JP4088444B2 - 緑内障を処置するためのピラノインドール - Google Patents

緑内障を処置するためのピラノインドール Download PDF

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Description

【0001】
本発明は、新規な置換ピラノインドールに関する。これらの新規な化合物は、正常かまたは上昇した眼内圧(IOP)の低下および制御、ならびに緑内障の処置に有用である。
【0002】
(発明の背景)
緑内障といわれる疾患状態は、視神経への不可逆的損傷に起因する視覚機能の永久的損失によって特徴付けられる。緑内障の形態学的または機能的に異なるいくつかの型は、代表的に、上昇したIOPによって特徴付けられ、これは、原因として(causally)この疾患の病理学的経過に関連すると考えられる。高眼圧症は、眼内圧は上昇するが、見かけ上の視覚機能の損失が生じない状態であり;このような患者は、緑内障に関連する視覚損失の最終的な発症の高い危険性があると考えられる。緑内障の視野損失を有する何人かの患者は、比較的低い眼内圧を有する。これらのいわゆる正常圧または低圧緑内障患者はまた、IOPを低減しそして制御する因子によって恩恵を受け得る。緑内障または高眼圧症が早期に検出され、そして上昇した眼内圧を効率的に低下する薬剤で即座に処置される場合、視覚機能の損失またはその進行性悪化は、一般に改善され得る。眼内圧の低下に有効であると証明された薬物治療としては、眼房水の産生を減少する因子および流出能力を増加する因子の両方が挙げられる。このような治療薬は、一般に、可能な2つの経路(局所的(眼への直接適用)または経口的)のうち1つによって投与される。
【0003】
既存の特定の緑内障治療で処置する場合に、十分に応答しないある程度の個体が存在する。したがって、IOPを制御する他の局所治療因子の必要性が存在する。
【0004】
5−HTレセプターにアゴニスト活性を有する、正常および上昇したIOPを効率的に低下および制御し、そして緑内障の処置に有用なセロトニン作動性化合物が見出されている(共有に係る同時係属出願PCT/US99/19888を参照のこと)。5−HTレセプターでアゴニストとして作用する化合物は周知であり、種々の有用性(主に、中枢神経系(CNS)に関連する障害または状態についての)が示されている。米国特許第5,494,928号は、強迫性障害および他のCNS誘導人格障害の処置のための5−HT2Cアゴニストである特定の2−(インドール−1−イル)−エチルアミン誘導体を開示する。米国特許第5,571,833号は、門脈圧亢進および片頭痛の処置のための5−HTアゴニストであるトリプタミン誘導体を開示する。米国特許第5,874,477号は、5−HT2A/2Cアゴニストを用いてマラリアを処置するための方法を開示する。米国特許第5,902,815号は、NMDAレセプター機能低下の悪影響を防止するための、5−HT2Aアゴニストの使用を開示する。W098/31354A2は、うつ病および他のCNS状態の処置のための5−HT2Bアゴニストを開示する。WO00/12475は、中枢神経系の種々の障害の処置のためであるが、特に肥満の処置のための5−HT2Bおよび5−HT2Cレセプターアゴニストとしてのインドリン誘導体を開示する。WO00/35922は、強迫性障害、うつ病、摂食障害、およびCNSに関与する他の障害の処置のための、5−HT2Cアゴニストとしての特定のピラジノ[1,2−a]キノキサリン誘導体を開示する。5−HT2Aレセプターでのアゴニスト応答は、可能な5−HT2Cレセプターのある程度少ない関与を伴う、幻覚誘発活性の原因である一次活性であることが報告されている[Psychopharmacology,Vol.121:357,1995]。
【0005】
特定のピラノ[3,2−e]インドール−3−エチルアミンおよびその対応するN,N−ジメチルアミノアナログは、セロトニンレセプター結合プロフィール研究と関連して報告されている[J.Med.Chem.35,3625(1992)]。これらの化合物は、セロトニン5−HTレセプターで良好な親和性を有することが示されているが、これらの化合物と関連する有用性は示されていない。三級アミンを有する他のピラノ[3,2−e]インドール(3−[(N−メチルピロリジン−2−イル)メチル]または3−(N−メチルピロリジン−3−イル)のいずれか)の合成は、報告されているが[Tetrahedron Lett.35,45(1994)]、これらの化合物についての有用性は記載されていなかった。