JP4088381B2 - 光ビーム式写真処理装置及びユニフォミティ調整装置から構成されるシステム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、リニアアレイ型蛍光プリントヘッドを構成する複数の蛍光発光素子を画像データに応じて発光させて感光材料を露光する蛍光プリント部と、前記露光された感光材料を現像する現像処理部とを備えた蛍光ビーム式写真処理装置、及び、この蛍光ビーム式写真処理装置に用いられている蛍光発光素子の発光量のユニフォミティ(均一化)を維持するためのユニフォミティ調整システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
感光材料に画像を形成するリニアアレイ型蛍光プリントヘッドを構成する各蛍光発光素子は、例えば、特開平5−92622号公報に開示されているように、熱電子を放出するカソード電極と、グリッド電極と、所定のピッチと大きさでもって蛍光体が被覆している複数の帯状アノード電極とが真空容器の中に封入されたものであり、グリッド電極への画像データに基づく制御信号の付与により、蛍光体への熱電子の衝突、つまり蛍光体の発光が制御される。1つの蛍光体、つまり1つの蛍光発光素子が画像データを構成する1つのピクセル、つまり露光画像における1ドットに対応しており、複数の蛍光発光素子を主走査方向に並べてリニアアレイ型のプリントヘッドを構成するが、高い解像度を得るためには蛍光体の配設ピッチをミクロンオーダまで細かくしなければならないので、通常は、主走査方向に延びる蛍光発光素子を複列とし、各列の蛍光発光素子の発光タイミングを感光材料との間の副走査方向の相対移動と適切にあわせることにより、複列の蛍光発光素子によって露光されるドットが副走査方向(主走査方向に直交する方向)に一直線上に並ぶように構成されている。画像データを構成する各色(R、G、B)の濃度データに応じて変調された駆動信号を各色の蛍光プリントヘッドに与えることで蛍光発光素子を所望の光量で発光させて形成したドット列を、副走査方向に順次並べていくことにより所望のカラー画像を感光材料に露光することができ、これに適切な現像処理を施すことにより従来の写真プリントのようなハードコピーが得られる。その際、品質の良い画像を得るためには、同じ濃度データの入力に対しては、各蛍光発光素子が同じ濃度のドットを作り出すことが必要である。このため、各蛍光発光素子が持つ固有の発光特性の違いは、予め組立時にテストプリントシートに形成された各蛍光発光素子による露光テストドットを濃度測定することでチェックし、補正された形で工場出荷される。このような補正は蛍光ビームのユニフォミティ調整と呼ばれる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、蛍光発光素子を構成する蛍光体は、動作時間の経過と共に、その発光特性が低下していくことが認識されはじめ、しかもその経時的発光特性の低下率が各蛍光体によっても微妙に異なることがわかった。この問題は、それほど高い品質を要求されない分野での使用では無視できるとしても、リニアアレイ型プリントヘッドにおける1つの低下した発光特性をもつ蛍光発光素子が作り出すドットは副走査方向に線状の模様となって表れるため、写真プリント等のような高い画像品質が要求される分野に使用される場合、無視することができない。このため、所定の画像品質を維持しようとする場合、巡回サービスエンジニアによる定期検査によって蛍光発光素子の発光特性のばらつきを補正するように再調整しなければならない。つまり、蛍光ビームのユニフォミティ調整が、出荷後も必要となるのである。
【0004】
上記実情に鑑み、本発明の目的は、光ビームのユニフォミティ調整を簡単化する光ビーム式写真処理装置及びユニフォミティ調整装置から構成されるシステムを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明では、リニアアレイ型光プリントヘッドを構成する複数の発光素子を画像データに応じて発光させて感光材料を露光する光プリント部と、前記露光された感光材料を現像する現像処理部とを備えた光ビーム式写真処理装置、及びユニフォミティ調整装置から構成されるシステムが提案され、
前記光ビーム式写真処理装置には、前記各発光素子の発光量補正係数を補正係数テーブルに格納する発光補正部と、前記補正係数テーブルにアクセスして前記発光量補正係数を外部出力可能なフォーマットに変換するフォーマット処理部とが備えられており、
前記光プリント部は、隣接する発光素子により形成されるテストドットが主走査方向において隣接しないように露光操作を行うと共に、当該ドット間は中間調の灰色となるように露光操作を行うことでテストプリントシートを作成し、
