JP2886380B2 - 発光ダイオード表示ユニット及びその製造方法 - Google Patents
発光ダイオード表示ユニット及びその製造方法Info
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- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K1/00—Printed circuits
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、多数の発光ダイオード
をマトリックス状に配列して各種情報を表示する情報表
示装置に係り、特に該情報表示装置の表示装置として構
成する発光ダイオード表示ユニットに関するものであ
る。
をマトリックス状に配列して各種情報を表示する情報表
示装置に係り、特に該情報表示装置の表示装置として構
成する発光ダイオード表示ユニットに関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】従来から、例えば道路情報その他の各種
情報を表示する情報表示盤に構成する表示装置として多
数の発光ダイオードをマトリックス状に配列したものが
使用されている。この種の表示装置の多くは、所定数の
発光ダイオードをユニット化し、該ユニット化された複
数の発光ダイオード表示ユニットをハウジング内に並列
固定して単一の情報表示盤として構成している。
情報を表示する情報表示盤に構成する表示装置として多
数の発光ダイオードをマトリックス状に配列したものが
使用されている。この種の表示装置の多くは、所定数の
発光ダイオードをユニット化し、該ユニット化された複
数の発光ダイオード表示ユニットをハウジング内に並列
固定して単一の情報表示盤として構成している。
【０００３】図７及び図８は、このような従来の発光ダ
イオード表示ユニットの構造を示すものであり、プリン
ト基板５０の端縁近傍において、その表裏両面５０ａに
半田付け接続された複数の発光ダイオード５１，５１…
の電極リード部５２，５２…を略９０°前後折り曲げ、
該表裏面５０ａに平行に固定して各発光ダイオード５
１，５１…の光放射面５１ａ，５１ａ…を該端縁方向に
整列させ、必要に応じて複数の上記構成になる発光ダイ
オード表示ユニットを並列して各発光ダイオード５１，
５１…の光表示面５１ａ，５１ａ…のマトリックス状の
集合によって情報表示装置の表示画面を形成していた。
イオード表示ユニットの構造を示すものであり、プリン
ト基板５０の端縁近傍において、その表裏両面５０ａに
半田付け接続された複数の発光ダイオード５１，５１…
の電極リード部５２，５２…を略９０°前後折り曲げ、
該表裏面５０ａに平行に固定して各発光ダイオード５
１，５１…の光放射面５１ａ，５１ａ…を該端縁方向に
整列させ、必要に応じて複数の上記構成になる発光ダイ
オード表示ユニットを並列して各発光ダイオード５１，
５１…の光表示面５１ａ，５１ａ…のマトリックス状の
集合によって情報表示装置の表示画面を形成していた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の構
造にあっては、複数の発光ダイオード５１，５１…をプ
リント基板５０の表裏両面５０ａに実装する構造になる
ため、発光ダイオード５１，５１…をプリント基板５０
に穿設したスルーホールにプリント基板５０の表裏両面
５０ａ側からそれぞれ挿通すると共に、プリント基板５
０に対する電気的接続のための半田付け作業も表裏両面
において行わなければならず、ユニットの組立作業に手
間がかかるばかりでなく、プリント基板５０を電気的に
接続するためのコネクタが該プリント基板５０の数だけ
必要となり、電気的接点の増大に伴って発光ダイオード
表示ユニット自体の信頼性が低下するという問題を有す
るものであった。
造にあっては、複数の発光ダイオード５１，５１…をプ
リント基板５０の表裏両面５０ａに実装する構造になる
ため、発光ダイオード５１，５１…をプリント基板５０
に穿設したスルーホールにプリント基板５０の表裏両面
５０ａ側からそれぞれ挿通すると共に、プリント基板５
０に対する電気的接続のための半田付け作業も表裏両面
において行わなければならず、ユニットの組立作業に手
間がかかるばかりでなく、プリント基板５０を電気的に
