JP2003330078A - ストロボ内蔵カメラ - Google Patents

ストロボ内蔵カメラ

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JP2003330078A
JP2003330078A JP2002142697A JP2002142697A JP2003330078A JP 2003330078 A JP2003330078 A JP 2003330078A JP 2002142697 A JP2002142697 A JP 2002142697A JP 2002142697 A JP2002142697 A JP 2002142697A JP 2003330078 A JP2003330078 A JP 2003330078A
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Japan
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circuit
light
discharge
light emission
main capacitor
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Application number
JP2002142697A
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English (en)
Inventor
Saori Shimizu
さおり 清水
Yasunori Kudo
泰則 工藤
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低コスト且つ省スペースで発光量が必要な場
合に応じて過不足ない光量を供給可能で、しかも近距離
発光時でも閃光による露光オーバーが生じ難いストロボ
内蔵カメラを提供する。 【解決手段】 被写体に向けて閃光発光を行う放電発光
管(Xe管110)と、このXe管を発光させる為のエネ
ルギを蓄えるメインコンデンサ108と、このメインコ
ンデンサに蓄えられたエネルギを放電させる放電回路
(107,117)と、露光時においてそのXe管の発光
に必要な光量を演算する演算回路と、上記放電回路を動
作させ上記演算回路で演算された必要光量に基づいてそ
のXe管の発光制御を行う制御回路(CPU1の一部)が
設けられたストロボ内蔵カメラを実施する。CPU1は
例えば、Xe管の発光前に上記放電回路を動作させるよ
うにプログラムされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ストロボ装置を内
蔵するカメラに係わり、特にそのストロボ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のカメラの中でも、ストロボ装置を
種々の形態で利用可能なものがあり、そのストロボ発光
を適宜に制御する機能が備えられている。例えば、一
般的には、発光制御が可能なIGBT等のスイッチング
素子でストロボ発光を途中停止することによりストロボ
光量制御を行うものや、特開平6−283291号公
報に開示された「オートストロボ装置」のようにサイリ
スタで、ストロボ発光中にメインコンデンサの電荷を引
き抜き、簡易的に発光量を少なくするもの、或いは、
特開平7−140511号公報に開示された「カメラ」
のような、使用フィルムのISO感度が高い場合にあら
かじめストロボ装置の充電電圧を低く設定しておく事に
よってストロボ発光量を少なくするもの等々があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術では、発光制御の為のスイッチング素子、例え
ばIGBTは高価である故に、それに起因して製品コス
トが高まる傾向がある。上記従来技術では、ストロボ
発光中にメインコンデンサの電荷を引き抜けるサイリス
タは、充分に大きな電流(数百アンペア)が流せる仕様の
ものが必要となり、やはり製品コストを高めると共に、
そのサイリスタ自体のサイズが大きくなる故に、その載
置のためスペース確保に問題がある。
【0004】また上記従来技術では、使用フィルムが
高ISO時にメインコンデンサの充電電圧を下げると、
例えば遠距離撮影や望遠撮影(TELEモード)時のような高
ISOの場合でかつ発光量が多く必要とする場合にも係
わらず、発光量が不足してしまうという問題もある。一
方で、上記のようなストロボの発光を制御しない場合に
は、近距離発光時などでは過剰なストロボ光量に起因す
る露光オーバーのために写真に「白飛び」が生じやす
い。
【0005】このようにストロボ発光制御の従来技術に
は、撮影状況によってはまだ解決されない問題点や短所
があることがわかる。一方、近年では、カメラの小型
化、低価格化、そして高機能化を同時に実現できるよう
なストロボ内蔵カメラの実現が益々求められており、そ
の実現の為の更なる工夫が必要とされている。
【0006】そこで本発明の目的は、低コスト且つ省ス
ペースで、発光量が必要な場合に応じて過不足無い光量
を供給でき、しかも近距離発光時などでもストロボ光に
よる露光オーバーが生じ難いストロボ内蔵カメラを提供
することにある。
【0007】
【課題を解決する為の手段】上記課題を解決し目的を達
成する為、本発明では次のような手段を講じている。即
