JP4092108B2 - 照明器具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、小物ラックを一体的に取り付け可能な照明器具に関する。
【0002】
【背景技術】
壁面に沿って設けられた流し台と、この流し台の上方に位置する吊り戸棚とを備えたキッチンが知られている。このキッチンでは、吊り戸棚の下面でかつ壁面に沿って照明器具が設けられることがある。このような照明器具は、例えば、ケース本体と、ケース本体内部に設けられた蛍光灯等の光源と、ケース本体に設けられ光源からの光を透過する照明カバーとを含んで構成される(特開平5−314804号公報)。一方、照明器具と流し台との間の壁面には、調味料等の小物が配置される小物ラックがプラスチック製の吸盤等で取り付けられる場合がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、そのようなキッチンでは、家事作業で発生する蒸気や油分が小物ラックやプラスチック製の吸盤にかかるため、プラスチック製の吸盤が経時劣化を起こし小物ラックが脱落するおそれがあった。さらに、プラスチック製の吸盤などでは、その取り付け強度に限度があり、あまり大きな小物ラックは取り付けることができなかった。また、壁面の構成が複雑となり見た目も悪い上に、小物ラックや壁面の清掃にも手間がかかっていた。
【0004】
本発明は、小物ラックを一体的に取り付けることで、小物ラックが脱落するおそれが無く、外観も良好な照明器具を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
そのため、請求項1に記載された本発明の照明器具は、図面を参照して説明すると、少なくとも壁面31と対向する鉛直部11Cを有するケース本体11と、このケース本体の内部に設けられた光源13と、前記ケース本体に設けられ前記光源からの光を透過する照明カバー12とを備える照明器具10であって、前記ケース本体は、前記壁面に当接される前記鉛直部と、この鉛直部から離れる方向に延びる水平部と、この水平部の先端側が下方に折り曲げられた部分とを有し、これら各部に囲まれたスペースが当該ケース本体における前記壁面寄りの位置に形成されており、前記鉛直部の下端には、前記壁面から離れる方向に折り曲げられかつその先端を上方に折り曲げて形成されるとともに、小物が配置される小物ラック20が係合される係合部14が形成され、この係合部が前記スペースに臨んで配置されていることを特徴とする。
【0006】
以上の構成を備える本発明では、小物ラックが照明器具の係合部に係合されているので、脱落するおそれがなく確実に取り付けられ、小物ラックの大きさや重量を大きくすることもできる。また、小物ラックは、壁面に直接吸盤等で取り付けられていないので、壁面の外観が良好になるとともに清掃が容易にできる。
【0007】
また、スペースSに前記係合部14が臨んで配置されているので、小物ラック20を壁面に沿って配置することができ利用しやすいとともに、係合部が照明器具の表面側に表れず、良好な外観が得られる。
さらに、前記照明カバーは、前記ケース本体の底面側に設けられるとともに、前記壁面側に向かって下がる傾斜を有して配置されていることが好ましい。
【0008】
また、前記ケース本体11は、略水平方向に延びる長尺状に形成され、前記係合部14は、前記ケース本体に沿って連続して設けられていることが好ましい
このようにすれば、小物ラック20を壁面31に沿って自由な位置に配置することができ、キッチンを利用する上での利便性を向上できる。
【0009】
また、前記ケース本体11には、前記スペースSの上側に位置する水平部に形成されて当該スペースに開口するとともに、前記係合部よりも上方に位置する通気孔16が設けられていることが好ましい
このようにすれば、本体ケース内部の光源13から発せられる熱を、通気孔からケース本体の外へ逃がすことができるので、照明器具の放熱効果が高まるとともに、通気孔が表面側に表れず良好な外観が得られる。
【0010】
また、前記ケース本体11は、吊戸棚の底版に固定される上面部を有して形成されていることが好ましい
