JP4088402B2 - カメラ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ストロボ装置を備えたカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、カメラには、ズームレンズやストロボ装置等を駆動させるために内蔵された電池の残存電力を測定するバッテリチェック回路が備えられている。
【0003】
図5は、従来のカメラのバッテリチェック回路を示す図である。
【0004】
図5に示すバッテリチェック回路300には、カメラのシーケンスを制御するMPU(Micro Processor Unit)310の出力ポートPOにゲートGが接続されたPチャネルMOSFET311が備えられている。このPチャネルMOSFET311のソースSには、図示しない電池の+端子側からの電圧VBATが印加される。
【0005】
また、バッテリチェック回路300には、PチャネルMOSFET311のゲートGとソースSとの間に抵抗312が備えられているとともに、そのPチャネルMOSFET311のドレインDと電池の−端子側であるグラウンドGNDとの間に抵抗313が備えられている。この抵抗313は、バッテリチェック用に必要な電流を得るために、十分に小さな抵抗値を有する。
【0006】
さらに、バッテリチェック回路300には、PチャネルMOSFET311のドレインDとグラウンドGNDとの間に直列接続された抵抗314,315が備えられている。これら抵抗314,315の接続点は、MPU310のアナログ/ディジタルポートA/Dに接続されている。
【0007】
このように構成されたバッテリチェック回路300では、バッテリチェックにあたり、MPU310の出力ポートPOから‘L’レベルの信号が出力される。すると、PチャネルMOSFET311がオン状態となり、これにより電池の+端子側→PチャネルMOSFET311→抵抗313→グラウンドGNDの経路で電流が流れる。すると、電池からは、この電流とその電池の内部インピーダンスとにより定まる電圧降下分だけ低下した電圧VBATが出力される。出力された電圧VBATは、PチャネルMOSFET311を経由して、直列接続された抵抗314,315の抵抗値に応じて分圧される。分圧された電圧(アナログ電圧)は、抵抗314,315の接続点に接続されたMPU310のアナログ/ディジタルポートA/Dに入力される。MPU310は、そのアナログ/ディジタルポートA/Dに入力されたアナログ電圧をA/D変換してそのアナログ電圧に応じたディジタル値を得、そのディジタル値に基づいて電池の残存電力を測定することによりバッテリチェックを行なう。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上述したバッテリチェック回路300では、PチャネルMOSFET311をオン状態にして、バッテリチェック用の負荷として備えられた比較的小さな抵抗値を有する抵抗313に電流を流すことによりバッテリチェックが行なわれる。このため、サイズの大きなPチャネルMOSFET311や、ワッテージの大きな抵抗313を用いる必要があり、これに伴い回路基板面積も大きく、従ってコストがアップするという問題がある。
【0009】
本発明は、上記事情に鑑み、コストの低減化が図られたカメラを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明のカメラは、電池からの電力を昇圧用トランスを介して昇圧し整流してメインコンデンサを充電し、撮影にあたりそのメインコンデンサに充電された電力を放電して閃光を発するストロボ装置を備えたカメラにおいて、
上記ストロボ装置が、上記昇圧用トランスの一次巻線に直列に接続された、制御信号に応じた抵抗値を示すスイッチング素子を備えたものであって、
上記メインコンデンサへの電力の蓄積の際に所定のパルスを上記スイッチング素子に与えるとともに、上記電池の残存電力を測定するバッテリチェック用制御信号として上記スイッチング素子が所定の抵抗値を示す制御信号をそのスイッチング素子に与える制御手段と、
上記制御手段により上記スイッチング素子にバッテリチェック用の制御信号が送られている状態において上記電池の電圧を判定することによりその電池の残存電力を測定するバッテリチェック手段とを備えたことを特徴とする。
【0011】
