JP4090900B2 - 光コネクタ誤脱防止具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光コネクタハウジングに挿入された光コネクタプラグを誤って離脱させることを防止するための光コネクタ誤脱防止具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、光コネクタプラグを光コネクタアダプタや光コネクタレセプタクルなどの光コネクタハウジングに挿入することにより、光コネクタプラグと光コネクタハウジングとが締結され、光ファイバの光接続がなされる光コネクタが広範に使用されている。その一例としては、JIS C 7953、ISO/IEC 60874−14などに規定されるSC形光ファイバコネクタ(SC:Single fiber Coupling)がある。
【0003】
この種の光コネクタは、光コネクタプラグを光コネクタハウジングからに対して挿抜することのみにより、光ファイバの接続切替を行うことができ、高密度実装性、光コネクタプラグの着脱操作性などに優れているが、高密度実装状態における光コネクタプラグの着脱操作時に、目的の光コネクタ以外にも、それに近接する光コネクタに触れてしまい、その結果、光コネクタの締結状態が解除されて光コネクタプラグの誤脱を生じるという問題点があった。
光コネクタプラグの誤脱を防止するため、光コネクタプラグの外面と光コネクタハウジングの内壁との隙間に嵌入可能な突片と、光コネクタプラグの後端側に取り付けられたブーツ(フード)を把持する係止爪片とを有し、光コネクタプラグの周囲を取り囲むようにした光コネクタの誤脱防止具が提案されている。このような誤脱防止具を光コネクタに装着することにより、光コネクタの着脱操作時に誤脱防止具に手が触れても、光コネクタプラグには力が掛からないので、光コネクタプラグの締結解除を規制され、誤脱が防止される(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
実用新案登録第2509673号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような誤脱防止具では、光コネクタプラグの外面と光コネクタハウジングの内壁との隙間が極めて狭いような光コネクタには装着することができない。また、誤脱防止具を光コネクタに装着するために、ブーツを把持するようにしたため、誤脱防止具の装着時や離脱時にブーツに過度な負荷が加わりやすく、光コネクタプラグのハウジングに対するブーツの取り付け状態が緩んだり、ブーツや該ブーツ内に配線された光ファイバを損傷させるなどの不都合が生じるおそれがある。
【0006】
従って、本発明の課題は、光コネクタプラグの外面と光コネクタハウジングの内壁との隙間が極めて狭い光コネクタにも装着することができ、また、ブーツや光ファイバを損傷させるなどの不都合がない光コネクタ誤脱防止具を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本発明の請求項1記載の光コネクタ誤脱防止具は、側面に1つの突起部を有する光コネクタプラグが、前記光コネクタプラグの突起部と嵌合される溝部を有する光コネクタハウジングに挿入された状態で前記光コネクタプラグの誤脱を防止する光コネクタ誤脱防止具であって、
前記光コネクタハウジングの側面に形成された凹部(2b)に係合できる凸部(13a)と、前記光コネクタプラグの後端側に露出された光ファイバ(3)との干渉を防ぐスリット(12b)および前記光コネクタプラグが前記光コネクタハウジングに挿入された状態で、前記溝部に嵌合された前記突起部の接続方向後方から前記溝部に挿入することが可能な突起(12c)とを有し、
前記光コネクタハウジングを外側から抱え込むようにして前記凸部を前記光コネクタハウジングの凹部に係合させるとともに、前記突起を前記溝部に係合して前記突起部の接続方向後方への離脱を規制することを特徴とする光コネクタ誤脱防止具を提供する。
【0008】
請求項2記載の光コネクタ誤脱防止具は、請求項1記載の光コネクタ誤脱防止具において、データ記録部を設けてなることを特徴とする光コネクタ誤脱防止具を提供する
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、実施の形態に基づいて、本発明を詳しく説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態の光コネクタ誤脱防止具を示す(a)斜視図、(b)側面図であり、図2は本実施の形態の光コネクタ誤脱防止具が適用される光コネクタプラグおよび光コネクタハウジング(アダプタ)を示す斜視図である。図3は、光コネクタ誤脱防止具を光コネクタハウジングに取り付ける状態を示す斜視図、図4は、取り付け後の状態を示す斜視図である。図5は、誤脱防止具を光コネクタハウジングに取り付けた状態を示す断面図である。
