JP4092014B2 - 間接活線把持工具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、配電線の活線工事に使用する間接活線把持工具に係り、詳しくは把持具を操作する部分のロック操作とロック解除操作とが容易に行える間接活線把持工具に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、配電線の活線工事を安全且つ効率良く行うため、絶縁操作棒の先端に把持具を装備し、該把持具を絶縁操作棒の基端側に装備したレバーを介して遠隔操作するようにした間接活線把持工具が使用されている。
【0003】
間接活線把持工具は、その使い易さの観点から、把持具で対象物を一旦把持した後、把持具の閉じた状態を保持して、該把持具を操作するレバーから手を離しても該ロック状態が維持できるようにすることが要望されており、このため把持具の操作部分をロックする機構を装備したものが種々提案されている。
【0004】
例えば、図7及び図8に示すようなロック機構が提案されている。同図によれば、絶縁操作棒100の基端側にはカバー110が設けられ、このカバー110には操作レバー120が装備される。操作レバー120は、絶縁操作棒100の先端に装備した把持具(図示せず)を遠隔操作で開閉するもので、その一端部寄りに固定された支持ピン130を介してカバー110に揺動可能に支持される。カバー110には把持具が被把持物を把持し続けるようにするためのロック機構が装備される。このロック機構は、レバー120の回動方向を拘束することによって把持具が開かないようにするもので、支持ピン130に固定された歯車140(ラチェット歯車)と、この歯車140に係脱自在に係止する係止爪部151(ラチェット爪)を一端部に有する揺動可能なロックレバー150と、カバー110に螺合され、ロックレバー150の揺動範囲を規制するネジ部材160と、歯車140と係止爪部151との係止状態を維持するようにロックレバー150を付勢するスプリング170とを具備する。ロックレバー150は、ピン180を介してカバー110に揺動可能に装備され、係止爪部151を設けた側と反対側の他端部にロック解除ボタン190が設けられる。ここで、歯車140とロックレバー150は、該歯車140と係止爪部151とが係止している状態で操作レバー120の一方向(把持具を閉じる方向)の回動のみを許容するが、これと反対の他方向(把持具を開く方向)への回動を阻止する一方向回転機構を構成する。
【0005】
被把持物を把持するためには、まず把持具を完全に開いた状態にする。これには、ネジ部材160を、一方向に回動させて、図7に示すように、ロックレバー150側に突出させる。ロックレバー150は、ネジ部材160に押圧されて、スプリング170のバネ力に抗して図7の時計方向に回動し、係止爪部151を歯車140から外す。これにより、操作レバー120は、一方向のみではなく、これと反対の他方向にも回動できるフリーな状態となる。この状態で操作レバー120により把持具を完全に開く。次いで、ネジ部材160を他方向に回動させて、ロックレバー150から離れる方向に移動させる。これにより、ロックレバー150は、スプリング170のバネ力によって図7の反時計方向に回動して、係止爪部151を歯車140に係止させる(図8参照)。この後、操作レバー120を一方向へ回動させて把持具を閉じ、被把持物を把持する。
【0006】
係止爪部151が歯車140に係止した状態では、操作レバー120の一方向への回動(把持具をさらに閉じる方向への回動)は許容されるものの、他方向への回動(把持具を開く方向への回動)を阻止するので、被把持物の把持状態が維持される。すなわち、操作レバー120の回動を一方向にのみ規制することによって、把持具が開かないようにロックされる。
【0007】