ち第1の態様によれば、被写体に向けて閃光発光を行う
放電発光管と、この放電発光管を発光させる為の発光エ
ネルギを蓄えるメインコンデンサと、このメインコンデ
ンサに蓄えられた発光エネルギを放電させる放電回路
と、露光時において上記放電発光管の発光時に必要な光
量を演算する演算回路と、上記放電回路を動作させ、上
記演算回路で演算された必要光量に基づいて上記放電発
光管を発光させる制御を行う制御回路とを備えており、
上記制御回路が上記放電発光管の発光前に上記放電回路
を動作させるようなストロボ内蔵カメラを提案する。
【0008】また、露光開始の為のレリーズスイッチを
更に備えており、上記制御回路は、上記レリーズスイッ
チの操作の後であって上記放電発光管の発光前に上記放
電回路を動作させるような、上記載のストロボ内蔵カメ
ラを提案する。そして更には、上記メインコンデンサの
電圧を検出する電圧検出回路を備え、上記制御回路は、
上記電圧検出回路により検出された電圧に応じて上記放
電回路を動作させるような、上記載の何れかのストロボ
内蔵カメラを提案する。
【0009】また、撮影光学系、上記被写体までの距離
を測定する測距手段及び、この測距手段の測距結果に応
じて上記撮影光学系を所定位置へ駆動する駆動手段を更
に備え、上記制御回路は、上記駆動手段が上記撮影光学
系を駆動している際に上記放電回路を動作させるよう
な、上記載の何れかのストロボ内蔵カメラを提案する。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明のストロボ内蔵カメラの主
な特徴は次の点に着目して発案された。即ち、ストロボ
光量の制御のために、発光回路における満充電状態のメ
インコンデンサから余分な電荷を引き抜くタイミングを
適宜工夫すれば、発光中でない限り、発光以前ならばゆ
っくりと放電(ディスチャージ)させればよく、またその
結果、回路的にも従来のような発光中に大電流を通すよ
うな大型で高価な電気素子(IGBTや大電流サイリス
タなど)を必要としないでも実施できる点に注目した。
【0011】したがって、本発明の回路構成において
は、通常の発光回路のメインコンデンサに並列に、比較
的廉価な電気要素で成る抵抗およびトランジスタを接続
することで、従来用いられていた高価なIGBTまたは
大電流サイリスタに代わってストロボ光量制御(放電制
御)を行うように構成するものである。
【0012】そして、ストロボ発光が必要な場合で近距
離撮影や高いISO感度のフィルムを使用している場
合、或いは広角撮影(WIDEモード)時には、必要発光量が
比較的少なくてよいことを利用して、撮影光学系の駆動
時間中には上記トランジスタのベースに接続するディス
チャージポート(DCHG)を”HIGH”に設定(Hi信
号出力)することでそのトランジスタをONに制御し、
発光の前にメインコンデンサ内に蓄積された余分な電荷
をゆっくりと引き抜くように制御すればよい。つまりこ
の発案は、適宜なタイミング制御と廉価な電気回路構成
にて、目的実現を試みるものである。
【0013】図1には、本発明の実施形態に共通なカメ
ラの電気的構成をブロック図で示している。このカメラ
全体の制御を司るマイクロコンピュータであるところの
CPU1には次のものが図示の如く接続されている。C
PU1にはまず、EEPROM2およびEXT端子3が
接続され、操作可能なスイッチとして、PWSW4、B
KSW5、RWSW6、1RSW7a、2RSW7b、
ZUSW8a、ZDSW8bおよびMDSW9が接続さ
れている。また、LCD11および、本発明の特徴的な
ストロボ装置を成すストロボ回路12のほか、測距回路
15、測光回路20、ズーミング駆動回路23、ズーミ
ング駆動信号検出回路25、フォーカシング駆動回路2
6、フォーカシング駆動信号検出回路28、シャッタ駆
動回路29、シャッタ駆動信号検出回路31、フィルム
給送駆動回路32、フィルム移動量検出回路34、およ
びフィルム情報検出回路35がそれぞれ図示の如くCP
U1に接続されている。
【0014】上記EEPROM2は、カメラを制御する
上で必要なパラメータやカメラ状態を記憶する為の不揮
発性メモリである。上記EXT端子3は、カメラ動作や
性能保証の為製造時に行われる各種調整を実行する際
に、カメラを外部から制御する為の外部通信端子であ
る。
【0015】上記PWSW4は、カメラの電源オン/オ
フを行う為のスイッチであり、オン状態で電源オンであ
ることを示し、オフ状態で電源オフであることを示す。
上記BKSW5は、フィルムの装填又は取出しを行う為
のアトブタ(後蓋:不図示)の開閉状態を検出する為のス
イッチであり、オン状態でアトブタ開状態を示し、オフ
状態でアトブタ閉状態を示す。また、上記RWSW6
は、フィルムの巻戻しを行わせる為のスイッチであり、
通常はオフ状態であるが、オン操作されることで強制巻
戻しが実行される。
【0016】上記1RSW7aは通常オフ状態であっ
て、オン操作されることで露出準備動作である測距及び
測光を開始させる為のレリーズスイッチであり、上記2
RSW7bも通常オフ状態であって、オン操作されるこ
とで露出動作を開始させる為のレリーズスイッチであ
る。これら1RSW7aと2RSW7bとは二段スイッ
チを構成し、1RSW7aがオンした後に2RSW7b
がオンできる構造になっている。
【0017】上記ZUSW8aは通常オフ状態であっ
