドル41の内周に軸線方向で移動自在に設けられ前記コネクタ直結ピン35に前記掛止腕51を引っ掛けて前記シリンダー筒5への非係合状態を保持する一方、前記非常開ハンドル41の回転によって前記コネクタ直結ピン35への前記掛止腕51の掛止を解除し付勢手段53によって軸線方向に突出して前記シリンダー筒5に係合する逆転防止板49と、
を具備したことを特徴とする。
【0008】
この非常解錠装置71では、非常開ハンドル41を回転し、逆転防止板49に掛止したコネクタ直結ピン35を介してコネクター23を直接回転させ、錠箱3内の錠機構部を直接解錠した場合において、再び非常開ハンドル41を回転させて施錠しようとすると、逆転防止板49の掛止腕51がコネクタ直結ピン35から離れ、コネクタ直結ピン35による逆転防止板49の掛止が解除される。すると、逆転防止板49は、付勢手段53によって軸線方向に移動され、シリンダー筒5に係合し、それ以上の非常開ハンドル41の回転を阻止する。これにより、非常開ハンドル41による再施錠が阻止されることになる。
【0009】
請求項2記載の非常解錠装置71は、請求項1記載の非常解錠装置71において、
前記シリンダー7の施錠及び解錠の回転範囲における回転終端に対応した各位置となる前記非常開ハンドル41の内周に、掛止腕51の先端が互いに向き合う対称形状に形成される一対の逆転防止板49,49が配設されることを特徴とする。
【0010】
この非常解錠装置71では、シリンダー7の施錠及び解錠を行う回転操作の回転方向が、いずれの場合であっても、コネクタ直結ピン35の位置を変更することで再施錠の阻止を行うことの可能な非常解錠装置を得ることができ、すなわち、非常開ハンドル41として左右勝手のない構成を得ることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る非常解錠装置の好適な実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明に係る非常解錠装置の断面図、図2はシリンダー筒の上面視を(a)、下面視を(b)に表した斜視図、図3はコネクターの後方視を(a)、前方視を(b)に表した斜視図、図4は非常開ハンドルの上面視を(a)、下面視を(b)に表した斜視図、図5は図1に示した非常解錠装置の要部斜視図、図6は図1の非常解錠装置に設けられたクリック機構の断面図、図7は図1に示した非常解錠装置のカバー装着状態を(a)、カバー脱着状態を(b)に表した正面図である。
【0012】
図1に示すように、非常扉1の内部には、錠箱3を内蔵している。錠箱3は、図示しない錠機構部を内設し、図示しない入力部材(所謂ダルマ)に操作回動力が入力されることで、図示しないデッドボルトを進退させて、非常扉1の施解錠を可能とする。非常扉1には、錠箱3に対して回転不能となったシリンダー筒5を取り付けてある。シリンダー筒5は、非常扉1又は錠箱3に固定されるもののいずれであってもよい。
【0013】
このシリンダー筒5は、内側にシリンダー7を支持している。図2に示すように、シリンダー筒5の先端には、内筒表出穴9を穿設してあり、この内筒表出穴9からはシリンダー7の内筒11が表出する。シリンダー7は、内筒11の表出端面にキー挿入孔13(図7参照)を有している。内筒11は、図示しないキーを、キー挿入孔13に挿入することで、内設した複数のタンブラーピンのシアーラインを内筒11と外筒15との境に一致させ回動自在となる。このようにして回動自在となった内筒11の回動は、シリンダー7の後端から突出する回動片17に出力される。回動片17は、シリンダー7に対して回動自在に設けられている。すなわち、回動片17は内筒11及び外筒に対して連動連結されずに回動自在であり、キー挿入孔13に挿入されるキーの先端が係止されることで、このキーとともに内筒11と連動して回転する。
【0014】
シリンダー筒5の外周後端の下部には、図2(b)に示す逆転防止突起19を固設している。また、シリンダー筒5の後端部には、円周方向に長いガイド穴21を穿設している。図1に示すように、シリンダー筒5は、シリンダー7の後方に、円柱形状のコネクター23を回動自在に内設している。
【0015】
図3に示すように、コネクター23の前端面には、シリンダー7の回動片17が嵌入する直径方向の嵌入溝25を形成している。また、コネクター23の後端面には、錠箱3内の錠機構部を構成する図示しないダルマに相対回転不能に係合する十字状の出力軸27を突設している。コネクター23は、シリンダー筒5の後端内周に形成した固定溝29に嵌着した固定リング31によって、シリンダー筒5の後端からの脱落が防止されている。コネクター23は、シリンダー7の回動操作力を錠箱3のダルマに伝達するよう働く。
