JP4093058B2 - 情報監視支援装置及び情報監視システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、情報監視支援装置及び情報監視システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
生産工場(製造現場)に設置されるFA(ファクトリーオートメーション)システムは、例えば、PLC(プログラマブルロジックコントローラ)が入力機器から情報を収集し、収集した情報に基づいて演算実行し、得られた制御情報を出力機器に対して出力することにより制御を行うようになっている。ところで、このようなシステムを遠隔地から監視し、異常時等においては遠隔地からのリモートメンテナンス(リモートエンジニアリング)を行いたいという要求がある。
【0003】
すなわち、製造現場における製造装置などの利用者は、製造設備の保守管理に関わる人員不足と、技術向上による対応力不足から、リモートエンジニアリングへの必要性が発生する。また、ベンダーや保守管理等を行うエンジニアリング会社にとっても、熟練した保守作業員の絶対数の確保が困難である。さらに、故障・異常発生時にすぐに製造現場でメンテナンスを行うためには、保守作業員を現場に常駐させる必要があるが、管理・監視対象箇所が多いと現実的に困難である。従って、リアルタイムな顧客への対応を行うためには、リモートエンジニアリングの必要性が増す。
【0004】
そこで、係る場合に、FAシステムを構築するネットワーク上を伝送される情報を各種通信網を介して遠隔地の監視装置に伝達し、当該監視装置から上記ネットワークへさらにはそのネットワークに接続されたPLCその他の機器に対するアクセスを許容を許容することで実現が可能となる。
【0005】
すなわち、特に、FAシステム等では設備装置同士がネットワークで接続されているので、そのネットワークをインターネットその他の通信網を介して遠隔地の監視装置と接続することにより、遠隔地からFAシステムの各装置の状態を監視することが可能となる。そして、故障がプログラム,データなどのソフトウェアに起因する場合には、プログラムやデータファイルをアップロードしたうえで、それらを修正したり、変更,書替えしたりして、修正プログラムや修正データをサポートセンタからダウンロードすることにより、サポートセンタなどの遠隔地から直接メンテナンスを行うことができ、効率が良い。また、遠隔地にてデータの解析が可能となり、直接現場に行く必要がないので、リアルタイムによる迅速な処理が行える。
【0006】
【特許文献1】
特開2001−100810号
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来のリモートメンテナンスシステムでは、以下に示す問題があった。すなわち、システムの情報には、生産設備におけるトラブル情報(異常警報)などのメンテナンスのために外部に知らせたい情報と、生産に関わる出来高や製造条件(配合や時間条件)などの外部には知られたくない情報がある。これらの情報は、工場内の各エリアに点在しており、製造装置のパソコンやPLC(プログラマブルロジックコントローラ)などの情報制御装置内にも混在している。これらの情報を区分けするのは現在の手法では非常に困難である。そのため、情報の区分けをせずにネットワーク接続を実施すると、重要情報が外部に流出したり、外部からの不正アクセスが発生したりする等の問題が生じる。従って、これらの現象が、リモート監視やリモートメンテナンスのシステムを設置導入する際の大きなネックとなり、実用化が進まない。
【0008】
この発明は、製造装置などの情報を安全に監視者へ開示することができ、リモートエンジニアリングを実施することが可能になる情報監視支援装置及び情報監視システムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明による情報監視支援装置は、FAシステムを構成する機器から出力されるデータを取得し、取得したデータを監視装置に送信する情報監視支援装置であって、監視対象となるデータごとに予め登録設定した情報であって、各データについて真コメント、前記監視装置に見せるための偽コメント、および監視装置にデータ送信する際の有効か無効かの情報を対応付けて記憶した設定情報データベースと、前記機器から監視対象のデータを所定のタイミングで取得するデータ取得手段と、前記監視装置に対してデータを送信するデータについて、前記設定情報データベースを参照してデータごとに、前記監視装置にデータ送信する際の有効か無効かの情報が、有効であればデータおよびそのデータに対応する偽コメントを付加したものを送信データとし、無効であればそのデータに対応する偽コメントを送信データとするデータ加工手段と、前記データ加工手段にて送信データとした結果のそれぞれを、前記監視装置に対して送信する送信手段と、を備えて構成した。