て、オン操作されることで望遠(TELE)側へ焦点距離を変
化させるようにズーミング駆動開始の為のスイッチであ
り、上記ZDSW8bは通常オフ状態であって、オン操
作されることで広角(WIDE)側へ焦点距離を変化させるよ
うにズーミング駆動を開始させる為のスイッチである。
また、上記MDSW9は、カメラの各種のモードをサイ
クリックに切り替える為のモードスイッチであり、例え
ばストロボ発光モードや、赤目モードなどに切り替えら
れる。そして、上記LCD11は、現在設定されている
モードの表示のほか、フィルムの駒数の表示などを行う
為の表示手段である。
【0018】発光回路としての上記ストロボ回路12に
は、撮影時の露出を適正に保つ為、被写体37を照明す
る為の補助光源としてのキセノン管(Xe管:不図示)
と、照明の為の電気的エネルギを蓄積する為のメインコ
ンデンサ(不図示)が含まれている(詳細後述:図2,図
8参照)。
【0019】上記測距回路15には、赤外発光ダイオー
ド16及び受光素子18が接続され、赤外発光ダイオー
ド16からの光が投光レンズ17を介して被写体37に
照射され、更にその被写体からの反射光が受光レンズ1
9を介して受光素子18にて受光されることにより、当
該カメラから被写体37までの距離(被写体距離)が周知
の「三角測距の原理」に従って測定される。
【0020】上記測光回路20には受光素子21が接続
され、測光レンズ22を介し入射する被写体付近の光量
を測定し、露出条件を決定する為のその被写体の輝度
(被写体輝度)が測定される。上記ズーミング駆動回路2
3はCPU1からの制御によってズームモータ24を駆
動するもので、ギヤ列(不図示)を介して変倍光学系(不
図示)に回転力が伝達されることで、ズーミングを行
う。そして、上記ズーミング駆動信号検出回路25は、
ズームモータ24の回転量に対応したパルス信号を生成
し、CPU1へ該パルス信号を伝達する。CPU1はこ
のパルス信号をカウントすることで焦点距離に対応した
データを生成する。
【0021】上記フォーカシング駆動回路26は、CP
U1からの制御によってフォーカシングモータ27を駆
動するもので、ギヤ列(不図示)を介して合焦光学系(不
図示)に回転力を伝達することでフォーカシングを行
う。そして、上記フォーカシング駆動信号検出回路28
は、フォーカシングモータ27の回転量に対応したパル
ス信号を生成し、CPU1へ該パルス信号を伝達する。
CPU1はこのパルス信号の数と周期を検出すること
で、フォーカシングレンズ(不図示)を合焦位置に正確に
停止させる為の制御を行う。
【0022】上記シャッタ駆動回路29は、CPU1か
らの制御によってシャッタ(不図示)を駆動する為のプラ
ンジャ30への通電制御を行う。プランジャ30への通
電時間をCPU1が制御することにより、露光量の制御
を行う。そして、上記シャッタ駆動信号検出回路31
は、プランジャ30への通電時間を制御する為の基準タ
イミングをシャッタ動作に連動して生成する。
【0023】上記フィルム給送駆動回路32は、CPU
1からの制御によってフィルム給送モータ33を駆動す
るもので、フィルムカートリッジ36内のフィルムの巻
上げ及び巻戻しを行う。そして、上記フィルム移動量検
出回路34は、当該フィルムに形成されたパーフォレー
ションを検出することによりフィルム給送状態を検知す
る。また、上記フィルム情報検出回路35は、フィルム
カートリッジ36に設けられたISO感度情報を読み取
るようになっている。このように配置構成されたストロ
ボ内蔵カメラによって、ストロボ発光を用いた撮影がス
トロボ撮影モードにて行われる。
【0024】以下、複数の実施形態を挙げて本発明につ
いて図2〜図12に沿って説明する。 (第1実施形
態)まず第1実施形態としてのストロボ内蔵カメラは、
その特徴として次のように構成されている。すなわち、
撮影しようとする被写体37に向けてストロボ発光動作
として閃光発光を行う放電発光管(Xe管110)と、こ
のXe管110を発光させる為の発光エネルギを蓄える
為のメインコンデンサ108と、このメインコンデンサ
108に蓄えられた発光エネルギを放電(ディスチャー
ジ)させる、トランジスタ117及び抵抗107から成
る放電回路と、露光時においてXe管110の発光に必
要な光量を演算する演算回路と、上記放電回路を動作さ
せ上記演算回路で演算された必要光量に基づいてXe管
110を発光させる制御を行う制御回路(CPU1)が設
けられている。そしてCPU1は、Xe管110の発光
前に上記放電回路を動作させるように制御する設定がさ
れ、そのCPU1内で稼動可能にプログラムされている
(詳細後述)。
【0025】また、このストロボ内蔵カメラには更に、
露光開始の為の二段式のレリーズスイッチ(1RSW7,
2RSW8)が設けられているので、CPU1は、その
レリーズスイッチの少なくとも1RSW7の操作の後
で、しかもXe管110の発光前には、上記放電回路を
動作させるようにプログラムされている(詳細後述)。
【0026】このストロボ内蔵カメラには、メインコン
デンサ108の電圧を検出する電圧検出回路が更に設け
られている。そして、この電圧検出回路により検出され
た電圧に応じて、CPU1が上記放電回路を動作させる
ようになっている。つまり、放電は、上記電圧検出回路
による電圧検出の結果に基づき行われる。
【0027】またCPU1は、撮影光学系のレンズ、当
