JP4092097B2 - マルチピースソリッドゴルフボール - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ゴルフボールに関するものであり、さらに詳しくは特に打撃時に低ヘッドスピードであるゴルファーにとって打球感がソフトで良好であり、かつ飛行性能の優れたマルチピースソリッドゴルフボールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
通常市販されているゴルフボールには、ツーピ―スゴルフボールやスリーピースゴルフボールなどのソリッドゴルフボールと糸巻きゴルフボールがある。近年、ツーピ―スゴルフボールおよびスリーピースゴルフボールは、従来の糸巻きゴルフボールと同等のソフトな打球感を維持したまま、飛距離を増大させることが可能であることから、市場においても大半を占めている。また、スリーピースゴルフボールのようなマルチピースゴルフボールにおいては、ツーピースゴルフボールに比較して多種の硬度分布を得ることができ、飛行性能を損なうことなく打球感に優れたゴルフボールが提供されている。
【0003】
そのようなマルチピースゴルフボールは、ツーピースゴルフボールのコアとカバーの間に中間層を設けてスリーピースにしたものであり、例えば特開平9‐322948号公報、同313643号、特開平11‐57067号公報、同114094号、同253578号、特開2000‐70408号公報、同70409号、同70414号、同225209号、同296187号、同300695号等に開示されている。これらのゴルフボールにおいては、コア、中間層やカバーの硬度や硬度分布等を適性化させることにより、飛行性能と打球感を両立させる試みがなされている。
【0004】
しかしながら、特開平9‐322948号公報および特開2000‐300695号公報に記載のゴルフボールでは、中間層がゴム組成物から形成されているため、耐久性が悪いものとなる。
【0005】
特開平9‐313643号公報および特開2000‐296187号公報に記載のゴルフボールでは、中間層の硬度がコアの硬度より高いため、低ヘッドスピードでの打撃時には変形しにくく、打球感が悪いものとなる。
【0006】
そこで、特開平11‐114094号公報、同253578号、特開2000‐70408号公報、同70409号および同189541号に記載のゴルフボールでは、中間層の硬度をコアの硬度より低いものとしている。しかしながら、特開平11‐114094号公報に記載のゴルフボールでは、中間層より硬度の高いカバーが厚いため変形しにくく、打球感が悪いものとなる。特開平11‐253578号公報に記載のゴルフボールでは、中間層がウレタンから成るため、反発性が低くて、飛行性能が悪いものとなる。特開2000‐70408号公報、同70409号に記載のゴルフボールでは、中間層の硬度が低すぎて反発性が低く、飛行性能が悪いものとなる。特開2000‐189541号公報に記載のゴルフボールでは、コアの表面と中心の硬度差が小さすぎて変形しにくく、打球感が悪いものとなる。
【0007】
また、ゴルフボールの表面には多数のくぼみ(ディンプル)が存在し、それらは飛行時にボールの周りの空気の流れを乱すことによって境界層の乱流遷移を促進し、乱流剥離を起こさせる役割を果たしている(ディンプル効果)。空力的に優れたディンプルでは乱流遷移の促進により空気のゴルフボールからの剥離点が後方に下がり、抗力係数が小さくなる。更に乱流遷移の促進はバックスピンに起因するゴルフボールの上側および下側の剥離点の差を助長しボールの揚力が増大する。これらの要因で飛行性能が向上する。飛行性能に優れたディンプルを得る目的で、種々の検討がなされてきている。
【0008】
前述のゴルフボールの中でも、特開平11‐57067号公報、特開2000‐70414号公報および同225209号に記載のゴルフボールでは、ディンプル性状とコア、中間層やカバーの硬度や硬度分布等を適性化させることにより、飛行性能と打球感とを両立させる試みがなされている。しかしながら、これらのゴルフボールでは、カバーの硬度とディンプル性状との関係が最適化されておらず、飛行性能と打球感とを両立したゴルフボールは十分には得られていない。
【0009】
また、上記のような提案は主としてボール構造の改良もしくは打撃後の飛行性能の向上を目指したものであり、特に打撃時に低ヘッドスピードであるゴルファーにとって、良好な打球感を損なうことなく、飛行性能を向上させるためには未だ改良の余地を残しており、更なる打球感の向上と飛行性能向上が望まれている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記のような従来のゴルフボールの有する問題点を解決し、特に打撃時に低ヘッドスピードであるゴルファーにとって打球感が良好であり、かつ飛行性能の優れたマルチピースソリッドゴルフボールを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明者等は、上記目的を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、コア、中間層およびカバーから成るマルチピースソリッドゴルフボールにおいて、コアの表面硬度と中心硬度との硬度差、中間層硬度、中間層硬度とコア表面硬度との硬度差、カバーと中間層との厚さの比、並びにディンプル性状を特定範囲内に規定することにより、特に打撃時に低ヘッドスピードであるゴルファーにとって打球感が良好であり、かつ飛行性能の優れたマルチピースソリッドゴルフボールが得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0012】
