JP3433289B2 - 起倒スティック式スイッチ装置 - Google Patents

起倒スティック式スイッチ装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ビデオゲーム機
の操作具等として好適な起倒スティック式スイッチ装置
に係り、特に、製品組立工程における作業能率を向上さ
せ得る起倒スティック式スイッチ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の起倒スティック式スイッチ装置
は、ビデオゲーム機の操作具等として広く採用されてい
る。その基本的な構造は、基台と、この基台を上下に貫
通した状態において、その中間部を該基台に対して起倒
自在に支承された操作スティックと、基台の下面側に適
宜間隔を隔ててこれと平行に配置され、かつ操作スティ
ックの起倒範囲を規制するガイド孔を有するガイド板
と、基台と前記ガイド板との間にあって、操作スティッ
クの周りに該操作スティックの傾動により作動するよう
に配置され、かつ基台とガイド板との間で挟持並びに位
置決めされる複数のマイクロスイッチとを備えている。
【0003】従来、それらのマイクロスイッチとして
は、ソケットを介して電線(例えばIV電線等)に接続
するいわゆるファストンタイプのものが使用されていた
ため、この種のスイッチ装置をビデオゲーム機に実装す
るに際しては、個々のマイクロスイッチとビデオゲーム
機本体との間を電線で接続せねばならず、作業性が悪い
との指摘がなされていた。
【0004】そこで、特開平6−267374号公報に
おいては、それらのマイクロスイッチとして基板取付型
のものを採用することにより、個々のマイクロスイッチ
と多ピンコネクタとの間を配線基板上の配線パターンを
介して導通させることにより、個々のマイクロスイッチ
への電気的な接続を配線基板側に設けられた多ピンコネ
クタを介して一括着脱できるようにした技術が提案され
ている。
【0005】図4は、特開平6−267374号公報に
記載された従来の起倒スティック式スイッチ装置におけ
るマイクロスイッチ接続構造を示す分解斜視図である。
すなわち、同図において、401は基板取付型のマイク
ロスイッチ、402a,402bはその一対の端子片、
403a,403bは取付用の孔、404は配線基板、
405は多ピンコネクタ、406は操作スティック40
9の挿通孔、407a,407bは基板位置決め用の
孔、408は基台、409は操作スティック、410は
握り球、411a,411bは基板位置決め用の突起で
ある。
【0006】基板取付型の4個のマイクロスイッチ40
1は、スティック挿通孔406を取り囲むようにして配
線基板404上に搭載され、図示しない配線パターンを
介して、多ピンコネクタ405へと電気的に接続され
る。そして、多ピンコネクタ405は適宜な電気コード
を介して、例えばビデオゲーム機本体側へと接続され
る。
【0007】このような配線簡略化技術を採用して、本
出願人が先に実施したスイッチ装置の一例が図5に示さ
れている。
【0008】同図に示されるように、この起倒スティッ
ク式スイッチ装置は、ビデオゲーム機本体に取り付ける
ための取付板510と、基台と操作スティックを一体に
組み付けてなる操作スティック組立体520と、操作ス
ティック挿通孔(図4の挿通孔406と同様)を有する
配線基板上に4個のマイクロスイッチを搭載してなるマ
イクロスイッチ組立体530と、操作スティックの傾動
範囲を規制するガイド板540とから分割構成されてい
る。
【0009】操作スティック組立体520は、基台52
2の中央部に操作スティック521を上下に貫通させる
と共に、操作スティック521の中間部を基台522に
対して起倒自在に支承して構成されている。尚、操作ス
ティック521の中間部を基台522に対して起倒自在
に支承するための具体的な自在軸承の構成は、当業者に
は周知であり、例えば基台522側に設けた半球状凹部
の中に、操作軸と一体化された半球状の軸受コマを配置
する一方、これを操作スティック521の下部側に縮装
されたコイルスプリングにて下方へ弾性的に引っ張るな
どの構成により、具体化することができる。
【0010】操作スティック組立体520と支持板51
0との結合は、支持板510側の孔511と基台522
側の孔523とを整合させた状態で、ネジ560を基台
522側へと捩じ込むことで実現することができる。
【0011】マイクロスイッチ組立体530は、中央に
操作スティック挿通孔(図4の挿通孔406と同様)を