把持具を開くには、上述した如く、ネジ部材160を一方向に回動させて、ロックレバー150側に突出させてロックレバー150をスプリング170のバネ力に抗して図7の時計方向に回動させるか、あるいはロック解除ボタン190を押圧してロックレバー150をスプリング170のバネ力に抗して図7の時計方向に回動させて、係止爪部151を歯車140から外し、ロックを解除させる。これにより、操作レバー120を他方向に回動させて、把持具を開き、該把持具から被把持物を取り外すことが出来る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記ロック機構によれば、操作レバー120をロックするにはネジ部材160を一方向に回動操作し、また操作レバー120のロック状態を解除するにはネジ部材160を他方向に回動操作するか、あるいはロック解除ボタン190をスプリング170のバネ力に抗して押し続ける必要があり、このため作業性が劣り、その改善が要望されていた。
【0009】
本発明は、操作レバーを把持する手でロック、ロック解除操作が容易に行えるロック機構を装備した間接活線把持工具を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の活線把持工具は、絶縁操作棒の先端に被把持物を把持する開閉可能な把持具を装備し、絶縁操作棒の基端側に該把持具を開閉操作する揺動可能な操作レバーを有する操作部を装備した間接活線把持工具において、前記操作レバーの回動を制限するロック機構を備え、該ロック機構は、前記絶縁操作棒の基端側に装備され、前記把持具の閉じる方向への前記操作レバーの回動を許容するが、前記把持具の開く方向への前記操作レバーの回動を阻止する一方向回転機構と、ロック時に前記一方向回転機構を保持し、ロック解除時に前記一方向回転機構を解除して前記把持具を閉じる方向と開く方向のいずれの方向にも前記操作レバーが回動するのを許容する、前記操作レバー上にスライド可能に装備されたロックピン部材とを具備してなることを特徴とする。
【0011】
前記一方向回転機構を、前記絶縁操作棒の基端側に固定装備されたラチェット歯車と、前記操作レバー上に揺動可能に装備され、前記ラチェット歯車に係脱自在に係止するラチェット爪部材とから構成することが好ましい。
【0012】
また、前記ラチェット爪部材と前記操作レバーとの間に付勢部材を介在させ、前記ラチェット爪部材を前記ラチェット歯車と係止するように付勢することが好ましい。
【0013】
また、前記ロックピン部材を、棒状に形成して、前記付勢部材によって前記ラチェット爪部材が当接する状態で該ラチェット爪部材の軸線方向と直交する方向にスライドするように前記操作レバーに装備することが好ましい。
【0014】
さらに、前記ロックピン部材に、外径が互いに異なる、前記ラチェット爪部材と前記ラチェット歯車との係止を維持するロック部と前記付勢手段に抗して前記ラチェット爪部材と前記ラチェット歯車との係止を解除するロック解除部とを設けることが好ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例について、図1乃至図6を参照して説明する。
【0016】
図1は本発明の一実施例を示す間接活線把持工具全体の正面図、図2は図1の間接活線把持工具に装備されたロック機構の部分拡大正面図、図3は把持具の閉じ状態を維持するときの、ロック機構の部分拡大正面図、図4は同側面図、図5は図3の状態からロックを解除したときの、ロック機構の部分拡大正面図、図6は同側面図である。
【0017】
本実施例の間接活線把持工具は、図1に示すように、固定把持片11と該固定把持片11に対して接離可能に配置された回動把持片12とからなる把持具10と、該把持具10を先端に装備して該把持具10を作業位置に位置決めするための絶縁操作棒20と、回動把持片12を固定把持片11に対して接離操作(回動操作)する操作レバー31を絶縁操作棒20の基端側に揺動可能に装備した操作部30と、該操作部30の操作レバー31の近傍に装備され、該操作レバー31をロックするロック機構40とを備える。
【0018】
固定把持片11は絶縁操作棒20の先端に固定配置され、また回動把持片12はその下端寄り部分が枢着ピン13を介して固定把持片11の下端寄り部分に回動可能に枢着される。
【0019】
回動把持片12の下端部は、絶縁操作棒20と平行に装備した補助絶縁操作棒32の上端部に連結される。補助絶縁操作棒32の下端部は、連結ピン34を介して操作レバー31の一端に回動可能に連結される。
【0020】