【0010】
図2(a)に示すように、本実施の形態の光コネクタ誤脱防止具(以下、単に「誤脱防止具」という)が適用される光コネクタプラグ1および光コネクタハウジング2は、JIS C 7953、ISO/IEC 60874−14などに規定される周知のSC形光コネクタ(SC:Single fiber Coupling)の光コネクタならびにアダプタである。なお、光コネクタハウジング2は、図2(b)に示すようなレセプタクルであってもよい。
【0011】
光コネクタプラグ1(プラグ)は、光ファイバ(裸光ファイバ)が挿入固定される微細孔(図示せず)が貫通されたフェルール1aと、このフェルール1aを収納するコネクタハウジング1b(つまみ)とを備えて構成されている。光コネクタプラグ1のコネクタハウジング1bにその後側から挿入された光ファイバ3は、ここでは光ファイバコードであり、フェルール1aは、光ファイバ3の先端には露出された裸ファイバを前記微細孔に貫通させることにより、光ファイバを微細孔に固定して保持するようになっている。コネクタハウジング1bの接続方向後側には、光ファイバ3を収納保護するブーツ3aが取り付けられている。
光ファイバ3の種類としては、光コネクタの種類の応じたものが用いられる。具体的には、単心の光ファイバ心線、単心または多心の光ファイバテープ心線(以下、単にテープ心線ということがある)、光ファイバ素線などが例示される。
【0012】
光コネクタハウジング2は、光コネクタプラグ1を収容するコネクタ収容穴2aを備えた略スリーブ状の部材であり、図2(a)にはコネクタ収容穴2aの両側から光コネクタプラグ1を挿入して収容することができるアダプタを示し、図2(b)には、コネクタ収容穴2aの片側から光コネクタプラグ1を挿入して収容することができるレセプタクルを図示している。本発明の誤脱防止具10は、アダプタ2とレセプタクル2Rとのいずれにも取り付けることができる。
【0013】
光コネクタハウジング2は、コネクタ収容穴2aの両側から光コネクタプラグ1を挿入することにより、光コネクタプラグ1のフェルール1aの先端に突出した光ファイバ(裸光ファイバ)の先端が突き合わせられ、光接続がなされる。
光コネクタハウジング2の一対の側面には、凹部2bが形成されている。この凹部2bは、光コネクタハウジング2をバックプレーンなどに取り付けるためのステンレスプレート4を嵌め込むため、従来から設けられているものである。
【0014】
また、光コネクタハウジング2の凹部2bが設けられた側面と異なるもう一つの側面には、光コネクタプラグ1の側面に突設された突起部1cと嵌合可能な溝部2cが形成されている。この溝部2cは、図3に示すように、コネクタ収容穴2aに光コネクタプラグ1を挿入する接続方向に沿って延在形成されている。光コネクタプラグ1を光コネクタハウジング2のコネクタ収容穴2aに挿入するときに、光コネクタプラグ1の突起部1cが溝部2cに沿って挿入されることにより、光コネクタプラグ1が真っ直ぐコネクタ収容穴2aに挿入、収容される。
周知のように、この種の光コネクタは、光コネクタプラグ1をコネクタ収容穴2aに挿入することにより、図示しない締結機構(例えばスライドロック機構)により締結され、しっかりとぐらつきなく接続される。また、光コネクタプラグ1を後端側に引くことにより、前記締結機構が締結解除され、光コネクタハウジング2から離脱できるようになっている。
【0015】
本実施の形態の光コネクタ誤脱防止具10は、図1、図3に示すように、光コネクタハウジング2の外側から抱え込むようにして装着される装着部11と、この装着部11から外方に突出して設けられたデータ記録部15とから構成されている。誤脱防止具10は、例えばプラスチックなどにより一体に形成することが可能である。
【0016】
装着部11は、誤脱防止具10を光コネクタハウジング2に取り付けたときに光コネクタプラグ1の後端部を収容するプラグ収容空間12aを備えた略スリーブ状のスリーブ部12と、スリーブ部12のプラグ収容空間12aの一端縁12dから光コネクタプラグ1の接続方向に沿って突出して形成された一対の突出部13とを備えてなる。
【0017】
スリーブ部12は、スリーブの中心軸線方向(図1(b)の左右方向)に沿ってスリット12bが形成されている。これにより、図3に示すように、光コネクタプラグ1が収容された光コネクタハウジング2に誤脱防止具10を装着する際、光コネクタプラグ1の後端側に露出された光ファイバ3との干渉を防ぎ、光コネクタプラグ1を光コネクタハウジング2から抜去になくても、光コネクタハウジング2に誤脱防止具10を装着することができる。