一般に、モノアミン酸化酵素による一級アリールエチルアミン(特に、トリプタミン)の迅速な代謝性脱アミノ[Principles of Drug Action,3d Ed.,p382(1990)]は、治療剤としてのこのような化合物の使用に対する有意な障害である。この迅速な酸化的脱アミノは、一級アミンに対してα位の炭素原子上にアルキル基を組み込むことによって、劇的に遅延または排除され得ることが注目される[Biotransformation of Xenobiotics,Casaret & Doull’s Toxicology,5th ed.,C.D.Klaassen Ed.,pp.129−145(1996);Medicinal Res.Rev.9,45 1989)]。従って、このようなαアルキル基を有する化合物(例えば、本開示の化合物)は、異なる治療的利点を提供すると予測される。
【0006】
出願EP708,099(1996)は、メラトニンレセプターアゴニストとしての選択されたピラノ[3,2−e]インドールの有用性に関し、そして従って、排他的に非塩基性アミド誘導体である3−(N−アシル−アミノアルキル)ピラノ[3,2−e]インドール化合物に関し、この化合物は、塩基性一級アミン(本開示の化合物に決定的である官能基)を組み込まない。米国特許第5,461,061号は、特定の前例のない8−アミノ−ピラノ[3,2−e]インドール−1−アルキルアミンを開示し、これはうつ病、不安、老年痴呆および強迫性障害を含むCNS障害の処置のために有用な、選択的5−HT1Aアゴニストとして記載される。米国特許第5,633,276号(1997)のインドリン誘導体(すなわち1−(N−アシル−アミノエチル)フラノ誘導体およびピラノ[2,3−g]インドール誘導体)はまた、メラトニンレセプターモジュレータ(最も好ましくはアゴニスト)である非塩基性化合物であり[J.Pharmacol.Exp.Ther.285,1239(1998)]、これは混乱したメラトニン系に関連する状態の処置のために有用である。
【0007】
(発明の要旨)
本発明は、ピラノ[3,2−e]インドール−3−エチルアミンおよびピラノ[2,3−g]インドール−1−エチルアミンの新しい誘導体に関し、これらは、温血動物(ヒトを含む)における正常圧の緑内障、高眼圧症、および緑内障と関連するIOPを低下および制御するために使用され得る。この化合物は、眼への局所送達のために適切な薬学的組成物へと処方される。
【0008】
(好ましい実施形態の説明)
本発明に従う有用な化合物は、以下の式Iによって表される化合物ならびにこの化合物の薬学的に受容可能な塩および溶媒和物である。
【0009】
式I
【0010】
【化4】
Figure 0004088444
ここで、Rは、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、NRから選択され;
は、水素、ハロゲン、またはC1−6アルキルから選択され;
およびRは、水素またはC1−6アルキルから選択され;
は、C1−4アルキルであり;
は、水素、C1−6アルキルまたはC(=O)C1−4アルキルから選択され;
XおよびYは、窒素または炭素であるが、XおよびYは、同じではあり得ず;
破線の結合(−−−−)は、適切に指定された二重結合および単結合を表し;
Yが窒素の場合、この破線の結合は両方単結合であり得る。
【0011】
式Iの化合物は、1つ以上のキラル中心を含み得ることが認識される。本発明は、全てのエナンチオマー、ジアステレオマー、およびそられの混合物を意図する。
【0012】
上記の定義において、置換基における総炭素原子数は、接頭語Ci−jによって示され、ここでiおよびjの数は、炭素原子の数を規定する;この定義は、直鎖状、分枝鎖状、および環状のアルキルまたは(環状アルキル)アルキル基を含む。
【0013】
置換基は、示される構造単位に組み込まれる場合、単独でかまたは複数でかのいずれかで存在し得ることを認識することが重要である。例えば、置換基ハロゲン(これは、フッ素、塩素、臭素またはヨウ素を意味する)は、これらが結合する単位が、1つ以上のハロゲン原子(これらは同じかまたは異なり得る)で置換され得ることを示す。
【0014】
(合成)
所望の式Iの置換1−(α−アルキル−エチルアミノ)−3,7,8,9−テトラヒドロピラノ[3,2−e]インドール4は、適切に置換された3,7,8,9−テトラヒドロ−ピラノ[3,2−e]インドール1から、周知の順序(スキーム1)によって調製され得、この順序は、以下を含む:インドール化合物(例えば、1)のVilsmeier−Haackホルミル化、続いて得られるカルボキシアルデヒド(2)の適切なニトロアルカンでの縮合によって、対応するニトロアルカン(3)が得られ、引き続いてこれを、例えばLiAlHを用いて還元して式Iの所望の化合物4を得る[Heterocycles 37,719(1994),J.Med.Chem.35,3625(1992),J.Med.Chem.33,2777(1990),J.Chem.Soc.,3493(1958)]。