該被写体37までの距離を測定する測距手段としての測
距回路15及び、この測距回路15の測距結果に応じて
そのレンズを所定位置へ駆動する駆動手段としてのフォ
ーカシング駆動回路26を制御する一方、フォーカシン
グ駆動回路26がそのレンズを駆動している際には、上
記放電回路を動作させるように制御する。つまり、必要
光量に応じて撮影用のレンズが駆動する時間を利用し
て、メインコンデンサ108から余分な電荷を抜く(即
ち、メインコンデンサ108の端子間電圧を放電により
低下させる)ようになっている。
【0028】ここで、この第1実施形態に係わるストロ
ボ装置について電気回路図を用いて具体的に説明する。
また図2には、そのストロボ装置の図1で示したストロ
ボ回路12の詳しい回路構成を例示する。このストロボ
回路12を主に構成する回路には、充電回路、発光回路
およびトリガ回路のほか、電圧検出回路や、スイッチン
グ回路を含む放電回路が含まれ、制御回路としてのCP
U1が有する制御プログラム(詳細後述:図3,図4参
照)に基づいて適宜に光量制御を行いながらストロボ発
光動作が制御されるようになっている。
【0029】電源(電池)101から供給された電力は、
充電回路102および電圧検出回路を成すダイオード1
03,104を経由して、メインコンデンサ(メインコ
ン)108に一旦蓄電される。そして、発光時にこのメ
インコンデンサ108内の電荷を使って、光源となるキ
セノン管(Xe管)110へ供給することで、破線で囲ま
れた周知の発光回路の働きにより閃光発光するように構
成されている。この発光回路は図示の如く、抵抗10
9,113,114、コンデンサ112,115、ダイオ
ード111,115、Xe管110、トランス116か
ら構成されている。
【0030】そのほか、特徴的な回路要素としては、抵
抗107と、この一端とコレクタ側が接続したトランジ
スタ117がある。すなわち、メインコンデンサ108
の両極には並列に、トランジスタ117と抵抗107の
一端が接続されて、放電回路の為のスイッチング回路を
形成している。トランジスタ117のベース側はCPU
1のポートDCHGに接続されている。また、ダイオー
ド103のカソードとダイオード104のアノードは、
抵抗105及び106により抵抗分割され、CPU1の
A/D変換手段のポートSTADに接続されている。こ
こで、充電回路102の動作中はダイオード103,1
04に電流が流れ、ダイオード104のアノードにはメ
インコンデンサ108の電圧にほぼ等しい電圧が発生し
ている。よって、ダイオード104を抵抗分割したST
AD端子の電圧をA/D変換して検出することにより、
メインコンデンサ108の電圧がわかる。また、抵抗1
14の一端はCPU1のポートSTONに接続されてい
る。
【0031】上記スイッチング回路は、CPU1のポー
トDCHGから放電指示(Hi信号)を受けると、上記放電
回路を駆動状態に切り替えて、適宜な光量制御のための
ディスチャージを可能にするように設定されている。ま
た、CPU1のポートSTONから出力された発光指示
を受けると発光回路内の上記トリガ回路がトリガ信号を
発してXe管110を発光させるように設定されてい
る。
【0032】尚、これら電気要素の詳しい仕様は次のよ
うに設定されている。メインコンデンサ108は、容量
200μF、定格350Vであり、例えば、電圧330
V(GNo13、GV7.4時)で使用される。また、
抵抗105,106,107,113,114は例えばそ
れぞれ2kΩ,4.7kΩ,5kΩ,1kΩ,1kΩで
ある。
【0033】ここで抵抗107が5kΩ、メインコンデ
ンサ電圧が330Vであるので、トランジスタ117
は、ピーク電流が66mA,許容損失が1.4WVCE
電圧350Vという仕様を満足すればよく、例えばIC
=100mA,VCE=400Vなる素子を採用でき
る。このようなトランジスタ117の価格は、従来採用
されていたIGBTや大電流サイリスタ等と比べて数分
の1〜十分の1程度の低廉なものである。
【0034】Xe管110は、最大定格350V、20
0μF、通常使用エネルギ10W、最低発光電圧200
Vである。尚このカメラの場合、レンズ駆動時間は10
0〜200msである。
【0035】ストロボ発光が必要な場合でも、近距離撮
影時、高ISO感度フィルム使用時、或いは広角撮影(W
IDEモード)時などでは、必要発光量が比較的少なくてよ
いので、撮影光学系のレンズ駆動時間中にCPU1のポ
ートDCHGを”HIGH”に設定して、トランジスタ
117をONに切替え制御し、閃光発光の前にメインコ
ンデンサ108内に蓄積されていた余分な電荷を、上記
レンズ駆動時間(100〜200ms)内にゆっくりと上記
放電回路を介して引き抜くように制御することが可能で
ある。上述のように構成されたストロボ内蔵カメラは、
ストロボ撮影時においてはCPU1内で稼動可能な制御
プログラムに従って次のように動作する。図3に、第1
実施形態のストロボ内蔵カメラの「レリーズ処理」に関
する動作制御をフローチャートで表わす。レリーズ釦が
押されるとカメラは、被写体までの距離を測距する(S
201)。 ここで、使用フィルムのISO感度を読
み込んでおき(S202)、次に適正露出のための測光
を行う(S203)。つづいて、レンズ繰出量と時間演
算を行う(S204)。また、上記ステップS203の