【0018】
スリーブ部12の前記端縁12dには、光コネクタハウジング2の溝部2cに係合可能な突起12cが形成されている。
誤脱防止具10の突起12cが、光コネクタハウジング2の溝部2cに係合すると、該溝部2cに係合した突起12cは、この溝部2cに係合されている光コネクタプラグ1の突起部1cの離脱を規制する離脱規制部となっている。
【0019】
突出部13の先端方向(図1(b)の右側)の内側には、光コネクタハウジング2の側面に形成された前記凹部2bに係合可能な凸部13aが凸設されている。これにより、光コネクタハウジング2に誤脱防止具10を装着すると、突出部13が光コネクタハウジング2の側面を挟み込み、光コネクタハウジング2の凹部2bに凸部13aが係合されるので、誤脱防止具10が光コネクタハウジング2に対してぐらつくことなく強固に装着され、手指などで触れても容易に脱落しにくくなる。
【0020】
データ記録部15は、誤脱防止具10を光コネクタハウジング2に装着した際、光コネクタハウジング2側面の外方に突出するように設けられており、光コネクタや光ファイバを識別するためのデータが記録されたものである。
データ記録部15としては、特に限定されるものではないが、充分な情報量のデータを小さいスペースに高密度に集積して記録できる記録方式によって形成されるものが好ましい。例えばJIS X 0510やISO/IEC 18004等に規定されたQRコード(QR:Quick Response)などの二次元コードに代表される識別符号を印刷などの方式にて形成した印字部や、公知のRF−ID方式(RF:Radio-frequency、ID:Identification)のICチップなどが例示される。
ここではデータ記録部15は、平板状に形成されており、その前壁15aにQRコードなどの二次元コードが、印刷もしくはシール貼付等により取り付けられている。データ記録部15の前壁15aは、補強リブ15bにより補強されている。二次元コードは、読み取りに電磁波を必要としないので、電子機器など、電磁波の影響が問題となる環境に設置された光コネクタに対しても問題なく適用できるので、好ましい。
【0021】
このような誤脱防止具10は、光コネクタプラグ1が挿入収容された光コネクタハウジング2に対して、該光コネクタハウジング2の後端側から差し込むことにより、スリーブ部12のプラグ収容空間12aに光コネクタプラグ1の後端部が収容され、突出部13が弾性変形してその凸部13aが光コネクタハウジング2側面の凹部2bに係合し、図4に示すような状態で装着部11により光コネクタハウジング2の外面に装着される。突起12cが光コネクタハウジング2の溝部2cに係合することにより、溝部2cに係合されている光コネクタプラグ1の突起部1cの接続方向後方への移動が規制される。
その結果、光コネクタプラグ1は、突起部1cの溝部2cからの離脱が凸部13aにより防止されるので、誤脱防止具10を取り外さない限り、光コネクタプラグ1を光コネクタハウジング2から抜去することができなくなる。従って、目的の光コネクタプラグ1を操作する際に、近くの光コネクタプラグ1に誤って触れてしまい、光コネクタプラグ1の締結状態を解除して誤脱してしまうといった事故を効果的に防ぐことができる。
【0022】
誤脱防止具10は、凸部13aと凹部2bとの係合により光コネクタハウジング2に対して固定されるので、両突出部13の間隔を広げ、凸部13aと凹部2bとの係合を解除することにより、誤脱防止具10を光コネクタハウジング2から取り外すことができる。誤脱防止具10を取り外せば、通常の離脱操作により光コネクタプラグ1を抜去することができる。
【0023】
さらに本実施の形態の誤脱防止具10は、光コネクタへの装着時に、データ記録部15が光コネクタハウジング2側面の外方前面(光コネクタハウジング2の光コネクタプラグ1を操作する作業者にとっての手前側)に向いて配置されるようになっているので、データ記録部15の記録を所定の読み取り機(コードリーダなど)により読み出すことにより、光ファイバの情報を得ることができる。これにより、配線切替すべき光ファイバかどうかの識別が容易かつ確実になされる。データ記録部15が光コネクタプラグ1および光コネクタハウジング2から極めて近接した位置に配置されるので、光ファイバと光コネクタとの照合が極めて容易になり、誤った光コネクタを操作して誤脱してしまうなどの不都合が効果的に低減される。
【0024】