【0015】
【化5】
Figure 0004088444
3,7,8,9−テトラヒドロ−ピラノ[3,2−e]インドール1は、Tetrahedron 48,1039(1992)において記載される手順に従って、7−または8−置換5−メチル−6−ニトロ−クロマン中間体を介して、適切な5−または6−置換3−メチル−4−ニトロ−フェノール[例えば、Synth.Commun.16,63(1986),J.Chem.Soc.,Perkin 1,1613(1984),J.Med.Chem.22,63(1979)]から調製され得る。所望の8−置換インドール1は、スキーム2において概略されるように、適切なフェノールから調製され得る。さらに、当該分野で周知の官能基変換を使用して、ヒドロキシル基を他の官能基(例えば、ハロゲン置換基またはアミノもしくはアルキルアミノ基)に変換し得る。
【0016】
【化6】
Figure 0004088444
式Iの所望のピラノ[2,3−g]インドール−1−(α−アルキル−エチルアミン)12は、当該分野で周知のそしてスキーム3[米国特許第5,494,928号(1997);J.Med.Chem.,40,2762,(1997)]に記載される方法によって、適切に置換された1,7,8,9−テトラヒドロ−ピラノ[2,3−g]インドール9から調製され得る。
【0017】
【化7】
Figure 0004088444
あるいは、化合物12は、スキーム4の方法によって調製され得る。9と活性化アラニノール13との反応(ここで、ヒドロキシル基は、スルホネートエステル(例えば、メタンスルホニル、トルエンスルホニル、ブロモフェニルスルホニル、またはニトロフェニルスルホニル)の形成による引き続く求核性アミノ化に向って、適切に活性化されている)は、N−脱保護後に式Iの化合物12を与える14を提供する[J.Chem.Soc.,Perkin 1,1479,(1981)]。
【0018】
【化8】
Figure 0004088444
1,7,8,9−テトラヒドロ−ピラノ[2,3−g]インドール中間体9は、Can.J.Chem.60,2093(1982)において記載される方法によって、適切な6−ホルミル−クロマンから調製され得るか、または米国特許第5,633,276号(1997)において記載される方法によって適切な5−アミノ−クロマンから調製され得る。
【0019】
本発明の化合物(式I)は、眼への送達(例えば、局所的送達、房内送達(intracamerally)、またはインプラントを介して)のための種々の型の眼処方物へ組み込まれ得る。この化合物は、好ましくは、眼への送達のために局所的眼処方物に組み込まれる。この化合物は、眼科学的に受容可能な防腐剤、界面活性剤、粘性増加剤、浸透強化剤、緩衝液、塩化ナトリウム、および水性の滅菌した眼科懸濁液または溶液を形成するための水と組み合わせられ得る。眼科溶液処方物は、生理学的に受容可能な等張性の水性緩衝液中に化合物を溶解することによって、調製され得る。さらに、眼科溶液は、化合物を溶解する際に補助となる眼科学的に受容可能な界面活性剤を含み得る。さらに、眼科溶液は、結膜嚢において処方物の保持を改善するために粘性を増加する薬剤(例えば、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、メチルセルロース、ポリビニルピロリドンなど)を含み得る。ゲル化剤がまた使用され得、ゲラン(gellan)およびキサンタンゴムを含むがこれらに限定されない。滅菌した眼軟膏処方物を調製するために、活性成分は、適切なビヒクル中の防腐剤(例えば、ミネラルオイル、液体ラノリン、またはホワイトワセリン)と組み合わされる。滅菌した眼科ゲル処方物は、類似の眼科調製物について、公開された処方物に従って、例えば、カルボポル(carbopol)−974などの組み合わせから調製された親水性基剤中に活性成分を懸濁することによって調製され得る;防腐剤および張度調整剤が、組み込まれ得る。
【0020】
化合物は、好ましくは、約5〜8のpHを有する、局所的な眼科懸濁液または水溶液として処方される。この化合物は、通常、0.01重量%〜5重量%の量でこれらの処方物中に含まれ得るが、好ましくは、0.25重量%〜2重量%の量で含まれる。従って、局所的提示のために、これらの処方物の1〜2滴が、当業者である臨床家の裁量に従って、1日当り1〜4回、眼の表面に送達される。
【0021】