即ち、本発明は、コア(1)、該コア上に形成された少なくとも1層の中間層(2)、および該中間層上に被覆形成されたカバー(3)から成るとともに、カバー表面に多数のディンプルが形成されてなるマルチピースソリッドゴルフボールにおいて、
該コアのがJIS−C硬度による表面硬度(H)と中心硬度(H)との硬度差(H−H)が10より大きく、
該中間層の硬度が該コアの表面硬度より低く、かつ該中間層のショアD硬度による硬度が35より高く、
該カバーの厚さ(T)と該カバーに隣接する中間層の厚さ(T)の比(T/T)が0.7より大きく1.2より小さく、
該ディンプルの輪郭長さの総合計Xとゴルフボールの直径Dとの比(X/D)が90.0〜118.0であり、ディンプル総容積(V)の、ボールにディンプルが無いと仮定したときの仮想球容積(V)に対する比(V/V)が0.0108〜0.0142である
ことを特徴とするマルチピースソリッドゴルフボールに関する。
【0013】
従来から、ゴルフボールのコアやカバーの硬度を適正化することにより、打球感および飛行性能の改良がなされてきたが、低ヘッドスピードでの打撃時においても、そのような特性が向上されているかどうかは全く考慮されていなかった。本発明者等は、特に打撃時に低ヘッドスピードであるゴルファーの場合には打球時にゴルフボールに大きな衝撃力を与えられないことから、ゴルフボールの反発性能を保ちつつ打球感をソフトにするためには、最外層は硬くし、かつボール表面に近い部分では変形を促すために軟らかくすることが必要であることを見出した。
【0014】
更に、本発明者等は、上記のような一部分が大きく変形する構造を有するゴルフボールを比較的低い速度で打撃する場合に飛行性能を向上させるために、ボール表面のディンプル性状に関する値について検討を行った。その結果、ディンプルの配置において、以下の2つの指標が空力特性の変化に多大な影響を及ぼすことを見出した。
(1)ディンプルのない完全球形のゴルフボール(仮想球)からディンプルによって切り取られる部分の容積(ディンプル容積)がどれくらいの割合を占めるかを示す値として、ディンプル総容積(V)のボール仮想球容積(V)に対する比W(=V/V)が指標となる。
(2)ディンプルによってボール表面が切り取られることで、ボール表面には窪みが生じる。その窪みによりボール周りの空気の流れに変化を生じさせる。つまり、ボール球面からディンプル面もしくはディンプル面からボール球面での空気の流れにおいて急激に形状の変わるところで乱れは生じやすくなる。そこで、形状の変化するところ、即ちディンプルエッジ(輪郭)の長さの割合を表す値として、ディンプル総輪郭長(X)のゴルフボール直径(D)に対する比L(=X/D)が指標となる。
【0015】
ゴルフボールのディンプル性状の適正化を図るにあたり、これらのディンプルにおける重要な2つの指標に、低ヘッドスピードのゴルファーの打撃に適した値の範囲が存在することを見出し、その飛行性能を向上させたものである。
【0016】
更に、本発明を好適に実施するためには、
上記中間層が基材樹脂としてアイオノマー樹脂を主成分として含有し、かつ中間層用基材樹脂100重量部に対して熱可塑性エラストマー5〜50重量部含有し;
上記カバーのショアD硬度による硬度が55より高く;
上記ディンプルがボール表面積占有率0.7〜0.9を有し;
上記ディンプルが総数300〜500個を有する;
ことが好ましい。
【0017】
本発明のマルチピースソリッドゴルフボールを図1を参照して説明する。図1は本発明のゴルフボールの1つの態様の概略断面図である。本発明のマルチピースソリッドゴルフボールでは、コア(1)上に少なくとも1層の中間層(2)を形成し、該中間層(2)上にカバー(3)を形成する。上記中間層は単層構造であっても、2層以上の多層構造を有してもよい。但し、図1では説明をわかりやすくするため、1層の中間層(2)を有するゴルフボール、即ちスリーピースソリッドゴルフボールとした。コア(1)は、基材ゴム、共架橋剤、加硫開始剤、充填材等を含有するゴム組成物を、通常のソリッドゴルフボールのコアに用いられる方法、条件を用いて加熱プレスして加硫することにより得られる。
【0018】
基材ゴムとしては、従来からソリッドゴルフボールに用いられている合成ゴムが用いられ、特にシス‐1,4‐結合少なくとも40%以上、好ましくは80%以上を有するいわゆるハイシスポリブタジエンゴムが好ましく、所望により、上記ポリブタジエンゴムには天然ゴム、ポリイソプレンゴム、スチレンポリブタジエンゴム、エチレン‐プロピレン‐ジエンゴム(EPDM)等を配合してもよい。
【0019】
共架橋剤としては、特に限定されないが、アクリル酸またはメタクリル酸等のような炭素数3〜8個のα,β‐不飽和カルボン酸、またはその亜鉛、マグネシウム塩等の一価または二価の金属塩、またはそれらの混合物等が挙げられるが、高い反発性を付与するアクリル酸亜鉛またはメタクリル酸亜鉛が好適である。上記共架橋剤の配合量は、基材ゴム100重量部に対して、10〜50重量部、好ましくは10〜45重量部、より好ましくは15〜45重量部である。上記共架橋剤の配合量が10重量部未満ではコアの加硫が十分に行われず軟らくなり過ぎて、反発性が低下して飛距離が低下し、50重量部より多いとボールが硬くなり過ぎて打球感が悪くなる。
【0020】