操作レバー31は、図2に示すように、略L字状で、補助絶縁操作棒32と共に操作部30を構成するものであり、その一端寄り部分が支持ピン35に固定される。支持ピン35は、絶縁操作棒20の基端側に配置したロック機構40のカバー41の一端側(図2の左側)の凹部41a内に回動可能に装備される。すなわち、操作レバー31は、支持ピン35と共にカバー41に対して回動可能に装備される。
【0021】
操作レバー31を把持して該操作レバー31を図2の矢印A方向に回動させると、補助絶縁操作棒32が引き下げられて、回動把持片12が固定把持片11側に回動して把持具10は閉じ、例えば配電線の接続部分に被せる絶縁カバー、配電線から剥離された絶縁被覆等の被把持物を把持する。一方、操作レバー31を図2の矢印A方向と反対方向に回動させると、補助絶縁操作棒21が押し上げられて、回動把持片12が固定把持片11から離れる側に回動して把持具10は開き、把持した絶縁被覆等の被把持物を離す。
【0022】
ロック機構40は、図2に示すように、把持具10を閉じる方向に操作レバー31を回動(矢印A方向に操作レバー31を回動)させるのを許容するが、把持具20を開く方向に操作レバー31を回動(矢印Aと反対方向に操作レバー31を回動)させるのを阻止する一方向回転機構42と、ロック時に一方向回転機構42を保持し、ロック解除時に、一方向回転機構42を解除して、把持具20を閉じる方向と開く方向のいずれの方向にも操作レバー31が回動するのを許容する、棒状のロックピン43とを具備する。
【0023】
一方向回転機構42は、ラチェット歯車44と該ラチェット歯車44に係脱自在に係止するラチェット爪部材45とから構成される。ラチェット歯車44は、略4分の1円形状で、カバー41の凹部41a内の一方の壁部内面にネジ46によって固定される。ラチェット爪部材45は、操作レバー31に設けた略U字状の取付部31a内にピン31bを介して揺動可能に装備される。
【0024】
ラチェット爪部材45はピン31bに固定され、該ピン31bは取付部31aに対して回動可能に取り付けられている。すなわち、ラチェット爪部材45はピン31bと共に取付部31aに対して回動(揺動)可能となる。本実施例では、ラチェット爪部材45は、ラチェット歯車44に係止する上端側の爪部分45aと、操作レバー31に設けた軸線方向に伸びる溝31c内に出没する略L字状の下端側の操作部分45bとの2つに分割されて、ピン31bを介して両者が一体となるようにしてある。なお、2分割せずに、爪部分45aと操作部分45bとを一体に形成するようにしてもよいことは勿論である。操作部分45bの下端側の内面とこれと対向する溝31cの底面との間には、付勢部材としてのコイルスプリング47が介在されている。このコイルスプリング47は、ラチェット爪部材45(爪部分45a)をピン31bを支点としてラチェット歯車44側に回動させるように付勢する。これにより、ラチェット爪部材45(爪部分45a)は、通常、ラチェット歯車44に係止した状態に維持される。
【0025】
ラチェット爪部材45の爪部分45aがラチェット歯車44に係止している状態では、操作レバー31の図2の矢印A方向への回動(把持具20を閉じる方向への回動)を許容するが、同矢印A方向と反対方向への回動(把持具20を開く方向への回動)を阻止する。
【0026】
ロックピン43は、操作レバー31に設けた取付部31aに、該操作レバー31の軸線と直交する方向にスライド可能に装備されており(図4、図6参照)、コイルスプリング47によって付勢されたラチェット爪部材45の操作部分45bが当接する。ロックピン43は、その軸線方向両端に頭部43aが設けられ、これら頭部43a間の軸部分が、径の小さいロック部43bと、これよりも径の大きいロック解除部43cと、これらロック部43bとロック解除部43cとの間のテーパー部43dとに区画される。
【0027】
