JP4088460B2 - 旋盤用ワーク押付け装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、旋盤等の工作機械において、比較的大型のワークをワークチャック部にチャッキングする際に使用するワーク押付け装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
大型旋盤になればなるほど大径ワーク加工になるが、それに伴い、主軸のワークチャック部にワークをチャッキングする際に、ワークの傾きを防ぎ、基準位置にワークを取り付けるための大型のワーク押付け装置が必要となる。
【0003】
比較的小型の旋盤においては、従来、例えば、図5に示すように主軸101のワークチャック部102にワーク130をチャッキングする際に、タレット工具105にワーク押付け装置120を取り付け、このワーク押付け装置に設けられた押付けプレート121にてワークを押付けることが出来るようにしたものである。
しかし、ワーク加工径が大きくなり、それに伴い大型のワーク押付け装置が必要になると図5(ロ)に示すように、タレットと工作機械に取り付けられているカバー140との干渉が避けられなくなる。
そこで従来は、特別仕様のワークローダーや、タレット工具とは別に専用ワーク押付け装置を備えざるを得なく、その分工作機械の附属装置が必要になり、大型化、高価になるという技術的課題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記従来技術に有する技術的課題に鑑みて、旋盤におけるB軸回り旋回制御装置付きの工具軸を利用したワーク押付け装置の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、奥側から手前側に向けて低くなるように傾斜したベッドの上下方向中央部に左主軸台と右主軸台が同一軸線上に相互に対向して配置し、ベッドの奥側上方に、Z軸方向にスライド移動制御可能であって、且つ、B軸回り旋回制御装置付きの刃物台を有し、当該刃物台に装着するワーク押付け装置であって、当該ワーク押付け装置は一方に工具軸を有し、その背面側の他方にばね付勢された押付けプレートを当該ワーク押付け装置と一体的に有していることを特徴とする。
【0006】
従来の工具軸においては、通常、刃物チャック部の反対側(背面側)は、カバーで覆われていたが、この部分に押付け装置を取り付けたものである。
【0010】
2主軸対向型タレット旋盤において、下側に設けられているタレット刃物台には、ベッドやカバー等との干渉が生じることから工具旋回径に制限がある。
それに対して主軸の奥側上方に備えたB軸回り旋回制御装置付きの刃物台の工具軸は、ベッド面と略平行に容易に旋回出来るので旋回径を大きくとることが可能であることに着目したものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を2主軸対向型旋盤に適用した例に基づいて、以下説明する。
図1に2主軸対向型旋盤の要部構成図を示す。
ベッドの中央部左右方向に、左主軸台1Lと右主軸台1Rが同一軸線上に相互に対向して配置され、主軸台ガイドレール6a、6bにてZ軸方向スライド移動位置制御可能になっている。
左右の主軸台1L、1Rには、それぞれ左主軸モーター3L、右主軸モーター3Rにて左主軸チャック部2L、右主軸チャック部2Rが回転制御されている。
【0012】
主軸の手前下側には、タレット刃物台4L、4Rがタレット刃物台ガイドレール7a、7bにてZ軸方向移動制御及びタレット刃物台送り台8、9にてX軸方向移動制御可能になっている。
【0013】
主軸の奥側上方に、B軸回り旋回制御装置付き刃物台10が備えられている。
また、必要に応じてATC13が備えられている。
この刃物台10は、Z軸方向刃物台ガイドレール12a、12b及び送り台11a、11bにてX軸、Y軸、Z軸方向に移動位置制御可能になっている。
この刃物台10には、回転工具軸を有するワーク押付け装置20が装着されている。
その外観図を図2に示す。
ワーク押付け装置は、工具軸21側に工具22が装着され、その反対側には押付けプレート23を有する押付け手段が設けられている。
この押付け装置20は、W方向に旋回可能になっていて、左右どちらの主軸に対しても押付け可能になっている。
その拡大図を図3に示す。
図3(イ)が押付けプレート23側から見た図で、図3(ロ)がその断面要部図である。
従来、工具軸の刃物部の反対側は、通常、ツールシリンダフタが取り付けられているのに対して、本発明においてはこのツールシリンダフタ24にガイドロッド25を設け、これにスプリング26にて、ばね付勢するように押付けプレート23が備えられている。
ここで、押付けプレート23は、図3(イ)に示すように略三角形状をしていて、それぞれ三角コーナー部にてばね付勢されていて、ワークをプレート全面で押付けられるようになっている。
【0014】
図4には、刃物台の工具軸の刃物部の反対側に押付け手段を設ける代わりに、取り付けツールと同様に押付けプレート31を有する押付けベース32の反対側にテーパシャンク33等を設けて、工具軸に直接着脱自在にした押付けツール30の例である。
【0015】
【発明の効果】
従来、工具軸の裏側が蓋状になっていたのに対して、本発明においては、この部分にスプリング等の弾性体を介して押付けプレートを設けたので少ないスペースで簡単な構造の押付け装置が得られる。
【0016】
また、2主軸対向型の旋盤において、B軸回り旋回制御装置付き刃物台は、ベッド面に対して略水平方向に工具軸が旋回できるので、従来のタレットがベッド面に対して略垂直方向に旋回する場合に、ベッドやカバー位置との関係で旋回半径に制限があったのと比較すると、本発明は大きな旋回径が得られるので、より大型のワーク押付け装置を取り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るワーク押付け装置を適用した旋盤の例を示す。
【図2】ワーク押付け手段を設けた工具軸(ワーク押付け装置)を示す。
【図3】押付け部分の断面要部図を示す。
【図4】工具軸に着脱自在のワーク押付け装置の例を示す。
【図5】従来のタレットに押付け装置を取り付けた例を示す。
【符号の説明】
1L、1R 主軸台
2L、2R 主軸台のワークチャック部
3L、3R 主軸モーター
4L、4R タレット刃物台
5L、5R タレット工具
6a、6b 主軸台ガイドレール
7a、7b タレット刃物台ガイドレール
8、9 タレット刃物台送り台
10 B軸回り旋回制御装置付き刃物台
11a、11b 送り台
12a、12b Z軸方向刃物台ガイドレール
13 ATC(自動工具チェンジャー)
20 ワーク押付け装置
21 工具軸
22 工具
23 押付けプレート
24 ツールシリンダフタ
25 ガイドロッド
26 スプリング
30 押付けツール
31 押付けプレート
32 押付けベース
33 シャンク部
130 ワーク
Claims (1)
- 奥側から手前側に向けて低くなるように傾斜したベッドの上下方向中央部に左主軸台と右主軸台が同一軸線上に相互に対向して配置し、
ベッドの奥側上方に、Z軸方向にスライド移動制御可能であって、且つ、B軸回り旋回制御装置付きの刃物台を有し、
当該刃物台に装着するワーク押付け装置であって、
当該ワーク押付け装置は一方に工具軸を有し、その背面側の他方にばね付勢された押付けプレートを当該ワーク押付け装置と一体的に有していることを特徴とする旋盤用ワーク押付け装置。
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