加硫開始剤としては、有機過酸化物、例えばジクミルパーオキサイド、1,1‐ビス(t‐ブチルパーオキシ)‐3,3,5‐トリメチルシクロヘキサン、2,5‐ジメチル‐2,5‐ジ(t‐ブチルパーオキシ)へキサン、ジ‐t‐ブチルパーオキサイド等が挙げられ、ジクミルパーオキサイドが好適である。上記加硫開始剤の配合量は、ポリブタジエン100重量部に対して、0.1〜3.0重量部、好ましくは0.3〜3.0重量部、より好ましくは0.5〜2.5重量部である。上記加硫開始剤の配合量が、0.1重量部未満では軟らかくなり過ぎて、反発性が低下して飛距離が低下し、3.0重量部を越えると、硬くなり過ぎて打球感が悪くなる。
【0021】
充填剤は、ゴルフボールのコアに通常配合されるものであればよく、例えば無機塩(具体的には、酸化亜鉛、硫酸バリウム、炭酸カルシウム)、高比重金属粉末(例えば、タングステン粉末、モリブデン粉末等)およびそれらの混合物が挙げられる。配合量はカバーおよびコアの比重、大きさ等に左右され限定的ではないが、基材ゴム100重量部に対して、通常用いられる5〜50重量部とする。
【0022】
更に本発明のゴルフボールのコア(1)には、老化防止剤またはしゃく解剤、その他ソリッドゴルフボールのコアの製造に通常使用し得る成分を適宜配合してもよい。
【0023】
本発明のゴルフボールに用いられるコア(1)は、前述のゴム組成物を金型内で140〜180℃、圧力2.8〜9.8MPaで10〜60分間加硫成形することにより得ることができ、前述のように特に限定されないが、コアの硬度差を大きくするため、できるだけ高温で加硫することが望ましい。例えば、加硫開始剤にジクミルパーオキサイドを使用する場合、160℃以上で加硫することが望ましい。
【0024】
本発明のゴルフボールでは、コア(1)の直径は30〜41mm、好ましくは32〜40mm、より好ましくは36〜40mmである。30mmより小さいと中間層およびカバーが厚くなり、コアの効果が十分に得られなくなる。41mmより大きいと中間層やカバーの厚さが小さくなり、中間層やカバーの効果が得られなくなる。
【0025】
本発明のゴルフボールでは、上記コア(1)がJIS‐C硬度による表面硬度(H)と中心硬度(H)との差(H−H)が10より大きいことを有することを要件とするが、好ましくは10より大きく30より小さく、より好ましくは12〜25である。上記硬度差が10以下であると、打撃時の変形量が小さくなり、打球感が悪くなる。
【0026】
本発明のゴルフボールでは、上記コア(1)が表面硬度(H)60〜90、好ましくは60〜85、より好ましくは65〜80を有することが望ましい。上記表面硬度が、60より低いと軟らかくなり過ぎて反発性が低下して飛距離が低下し、90より高いと硬くなり過ぎて打球感が悪くなる。
【0027】
本発明のゴルフボールでは、上記コア(1)が中心硬度(H)45〜75、好ましくは50〜70、より好ましくは50〜65を有することが望ましい。上記中心硬度が45より小さいと、打球感が重くなるとともに、軟らかくなり過ぎて反発性能が低下し、飛距離が低下する。また、75より大きいと、打撃時に十分に高打出角化ができず飛距離が低下する。
【0028】
尚、本明細書中で用いられる「コアの表面硬度(H)」とは、作製したコアの外表面で測定したJIS‐C硬度を意味し、「コアの中心硬度(H)」とは、コアを2等分切断し、その切断面の中心点で測定したショアD硬度を意味する。
【0029】
本発明のゴルフボールでは、コア(1)は初期荷重98Nを負荷した状態から終荷重1275Nを負荷したときまでの圧縮変形量3.0〜6.0mm、好ましくは3.5〜5.5mm、より好ましくは4.0〜5.0mmを有することが望ましい。上記変形量が3.0mmより小さいと、コアが硬くなり過ぎて打撃時に変形しにくくなって打球感が悪くなり、また打出角が低くなりスピン量も多くなって飛行性能が低下する。上記変形量が6.0mmより大きいと、コアが軟らかくなり過ぎて打撃時に過度に変形し、反発性が低下して飛距離が低下する。次いで、上記コア(1)上には、中間層(2)を被覆する。
【0030】
本発明のゴルフボールに用いられる中間層(2)は、熱可塑性樹脂、特に通常ゴルフボールのカバーに用いられるアイオノマー樹脂を基材樹脂として含有する。上記アイオノマー樹脂としては、α‐オレフィンとα,β‐不飽和カルボン酸との共重合体中のカルボキシル基の少なくとも一部を金属イオンで中和したもの、またはα‐オレフィンとα,β‐不飽和カルボン酸とα,β‐不飽和カルボン酸エステルとの三元共重合体中のカルボキシル基の少なくとも一部を金属イオンで中和したものである。上記α‐オレフィンとしては、エチレン、プロピレンが好ましい。上記のα,β‐不飽和カルボン酸としては、例えばアクリル酸、メタクリル酸、フマル酸、マレイン酸、クロトン酸等が挙げられ、特にアクリル酸とメタクリル酸が好ましい。また、α,β‐不飽和カルボン酸エステルとしては、例えばアクリル酸、メタクリル酸、フマル酸、マレイン酸等のメチル、エチル、プロピル、n‐ブチル、イソブチルエステル等が用いられ、特にアクリル酸エステルとメタクリル酸エステルが好ましい。上記エチレンとα,β‐不飽和カルボン酸との共重合体中や、エチレンとα,β‐不飽和カルボン酸とα,β‐不飽和カルボン酸エステルとの三元共重合体中のカルボキシル基の少なくとも一部を中和する金属イオンとしては、ナトリウム、カリウム、リチウム、マグネシウム、カルシウム、亜鉛、バリウム、アルミニウム、錫、ジルコニウム、カドミウムイオン等が挙げられるが、特にナトリウム、亜鉛、リチウム、マグネシウムイオンが反発性、耐久性等からよく用いられ好ましい。