測光値に基づき、適正な露光量を演算する(S20
5)。
【0036】ステップS206からは、各種SWの状態
を判定するため読み込む(S206)。ファーストレリ
ーズSWが操作されたか否かを判定し(S207)、フ
ァーストレリーズSWがOFFの場合はこのレリーズ処
理からメインルーチン(不図示)へリターンする。一方、
ON操作されると、セカンドレリーズSWが操作された
か否かを判定し(S208)、操作された場合はステッ
プS208へ、そうでない場合は、操作されるまで上記
ステップS206へ戻って同様に繰り返す。
【0037】ステップS208では、閃光発光の要求フ
ラグに基づきその要求の有無を判定する(S209)。
ここで、閃光発光要求フラグは前記ステップS205の
露光量演算で被写体が暗い場合にセットされる。もし閃
光発光の要求が無ければ、ステップS218へ移行する
が、もし有れば、赤目モードか否かを判定する(S21
0)。否の場合はステップS212へ移行するが、赤目
モードの場合は赤目LEDを発光させる(S211)。
ステップS212にて、充電電圧を検出する(S21
2)。そして、後述の「発光演算」ルーチンを実行する
(S213)。このステップS213で光量オーバーフ
ラグが設定される。
【0038】ステップS214においては、光量オーバ
ーフラグを判定し(S214)、もしセットされていな
ければステップS218へ移行する。一方セットされて
いたならば、放電が必要と判断し、Hi信号をポートDC
HGへ出力することで、放電回路によってディスチャー
ジを開始する(S215)。そしてここでディスチャー
ジタイマをスタートさせる(S216)。ここで、ディ
スチャージタイマが所定時間(予め演算されたディスチ
ャージ時間)が経過しカウントが終了したか否かを判定
し(S217)、まだならば終了するまで待機する。即
ち、所定の電圧値に降下するまで待つ(詳細後述)。
【0039】ステップS218において、所定のレンズ
繰出制御を行う(S218)。そして、放電回路に対し
てLow信号を出力することで、ディスチャージを終了さ
せる(S219)。
【0040】ここではじめて、前述の適正露光にて露出
制御(S220)を行って撮影を実行し、その後は、レ
ンズ位置をリセットするように制御し(S221)、巻
上要求フラグをセットする(S222)。ここで、前述
の閃光発光要求フラグがセットされていれば、露出制御
中にストロボ発光が行われる。この際、上記ステップS
212〜ステップS219によりメインコンデンサの電
圧が適切な値となるため、ストロボ光による光量オーバ
ーとなることがない。そしてメインルーチンへリターン
する。
【0041】図4に表わすフローチャートは、上記ステ
ップS213の「発光演算」の制御手順である。まず、
必要なISO感度と被写体距離からガイドナンバ(GN
o)値を計算する(S301)。また、必要なメインコ
ンデンサ108の電圧Vmc1を計算する(S30
2)。そして、現在のメインコンデンサ108の電圧が
上記Vmc1以上か否かを判定する(S303)。否の
場合は、ステップS306へ移行する。上記Vmc1以
上の場合はステップS304にて、後述の図5,6,7
及び次式、ディスチャージ時間 = 電圧補正必要待ち時
間−レンズ繰出し時間に基づいて、必要なディスチャー
ジ時間を計算する(S304)。ここで、レンズ繰出し
時間はステップS204で算出済みである。
【0042】ここで、光量オーバーフラグを”1”にセ
ットする(S305)。
【0043】ステップS306では、ディスチャージ時
間をゼロにセットし(S306)、光量オーバーフラグ
をゼロクリア(リセット)する(S307)。そしてステ
ップS308にて、ディスチャージ時間をディスチャー
ジタイマにセットする(S308)。その後、メインル
ーチンへリターンする。
【0044】図5にグラフで表わした関係は、ストロボ
装置の発光におけるメインコンデンサ108の端子間電
圧(V)と、発光時のGNoとの関係である。横軸をメイ
ンコンデンサ108の端子電圧(V)、縦軸をガイドナン
バ(GNo)とすると、概ねこれらはGNo6〜13まで
は直線を示している。尚、このストロボ装置からの発光
量(GNoの二乗に比例する)は、概ねその端子間電圧
の二乗に比例する関係にある。
【0045】また、図6にグラフで表わした関係は、ス
トロボ装置の発光におけるメインコンデンサ108の電
圧変化と時間との関係である。メインコンデンサ108
が満充電時に示す330Vという高い端子電圧は、トラ
ンジスタ117をONにすると、時間の経過にほぼ反比
例して、メインコンデンサ108の端子電圧(V)が直線
的に低下して、例えば0.4秒後には220Vまで電圧
降下することがわかる。
【0046】図7には、ストロボ装置の発光におけるメ
インコンデンサ108の端子間電圧と電圧補正待ち時間
との関係を一覧表で表わしている。電圧補正に必要な待
ち時間(ms)は、ガイドナンバ(GNo)値と、メインコン
デンサ108の端子電圧(V)によって異なる。例えば、
撮影時の狙いとするGNoが10.4であれば、メイン
コンデンサ108の電圧は、事前に放電によって280
Vになるまで下げればよく、それには、トランジスタ1
17を160ms間だけON状態に切り替えれば補正でき
ることがわかる。よってこの時、例えばレンズ繰出し時
間が100msであれば、ディスチャージ時間=160ms
