JP4087018B2 - コネクタの製造装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は回路基板面に接続される外部接続端子が一列に整列してなる表面実装型コネクタ(以下文中では単にコネクタとする)に係わり、特にコネクタとしての製造の容易化を実現して生産性向上を図ったコネクタの製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図17は技術的背景としてコネクタとしての構成を回路基板への実装方法と共に説明する図であり、図18は図17の第1のプラグ端子を説明する図、図19は図17の第2のプラグ端子を説明する図、図20は図17のプラグ絶縁体を説明する図、図21はコネクタとしての組立方法を説明する図、図22はコネクタ組立時の外部接続端子の状態を説明する図、図23は外部接続端子の第1の修正方法を装置と共に説明する図、図24は外部接続端子の第2の修正方法を説明する図である。
【0003】
なお図では、本発明にかかわるコネクタが二列のプラグコンタクト列を備えている場合を例として説明する。
【0004】
図17で接続装置1は、図示されない電子装置に繋がるジャックコネクタ11と、回路基板(以下単に基板とする)15表面の端辺15a近傍に実装されるプラグコネクタとしての本発明に係わるコネクタ12とからなる。
【0005】
この内ジャックコネクタ11は、直状のジャック端子111と複数個の該各ジャック端子111を二列のマトリックス状に植設するジャック絶縁体112とからなるものである。
【0006】
そして、例えば燐青銅板の如くばね性を有する金属板を通常のプレス打ち抜き曲げ成形技術等で形成したこの場合のジャック端子111は、一端が後述するプラグ端子121,122の各プラグコンタクト領域を両面から押圧して挟み込むように二股に分岐して形成されたジャックコンタクト111aで、該ジャックコンタクト111aに続く絶縁体固着部111bから先が図示されない上記電子装置に繋がる信号線に対する接続域となる外部接続端子111cに形成されているものである。
【0007】
またジャック絶縁体112は、上記ジャック端子111をその絶縁体固着部111bの領域で整列して植設する端子植設部112aの周囲が、該ジャック端子111の上記ジャックコンタクト111aの長さを越える高さの周壁112bで囲まれてなるものであり、上記端子植設部112aには上記ジャック端子111をその絶縁体固着部111bの圧入で固着し得る大きさの端子孔112cが所要ピッチを保った二列のマトリックス状に形成されているものである。
【0008】
なお上記端子孔112cの隣接端子孔間の所要ピッチは、例えば端子列方向ピッチが“p1”で端子列間ピッチが“p2”になるように形成されている。
【0009】
そこで、外部接続端子111cを先頭とする上記ジャック端子111を周壁側からジャック絶縁体112の各端子孔112cに圧入したときの上記絶縁体固着部111bの端子孔内壁面への食い込みで、上記外部接続端子111cが端子植設部112aから突出した状態で該ジャック端子111が固着されたジャックコネクタ11を図示のように構成することができる。
【0010】
一方、本発明に係わる上記コネクタ12は、第1のプラグ端子121と第2のプラグ端子122と、該各プラグ端子121と122とをそれぞれのプラグコンタクト領域が上記ジャックコネクタ11の各ジャック端子11と対応するような位置に植設するプラグ絶縁体123とからなる。
【0011】
ここで該コネクタ12を理解し易くするため、図18で第1のプラグ端子121を、図19で第2のプラグ端子122を、また図20でプラグ絶縁体123を先に説明する。
【0012】
第1のプラグ端子を説明する図18で、第1のプラグ端子ブランク121′は所要の第1のプラグ端子121が上記のピッチ“p1”で連結部材121″に櫛刃状に繋がれているものである。
【0013】
そして所要の第1のプラグ端子121は、一端が上記ジャック端子111のジャックコンタクト111aに対応するプラグコンタクト121aで、該プラグコンタクト121aに続く絶縁体固着部121bから幅方向片側に縮幅された状態で所定高さ“h1”にオフセット曲げされた後の他端側が外部接続端子121cに形成されているものであり、該外部接続端子121cの端部で上記連結部材121″に繋がれている。
【0014】
なお、上記オフセット曲げ領域における外部接続端子側の曲げ角度“α”は、90°を僅かに越える鈍角に形成されている。
【0015】
また上記絶縁体固着部121bは、その幅方向両側辺に突出して設けたバルジ121b′によって上記プラグ絶縁体123の後述する端子孔123cに固着し得るようになっている。
【0016】
そこで、上記第1のプラグ端子121をその外部接続端子端部で折り曲げて連結部材121″から分離することで、個々の第1のプラグ端子121が得られるようになっている。
【0017】
また第2のプラグ端子を説明する図19で、第2のプラグ端子ブランク122′は、所要の第2のプラグ端子122が図18同様のピッチ“p1”で連結部材122″に櫛刃状に繋がれた状態にある。
【0018】
そしてこの場合の該第2のプラグ端子122は、一端が上記第1のプラグ端子121におけるプラグコンタクト121aと等しい長さのプラグコンタクト122aで該プラグコンタクトに続く領域が上記第1のプラグ端子121における絶縁体固着部121bと等しい絶縁体固着部122bに形成され、該絶縁体固着部122bから上記第1のプラグ端子121と逆の幅方向に突出して縮幅された状態で所定高さ“h2”にオフセット曲げされた後の他端側が上記連結部材122″に繋がれた外部接続端子122cに形成されているものである。
【0019】
そして、上記絶縁体固着部122bの領域とオフセット曲げ領域とが該端子幅方向に上記ピッチ“p1”の 1/2 すなわち“p1/2”だけ幅方向逆側にずれた状態に形成されている。
【0020】
なお上記の所定高さ“h2”は、第1のプラグ端子121におけるオフセット曲げ高さ“h1”と前述した端子列間ピッチ“p2”を加えた高さすなわち“h1+p2”になっている。
【0021】
なお、上記オフセット曲げ領域における外部接続端子側の曲げ角度“α”が90°を僅かに越える鈍角になっていることは、上記第1のプラグ端子121の場合と同様である。
【0022】
そこで、上記第2のプラグ端子122を外部接続端子122cの端部で折り曲げて連結部材122″から分離することで、個々の第2のプラグ端子122が得られるようになっている。
【0023】
一方上記プラグ絶縁体123を示す図20で、(20−1)は一部を断面視した全体斜視図であり、(20−2)は(20−1)を矢印C1 方向から見た側面図である。
【0024】
図20でプラグ絶縁体123は、上記第1及び第2のプラグ端子121,122を前記ジャックコネクタ11のジャック端子11と同様に配置植設する端子配置領域123aの周辺に各プラグコンタクト長を僅かに越える高さの周壁123bが形成されているものであり、該周壁123bの内面123b′が上記ジャックコネクタ11の周壁外面に対するガイド面になるようになっている。
【0025】
そして上記端子配置領域123aには、第1及び第2のプラグ端子121,122の各絶縁体固着部121b,122bがその圧入で固着し得る大きさの端子孔123cが、上述した端子配置ピッチすなわち端子列方向隣接間ピッチ“p1”,端子列間ピッチ“p2”に形成されている。
【0026】
そこで図21に示す如く、プラグ絶縁体123の基板載置面123′(図示下面)側の端子孔123cの列に矢印E1 のように前述した第1のプラグ端子ブランク121′をプラグコンタクト側から一括して挿入し、その絶縁体固着部121bが上記端子孔123cと当接した位置で連結部材121″を矢印F1 〜F1 ′のように折除して第1のプラグ端子121を個片化する。
【0027】