【0031】
上記アイオノマー樹脂の具体例としては、それだけに限定されないが、ハイミラン(HI‐MILAN)1555、ハイミラン1557、ハイミラン1601、ハイミラン1605、ハイミラン1652、ハイミラン1705、ハイミラン1706、ハイミラン1707、ハイミラン1855、ハイミラン1856(三井デュポンポリケミカル社製)、サーリン(Surlyn)8945、サーリン9945、サーリン6320、サーリン8320、サーリン9320(デュポン社製)、アイオテック(Iotek)7010、アイオテック8000(エクソン(Exxon)社製)等を例示することができる。これらのアイオノマーは、上記例示のものをそれぞれ単独または2種以上の混合物として用いてもよい。
【0032】
更に、本発明のカバーの好ましい材料の例としては、上記のようなアイオノマー樹脂のみであってもよいが、アイオノマー樹脂と熱可塑性エラストマー等の1種以上とを組合せて用いてもよい。上記熱可塑性エラストマーとしては、例えば東レ(株)から商品名「ペバックス」で市販されている(例えば、「ペバックス2533」)ポリアミド系熱可塑性エラストマー、東レ・デュポン(株)から商品名「ハイトレル」で市販されている(例えば、「ハイトレル3548」、「ハイトレル4047」)ポリエステル系熱可塑性エラストマー、BASFポリウレタンエラストマーズ(株)から商品名「エラストラン」で市販されている(例えば、「エラストランET880」)ポリウレタン系熱可塑性エラストマー、大日本インキ化学工業(株)から商品名「パンデックス」で市販されている(例えば、「パンデックスT‐8180」)ポリウレタン系熱可塑性エラストマー、三菱化学(株)から商品名「ラバロン」で市販されている(例えば、「ラバロンSR04」)スチレン系熱可塑性エラストマー等が挙げられる。特にポリエステル系もしくはスチレン系熱可塑性エラストマーが反発性能に優れることから好ましい。
【0033】
本発明のゴルフボールでは、中間層用基材樹脂は上記アイオノマー樹脂の1種以上と上記熱可塑性エラストマーの1種以上との組合せを含有することが好ましく、両者の配合量としては、アイオノマー樹脂/熱可塑性エラストマーの重量比50/50〜95/5、好ましくは52/48〜85/15、より好ましくは55/45〜80/20を有するように設定するのが望ましい。即ち、中間層(2)が基材樹脂としてアイオノマー樹脂を主成分として含有し、かつ中間層用基材樹脂100重量部に対して熱可塑性エラストマー5〜50重量部含有することが望ましい。上記熱可塑性エラストマーの配合量が、中間層用基材樹脂100重量部に対して、5重量部より少ないと、中間層硬度が高くなって打球感が悪いものとなる。上記熱可塑性エラストマーの配合量が50重量部より多く、アイオノマー樹脂が50重量部より少ないと、中間層硬度が低くなり過ぎて、反発性が低下して飛距離が低下する。
【0034】
また中間層(2)用組成物には、上記のような基材樹脂に加えて、必要に応じて充填材等を含有してもよい。充填材としては、例えば無機充填材(具体的には、酸化亜鉛、硫酸バリウム、炭酸カルシウム)、高比重金属粉末(例えば、タングステン粉末、モリブデン粉末等)およびそれらの混合物が挙げられる。
【0035】
本発明の中間層(2)は、ゴルフボールのカバーの形成に使用されている一般に公知の方法を用いて形成することができ、特に限定されるものではない。中間層用組成物を予め半球殻状のハーフシェルに成形し、それを2枚用いてソリッドコアを包み、加圧成形するか、または上記中間層用組成物を直接コア上に射出成形してコアを包み込む方法を用いてもよい。
【0036】
本発明のゴルフボールでは、中間層(2)のショアD硬度による硬度が35より高いことを要件とするが、好ましくは35より高く50より低く、より好ましくは37より高く45より低い。上記中間層硬度が35以下であると、軟らかくなり過ぎ、反発性が低下して飛行性能が低下する。
【0037】
本発明のゴルフボールでは、上記中間層硬度(H)が上記コア(1)のショアD硬度による表面硬度(H)より低いことを要件とするが、上記硬度差(H−H)は好ましくは1〜20、より好ましくは3〜15である。上記硬度差が0より小さい、即ち上記中間層硬度がコアの表面硬度より高くなると、硬くなり過ぎて変形しにくくなり打球感が硬くて悪いものとなる。
【0038】
本発明のゴルフボールでは、中間層(2)の厚さは、1.0〜2.5mm、好ましくは1.3〜2.3mm、より好ましくは1.5〜2.0mmであることが望ましい。上記中間層の厚さが1.0mmより小さいと薄くなり過ぎて中間層の効果が十分に得られなくなって、打球感も悪いものとなる。更に射出成形が困難となり生産性も低下する。上記中間層の厚さが2.5mmより大きいとコアの効果が十分に得られなくなり反発性が低下して飛行性能が低下する。次いで、上記中間層(2)上には、カバー(3)を被覆する。
【0039】
本発明のゴルフボールに用いられるカバー(3)には、熱可塑性樹脂、特に上記中間層(2)に用いたものと同様のアイオノマー樹脂、またはその混合物を用いることができる。更に、本発明のカバー(3)の好ましい材料の例としては、上記のようなアイオノマー樹脂のみであってもよいが、上記中間層(2)に用いたものと同様の熱可塑性エラストマーの1種以上とを組合せて用いてもよい。
【0040】