このようにすれば、本体ケースを形成する部材の軽量化を図りつつ、照明器具の強度と剛性を高めることができ、取り付け作業が行い易いとともに光源や照明カバーを確実に支持することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1〜図5に、第一実施形態の照明器具について示し、図6〜図10にそれぞれ、第二〜六実施形態の照明器具について示す。各実施形態において同一構成要素は同一符号とし説明を省略あるいは簡略化する。
【0014】
まず、第一実施形態について説明する。
図1、図2には、第一実施形態の照明器具10が取り付けられたキッチンが示されている。図1、図2において、床面1と天井面2との間の壁3に面して、流し台4、吊戸棚5、レンジ台6、レンジフード62および照明器具10が設置されている。
壁3には、仕上げ材としてのタイル33が貼られた壁面31が形成されている。このタイル33は、構造体としての躯体32の表面に形成された下地材33Aに貼り付けられている。
【0015】
流し台4は、その上面の一方に調理を行うための天板41が形成され、他方に水仕事を行うためのシンク42が形成されている。シンク42の上部には、蛇口を備えた水栓42Aが設けられる。
吊戸棚5は、流し台4の上方で、天井面2に接して設置されている。吊戸棚5は、その内部を収納部51とされ、前面側に開閉扉52を備え、下部を底板53で形成される。
【0016】
レンジ台6は、流し台4と隣接して設置され、その上面に加熱調理を行うためのレンジ61を備える。レンジ台6の上方で吊戸棚5に隣接して、換気扇を覆うレンジフード62が天井面2に接して設置されている。
流し台4およびレンジ台6の下部は、その内部を収納部43として利用される。この収納部43は、前面側に開閉扉43Aを備え、下部を底板43Bで形成される。
【0017】
照明器具10は、流し台4の上方で、壁3の壁面31と吊戸棚5の底板53とに接して取り付けられている。壁面31に沿って照明器具10の下方には、小物ラック20が吊り下げられ、調味料や調理器具などが置かれて利用されている。小物ラック20は、照明器具10の長手方向に沿って移動可能に設置されるが、必要に応じて取り外すことも可能とされている。
【0018】
図3には、第一実施形態の照明器具10の全体の斜視図が示されている。図3において、照明器具10は、ケース本体11と、このケース本体11の下面に取り付けられる照明カバー12と、後述する図4に示す係合部14に係合される小物ラック20とを備えている。ケース本体11の前面には、この照明器具10の電源を操作するスイッチ11Aと、他の電気器具を繋げて使用するためのコンセント11Bとが配置されている。
【0019】
図4には、第一実施形態の照明器具10の断面図が示されている。図4において、照明器具10は、その内部に光源である蛍光灯13を備え、壁面31に近い位置に係合部14を有し、この係合部14に小物ラック20が吊り下げられている。
蛍光灯13は、電源端子を備えた取付部13Aに取り付けられる。この取付部13Aは、ケース本体11にねじ止め等により固定されている。
小物ラック20は、ラック本体21と脱落防止部22との2つの部材で構成されている。
【0020】
ラック本体21は、金属の板材を折り曲げ加工し断面略L字形に形成され、その底辺部分は上面に小物類を載置する載置部21Dとされ、壁面31に沿って略鉛直方向に延びる部分は荷重を支持する支持部21Bとされている。支持部21Bの上端には、ケース本体11の係合部14と係合される係合部21Aがカーリングにより形成され、支持部21Bの左右両端には、折曲部21Cが折り曲げ加工により形成されている。
脱落防止部22は、金属棒材を曲げ加工して形成され、ラック本体21の支持部21Bと載置部21Dとを連結して設置される。
【0021】
図5には、小物ラック20を除いた第一実施形態の照明器具10の断面図が示されている。図5において、ケース本体11は、全体として、その前面と背面とを上底と下底とする略台形状の断面形状をなし、その下面は照明カバー12を取り付けるために開口されている。
【0022】