化合物はまた、例えば、以下を含む緑内障を処置するための他の薬剤と組み合わせて使用され得るが、これらに限定されない:β−遮断薬(例えば、チモロール、ベタキソロール、レボベタキソロール、カルテオロール、レボブノロール、プロプラノロール)、炭酸アンヒドラーゼインヒビター(例えば、ブリンゾールアミド(brinzolamide)およびドルゾールアミド(dorzolamide))、αアンタゴニスト(例えば、ニプラドロール)、αアゴニスト、(例えば、イオピジン(iopidine)およびブリモニジン(brimonidine))、縮瞳薬(例えば、ピロカルピンおよびエピネフリン)、プロスタグランジンアナログ(例えば、ラタノプロスト(latanoprost)、トラバプロスト(travaprost)、ウノプロストン(unoprostone)、および米国特許第5,889,052号;同第5,296,504号;同第5,422,368号;および同第5,151,444号において示される化合物)、「降圧性脂質」(例えば、5,352,708において示されるルミガン(lumigan)および化合物)、ならびに神経保護剤(例えば、米国特許第4,690,931号由来の化合物、特に、係属中の米国特許番号06/203350において示されるエリプロジル(eliprodil)およびR−エリプロジル、ならびにメマンチン(memantine)を含む、WO94/13275由来の適切な化合物)。
【0022】
以下の実施例は、本発明の目的である化合物の調製を例示するために与えられるのであって、特許請求の範囲に対する制限を意味するとして解釈されるべきではない。式Iの好ましい化合物は、実施例1、3、4、および6において記載される。最も好ましいのは、実施例4の化合物である。実施例の各化合物のプロトン磁気共鳴スペクトルは、指定の構造と一致していた。
【0023】
(方法1)
(5−HTレセプター結合アッセイ)
5−HTレセプターにおけるセロトニン作動性の化合物の相対的な親和性を決定するために、脳5−HTレセプターへのアゴニストの放射性リガンド[125I]DOIの結合についてそれらの競合する能力を、文献[Neuropharmacology,26,1803(1987)]の手順を少し改変して、以下に記載のように決定した。50mM TrisHCl緩衝液(pH7.4)中に分散した死後のラットまたはヒト大脳皮質ホモジネート(400μl)のアリコートを、メチオセピン(methiothepin)(最終濃度10μM)の非存在下または存在下で、[125I]DOI(最終濃度80pM)と共にインキュベートし、0.5mlの総容量中で、それぞれ、総結合および非特異的結合を定義する。アッセイ混合物を、ポリプロピレンチューブ中で、23℃で1時間インキュベートし、そして、アッセイを、氷冷緩衝液を使用する0.3%ポリエチレンイミンを中に以前に浸漬されたWhatman GF/Bガラス繊維フィルターで、迅速に減圧ろ過することによって、終結した。試験化合物(異なる濃度において)をメチオセピンと置換した。フィルターに結合した放射能を、βカウンターのシンチレーション分光測定によって決定する。データを、化合物親和性パラメーターを決定するために、非線形の反復性の曲線適合コンピュータープログラム[Trends Pharmacol.Sci.,16,413(1995)]を使用して分析した。[125I]DOI結合を最大値の50%まで阻害するために必要な化合物の濃度は、IC50値と呼ばれる。化合物は、IC50値が50nM未満である場合、5−HTレセプターについて高親和性を有していると考えられる。
【0024】
(方法2)
(5−HT機能的アッセイ:ホスホイノシチド(PI)代謝回転アッセイ)
5−HTレセプターでのセロトニン作動性化合物の相対的なアゴニスト活性は、酵素ホスホリパーゼCを活性化するそれらの能力によって、[H]ミオイノシトール標識したA7r5ラット血管平滑筋細胞における[H]イノシトールホスフェートの産生を刺激する化合物の能力を使用して、インビトロで決定され得る。これらの細胞を、培養プレートで増殖し、5%COおよび95%空気の加湿した雰囲気中で維持し、そして、週に2回、4.5g/lグルコースを含むDulbecco改変イーグル培地(DMEM)を供給し、そして、2mMグルタミン、10μg/mlゲンタマイシン、および10%胎児ウシ血清を用いて補充した。ホスホイノシチド(PI)代謝回転実験を実行する目的で、A7r5細胞を、以前のように24ウェルプレート中で培養した[J.Pharmacol.Expt.Ther.,286,411(1998)]。コンフルエント細胞を、0.5mlの無血清培地中で、1.5μCi[H]−ミオ−イノシトール(18.3 Ci/mmol)に、24〜30時間曝露した。