前記ユニフォミティ調整装置には、前記テストプリントシートの各テストドットの濃度値を算出する濃度値算出部と、前記濃度値と前記光ビーム式写真処理装置から出力された発光量補正係数とを用いて新規発光量補正係数を算出する補正係数演算部と、前記新規補正係数を前記光ビーム式写真処理装置に出力可能なフォーマットに変換するフォーマット処理部とが備えられている。
【0006】
この構成では、組立時のユニフォミティ調整において、テストプリントシートを作成し、各発光素子によって形成されたテストドットの濃度をスキャナーでチェックし、得られた濃度値から各発光素子間のばらつきを補正するための発光量補正係数を算定し、この算定された発光量補正係数による補正処理によって、各発光素子から放射される光ビームのユニフォミティが得られるように設定されて出荷される。納入後、所定期間が経過し、ユニフォミティ調整が必要になった場合、補正係数テーブルに格納されている発光量補正係数は、フォーマット処理部によってフォーマット変換され、外部出力される。従って、サービスエンジニアは、検査対象となっている光ビーム式写真処理装置によってテストプリントシートを作成し、各ドットの濃度値を測定するともに、出力された現状の発光量補正係数を参考にして、新たな発光量補正係数を作成して、補正係数テーブルに格納する。このように発光量補正係数が定期的に補正されることによって、発光素子の経時的発光特性の低下にもかかわらず、同じ濃度データの入力に対しては、各発光素子が同じ濃度のドットを作り出すことができ、高い画像品質を保証することができる。その際、現状の発光量補正値は、所望のフォーマットで外部に出力することができるので、サービスエンジニアはその出力された現状の発光量補正係数を自在に利用することができる。さらに、前記テストプリントシートは、前記光プリント部が、隣接する発光素子により形成されるテストドットが主走査方向において隣接しないように露光操作を行うと共に、当該ドット間は中間調の灰色となるように露光操作を行うことにより作成されるものである。このようなテストプリントシートを用いることにより、テストドットの読み取り時に隣接画素の影響を受けなくすると共に、ドット間の白地が測定に悪影響を及ぼすことをも回避することができる。
【0007】
特に、出力される発光量補正値が対応する発光素子のIDにリンクされているならば、テストプリントシートから測定された各発光素子のドットの濃度値を対応する発光量補正値に対して自動的に組み合わせることが可能となる。
【0008】
そのような、光ビームのユニフォミティ調整を自動化するため、本発明では、上述した光ビーム式写真処理装置の各発光素子によって露光されたテストプリントシートの各テストドットの濃度値を算出する濃度値算出部と、前記濃度値と前記光ビーム式写真処理装置から出力された発光量補正係数とを用いて新規発光量補正係数を算出する補正係数演算部と、前記新規補正係数を前記光ビーム式写真処理装置に出力可能なフォーマットに変換するフォーマット処理部とが備えられているユニフォミティ調整装置が、前記光ビーム式写真処理装置のために用意されている。
【0009】
この構成では、定期的なユニフォミティ調整において、光ビーム式写真処理装置によって作成されたテストプリントシートから算出された各発光素子によるドットの濃度値と、光ビーム式写真処理装置から出力された各発光素子の現状の発光量補正係数とから、新たな発光量補正係数が作り出され、光ビーム式写真処理装置に転送可能な所定のフォーマットに変換される。所定のフォーマットに変換された、新たな発光量補正係数は光ビーム式写真処理装置に取り込まれて、補正係数テーブルに格納される。この光ビームユニフォミティ調整システムを用いた定期的なユニフォミティ調整作業では、現状の発光量補正係数の取り出し、新たな発光量補正係数の作成、新たな発光量補正係数の格納といった一連の作業が所定のフォーマットでループ化されており、定期的なユニフォミティ調整作業の簡単化が実現される。
【0010】
このような光ビームユニフォミティ調整システムにおいて、光ビーム式写真処理装置側と新たな発光量補正係数を作り出すユニフォミティ調整装置側との間での発光量補正係数のやり取りを通信メディアを介して行うならば、光ビーム式写真処理装置とユニフォミティ調整装置を有線又は無線で接続するだけで、発光量補正係数の双方向の伝送が自在となる。ここでは、通信メディアとして、SCSIやIEEE1394などのコンピュータ−周辺機器間の伝送形態を採用してもよいし、イーサネット(登録商標)や公衆回線などのコンピュータネットワークのような伝送形態のものを採用してもよい。前者の場合、ユニフォミティ調整装置はコンピュータ周辺機器の形態にすればよいし、後者の場合、ユニフォミティ調整装置はモバイルコンピュータのような形態にしたり、ユニフォミティ調整システム全体をサーバ・クライアントシステムのような形態にしたりするとよい。通信メディアとして公衆回線を用いるとともに、テストプリントシートから得られた各ドットの濃度値も通信で送れるようにするならば、遠隔地からの定期的なユニフォミティ調整が実現する。