−100ms=60ms とすれば良い。
【0047】このように第1実施形態によれば、図2の
如く回路構成し、図3及び図4の如く、予め演算したデ
ィスチャージ時間に基づき放電させるという光量制御を
行うことで、その時々のストロボ撮影の際に補助光とし
ての必要光量に応じて余分な電荷を、レリーズシーケン
ス動作期間中にメインコンデンサ108から引き抜いて
おき、最適とされる光量が照射されるようにストロボ装
置を制御して、露光オーバーを未然に防ぐことを可能に
する。
【0048】また、従来回路に使用されていたIGBT
やサイリスタなどに代わって、抵抗107やダイオード
117など、従来よりも少なくとも数分の1という低廉
なパーツを用いた回路で構成されているので、このスト
ロボ装置のコストは全体として安く、しかも、従来より
も比較的小さく作ることが可能となる。
【0049】(第2実施形態)次に、本発明の第2実施
形態について図8〜図12に基づき詳しく説明する。
尚、基本的な構成については第1実施形態の説明と同じ
部分もあるので、異なる事項について主なものを中心に
以下説明する。図8には、この第2実施形態に係わるス
トロボ装置の回路図が例示されている。本実施形態で
は、前述した第1実施形態のダイオード104(図2)に
代わる素子が回路的に削減された特徴的な回路構成にな
っている。
【0050】そのほか、特徴的な回路要素として、メイ
ンコンデンサ208を抵抗分割した抵抗205及び20
6の一端はコンパレータ217に接続されている。コン
パレータ217のもう一方の入力端子はCPU1のDA
コンバータ出力端子でSTDAC端子が接続されてお
り、CPU1の制御により任意の電圧が設定可能となっ
ている。コンパレータ217の出力端子はCPU1のS
TCMP端子に接続されており、コンパレータ217は
STDAC端子の電圧と抵抗205,206の電圧を比
較して、その結果をSTCMPに出力可能な構成となっ
ている。つまり、STDAC端子電圧よりも抵抗20
5,206による分割電圧が高い場合にはLOW出力、低い
場合にはHIGH出力がSTCMP端子に出力される。その
他の構造については、第1実施形態と同様なため説明は
省略する。
【0051】図9には、第2実施形態に係わるストロボ
装置の動作制御を表わす「レリーズ処理」のフローチャ
ートが例示されている。ステップS801〜S803ま
では、前述のステップS201〜S203と同じ手順で
ある。つづくステップS804では、レンズ繰出量の演
算のみを行う(S804)。また、ステップS805〜
S813までは、前述のステップS205〜S213と
同じ手順である。
【0052】ステップS814にて、光量オーバーフラ
グが設定されているか否かを判定し(S814)、もし
設定されていなければステップS817へ移行してディ
スチャージ終了フラグをセットし、更にステップS82
1へ移行する。一方、設定されていた場合は、放電する
ためDCHG端子にHi信号を出力してディスチャージを
開始する(S815)。そしてディスチャージ終了フラ
グをクリアする(S816)。
【0053】つづいて、後述する「ディスチャージ終了
割込み処理」をここで許可する(S818)。この処理
は、CPUの端子STCMPがLOWからHIGHになった場
合、つまりメインコンデンサ電圧のR205,R206
による分割電圧が所定電圧よりも低くなった場合に、即
座に「ディスチャージ終了割込み処理」を実行し、その
後、図9のフローチャートの処理を続行するいわゆる
「割込み処理」を許可している。
【0054】所定のレンズ繰出制御を行う(S81
9)。ここで、ディスチャージ終了フラグの設定を判定
し(S820)、もしまだセットされていなければ、セ
ットされるまで待機する。このような構成のため、前述
の割込み処理により、メインコンデンサが所定電圧に達
するまでディスチャージが行われる。
【0055】ステップS821からは、前述の適正露光
にて露出制御(S821)と発光を行って撮影を実行
し、その後は、レンズ位置をリセットするように制御し
(S822)、巻上要求フラグをセットする(S82
3)。そしてメインルーチンへリターンする。
【0056】図10には、上記ステップS818におけ
る動作制御を表わすルーチン「ディスチャージ終了割込
み処理」のフローチャートが例示されている。このルー
チンでは、まず放電終了の割り込み指示があると、放電
回路のスイッチング回路(トランジスタ217)を切り
替えてディスチャージ状態を終了させる(S901)。
そして、ディスチャージ終了フラグをクリアする(S9
02)。その後、この割込み処理を禁止状態にする(S
903)。そしてコールされたルーチンステップへリタ
ーンする。
【0057】また、図11に例示のフローチャートは、
上記ステップS813におけるルーチン「発光演算」の
動作制御を表わす。まず、ISO感度と被写体距離から
必要なガイドナンバ(GNo)値を計算する(S100
1)。但し、GV=AV+DV−SV+(ISO10
0)であり、GNoがGVの平方根であるものとする。
【0058】必要GNo値が、フル発光GNo値(即ち
GNo13)未満か否かを判定する(S1002)。否
の場合は、ステップS1009へ移行するが、それ以外
の場合は、発光タイミングを変更する(S1003)。
ここで「発光タイミングを変更」とは、露出制御の際の
発光タイミングをシャッタ開放後の発光からシャッタ開