また、本発明において、上記カバー用組成物には、主成分としての上記基材樹脂の他に必要に応じて、硫酸バリウム等の充填材や二酸化チタン等の着色剤や、その他の添加剤、例えば分散剤、老化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤並びに蛍光材料または蛍光増白剤等を、ゴルフボールカバーによる所望の特性が損なわれない範囲で含有していてもよいが、通常、着色剤の配合量はカバー用基材樹脂100重量部に対して0.1〜5.0重量部が好ましい。
【0041】
カバー(3)を被覆する方法も、上記中間層(2)を被覆する方法と同様の方法を用いることができる。
【0042】
本発明のゴルフボールにおいて、カバーの厚さ(T)と上記カバーに隣接する中間層の厚さ(T)の比(T/T)が0.7より大きく1.2より小さいことを要件とするが、上記厚さの比は好ましくは0.75以上1.1未満、より好ましくは0.8以上1.05未満である。上記厚さの比が0.7以下であると中間層の厚さに対するカバーの厚さが小さくなり過ぎてカバーの効果が得られず、反発性および耐久性が低下し、1.2以上であると中間層の厚さが小さくなり過ぎて中間層の効果が得られず、打球感が悪いものとなる。尚、中間層が2層以上の構造を有する場合、カバー層に隣接する1層の中間層が上記関係を満たせばよい。
【0043】
本発明のゴルフボールにおいて、カバーの厚さは、1.0〜2.5mm、好ましくは1.3〜2.3mm、より好ましくは1.5〜2.0mmである。上記カバーの厚さが1.0mmより小さいと薄くなり過ぎてカバーの効果が十分に得られなくなり、反発性が低下して飛行性能が低下し、また耐久性が悪化する。更に射出成形が困難となり生産性も低下する。上記カバーの厚さが2.5mmより大きいとコアおよび中間層の効果が十分に得られなくなり得られるゴルフボールが硬くなり過ぎて打球感が悪いものとなる。
【0044】
本発明のゴルフボールでは、カバー(3)のショアD硬度による硬度が55より高く、好ましくは57〜70、より好ましくは59〜67であることが望ましい。上記カバー硬度が55以下であると、コアの硬度を調整しても、打撃時のゴルフボール表面の変形が大きくなり、打球感が反発感のない重くて悪いものとなる。尚、本明細書中で中間層硬度およびカバー硬度とは、中間層用またはカバー用組成物から作製された厚さ約2mmの熱プレス成形シートを23℃で2週間保存後、そのシートを3枚以上重ねて測定した硬度を意味する。
【0045】
カバー成形時、ディンプルと呼ばれるくぼみを多数表面上に形成する。本発明のゴルフボールでは、上記ディンプルの輪郭長さの総合計Xとゴルフボールの直径Dとの比L(=X/D)が90.0〜118.0であることを要件とするが、好ましくは98.0〜115.0、より好ましくは105.0〜112.5である。上記比Lが90.0より小さいと、ゴルフボールの周りの空気の急激な変化が起こりにくくて飛行性能向上の効果が十分に得られない。上記比Lが118.0より大きいと、ゴルフボールの周りの空気の急激な変化が起こり過ぎて飛行対称性を損なうこととなり、飛行性能向上の効果が十分に得られない。
【0046】
上記ディンプルの輪郭長さの総合計Xは、4,000〜5,000mm、好ましくは4,200〜4,900mm、より好ましくは4,500〜4,800mmであることが望ましい。上記Xが4,000mmより小さいと飛行性能を向上させるのに十分なディンプルが配置されているとは言えず、5,000mmより大きいとボール表面より窪んだ部分が多くなり過ぎて飛行対称性を損なうことになる。ここで、ディンプルの輪郭長さの総合計Xとは、ディンプルを配置することてボール表面に形成される輪郭(ディンプルエッジ)の長さxの総和を表す。また、ディンプルの輪郭長さxとは、ディンプルの輪郭に沿って実測される長さのことである。例えば、平面形状が三角形であるディンプルの場合は、3つの辺の長さの合計が輪郭長さxである。この辺は球面上に存在するので、厳密には直線ではなく円弧状である。この円弧の長さが、辺の長さとされる。また、直径dを有する円形ディンプルの場合は、以下の式:
x=d×π
によって輪郭長さxが算出される。
【0047】
本発明のゴルフボールでは、上記ディンプルの総容積(V)とボールにディンプルが無いと仮定したときの仮想球容積(V)との比W(=V/V)が0.0108〜0.0142であることを要件とするが、好ましくは0.0115〜0.0137、より好ましくは0.0120〜0.0128である。ディンプルのないゴルフボールよりは窪みを設けた方が揚力が向上し飛距離増大につながるのだが、上記比Wには最適値があるため所定の値よりも小さいと揚力と抗力とのバランスが崩れて、吹き上がる弾道になりやすい。打撃時に低ヘッドスピードであるゴルファーにとっては、Wが0.0108より小さいとディンプルとして切り取られる部分の容積が少なすぎ、つまりボール表面に十分な窪みが形成できないため、吹き上がる弾道となって飛距離(キャリー)が短いものとなる。上記比Wが0.0142よりも大きいと、揚力と抗力とのバランスが崩れて棒球になってしまう。特に打撃時に低ヘッドスピードであるゴルファーにとっては、球筋が上がり切らず(弾道が低く)、飛距離(キャリー)が短いものとなる。
【0048】
上記ディンプルの総容積(V)は、400〜600mm、好ましくは420〜580mm、より好ましくは430〜570mmであることが望ましい。上記ディンプル総容積が400mmより小さいとディンプルの効果が十分に得られなくなり飛行性能が低下し、600mmより大きいと弾道が低くなり過ぎて飛行性能が低下する。ここで、ディンプルの総容積(V)とは、ディンプルを形成することによって切り取られる部分の容積の総和を表す。
【0049】