【0011】
もちろん、光ビーム式写真処理装置とユニフォミティ調整装置との間での発光量補正係数のより簡単なやり取りのために、フロッピー(登録商標)やMOなどの記録メディアを利用してもよい。この場合でも、光ビーム式写真処理装置を設置しているDPショップからテストプリントシートと現状の発光量補正係数を記録した記録メディアを送ってもらうだけで、サービスセンターで新しい発光量補正係数を作成し、再び記録メディアに記録し、DPショップに送り返すだけで、サービスエンジニアなしの定期的なユニフォミティ調整が可能となる。
本発明によるその他の特徴及び利点は、以下図面を用いた実施例の説明により明らかになるだろう。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明による蛍光ビーム式写真処理装置に用いられているリニアアレイ型蛍光プリントヘッド30の一例が図1の断面図に模式的示されている。この蛍光プリントヘッド30は、実際には、R(赤)、G(緑)、B(青)の3つの発光ブロックを備えているが、ここではRの発光ブロックだけを示している。他の2つの発光ブロックも同様な構成となっている。
【0013】
透光性材料からなる基板61の内面には、アルミニウム薄膜からなる第1帯状アノード電極62と第2帯状アノード電極63が形成されている。この両帯状アノード電極62、63は、図2からよく理解できるように、この蛍光プリントヘッド30によって露光される感光材料としての印画紙3の搬送方向に対して直角となる主走査方向に延設されているとともに、所定のピッチで矩形の透過孔62a、63aが設けられている。第1帯状アノード電極62の透過孔62aと第2帯状アノード電極63の透過孔63aは千鳥状に配置されている。
【0014】
各透過孔62a、63aには、蛍光体64が被覆されており、この蛍光体64から間隔をあけて、主走査方向を横断する方向に蛍光体64に対応する複数のグリッド電極65が延設されている。このグリッド電極65には、蛍光体64と対向するエリアに透光部としてのスリット孔65aが形成されている。各グリッド電極65は互いに電気的に独立しており、それぞれに独立した制御電圧が印加される。グリッド電極65からさらに離れて、加速電極66が設けられている。この加速電極66はグリッド電極65のスリット孔65aに対応してスリット孔66aを設けている1枚の金属板からなり、共通の加速電圧が印加される。さらにグリッド電極65から離れた位置にフィラメントとしての線状カソード電極67が主走査方向に沿って設けられている。蛍光体64と、第1帯状アノード電極62又は第2帯状アノード電極63と、グリッド電極65と、加速電極66とが各蛍光発光素子60を構成しており、各蛍光発光素子60によって照射される光が印画紙3に1ドットの潜像を形成する。
【0015】
以上述べた、帯状アノード電極62と63、グリッド電極65、加速電極66、カソード電極67は、基板61の内面とカバー体68によって作り出される真空空間に収納されている。基板61の外面には、蛍光体64に対向してカラーフィルタとしての赤色フィルタ69が設けられている。蛍光体64から放射された光ビーム70はこの赤色フィルタ69で調光され、セルフォックレンズとして知られている円柱ロッドレンズ71によって印画紙3上に結像する。
【0016】
カソード電極67と加速電極66に所定の電圧を印加した状態で、第1帯状アノード電極62と第2帯状アノード電極63に所定のタイミングで交互に電圧を印加し、このタイミングに同期して所望のグリッド電極65に正の露光信号を印加することで、カソード電極67から跳び出た熱電子がグリッド電極65の状態に応じてスリット孔65aを通過し、蛍光体64に衝突する。熱電子が衝突した蛍光体64は光を放射し、この光ビーム70は透過孔を通り、印画紙3に到達することで、印画紙3に対して光ビームドット単位の露光を行う。
【0017】