有する配線基板533上に、当該スイッチ挿通孔を取り
巻くようにして4個のマイクロスイッチ(基板取付型)
531を配置し、それらマイクロスイッチの一対の端子
片534a,534bを配線基板533の端子挿通孔に
差し込んでハンダ付け固定する一方、配線基板533の
一側縁部には多ピンコネクタ535を取付け、この多ピ
ンコネクタ535と各マイクロスイッチ531の一対の
端子片534a,534bとの間を、基板上の配線パタ
ーンで導通させて構成したものである。
【0012】ガイド板540は、その中央部に操作ステ
ィック521の下部を受け入れると共に、そのガイド孔
541の内周を操作軸521の外周に当接することによ
って、操作軸521の傾動範囲を規制するものである。
【0013】操作スティック組立体520と、マイクロ
スイッチ組立体530と、ガイド板540との結合は、
それらを順に重ねた後、ガイド板540の孔542と、
マイクロスイッチ530の孔532aと、基台522の
孔524とを整合させた状態で、長目のネジ570を貫
通して、基台522に捩じ込むことで実現することがで
きる。
【0014】尚、ガイド板540の突起543は、ガイ
ド板540と配線基板533との位置決め用のものであ
る。又、握り玉580は、操作軸521の頂部に捩じ込
み固定される。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の起倒スティック式スイッチ装置にあっては、
配線基板上にマイクロスイッチを搭載してなるマイクロ
スイッチ組立体530を使用することから組立工程上に
おいて様々な不都合が指摘されている。
【0016】すなわち、このような起倒スティック式ス
イッチ装置にあっては、基台522とガイド板540と
でマイクロスイッチ531を直接に挟持固定するのでは
なく、それらの間に配線基板533を介在させる構成と
なるため、組立作業に先だって、マイクロスイッチ53
1を配線基板533上に搭載してハンダ付けする工程が
必要となり、組み付け工程と半田付け工程とのタイミン
グ不整合により、製造ライン遅延の原因となるという問
題点が指摘されている。殊に、マイクロスイッチ組立体
の製造を下請け業者に委ねるような場合、その納入時期
のズレによる生産ラインの停滞は顕著なものとなる。
【0017】もっとも、配線基板533上の端子挿通孔
にマイクロスイッチ531の端子片534a,534b
を挿入しはするものの、その状態でガイド板540と基
台522とでマイクロスイッチ群を挟持固定してしま
い、基板533とマイクロスイッチ531とのハンダ付
けについては、組立ての最終段階で行うという手法も考
えられるが、その場合には、基台522の裏面側に仮止
めした4個のマイクロスイッチ531に対し、その上か
ら配線基板533を重ねて、各マイクロスイッチの端子
片534a,534bを該当する基板側の4対の端子挿
通孔へ正確に差し込むという極めて微妙な位置決め作業
を強いられ、作業能率を著しく低下させるという問題点
がある。
【0018】この発明は、このような従来の問題点に着
目してなされたものであり、その目的とするところは、
この種の配線基板を用いて、各マイクロスイッチと多ピ
ンコネクタとの間を導通させるようにした起倒スティッ
ク式スイッチ装置における組立作業性の向上を図ること
にある。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明の起倒スティック
式スイッチ装置は、基台と、操作スティックと、ガイド
板と、複数の基板取付型マイクロスイッチと、配線基板
とを含んでいる。
【0020】ここで、『基台』とは、本スイッチ装置の
基礎構造体を成すものであり、それをもって直接に又は
別途金属製支持板等を介して、他の物体(例えば、ビデ
オゲーム機の本体など)に取り付けられる。
【0021】操作スティックは、基台を上下に貫通した
状態において、その中間部を該基台に対して起倒自在に
支承される。尚、起倒方位については、よく知られてい
るように、2方向、4方向、8方向などが含まれる。
又、起倒角度については、ガイド板のガイド孔の形状に
よって、様々に設定することができる。
【0022】ガイド板は、操作スティックの起倒範囲を
規制するガイド孔を有してなり、基台の下面側に適宜間
隔を隔ててこれと平行に配置される。
【0023】複数の基板取付型マイクロスイッチは、基
台とガイド板との間にあって、操作スティックの周りに
該操作スティックの傾動により作動するように配置され