次いで、細胞を、37℃で1時間、1.0mlの同じ培地中で、試験薬剤(またはコントロールとしての溶媒)と共にインキュベートする前に、10mM LiClを含むDMEM/F−12を用いて一度リンスする。その後、この培地を吸引し、そして、反応を停止するために1mlの冷0.1Mギ酸を添加した。AG−1−X8カラムでの[H]リン酸イノシトール([H]−IP)のクロマトグラフィー分離を、以前に記載するように[J.Pharmacol.Expt.Ther.286,411(1998)]行ない、HOおよび50mMギ酸アンモニウムを用いる連続的な洗浄を用い、0.1Mギ酸を含む1.2Mギ酸アンモニウムを用いて、総[H]−IP画分の溶出した。溶出液(4ml)を回収し、15mlシンチレーション液と混合し、そして、総[H]−IPを、βカウンターでのシンチレーションカウンティングによって決定した。濃度応答データを、Origin Scientific Graphicsソフトウェア(Microcal Software,Northampton,MA)のS字型適合機能によって分析し、アゴニスト能力(EC50値)および効力(Emax)を決定する。セロトニン(5−HT)を、ポジティブコントロール(標準)アゴニスト化合物として使用し、そして、試験化合物の効力を5−HT(100%に設定)に対して比較する。最大応答の50%まで[H]−IPの産生を刺激するのに必要な化合物の濃度は、EC50値と呼ばれる。化合物は、この機能的アッセイにおけるそのEC50値が、1μM以下である場合、強力なアゴニストと考えられ、そして、それらの効力が、5−HTの80%を超える場合、完全なアゴニストと考えられる。
【0025】
上記手順を使用して、表1において示されるデータを作製した。
【0026】
【表1】
Figure 0004088444
(方法3)
(意識のあるカニクイザルのレーザー処理した(高血圧の)眼における急性IOP応答)
眼内圧力(IOP)を、0.1%プロパラカインを用いる光角膜麻酔後に、Alcon Pneumatonometerを用いて決定した。眼を、各測定後、生理食塩水を用いて洗浄した。ベースラインのIOP測定後、試験化合物を、9匹のカニクイザルの右眼のみに対する1つの30μLアリコート中に滴下した。ビヒクルを、6匹のさらなる動物の右眼に滴下した。引き続くIOP測定を、1、3、および6時間で行なった。化合物は、局所的投与後少なくとも20%のレーザー処理した眼(O.D.)のベースラインIOPにおいて減少が存在する場合、このモデルの眼高血圧において、効果的であると考えられる。
【0027】
代表的な化合物の局所投与後のIOP応答のプロフィールは、表2に示される。
【0028】
(表2:意識のあるカニクイザルにおけるIOP応答)
【0029】
【表2】
Figure 0004088444
(実施例1)
(1−メチル−2−(3−メチル−3,7,8,9−テトラヒドロ−ピラノ[3,2−e]インドール−1−イル)−エチルアミンヒドロクロライド)
(工程A)1−(2−ニトロプロペニル)−3−メチル−3,7,8、9−テトラヒドロ−ピラノ[3,2−e]インドール
12mlのニトロエタン中の3−メチル−3,7,8、9−テトラヒドロ−ピラノ[3,2−e]インドール−1−カルボキシアルデヒド(1.02g、4.74mmol)および酢酸アンモニウム(0.30g、3.90mmol)を、100℃で3時間加熱し、室温で18時間攪拌し、水(50ml)と混合し、そしてEtOAc(3×50ml)で抽出した。結合した抽出物を乾燥し(MgSO)、濾過し、そして乾燥するまでエバポレートした。ジクロロメタンおよびヘキサンの混合物からの残渣の結晶体は、橙色固体(1.10g、85%):mp200〜202℃を与えた。
【0030】
(工程B)1−メチル−2−(3−メチル−3,7,8,9−テトラヒドロ−ピラノ[3,2−e]インドール−1−イル)−エチルアミン塩酸塩
無水THF(50ml)中の工程A(0.90g、3.31mmol)からの生成物の攪拌した溶液に、1Mの水素化リチウムアルミニウムのTHF(17.0ml、17mmol)溶液を窒素下で添加した。生じた混合物を、50℃で2時間加熱し、室温まで冷却し、そしてこの反応を、水(0.68ml)、15%NaOH(0.68ml)および水(2.0ml)の添加によってクエンチした。懸濁液を2時間攪拌し、そしてTHF(50ml)で洗浄した。懸濁液を、濃縮し、2N HCl(200ml)と混合し、そして開始材料を除去するためにEtOAc(2×50ml)で抽出した。水のpHを、50%のNaOHで約12に調整し、そしてこの溶液をEtOAc(3×80ml)で抽出した。合わせた抽出物を、乾燥し(MgSO)、濾過し、乾燥するまでエバポレートした。この粗製の油を、酢酸エチル、およびエタノールの混合物に溶解し、そして1NのHCl溶液(エーテル中)で処理した。形成されたこの固体を、濾過により収集し、そして乾燥(65℃、減圧)して、オフホワイトの固体(0.297g、32%;mp214〜217℃)を得た。分析。C1520O・HCl・0.25HOについての計算値:C,63.14;H、7.59;N、9.82。実測値:C、63.18;H、7.46;N、9.65。
