JP4087479B2 - 押花製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、押花製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、押花でアイロン等の熱板を草花に押しあてて乾燥させる方法等が採用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、かかる乾燥方法は乾燥時間を短くできる利点はあるが、アイロンを常に動かして一定部分のみ集中した過加熱とならないようにしなければならず、またアイロンと反対側の草花載置台が硬質のパッドであるため、アイロンの加熱により蒸散する水分を有効に発散することができず、乾燥にむらを生起し、変色も生じるおそれがあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この発明は、加熱板上に生の草花を載置し、その上に合成樹脂素材の多孔可撓板を重ね、更にその上に重錘を載置して生の草花を乾燥し、押花とすることを特徴とする押花製造方法を提供せんとするものである。
【0005】
【発明の実施の形態】
この発明では、まず加熱板上に生の草花を載置する。
【0006】
加熱板は、表面温度が100℃に自動温度調節されており、表面はアルミ板で形成されている。
【0007】
草花を載置した上には、合成樹脂素材の多孔可撓板を重ねる。
【0008】
更に、その上には重錘として砂袋を載置し、生の草花を乾燥する。
【0009】
乾燥時間は数分間から15分間であり、生の草花は100℃の熱板上で直接伝熱されて急速な乾燥を受ける。
【0010】
この直接伝熱によって草花の温度は最初の10〜20秒で急速に上昇するが、この急速加熱によって草花の酵素が失活するため、以後の乾燥処理過程での酵素による変色は非常に少なくなる。
【0011】
急速加熱の後は、そのまま引続いて数分ないし15分の加熱を行う。
【0012】
なお、上記の加熱に係る諸時間は、草花の種類等によって若干異なる。
【0013】
このように、加熱すれば草花の含有水分は蒸散されていき、その上方の多孔可撓板を通して上方に蒸発していく。
【0014】
多孔可撓板は合成樹脂素材の可撓板であり、ポリウレタンフォームを特殊加工して製造することが出来るものであるが、従来のポリウレタンフォームは、内部に球形成の膜が多数隣接した軟かく弾力性に富んだものであるが、本発明の可撓性多孔板Aは球状形成の膜状物質を完全に除去し、骨格組織のみを有した一定厚み、すなわち5〜15mmの板厚のフィルター仕様とした三次元骨格網状構造をしており、硬く弾力性に乏しい。
【0015】
このように、三次元骨格網状構造としたため、濾過機能は表面のみだけでなく内部でも行い、かつすぐれた毛細管現象と高い空孔率により、水分の含浸率も高く、水分の浸出も円滑となる。
【0016】
多孔可撓板Aの三次元骨格網状構造を具体的に説明すると、図2に示すように、基本的には空孔11を形成する骨格12が互いに連設されて網状を形成していると共に、骨格12は、必ずしもすべてが隣接骨格12と連設されているのではなく、図2に示すように中途で破断した切断部13を形成している部分もあり、要は、骨格12が網状に連らなり網状の目の部分が空孔11を形成し、しかも骨格は平面的だけで連なるのではなく三次元的に立体的に連なっている。要するに、可撓性多孔板Aは、可撓性素材の合成樹脂体により三次元骨格網状構造に編成したと同様の構造に形成されている。
【0017】
従って、水分の通過に支障がなく、しかも可撓性を有しているため、草花の表面になじみやすく、草花の凹凸面を均一に押圧できる。
【0018】
押圧力は、重錘としての砂袋の調整で行える。
【0019】
砂袋は、200g〜1.5kgであり、草花からの水分の蒸散を妨げることなく、砂袋を通過して砂袋外部に蒸散できる。
【0020】
このようにして、草花は、乾燥されて変色のない押花となる。
【0021】
【実施例】
この発明の実施例を図面にもとづき詳説すれば、1は熱板であり、熱板1は表面をアルミ板でコーティングしたものであり、内部にはニクロム熱線2を配線し、通電により約100℃の温度を自動的に調節できるように構成している。好ましい温度は95℃〜〜110℃の間で選択する。
【0022】
なお、アルミ板のかわりに表面をフロン樹脂でコーティングすることもできる。3は、熱板1を支持するスタンドを示す。は生の草花を示す。
【0023】
草花の上方には、合成樹脂素材の多孔可撓板4が重合されている。多孔可撓板4は、ポリウレタンフォームを特殊加工して製造することが出来るものであるが、従来のポリウレタンフォームは、内部に球形成の膜が多数隣接した軟かく弾力性に富んだものであるが、本発明の可撓性多孔板Aは球状形成の膜状物質を完全に除去し、骨格組織のみを有した一定厚み、すなわち5〜15mmの板厚のフィルター仕様とした三次元骨格網状構造をしており、硬く弾力性に乏しい。
【0024】
このように、三次元骨格網状構造としたため、濾過機能は表面のみだけでなく内部でも行い、かつすぐれた毛細管現象と高い空孔率により、水分の含浸率も高く、水分の浸出も円滑となる。
【0025】
多孔可撓板Aの三次元骨格網状構造を具体的に説明すると、図2に示すように、基本的には空孔11を形成する骨格12が互いに連設されて網状を形成していると共に、骨格12は、必ずしもすべてが隣接骨格12と連設されているのではなく、図2に示すように中途で破断した切断部13を形成している部分もあり、要は、骨格12が網状に連らなり網状の目の部分が空孔11を形成し、しかも骨格は平面的だけで連なるのではなく三次元的に立体的に連なっている。要するに、可撓性多孔板Aは、可撓性素材の合成樹脂体により三次元骨格網状構造に編成したと同様の構造に形成されている。
【0026】
かかる可撓性多孔板Aの押花に最適の物性仕様を示すと、空孔11の個数は25mmの範囲で17個以上23個以下がよく、伸び率は、200%以上がよく、引張強さは1cm2 当り1.0kg以上がよく、硬さは7.0〜13.0kgfがよい。
【0027】
また、反発弾性は20%〜35%がよく、表面硬度は、20度〜40度がよい。
【0028】
かかる多孔可撓板4の上方には重錘5が載置されている。重錘5は、砂を布袋中に収納した砂袋を用いており、草花から蒸散する水分は多孔可撓板4を通過し、砂袋中の砂間の空隙を通過して上方に発散していく。
【0029】
砂袋の重量は、草花の種類によって異なり、茎の多い草花は1kg以上の重量、花は300g以下の重量を目安とする。
【0030】
【発明の効果】
この発明によれば、熱板を用いることにより、草花の急速な乾燥が行え、変色の生起するのを防止でき、しかも乾燥にともなう水分の蒸散は、多孔可撓板を通し、円滑に蒸発させることができ、同時に多孔可撓板が草花の表面になじんで、平均的な蒸散を促し、美麗な押花を製造することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明方法の実施状態を示す説明図。
【図2】本発明方法に用いる多孔可撓板の部分拡大説明図。
【符号の説明】
1 熱板
4 多孔可撓板
5 重錘

Claims (1)

  1. 95〜110℃の間で温度調節された加熱板上に生の草花を載置し、その上に合成樹脂素材の多孔可撓板を重ね、更にその上に重錘を載置して生の草花を乾燥し、押花とすることを特徴とすると共に、前記多孔可撓板は、三次元的に立体的に連なり、網状の目の部分が空孔を形成する骨格を供え、三次元的骨格網状構造をなし、前記空孔は互いに連通した状態に構成したことを特徴とする押花製造方法。
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