る。ここでは、マイクロスイッチ群が1段のみならず、
2段以上ある場合も含まれる。尚、『基板取付型マイク
ロスイッチ』とは、配線基板ないし回路基板に所定の姿
勢で搭載した場合、その端子片が基板側の端子挿通孔に
差し込まれるものを広く総称する。一般には、マイクロ
スイッチのケース側面よりL字形の端子片を突出させた
ものが多く知られている。
【0024】配線基板には、基板取付型マイクロスイッ
チの端子片が差し込まれるべき端子挿通孔が形成されて
いる。
【0025】ここで、『基板取付型マイクロスイッチの
端子片』は、基台とガイド板とでマイクロスイッチを狭
持並びに位置決めしてなる組立体の側面から外側に突出
される。また、端子片の先端は基台に対して垂直方向に
向けられる。すなわち、端子片の差込方向が基台に対し
て垂直とされる。加えて、『配線基板』は、基台とガイ
ド板とでマイクロスイッチを狭持並びに位置決めしてな
る組立体をそのまま挿入可能であり、かつ、組立体の胴
周形状に対応した内径を有する環状基板とされる。尚、
ここで言う『環状基板』には、方形環状のもののみなら
ず、円環状その他任意の形状の環状が含まれる。これに
より、基板取付型マイクロスイッチの端子片を介して、
配線基板を、組立体の胴周を取り巻く状態で組立体に支
持するようにする。
【0026】ここで、『マイクロスイッチを挟持並びに
位置決め』とあるのは、それらのマイクロスイッチは、
基板を介することなく、基台とガイド板との間で適宜な
位置決め機構(位置決め突起と位置決め孔など)を介し
て位置決め固定されることを意味している。もっとも、
『基台とガイド板との間』とは、それらの間に何も存在
しないことを必ずしも意味しない。基台とガイド板との
間に適宜なスペーサ部材ないしクッション部材などを介
することを必ずしも排除するものではない。
【0027】このような構成によれば、配線基板とマイ
クロスイッチ群とのハンダ付け工程は、組立工程の最終
段階で行うことが可能となり、その結果組立ラインの円
滑な流れが保証される。加えて、配線基板が組立体の胴
周を取り巻く環状基板とされるため、配線基板を含むス
イッチ装置全体の断面形状をコンパクトに保つことがで
きる。
【0028】本発明の好ましい実施の形態では、基板取
付型マイクロスイッチは、基台とガイド板と当該基板取
付型マイクロスイッチとを一体に貫くネジにより、組立
体に堅固に取付される。
【0029】さらに、本発明の好ましい実施の形態で
は、配線基板には配線パターンを介してマイクロスイッ
チの端子片と導通する多ピンコネクタが搭載される。
【0030】このような構成によれば、従来の配線基板
と同等に、実装に際する配線作業性を損ねることがな
い。
【0031】
【発明の実施の形態】本発明が適用された起倒スティッ
ク式スイッチ装置の一実施形態が図1〜図3に示されて
いる。尚、図1は起倒スティック式スイッチ装置の分解
斜視図、図2は同装置の組立最終段階における状態を示
す説明図、図3は配線基板の一例を示す平面図である。
【0032】図1に示されるように、この起倒スティッ
ク式スイッチ装置は、取付板1と、操作スティック組立
体2と、マイクロスイッチ群3と、ガイド板4と、配線
基板5とで概略構成されている。
【0033】取付板1は本装置を他の物体(例えば、ビ
デオゲーム機)に取り付けるためのもので、所定の厚さ
の正方形状を有する金属板で構成されている。この取付
板1には、基台側に取り付けるための4個の孔11と、
ビデオゲーム機の筐体7に取り付けるための2個の孔1
2とが設けられており、またその中央部には操作スティ
ックの傾動を許容する大きめの操作スティック挿通孔1
3が形成されている。
【0034】操作スティック組立体2は、基台21と操
作スティック22とを一体に組み付けて構成されてい
る。操作スティック22は、基台21を上下に貫通した
状態において、その中間部を該基台21に対して起倒自
在に支承されている。又、操作スティック22は、常時
直立状態に復帰するようにスプリングを介して付勢され
ている。尚、この種の自在軸受並びに直立復帰機構につ
いては種々の文献で公知であるため、説明は省略する。
【0035】基台21はプラスチック成形品であり、取
付板1を取り付けるための4個のネジ孔23と、後述す
るネジ7を捩じ込むための4個のネジ孔24とを有して
いる。
【0036】マイクロスイッチ群3は、操作軸22の下
部を中心として、その周りに配置された4個の基板取付
型マイクロスイッチ31で構成されている。これらのマ
イクロスイッチ31には、それぞれ一対のL字型端子片