【0010】
ここで、機器は、実施の形態ではPLCに対応する。機器のデータは、PLCのメモリに格納されたデータに対応する。設定情報データベースは、実施の形態では、メモリ12内の情報編集ブロック12cに対応する。許可情報は、実施の形態では、モザイク情報(モザイクが有効か無効かを設定するフラグ)に対応する。データ取得手段は、実施の形態では、CPU11に実装されたプログラムにより実現され、イベント発生や、定周期経過等の所定の条件に合致したときにデータを収集・取得し、データベース(実施の形態におけるプロセスデータベース12d)に格納するものであり、図11のステップ15や16などを実行するプログラム部分を含むものである。実施の形態では、常時所定間隔で機器からの情報(データ)を受信し、所定のタイミングになったときに受信した情報を実際に取得し、データベースに記憶保持に送信するようにしたが、これに限ることはなく、例えば定周期では、収集タイミングにきたときのみ監視対象の機器と通信を行ってデータを取得するようにしてもよい。データ提供手段は、実施の形態では、Webで開示する機能により実現される。
【0011】
この発明によれば、例えばPLCのメモリに対してそのままアクセスを許可するのではなく、途中に情報監視支援装置を設け、その情報監視支援装置にて提供・開示して良いデータか否かを判断し、そのまま見せても良いデータのみを監視装置に提供・開示する。これにより、秘密にしたいデータが外部に漏洩するのを抑止でき、情報の安全な表示が行える。
【0012】
また、本発明では、前記設定情報データベースに格納される設定情報として、前記機器から出力されるデータについて前記監視装置に見せるための偽コメントも備え、前記データを前記監視装置に提供するに際し、前記偽コメントも関連づけて提供するようにしている。PLC等の機器からデータとともにコメントが送られて来た場合に、そのコメントをそのまま外部の監視装置に提供すると、好ましくない場合がある。また、データのみを外部装置に提供しても、わかりにくい。そこで、偽コメントを用意し、データとともに偽コメントを付加して提供すると、見せたくない情報を適宜隠した状態で監視者にデータのおおよその内容を知らせることができる。なお、偽コメントは、必ず機器が持っている真のコメントと変える必要はなく、秘密にする必要がない(そのまま開示しても問題がない)コメントは、偽コメントを真のコメントと同じ内容にしても良い。さらに、この応用として、コメントのつけられないPLCや、そもそもコメントのない機器からのデータも、偽コメントを付加することにより、監視装置に見える情報を提供することができる(データの意味内容を理解できるようにする)。
【0013】
さらに、前記偽コメントは、前記監視装置に提供しないデータについても設定し、係る提供しないデータについては、データを見せることなく前記偽コメントを提供する機能を備えるとよい。これにより、データ自体は見せたくないが、どのようなデータがあるかを監視装置に知らせることができる。
【0014】
なお、偽コメントをあわせて提供する場合に、前記データの提供は、データと偽コメント等をCSVデータ形式で出力するようにするとよい。このようにすると、受け手側の監視装置では、市販の表計算アプリケーションソフトなどにより管理することができるので、好ましい。もちろん、他の形式でもかまわない。また、データに付加する情報としては、図11のステップ17に示すようにデータにタイムスタンプ等の時刻情報を付加してもよいが、係る時刻情報を付加するのは本発明の必須要件ではない。
【0015】
設定データとして、前記機器から出力されるデータに対する監視装置からの修正を許可するか否かの修正許可情報を備え、前記監視装置からの修正要求に対しては、前記修正許可情報で修正を許可したデータについての情報を前記監視装置に提供するとともに、前記監視装置からの修正指示を受けてデータ更新をするメンテナンス機能を備えるとよい。
【0016】
上記したデータ(情報)の開示・提供と同様に、外部の監視装置から直接PLCのメモリ等にアクセスするのではなく、一旦情報監視支援装置にアクセスし、そこに格納されたデータに対してデータの修正を行う。この修正したデータは、所定のタイミングで、データの元となるPLC等の機器に反映される。そして、情報監視支援装置にて、修正を許可するか否かの修正許可情報を持っているので、外部からのメンテナンスを希望するデータについてのみ当該許可を与えることにより、特定の情報のみリモートメンテナンスを行い、不正アクセスを抑止できる。
【0019】