本発明のカメラは、ストロボ撮影にあたってはスイッチング素子に所定のパルスを与えてメインコンデンサを充電し充電された電力を放電して閃光を発し、バッテリチェックにあたってはそのスイッチング素子に上記制御信号を与えてその制御信号により定まる、スイッチング素子の不飽和領域における抵抗値に応じた電流を電池に流してその電池の残存電力を測定するものであるため、従来のカメラのように、バッテリチェック専用の部品としてワッテージの大きな抵抗や、その抵抗に電流を流すためにサイズの大きなMOSFETを備える必要はない。従って、部品点数が削減されるとともに回路基板面積も小さくて済み、コストの低減化が図られる。
【0012】
ここで、上記スイッチング素子は制御信号の電圧値により抵抗値が制御されるものであって、
このカメラは、バッテリチェック用の制御信号の電圧値に相当する設定値が記憶されたメモリを備えたものであることが効果的である。
【0013】
カメラに備えられたストロボ装置を構成する昇圧用トランスやスイッチング素子等の特性は、カメラ個々により異なる。そこで、カメラ個々の個体差に応じた設定値をメモリに記憶させておき、記憶された設定値に相当する電圧値を有する制御信号をスイッチング素子に与えてバッテリチェックを行なうと、カメラの個体差を吸収することができる。従って、電池の残存電力を高い精度で測定することができる。
【0014】
また、上記スイッチング素子がNチャネルMOSFETであって、上記制御手段は、上記MOSFETのゲートに、上記バッテリチェック用の制御信号として、上記パルスの電圧よりも低い電圧信号を与えるものであることが好ましい。さらに、上記スイッチング素子がPチャネルMOSFETであって、上記制御手段は、上記MOSFETのゲートに、上記バッテリチェック用の制御信号として、上記パルスの電圧よりも高い電圧信号を与えるものであることも好ましい態様である。
【0015】
このように、スイッチング素子がNチャネルMOSFETの場合はそのゲートに上記パルスの電圧よりも低い電圧信号を与え、またスイッチング素子がPチャネルMOSFETの場合はそのゲートに上記パルスの電圧よりも高い電圧信号を与えて電池の残存電力測定を行なうと、バッテリチェックにあたり電池の消費電力を小さく抑えることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について説明する。
【0017】
図1は、本発明の一実施形態のカメラを前面斜め上から見た外観斜視図である。
【0018】
図1に示すカメラ10は、一般にアクティブタイプと呼ばれるオートフォーカス(AF)装置を内蔵した、ロール状の写真フイルム上に写真撮影を行なうカメラである。オートフォーカス装置には、カメラ10の前面上部に配置されたAF投光窓12を有しそのAF投光窓12からカメラ10の前方に向けて測距用の光を放つ投光部、およびカメラ10前面の、上記AF投光窓12から所定距離離れた位置に配置されたAF受光窓13を有し上記AF投光窓12からカメラ10の前方に放たれ被写体で反射して戻ってきた光をそのAF受光窓13から受け入れて受光することにより被写体までの距離を求める受光部が備えられている。
【0019】
また、このカメラ10の前面中央部には、光学ズームレンズ11aを内部に備えたズーム鏡胴11が備えられている。
【0020】
さらに、このカメラ10には、そのカメラ10の上面に配備された閃光部200を有するストロボ装置が備えられている。閃光部200は、撮影時に被写体に向けて閃光を発する。
【0021】
また、このカメラ10には、図示しないズームファインダユニットを構成するズームファインダ窓14、および内蔵された露出調整用のAEセンサに光を導くためのAE受光窓15も備えられている。さらに、このカメラ10の上面には、シャッタボタン18が備えられている。
【0022】
図2は、図1のカメラを背面斜め上から見た外観斜視図である。
【0023】
このカメラ10の背面には、撮影時に被写体に向けて閃光を発するか否かを設定するためのストロボオンオフスイッチ21、ファインダ接眼窓22、および光学ズームレンズ11aをテレ側(遠距離側)あるいはワイド側(近距離側)に動作させるズーム操作レバー23が備えられている。
【0024】
このように構成された本実施形態のカメラ10には、上記光学ズームレンズ11aやストロボ装置等を駆動させるための電池が内蔵される。以下、この電池の残存電力を測定するバッテリチェックについて説明する。
【0025】