放途中での発光に切り替えることである。これにより、
シャッタ全開前にストロボ発光が行われるため、フィル
ム面への露光量が全開時に比べて少なくなり、光量オー
バーを若干修正できる。効果としてはGNo10相当で
ある。ここで、必要GNo値がGNo9未満か否かを判
定し(S1004)、否の場合は、ステップS1009
へ移行する。
【0059】つづいて、図12を参考に必要なメインコ
ンデンサ208の電圧Vmc1を計算し(S100
5)、この必要なメインコンデンサ208の電圧Vmc
1をR205,R206の抵抗比分割った値をデジタル
アナログコンバータにセットする(S1006)。光量
オーバーフラグを”1”にセットする(S1007)。
【0060】ステップS1009では、光量オーバーフ
ラグをゼロクリア(リセット)する(S1009)。そし
てコールされたルーチンステップへリターンする。
【0061】尚、図12にはこのストロボ装置の発光に
おけるメインコンデンサ208の電圧(V)とガイドナン
バ(GNo)との関係を一覧表で表わしており、この一覧
表は前述した第1実施形態の図7中のGNoとVとの関
係に上述の発光タイミングの効果を除けただけで実質的
に同じであるので、同様に参照して利用できる。
【0062】このように、第2実施形態によれば、図8
の如く回路構成し、図9乃至図11の如く、まず、前述
の第1実施形態に必要とされたダイオード104(図2)
に代わる素子が回路的に削減された分、低コスト化に寄
与できる。また、制御プログラムを工夫し、ディスチャ
ージ終了割込み処理を利用した放電終了のタイミング制
御によって、最適な光量制御を行っている。その結果、
余分な電荷を、割込みが発生するまでの期間中にメイン
コンデンサ208から引き抜いて、最適とされる照射光
量にそのストロボ装置を制御できるので、露光オーバー
を未然に防ぐことが可能となる。また、上述のディスチ
ャージに加えて、公知の発光タイミング表示を更に行う
ことにより、より光量オーバーを防ぐことができる。
【0063】また、前述の第1実施形態と同じく、従来
使用されていたIGBTやサイリスタなどに代わって、
抵抗207やダイオード217などの低廉なパーツを用
いて回路構成されているので、このストロボ装置は従来
よりもコストが安く、しかも、小さく作ることができ
る。
【0064】(変形例)前述の実施形態は次のように変
形実施してもよい。例えば、ここに示した実施形態では
スイッチング素子にトランジスタを使っているが、小電
流サイリスタや、MOSFET等の他のスイッチング素
子でも実施可能である。また、測距処理後レンズ駆動中
に放電しているが、例えばシャッタが開いてから発光ま
での期間や、レリーズシーケンス中の諸々の演算を行う
期間に放電を行ってもよい。これらの変形実施によって
も、前述の実施形態と同等またはそれ以上の効果が期待
できる。
【0065】さらに次のように変形実施してもよく、前
述した実施形態と同等な効果が期待できる。例えば、放
電するタイミングは、測距処理やISO感度検知処理の
以降ならば実行可能であり、例えば赤目発光中などに行
えばよい。
【0066】尚、説明ではストロボ内蔵の銀塩フィルム
カメラを例にしたが、本発明はストロボ内蔵のデジタル
カメラ等においても同様に適用可能である。このほかに
も、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形実施が
可能である。
【0067】以上、実施形態に基づき説明したが、本明
細書中には次の発明が含まれる。 (1) 被写体に向けて閃光発光を行う放電発光管と、
上記放電発光管を発光させる為の発光エネルギ(電荷)を
蓄えるメインコンデンサと、このメインコンデンサに蓄
えられ電荷を放電させる放電回路と、露光時において上
記放電発光管の発光に必要な光量を演算する演算回路
と、上記放電回路を動作させ、上記演算回路で演算され
た必要光量に基づいて上記放電発光管を発光させる制御
を行う制御回路と、を備え、上記制御回路は、上記放電
発光官の発光前に上記放電回路を動作させることを特徴
とするストロボ内蔵カメラを提供できる。つまり、必要
光量に応じて、余分な電荷をメインコンデンサから引き
抜く(放電させる)ことが可能となる。
【0068】(2) 上記演算回路は、被写体までの距
離に関する情報及び、フィルム感度に関する情報に基づ
いて、必要光量を演算することを特徴とする(1)に記
載のストロボ内蔵カメラを提供できる。つまり、被写体
距離、使用するフィルムのISOに基づいて、メインコ
ンデンサから引き抜かなければならない余分な電荷の量
を決めることが可能となる。
【0069】(3) 上記放電回路は、上記制御回路
は、上記放電回路による放電に要する時間を、上記必要
光量に応じて変更することを特徴とする(1)又は
(2)に記載のストロボ内蔵カメラを提供できる。つま
り、放電は時間制御で行える。
【0070】(4) 上記放電回路は、抵抗及びトラン
ジスタを含むことを特徴とする(1)乃至(3)の何れ
かに記載のストロボ内蔵カメラを提供できる。 (5) 上記演算回路は少なくとも、被写体距離、フィ
ルム感度またはメインコンデンサ電圧のいずれかの情報
に基づいて、必要光量を算出することを特徴とする
(1)乃至(3)の何れかに記載のストロボ内蔵カメラ
を提供できる。
【0071】(6) 必要光量が比較的少ない場合に