【0031】
(実施例2)
(1−メチル−2−(3,7,8,9−テトラヒドロ−ピラノ[3,2−e]インドール−1−イル)−エチルアミンマレエート)
(工程A)1−(2−ニトロプロペニル)−3,7,8,9−テトラヒドロ−ピラノ[3,2−e]インドール
3,7,8,9−テトラヒドロ−ピラノ[3,2−e]インドール−1−カルボキシアルデヒド(0.90g、4.48mmol)および酢酸アンモニウム(0.34g、4.48mmol)の混合物を、実施例1の工程Aについて記載したように処理し、結晶化の後に、橙色固体(0.95g、82%)を得た。mp246〜247℃。
【0032】
(工程B)1−メチル−2−(3,7,8,9−テトラヒドロ−ピラノ[3,2−e]インドール−1−イル)−エチルアミンマレエート
工程Aからの生成物を、マレイン酸塩として単離したことを除いて、実施例1の工程Bについて記載されたように処置したが、オフホワイトの固体(9%)を得た。分析。Cl4l8O・C・0.25HOについての計算値:C、61.61;H、6.46;N、7.98。実測値:C、61.66;H、6.34;N、7.91。
【0033】
(実施例3)
(1−メチル−2−(3,7,8,9−テトラヒドロ−ピラノ[3,2−e]インドール−1−イル)−エチルアミンヒドロクロライド)
実施例2の工程Aからの生成物(無水THF(50ml)中、1.45g、5.62mmol)を、粗製油をクロマトグラフィー(シリカ、ジクロロメタン/メタノール/トリエチルアミン(10:1:0.5))によって精製したことを除いて、実施例1の工程Bについて記載されたように処置して、固体を得た。この固体をエタノールに溶解し、そして1NのHCL溶液(エーテル中)を用いて処理した。エタノールおよびエチル酢酸の混合物からの再結晶化より、淡褐色固体(0.65g、40%):mp270〜271℃を得た。分析。Cl4l8O・HC1・0.33COH・0.33HOについての計算値:C,61.31;H、7.54;N、9.79。実測値:C、61.37;H、7.54;N、9.65。
【0034】
(実施例4)
((R)−1−メチル−2−(3,7,8,9−テトラヒドロ−ピラノ[3,2−e]インドール−1−イル)−エチルアミンヒドロクロリド)
(工程A)(S)−1−(2−ヒドロキシプロピル)−3,7,8,9−テトラヒドロ−ピラノ[3,2−e]インドール
3,7,8,9−テトラヒドロ−ピラノ[3,2−e]インドール(1.00g、5.78mmol(無水THF(50ml)中)溶液に0℃で、エチルマグネシウムブロミド(1.0M(tert−ブチルメチルエステル中)、6.94ml、6.94mmol)の溶液を添加した。この混合物を、10分間攪拌し、そして(S)−プロピレンオキシド(0.50g、8.67mmol)を添加した。この混合物を15時間攪拌し、次いで飽和塩化アンモニウム溶液に注ぎ、これをEtOAcで抽出した(2×100ml)。合わせた抽出物を乾燥し(MgSO)、残留物までエバポレートし、これをカラムクロマトグラフィー(シリカ、20〜40EtOAc(ヘキサン中))で精製し、油(0.36g、27%)を得た。
【0035】
(工程B)(R)−1−(2−アジドプロピル)−3,7,8,9−テトラヒドロ−ピラノ[3,2−e]インドール
メタンスルホン酸無水物(0.477g、2.73mmol)を工程Aからの生成物(0.35g、1.52mmol)およびトリエチルアミン(0.46g、4.55mmol)溶液(無水THF(50ml)中)に0℃で添加した。この混合物を30分間攪拌し、そしてアジドナトリウム(0.59g、9.1mmol)を添加し、続いて残留物までエバポレートした;無水DMF(50ml)を添加し、そしてこの混合物を90℃で1時間加熱した。反応混合物を、氷水(100ml)に注ぎ、そしてこの混合物を、EtOAcで抽出した(2×75ml)。合わせた抽出物を乾燥し(MgSO)そして残留物までエバポレートした。これをカラムクロマトグラフィー(シリカ、10〜20%EtOAc(ヘキサン中))によって精製し、油(0.26g、67%)を得た:LCMS(APCI)257(M+H)。
【0036】
(工程C)(R)−1−メチル−2−(3,7,8,9−テトラヒドロ−ピラノ[3,2−e]インドール−1−イル)−エチルアミンヒドロクロリド