32a,32bが設けられている。
【0037】これらのL字型端子片32a,32bは、
マイクロスイッチ31を対応する回路基板上に搭載した
場合、それらの先端が基板に対して垂直に差し込まれる
ような先端形状を有している。
【0038】ガイド板4はプラスチック一体成形品であ
り、その中央部には操作スティック22の下部が挿入さ
れるガイド孔41が設けられている。この例では、ガイ
ド孔41は、角に丸みを帯びた正方形状になされてい
る。ガイド板4には、4個の位置決め用突起42と、4
個の取付用孔43が設けられている。
【0039】本発明の要部である配線基板5は、この例
では方形環状基板として構成されている。環状基板を構
成する内部開口51は角に丸みを帯びた正方形状になさ
れており、またその内径は、ガイド板4の外径よりも大
きく、また基台21の外径とほぼ同等に定められてい
る。
【0040】図3に示されるように、配線基板5上の四
隅の各々には、マイクロスイッチ31の一対の端子片3
2a,32bに対応して、一対の端子孔付きランド52
a,52bが設けられている。それらの端子孔付きラン
ドパターン52a,52bは、配線パターン54を介し
て5個の端子孔付きランドパターン53a〜53eのい
ずれかへと適宜導通している。これらの端子孔付きラン
ドパターン53a〜53eには多ピンコネクタ55の端
子片がハンダ付け固定される。
【0041】その結果、各マイクロスイッチ31の一対
の端子片32a,32bは、ランドパターン52a,5
2b並びにランドパターン53a〜53eを介して、多
ピンコネクタ55へと導通することとなる。従って、こ
の多ピンコネクタ55に適宜な雌型コネクタを介して例
えばビデオゲーム機本体へ通ずる電気コードを接続する
ことにより、ビデオゲーム機本体とスイッチ装置との間
における結線作業の容易化を図ることができる。
【0042】ところで、本発明に係る起倒スティック式
スイッチ装置の構造は、その組立作業段階において、特
に組立作業性の向上に寄与する。
【0043】すなわち、組立作業に際しては、操作ステ
ィック組立体23を構成する基台21と、ガイド板4と
によって、マイクロスイッチ群3を挟持する。この作業
は、ガイド板4上の位置決め突起42とマイクロスイッ
チ31の位置決め孔33bとの位置合わせ、並びに長め
のネジ7をガイド板4上の孔43並びにマイクロスイッ
チ31の孔33aに挿通した後、これを基台2の孔24
に捩じ込む作業を経て行われる。加えて、取付板1と操
作スティック組立体2との結合は、先に説明したよう
に、孔13に操作スティック22の上部を挿入すると共
に、取付板1の孔11と基台21の孔23とを整合させ
た状態で、これにネジ6を捩じ込む作業を通じて行われ
る。尚、握り玉8は、この状態において、操作スティッ
ク22の頂部に捩じ込まれる。
【0044】このようにして、握り玉8、取付板1、操
作スティック組立体2、マイクロスイッチ群3、ガイド
板4を一体に組み付けた状態が図2に示されている。
【0045】同図に示されるように、こうしてできた組
立体9は、その周側面の四隅から一対の端子片32a,
32bが側方へ突出した状態となっている。このとき、
それらの端子片32a,32bの先端は、操作スティッ
ク22の軸方向(すなわち、基台に対して垂直方向)に
向いている。換言すれば、図2において下向きとなって
いる。しかも、配線板5の中央開口51の大きさが、ガ
イド板4の外径よりも大きい。
【0046】そのため、図2に示される組立体9に対し
て、配線板55を上方へ近づければ、ガイド板4は配線
基板5の中央開口51内へとすっぽりと納まり、同時に
マイクロスイッチの端子片32a,32bの先端は、配
線基板5上の端子挿通孔56a,56bにひとりでに挿
入されることとなる。なお、端子片32a,32bと端
子挿通孔56a,56bとの位置が若干ずれていたとし
ても、端子片32a,32bの先端を撓ませれば、それ
らの位置修正は容易である。
【0047】そのため、本発明のスイッチ装置の構造に
よれば、配線基板5以外の部品を組立体9として完成し
た後、組立の最終段階で、配線基板5を組立体9に取り
付けることによって、ハンダ付け工程を製造工程の最終
段階へと移行させることができ、従来装置のように、ハ
ンダ付け工程の遅れにより、組立作業全体に影響を与え
ることがなくなる。
【0048】尚、以上の実施例では、配線基板5の形状
を方形環状としたが、本発明はこれに限定されるもので
はない。例えば、様々な回路部品が搭載された大きめの