また、本発明に係る情報監視システムでは、上記した各情報監視支援装置と、前記情報監視支援装置から送信される送信データを取得するとともに、その取得した送信データを表示する監視装置とを備えて構成することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の好適な一実施の形態を実現するシステム全体を示している。図1に示すように、製造設備(生産設備)側に配置したPLC1が、実行機器(情報監視支援装置)10に接続されている。そして、この情報監視支援装置10が、これら各PLC1から必要な情報を収集するようになっている。また、図示省略するが、情報監視支援装置に直接I/O機器等を接続し、そこから情報を取得することもできる。
【0021】
さらに、情報監視支援装置10は、モデム2を介して通信網3に接続され、その通信網3を介して遠隔地にある監視装置4と通信可能となっている。つまり、情報監視支援装置10は、FAシステムを構成するネットワークに接続され、PLC1等から情報を収集する機能と、収集した情報に所定の加工を行う機能と、加工した情報を記憶保持する機能と、モデム2,通信網3を介して外部装置(監視装置4と通信する機能を有する。なお、通信網3としては、LANやIP網等各種のものを用いることができる。
【0022】
情報に所定の加工を行う機能は、後述するモザイク処理を行い、知らせたくない情報を監視装置4の画面に表示しないようにしたり、書き込み不可にする処理を実行するようになっている。つまり、概念的に説明すると、図2に示すように、取得したシステムの情報に対し、モザイクをかけ、知らせたい情報や部分的に知らせたい情報は、外部からの閲覧を許容し、知られたくない情報はマスクをかけるか偽のダミー情報を閲覧可能な状態にする。また、監視装置4側からは、書き込み不可でないデータに対してのみ、メンテナンスを許可するようにしている。
【0023】
次に、上記した加工を行う機能を実現するための初期設定(設定データの登録処理)について説明する。図1に示すように、情報監視支援装置10に設定用パソコン(ツール)5を接続する。そして、ツール5にて生成した設定情報報を情報監視支援装置10に転送し、これにより、情報監視支援装置10は、システム稼動中に収集した情報を、設定情報に従って加工を施した後、記憶保持し、監視装置4からアクセスがあった場合に開示し、その監視装置4の表示装置に出力表示できるようにしている。換言すると、ツール5からの設定に従い、プロセス収集条件で指定された内容でデータ収集するとともに、モザイク処理をして保持する機能と、イベント発生状況を保持する機能と、指定条件により情報の送信(開示)する機能を有する。そして、上記した処理を実際に行うための具体的な構成は、以下のようになる。
【0024】
すなわち、情報監視支援装置10は、図3に示すように、上記した各機能を実施するCPU11と、収集した情報を記憶するメモリ12と、外部機器と通信をする各種インタフェースを備えている。インタフェースとしては、制御系ネットワークであるフィールドバスに接続するフィールドバスインタフェース13と、RS232C等のシリアル回線に接続するシリアルインタフェース14と、情報系ネットワークであるイーサネット(登録商標)に接続するイーサネットインタフェース15とを備えている。本発明との関係でいうと、シリアルインタフェース14は、PLC1と通信を行い、PLC1の所定アドレスに格納された情報を収集するために用いる。また、フィールドバスインタフェース13は、そのフィールドバスに接続されたI/O機器等と通信をし、情報を収集するために用いることができる。また、さらに、イーサネットインタフェース15は、他の外部機器に接続され、イーサネット(登録商標)上さらにはそのイーサネット(登録商標)の外に接続された外部機器(監視装置4等)に情報の開示を行うために用いる。もちろん、他の情報の送受も各インタフェースを用いて行われる。
【0025】
メモリ12の内部データ構成は、図4に示すようになっている。すなわち、各機器と通信を行うためのデバイスドライバ12aを介して、PLC1等から情報を取得すると、それを生データ記憶ブロック12bに格納する。また、CPU11の収集した情報(生データ)に所定の加工を行う機能により、この生データ記憶ブロック12bに格納されたデータに対してモザイク処理が行われるが、このモザイク処理を行うための設定データが、情報編集ブロック(タグデータベース)12cに格納される。
【0026】
そして、この情報編集ブロック12cに格納された設定データに基づいて、生データ記憶ブロック12bに格納された生データが加工されるとともに、データベース12dに格納される。さらに、イベントが発生した場合には、そのイベントについての情報、つまり、アドレス,発生日時,内容等が、イベントデータベース12eに記憶保持される(図5参照)。このイベントデータベース12eに登録する情報であるが、予め監視等のために収集しているデータが、登録した条件に合致した(例えば、あるデータがONになった)場合にそれに関する情報と、メンテナンス等により外部からデータを変更した(例えば、ある設定値を100から120に変更した)場合にそれに関する情報等がある。