次いで、各第1のプラグ端子121の上述した縮幅によって形成される肩部121c′を図示されない治具等で所定の位置まで押圧して各第1のプラグ端子121を圧入することで、該各第1のプラグ端子121をプラグ絶縁体123に固着する。
【0028】
更に、他方(図示上側)の端子孔列に矢印E2 の如く前述した第2のプラグ端子ブランク122′をプラグコンタクト側から一括して挿入し、上記第1のプラグ端子121と同様に連結部材122″を矢印F2 〜F2 ′のように折除して第2のプラグ端子122を個片化し、続いて第2のプラグ端子122の上述した縮幅によって形成される肩部122c′を図示されない治具で所定位置まで押圧して該各第2のプラグ端子122をプラグ絶縁体123に固着することで、第1のプラグ端子121と第2のプラグ端子122とが列ごとに整列して植設されたコネクタ12を図17で示したように構成することができる。
【0029】
かかるコネクタ12では、第1のプラグ端子121の外部接続端子121cと第2のプラグ端子122の外部接続端子122cとがプラグ絶縁体123の上記基板載置面123b″とほぼ同じ面上に隣接端子間ピッチ“p1/2”を保って整列するが、各外部接続端子の先端領域は上述したように該基板載置面123b′より僅かに突出した状態にある。
【0030】
一方前述した基板15には、上記各外部接続端子121c,122cと対応するそれぞれの位置に、上述した接続電極15bが形成されている。
【0031】
従って、上記コネクタ12を例えば図示されない真空吸着ヘッド等を使用して該基板15に搭載してから両者を図示しない治具等で固定し更に例えば通常のはんだリフロー技術等で両者をはんだ接続することで、該コネクタ12を基板15に実装することができるが、各外部接続端子121c,122cの先端領域が上述したように絶縁体123の基板載置面123′より僅かに突出しているので基板15の接続電極15bには先端から接触することとなり、結果的に確実且つ安定した状態で基板にはんだ接続できるメリットがある。
【0032】
その後、前述したジャックコネクタ11を矢印Hの如く該コネクタ12に嵌合させることで、基板15と図示されない電子装置とが接続し得る接続装置1を構成することができる。
【0033】
しかしかかるコネクタ12では、個々に分離して個片化された状態の第1のプラグ端子121と第2のプラグ端子122とを圧入固着することから該固着時にプラグ端子自体が傾くことがあるが、この場合の傾き方向はランダムであるため、結果的に外部接続端子領域もランダム方向に傾いてその位置にずれが生じ易い欠点がある。
【0034】
図22は外部接続端子領域にかかるずれが生じているコネクタ12′を拡大視して示したものであり、(a)はコネクタとしての全体斜視図であり、(b)は矢示H1 方向からみた平面図,(c)は矢示H2 方向からみた側面図である。
【0035】
すなわち図で外部接続端子121cと122cとは、各それぞれの先端領域121c″と122c″が端子列方向では(b)に示すように隣接端子間ピッチ“p1 ”が“p1 ′”や“p1 ″”の如く変化して位置ずれが発生し、また端子行方向では(c)に示す各先端領域121c″と122c″に“δ”のような位置ずれが発生する。
【0036】
そしてこの場合の隣接端子間ピッチ“p1 ′”や“p1 ″”は、前述した基板15の各接続電極15bに対する位置ずれになり、また端子行方向の位置ずれ“δ”は上記接続電極各15bに対する浮き上がりや接触圧力の過大化に繋がることから、該各外部接続端子領域を修正する必要がある。
【0037】
一方外部接続端子領域が曲がったり変形している端子は、その根元を固定した状態で外部接続端子先端領域を該端子の弾性領域を越える範囲で曲がりや変形方向に振らし更にその振れを徐々に収斂させると、上記の曲がりや変形がなくせることが例えば“特開平3−11573号公報”によって公知技術として知られている。
【0038】
かかる技術に基づく端子列方向ピッチの修正方法を端子列方向ピッチ修正装置と共に説明する図23で、端子列方向ピッチ修正装置(以下文中では第1の修正装置とする)3は、基台31の表面に沿って固定されたあり311に嵌合して該あり方向に移動できるコネクタ固定枠32と、該基台31の所定位置に固定された端子修正ブロック33、および基台31に固定されて上記コネクタ固定枠32を往復動させる駆動機構部35とからなるものである。
【0039】
そして、平面視がコ字形をなすコネクタ固定枠32はその開口側に前述したプラグ絶縁体123の位置決め駒321を備えているものであり、図22で説明したコネクタ12′をその外部接続端子領域を上記開口側に位置せしめて矢印J1 のように該コネクタ固定枠32に落とし込むことで、該コネクタ12′が二次元的に位置決めできるようになっている。
【0040】
また、端子修正ブロック33は、上記コネクタ固定枠32に前述したコネクタ12′を位置決めしたときのコネクタ側端面33aに、該コネクタ12′の各外部接続端子121c,122cがその先端領域までを含めて上方から挿入し得る大きさの溝33bが各端子と対応するそれぞれの位置に形成された平面視櫛状をなすものであり、各溝間の壁33cを上記端面33a側が薄くなるように平面視先細状に形成されている。
【0041】
そこで、前記コネクタ12′を上述した矢印J1 のようにコネクタ固定枠32落とし込むことで、該溝33bの領域を抽出して拡大した円内図(a)のように該コネクタ12′の端子列方向でずれている各外部接続端子121c,122cが該溝33bへ捕捉できるようになっている。
【0042】
この場合、図22の前記コネクタ12′における各外部接続端子121c,122cを溝33b間に位置する上記壁33cの先細状先端領域で捕捉した状態では、例えば外部接続端子121c-1の如くK1 方向にずれている端子は上記溝33bのK1 側壁面に当接した状態で該溝に位置すると共に、外部接続端子122c-1の如くK2 方向にずれている端子は該溝33bのK2 側壁面に当接した状態で該溝に位置する。
【0043】
一方駆動機構部35は、上記基台31に固定されてパルスモータ351と該パルスモータ351の回転軸に繋がるボールねじ352とからなるものであり、該ボールねじ352に嵌合する駆動駒322は上記コネクタ固定枠32に固定されている。
【0044】
従って上記パルスモータ351を図示されない制御部に繋がる信号線353からの信号によって正逆転させることで、上記コネクタ固定枠32を上述したあり311の方向すなわち図示K方向に往復動させることができる。
【0045】
そこで、上記コネクタ固定枠32に位置決めされたコネクタ12′の各外部接続端子が上記溝33bと対応するようにパルスモータ351を作動させたときを基準とした上で該パルスモータ351を図示されない制御部からの信号で正逆転させて該コネクタ固定枠32ひいてはコネクタ12′をK方向に往復動させるが、このときの往復動は横軸を振幅とし縦軸を時間とした抽出図(b)に示す如く徐々に収斂させると共に該往復動初期の振幅S1 を例えば上述した外部接続端子の弾性領域を越える振幅“p”を越えない値に設定することで、上記外部接続端子121c-1と122c-1のいずれもが該溝33bのほぼ中央に位置するように修正させられるので、外部接続端子としての端子列方向の位置ずれのみが修正されたコネクタ12″を抽出図(c)に示すように得ることができる。
【0046】
他方、端子行方向の位置ずれの修正方法を端子行方向位置ずれ修正装置と共に説明する図24で、端子行方向位置ずれ修正装置(以下文中では第2の修正装置とする)4は、基台41の表面に固定された前記コネクタ固定枠32と等しいコネクタ固定枠42と、該コネクタ固定枠42の開口側に対面して立てた一対のあり411に嵌合して該あり方向すなわち上下方向に移動できる端子修正部43、および該基台41に固定されて上記端子修正部43を上下動させる駆動機構部44とからなるものである。
【0047】