接続するためのコネクタが該プリント基板５０の数だけ
必要となり、電気的接点の増大に伴って発光ダイオード
表示ユニット自体の信頼性が低下するという問題を有す
るものであった。
【０００５】本発明は、上記問題に鑑みて創案されたも
のであり、隣接する２枚のプリント基板を一組として一
体化し、両基板間を可撓性ケーブルによって電気的に接
続することにより発光ダイオード表示ユニットの組立作
業性を向上すると共に、該発光ダイオード表示ユニット
に構成する電気的接点の数を半減して信頼性を向上した
発光ダイオード表示ユニット及び該発光ダイオード表示
ユニットの製造方法を提供することを目的とするもので
ある。
のであり、隣接する２枚のプリント基板を一組として一
体化し、両基板間を可撓性ケーブルによって電気的に接
続することにより発光ダイオード表示ユニットの組立作
業性を向上すると共に、該発光ダイオード表示ユニット
に構成する電気的接点の数を半減して信頼性を向上した
発光ダイオード表示ユニット及び該発光ダイオード表示
ユニットの製造方法を提供することを目的とするもので
ある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る発光ダイオード表示ユニットは、プリ
ント基板の端縁に取り付ける複数の発光ダイオードの各
光放射面を前記プリント基板の端縁方向に整列させる構
造になる表示ユニットにおいて、前記各発光ダイオード
の電極リード部をプリント基板の片面上に配列固定する
と共に、前記一方の発光ダイオード列の各電極リード部
を折り曲げて前記プリント基板の端縁側に２列の発光ダ
イオードを並列させるように配列し、且つ隣接する２枚
のプリント基板の内面間はそれぞれ板面に開設した複数
の固定孔にサポートを挿通して所定間隔を保持するよう
に固定し、４列の発光ダイオードを配列させるように成
る両プリント基板を可撓性ケーブルによって電気的に接
続したことを要旨とするものである。
に、本発明に係る発光ダイオード表示ユニットは、プリ
ント基板の端縁に取り付ける複数の発光ダイオードの各
光放射面を前記プリント基板の端縁方向に整列させる構
造になる表示ユニットにおいて、前記各発光ダイオード
の電極リード部をプリント基板の片面上に配列固定する
と共に、前記一方の発光ダイオード列の各電極リード部
を折り曲げて前記プリント基板の端縁側に２列の発光ダ
イオードを並列させるように配列し、且つ隣接する２枚
のプリント基板の内面間はそれぞれ板面に開設した複数
の固定孔にサポートを挿通して所定間隔を保持するよう
に固定し、４列の発光ダイオードを配列させるように成
る両プリント基板を可撓性ケーブルによって電気的に接
続したことを要旨とするものである。
【０００７】そして、隣接する各プリント基板に装着す
る発光ダイオードは、それぞれ各プリント基板の外面側
に整列させて構成することができ、また隣接する一方の
プリント基板の左右両側部に、ハウジング側に構成した
固定溝に嵌合させる嵌合縁を形成するという手段を講ず
ることができる。
る発光ダイオードは、それぞれ各プリント基板の外面側
に整列させて構成することができ、また隣接する一方の
プリント基板の左右両側部に、ハウジング側に構成した
固定溝に嵌合させる嵌合縁を形成するという手段を講ず
ることができる。
【０００８】更に、本発明に係る上記発光ダイオード表
示ユニットの製造方法は、隣接する２枚のプリント基板
を対称的に形成するように型取りされた基板材におい
て、両プリント基板の分割線に対して対称となる端縁近
傍に、該端縁と平行に発光ダイオード装着用に複数のス
ルーホールを穿設し、該複数のスルーホールに対して基
板材の片面側から、前記発光ダイオードが２列になるよ
うに各発光ダイオードの電極リード部を挿入して半田付
け固着すると共に、該２列の発光ダイオード列の各電極
リード部を端縁方向へそれぞれ折り曲げて各発光ダイオ
ードの光放射面を端部方向に再整列した後、該発光ダイ
オード列が４列の配列になるように、上記分割線部で分
割して２枚のプリント基板を構成し、且つ両プリント基
板間を可撓性ケーブルで接続すると共に、両基板間に所
定間隔を保持するサポートを嵌装固定して両プリント基
板を一体化することを要旨とするものである。なお、上
記発光ダイオードの各電極リード部を、予め折り曲げ加
工した後に基板材の片面側に半田付け固着するという手