なお、図1に示すように、シリンダー7とコネクター23との間隙には、スペーサ33が設けられ、シリンダー7に対するコネクター23の回転時の支持を行っている。
【0016】
図1に示すように、コネクター23には、コネクタ直結ピン35を、半径方向外側に突出するように突設している。このコネクタ直結ピン35は、シリンダー筒5のガイド穴21を介してシリンダー筒5の外周面から突出する。したがって、コネクター23が回動すると、コネクタ直結ピン35は、ガイド穴21に沿ってシリンダー筒5の周方向を往復移動する。
【0017】
非常扉1から突出したシリンダー筒5の先端部には、シリンダー飾り筒39を装着している。シリンダー筒5の外周には、筒状の非常開ハンドル41を外挿している。図4に示すように、非常開ハンドル41は、外周前端の上下面に、略三角板形状の指掛板43を突設している。
【0018】
また、非常開ハンドル41は、後述の逆転防止板を装着するための装着溝44,44を内周面に形成している。さらに、非常開ハンドル41の後端下部には、円周方向に長い透孔45を穿設している。本実施の形態では、シリンダー筒5のガイド穴21から突出したコネクタ直結ピン35が、この透孔45内にも進入することとなる。なお、コネクタ直結ピン35は、後述の逆転防止板と係合することが必須要件となるので、非常開ハンドル41の透孔45から必ずしも突出させる必要はない。
【0019】
非常開ハンドル41の内周には、軸線方向に移動自在となった図5に示す逆転防止板(ストッパーボード)49を設けている。ストッパーボード49は、軸線と直交する周方向に突出する掛止腕51を有しており、略T字状に形成されている。また、非常開ハンドル41の内部には付勢手段であるコイルスプリング53を設けてあり、コイルスプリング53はストッパーボード49を非常開ハンドル41の後端側から突出する方向に付勢する。
【0020】
ストッパーボード49は、図5に示すように、掛止腕51を、シリンダー筒5のガイド穴21から突出したコネクタ直結ピン35に引っ掛けることで、逆転防止突起19、すなわち、シリンダー筒5への非係合状態が保持される。一方、非常開ハンドル41が図5の矢印a方向に回転されると、ストッパーボード49とコイルスプリング53とが非常開ハンドル41と共に移動し、コネクタ直結ピン35に対する掛止腕51の引っ掛かりが解除される。
これにより、ストッパーボード49がコイルスプリング53の付勢力によって非常開ハンドル41の後端側から突出し、逆転防止突起19に係合して、非常開ハンドル41の同方向の回転を阻止するようになっている。
【0021】
図6に示すように、シリンダー筒5の外周には凹部55を形成し、この凹部55内には先端が略球面状のクリックピン57を設けている。凹部55の底面とクリックピン57との間にはバネ59を配設してあり、バネ59はクリックピン57をシリンダー筒5の外周から突出させる方向に付勢している。
一方、非常開ハンドル41の内周面には、クリックピン57の先端が進入する窪み部60を形成している。すなわち、非常開ハンドル41は、所定の回転モーメント以下では回動が阻止されるようになっている。これにより、コネクタ直結ピン35が移動した場合であっても、非常開ハンドル41の共回りが阻止されるようになっている。
【0022】
本実施の形態では、図9(d)に示すように、一対のストッパーボード49,49が、シリンダー筒5外周面上の軸線と平行な線を対称とし、非常開ハンドル49の内周に配設している。これらストッパーボード49,49は、それぞれの掛止腕51,51の先端が互いに向き合うように対称形状となり、シリンダー7の施錠及び解錠の回転範囲における回転終端に対応した各位置、すなわち、本実施の形態では、約90°の範囲で施錠及び解錠となるシリンダー7とされるので、この回転範囲に対応して周方向に長く形成された非常開ハンドル41の透孔45の両端位置に設けられる。これらストッパーボード49,49によって、本実施の形態の非常解錠装置71では、シリンダー7の施錠及び解錠を行う回転操作の回転方向が、いずれの場合であっても、コネクタ直結ピン35の位置を変更することで再施錠の阻止を行うことの可能な非常解錠装置を得ることができ、すなわち、非常開ハンドル41として左右勝手のない構成を得ることができる。