工程Bからの生成物(0.26g、1.01mmol)および10%のPd/C(0.026g)の混合物を、水素下で5時間攪拌し、濾過し、そして乾燥までエバポレートした。残留物を、EtOAcに溶解し、1NのHCl/EtOHを添加し、そして混合物を固体までエバポレートした。MeOH/EtOAcからの再結晶化より、黄色固体(0.221g、79%);mp262〜264℃;[α] 25+ 4.8°(c=0.206、MeOH)を得た。分析。C1520O・HC1・0.5HOについての計算値;H、7.31;C、60.95;N、10.15。実測値:H、7.49;C、61.25;N、9.75。
【0037】
(実施例5)
(S)−1−メチル−2−(3,7,8,9−テトラヒドロ−ピラノ[3,2−e]インドール−1−イル)−エチルアミンヒドロクロリド
この化合物を、工程AでR−プロピレンオキシドを使用したことを除いて実施例4に記載された手順と同一の手順に従って調製した:49%の収率;mp261〜263℃;[α] 25−25.6°(c=0.29、MeOH)。分析。Cl520O・HCl・0.5HO・0.1CHOHについての計算値;C、60.68;H、7.37;N、10.04。実測値:C、60.90;H、7.48;N、9.67。
【0038】
(実施例6)
(1−(2−アミノプロピル)−3,7,8,9−テトラヒドロ−ピラノ[3,2−e]インドール−8−オールヒドロクロリド)
(工程A)3−メチル−4−ニトロ−2−(2−プロペニル)−フェニルエステル酢酸
3−メチル−4−ニトロ−2−(2−プロペニル)−フェノール(5.19g、26.9mmol)ジクロロメタン溶液(200ml)に0℃で、トリエチルアミン(5.43g、53.8mmol)および無水酢酸(3.29g、32.3mmol)を添加した。30分後、反応混合物を、残留物までエバポレートし、これをクロマトグラフィー(シリカ、2%〜10%の酢酸エチル(ヘキサン中))によって精製し、橙色油(0.48g、76%)を得た。
【0039】
(工程B)5−メチル−6−ニトロ−クロマン−3−オール
工程Aからの生成物(1.89g、8.04mmol)のジクロロメタン溶液(150ml)に、MCPBA(2.53g、14.63mmol)を添加した。この混合物を環境温度で一晩攪拌し、EtOAcを用いて抽出し(2×200ml)、そして飽和炭酸水素ナトリウム溶液で洗浄した。合わせた抽出物を乾燥し、濾過し、そしてエバポレートして残留分得た。これを、クロマトグラフィー(シリカ、10%〜20%の酢酸エチル(ヘキサン中))によって精製し、油としてのエポキシドを得た(1.46g、72%)。エポキシド(1.44g、5.74mmol)のTHF溶液(30ml)溶液を、2NのNaOH溶液(6ml、12mmol)と合わせた。メタノール(10ml)を規定溶液に添加し、それを4時間攪拌した。この反応混合物を、残留分までエバポレートした。これをEtOAcに溶解し、そして水で洗浄した。EtOAcを乾燥し、そしてエバポレートして油を得た(1.12g、93%)。
【0040】
(工程C)3,7,8,9−テトラヒドロ−ピラノ[3,2−e]インドール−8−オール
工程Bからの生成物(2.35g、11.2mmol)およびジメチルホルムアミド(dimethylforamide)ジメチルアセタール(5ml)の混合物(DMF(10ml)中)を、窒素下で64時間164℃で加熱し、次いで乾燥までエバポレートした。残留物をEtOH(100ml)に溶解し、そして10%の炭素担持パラジウム(0.20g)を添加した。混合物を、水素雰囲気下で2日間攪拌し、濾過し、そして乾燥までエバポレートした。この残留物を、ジクロロメタンおよびシリカ中でEtOAcの混合物と合わせ、そして濾過した。クロマトグラフィー(シリカ、25%〜35%の酢酸エチル(ヘキサン中))による精製で、油(0.77g、36%)を得た。
【0041】
(工程D)8−ヒドロキシ−3,7,8,9−テトラヒドロ−ピラノ[3,2−e]インドール−1−カルボキシアルデヒド
DMF(2.0ml)およびPOCl(0.687g、4.48mmol)の混合物に窒素下で、工程Cからの生成物(0.77g、4.07mmol)のDMF溶液(1.2ml)を添加した。この混合物を、40℃で1.5時間加熱し、冷却し、そして氷(10g)続いて2NのNaOHを混合物に添加した。この混合物を、70℃で1時間加熱し、環境温度まで冷却し、そしてEtOAcで抽出した(3×100ml)。合わせた抽出物を乾燥し、そして残留物までエバポレートした。この残留物をクロマトグラフィー(シリカ、50%〜90%の酢酸エチル(ヘキサン中))によって精製し、固体(0.67g、76%):mp158〜162℃;MS(ES−)216(M−H)を得た。