そしてこの場合のコネクタ固定枠42は、その開口側には前述した位置決め駒321を備えていると共に、長手方向両壁面それぞれの上面には軸421を中心とする回動で該コネクタ固定枠42に位置決めされた前記コネクタ12′としての該コネクタ固定枠42からの浮き上がりを抑制するための固定駒422が装着されている。
【0048】
従って、該固定駒422を図示のように開いた状態で図23で説明したコネクタ12″をその外部接続端子領域が上記開口側に位置するように矢印J2 のようにコネクタ固定枠42に落とし込んだ後、上記固定駒422を矢印J3 のように回動させることで、該コネクタ12″を三次元的に固定することができる。
【0049】
また端子修正部43は、あり411と嵌合して上下動し得るダイブロック431と該ダイブロック431にねじ等で着脱可能に固定される端子修正ブロック432とからなる。
【0050】
そしてダイブロック431の上面は平坦に形成されている。
【0051】
また端子修正ブロック432の下面には、上記コネクタ固定枠42に前述したコネクタ12″を固定したときの各外部接続端子配置領域と対応する領域が凹の段差面432aが形成されており、該凹の段差面432aの段差量は上記外部接続端子の厚さを僅かに越えるように形成されている。
【0052】
そこで、上記端子修正ブロック432をダイブロック431から外した状態で例えばコネクタ12″を上述したように上記コネクタ固定枠42に固定し、次いで上記端子修正ブロック432を該ダイブロック431にねじ等の手段で固定することで、上記凹の段差面432aの領域を抽出して拡大した円内図(a)のように該コネクタ12″の端子行方向でずれている総ての外部接続端子121c,122cを、ダイブロック431の上面と凹の段差面432aとの間に捕捉することができる。
【0053】
一方駆動機構部44は、基台41の上記端子修正部対応位置の下側に固定されたパルスモータ441と、該パルスモータ441の回転軸に繋がって該端子修正部側に延伸するボールねじ442とからなるものであり、該ボールねじ442は上記ダイブロック431に形成された雌ねじ431aと嵌合するようになっている。
【0054】
従って上記パルスモータ441を図示されない制御部に繋がる信号線443からの信号によって正逆転させることで、上記ダイブロック431ひいては端子修正部43を上述したあり411の方向すなわち図示Lで示す上下方向に往復動させることができる。
【0055】
そこで、上記ダイブロック431の上面がコネクタ12″の基板搭載面123′と合致するようにパルスモータ441を作動させたときを基準とした上で、上記パルスモータ441を制御部からの信号で正逆転させて該端子修正部43を上下動させるが、このときの上下動は縦軸を振幅とし横軸を時間とした抽出図(b)に示す如く徐々に収斂させると共に、該上下動の振幅S2 を例えば上述した外部接続端子の弾性範囲を僅かに越える値に設定すると、ダイブロック431の表面と端子修正ブロック432の凹の段差面432aに挟まれた総ての外部接続端子121c,122cの端子行方向の位置ずれを修正することができる。
【0056】
従って、上述した第1の修正装置3による端子修正作業と第2の修正装置4による端子修正作業とを行うことで、外部接続端子としての端子列方向と行方向の位置ずれが共に修正された所要のコネクタ12を抽出図(c)に示すように得ることができる。
【0057】
【発明が解決しようとする課題】
しかし従来の端子修正手段を含むコネクタの製造装置では、外部接続端子の修正作業に複数の端子修正装置を使用する必要があり、コネクタの付け替え作業等も含めて修正に工数がかかると共に設備費用も大きくなることから、生産性の向上を期待することができないと言う問題があった。
【0058】
【課題を解決するための手段】
上記課題は、基台と、コネクタの外部接続端子が端子列方向で基台面に沿うように該コネクタを外部接続端子突出面を除く周面で前記基台に固定するコネクタ固定枠と、前記各外部接続端子の先端領域が挿入し得る穴を有して前記コネクタ固定枠の前記外部接続端子突出面側で前記基台に配置される端子ずれ修正ブロックとを有し、前記コネクタ固定枠は、前記基台に固定された第1の駆動機構部の作動で、前記外部接続端子の弾性範囲を越える振幅から徐々に収斂する波形に前記端子列方向に往復動するように構成され、前記端子ずれ修正ブロックは、互いに密着する第1の端子修正ブロックと第2の端子修正ブロックとからなり、前記第1の端子修正ブロックは、前記第2の端子修正ブロックに対する密着面の前記各外部接続端子と対応する領域の間が溝状の凹部に形成され、前記第2の端子修正ブロックは、コ字形に形成された筐体の中央連結辺から脚部側に櫛刃状に突出する端子案内片を備え、前記端子案内片は、前記第1の端子修正ブロックと密着させた状態で前記凹部に嵌入する突出域を備えるとともに前記突出域の少なくとも前記脚部側上面には、凸のV字状の端子案内部を備え、前記端子ずれ修正ブロックは、前記基台に固定された第2の駆動機構部の作動で、前記外部接続端子の弾性範囲を越える振幅から徐々に収斂する波形に端子行方向に往復動するように構成されているコネクタの製造装置によって解決される。
【0060】
図22で説明したコネクタ12′の各外部接続端子先端領域を保持する端子修正ブロックの溝を孔に変えると、端子列方向のずれと端子行方向のずれを1つの端子修正ブロックで修正することができる。
【0061】
そこで本発明では、コネクタ固定枠と外部接続端子保持用の孔を備えた端子ずれ修正ブロックとを基台上に配置してコネクタ製造装置を構成した上で、上記コネクタ12′が固定されたコネクタ固定枠を端子ずれ修正ブロックに対して端子列方向に往復動させて端子列方向のずれを修正すると共に、上記端子ずれ修正ブロックをコネクタ固定枠ひいてはコネクタ12′に対して端子行方向に往復動させることで端子行方向のずれを修正するようにしている。
【0062】
このことは、上記コネクタ12′をコネクタ固定枠に固定したままで端子列方向と端子行方向のずれが続けて修正できることを意味する。
【0063】
従って端子修正工数を削減することができてコネクタとしての生産性向上を実現することができる。
【0064】
【発明の実施の形態】
図1は本発明になるコネクタの製造装置を説明する図であり、図2は図1における端子ずれ修正ブロックを説明する図、図3は図1におけるコネクタの製造方法を説明する図である。
【0065】
また、図4は本発明になる他の製造装置を説明する図であり、図5は図4における第1の端子修正ブロックを説明する図、図6は図4における第2の端子修正ブロックを説明する図、図7は端子ずれ修正ブロックの組立状態を説明する図、図8は図4の端子ずれ修正ブロックと外部接続端子の位置関係を説明する図である。
【0066】
更に、図9は本発明になる第3のコネクタの製造装置を説明する図であり、図10は図9における端子修正ローラ(A) を説明する図(その1)、図11は図9における端子修正ローラ(A) を説明する図(その2)、図12は図10の端子修正ローラ(A) による作用を説明する図である。
【0067】
また、図13は本発明になる第4のコネクタの製造装置を説明する図であり、図14は図13における端子修正ローラ(B) を説明する図、図15は図13の端子修正ローラ(B) と外部接続端子の位置関係を説明する図、図16は図13の端子修正ローラ(B) による作用を説明する図である。
【0068】
なお図では、いずれも図17で説明したコネクタに本発明を適用させる場合を例としているので、図17乃至図24と同じ対象部材や部位には同一の記号を付すと共に、重複する説明についてはそれを省略する。
【0069】
図1で本発明になるコネクタの製造装置5は、基台51の表面に固定された前記あり311に嵌合して該あり方向に移動できる前述したコネクタ固定枠42と、該基台51上の図18で説明した端子修正ブロック432配置位置と同じ位置に配置される端子ずれ修正ブロック52と、該基台51の上記コネクタ固定枠42対応位置に配置される前記駆動機構部35(以下本発明の製造装置では第1の駆動機構部とする)、および該基台51の上記端子ずれ修正ブロック52対応位置に配置される前記駆動機構部44(以下本発明の製造装置では第2の駆動機構部とする)とからなるものである。