例えば、偶数番と奇数番の蛍光発光素子60が副走査方向で所定時間タイミングをずらせて光を放射した場合、2列の蛍光発光素子60によって、印画紙3は1ドット幅で一直線上に露光される。印画紙3に対するこのようなライン露光を、このプリントヘッド30を副走査方向に移動させながら行うことにより、印画紙3のプリントエリアにプリントすべき画像に対応する潜像が形成されることになる。その際、各蛍光発光素子60の発光特性は、蛍光体64自身の発光特性や蛍光体64の発光面積や各電極間の距離などにばらつきによる露光むら(同一の濃度データに基づいて発光動作させても各蛍光発光素子60の光量が同じでないことから生じる)を補償するため、グリッド電極65に与える駆動信号の時間幅を調整しなければならない。さらに、プリントヘッド30を数百時間レベルの長期にわたって動作させていると、蛍光体64によっては経時的発光特性の低下がかなり目立ってくる。
【0018】
このため、本発明による蛍光ビーム式写真処理装置では、後で詳しく説明する方法でテストプリントシートを作成し、各蛍光発光素子60によるテストドットの濃度を測定して、各蛍光発光素子60間の発光特性のばらつきを吸収するための発光量補正係数を求め、これを用いることで、蛍光発光素子60の発光量の均一化、つまりユニフォミティを実現している。
【0019】
図3には、発光特性のばらつきを補償するための発光量補正係数からなる補正テーブルの1例が示されており、蛍光発光素子60を確定する素子ID番号をキーとして発光量補正係数が格納されている。例えば、001のID番号をもつ蛍光発光素子60の発光量補正係数は1.1となっており、実際のプリント時には送られてくる濃度データから算出される点灯時間を1.1倍長くされる。同様に、002のID番号をもつ蛍光発光素子60の点灯時間は、送られてくる濃度データから算出される点灯時間を1.04倍される。
【0020】
この実施形態では、濃度データは8bit(256)の階調度であらわされており、その値分だけ基準パルスを供給することにより所望の濃度が得られる時間幅の制御信号がグリッド電極65に与えられる。例えば、階調度の値が低いとほとんど印画紙3は露光されずほとんど白のままのドットとなり、階調度の値が大きいと印画紙3は長時間露光され濃いドットとなる。大きな値の補正値をもった時間ポイントでは、補正後の値が256を越える場合があるが、それらの値は256とする。これは、256に近い値では、視覚的にそれほど大きな差として認められないからである。写真プリントなどで特に重要なのは中間階調領域での正確な補正であり、上述した補正方式によって中間階調領域の正確な経時発光特性の補償は達成できる。図3の例では、001のID番号をもつ蛍光発光素子60のための濃度データが100であれば、補正の結果110となり、実際には基準パルス110個分の時間幅でこの蛍光発光素子60が点灯し、001のID番号をもつ蛍光発光素子60のための濃度データが150であれば、補正の結果156となり、実際には基準パルス156個分の時間幅でこの蛍光発光素子60が点灯する。このような補正が、全ての蛍光発光素子60に対して行われる。
【0021】
次にテストプリントシートの作成方法について説明する;
既に述べたように、蛍光発光素子60は千鳥状に配置されており、第1帯状アノード電極62に設けられた蛍光発光素子60(以後オッド蛍光発光素子と称する)がライン露光の際のオッド(奇数)ドットを形成し、第2帯状アノード電極63に設けられた蛍光発光素子(以後イーブン蛍光発光素子と称する)60が、イーブン(偶数)ドットを形成する。その際、オッド蛍光発光素子60によるオッド(奇数)ドットと、イーブン蛍光発光素子60によるイーブン(偶数)ドットとは、図4(イ)のように、一列のライン状のドットパターンを作り出す。ここで、白抜き四角はオッド(奇数)ドットを示し、黒塗り四角はイーブン(偶数)ドットを示している。()で囲んだ数字は蛍光発光素子60のID番号を示しており、図示されたドットがどの蛍光発光素子60によって形成されたかが理解できるようにしている。
【0022】
このライン状のドットパターンを拡大視すると、図4(ロ)のように、主走査方向で隣接するドットどうしが互いにその最も外側の領域で部分的に重なり合っており、スキャナー等でドット単位の濃度を読み取って各蛍光発光素子の発光状態を検査する際に、隣接する別のドットの影響を受けてしまう。これを避けるため、オッド蛍光発光素子60によって形成されるドットとイーブン蛍光発光素子60によって形成されるドットが露光用プリントヘッド60の主走査方向において互いに隣接しないドットパターンが得られるように、露光操作が行われる。
【0023】
先ず、オッド蛍光発光素子60だけを露光動作させ、オッド(奇数)ドットを形成し、これより十分に副走査方向に間隔をあけて、次はイーブン蛍光発光素子60だけを露光動作させ、イーブン(偶数)ドットを形成し、図5(イ)に示されるように、オッド(奇数)のドット列と、イーブン(偶数)のドット列からなる、全体としてドットが二列で千鳥状に並ぶドットパターンを印画紙3上に露光形成する。これを現像処理することにより、テストプリントシートが出来上がる。このようなテストプリントシートでは、図5(イ)の一部を拡大した図5(ロ)から判るように、オッド(奇数)のドットとイーブン(偶数)のドットとは、互いに重複する部分が生じず、しかも、オッド(奇数)のドットどうしも、イーブン(偶数)のドットどうしも、互いに重複する部分が生じない。