ケース本体11は、それぞれ照明器具10の長手方向に延びる第1部材111、第2部材112、第3部材113、第4部材114の4部材から構成されており、各々の部材は金属板材の折り曲げ加工により形成され、ビス止め等により組み合わせられている。金属板材としては、予め板表面に光の反射率の高い色(例えば、グレーメタリック色)の印刷が施された鋼板(プレコート鋼板)が用いられる。
【0023】
第1部材111は、照明器具10の前面側を形成する部材で、その前面部には前述のスイッチ11Aやコンセント11Bが取り付けられる。
第2部材112は、照明器具10の上面に配置される部材で、ビス孔が設けられ吊戸棚5の底板53にビス止めされる。
第3部材113は、照明器具10の背面を形成する部材で、壁面に当接される鉛直部11Cを有し、その下部に小物ラック20を係合する係合部14が形成されている。係合部14は、壁面31と第4部材114との間のスペースSに臨むように、第3部材の鉛直部11Cの下端を鉤爪状に折り曲げて形成される。
【0024】
第4部材114は、第3部材113と並べて配置され、その高さの概中央より上部を鉛直部11Cに密接し、概中央部で折り曲げられて水平部が形成され、その下部は壁面と距離をあけて配置されている。この第3部材113(壁面31)と第4部材114との間のスペースSに開口して、通気孔16が第4部材114の水平部を上下に貫通して設けられている。
第1部材111と第4部材114とは、照明器具10の下面の前後部分を形成し、照明カバー12の幅寸法だけ離れて互いに対向するように、内側に向かって略直角に折り曲げられる。この内側に折り曲げられた端部には、ヘミング加工が施され、照明カバー12が係止される係止部11Dとされる。
【0025】
照明カバー12は、透明あるいは半透明のアクリル製の板材で、蛍光灯13からの光を透過する平板状の透過部12Aと、コ字形に折り曲げられた先端の係止爪12Bとを備える。照明カバー12は、その係止爪12Bをケース本体11の第1部材111および第4部材114の係止部11Dに、係止させることでケース本体11に固定される。
【0026】
従って、第一実施形態の構成によれば以下の効果が得られる。
(1)小物ラック20が照明器具10の係合部14に係合されているので、脱落するおそれがなく確実に取り付けられ、小物ラック20の大きさや重量を大きくすることもできる。
(2)小物ラック20は、壁面31に直接吸盤等で取り付けられていないので、壁面31の外観が良好になるとともに清掃が容易にできる。
(3)ケース本体11の背面側には、鉛直部11Cが設けられ、この鉛直部11Cを壁面に接することができるので、照明器具10の設置が行い易い。
【0027】
(4)ケース本体11の第4部材114を壁面31から離して配置し、そのスペースSに臨んで係合部14が設けられているので、小物ラック20を壁面31に沿って配置することができ利用しやすいとともに、係合部14が照明器具10の表面側に表れず、良好な外観が得られる。
(5)係合部14が照明器具10の長手方向に沿って設けられているので、小物ラック20を壁面に沿って自由な位置に配置することができ、キッチンを利用する上での利便性を向上できる。
【0028】
(6)ケース本体11の内部の蛍光灯13が発する熱を、通気孔16からケース本体11の外へ逃がすことができるので、照明器具10の放熱効果が高まるとともに、通気孔16をスペースSに臨んで開口したので、照明器具10の表面側に表れず良好な外観が得られる。
(7)ケース本体11の板材表面に光の反射率の高い色が施されているので、光を反射することができ、別途反射板を必要としないので、コストの低減と軽量化を図ることができる。
【0029】
次に、第二実施形態について説明する。
図6には、本発明の第二実施形態の照明器具から小物ラックが省略された断面図が示されている。図6において、照明器具10Aは、第一実施形態の照明器具10と同様に、その外殻をケース本体11と照明カバー12とで形成されるが、内部に蛍光灯13以外に補強板15と反射板17とを備える。ケース本体11、照明カバー12および小物ラック20の材料、部材構成および加工方法は第一実施形態の場合と同じである。
【0030】