【0070】
そして上記第1の駆動機構部35と第2の駆動機構部44のそれぞれの信号線353と443は、ケーブル53に纏められた状態で図示されない制御部に繋がれている。
【0071】
従って、基台51上のコネクタ固定枠42は上記第1の駆動機構部35の動作によって図示K方向すなわちあり311の方向に往復動し、また該基台51上の端子ずれ修正ブロック52は上記第2の駆動機構部44の動作によって上述したあり411の方向すなわちLで示す上下方向に往復動させることができる。
【0072】
そしてこの場合の端子ずれ修正ブロックを説明する図2で、(a)は全体斜視図であり、(b)は一部断面平面図、(c)は正面図、(d)は一部断面平面図である。
【0073】
図2で端子ずれ修正ブロック52は、図24で説明したあり411と嵌合して上下動し得るダイブロック431の上面にねじ等で着脱可能に固定されるものであり、前記コネクタ1を上記固定枠42に固定したときの該コネクタ1の各外部接続端子121c,122cと対応するそれぞれの位置には該各外部接続端子の先端領域121c″,122c″が僅かな余裕をもって挿入し得る大きさの角穴52aがその開口側にテーパ状の面取り52bを備えて形成されている。
【0074】
なお、この場合の面取り52bは少なくとも隣接する角穴52a間の壁面がほぼ山形の稜線になる程度の大きさに形成されている。
【0075】
従って、例えば図22で説明したコネクタ12′のように先端領域が端子列方向や行方向で位置ずれしている外部接続端子121c,122cでも、その先端から上記角穴52aに挿入することで容易に捕捉することができる。
【0076】
そこで、図3の(a)に示す如く上記端子ずれ修正ブロック52をダイブロック431から外した状態で、例えば前記コネクタ12′を前述したように上記コネクタ固定枠42に固定し、第1の駆動機構部35の動作で該コネクタ12′の端子列方向の位置をダイブロック431に対して位置決めする。
【0077】
次いで、装着時の上記端子ずれ修正ブロック52の各穴52aがコネクタ12′の外部接続端子先端領域と一致するように上記ダイブロック431の上下方向位置を第2の駆動機構部44の動作で調整する。
【0078】
その後、該端子ずれ修正ブロック52をそれぞれの前記角穴52aに該コネクタ12″の外部接続端子先端領域が入るように破線で示す如くダイブロック上に載置してねじ等の手段で固定することで、端子列方向を平面視した図(b)や端子行方向を側面視した図(c)で示す如く、外部接続端子先端領域121c″,122c″が上記角穴52aに挿入された状態に上記コネクタ12′を該製造装置5に固定することができる。
【0079】
そこで、図示されない制御部に繋がる信号線353から所定の信号を第1の駆動機構部35に投入して上記コネクタ固定枠42ひいてはコネクタ12′を図17の(b)同様に(d1 )の如く往復動させることで、外部接続端子121c,122cの端子列方向のずれを図(b′)で示すように修正することができる。
【0080】
続いて、図示されない制御部に繋がる信号線443から所定の信号を第2の駆動機構部44に投入して上記ダイブロック431ひいては端子ずれ修正ブロック52を図23の(b)で説明したように(d2 )の如く往復動させることで、(c′)で示すように外部接続端子121c,122cの端子行方向のずれを修正することができる。
【0081】
従って、外部接続端子121c,122cとしての端子列方向と行方向のずれが連続して修正されることから、端子修正作業としての工数が削減できて生産性の向上を実現することができる。
【0082】
本発明になる他の製造装置を説明する図4で、コネクタの製造装置6は図1で説明した製造装置5における端子ずれ修正ブロック52のみを、第1の端子修正ブロック611と第2の端子修正ブロック612とからなる端子ずれ修正ブロック61に置き換えたものである。
【0083】
ここで理解し易くするため、先に図5で第1の端子修正ブロックを、図6で第2の端子修正ブロックを、また図7でその組立状態をそれぞれ説明する。
【0084】
図5で(a)は全体斜視図であり、(b)は矢印M方向から見た側面図、(c)は矢印a〜a′での断面図である。
【0085】
図で第1の端子修正ブロック611は、平面視サイズが図2で説明した端子ずれ修正ブロック52と同じブロック状で、後述する第2の端子修正ブロック612に対する密着面となる上面611aの長手方向に沿った片側稜線の領域に、前記コネクタ12における各外部接続端子121c,122c間の間隙と対応する位置に該間隙とほぼ等しい幅“b1 ”で上記稜線を挟む両面から切り込まれた角形の凹部611bが形成されているものである。
【0086】
そして上記上面611aの該凹部形成領域を除く余白域には、第2の端子修正ブロック612に対する位置決め用としての複数(図では2個)の突起611cが設けられている。
【0087】
一方第2の端子修正ブロックを説明する図6で、(a)は全体斜視図であり、(b)は平面図、(c)は正面図、(d)は側面図、(e)は(c)のb〜b′で切断視した側面図である。
【0088】
図で第2の端子修正ブロック612は、平面視が上記第1の端子修正ブロック611と等しい大きさでコ字形に形成された筐体612aの中央連結辺612a-1から、上記第1の端子修正ブロック611における凹部611bの幅“b1 ”換言すればコネクタ12における隣接する外部接続端子間の間隙より僅かに小さい厚さ“b2 ”で脚部612a-2側に突出する端子案内片612bが櫛刃状に突出した基本形状をなすものである。
【0089】
従って、隣接する該端子案内片612b間のピッチ“b3 ”は上記コネクタ12における外部接続端子幅よりも僅かに大きくなっている。
【0090】
また該端子案内片612b間の上記中央辺側には、筐体612aの上面612a′から所定距離“c1 ”だけ低い位置で脚部側に突出する突出部612cが脚部先端から“c2 ”だけ引っ込んだ位置まで形成されている。
【0091】
更に上記端子案内片612bは、筐体612aの前記第1の端子修正ブロック611に対する密着面となる上面612a′から“c3 ”だけ突出して形成されているが、この場合の該突出量“c3 ”は図5で説明した第1の端子修正ブロック611における凹部611bの厚さ方向深さ“b2 ”よりも小さくなっており、また該突出域の少なくとも上記脚部側上面は凸のV字形の端子案内部612dに形成されている。
【0092】
また上記上面612a′には、前記第1の端子修正ブロック611における突起611cと対応するそれぞれの位置に、該突起611cが嵌入し得る大きさの位置決め穴612eが設けられている。
【0093】
そこで図7の(7−1)に示す如く、前記第1の端子修正ブロック611の上面611aに、矢印Nの如く上下反転させた第2の端子修正ブロック612を上記突起611cと上記位置決め穴612eを一致させて載置すると、上記凹部611bに該第2の端子修正ブロック612の端子案内部612dが嵌入して上記第1の端子修正ブロック611の上面611aと第2の端子修正ブロック612の上面612a′とを密着させることができるので、(7−2)の状態で両者を位置決めすることができる。
【0094】
この場合、第1の端子修正ブロック611の上面611aと第2の端子修正ブロック612における突出部612cの上面612c′との間には上述した“c1 ”に相当する隙間が生ずるが、この隙間は両サイドに位置する端子案内片612bによって角穴61aとなることから、結果的に図2で説明した端子ずれ修正ブロック52における角穴52aと対応する。
【0095】