【0027】
ここで、情報編集ブロック(タグデータベース)12cと、プロセスデータベース12dの内部データ構造は、図6に示すようになっている。すなわち、図中左側の4つの項目が、監視・収集すべきデータについて関連づけて登録されている。そして、プロセスデータベースは、図示する全体が格納される。なお、実際のデータを登録するエリアは、図示の例では便宜上3つまでであるが、例えば10個用意される。この個数は任意である。そして、古いデータは削除される。これにより、常に最新の10個のデータが保持される。
【0028】
一方、初期設定を行うためのツール5は、図7に示すフローチャートを実行する機能を有する。すなわち、まず条件設定システムを起動させて、初期条件設定画面を表示する(ST1,ST2)。この出力された表示画面に従って、ユーザは各種の条件を入力する(ST3,ST4)。なお、入力しない場合には、ステップ6に飛ぶ。
【0029】
初期条件設定は、通信条件,通信時に何をし、何を管理するかの条件を設定する。具体的には、まず、監視側通信条件の設定を行う。つまり、監視先の監視装置4と通信を行うための条件を入力するもので、例えばモデム,イーサネット(登録商標)等の通信方式等を入力する。
【0030】
次に、管理対象ノード条件設定をする。つまり、PLCの台数,PLC番号の登録を行う。そして、そのように登録した各PLCごとに、データ収集条件を設定する。つまり、タイムスタンプ周期や、収集タイミングがイベント方式か定周期方式かの区別や、データサイズ等を登録する。ここで、定周期方式は、一定時間間隔でデータを収集し、プロセスデータベース12dに逐次登録するものである。また、イベント方式は、通常は監視装置4への開示はせずに、予め登録したイベントが発生したときに、その前後所定数のデータを監視装置4に開示するものである。なお、本実施の形態では、定周期方式における収集間隔よりも短い間隔で情報監視支援装置10と、各機器とは比較的短い間隔(例えば10秒)の送受を行い、情報監視支援装置10は各機器から情報を受信するが、定周期タイミングにきていない場合には、そのまま受信したデータを廃棄するようにしている。
【0031】
上記した初期条件の設定を完了すると、次に、追加処理情報の設定を行う(ST5)。具体的には、監視対象のデータについて、例えば図8に示すような入力画面を表示する。この情報は、たとえばPLCから監視対象のデータが格納されるアドレスと、それに付加される真コメントを読み込むことにより生成できる。図において、「データ」は、実際の監視時に各機器から送られてくるデータである。なお、この追加処理情報の設定では必ずしも必要がないので、表示しなくてももちろんよい。
【0032】
そして、偽コメント,モザイクの有効/無効並びに収集方式の欄は、初期表示では空欄であり、ステップ5の追加処理情報の設定を行うことにより登録される。すなわち、まず図8に示す初期表示された状態で、登録する項目を逐次選択しながら、偽コメントの登録を行う。つまり、実際に監視装置に表示する際のコメントを登録するもので、監視側に伝えても良い名前に変更する。なお、「偽コメント」とは、真コメントに対する「偽」であり、ダミーコメントである。もちろん、真コメントと同じものでも良い。そして、本実施の形態では、真コメントと異なる場合には、先頭の「*」をつけることにより、偽コメントであるとがわかるようにしている。
【0033】
次いで、モザイクの有効/無効を設定する。つまり、監視装置にデータを表示しても良いか否かの設定を行う。表示しても良い場合(有効)には「○」、表示してはいけない場合(無効)には「×」を格納している。実際には、1/0などで登録する。
【0034】
さらに、収集方式として、各データごとに定周期データ収集と、イベントデータ収集のいずれかを設定する。なお、モザイクを無効、つまり、データを隠して開示しないものについては、データ収集しても意味がないので、収集方式の設定は省略する。もちろん、モザイクを無効にしたものに対してデータの収集方式を設定してもかまわない。
【0035】
登録の具体例を示すと、図9に示すようになる。この場合の監視装置4側に表示される情報は、図10に示すようになる。これにより、監視装置4側では、偽コメントが表示されたり、データ自体が表示されないようになり、メンテナンスに必要が無く、外部に見せたくない情報(データ,コメント)を表示しないようにすることができる。但し、少なくとも偽コメントを表示することにより、何かしらのデータがあることを監視者に知らせることはできる。
【0036】