【0024】
なお、ここでは、説明の都合でテスト露光として1ドットだけを形成した例を紹介しているが、実際には、濃度測定の簡単にするため、つまり各蛍光発光素子60によるドットが副走査方向でライン状となるように連続露光する。好ましくは、櫛状に形成されたドットラインの間は、中間の灰色となるように、オッド蛍光発光素子60のテスト時にはイーブン蛍光発光素子60を、イーブン蛍光発光素子60のテスト時にはオッド蛍光発光素子60駆動するとよい。これにより、テストドットの読み取り時にドットラインの間の白地が測定に悪影響を及ぼすことが回避される。
【0025】
以下、図6を用いて、上述した蛍光ビーム式写真処理装置1の全体構成を説明する。
【0026】
図6に示す概略ブロック図から明らかなように、この蛍光ビーム式写真処理装置1には、デジタル画像データに応じて画像を露光ポイント7において印画紙3に露光するデジタル露光装置としての蛍光プリント部20Aと、同じ露光ポイント7において写真用フィルム2の画像を印画紙3に対して投影露光する光学露光装置20Bと、露光ポイント1で露光された印画紙3を現像する現像処理部5、印画紙3を印画紙マガジン4から露光ポイント7を経て現像処理部5へ搬送する印画紙搬送機構6及び、プリンタープロセッサー1の各部の制御等を行うコントローラ8が備えられている。露光ポイント7には印画紙3に対する光学露光装置20Bによる露光エリアを決定するペーパーマスク40が設けられ、コントローラ8には文字及び画像を表示させるモニタ8aや各種の情報入力を行うための操作卓8bが接続されている。コントローラ8と通信可能に接続されているサブコントローラ108は、コントローラ8の補助的な働きを行うものである。
【0027】
印画紙3をロール状に収納している印画紙マガジン4から引き出された印画紙3は、蛍光プリント部20A又は光学露光装置20B或いは両方の露光装置で露光された後、現像処理部5にて現像され、一駒分の画像情報を含む大きさに切断されて排出される。もちろん、露光前に印画紙3を必要な長さに切断する構成を採用しても良い。
【0028】
以下、各構成要素について説明する。
光学露光装置20Bには、ハロゲンランプで構成された光学露光用光源21、フィルム2に照射する光の色バランスを調整する調光フィルタ22、調光フィルタ22を通過した光を均一に混色するミラートンネル23、フィルム2の画像を印画紙3上に結像させる焼付レンズ24及びシャッタ25が露光光路をなす同一光軸上に設けられている。
【0029】
フィルム2に形成されている画像を読み取るスキャナ10が、光学露光装置20に対してフィルム搬送経路上流側に設けられている。このスキャナ10は、フィルム2に対して白色光を照射し、その反射光あるいは透過光の強度を赤色,緑色,青色の3原色に分解して、例えばCCDラインセンサ又はCCDイメージセンサ等で画像の濃度を測定するものである。このスキャナ10によって読み取られた画像情報は、コントローラ8に送られて、露光された印画紙3に形成される画像のシミュレート画像をモニタ8aに表示するために用いられる。
【0030】
図7に詳しく示されているように、蛍光プリント部20Aには、前述した構造を有するRの発光ブロック32とGの発光ブロック33とBの発光ブロック34からなる蛍光プリントヘッド30と、この蛍光プリントヘッド30を印画紙3の搬送方向に走査するための往復移動機構50が備えられている。蛍光プリントヘッド30の各発光ブロックはコントローラ8と接続されており、往復移動機構50の駆動系はサブコントローラ108と接続されている。コントローラ8による蛍光体64の制御及び往復移動機構50を介してサブコントローラ108による蛍光プリントヘッド30の副走査方向での走査制御に基づいて画像データや文字データが印画紙3にカラー露光される。
【0031】
ペーパーマスク40それ自体は、公知なものであり、詳しい説明は省略するが、図7に概略的に示すように、印画紙3の搬送方向に平行に延びているとともに搬送方向の横断方向に往復移動可能な上辺部材41と下辺部材42、印画紙3の搬送方向の横断方向に延びているとともに搬送方向に往復移動可能な左辺部材43と右辺部材44、これらの部材を支持している基台45を備えており、上辺部材41と下辺部材42の間隔によって印画紙3の幅方向の露光範囲が、左辺部材43と右辺部材44の間隔によって印画紙3の長さ方向の露光範囲が決定される。上辺部材41、下辺部材42、左辺部材43、右辺部材44の動きは、図示されていない駆動機構を介してコントローラ8によって制御される。