回路基板の一部に、開口51を設け、その部分に組立体
9を装着するようにすれば、スイッチ装置とその他の電
子部品が搭載された回路基板とを一体化することもでき
る。
【0049】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、この発明
によれば、配線基板上の配線パターンを介してマイクロ
スイッチとの接続をなすという技術を採用しつつも、そ
れらのマイクロスイッチは配線基板上に搭載されるもの
ではないから、配線基板以外の部品を組立体として完成
した後、組立の最終段階で、配線基板を組立体に取り付
けることによって、ハンダ付け工程を製造工程の最終段
階へと移行させることができ、従来装置のように、ハン
ダ付け工程の遅れにより、組立作業全体に影響を与える
ことがなくなり、作業能率を著しく向上させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る起倒スティック式スイッチ装置の
分解斜視図である。
【図2】本発明に係る起倒スティック式スイッチ装置の
最終組立段階を示す斜視図である。
【図3】本発明に係る配線基板の一例を示す裏面図であ
る。
【図4】特開平6−267374号公報に記載された従
来の起倒スティック式スイッチ装置におけるマイクロス
イッチ接続構造を示す分解斜視図である。
【図5】本出願人等が先に実施した起倒スティック式ス
イッチ装置の構成を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1 取付板 2 操作スティック組立体 3 マイクロスイッチ群 4 ガイド板 5 配線基板 6 ネジ 7 ネジ 8 握り玉 9 組立体 11 基台取付孔 12 スイッチ装置実装用の取付孔 13 操作スイッチ挿通孔 21 基台 22 操作スティック 23 孔 24 孔 31 基板取付型マイクロスイッチ 32a,32b 端子片 33a,33b 取付孔 41 ガイド孔 42 位置決め突起 43 位置決め孔 51 中心開口 52a,52b 端子孔付きランドパターン 53a〜53e 多ピンコネクタ用ランドパターン 54 配線パターン 55 多ピンコネクタ 56a,56b 端子挿通孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01H 25/04 A63F 13/06

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基台と、 該基台を上下に貫通した状態において、その中間部を該
    基台に対して起倒自在に支承された操作スティックと、 前記基台の下面側に適宜間隙を隔ててこれと平行に配置
    され、かつ前記操作スティックの起倒範囲を規制するガ
    イド孔を有するガイド板と、 前記基台と前記ガイド板との間にあって、操作スティッ
    クの周りに該操作スティックの傾動により作動するよう
    に配設され、かつ前記基台と前記ガイド板との間で狭持
    並びに位置決めされる複数の基板取付型マイクロスイッ
    チと、 前記基板取付型マイクロスイッチの端子片が差し込まれ
    るべき端子挿通孔が形成された配線基板と、を有する起
    倒スティック式スイッチ装置であって、前記基板取付型マイクロスイッチの端子片は、前記基台
    とガイド板とで前記マイクロスイッチを狭持並びに位置
    決めしてなる組立体の側面から外側に突出され、かつそ
    の先端は基台に対して垂直方向に向けられており、 前記配線基板は、前記組立体をそのまま挿入可能であ
    り、かつ組立体の胴周形状に対応した内径を有する環状
    基板とされ、 それにより、基板取付型マイクロスイッチの端子片を介
    して、配線基板を組立体の胴周を取り巻く状態で当該組
    立体に支持するようにした、ことを特徴とする起倒ステ
    ィック式スイッチ装置。
  2. 【請求項2】 基板取付型マイクロスイッチは、基台と
    ガイド板と当該基板取付型マイクロスイッチとを一体に
    貫くネジにより、組立体に堅固に取付されている、請求
    項1に記載の起倒スティック式スイッチ装置。
  3. 【請求項3】 配線基板には配線パターンを介してマイ
    クロスイッチの端子片と導通する多ピンコネクタが搭載
    されている、請求項1または請求項2に記載の起倒ステ
    ィック式スイッチ装置。
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