図6は、本発明の第2の実施の形態の光コネクタ誤脱防止具を示す正投影図であり、それぞれ、(a)正面図、(b)平面図、(c)底面図、(d)右側面図である。図7は本実施の形態の光コネクタ誤脱防止具を光コネクタハウジングに取り付ける状態を示す斜視図、図8は、取り付け後の状態を示す斜視図である。
本実施の形態の誤脱防止具20が適用される光コネクタプラグ1および光コネクタハウジング2は、上述の図2(a)および(b)に示したSC形光コネクタ(プラグ、アダプタ、レセプタクル)である。
【0025】
誤脱防止具20は、図6、7に示すように、略コ字溝状の装着部21と、装着部21の外面から外方に突出するデータ記録部25とから構成されている。誤脱防止具20は、例えばプラスチックなどにより一体形成することが可能である。
【0026】
装着部21は、より具体的には、下向きに開口した冂字状であり、データ記録部25が突設された側の側壁21aと、この側壁21aに対向して配置された他方の側壁21bと、両側壁21a、21bを上端同士で連結する上壁21cと、側壁21aの下端から側壁21b側に突出する突壁21dとで構成され、側壁21aおよび突壁21dの内面には、光コネクタハウジング2の側面に形成された前記凹部2bに係合可能な凸部21eが凸設されている。
さらに、側壁21bの下端には、光コネクタハウジング2の溝部2cに係合可能な突起21fが形成されている。
【0027】
光コネクタハウジング2に誤脱防止具20を装着したとき、装着部21は、両側壁21a、21bが弾性変形して光コネクタハウジング2の両側面を挟み込み、光コネクタハウジング2の凹部2bに凸部21eが係合されるので、誤脱防止具20が光コネクタハウジング2に対してぐらつくことなく強固に装着され、手指などで触れても容易に脱落しにくくなる。また、突起21fが光コネクタハウジング2の溝部2cに係合すると、該溝部2cに係合した突起21fは、この溝部2cに係合されている光コネクタプラグ1の突起部1cの離脱を規制する(離脱規制部)。
その結果、誤脱防止具20を取り外さない限り、光コネクタプラグ1を光コネクタハウジング2から抜去することができなくなる。従って、光コネクタプラグ1の誤脱が効果的に防止される。
【0028】
データ記録部25は、ここでは、窪み状の穴25aを有する有底円筒状に形成されており、ここにICチップ25bを埋め込み保持できるようなICチップ収容穴になっている。しかし、データ記録部25は、上記第1の実施の形態で図示したように、QRコードなどの二次元コードに代表される識別符号を印刷した印刷面を有するように形成することもできる。
【0029】
本実施の形態の誤脱防止具20は、光コネクタプラグ1が挿入収容された光コネクタハウジング2に対して、該光コネクタハウジング2の一側面側から差し込むことにより、装着部21が光コネクタハウジング2に抱合するとともに、両側壁21a、21bの間隔が弾性的に広がって凸部21eが光コネクタハウジング2側面の凹部2bに係合し、図8に示すような状態で光コネクタハウジング2の外面に装着される。
その結果、光コネクタプラグ1は、突起部1cの溝部2cからの離脱が凸部21eにより防止されるので、誤脱防止具20を取り外さない限り、光コネクタプラグ1を光コネクタハウジング2から抜去することができなくなる。従って、目的の光コネクタプラグ1を操作する際に、近くの光コネクタプラグ1に誤って触れてしまい、光コネクタプラグ1の締結状態を解除して誤脱してしまうといった事故を効果的に防ぐことができる。
【0030】
誤脱防止具20は、凸部21eと凹部2bとの係合により光コネクタハウジング2に対して固定されるので、両側壁21a、21bの間隔を弾性的に広げ、凸部21eと凹部2bとの係合を解除することにより、誤脱防止具20を光コネクタハウジング2から取り外すことができる。誤脱防止具20を取り外せば、通常の離脱操作により光コネクタプラグ1を抜去することができる。
このように、本実施の形態の誤脱防止具20によっても、前記第1実施の形態の誤脱防止具10と同様の優れた効果を奏する。
【0031】
以上、本発明を好適な実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明はこの実施の形態のみに限定されるものではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。