【0032】
蛍光プリントヘッド30のための往復移動機構50は、ペーパーマスク40の基台45に取り付けられており、その基本的な構成要素は、蛍光プリントヘッド30の両側端部に設けられたガイド部材51、ガイド部材51に設けられたガイド孔に挿通されるガイドレール52、一方のガイド部材51に設けらたワイヤー留め具53、端部をワイヤー留め具53に固定されたワイヤー54、ワイヤー54を掛け回しているとともに基台45の両端に配置されているスプロケット55、一方のスプロケット55をサブコントローラ108の制御に基づいて回転させるパルスモータ56である。パルスモータ56の回転は、ワイヤー54の動きを通じて蛍光プリントヘッド30をガイドレール52に沿って移動させる。
【0033】
コントローラ8やサブコントローラ108は、CPU、ROM、RAM、I/F回路などからなるマイクロコンピュータシステムを中核部材として構成され、この蛍光ビーム式写真処理装置に必要な各種機能をハードウエア又はソフトウエア或いはその両方で実現させている。つまり、上述した蛍光プリント部20Aの制御や蛍光ビームのユニフォミティ調整を行うため、このコントローラ8には、図8に示すように、入出力インターフェース81を介して送り込まれた画像データを所定のアルゴリズムで処理する画像処理部82と、蛍光プリントヘッド30の駆動条件を設定するプリンター制御部83と、前述した発光量補正係数(図3参照)を発光補正部85の管理の下でプリンター制御部83からアクセス可能に格納しているEEPROMなどのメモリーデバイスで構成される補正係数テーブル86と、この発光量補正係数を入出力インターフェース81を介して外部へ出力するために所定のフォーマットに変換するデータフォーマット処理部87とが構築されている。
【0034】
画像処理部82は、内蔵のスキャナ10によって取得されたネガフィルム2のデジタル画像データのみならず、デジタルカメラ、スキャナー、CDなどデジタル画像を取得する外部機器からのデジタル画像データや操作卓8bを通じて入力され文字データを画像処理して、蛍光プリント部20Aに最適な、各色ピクセル(ドット)単位で256段階(8ビット)に区分された濃度データを作り出す。プリンター制御部83は、カソード電圧を制御するカソード制御部83aとグリッド電圧を制御するグリッド制御部83bとアノード電圧を制御するアノード制御部83cを備えている。
【0035】
蛍光プリント部20A、つまりプリントヘッド30を用いた露光の要請があれば、プリンター制御部83は発光補正部の指令を与えることで補正係数テーブル86から、各蛍光発光素子60のための発光量補正係数を参照し、図3を用いて説明したように、各蛍光発光素子60を発光駆動させるために送られてきた濃度(画像)データをこの補正係数でもって補正し、この補正された値を、グリッド制御部83bは、プリントヘッドドライバー84へ送る。このようにして補正されて、プリントヘッドドライバー84へ送られた各色のデータはそこで駆動パルス幅に変換され、蛍光プリントヘッド30のR発光ブロック32、G発光ブロック33、B発光ブロック34に送られる。
【0036】
さらにコントローラ8の入出力インターフェース81にはサブコントローラ108の通信ポート108aが接続されている。サブコントローラ108には蛍光プリントヘッド30の走査速度とタイミングに関する制御信号を生成する走査制御部108bが備えられており、サブコントローラ108はコントローラ8と連係して、出力ポート108cとモータドライバー108dを介してパルスモータ56に制御信号を送る。このコントローラ8とサブコントローラ108の連係により、印画紙3の所定位置に蛍光プリントヘッド30による露光が行われる。
【0037】
次に、この蛍光ビーム式写真処理装置1の典型的な動作を説明する。
モータ12によって駆動されるローラ11によってフィルム2が光学露光装置20Bに供給される際スキャナ10にて読み取ったフィルム2の画像データは、光学露光装置20Bによる投影露光の際の色補正、つまり光源21の照射光をフィルム2の画像の色濃度に応じた色バランスに調整するための調光フィルタ22の制御にも利用されるが、全コマの画像データは、一時的にワーキングメモリに格納され、インデックスプリントにも利用される。インデックスプリントでは、全コマの画像データは画像処理部82で所定のアルゴリズムに基づいてインデックスプリント用にレイアウト処理される。レイアウト処理された画像データは、プリンター制御部83に送られ、前述したような発光量補正係数を用いた補正処理を経て、蛍光プリントヘッド30が駆動させられ、露光ポイント7に位置する印画紙3に対して、インデックス画像の露光を行う。露光ポイント7でインデックス画像を焼き付けられた印画紙3は、複数のローラ13とこれらのローラ13を駆動するためにコントローラ8によって制御されるモータ14を備えた印画紙搬送機構6によって現像処理部5に搬送され、印画紙3を現像するための処理液を充填した複数のタンクを順次通過していくことで現像処理される。