上記ディンプルは、直径または深さの異なる2種以上、好ましくは2〜10種を有する。ここで、直径が異なるとは0.15mm以上異なることを表し、深さが異なるとは0.005mm以上異なることを表す。上記ディンプルがすべて同一直径を有すると、飛行時のボールの周りの空気の流れを乱しにくく、飛行性能が悪化する。上記ディンプルの直径は2.0〜6.0mm、好ましくは2.2〜5.5mm、より好ましくは2.3〜5.0mmである。上記ディンプルの直径が2.0mmより小さいと、ディンプル開口部の面積が小さくなり過ぎてディンプル効果が十分に得られなくなる。上記ディンプルの直径が6.0mmより大きいと、ボール表面に配置する個数が少なくなってディンプル効果が十分に得られなくなる。上記ディンプルの深さは0.10〜0.40mm、好ましくは0.12〜0.35mm、より好ましくは0.13〜0.33mmである。ここで、ディンプルの深さとは、球面深さのことであり、ゴルフボールにディンプルが存在しないと仮定した仮想球面からディンプルの最深部間での距離を表す。上記ディンプルの深さが0.10mmより小さいとボール表面の凹凸の段差が少なくボール周りの空気の流れを乱す効果が得られにくく、0.40mmより大きいとプレイ中にディンプル内に土や埃等が付着し、飛行性能および転がり性能を損なうことになる。
【0050】
上記ディンプルのボール表面積占有率は、0.7〜0.9、好ましくは0.72〜0.86,より好ましくは0.75〜0.83であることが望ましい。上記ディンプルのボール表面積占有率が0.7より小さいと、ボール表面を占めるディンプルの割合が少なすぎ、ディンプルの効果が十分に得られなくなって飛行性能が低下する。上記ディンプルのボール表面積占有率が0.9より大きいと、陸地(ディンプルのないボール表面部)が小さくなりすぎてボール表面が球形状から逸脱した形状となり飛行性能および転がりに悪影響を及ぼすことになる。ここでディンプルのボール表面積占有率とは、ディンプルを形成することによって切り取られる(仮想)球面積の総和の、ディンプルが存在しないと仮定した場合のボール球面の表面積に対する割合を表す。
【0051】
上記ディンプルの総数は、300〜500個、好ましくは320〜440個、より好ましくは360〜440個であることが望ましい。上記ディンプル総数が300個末満では、所定のボール表面積占有率を維持しつつボール形状を略球状とすることが困難になる(ボール表面の円滑さが失われる)。上記ディンプル総数が500個より多いと、個々のディンプルが小さくなり空気の流れを乱す効果が不足して飛行性能が低下する。
【0052】
上記ディンプルの形状は通常、輪郭が円形であるが、上記の値を満足するものであれば、輪郭が楕円、長円形などの非円形ディンプルと呼ばれるものにも適用される。円形ディンプルの場合にはシングルラジアスであっても、ダブルラジアスであっても、両者の組合せであってもよい。
【0053】
尚、本明細書中でディンプルのボール表面積占有率、輪郭長さおよび総容積とは、ゴルフボール表面での状態を測定したものであり、カバー上に表面塗装されている場合は塗装状態で測定したものである。
【0054】
本発明のゴルフボールは美観を高め、商品価値を上げるために、通常ペイント仕上げ、マーキングスタンプ等を施されで市場に投入される。本発明のゴルフボールは、ゴルフボール規則に基づいて、直径42.67mm以上(好ましくは42.67〜42.82mm)、重量45.93g以下に形成される。
【0055】
上記のように、ゴルフボールの直径は規格にて42.67mm以上と制限されているが、直径が大きくなると飛行中の空気抵抗が増大して飛距離が低下するので、通常のゴルフボールの直径は42.67〜42.82mmに設定されており、本発明はこの直径のゴルフボールに適用し得る。また、ゴルフボールの直径を大きくして打ち易さの向上を狙った大径のゴルフボール等も存在し、更に顧客の要望や目的に応じて規格を外れるゴルフボールが必要とされる場合もあり、それらも含めると、ゴルフボールの直径は42〜44mm、更には40〜45mmの範囲も想定し得るものであり、本発明はこれら直径範囲のゴルフボールにも適用し得るものである。
【0056】
【実施例】
本発明を実施例により更に詳細に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
【0057】
コアの作製
以下の表1に示した配合のコア用ゴム組成物を混練ロールにより混練し、同表に示した加硫条件にて金型内で加熱プレスすることにより直径35.9mmを有する球状のコアを得た。得られたコアの圧縮変形量、中心硬度(H)および表面硬度(H)を測定し、その結果を表3(実施例)および表4(比較例)に示した。上記硬度値の結果から、コアの表面硬度と中心硬度との差を計算により求め、硬度差(H−H)として同表に示した。尚、コアの表面硬度に関しては、JIS‐C硬度とショアD硬度の両方による硬度を測定した。
試験方法は後記の通り行った。
【0058】
【表1】
Figure 0004092097
【0059】
(注1)JSR(株)から商品名「BR‐11」で市販のハイシスポリブタジエンゴム
【0060】
中間層およびカバー用組成物の調製
以下の表2に示す中間層およびカバー用配合材料をそれぞれ二軸混練押出機によりミキシングし、ペレット状のカバー用組成物を得た。押出条件は、
スクリュー径 45mm
スクリュー回転数 200rpm
スクリューL/D 35