図3は、図1に示すカメラの、バッテリチェック用の回路を含むストロボ装置回路を示す図である。
【0026】
図3には、電池30と、MPU40と、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)50と、ストロボ装置回路60とが示されている。
【0027】
MPU40は、カメラ10全体を制御する。
【0028】
EEPROM50には、後述するバッテリチェック用の制御信号の値が記憶されている。
【0029】
ストロボ装置回路60には、一次巻線の一端が電池30の+端子側に接続された昇圧用トランス61と、その一次巻線の他端と電池30の−端子側との間に配置されたNチャネルMOSFET62およびツェナーダイオード63と、NチャネルMOSFET62のゲートとMPU40のディジタル/アナログポートD/Aとの間に配置された抵抗64と、NチャネルMOSFET62のゲートと電池30の−端子側との間に配置された抵抗65とが備えられている。NチャネルMOSFET62は、後述する制御信号に応じた抵抗値を示す。このNチャネルMOSFET62が本発明にいうスイッチング素子に相当する。
【0030】
また、ストロボ装置回路60には、アノードが昇圧用トランス61の二次巻線の一端に接続されたダイオード66と、そのダイオード66のカソードと二次巻線の他端との間に配置されたメインコンデンサ67とが備えられている。メインコンデンサ67の両端は、図示しない閃光発光部に接続されている。
【0031】
さらに、ストロボ装置回路60には、昇圧用トランス61の一次巻線とMPU40の出力ポートPOとの間に直列接続された抵抗71,72が備えられている。これら抵抗71,72の接続点は、MPU40のアナログ/ディジタルポートA/Dに接続されている。
【0032】
先ず、ストロボ撮影を行なう場合について説明する。この場合は、先ず、MPU40の出力ポートPOがハイインピーダンス状態(もしくは‘H’レベル状態)に設定される。これにより、電池30から抵抗71,72を経由して電流が流れることが防止される。次いで、MPU40のディジタル/アナログポートD/Aから所定のパルスが出力される。出力された所定のパルスは抵抗64を経由してNチャネルMOSFET62のゲートに入力され、これによりそのNチャネルMOSFET62がスイッチング動作し、電池30からの電力が昇圧用トランス61を介して昇圧され、さらにダイオード66で整流されてメインコンデンサ67が充電される。その後、シャッタ操作に同期して、図示しない手段でメインコンデンサ67に充電された電力が放電され、閃光部200(図1参照)から閃光が発せられる。
【0033】
次に、電池30の残存電力を測定するバッテリチェックについて説明する。この場合は、先ず、MPU40の出力ポートPOが‘L’レベル状態に設定される。これにより、電池30からの、抵抗71,72の抵抗値に応じて分圧された電圧が、MPU40のアナログ/ディジタルポートA/Dに印加される。次いで、MPU40のディジタル/アナログポートD/Aから、その電池30の残存電力を測定するバッテリチェック用としての、NチャネルMOSFET62が所定の抵抗値(オン抵抗値)を示す制御信号が出力される。この制御信号は、上記所定のパルスの電圧よりも低い直流レベルの電圧信号である。このように、NチャネルMOSFET62のゲートに上記所定のパルスの電圧よりも低い電圧信号を与えて電池30の残存電力測定を行なうと、電池30の、バッテリチェックにおける消費電力を小さく抑えることができる。また、昇圧用トランス61やNチャネルMOSFET62等の特性は、カメラ個々により異なる。そこで、本実施形態では、EEPROM50に、カメラ個々の個体差に応じた設定値が記憶されており、この記憶された設定値をMPU40で読み出して、その設定値に相当する電圧値を有する制御信号をディジタル/アナログポートD/Aから出力することによりカメラの個体差を吸収することができる。従って、電池30の残存電力を高い精度で測定することができる。
【0034】