ケース本体11の内部に設けられる補強板15は、照明器具10Aの長手方向に沿った断面略コ字形の長尺部材で、金属板材を折り曲げ加工して形成されている。補強板15は、そのコ字形断面の開口部を下にして、上面をケース本体11の第2部材112の下面に当接し、他の二面もそれぞれ第1部材111および第3部材113に当接して配置される。補強板15は、ケース本体11の背面側から第4部材114および第3部材113を通して、ビス止め等されることでケース本体11に一体に取り付けられる。
反射板17は、明色塗装が施された金属板材を曲げ加工し、蛍光灯13の上部を覆う形で配置され、取付部13Aに取り付けられる。
【0031】
従って、第二実施形態の構成によれば、第一実施形態の(1)〜(6)の効果に合わせて、以下の効果が得られる。
(8)ケース本体11内部に補強板を設けたので、本体ケース11を形成する部材の軽量化を図りつつ、照明器具10Aの強度と剛性を確保することができ、照明器具10Aの取り付け作業が行い易いとともに蛍光灯13や照明カバー12を確実に支持することができる。
(9)蛍光灯13の上部を覆って反射板17を設けたので、照明器具10Aの機能である、物を照らす際の照度を高めることができる。
【0032】
次に、第三実施形態について説明する。
図7には、本発明の第三実施形態の照明器具から小物ラックが省略された断面図が示されている。図7において、照明器具10Bは、第一実施形態の照明器具10と同様に、その外殻をケース本体11と照明カバー71とで形成されるが、この照明カバー71の形状および取付方法が第一実施形態の照明カバー12と異なる。ケース本体11および小物ラック20の材料、部材構成および加工方法は第一実施形態の場合と同じである。
【0033】
照明カバー71は、直板状のアクリル板で、内側面に波状加工が施された光の透過部71Aと、両端部の係止爪71Bとを備えて形成される。
ケース本体11の下面側開口では、第1部材111および第4部材114の端部に断面略コ字形の係止部72が設けられている。第4部材114側の係止部72の中には、所定の間隔で板ばね73が取り付けられている。
【0034】
照明カバー71の取り付けは、第4部材114側の係止部72に照明カバー71の係止爪71Bを挿入し、板ばね73を押し下げながら反対側の係止爪71Bを、第1部材111側の係止部72に挿入することで行われる。その際、板ばね73の作用で照明カバー71が第1部材111側に押し上げられ、係止部72から係止爪71Bが容易に外れなくされている。
また、第三実施形態では、ケース本体11の第4部材114の水平部よりも下側で、鉛直部11Cと対向する面に通気孔16を設ける。
【0035】
従って、第三実施形態の構成によれば、第一実施形態の(1)〜(7)の効果に合わせて、以下の効果が得られる。
(10)照明カバー71を取り付ける係止部72に板ばね73を設置したので、照明カバー71を取り付け易く、また、外れ難くすることができる。
(11)照明カバー71の透過部71Aには、内側面に波状加工が施されているので、蛍光灯13からの光が拡散されて柔らかい照明効果が得られる。
(12)通気孔16を鉛直部11Cと対向する面に設けたので、通気孔16を通して蛍光灯の光が外部に反射して、照明器具10Bの直下の壁側を照らすことで、間接照明の効果が得られる。
【0036】
次に、第四実施形態について説明する。
図8には、本発明の第四実施形態の照明器具から小物ラックが省略された断面図が示されている。図8において、照明器具10Cは、その外殻をケース本体11と照明カバー81とで形成される。ケース本体11の第4部材83と照明カバー81との形状および取付方法が第一実施形態の場合と異なる。それら以外のケース本体11および小物ラック20の材料、部材構成および加工方法は第一実施形態の場合と同様である。
【0037】
照明カバー81は、断面略L字形のアクリル板で、半透明の光の透過部81Aと、係合膨部81Bと、係止爪81Cとを備える。
ケース本体11の第4部材83は、断面コ字形の部材で、第3部材113の鉛直部11Cにビス止めされている。第4部材83には、照明カバー81の係合膨部81Bを係合する係合溝83Aが設けられている。また、第1部材111の下面側先端部には、断面略コ字形の係止部82が設けられている。