【0023】
図1に示すように、非常扉1の表面には、非常開ハンドル41を挟む上方と下方とに、係止板61,61を備えたベース板69が固着してある。この係止板61,61には、非常開ハンドル41を覆う箱状のカバー63の係止爪65を脱着自在に係止している。
したがって、図7に示すように、カバー63が非常扉1に取り付けられている状態では、非常開ハンドル41が覆われ、シリンダー7の先端部のみがカバー63のシリンダー表出穴67から表出する。
一方、火災等の非常時には、カバー63の例えば下部を引っ張ることにより、係止板61,61と係止爪65との係止が解除され、カバー63が取り除かれることで図7(b)に示すように、非常開ハンドル41が表出されるようになっている。
【0024】
次に、以上のように構成される非常解錠装置71の作用を説明する。
図8は非常解錠操作前における非常解錠装置の背面視を(a)、(a)のb方向側面視を(b)に表した動作説明図、図9は非常解錠状態における非常解錠装置の背面視を(a)、(a)のb,c,d,e方向側面視を(b),(c),(d),(e)に表した動作説明図、図10は施錠復帰不可状態における非常解錠装置の背面視を(a)、(a)のb,c方向側面視を(b),(c)に表した動作説明図、図11は鍵・サムターンでの施錠復帰状態における非常解錠装置の背面視を(a)、(a)のb,c方向側面視を(b),(c)に表した動作説明図である。
【0025】
図8に示すように、非常解錠操作前では、ストッパーボード49は、コイルスプリング53によって付勢されるが、掛止腕51がコネクタ直結ピン35に引っ掛かっているため、非常開ハンドル41の後端から突出することはない。したがって、この状態では、ストッパーボード49は、逆転防止突起19に係合することなく通過が可能となる。
【0026】
この状態で、非常開ハンドル41を図9の矢印b方向に回すと、非常開ハンドル41の内周に装着したストッパーボード49に、コネクタ直結ピン35が押され、ガイド穴21に沿って移動し、コネクター23が同方向へ回転される。これにより、錠箱3内のダルマが直接的に解錠操作されることになる。
【0027】
図10に示すように、非常開ハンドル41が操作されて、解錠状態となった非常解錠装置71は、非常開ハンドル41を逆回転させて施錠復帰しようとすると、コネクタ直結ピン35に引っ掛かった状態であったストッパーボード49の掛止腕51が、コネクタ直結ピン35から離反する方向に移動して外れる。これにより、ストッパーボード49は、コネクタ直結ピン35による係止が解除され、コイルスプリング53の付勢力によって非常開ハンドル41の後端から突出し、逆転防止突起19に係合して非常開ハンドル41の逆転が阻止される。このようにして、非常時における非常開ハンドル41を使用した再施錠操作が阻止されるようになっている。
【0028】
また、キー(合カギ)あるいはサムターンによって施錠復帰を行う場合には、図11に示すように、コネクタ直結ピン35が、ストッパーボード49の掛止腕51を載せたまま移動することとなるので、ストッパーボード49の先端が逆転防止突起19に係合することがなく、コネクタ直結ピン35はガイド穴21に沿い移動する。
【0029】
このように、上記の非常解錠装置71によれば、非常開ハンドル41を回転し、ストッパーボード49に掛止したコネクタ直結ピン35を介してコネクター23を直接回転させ、錠箱3内の施錠機構を直接解錠した場合において、再び非常開ハンドル41を回転させて施錠しようとすると、ストッパーボード49の掛止腕51がコネクタ直結ピン35から離れ、コネクタ直結ピン35によるストッパーボード49の掛止が解除される。
すると、ストッパーボード49は、コイルスプリング53によって軸線方向に移動され、シリンダー筒5の逆転防止突起19に係合する。これにより、それ以上の非常開ハンドル41の回転を阻止して、非常開ハンドル41による再施錠を阻止することができる。
【0030】
また、対称形状のストッパーボード49,49を配設した構成とすることで、シリンダー7の施錠及び解錠を行う回転操作の回転方向が、いずれの場合であっても、コネクタ直結ピン35の位置を変更することで再施錠の阻止を行うことの可能な非常解錠装置を得ることができ、すなわち、非常開ハンドル41として左右勝手のない汎用性のある構成を得ることができる。