MPU40のディジタル/アナログポートD/Aから上記の電圧値を有する制御信号が出力されると、電池30の+端子側→昇圧用トランス61→NチャネルMOSFET62→電池30の−端子側の経路で、そのNチャネルMOSFET62の、その制御信号の電圧値に応じたオン抵抗値により定まる電流が流れる。すると、電池30から、その電流と電池30の内部インピーダンスとにより定まる電圧降下分だけ低下した電圧が出力される。出力された電圧は、直列接続された抵抗71,72の抵抗値に応じて分圧される。分圧された電圧は、それら抵抗71,72の接続点に接続されたMPU40のアナログ/ディジタルポートA/Dに入力される。MPU40は、そのアナログ/ディジタルポートA/Dに入力された電圧をA/D変換してその電圧に応じたディジタル値を得、そのディジタル値に基づいて、電池30の残存電力を測定することによりバッテリチェックを行なう。
【0035】
尚、MPU40の、ディジタル/アナログポートD/AからNチャネルMOSFET62に所定のパルスを与えるとともに上記制御信号を与える機能が、本発明にいう制御手段に相当する。また、直列接続された抵抗71,72およびMPU40のアナログ/ディジタルポートA/Dが、本発明にいうバッテリチェック手段に相当する。
【0036】
本実施形態では、ストロボ撮影にあたってはMPU40のディジタル/アナログポートD/AからNチャネルMOSFET62に所定のパルスを与えてメインコンデンサ67を充電し充電された電力を放電して閃光を発し、バッテリチェックにあたってはそのNチャネルMOSFET62のゲートにそのパルスの電圧よりも低い電圧信号を与えて、NチャネルMOSFET62の抵抗値に応じた電流を電池30に流してその電池30の残存電力を測定するものであるため、従来のカメラのように、バッテリチェック専用の部品としてワッテージの大きな抵抗や、その抵抗に電流を流すためにサイズの大きなMOSFETを備える必要はない。従って、部品点数が削減されるとともに回路基板面積も小さくて済み、コストの低減化が図られる。また、NチャネルMOSFETのゲートに上記所定のパルスの電圧よりも低い電圧信号を与えて電池30の残存電力を測定するものであるため、バッテリチェックにあたり電池30の消費電力を小さく抑えることができる。
【0037】
尚、本実施形態では、NチャネルMOSFETのゲートに所定のパルスの電圧よりも低い電圧信号を与えて電池30の残存電力を測定する例で説明したが、このNチャネルMOSFETに代えてPチャネルMOSFETを備え、このPチャネルMOSFETのゲートに、バッテリチェック用の制御信号として、上記所定のパルスの電圧よりも高い電圧信号を与えて電池30の残存電力測定を行ない、電池30の、バッテリチェックにおける消費電力を小さく抑えてもよい。
【0038】
図4は、図3に示すストロボ装置回路とは異なるストロボ装置回路を示す図である。
【0039】
尚、図3に示すストロボ装置回路の構成要素と同じ構成要素については同じ符号を付し、異なる点について説明する。
【0040】
図4には、電池30と、MPU80と、EEPROM50と、ストロボ装置回路100とが示されている。
【0041】
MPU80には、前述したMPU40に備えられたディジタル/アナログポートD/Aの機能に代わる第1,第2の出力ポートPO1,PO2が備えられている。これらの出力ポートPO1,PO2は、ストロボ装置回路100を構成する抵抗91,92を経由してNチャネルMOSFET62のゲートに接続されている。尚、抵抗92の抵抗値は、抵抗65や抵抗91の抵抗値と比べ、比較的大きく設定されている。前述した図3に示すストロボ装置回路60は、1つのディジタル/アナログポートD/Aにより所定のパルスとその所定のパルスの電圧よりも低い電圧信号をNチャネルMOSFET62に与える構成であるが、この図4に示すストロボ装置回路100は、上記出力ポートPO1により所定のパルスをNチャネルMOSFET62に与え、また上記出力ポートPO2により‘H’レベルの制御信号をNチャネルMOSFET62に与える構成である。以下、詳細に説明する。
【0042】
ストロボ撮影にあたっては、MPU80の出力ポートPOおよび第2の出力ポートPO2の双方がハイインピーダンス状態に設定される。この状態で、第1の出力ポートPO1から所定のパルスが出力され、これによりNチャネルMOSFET62がスイッチング動作して、ストロボ閃光光用の電荷がメインコンデンサ67に蓄積される。その後、シャッタ操作に同期して閃光が発せられる。
【0043】