【0038】
照明カバー81の取り付けは、透過部81Aがほぼ水平な状態で係合膨部81Bを第4部材83の係合溝83Aに挿入し、係合膨部81Bが外れないように照明カバー81を持ち上げ、係止爪81Cを第1部材111の係止部82に挿入することで行われる。この状態で係止部82は、係止爪81Cを挟み込むので、照明カバー81は容易に外れなくされている。
【0039】
従って、第四実施形態の構成によれば、第一実施形態の(1)〜(5)および(7)の効果に合わせて、以下の効果が得られる。
(13)照明カバー81は、断面略L字形のアクリル板で一体形成され、一部材から製造できるので低コストで製造できる。
(14)照明カバー81は、その係止爪81Cがケース本体11の係止部82に挟まれる形で取り付けられるので、容易に開閉可能とすることができ、内部の清掃や蛍光灯13の交換が行い易い。
(15)照明カバー81は、断面L字形としたので、照明器具10Cの直下の壁側を照らすことができ、小物ラック20に置いた小物が見やすくなる。
【0040】
次に、第五実施形態について説明する。
図9には、本発明の第五実施形態の照明器具から小物ラックが省略された断面図が示されている。図9において、照明器具10Dは、第一実施形態の照明器具10と同様に、その外殻をケース本体11と照明カバー91とで形成されるが、この照明カバー91の形状が第一実施形態の照明カバー12と異なる。さらに、ケース本体11の内部に、配線収納部92を備えている点および、ケース本体11がリベット94により組み立てられている点が第一実施形態の照明器具10とは異なる。なお、蛍光灯13や係合部14の構成および小物ラック20の材料、部材構成および加工方法は第一実施形態の場合と同じである。
【0041】
照明カバー91は、断面略コ字状のアクリル板で、内側面に波状加工が施された光の透過部91Aと、両端部の係止爪91Bとを備えて形成される。
ケース本体11の下面側開口では、第1部材111および第4部材114の端部を内側に向かって略直角に折り曲げた係止部11D設けられている。照明カバー91は、その係止爪91Bを両係止部11Dに係止させることで、ケース本体11に固定される。
【0042】
ケース本体11の内側で蛍光灯13の上部背面側には、ケース本体11の長手方向に沿って配線収納部92が取り付けられている。この配線収納部92は、板材を折り曲げ加工して形成されたもので、鉛直部11Cに沿った第4部材114の内側にリベット94により固定されている。配線収納部92の一部には、上方に開いたく字形状が形成されており、このく字形状の上部に複数の電線93が収納されている。
これらの電線93は、蛍光灯13の取付部13Aやスイッチ11A、コンセント11B(図3参照)等を互いに、または、それらと電源との間を連結するためのものであり、銅線のより線などに塩化ビニール等の絶縁被覆が施されたものである。
また、配線収納部92には、ケース本体11を組み立てるリベット94に対応した位置に、孔92Aが孔設されるとともに、配線収納部92の表面には光の反射率の高い色の印刷が施されている。
【0043】
次に、ケース本体11を吊戸棚5の底板53に取り付ける方法について説明する。
図9で示す断面位置において、ケース本体11の上面側には、前述の第一実施形態で説明した第2部材112を一部を置き換える形で、取付部板材95がリベット94で固定されている。この取付部板材95は、第1部材111等に比較して厚い板材から形成され、係合孔95Aを備えている。この係合孔95Aは、吊戸棚5の底板53にビス止め等により固定された、断面略Z字形の取付部材96に係合される。すなわち、ケース本体11を取り付ける際、取付部材96の下方側から下側片96Aを係合孔95Aに挿通して、ケース本体11を壁面31側に横移動することで、取付部板材95と下側片96Aとが係合し、ケース本体11が吊戸棚5の底板53に取り付けられる。以上の手順を逆に行えば、ケース本体11を取り外すことができる。
【0044】
従って、第五実施形態の構成によれば、第一実施形態の(1)〜(7)の効果および第三実施形態の(11)の効果に合わせて、以下の効果が得られる。