従って、該端子ずれ修正ブロック61が図1で説明した端子ずれ修正ブロック52に対応させられることから、該端子ずれ修正ブロック61をダイブロック431に装着することで所要のコネクタの製造装置6を図4で示すように構成することができる。
【0096】
かかる端子ずれ修正ブロックを備えた製造装置としての作用を説明する図8で、(8−1)は前述したコネクタ12′をコネクタ固定枠に固定したときの状態を平面視(a)と側断面視(a′)で示し、(8−2)は第2の端子修正ブロック装着途中の状態を外部接続端子領域での平面視(b)と側断面視(b′)で示し、更に(8−3)は第2の端子修正ブロック装着後の状態を側断面視(c′)して示したものである。
【0097】
すなわち図の(8−1)で、図22で説明したコネクタ12′を前記コネクタ固定枠42に固定した状態では、該コネクタ12′における外部接続端子121c,122cの各先端領域121c″,122c″は第1の端子修正ブロック611の上面611aに接して位置するが、前述したように上記各外部接続端子121c,122cが端子列方向と行方向にそれぞれずれていることから上記先端領域121c″,122c″は該第1の端子修正ブロック上面の凹部611b側にはみ出したように曲がった状態にある。
【0098】
そこで上記第2の端子修正ブロック612を第1の端子修正ブロック611に装着すべく降下させると最初に該第2の端子修正ブロック612の端子案内部612dが各外部接続端子根元の隣接する端子間の間隙部に挿入される。
【0099】
この場合、該端子案内部612dが凸のV字形に形成されていることと各外部接続端子の根元がプラグ絶縁体123によって位置決めされていることから、端子列方向で如何に変形し又はずれている外部接続端子でも上記端子案内部612dによって捕捉されて該第2の端子修正ブロック612の端子案内片612bの間に位置するようになり、結果的に(8−2)の(b),(b′)で示す状態となる。
【0100】
そして更に上記第2の端子修正ブロック612の降下が続くと、図7の(7−2)に示す如く第2の端子修正ブロック612の各端子案内片612bが第1の端子修正ブロック611の凹部611bに進入することから、(8−3)の(c′)で示す状態となるが、この時点で各外部接続端子121c,122cの各先端領域121c″,122c″は図7で説明した角穴61aに位置すると共に、該先端領域を除く外部接続端子領域は第2の端子修正ブロック612の端子案内片間の隙間域に位置するので、図4に示す如く、図3の製造装置5における端子ずれ修正ブロック52の場合と等しい状態でコネクタ12′が固定できるコネクタの製造装置6を図4に示すように構成することができる。
【0101】
そこで以下図3の場合と同様に、第1の駆動機構部35の作動でコネクタ12′を往復動させ、更に第2の駆動機構部44の作動で端子ずれ修正ブロック61を往復動させることで、コネクタ12′における外部接続端子121c,122cの端子列方向と行方向のずれを継続して修正することができる。
【0102】
従って、外部接続端子121c,122cとしての端子列方向と行方向にずれている外部接続端子でも修正し得ることから、端子修正作業としての工数が削減できて生産性の向上を実現することができる。
【0103】
かかる構成になるコネクタの製造装置6では、相対的な位置ずれが小さい外部接続端子根元域でそれぞれの外部接続端子を捕捉して修正することから、先端領域が如何に大きくずれている外部接続端子でも確実に捕捉して修正できるメリットがある。
【0104】
端子列方向の位置ずれを修正するための第3のコネクタの製造装置を説明する図9で、(a)は全体斜視図であり、(b)は(a)を矢印方向から見た側面図である。
【0105】
図9で本発明になる第3のコネクタの製造装置7は、前記基台51同様に机形をした基台71とその上面に固定された前記コネクタ固定枠42と該基台71上で該コネクタ固定枠42の方向に往復動可能に装着される修正ローラ駆動部72とからなるものである。
【0106】
そしてこの場合の修正ローラ駆動部72は、上記コネクタ固定枠42の方向に向かうように上記基台71の上面近傍に形成されたあり溝71aに嵌合するあり721aをベース板721bに備えると共に該ベース板721bの上面に上記あり721aと直交する方向で対向する二個の壁面721cを立設したローラ支持具721と、該ローラ支持具721の上記壁面間に回転自在に装着される端子修正ローラ(A) 722と、上記ローラ支持具721の片側壁面外側の上記端子修正ローラ(A) 対応位置に固定されるパルスモータ723とを少なくとも備えて構成されているものである。
【0107】
そして該パルスモータ723を図示されない外部制御部からの信号によって所定の角速度で回転させることで、上記端子修正ローラ(A) 722が回転するようになっている。
【0108】
また上記ローラ支持具721は、上記基台71に設けた突出片71bと対面するように形成した駆動片721dを備えており、上記突出片71bにねじ込ませた送りねじ724の先端が該駆動片721dに係止されている。
【0109】
そこで、上記送りねじ724を例えばマニュアルで右または左回転させることで、端子修正ローラ(A) 722が装着された状態の修正ローラ駆動部72を該端子修正ローラ(A) 722と共に上記コネクタ固定枠42と平行を保ったまま該コネクタ固定枠42の方向に前後進させることができる。
【0110】
従って、上記送りねじ724を回転させることで端子修正ローラ(A) 722を上記各外部接続端子先端に接近/開離させることができる。
【0111】
なお、上記端子修正ローラ(A) 722のコネクタ固定枠42に対する位置は、該端子修正ローラ(A) の中心軸とコネクタ固定枠42に位置決め固定された前記コネクタ12′の外部接続端子121c,122cそれぞれの先端領域121c″,122c″の整列位置とがほぼ合致するようになっている。
【0112】
従って、コネクタ12′を上記コネクタ固定枠42に固定した状態で上記送りねじ724の回転で端子修正ローラ(A) 722を該コネクタ12′側に移動させることで、該コネクタ12′の各外部接続端子先端を該端子修正ローラ(A) に当接させることができる。
【0113】
ここで端子修正ローラ(A) の詳細を図10と図11で説明するが、図10では(a)を端子修正ローラ(A) の一部を抽出した拡大斜視図(b)をその側面図とし、図11では(a)を展開平面図(b)を該展開図における矢印指定部での断面図としている。
【0114】
すなわち図10で端子修正ローラ(A) 722は、その外周面722aの上記コネクタ12′における各外部接続端子先端領域121c″,122c″と対応するそれぞれの位置の円周上に、例えば図17で示した隣接端子間ピッチ“p1 /2”に相当する最大振幅から徐々に収斂する波形の波形溝722bを、隣接する溝同士が平行するように形成したものである。
【0115】
そして上記各波形溝722bは、上記各外部接続端子先端領域121c″,122c″が多少の余裕をもって挿入し得る巾と、上記各外部接続端子先端が確実に捕捉できる深さを有して形成されている。
【0116】
なお図では、上記の波形溝722bが最大振幅位置から収斂位置までを同一円周上に2回繰り返す場合を例示している。
【0117】
そしてこのときの上記波形溝722bは、図11の(a),(b)で示す如く例えば▲1▼の位置では波形溝722bが中心線C上に位置している。
【0118】
そして、最初の曲り位置を示す▲2▼の位置と2番目の曲がり位置を示す▲3▼の位置との間の振幅“w1 ”を最大とし、以下▲4▼の曲がり位置と▲5▼の曲がり位置との間の振幅“w2 ”を上記振幅“w1 ”より小さくし、また▲6▼の曲がり位置と▲7▼の曲がり位置との間の振幅“w3 ”を上記振幅“w2 ”より更に小さくする等、の如く順次小さくして収斂させる。
【0119】
そして▲9▼の曲がり位置を中心線Cにほぼ合致させた上で上記▲1▼の位置に戻るように、波形溝722bが形成されている。
【0120】