ロック部43bにラチェット爪部材45の操作部分45bが当接する状態では(図3、図4参照)、該ロック部43bの外径が小さく、ラチェット爪部材45はロック部43bによりラチェット歯車44から離れる方向(図3の反時計方向)に回動するように押圧されないことから、ラチェット爪部材45の爪部分45aがコイルスプリング47の付勢力(弾性力)によりラチェット歯車44に係止した状態(ロック状態)が維持される。なお、このロック状態において、操作部分45bをコイルスプリング47の付勢力に抗して押圧すると、ラチェット爪部材45(爪部分45a)はピン31bを支点としてラチェット歯車44から離れる方向に回動し、ロック状態を一時的に解除することが可能である。操作部分45bの押圧を止めると、ラチェット爪部材45はコイルスプリング47の復元弾性力によりラチェット歯車44側に回動し、爪部分45aとラチェット歯車44との係止状態が維持される。
【0028】
これに対して、ロック解除部43cにラチェット爪部材45の操作部分45bが当接する状態では(図5、図6参照)、該ロック解除部43cの外径が大きいことから、ラチェット爪部材45はロック解除部43cによって押圧されてラチェット歯車44から離れる方向(図3の反時計方向)に回動し、ラチェット爪部材45の爪部分45aがラチェット歯車44から離れるようになる(ロック解除状態となる)。
【0029】
テーパー部43cは、ロック部43bからロック解除部43cに向かって順次径が大きくなるように(ロック解除部43cからロック部43bに向かって順次径が小さくなるように)形成され、ロック解除状態(図5、図6参照)からロック状態(図3、図4参照)に移行する際にロックピン43がラチェット爪部材45の操作部分45bに引っ掛からないようにするものである。
【0030】
次に、上記実施例の間接活線把持工具の使用方法について説明する。
【0031】
把持具10を完全に開いた状態にするためには、例えば操作レバー31を把持する手の親指でロックピン43を押圧して一方向スライドさせ、ロック解除部43cをラチェット爪部材45の操作部分45b上に位置させると、ラチェット爪部材45はロックピン43のロック解除部43cに押圧されて、コイルスプリング47の付勢力に抗して爪部分45aがラチェット歯車44から離れる方向に回動し、ロック状態が解除される。これにより、操作レバー31はフリーな状態となり、該操作レバー31を図2の矢印A方向と反対の方向へ回動させることによって、回動把持片12を固定把持片11から引き離し、把持具10を完全に開いた状態にすることができる。
【0032】
把持具10が完全に開いたら、今度は操作レバー31を把持する手の人差し指でロックピン43を押圧して前回とは反対の他方向にスライドさせ、ロック部43bをラチェット爪部材45の操作部分45b上に位置させると、ラチェット爪部材45はロックピン43から解放され、コイルスプリング47の付勢力により爪部分45aがラチェット歯車44に係止する方向に回動して、ロック状態となる。このロック状態では、操作レバー31は図2の矢印A方向への回動のみが許容される。次いで、被把持物を回動把持片12と固定把持片11との間に介在させてから、操作レバー31を握りながら、図2の矢印A方向に回動させると、回動把持片12が固定把持片11側に回動して被把持物を把持する。図3及び図4に示すように、爪部分45aとラチェット歯車44との係止によって操作レバー31の図2の矢印A方向と反対の方向への回動が阻止されることから、操作レバー31から手を離しても、把持具10による把持状態は維持される。
【0033】
被把持物を所定の場所まで搬送したら、被把持物を把持具10から解放する。この場合には、操作レバー31を把持する手の親指でロックピン43を押圧して一方向にスライドさせ、ロック解除部43cをラチェット爪部材45の操作部分45b上に位置させてロック状態を解除し、操作レバー31を図2の矢印A方向と反対の方向へ回動させて、把持具10を開く。
【0034】
なお、操作レバー31を把持した手の人差し指でラチェット爪部材45の操作部分45bをコイルスプリング47の付勢力に抗して押圧すると、爪部分45aがラチェット歯車44から離れて一時的にロック解除状態となる。人差し指でラチェット爪部材45の操作部分45bを押圧した状態を維持しながら、操作レバー31を図2の矢印A方向と反対の方向へ回動させて、把持具10を開くこともできる。
【0035】