であり、配合物は押出機のダイの位置で200〜260℃に加熱された。得られた中間層およびカバー用組成物から作製された厚さ約2mmの熱プレス成形シートを23℃で2週間保存後、そのシートを3枚以上重ねて、ASTM‐D2240に規定されるスプリング式硬度計ショアD型を用いて測定し、それぞれ中間層硬度(H)およびカバー硬度とした。その結果を表2、並びに表3(実施例)および表4(比較例)に示した。それらの結果から硬度差(H−H)を計算により求め、同表に示した。
【0061】
【表2】
Figure 0004092097
【0062】
(注2)商品名、三井デュポンポリケミカル(株)製のナトリウムイオン中和エチレン‐メタクリル酸共重合体系アイオノマー樹脂
(注3)商品名、三井デュポンポリケミカル(株)製の亜鉛イオン中和エチレン‐メタクリル酸共重合体系アイオノマー樹脂
(注4)商品名、BASFポリウレタンエラストマーズ(株)製のポリウレタン系熱可塑性エラストマー
(注5)商品名、三菱化学(株)製のスチレン系熱可塑性エラストマー
【0063】
中間層の形成
得られた中間層用組成物を、上記コア上に射出成形することにより、表3(実施例)および表4(比較例)に示した厚さを有する中間層を形成した。
【0064】
実施例1〜4および比較例1〜6
得られたカバー用組成物を、上記の中間層上にディンプル付き金型を用いて射出成形することにより、表3(実施例)および表4(比較例)に示した厚さを有するカバー層を形成し、表面にペイントを塗装して、直径D42.70mmを有するゴルフボールを得た。得られたゴルフボールのディンプル性状(ディンプルの数、直径、深さ、および容積)を表5に示した。
【0065】
また、用いたディンプル配列は(1)および(2)の2種であり、それらを図3〜図6に示した。図3および図4は、ディンプル配列(1)の上面図(1)‐aおよび側面図(1)‐bであり、図5および図6はディンプル配列(2)の上面図(2)‐aおよび側面図(2)‐bである。以下、ディンプル配列(1)および(2)について説明する。
【0066】
ディンプル配列(1)
ディンプル種▲1▼〜▲4▼はすべて同じディンプル配列(1)であり、型A〜Dの4種類の異なるディンプル(ディンプル直径:A<B<C<D)が存在し、ディンプル総数が390個である。このディンプル配列は、図3および図4の区画線(実際のボールにはない)で示すように、ゴルフボール表面が8個の球面正三角形で区画された配列である(正八面体配列)。
【0067】
ディンプル種▲5▼はディンプル配列(2)であり、型A〜Dの4種類の異なるディンプル(ディンプル直径:A<B<C<D)が存在し、ディンプル総数が460個である。このディンプル配列は、図5および図6の区画線(実際のボールにはない)で示すように、ゴルフボール表面が半球に対して5分割した配列である(半球5分割配列)。
【0068】
更に、得られたゴルフボールの反発係数、飛距離および打球感を測定または評価し、その結果を以下の表6(実施例)および表7(比較例)に示した。表5の結果から、ディンプルに関するボール表面積占有率Y;ディンプルの輪郭長さの総合計Xとゴルフボールの直径Dとの比L(=X/D);およびディンプル総容積(V)の、ボールにディンプルが無いと仮定したときの仮想球容積(V)に対する比W(=V/V)を計算により求め、同表に示した。試験方法は以下の通り行った。
【0069】
(試験方法)
(1)硬度
(i)コア硬度
作製したコアの外表面で測定したJIS‐C硬度を、コアの表面硬度(H)とし、コアを2等分切断し、その切断面の中心点において測定したJIS‐C硬度をコアの中心硬度(H)とした。JIS‐C硬度は、JIS‐K6301に規定されるスプリング式硬度計C型を用いて測定した。
【0070】
(ii)中間層およびカバー硬度
各中間層およびカバー用組成物から作製された厚さ約2mmの熱プレス成形シートを23℃で2週間保存後、そのシートを3枚以上重ねて、ASTM‐D2240‐68に規定されるスプリング式硬度計ショアD型を用いて測定した(スラブ硬度)。
【0071】
(2)圧縮変形量
コアに初期荷重98Nを負荷した状態から終荷重1275Nを負荷したときまでの変形量を測定することにより決定した。
【0072】
(3)反発係数
各ゴルフボールに200gのアルミニウム製円筒物を40m/秒の速度で衝突させ、衝突後の上記円筒物およびゴルフボールの速度を測定し、それぞれの衝突前後の速度および重量から各ゴルフボールの反発係数を算出した。測定は各ゴルフボールについて12回ずつ行って、その平均値を各ゴルフボールの反発係数とした。その結果は、比較例1を1とした時の値で表示した。
【0073】
(4)ディンプル性状
(i)ディンプルの輪郭長さの総合計
ディンプルの輪郭長さの総合計は、ディンプルを形成することによってボール表面に形成される輪郭(ディンプルエッジ)の長さxの総和であり、ディンプルの輪郭長さxは、以下の式:
x=d×π
(式中、dはディンプル直径を表す)
によって算出した。
【0074】
(ii)ディンプル総容積
ディンプル総容積は、各ディンプル容積の総和であり、ディンプル容積は、図2に示すように、表面にディンプルが存在しないと仮想した場合の仮想球面からディンプル底までの全ての容積(4)、即ちディンプルを配置することによって切り取られる部分の容積である。具体的には、ディンプル総容積の測定は、表面形状測定機を用いて断面形状を測定し、その形状に基づいてディンプルの容積を算出した。
【0075】
(iii)ディンプルのボール表面積占有率
ディンプルを形成することによって切り取られる(仮想)球面積の総和の、ディンプルが存在しないと仮定した場合のボール球面の表面積に対する割合を求めた。