【0031】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る請求項1記載の非常解錠装置によれば、シリンダー筒の内側にシリンダーを支持し、シリンダーの回動片と錠機構部とを連結するコネクターにコネクタ直結ピンを突設し、シリンダー筒に筒状の非常開ハンドルを回動自在に外挿し、非常開ハンドルの回転によってコネクタ直結ピンへの掛止を解除してシリンダー筒に係合する逆転防止板を備えたので、非常開ハンドルを使用して解錠した場合、再び非常開ハンドルを回転させて施錠しようとすると、逆転防止板がシリンダー筒に係合し、それ以上の非常開ハンドルの回転が阻止され、非常開ハンドルによる再施錠を阻止することができる。これにより、非常開時に、誤操作等により非常解錠装置が再施錠されることを防止して、開状態を保持し続けることができ、非常解錠装置の信頼性を向上させることができる。
【0032】
請求項2記載の非常解錠装置によれば、シリンダーの施錠及び解錠の回転範囲における回転終端に対応した各位置となる非常開ハンドルの内周に、掛止腕の先端が互いに向き合う対称形状に形成される一対の逆転防止板を配設したので、シリンダーの施錠及び解錠を行う回転操作の回転方向が、いずれの場合であっても、コネクタ直結ピンの位置を変更することで再施錠の阻止を行うことの可能な非常解錠装置を得ることができ、すなわち、非常開ハンドルとして左右勝手のない構成を得ることができる。これにより、汎用性のある非常解錠装置を得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る非常解錠装置の断面図である。
【図2】シリンダー筒の上面視を(a)、下面視を(b)に表した斜視図である。
【図3】コネクターの後方視を(a)、前方視を(b)に表した斜視図である。
【図4】非常開ハンドルの上面視を(a)、下面視を(b)に表した斜視図である。
【図5】図1に示した非常解錠装置の要部斜視図である。
【図6】図1の非常解錠装置に設けられたクリック機構の断面図である。
【図7】図1に示した非常解錠装置のカバー装着状態を(a)、カバー脱着状態を(b)に表した正面図である。
【図8】非常解錠操作前における非常解錠装置の背面視を(a)、(a)のb方向側面視を(b)に表した動作説明図である。
【図9】非常解錠状態における非常解錠装置の背面視を(a)、(a)のb,c,d,e方向側面視を(b),(c),(d),(e)に表した動作説明図である。
【図10】施錠復帰不可状態における非常解錠装置の背面視を(a)、(a)のb,c方向側面視を(b),(c)に表した動作説明図である。
【図11】鍵・サムターンでの施錠復帰状態における非常解錠装置の背面視を(a)、(a)のb,c方向側面視を(b),(c)に表した動作説明図である。
【符号の説明】
5…シリンダー筒
7…シリンダー
17…回動片
23…コネクター
35…コネクタ直結ピン
41…非常開ハンドル
49…逆転防止板(ストッパーボード)
51…掛止腕
53…付勢手段(コイルスプリング)
71…非常解錠装置
Claims (2)
- 内側にシリンダーを支持したシリンダー筒と、
前記シリンダーに備えられる回動自在な回動片と錠機構部とを連結し、前記シリンダー筒に内設されるコネクターと、
前記シリンダー筒に回動自在に外挿した筒状の非常開ハンドルと、
前記コネクターに設けられ半径方向外側へ突出し、前記シリンダー筒に周方向に長く穿設されたガイド穴内に貫通配置されるコネクタ直結ピンと、
前記非常開ハンドルの内周に軸線方向で移動自在に設けられ、該移動方向に直交して突出される掛止腕を有するとともに、付勢手段が設けられ、前記非常開ハンドルの後端方向に付勢されており、前記コネクタ直結ピンに前記掛止腕を引っ掛けた際には前記非常開ハンドルの後端より突出せず、前記シリンダー筒への非係合状態を保持する一方、前記非常開ハンドルの回転によって前記コネクタ直結ピンへの前記掛止腕の掛止を解除し前記付勢手段によって軸線方向に突出した際には前記シリンダー筒に係合する逆転防止板と、
を具備したことを特徴とする非常解錠装置。 - 請求項1記載の非常解錠装置において、
前記シリンダーの施錠及び解錠の回転範囲における回転終端に対応した各位置となる前記非常開ハンドルの内周に、掛止腕の先端が互いに向き合う対称形状に形成される一対の逆転防止板が配設されることを特徴とする非常解錠装置。
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