【0038】
定期的な保守検査としての蛍光ビームのユニフォミティ調整には、蛍光ビーム式写真処理装置1と連係してユニフォミティ調整システムを構築するユニフォミティ調整装置100が用いられる。このユニフォミティ調整装置100の機能を図9による機能ブロック図を用いて説明する。
【0039】
ユニフォミティ調整装置100は、基本的には、前述したテストプリントシートに形成された各蛍光発光素子60のドットを読み込むスキャナー90とこの、スキャナー90から読み込まれたテストドットの画像データを処理するコントローラ9から構成されている。コントローラ9は、CPU、ROM、RAM、I/F回路などからなるマイクロコンピュータシステムを中核部材として構成され、ユニフォミティ調整に必要な各種機能をハードウエア又はソフトウエア或いはその両方で実現させている。この実施形態では、コントローラ9には、外部とのデータのやり取りの仲介を行う入出力インターフェース91、入力された発光量補正係数や出力する発光量補正係数のデータフォーマットを整えるデータフォーマット処理部92、蛍光ビーム式写真処理装置1から出力された発光量補正係数を格納する第1補正係数格納部93、スキャナー90の制御を行うスキャナー制御部94、各テストドットの濃度値を算出する濃度値算出部95aを含む画像処理部95、算出された濃度値と取り込まれた発光量補正係数とから新たな発光量補正係数を演算する補正係数演算部96、新たに求められた発光量補正係数を格納する第2補正係数格納部97が構築されている。
【0040】
このユニフォミティ調整システムにおける調整作業は以下のように行われる。まず、前述したような方法でテストプリントシートを作成する。作成されたテストプリントシートをスキャナー90によって読み取り、その画像データを画像処理部95のメモリに記憶させるとともに、濃度値算出部95aによってその濃度値を求める。その際、ドットの座標位置を手がかりにして、算出した濃度値と対応する蛍光発光素子60を関係づけておく。
【0041】
同時に、蛍光ビーム式写真処理装置1側では、データフォーマット処理部87が補正係数テーブル86から発光量補正係数を読み出して、図10に示すような、対応する蛍光発光素子60とリンクさせた形のフォーマットに変換して、発光量補正データを作成する。なお、この発光量補正データのフォーマットは、ユニフォミティ調整装置100にどのようなメディアで送るかによっても異なる。代表的なメディアは、通信メディアと記録メディアであるが、通信メディアとしては、SCSIやIEEE1394などのコンピュータと周辺機器間のデータ転送に用いられているようなものや、イーサネットや公衆回線などのコンピュータネットワークのようなものがあり、記録メディアとしては、フロッピーやMOなどである。どのようなメディアを利用するかは、事情に応じて選択すればよいが、いずれにしても、選択されたメディアに適合するようにデータフォーマット処理部87はフォーマット変換を行い、発光量補正データをユニフォミティ調整装置100に与える。
【0042】
ユニフォミティ調整装置100側では、受け取った発光量補正データをデータフォーマット処理部92で変換し、発光量補正係数を蛍光発光素子60のID番号と関係づけた形で第1補正係数格納部93に格納する。次に、補正係数演算部96は、第1補正係数格納部93に格納された現状の発光量補正係数と、濃度値算出部95aによって求められた濃度値及び予め設定されている理想的な蛍光発光素子60が作り出すテストドットの測定濃度値である基準濃度値とから、新たな発光量補正係数を演算する。この新たな発光量補正係数の求める様子を模式的に表している表が図11に示されている。
【0043】
この表から明らかなように、基準濃度値に対する測定濃度値の比が、個々の蛍光発光素子60の発光特性のばらつきを示すので、その比に見合う分だけ多くの露光を行うようにするような補正係数を求めるとよい。例えば、この表に示すようになテストプリントシートからの測定結果が入力された場合、001のID番号をもつ蛍光発光素子60に対応する測定濃度値は273で、基準濃度値の90%なので、この蛍光発光素子60の発光量補正係数は1.1となり、実際のプリント時に送られてくる濃度データから算出される点灯時間を1.1倍長くする。同様に、002のID番号をもつ蛍光発光素子60の発光量補正係数は1.04となり、補正された点灯時間は、送られてくる濃度データから算出される点灯時間を1.04倍することになる。このとき、既に発光量補正係数が設定されている場合には、上述のように決定された発光量補正係数と既に設定されている発光量補正係数とを乗じた値が新規発光量補正係数となる。