は、レリーズシーケンス中に、メインコンデンサ内の電
荷をディスチャージするような光量制御システムを備え
た(1)に記載のストロボ内蔵カメラを提供できる。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
低コスト且つ省スペースで発光量が必要な場合に応じ
て、過不足無い光量を供給でき、しかも近距離発光時な
どでもストロボ光(閃光)による露光オーバーの生じ難い
ストロボ内蔵カメラを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の各実施形態に係るカメラの電気的構
成を示すブロック図。
【図2】 第1実施形態のストロボ装置の構成を示す回
路図。
【図3】 第1実施形態のストロボ装置の「レリーズ処
理」の動作制御を表わすフローチャート。
【図4】 該ストロボ装置の「発光演算」の動作制御を
表わすフローチャート。
【図5】 該ストロボ装置の発光における電圧と光量落
ちとの関係を表わすグラフ。
【図6】 該ストロボ装置の発光におけるメインコンデ
ンサの電圧変化と時間との関係を表わすグラフ。
【図7】 該ストロボ装置の発光におけるメインコンデ
ンサの電圧と電圧補正待ち時間との関係を表わす一覧
表。
【図8】 本発明の第2実施形態に係わるストロボ装置
の構成を示す回路図。
【図9】 第2実施形態のストロボ装置の「レリーズ処
理」の動作制御を表わすフローチャート。
【図10】 該ストロボ装置の「ディスチャージ終了割
り込み処理」の動作制御を表わすフローチャート。
【図11】 該ストロボ装置の「発光演算」の動作制御
を表わすフローチャート。
【図12】 該ストロボ装置の発光におけるメインコン
デンサの電圧とガイドナンバとの関係を表わす一覧表。
【符号の説明】
1…CPU(制御回路)、2…EEPROM、 3…E
XT端子、4…PWSW(パワースイッチ)、5…BK
SW(後蓋開閉検出スイッチ)、6…RWSW(リワイ
ンドスイッチ)、7a…1RSW、 7b…2RS
W、8a…ZUSW(ズームアップスイッチ)、8b…
ZDSW(ズームダウンスイッチ)、9…MDSW(モ
ードスイッチ)、11…LCD、 12…ストロ
ボ回路(ストロボ装置)、15…測距回路、 20
…測光回路、23…ズーミング駆動回路、25…ズーミ
ング駆動信号検出回路、26…フォーカシング駆動回路
(駆動手段)、28…フォーカシング駆動信号検出回路、
29…シャッタ駆動回路、 31…シャッタ駆動信号検
出回路、32…フィルム給送駆動回路、34…フィルム
移動量検出回路、35…フィルム情報検出回路、10
1,201…電源(電池)、102,202…充電回
路、103,104,111,203,211…ダイオー
ド、105〜107,113,114,205〜207,2
13,214…抵抗、108,208…メインコンデン
サ、110,210…Xe管(放電発光管)、112,
115,212,215…ダイオード、116,216…
トランス、117,217…トランジスタ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体に向けて閃光発光を行う放電発光
    管と、 上記放電発光管を発光させる為の発光エネルギを蓄える
    メインコンデンサと、 上記メインコンデンサに蓄えられた発光エネルギを放電
    させる放電回路と、 露光時において上記放電発光管の発光時に必要な光量を
    演算する演算回路と、 上記放電回路を動作させ、上記演算回路で演算された必
    要光量に基づいて上記放電発光管を発光させる制御を行
    う制御回路と、 を具備し、 上記制御回路は、上記放電発光管の発光前に上記放電回
    路を動作させることを特徴とするストロボ内蔵カメラ。
  2. 【請求項2】 更に、露光開始の為のレリーズスイッチ
    を具備し、 上記制御回路は、上記レリーズスイッチの操作の後であ
    って上記放電発光管の発光前に、上記放電回路を動作さ
    せることを特徴とする、請求項1に記載のストロボ内蔵
    カメラ。
  3. 【請求項3】 更に、上記メインコンデンサの電圧を検
    出する電圧検出回路を具備し、 上記制御回路は、上記電圧検出回路により検出された電
    圧に応じて、上記放電回路を動作させることを特徴とす
    る、請求項1又は請求項2の何れかの項に記載のストロ
    ボ内蔵カメラ。
  4. 【請求項4】 更に、撮影光学系、上記被写体までの距
    離を測定する測距手段、及びこの測距手段の測距結果に
    応じて上記撮影光学系を所定位置へ駆動する駆動手段を
    具備し、 上記制御回路は、上記駆動手段が上記撮影光学系を駆動
    している際に、上記放電回路を動作させることを特徴と
    する、請求項1乃至請求項3の何れかの項に記載のスト
    ロボ内蔵カメラ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006308817A (ja) * 2005-04-28 2006-11-09 Sigma Corp フラッシュシステム
JP2010107752A (ja) * 2008-10-30 2010-05-13 Fujifilm Corp 撮像装置およびその制御方法

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