従って、情報監視支援装置10のプロセスデータベース10dに格納した際には、秘密にしたい部分はモザイク処理を施し、真コメントや生データを見ることのできない状態にするが、リモートメンテナンスを行うことから、データを表示するものについては偽データを設けることなく、生データを格納し、表示するようにしている。
【0037】
そして、図から明らかなように、帳票形式でデータを表示している。つまり、市販の表計算ソフトを利用し、収集した情報(アドレス,データ,コメント等)を所定のセル内に当てはめて表示する。そして、具体的な情報の追加・変更も表計算ソフトにおける各セルへのテキストデータの入力機能等を用いて簡単に行える。
【0038】
さらに、具体的な図示は省略するが、メンテナンス時に書き込み(更新)を許容するデータの指定も行う。これも設定データとなる。ここで指定されるデータは、モザイクの有効/無効と必ずしも一致しない。つまり、監視モードではモザイクを無効にしてデータを見せないが、メンテナンス時にはデータを見せてデータの更新を行うようにしたり、逆に監視モードではモザイクを有効にしてデータを見せるものの、メンテナンスによる変更は認めないものもある。もちろん、一致しているものもある。
【0039】
そして、上記した初期条件並びに追加処理情報の設定により決定された条件設定データを保存するとともに、情報監視支援装置10へ転送する(ST6)。これにより、情報監視支援装置10は、転送されてきた各機器のデータ収集タイミングや、収集したデータに付加する偽コメント,モザイクの有無等の設定データを受け取ると、情報編集ブロック12cに格納する。なお、情報編集ブロック12cのデータ構造の一例は、図6で示したが、図6中の「コメント」は、「偽コメント」である。また、真コメントは、生データ記憶ブロック12bに格納される。
【0040】
そして、その格納した設定データに基づいて情報監視支援装置10は、監視モードでは、その取得した条件設定データに基づいて上述したデータを収集したり、その収集したデータを加工・保存する機能を実行することになる。具体的には、図11に示すフローチャートを実行することになる。
【0041】
すなわち、まずPLC本体に異常が無いことを確認する(ST11)。そして、正常にFAシステムが稼働しているならば、現在の運転モードを判断する(ST12)。運転モードは、例えば、監視装置20から送られてくる制御信号により設定される。
【0042】
監視モードの場合には、ステップ13に進み、通信プログラムを生成し、実際に通信を開始する。つまり、PLCや温度調節器その他の監視対象の機器と通信を開始する。この通信は、定周期でデータ収集する場合の周期よりも短い間隔で行い、常時監視対象の機器からデータを受信する。
【0043】
そして、データ収集方式、つまり、イベントデータ収集か定周期データ収集かを判断する(ST14)。具体的には、ツール5からの設定データにより、各機器のデータ収集方式がわかっている(情報編集ブロック12cに保持)ので、係る設定データを読み出して判断する。
【0044】
そして、判断結果がイベントの場合には、イベントデータ収集を行う(ST15)。すなわち、常時送られてくる機器のデータを所定タイミングで取得するとともに、記憶保持する。そして、常時所定数のデータを保持すべく、古いデータは新規に取得したデータで上書きすることにより削除する。この所定タイミングは、定周期の場合の収集間隔と同じであってもよいし、異ならせてもよい。つまり、イベントデータ収集の場合には、イベントが発生したことをトリガとし、前後所定数分のデータを監視装置20に送信する。従って、イベントが発生するまで、最新の所定数分のデータを記憶保持するようにしている。但し、一定数以上のデータ(登録してから時間が経過して古くなったデータ)は不要となるので、上書きにより削除している。また、データ収集するのは、モザイク条件で、データを表示しても良いもの(○)についてのみ行う。
【0045】
そして、イベントが発生(例えば、異常を示すデータがON)したならば、タイムスタンプを発行するとともに、該当するデータを集計する(ST17)。これにより、各データには、タイムスタンプが付加される。そして、データがプロセスデータベース12dの所定領域に格納され、保存される(ST18)。つまり、図6に示したように、プロセスデータベースには、すでに各データのアドレスと偽コメント等が関連づけられたデータベースが作成されているので、条件に合致して取得したデータを所定領域に格納する。
【0046】
一方、定周期の場合は、定周期データ収集を実行する(ST16)。つまり、イベントデータ収集でも説明したとおり、ステップ13の実行により、監視対象の機器から常時データが送られてくる。従って、定周期データ収集処理では、予め定めた収集期間が経過するのを待ち、収集期間がくると、そのとき送られてきたデータを取得する。そして、取得したデータをステップ17以降の処理に従って、タイムスタンプを付加し、プロセスデータベース12dに格納する。もちろん、この定周期データ収集においても、実際にデータを収集して保存するのは、モザイク条件で、データを表示しても良いもの(○)についてのみである。