上述の如く、操作レバー31を把持した手の親指等でロックピン43をスライドさせるだけでよく、図7、図8に示すように、ロックするにはネジ部材160を一方向に回動操作し、またロック状態を解除するにはネジ部材160を他方向に回動操作するか、あるいはロック解除ボタン190をスプリング170のバネ力に抗して押圧する必要はない。
【0036】
なお、上記実施例では、一方向回転機構42としてラチェット歯車44とラチェット爪部材45を使用した場合を示したが、これに限定されるものではなく、一方向の回転のみを許容する種々の機構を採用できることは勿論である。要は操作レバーを握る手の指で一方向回転機構のロックとロック解除ができる機構であれば、上記実施例に示された機構に限定されない。
【0037】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の間接活線把持工具によれば、操作レバーにロックピンをスライド可能に装備したので、操作レバーを把持した手の指で、ロックピンをスライドさせることによりロック状態、ロック解除状態にすることができ、把持具を完全に開いて被把持物を把持した後、把持具を閉じて被把持物を把持する作業が極めて容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す間接活線把持工具全体の正面図である。
【図2】図1の間接活線把持工具に装備されたロック機構の部分拡大正面図である。
【図3】把持具の閉じ状態を維持するときの、ロック機構の部分拡大正面図である。
【図4】図3のロック機構の側面図である。
【図5】図3の状態からロックを解除したときの、ロック機構の部分拡大正面図である。
【図6】図5のロック機構の側面図である。
【図7】従来のロック機構のロック解除状態を説明する正面図である。
【図8】従来のロック機構のロック状態を説明する正面図である。
【符号の説明】
10 把持具
20 絶縁操作棒
30 操作部
31 操作レバー
32 補助絶縁操作棒
40 ロック機構
41 カバー
42 一方向回転機構
43 ロックピン
43b ロック部
43c ロック解除部
43d テーパー部
44 ラチェット歯車
45 ラチェット爪部材
45a 爪部分
45b 操作部分
47 付勢部材(コイルスプリング)

Claims (2)

  1. 絶縁操作棒の先端に被把持物を把持する開閉可能な把持具を装備し、前記絶縁操作棒の基端側に前記把持具を開閉操作する揺動可能な操作レバーを有する操作部を装備した間接活線把持工具において、
    前記絶縁操作棒の基端側に固定装備されたラチェット歯車と、
    前記操作レバー上に揺動可能に設けられたラチェット爪部材であって、前記ラチェット歯車に係脱自在に係止する爪部分及び操作部分を有するラチェット爪部材と、
    前記ラチェット爪部材の操作部分と前記操作レバーとの間に介在し、前記ラチェット爪部材の爪部分が前記ラチェット歯車に係止するように付勢する、付勢部材と、
    径の小さいロック部及びこれよりも径の大きいロック解除部が設けられた棒状のロックピンであって、前記ラチェット爪部材の軸線方向と直交する方向にスライド可能に前記操作レバーに設けられたロックピンとを備え、
    前記ロックピンのロック部が前記ラチェット爪部材の操作部分上に位置決めされると、前記ラチェット爪部材は、前記付勢部材の付勢力により、前記爪部分が前記ラチェット歯車に係止する方向へ回動して、前記操作レバーの前記把持具を開く方向への回動を阻止するロック状態となり、
    前記ロックピンのロック解除部が前記ラチェット爪部材の操作部分上に位置決めされると、前記ラチェット爪部材は、前記付勢部材の付勢力に抗して、前記爪部分が前記ラチェット歯車から離れる方向に回動して、前記ロック状態が解除されることを特徴とする間接活線把持工具。
  2. 前記ラチェット爪部材の操作部分が略L字状であり、前記操作部分の基端側部分が前記操作レバーの軸線方向に伸びる溝から出没するように設けられ、前記操作部分の基端側部分が前記付勢部材の付勢力に抗して押圧されると、前記ラチェット爪部材の爪部分が前記ラチェット歯車から離れて一時的にロック解除状態となる、請求項1に記載の間接活線把持工具。
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