(16)配線収納部92を本体ケース11の内部に設けたことで、本体ケース11内に配線される電線93を収納でき、電線93が邪魔にならず、ケース本体11内を整理された状態にできる。
(17)配線収納部92は蛍光灯13に沿って連続しているので、蛍光灯13から発せられる紫外線を遮断できるため、配線収納部92で保持する電線93に紫外線が当たらず、電線93の被覆材の劣化防止を図ることができる。
(18)配線収納部92の板材表面に光の反射率の高い色が施されているので、配線収納部92は光源の光を反射する反射板としての機能も備えるため、別途反射板を必要とせず、部品点数を削減できる。
(19)配線収納部92には孔92Aが孔設され、配線収納部92の上方位置のリベット94をかしめる際には、この孔92Aから電線93の位置が確認できるので、電線93を誤って挟み込んでしまうことがなく、作業を確実に行うことができる。
(20)ケース本体11は、取付部板材95の係合孔95Aと取付部材96とを係合することで、簡単に吊戸棚5の底板53に取り付けられるとともに、取り外しも容易であるので、蛍光灯13の交換やケース本体11内部の掃除などが簡単に行え、利便性に優れる。
【0045】
次に、第六実施形態について説明する。
図10には、本発明の第六実施形態の照明器具の平面図が示されている。図10において、平面略L字形に流し台140が配置されたキッチンに、照明器具10Eが設置されている。
この照明器具10Eは、前述の各実施形態の照明器具と同様に、流し台の上部で、壁面131と吊戸棚の底板(図示せず)とに接して取り付けられるものであるが、前述の各実施形態とは異なり、そのケース本体121が平面略L字形に連続したものとされている。
ケース本体121は、前述の各実施形態のケース本体と同様に構成されたケース本体2本を、それぞれの片側端部を留め加工し、ブラケット(図示せず)を介して略L字形に連結することで一体に形成されている。このようにして形成されたケース本体121を備える照明器具10Eは、前述の各実施形態と同様に、小物ラック20やそのケース本体121の前面に配置されたスイッチ11Aとコンセント11B等を備えている。
従って、第六実施形態によれば、前述の各実施形態と同様の効果が得られる。
【0046】
なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、前記実施形態では、キッチンの壁面と吊戸棚の下部とに接して設置される照明器具について説明を行ったが、壁面と天井面とに接する設置方法でもよく、設置場所は納戸や収納棚などの中でもよい。壁面は、ケース本体の背面が接するだけの鉛直面を備えていればよいので、垂れ壁形状や窓などが配置されていてもよい。小物ラックは、キッチンペーパーやタオルハンガーあるいは小物入れなどでもよい。
【0047】
照明器具の形状は、略水平に延びた長尺状としたが、長尺状でなく、略直方体状あるいは略立方体状でもよい。その場合、光源としては白熱電球などの略球形の物を使用することが可能である。
また、小物ラックは金属棒状部材を鉤爪状に曲げて形成してもよく、その場合、鉤爪の先端にオタマやフライパン返しなどの柄の部分の穴を引っ掛けて吊り下げることが可能となる。
【0048】
使用材料について、ケース本体はプレコート鋼板としたが、通常の鋼板でもよく、アルミ製や樹脂製でもよい。照明カバーはアクリル板としたが、ポリカーボネート板やプラスチック板でもよい。
ケース本体は4つの部材を組み合わせて形成することとしたが、部材数にはこだわらないため、1つの部材で一体成型してもよく、また、組み合わせる際にビス止めとしたが、リベット止めでもよく、スポット溶接で止めてもよい。
【0049】
【発明の効果】
このような本発明によれば、以下の効果が得られる。
請求項1の発明により、小物ラックが照明器具の係合部に係合されているので、容易に脱落するおそれがなく確実に取り付けられ、小物ラックの大きさや重量を大きくすることもできる。また、小物ラックは、壁面に直接吸盤等で取り付けられていないので、壁面の外観が良好になるとともに清掃が容易にできる。
請求項2の発明により、小物ラックを壁面に沿って配置することができ利用しやすいとともに、係合部が照明器具の表面側に表れず、良好な外観が得られる。