【0047】
なお、図6に示した例では全て種類のデータが同一タイミングで収集されたように示しているが、本発明では各データで収集タイミングを異ならせても良い。その場合に、データとステップ17で付加したタイムスタンプと対にしてデータ格納領域(図6ではデータのみを記録している箇所)に格納することにより対処する。
【0048】
そして、データを保存したならば、現在の状態が設定データを登録する条件設定システムか、通常の動作を行う実行システムかを判別し(ST19)、実行システムの場合にはステップ11に戻り、上記した処理を行う。なお、フローチャート中には示していないが、条件設定システムの場合には、図7に示すフローチャートを実行し、新たな設定データがダウンロードされ、実行システムに切り替わるのを待つ。
【0049】
なお、上記した処理は、例えば各機器ごとに実行される。また、定周期データ収集の収集期間が全て等しい場合には、全ての機器に対して一括して処理することも可能である。
【0050】
そして、上記のようにして登録されたデータは、Web機能により、アクセスしてきた監視装置4の表示装置に対し、Web画面として開示提供することができる。
【0051】
一方、ステップ12の分岐判断で、メンテナンスモードと判別された場合には、メンテナンス処理を実行する(ST20)。そして、メンテナンスが終了したならば、ステップ11に戻り、上記した処理を行う。
【0052】
メンテナンス処理は、図12に示すように、まず情報編集ブロック12cに登録されている設定データを読み出し、メンテナンス対象(データ更新が許容されているデータ)を確認する(ST21)。そして、設定データに従って、情報の書き込みを行う(ST22)。つまり、メンテナンス対象のデータに関する情報を抽出する。
【0053】
次いで、外部との通信、つまり監視装置4と通信をし、抽出したメンテナンス対象のデータに関する情報を監視装置4に開示,提供し、修正データを取得し更新処理をする。なお、更新されたデータは、必要に応じてPLCに送られ、PLC側のメモリの修正も行われ、これによりリモートメンテナンスが実行できる。そして、監視装置4から作業完了信号を受けたならば、外部通信を遮断し(ST24,ST25)、メンテナンスモードを終了する(ST26)。
【0054】
なお、本実施の形態では、監視装置4への情報の提供は、ブラウザ方式を採用し、監視装置4にはWeb画面により監視情報を表示するようにした。これにより、任意の監視装置4から、情報監視支援装置10にアクセスし、監視情報を取得して監視し、また、メンテナンスを行うことができる。
【0055】
但し、本発明はこれに限ることはなく、情報監視支援装置10側から所定の監視装置に対して情報を配信する機能を設けることもできる。この場合に、初期設定により、初期設定で配信方式とブラウザ方式の選択を行うとよい。また、配信方式のみ採用することも可能である。
【0056】
一方、監視装置4では、図13に示すフローチャートを実行する。すなわち、情報監視支援装置10と通信を開始し、システムの運転状況の確認をする(ST31)。そして、正常に動作しているならば、監視をするかメンテナンスをするかを判断する(ST32)。係る判断は、例えば監視画面を見ている監視者が決定してもよいし、予めメンテナンスモードに移行する条件を登録しておき、あるデータが条件を具備した場合に自動的にメンテナンスモードに切り替わるようにしてもよい。
【0057】
監視モードの場合には、監視を実行する(ST33)。つまり、情報監視支援装置10にアクセスし、Web画面での監視情報の提供を受ける。また、このとき、送られてくる情報は、監視対象のデータと、コメント(偽コメント)及びタイムスタンプを関連づけたテーブル構造となっているので、CSVデータとして受信する。
【0058】
次いで、受信したCSVデータに基づいて、監視画面を作成し、表示装置に表示する。この監視画面としては、例えば図14に示すようになる。すなわち、この例では、定周期データ収集と、イベントデータ収集を1つの画面上に上下に配置して表示するようにしている。そして、定周期は、1つのアドレスに対してデータ数と時間を各10個表示するようにし、イベントは、イベント発生(→で示す)から前後5データずつを表示するようにしている。そして、定周期とイベントはそれぞれ1つのアドレス(定周期とイベントは同じとは限らない)についてのデータを表示しているので、コメントは、それぞれに対してまとめて1個表示するようにしている。
【0059】