【0076】
(5)飛距離
ツルーテンパー社製スイングロボットにメタルヘッド製ウッドl番クラブ(W#1、ドライバー)を取付け、ヘッドスピード40m/秒に設定して各ゴルフボールを打撃し、飛距離(打撃点からボール停止点までのトータル距離)を測定した。測定は各ゴルフボールについて5回ずつ行って、その平均値を算出して各ゴルフボールの結果とした。
【0077】
(6)打球感
打撃時に低ヘッドスピード(40m/秒以下)のゴルファー10人により、ウッドl番クラブ(W#1、ドライバー)を用いた実打テストを行い、打撃時の衝撃の大きさにより打球感を評価する。判定基準は以下の通りとした。
判定基準(衝撃)
◎ … 10人中8人以上が打撃時の衝撃が小さく打球感が良好と答えた。
○ … 10人中6〜7人が打撃時の衝撃が小さく打球感が良好と答えた。
△ … 10人中4〜5人が打撃時の衝撃が小さく打球感が良好と答えた。
× … 10人中3人以下が打撃時の衝撃が小さく打球感が良好と答えた。
【0078】
(試験結果)
【表3】
Figure 0004092097
【0079】
【表4】
Figure 0004092097
【0080】
【表5】
Figure 0004092097
【0081】
【表6】
Figure 0004092097
【0082】
【表7】
Figure 0004092097
【0083】
以上の結果より、本発明の実施例1〜4のゴルフボールは、比較例1〜6のゴルフボールに比べて、特に打撃時に低ヘッドスピードであるゴルファーにとって打球感がソフトで良好であり、かつ飛行性能の優れたマルチピースゴルフボールが得られることがわかった。
【0084】
これに対して、比較例1のゴルフボールは、中間層硬度が低いため、軟らかくなり過ぎ、反発性が低下して飛行性能が低下する。比較例2のゴルフボールは、中間層の厚さに対してカバーの厚さが大きくて、打球感が悪いものとなる。
【0085】
比較例3のゴルフボールは、コア内の硬度差(H−H)が小さいため、打撃時の変形量が小さくなり、打球感が悪いものとなっている。比較例4のゴルフボールは、中間層硬度の方がコアの表面硬度より高いため、硬くなり過ぎて変形しにくくなり打球感が硬くて悪いものとなる。
【0086】
比較例5のゴルフボールは、比W(=VD/VG)が大きいため、揚力と抗力のバランスが崩れて棒球になって飛距離が低いものとなっている。比較例6のゴルフボールは、比L(=X/D)が大きいため、ゴルフボールの周りの空気の急激な変化が起こり過ぎて飛行対称性を損なうこととなり、飛距離が短いものとなっている。
【0087】
【発明の効果】
本発明のスリーピースソリッドゴルフボールは、コア内の硬度分布;コア表面、コアの表面硬度と中心硬度との硬度差、中間層硬度、中間層硬度とコア表面硬度との硬度差、カバーと中間層との厚さの比、並びにディンプル性状を特定範囲内に規定することにより、特に打撃時に低ヘッドスピードであるゴルファーにとって打球感が良好であり、かつ飛行性能を向上させ得たものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のゴルフボールの1つの態様の断面概略図である。
【図2】 本発明のディンプル総容積の測定方法の説明に用いるディンプルの概略断面図である。
【図3】 本発明の実施例で用いたディンプル配列(1)を示す上面概略図(1)‐aである。
【図4】 本発明の実施例で用いたディンプル配列(1)を示す側面概略図(1)‐bである。
【図5】 本発明の実施例で用いたディンプル配列(2)を示す上面概略図(2)‐aである。
【図6】 本発明の実施例で用いたディンプル配列(2)を示す側面概略図(2)‐bである。
【符号の説明】
1 … コア
2 … 中間層
3 … カバー
4 … ディンプル容積

Claims (4)

  1. コア(1)、該コア上に形成された少なくとも1層の中間層(2)、および該中間層上に被覆形成されたカバー(3)から成るとともに、カバー表面に多数のディンプルが形成されてなるマルチピースソリッドゴルフボールにおいて、
    該コアのJIS−C硬度による表面硬度(H)と中心硬度(H)との硬度差(H−H)が10より大きく、
    該中間層が、基材樹脂として、アイオノマー樹脂とスチレン系熱可塑性エラストマーとの組み合わせを含有し、かつ両者の配合量が、アイオノマー樹脂/スチレン系熱可塑性エラストマーの重量比50/50〜95/5であり、
    該中間層の硬度が該コアの表面硬度より低く、かつ該中間層のショアD硬度による硬度が35より高く、
    該カバーの厚さ(T)と該カバーに隣接する中間層の厚さ(T)の比(T/T)が0.7より大きく1.2より小さく、
    該ディンプルの輪郭長さの総合計Xとゴルフボールの直径Dとの比(X/D)が104.7〜108.9であり、ディンプル総容積(V)の、ボールにディンプルが無いと仮定したときの仮想球容積(V)に対する比(V/V)が0.0108〜0.0142であることを特徴とするマルチピースソリッドゴルフボール。
  2. 前記カバーのショアD硬度による硬度が55より高い請求項1記載のマルチピースソリッドゴルフボール。
  3. 前記ディンプルがボール表面積占有率0.7〜0.9を有する請求項1または2記載のマルチピースソリッドゴルフボール。
  4. 前記ディンプルが総数300〜500個を有する請求項1〜3のいずれか1項記載のマルチピースソリッドゴルフボール。
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