そこで、図9におけるコネクタ固定枠42に前述した如く前記コネクタ12′を載置し更に前記固定駒422を回動させて該コネクタ12′をコネクタ固定枠42に位置決め固定すると、該コネクタ12′と上記端子修正ローラ(A) 722との領域を抽出して平面視した図12の(12−1)に示すように該コネクタ12′と端子修正ローラ(A) 722とを平行に対向させることができる。
【0121】
なおこの時点で、該コネクタ12′の各外部接続端子121c,122cのそれぞれに端子列方向の曲がりや変形があることは前述した通りである。
【0122】
そこで、上記パルスモータ723の回転で端子修正ローラ(A) 722の図11で説明した▲1▼の位置をコネクタ12′の外部接続端子先端対応位置に合致させると共に上記送りねじ724の回転で該端子修正ローラ(A) 722をコネクタ固定枠側に移動せしめると、先ず端子列方向の曲がりや変形のない正規の外部接続端子121c,122cの各先端領域121c″,122c″を上記端子修正ローラ(A) 722の外周面722aに当接させることができるが、このときの該当接位置は上記中心線C上の波形溝722bと合致している。
【0123】
そして更に該端子修正ローラ(A) 722を僅かにコネクタ固定枠42側に移動させると、上記正規の外部接続端子のみはその先端が該端子修正ローラ(A) 722の波形溝722bに捕捉されるが、端子列方向に曲がりや変形のある外部接続端子は該波形溝722bから外れているので該波形溝722bに入ることがなく結果的に捕捉弾性変移した状態で該端子修正ローラ(A) 722の外周面722aに当接する。
【0124】
そこで、図示されない制御部からの信号で上記パルスモータ723ひいては上記端子修正ローラ(A) 722を少なくとも半回転させることで、すべての外部接続端子の先端領域121c″,122c″を波形溝722bで捕捉することができて図12の(12−2)に示す状態にすることができる。
【0125】
次いで、上記端子修正ローラ(A) 722を所定の角速度で回転させると、各外部接続端子の先端領域121c″,122c″のそれぞれが上記波形溝722bに案内されて端子列方向に振られることから図(12−3),(12−4)に示すようになるが、前述した如く該波形溝722bが中心線Cに収斂しているので、上記▲1▼の位置がコネクタ固定枠42側に位置したときに端子修正ローラ(A) 722としての回転を停止させることで、結果的に(12−5)に示す状態にすることができる。
【0126】
なおこの時点で、外部接続端子としての端子列方向への曲がりや変形が修正されていることは図3で説明した場合と同様である。
【0127】
そこで、上記送りねじ724を逆回転させてローラ支持具721すなわち端子修正ローラ(A) 722をコネクタ固定枠から開離させることで、外部接続端子としての端子列方向への曲がりや変形のないコネクタ12を(12−6)で示すように得ることができる。
【0128】
かかる端子修正ローラ(A) を備えたコネクタの製造装置では、工具としての端子修正ローラ(A) の回転だけで所要の端子修正が実現できるので、製造装置としての小型化と製造容易化が実現できるメリットがある。
【0129】
一方、端子行方向の位置ずれを修正するための第4のコネクタの製造装置を説明する図13で、(a)は全体斜視図であり、(b)は(a)における送りねじ85を通る線で巾方向に切断視した側面図である。
【0130】
図13で本発明になる第4のコネクタの製造装置8は、上面が段差を持つ二段に形成された机形の基台81と、該基台上面の凸の段差面81aの領域に面に沿って往復動可能に装着されるコネクタ固定枠82と、該基台上面の下段面81bの領域に面と垂直方向に往復動可能に装着される修正ローラ駆動部83とを少なくとも備えて構成されるものである。
【0131】
そして上記基台81は、上段面81aには段差形成面81a′に直交する方向のあり溝81cが上記コネクタ固定枠82移動用として設けられ、また下段面81bの上記あり溝81cと対応する領域には該下段面81bから平行して立設させた2個の壁面81eそれぞれの対向面81e′に下段面81bと直交する方向のあり溝81dが上記修正ローラ駆動部83移動用として該下段面81bより低い位置まで設けられている。
【0132】
また上記コネクタ固定枠82は、前述したコネクタ固定枠42の下面に基台81の上記あり溝81cに対応する大きさのあり82aのみを追加して形成したものであり、その他の領域は上記コネクタ固定枠42と全く同等に形成されているものである。
【0133】
従って、コネクタ固定枠82をそのあり82aと上記あり溝81cとの嵌合で基台81に装着することで該コネクタ固定枠82を基台81に対して往復動させることができる。
【0134】
そしてこの場合のコネクタ固定枠82の基台81に対する往復動は、コネクタ固定枠82に突出して設けた駆動片82bと基台81における上段面81aの該駆動片対応域に突出して設けた突出片81fとの間に図9で説明した送りねじ714同様の送りねじ84を介在させたときの該送りねじ84の回転で実現できるようになっている。
【0135】
一方修正ローラ駆動部83は、上記基台81における一対のあり溝81dに対応するあり831a付きのベース板部831bを主体とするローラ支持具831と、該ローラ支持具831に回転自在に装着される端子修正ローラ(B) 832と、該ローラ支持具831に回動可能に装着される端子押圧ロッド833と、該端子押圧ロッド833を上記ベース板部側に常時付勢するばね834、及び上記ローラ支持具831に固定されるパルスモータ835とを少なくとも備えて構成されているものである。
【0136】
なお上記修正ローラ駆動部83の基台81に対する上下動は、該基台81下側の上記ベース板部対応領域に突出して設けた突出片81gに回転自在に係止させた送りねじ85のねじ部85aを該ベース板部831bに設けた雌ねじと嵌合させたときの該送りねじ85の回転で容易に実現できるようになっている。
【0137】
そして上記ローラ支持具831には、上述したベース板部の上段面側の領域に上記コネクタ固定枠82と平行する方向で対向する一対の壁面831cが上記端子修正ローラ(B) 832装着用として形成され、また片側の該壁面831c外側には端子修正ローラ(B) と対応する位置に該端子修正ローラ(B) を回転させるために上記パルスモータ835が固定されている。
【0138】
そこで、上記端子修正ローラ(B) 832を2個の上記壁面831cの間に装着した上で、図示されない制御部からの信号で上記パルスモータ835を回転させることで、端子修正ローラ(B) 832を修正ローラ駆動部83に対して回転させることができる。
【0139】
なお、上記端子修正ローラ(B) 832が上下動する位置の上記コネクタ固定枠82からの隔たりは、該端子修正ローラ(B) の中心軸C′が上記コネクタ固定枠82に位置決め固定された前記コネクタ12′の外部接続端子121c,122cそれぞれの先端領域121c″,122c″と一致するように設定されている。
【0140】
従って、コネクタ12′を上記コネクタ固定枠82に固定した状態で上記送りねじ85の回転で端子修正ローラ(B) 832を上昇させることで、上記外部接続端子それぞれの先端領域を該端子修正ローラ(B) 832に当接させることができる。
【0141】
更に上記端子修正ローラ(B) 832と平行に配置されるこの場合の端子押圧ロッド833は、その両端からオフセット曲げされて突出するステイ833aの端部で上記各壁面831cに回動自在に係止されている。
【0142】
そして該端子押圧ロッド833は、上記ステイ833aの領域でベース板部831bとの間に懸けられたばね834によって常時端子修正ローラ(B) 側に付勢されている。
【0143】
そして該端子押圧ロッド833の上記コネクタ固定枠82に対する位置は、該端子押圧ロッド833が上記コネクタ固定枠82に位置決め固定された前記コネクタ12′の外部接続端子121c,122cそれぞれの先端領域121c″,122c″近傍を上側から押下できるように設定されている。