一方、バッテリチェックを行なう場合は、MPU80の出力ポートPOが‘L’レベル状態に設定されるとともに第1の出力ポートPO1がハイインピーダンス状態に設定される。この状態で、第2の出力ポートPO2から‘H’レベルの制御信号が出力される。この‘H’レベルの制御信号は、抵抗92,65の抵抗値に応じて分圧されてNチャネルMOSFET62のゲートに入力される。ここで、抵抗92の抵抗値は比較的大きいため、抵抗92,65の接続点における、NチャネルMOSFET62のゲートに入力される電圧のレベルは比較的小さい。従って、電池30の+端子側→昇圧用トランス61→NチャネルMOSFET62→電池30の−端子側の経路で、そのNチャネルMOSFET62の、その電圧値に応じたオン抵抗値により定まる電流が流れ、電池30から、その電流と電池30の内部インピーダンスとにより定まる電圧降下分だけ低下した電圧が出力される。以下、図3を参照して説明したと同様にして、抵抗71,72の抵抗値に応じて分圧された電圧がMPU80のアナログ/ディジタルポートA/DでA/D変換されて電池30の残存電力が測定される。このようにして、バッテリチェックを行なってもよい。
【0044】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のカメラは、ストロボ撮影にあたってはスイッチング素子に所定のパルスを与えてメインコンデンサを充電し充電された電力を放電して閃光を発し、バッテリチェックにおいてはスイッチング素子にそのスイッチング素子が所定の抵抗値を示す制御信号を与えて電池の残存電力を測定するものであるため、従来のカメラのように、バッテリチェック専用の部品としてワッテージの大きな抵抗や、その抵抗に電流を流すためにサイズの大きなMOSFETを備える必要はなく、部品点数が削減されるとともに回路基板面積も小さくて済み、コストの低減化が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のカメラを前面斜め上から見た外観斜視図である。
【図2】図1のカメラを背面斜め上から見た外観斜視図である。
【図3】図1に示すカメラの、バッテリチェック用の回路を含むストロボ装置回路を示す図である。
【図4】図3に示すストロボ装置回路とは異なるストロボ装置回路を示す図である。
【図5】従来のカメラのバッテリチェック回路を示す図である。
【符号の説明】
10 カメラ
11 ズーム鏡胴
11a 光学ズームレンズ
12 AF投光窓
13 AF受光窓
14 ズームファインダ窓
15 AE受光窓
18 シャッタボタン
21 ストロボオンオフスイッチ
22 ファインダ接眼窓
23 ズーム操作レバー
30 電池
40,80 MPU
50 EEPROM
60,100 ストロボ装置回路
61 昇圧用トランス
62 NチャネルMOSFET
63 ツェナーダイオード
64,65,71,72,91,92 抵抗
66 ダイオード
67 メインコンデンサ
200 閃光部
Claims (4)
- 電池からの電力を昇圧用トランスを介して昇圧し整流してメインコンデンサを充電し、撮影にあたり該メインコンデンサに充電された電力を放電して閃光を発するストロボ装置を備えたカメラにおいて、
前記ストロボ装置が、前記昇圧用トランスの一次巻線に直列に接続された、制御信号に応じた抵抗値を示すスイッチング素子を備えたものであって、
前記メインコンデンサへの電力の蓄積の際に所定のパルスを前記スイッチング素子に与えるとともに、前記電池の残存電力を測定するバッテリチェック用制御信号として前記スイッチング素子が所定の抵抗値を示す制御信号を該スイッチング素子に与える制御手段と、
前記制御手段により前記スイッチング素子にバッテリチェック用の制御信号が送られている状態において前記電池の電圧を判定することにより該電池の残存電力を測定するバッテリチェック手段とを備えたことを特徴とするカメラ。 - 前記スイッチング素子は制御信号の電圧値により抵抗値が制御されるものであって、
このカメラは、バッテリチェック用の制御信号の電圧値に相当する設定値が記憶されたメモリを備えたことを特徴とする請求項1記載のカメラ。 - 前記スイッチング素子がNチャネルMOSFETであって、
前記制御手段は、前記MOSFETのゲートに、前記バッテリチェック用の制御信号として、前記パルスの電圧よりも低い電圧信号を与えるものであることを特徴とする請求項1記載のカメラ。 - 前記スイッチング素子がPチャネルMOSFETであって、
前記制御手段は、前記MOSFETのゲートに、前記バッテリチェック用の制御信号として、前記パルスの電圧よりも高い電圧信号を与えるものであることを特徴とする請求項1記載のカメラ。
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