【0042】
(工程E)1−(2−ニトロプロペニル)−3,7,8,9−テトラヒドロ−ピラノ[3,2−e]インドール−8−オール
工程Dからの生成物(0.64g、2.95mmol)および酢酸アンモニウム(0.23g、2.98mmol)混合物(ニトロエタン(3ml)中)を115℃で2.5時間加熱した。この混合物を冷却し、そして形成された橙色固体を濾過によって回収し、EtOAcおよび水で洗浄し、そして減圧下で乾燥した(0.54g、67%):mp240〜242℃。
【0043】
(工程F)1−(2−アミノプロピル)−3,7,8,9−テトラヒドロ−ピラノ[3,2−e]インドール−8−オールヒドロクロリド
工程Eからの生成物(0.54g、1.98mmol)の混合物(THF(50ml)中))にLiAlH(1M、5.93ml)を添加し、そしてこの混合物を、70℃で3時間加熱した。この反応混合物を冷却し、そして水および15%のNaOHを添加した。環境温度下で1時間攪拌した後、沈殿物を濾過によって除去した;この濾液を濃縮し、EtOAcと混合し、そしてブラインで洗浄した。この粗生成物をRP−HPLC(C−18カラム、0〜60%のアセトニトリル(0.1%のTFAを含む水中))によって精製し、粘稠性の油を得た。この油を塩酸塩に変換した(0.20g、36%):mp 187〜192℃;MS(ES+)247(M+H)。
【0044】
本発明によって以下の局所的眼科用処方物は有用であり、臨床医の処方箋に従って1日当たり、1〜4回投与される。
【0045】
【表3】
Figure 0004088444
【0046】
【表4】
Figure 0004088444
【0047】
【表5】
Figure 0004088444
【0048】
【表6】
Figure 0004088444

Claims (6)

  1. 下:1−メチル−2−(3−メチル−3,7,8,9−テトラヒドロ−ピラノ[3,2−e]インドー ル−1−イル)−エチルアミン;1−メチル−2−(3,7,8,9−テトラヒドロ−ピラノ[3,2−e]インドール−1−イル)−エチルアミン;(R)−1−メチル−2−(3,7,8,9−テトラヒドロ−ピラノ[3,2−e]インドール−1−イル)−エチルアミン;および1−(2−アミノプロピル)−3, 7,8,9−テトラヒドロ−ピラノ[3,2−e]インドール−8−オールからなる群から選択される、化合物、または該化合物の薬学的に受容可能な塩もしくは溶媒和物
  2. (R)−1−メチル−2−(3,7,8,9−テトラヒドロ−ピラノ[3,2−e]インドール−1−イル)−エチルアミンである、請求項に記載の化合物。
  3. 正常または上昇した眼内圧を低下および制御し、そして緑内障を処置するための組成物であって、該組成物は、以下:1−メチル−2−(3−メチル−3,7,8,9−テトラヒドロ−ピラノ[3,2−e]インドール−1−イル)−エチルアミン;1−メチル−2−(3,7,8,9−テトラヒドロ−ピラノ[3,2−e]インドール−1−イル)−エチルア ミン;(R)−1−メチル−2−(3,7,8,9−テトラヒドロ−ピラノ[3,2−e]インドール−1−イル)−エチルアミン;および1−(2−アミノプロピル)−3,7,8,9−テトラヒドロ−ピラノ[3,2−e]インドール−8−オールからなる群から選択される化合物、または該化合物の薬学的に受容可能な塩もしくは溶媒和物を含む、組成物。
  4. 前記化合物が、(R)−1−メチル−2−(3,7,8,9−テトラヒドロ−ピラノ[3,2−e]インドール−1−イル)−エチルアミンである、請求項に記載の組成物。
  5. 正常または上昇した眼内圧を低下および制御し、そして緑内障を処置するための医薬の調製のための、以下:1−メチル−2−(3−メチル−3,7,8,9−テトラヒドロ−ピラノ[3,2−e]インドール−1−イル)−エチルアミン;1−メチル−2−(3,7,8,9−テトラヒドロ−ピラノ[3,2−e]インドール−1−イル)−エチルア ミン;(R)−1−メチル−2−(3,7,8,9−テトラヒドロ−ピラノ[3,2−e]インドール−1−イル)−エチルアミン;および1−(2−アミノプロピル)−3,7,8,9−テトラヒドロ−ピラノ[3,2−e]インドール−8−オールからなる群から選択される化合物、または該化合物の薬学的に受容可能な塩もしくは溶媒和物の使用
  6. 前記化合物が、1−メチル−2−(3,7,8,9−テトラヒドロ−ピラノ[3,2−e]インドール−1−イル)−エチルアミンである、請求項に記載の化合物の使用。
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