【0044】
このようにして、求められた各蛍光発光素子60の発光量補正係数は第2補正係数格納部97に格納され、データフォーマット処理部92で蛍光ビーム式写真処理装置1に送るために適したフォーマットをもつ発光量補正データに変換される。蛍光ビーム式写真処理装置1に送られた発光量補正データは、データフォーマット処理部87で適当な形に変換された後、発光補正部85の管理下で補正係数テーブル86の適切なアドレスに格納される。これによって、蛍光プリント部20Aは、再び正確なユニフォミティを維持した状態で露光処理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による蛍光ビーム式写真処理装置に採用されている蛍光発光素子の一例を示す断面模式図
【図2】図1の矢視Aからみた拡大平面図
【図3】各蛍光発光素子のための発光量補正係数を格納する補正係数テーブルを説明する説明図
【図4】蛍光発光素子によるドットパターンの形成を説明する説明図
【図5】テストプリントシートの作成を説明する説明図
【図6】本発明による蛍光ビーム式写真処理装置の概略ブロック図
【図7】蛍光プリントヘッドの概略斜視図
【図8】蛍光プリント部の発光制御を模式的に説明する機能ブロック図
【図9】本発明によるユニフォミティ調整システムの示す機能ブロック図
【図10】発光量補正データのデータ構造を示す模式図
【図11】各蛍光発光素子のための発光量補正係数の求め方を説明する説明図
【符号の説明】
1 蛍光ビーム式写真処理装置
5 現像処理部
20A蛍光プリント部
30 蛍光プリントヘッド
60 蛍光発光素子
83 プリンター制御部
85 発光補正部
86 補正係数テーブル
87 データフォーマット処理部
84 プリントヘッドドライバー
90 スキャナー
92 データフォーマット処理部
93 第1補正係数格納部
94 スキャナー制御部
95 濃度値算出部
96 補正係数演算部
97 第2補正係数格納部
100 ユニフォミティ調整装置
Claims (4)
- リニアアレイ型光プリントヘッドを構成する複数の発光素子を画像データに応じて発光させて感光材料を露光する光プリント部と、前記露光された感光材料を現像する現像処理部とを備えた光ビーム式写真処理装置、及び前記光ビーム式写真処理装置から独立したユニフォミティ調整装置から構成されるシステムにおいて、
前記光ビーム式写真処理装置には、前記各発光素子の発光量補正係数を補正係数テーブルに格納する発光補正部と、前記補正係数テーブルにアクセスして前記発光量補正係数を外部出力可能なフォーマットに変換するフォーマット処理部とが備えられており、
前記光プリント部は、隣接する発光素子により形成されるテストドットが主走査方向において隣接しないように露光操作を行うと共に、当該ドット間は中間調の灰色となるように露光操作を行うことでテストプリントシートを作成し、
前記ユニフォミティ調整装置には、前記テストプリントシートの各テストドットの濃度値を算出する濃度値算出部と、前記濃度値と前記光ビーム式写真処理装置から出力された発光量補正係数とを用いて新規発光量補正係数を算出する補正係数演算部と、前記新規補正係数を前記光ビーム式写真処理装置に出力可能なフォーマットに変換するフォーマット処理部とが備えられていることを特徴とするシステム。 - 前記フォーマット処理部は、前記発光量補正係数を対応する光発光素子のIDにリンクさせた形にフォーマット処理することを特徴とする請求項1に記載のシステム。
- 前記光ビーム式写真処理装置は通信メディアを介して前記発光量補正係数を前記ユニフォミティ調整装置に対して入出力することを特徴とする請求項1又は2に記載のシステム。
- 前記光ビーム式写真処理装置は記録メディアを介して前記発光量補正係数を前記ユニフォミティ調整装置に対して入出力することを特徴とする請求項1又は2に記載のシステム。
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- 1999-02-17 JP JP3858399A patent/JP4088381B2/ja not_active Expired - Lifetime
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