【0144】
従って、コネクタ12′を上記コネクタ固定枠82に固定した状態で上記送りねじ85の回転で端子修正ローラ(B) 832を上昇させて該コネクタ12′の各外部接続端子の先端領域121c″,122c″を該端子修正ローラ(B) 832に当接せしめた後、上記端子押圧ロッド833を各外部接続端子先端領域に上方から当接させることで、該コネクタ12′の各外部接続端子の先端領域をばね834の付勢力で端子修正ローラ(B) に押し付けることができる。
【0145】
ここで図14で上記端子修正ローラ(B) の詳細を説明するが、(a)は端子修正ローラ(A) の一部を抽出した拡大斜視図であり、(b)はその正面断面図、(c)は(b)におけるP1 〜P8 各点の前記中心軸C′からの隔たりを円周に沿って左側方向に展開した図である。
【0146】
すなわち図14で端子修正ローラ(B) 832は、外周面832aの断面形状が該ローラの全長にわたって中心軸C′からの隔たりが基準半径の軌跡を中心とする最大振幅から該基準半径の軌跡線上に徐々に収斂する波形溝832bに形成されているものである。
【0147】
この場合の波形溝832bの形状例を図(b)と(c)で詳細に説明する。
【0148】
すなわち、基準半径R1 の円周軌跡をS1 とし、該基準半径R1 より大きい半径R2 の円周軌跡をS2 、該基準半径R1 より小さい半径R3 の円周軌跡をS3 とする。
【0149】
なおこの場合の上記半径R2 と半径R3 との差すなわち上記最大振幅は、外部接続端子121c,122cそれぞれの弾性範囲を少なくとも越えるように設定する。
【0150】
一方上記の円周軌跡を半径線で8分割(直径で4分割)すると、該各半径と上記各円周軌跡との交点を中心角45°それぞれの位置に得ることができる。
【0151】
そこで、例えば上方に延びる半径線r1 上では円周軌跡S3 との交点をP1 として設定し、該半径線r1 から中心角45°の斜め右上に延びる半径線r2 上では円周軌跡S1 との交点をP2 として設定し、該半径線r2 から中心角45°の右方向に延びる半径線r3 上では円周軌跡S1 との交点をP3 として設定し、該半径線r3 から中心角45°の右下方向に延びる半径線r4 上では円周軌跡S1 との交点をP4 として設定し、該半径線r4 から中心角45°の下方向に延びる半径線r5 上では円周軌跡S1 との交点をP5 として設定する。
【0152】
更に、上記半径線r5 から中心角45°の左下方向に延びる半径線r6 上では上記円周軌跡S1 とS2 との中間位置を交点をP6 、該半径線r6 から中心角45°の左方向に延びる半径線r7 上では上記円周軌跡S1 とS3 との中間位置を交点をP7 、該半径線r7 から中心角45°の左上方向に延びる半径線r8 上では上記円周軌跡S2 との交点をP8 とそれぞれ設定する。
【0153】
その後上記各交点P1,2,〜P7,8,1 間を順次結ぶように表面を全長にわたって成形することで、外周面832aが所要の波形溝832bに形成された所要の端子修正ローラ(B) 832を図(a)のように形成することができる。
【0154】
図15はかかる端子修正ローラ(B) を備えたコネクタの製造装置における端子修正ローラ(B) と外部接続端子との位置関係をコネクタの装着方法と共に説明する図であり、(a)はコネクタをコネクタ固定枠に位置決め固定するときの状態を示し、(b)は固定されたコネクタの外部接続端子を修正するときの状態を示したものである。
【0155】
すなわち先ず、図13で説明した上段面81a上の段差形成面81a′側に位置するコネクタ固定枠82を送りねじ84の回転によって後退させる。
【0156】
次いで、前述したコネクタ12′を上記コネクタ固定枠82に矢印の如く載置した後、前述した固定駒422の回動で該コネクタ12′を上記コネクタ固定枠82に位置決め固定するが、この時点で上記コネクタ12′の各外部接続端子121c,122cの先端は上記段差形成面81a′より後退している。
【0157】
そこで、上記修正ローラ駆動部83における端子押圧ロッド833を前記ばね834に抗して持ち上げながら前記送りねじ84の回転で上記コネクタ固定枠82ひいてはコネクタ12′を所定位置まで前進せしめ、該コネクタ12′の各外部接続端子領域を該端子押圧ロッド833の下側に位置させてから端子押圧ロッド833の上記持ち上げを解除する。
【0158】
更に、上記送りねじ85の回転で端子修正ローラ(B) 832の中心軸C′が上記コネクタ固定枠82の底面から上記基準半径R1 だけ下がった位置に一致するように上記修正ローラ駆動部83を上昇させることで、図(b)に示す状態にすることができる。
【0159】
なおこの時点で、コネクタ12′の各外部接続端子それぞれの先端領域121c″,122c″が端子修正ローラ(B) 832と端子押圧ロッド833とに挟まれることから、円内図(c)に示すように先端領域が端子行方向にばらついている外部接続端子でも確実に整列させることができる。
【0160】
以下図16で上記端子修正ローラ(B) による作用を時系列的に説明する。
【0161】
図で(1)は前記端子修正ローラ(B) 832における図14で説明したP3 点が最上位の位置にあり、コネクタ12′の各外部接続端子先端領域121c″,122c″が上記端子修正ローラ(B) 832と前記端子押圧ロッド833とに挟まれているが、上記P3 点は前述した如く基準半径R1 の円周軌跡S1 上にあるので、上記各外部接続端子先端がコネクタ12′に対する正規位置に位置していることを示している。
【0162】
そこで、前記パルスモータ835の回転で該端子修正ローラ(B) 832を矢印の如く右回転させると、45°回転したときを示す(2)の時点では図14で説明したP2 点が最上位位置に位置するが、該P2 点も前述した基準半径R1 の円周軌跡S1 上にある。
【0163】
そして、端子修正ローラ(B) 832が更に90°回転したときを示す(3)の時点では、図14におけるP1 点が最上位にあるが、該P1 点は前述した如く中心軸C′からの距離(半径)が一番小さい円周軌跡S3 上にあるので、上記各外部接続端子先端が前記端子押圧ロッド833によって押下される。
【0164】
更に、端子修正ローラ(B) 832が135°回転したときを示す(4)の時点では図14におけるP8 点が最上位に来るが、該P8 点が前述した如く中心軸C′からの距離(半径)が一番大きい円周軌跡S2 上にあるので、上記各外部接続端子先端が前記端子押圧ロッド833による押圧に抗して押し上げられ、結果的に該外部接続端子先端が(3)の時点と(4)の時点の間で最大振幅に振られることになる。
【0165】
そして、端子修正ローラ(B) 832が180°回転したときを示す(5)の時点では図14のP7 点が最上位に来て各外部接続端子先端が上記(3)の時点より小さい量で押下され、また225°回転したときを示す(6)の時点で前記P6 点が最上位に来て各外部接続端子先端が上記(4)の時点より小さい量で押し上げられるので、結果的に該外部接続端子先端が(5)の時点と(6)の時点の間で最大振幅より小さい振幅で振られることになる。
【0166】
以下、端子修正ローラ(B) 832が270°回転したときを示す(7)の時点と315°回転したときを示す(8)の時点との間で、上記同様に各外部接続端子先端を(5)の時点と(6)の時点の間における振幅よりも小さい振幅で振らせることとなる。
【0167】
そして、上記(8)の時点に続く(1)と(2)の時点がいずれも上述したように先端領域121c″,122c″が基準半径R1 の円周軌跡S1 上に位置しているので、該(1)と(2)の時点で端子修正ローラ(B) 832としての回転を停止せしめた上で上記コネクタ固定枠82を送りねじ84の回転で後退させると共に、送りねじ85の回転で修正ローラ駆動部83を降下させることで初期の状態に戻すことができる。