もちろん表示形態はこれに限るものではなく、コメントも各アドレスと同列にそれぞれ付加してもよいし、時間の経過に従って監視対象の機器のデータを表示することにより、例えば定周期であっても、異なるアドレスのものが混在状態で表示するようにしてもよい。さらにまた、上記したように、定周期とイベントをともに表示するのではなく、いずれか一方を表示するようにしてもよいし、両方表示する場合でも、左右に並べるなど、レイアウトは任意に変更可能である。
【0060】
なお、図14において、「運転状況」ボタンを選択すると、現在の監視状況を確認することができ、「監視/メンテ」ボタンを選択すると、マニュアル操作による監視モードとメンテナンスモードの切り替えが行える。また、「メンテ終了」ボタンを選択すると、ステップ36で示した終了確認通知が送信される。また、別の表示形態としては、図15に示すように、監視画面と、メンテナンス画面を併記して表示するようにすることもできる。
【0061】
なお、メンテナンスが実行された場合に、更新に関する情報(日時,作業者,更新データの内容等)をイベントデータベース12eに格納するようにしても良い。
【0062】
【発明の効果】
以上のように、この発明では、PLCその他の機器と、外部の監視装置との間に情報監視支援装置を設け、その情報監視支援装置を介してデータの送受を行うとともに、監視装置へ開示・提供して良いデータか否かの許可情報や、監視装置からのデータ修正を強化するか否かの修正許可情報により、係る送受を行う際のデータを制御し、製造装置などの情報を安全に監視者へ開示することができ、また外部からの不正アクセスを抑止しつつリモートメンテナンスを実行することができ、安全なリモートエンジニアリングが実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な一実施の形態を示す図である。
【図2】本発明の概念を説明する図である。
【図3】情報監視支援装置の内部構成を示すブロック図である。
【図4】メモリの内部構造を示す図である。
【図5】イベントデータベースのデータ構造の一例を示す図である。
【図6】タグデータベース並びにプロセスデータベースのデータ構造の一例を示す図である。
【図7】ツールの機能を示すフローチャートである。
【図8】追加情報の設定を説明する図である。
【図9】追加情報の設定を説明する図である。
【図10】監視装置への表示内容の一例を示す図である。
【図11】情報監視支援装置の機能を示すフローチャートである。
【図12】情報監視支援装置の機能を示すフローチャートである。
【図13】監視装置の機能を示すフローチャートである。
【図14】監視装置の表示装置に表示される監視画面の一例を示す図である。
【図15】監視装置の表示装置に表示される監視画面の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 PLC
2 モデム
3 通信網
4 監視装置
5 ツール
10 情報監視支援装置
11 CPU
12 メモリ
12a デバイスドライバ
12b 生データ記憶ブロック
12c 情報編集ブロック
12d プロセスデータベース
12e イベント記憶部
13 フィールドバスインタフェース
14 シリアルインタフェース
15 イーサネットインタフェース
Claims (3)
- FAシステムを構成する機器から出力されるデータを取得し、取得したデータを監視装置に送信する情報監視支援装置であって、
監視対象となるデータごとに予め登録設定した情報であって、各データについて真コメント、前記監視装置に見せるための偽コメント、および監視装置にデータ送信する際の有効か無効かの情報を対応付けて記憶した設定情報データベースと、
前記機器から監視対象のデータを所定のタイミングで取得するデータ取得手段と、
前記監視装置に対してデータを送信するデータについて、前記設定情報データベースを参照してデータごとに、前記監視装置にデータ送信する際の有効か無効かの情報が、有効であればデータおよびそのデータに対応する偽コメントを付加したものを送信データとし、無効であればそのデータに対応する偽コメントを送信データとするデータ加工手段と、
前記データ加工手段にて送信データとした結果のそれぞれを、前記監視装置に対して送信する送信手段と、を備えたことを特徴とする情報監視支援装置。 - 前記偽コメントは、真コメントと同じ内容に設定することを許容するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の情報監視支援装置。
- 請求項1または2に記載の情報監視支援装置と、
前記情報監視支援装置から送信される送信データを取得するとともに、その取得した送信データを表示する監視装置とを備えたことを特徴とする情報監視システム。
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