上記実施の形態においては、SC形光コネクタに適用した場合を説明したが、これに限定されるものではなく、FC形光コネクタ(Fiber transmission system optical Connector、JIS C 5970に規定のもの等)、MT形光コネクタ(MT:Mechanically Transferable、JIS C 5981に規定のもの等)、MPO形光コネクタ(MPO:Multifiber Push-On、JIS C 5982に規定のもの等)、MU形コネクタ(MU:Miniature-Unit coupling、JIS C 5983に規定のもの等)、Mini−MPO形光コネクタ(MPO:Multifiber Push-On、JIS C 5984に規定のもの等)など、種々の光コネクタに適用することができる。
【0032】
【発明の効果】
以上説明したように、光コネクタハウジングの側面に形成された凹部に係合できる凸部と、光コネクタハウジングに挿入される光コネクタプラグの離脱を規制する離脱規制部とを有し、光コネクタハウジングに外側から抱え込むようにして前記凸部を前記光コネクタハウジングの凹部に係合させることにより光コネクタハウジングに装着されるように構成された本発明の光コネクタ誤脱防止具は、光コネクタプラグの外面と光コネクタハウジングの内壁との隙間が極めて狭い光コネクタにも装着することができる。誤脱防止具を取り外さない限り、光コネクタプラグを光コネクタハウジングから抜去することができなくなる。従って、光コネクタプラグの誤脱が効果的に防止される。誤脱防止具を光コネクタに装着した状態で、ブーツや光ファイバに接触しないので、ブーツや光ファイバを損傷させるおそれがない。
【0033】
光コネクタが、側面に突起部を有する光コネクタプラグと、前記光コネクタプラグの突起部と嵌合される溝部を有する光コネクタハウジングとの組み合わせからなる場合、離脱規制部として、光コネクタプラグが光コネクタハウジングに挿入された状態で、前記光コネクタプラグの突起部の後方から前記溝部に挿入することが可能な突起とすることにより、光コネクタプラグの誤脱を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態の光コネクタ誤脱防止具を示す正投影図であり、それぞれ(a)斜視図、(b)側面図である。
【図2】 (a)図1に示す誤脱防止具が適用される光コネクタハウジング(アダプタ)および光コネクタ(プラグ)を示す斜視図である。(b)光コネクタハウジング(レセプタクル)を示す斜視図である。
【図3】 図1に示す誤脱防止具を光コネクタハウジングに取り付ける状態を示す斜視図である。
【図4】 図1に示す誤脱防止具を光コネクタハウジングに取り付けた後の状態を示す斜視図である。
【図5】 図1に示す誤脱防止具を光コネクタハウジングに取り付けた後の状態を示す断面図であり、(a)光コネクタの挿入方向に切断した縦断面図、(b)光コネクタの挿入方向に垂直な方向に切断した横断面図である。
【図6】 本発明の第2の実施の形態の光コネクタ誤脱防止具を示す正投影図であり、それぞれ(a)正面図、(b)平面図、(c)底面図、(d)右側面図である。
【図7】 図6に示す誤脱防止具を光コネクタハウジングに取り付ける状態を示す斜視図である。
【図8】 図6に示す誤脱防止具を光コネクタハウジングに取り付けた後の状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…光コネクタプラグ、1c…突起部、2…光コネクタハウジング(アダプタ)、2b…凹部、10…光コネクタ誤脱防止具(誤脱防止具)、12c…離脱規制部(突起)、13a…凸部、20…光コネクタ誤脱防止具(誤脱防止具)、21e…凸部、21f…離脱規制部(突起)。

Claims (2)

  1. 側面に1つの突起部を有する光コネクタプラグが、前記光コネクタプラグの突起部と嵌合される溝部を有する光コネクタハウジングに挿入された状態で前記光コネクタプラグの誤脱を防止する光コネクタ誤脱防止具であって、
    前記光コネクタハウジングの側面に形成された凹部(2b)に係合できる凸部(13a)と、前記光コネクタプラグの後端側に露出された光ファイバ(3)との干渉を防ぐスリット(12b)および前記光コネクタプラグが前記光コネクタハウジングに挿入された状態で、前記溝部に嵌合された前記突起部の接続方向後方から前記溝部に挿入することが可能な突起(12c)とを有し、
    前記光コネクタハウジングを外側から抱え込むようにして前記凸部を前記光コネクタハウジングの凹部に係合させるとともに、前記突起を前記溝部に係合して前記突起部の接続方向後方への離脱を規制することを特徴とする光コネクタ誤脱防止具(10)
  2. データ記録部を設けてなることを特徴とする請求項1記載の光コネクタ誤脱防止具(10)。
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