【0168】
従って、上記端子修正ローラ(B) 832の1回転で上記各外部接続端子121c,122cそれぞれの先端領域121c″,122c″が最大振幅から徐々に収斂する波形で端子行方向に振られると共に、外部接続端子121c,122cとしての振れがなくなった時点でコネクタを取り出すことができるので、外部接続端子としての端子行方向への曲がりや変形をなくすことかできる。
【0169】
かかる端子修正ローラ(B) を備えたコネクタの製造装置8では、前述したコネクタの製造装置7と同様に、端子修正ローラ(B) の回転だけで外部接続端子としての端子行方向への曲がりや変形のな所要の端子修正が実現できるので、製造装置としての小型化と製造容易化が実現できるメリットがある。
【0170】
なお上述したコネクタの製造装置7と該コネクタの製造装置8とを併用すると、各外部接続端子の先端領域が如何なる方向に曲がっていても容易に修正できることは明らかである。
【0171】
【発明の効果】
上述の如く本発明により、コネクタとしての製造の容易化を実現して生産性向上を図ったコネクタの製造装置を提供することができる。
【0172】
なお本発明の説明では外部接続端子がオフセット曲げされている場合を例としているが、例えば外部接続端子が基板貫通形の如く直状に形成されているコネクタにも本発明になるコネクタの製造装置を適用させることで、同等の効果が得られることは明らかである。
【0173】
また本発明の説明では製造装置としての対象がコネクタである場合を例としているが、外部接続端子が1列に整列しているものであればコネクタに限定されるものでなく、如何なる電子デバイスの製造装置にも本発明を適用することで同等の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明になるコネクタの製造装置を説明する図。
【図2】 図1における端子ずれ修正ブロックを説明する図。
【図3】 図1におけるコネクタの製造方法を説明する図。
【図4】 本発明になる他の製造装置を説明する図。
【図5】 図4における第1の端子修正ブロックを説明する図。
【図6】 図4における第2の端子修正ブロックを説明する図。
【図7】 端子ずれ修正ブロックの組立状態を説明する図。
【図8】 図4の端子ずれ修正ブロックと外部接続端子の位置関係を説明する図。
【図9】 本発明になる第3のコネクタの製造装置を説明する図。
【図10】 図9における端子修正ローラ(A) を説明する図(その1)。
【図11】 図9における端子修正ローラ(A) を説明する図(その2)。
【図12】 図10の端子修正ローラ(A) による作用を説明する図。
【図13】 本発明になる第4のコネクタの製造装置を説明する図。
【図14】 図13における端子修正ローラ(B) を説明する図。
【図15】 図13の端子修正ローラ(B) と外部接続端子の位置関係を説明する図。
【図16】 図13の端子修正ローラ(B) による作用を説明する図。
【図17】 コネクタとしての構成を回路基板への実装方法と共に説明する図。
【図18】 図17の第1のプラグ端子を説明する図。
【図19】 図17の第2のプラグ端子を説明する図。
【図20】 図17のプラグ絶縁体を説明する図。
【図21】 コネクタとしての組立方法を説明する図。
【図22】 コネクタ組立時の外部接続端子の状態を説明する図。
【図23】 外部接続端子の第1の修正方法を装置と共に説明する図。
【図24】 外部接続端子の第2の修正方法を説明する図。
である。
【符号の説明】
5,6,7,8 コネクタの製造装置
12 コネクタ
12′ コネクタ
35 第1の駆動機構部(駆動機構部)
42 コネクタ固定枠
44 第2の駆動機構部(駆動機構部)
51 基台
52 端子ずれ修正ブロック
52a 角穴
52b 面取り
53 ケーブル
61 端子ずれ修正ブロック
61a 角穴
71 基台
71a あり溝
71b 突出片
72 修正ローラ駆動部
81 基台
81a 上段面
81a′ 段差形成面
81b 下段面
81c あり溝
81d あり溝
81e 壁面
81e′ 対向面
81f 突出片
81g 突出片
82 コネクタ固定枠
82a あり
82b 駆動片
83 修正ローラ駆動部
84 送りねじ
85 送りねじ
121c 外部接続端子
121c′ 肩部
121c″ 先端領域
122c 外部接続端子
122c′ 肩部
122c″ 先端領域
311 あり
353 信号線
422 固定駒
443 信号線
431 ダイブロック
611 第1の端子修正ブロック
611a 上面(密着面)
611b 凹部
611c 突起
612 第2の端子修正ブロック
612a 筐体
612a′ 上面(密着面)
612a-1 中央連結辺
612a-2 脚部
612b 端子案内片
612c 突出部
612d 端子案内部
612e 位置決め穴
721 ローラ支持具
721a あり
721b ベース板
721c 壁面
721d 駆動片
722 端子修正ローラ(A)
722a 外周面
722b 波形溝
723 パルスモータ
724 送りねじ
831 ローラ支持具
831a あり
831b ベース板部
831c 壁面
832 端子修正ローラ(B)
832a 外周面
832b 波形溝
833 端子押圧ロッド
833a スティ
834 ばね
835 パルスモータ

Claims (3)

  1. 基台と、コネクタの外部接続端子が端子列方向で基台面に沿うように該コネクタを外部接続端子突出面を除く周面で前記基台に固定するコネクタ固定枠と、前記各外部接続端子の先端領域が挿入し得る穴を有して前記コネクタ固定枠の前記外部接続端子突出面側で前記基台に配置される端子ずれ修正ブロックとを有し、
    前記コネクタ固定枠は、前記基台に固定された第1の駆動機構部の作動で、前記外部接続端子の弾性範囲を越える振幅から徐々に収斂する波形に前記端子列方向に往復動するように構成され、
    前記端子ずれ修正ブロックは、互いに密着する第1の端子修正ブロックと第2の端子修正ブロックとからなり、
    前記第1の端子修正ブロックは、前記第2の端子修正ブロックに対する密着面の前記各外部接続端子と対応する領域の間が溝状の凹部に形成され、
    前記第2の端子修正ブロックは、コ字形に形成された筐体の中央連結辺から脚部側に櫛刃状に突出する端子案内片を備え、
    前記端子案内片は、前記第1の端子修正ブロックと密着させた状態で前記凹部に嵌入する突出域を備えるとともに前記突出域の少なくとも前記脚部側上面には、凸のV字状の端子案内部を備え、
    前記端子ずれ修正ブロックは、前記基台に固定された第2の駆動機構部の作動で、前記外部接続端子の弾性範囲を越える振幅から徐々に収斂する波形に端子行方向に往復動するように構成されていることを特徴とするコネクタの製造装置。
  2. 基台と、コネクタの外部接続端子が端子列方向で前記基台面に沿うように該コネクタを外部接続端子突出面を除く周面で固定し且つ該外部接続端子突出面方向に往復動可能に前記基台に装着されるコネクタ固定枠と、該コネクタ固定枠の外部接続端子突出面側で前記基台に配置されて該コネクタ固定枠に対して上下動し得る修正ローラ駆動部とを有し、
    前記修正ローラ駆動部は、前記コネクタ固定枠に固定された前記コネクタの外部接続端子の先端領域を下面で一括して支え得る端子修正ローラ (B) と前記先端領域を上面から一括して弾性押圧し得る端子押圧ロッドとを備え、
    前記端子修正ローラ (B) が、該端子修正ローラ (B) と前記端子押圧ロッドとで挟まれた前記先端領域を該端子修正ローラ (B) の所定角度の回転につれて該外部接続端子の弾性範囲を越える振幅から徐々に収斂するように振らせる外周面を備えていることを特徴とするコネクタの製造装置。
  3. 請求項2記載の所定角度が、360°であることを特徴とするコネクタの製造装置。
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