【0050】
請求項3の発明により、小物ラックを壁面に沿って自由な位置に配置することができ、キッチンを利用する上での利便性を向上できる。
請求項4の発明により、本体ケース内部の光源から発せられる熱を、通気孔から本体ケースの外へ逃がすことができるので、照明器具の放熱効果が高まるとともに、通気孔が表面側に表れず良好な外観が得られる。
【0051】
請求項5の発明により、本体ケースを形成する部材の軽量化を図りつつ、照明器具の強度と剛性を高めることができ、取り付け作業が行い易いとともに光源や照明カバーを確実に支持することができる。
請求項6の発明により、本体ケース内部表面で光を反射することができ、別途反射板を必要としないので、照明器具としての性能を低下せずに、コストの低減と軽量化を図ることができる。
【0052】
請求項7の発明により、配線収納部により本体ケース内部に配線される電線を収納できるので、ケース本体内部が整理される。また、配線収納部はケース本体の長手方向に沿って、すなわち、光源に蛍光灯を用いる場合には、この蛍光灯に沿って連続しているので、蛍光灯から発せられる紫外線を遮断できるので、電線の被覆材の劣化の防止を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態の照明器具が取り付けられたキッチンの正面図。
【図2】前記実施形態の照明器具が取り付けられたキッチンの断面図。
【図3】前記実施形態の照明器具の全体斜視図。
【図4】前記実施形態の照明器具の断面図。
【図5】前記実施形態の照明器具の要部断面図。
【図6】本発明の第二実施形態の照明器具の要部断面図。
【図7】本発明の第三実施形態の照明器具の要部断面図。
【図8】本発明の第四実施形態の照明器具の要部断面図。
【図9】本発明の第五実施形態の照明器具の要部断面図。
【図10】本発明の第六実施形態の照明器具が取り付けられたキッチンの平面図。
【符号の説明】
10 照明器具
11 ケース本体
11C 鉛直部
12 照明カバー
13 蛍光灯(光源)
14 係合部
15 補強板
16 通気孔
20 小物ラック
31 壁面
92 配線収納部
93 電線
S スペース

Claims (5)

  1. 少なくとも壁面と対向する鉛直部を有するケース本体と、このケース本体の内部に設けられた光源と、前記ケース本体に設けられ前記光源からの光を透過する照明カバーとを備える照明器具であって、
    前記ケース本体は、前記壁面に当接される前記鉛直部と、この鉛直部から離れる方向に延びる水平部と、この水平部の先端側が下方に折り曲げられた部分とを有し、これら各部に囲まれたスペースが当該ケース本体における前記壁面寄りの位置に形成されており、
    前記鉛直部の下端には、前記壁面から離れる方向に折り曲げられかつその先端を上方に折り曲げて形成されるとともに、小物が配置される小物ラックが係合される係合部が形成され、この係合部が前記スペースに臨んで配置されていることを特徴とする照明器具。
  2. 請求項1に記載の照明器具において、前記照明カバーは、前記ケース本体の底面側に設けられるとともに、前記壁面側に向かって下がる傾斜を有して配置されていることを特徴とする照明器具。
  3. 請求項1または2に記載の照明器具において、前記ケース本体は、略水平方向に延びる長尺状に形成され、前記係合部は、前記ケース本体に沿って連続して設けられていることを特徴とする照明器具。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の照明器具において、前記ケース本体には、前記スペースの上側に位置する水平部に形成されて当該スペースに開口するとともに、前記係合部よりも上方に位置する通気孔が設けられていることを特徴とする照明器具。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載の照明器具において、前記ケース本体は、吊戸棚の底版に固定される上面部を有して形成されていることを特徴とする照明器具。
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