段を講ずることもできる。
示ユニットの製造方法は、隣接する２枚のプリント基板
を対称的に形成するように型取りされた基板材におい
て、両プリント基板の分割線に対して対称となる端縁近
傍に、該端縁と平行に発光ダイオード装着用に複数のス
ルーホールを穿設し、該複数のスルーホールに対して基
板材の片面側から、前記発光ダイオードが２列になるよ
うに各発光ダイオードの電極リード部を挿入して半田付
け固着すると共に、該２列の発光ダイオード列の各電極
リード部を端縁方向へそれぞれ折り曲げて各発光ダイオ
ードの光放射面を端部方向に再整列した後、該発光ダイ
オード列が４列の配列になるように、上記分割線部で分
割して２枚のプリント基板を構成し、且つ両プリント基
板間を可撓性ケーブルで接続すると共に、両基板間に所
定間隔を保持するサポートを嵌装固定して両プリント基
板を一体化することを要旨とするものである。なお、上
記発光ダイオードの各電極リード部を、予め折り曲げ加
工した後に基板材の片面側に半田付け固着するという手
段を講ずることもできる。
【０００９】
【作用】而して、上記構造に成る発光ダイオード表示ユ
ニット及びその製造方法によれば、プリント基板に対す
る複数の発光ダイオードの実装作業において、プリント
基板のスルーホールへの電極リード部の挿通、及び該電
極リード部に対する半田付け作業、更には隣接するプリ
ント基板間を電気的に接続する可撓性ケーブルの半田付
け作業についてもプリント基板の片面側から同時的に行
うことができる。従って、発光ダイオード表示ユニット
の組立作業性を著しく向上することができると共に、半
田付け作業についても信頼性の高い所謂浸漬半田付け法
の採用が容易となる。然も、上記の通り隣接する２枚の
プリント基板が可撓性ケーブルで電気的に接続される構
造になるため、コネクタ等の電気的接点の数を半減し、
品質的に優れた発光ダイオード表示ユニットの製造を実
現する。更に、１枚のプリント基板の端縁側に２列の発
光ダイオードを並列させ、且つ隣接する２枚のプリント
基板も並列固定し、４列の発光ダイオードを配列させて
いるため、１個の発光ダイオード表示ユニットで広範囲
の表示を可能にすることができる。
ニット及びその製造方法によれば、プリント基板に対す
る複数の発光ダイオードの実装作業において、プリント
基板のスルーホールへの電極リード部の挿通、及び該電
極リード部に対する半田付け作業、更には隣接するプリ
ント基板間を電気的に接続する可撓性ケーブルの半田付
け作業についてもプリント基板の片面側から同時的に行
うことができる。従って、発光ダイオード表示ユニット
の組立作業性を著しく向上することができると共に、半
田付け作業についても信頼性の高い所謂浸漬半田付け法
の採用が容易となる。然も、上記の通り隣接する２枚の
プリント基板が可撓性ケーブルで電気的に接続される構
造になるため、コネクタ等の電気的接点の数を半減し、
品質的に優れた発光ダイオード表示ユニットの製造を実
現する。更に、１枚のプリント基板の端縁側に２列の発
光ダイオードを並列させ、且つ隣接する２枚のプリント
基板も並列固定し、４列の発光ダイオードを配列させて
いるため、１個の発光ダイオード表示ユニットで広範囲
の表示を可能にすることができる。
【００１０】また、本発明に係る発光ダイオード表示ユ
ニットの製造方法によれば、２列の発光ダイオードを並
列させた２枚のプリント基板に対する発光ダイオードそ
の他の部品実装作業を同時に行うことができるため、発
光ダイオード表示ユニットの製造方法を簡略化すると共
に、作業能率を向上し、発光ダイオード表示ユニットの
製造コストを低減する。
ニットの製造方法によれば、２列の発光ダイオードを並
列させた２枚のプリント基板に対する発光ダイオードそ
の他の部品実装作業を同時に行うことができるため、発
光ダイオード表示ユニットの製造方法を簡略化すると共
に、作業能率を向上し、発光ダイオード表示ユニットの
製造コストを低減する。
【００１１】
【実施例】以下、本発明に係る発光ダイオード表示ユニ
ット及びその製造方法の好適な一実施例を図面に従って
説明する。図１乃至図４は、本発明に係る発光ダイオー
ド表示ユニットの構造を示すものである。この発光ダイ
オード表示ユニット１は、２枚のプリント基板２，２を
重合するように並設一体化した構造になるものであり、
両プリント基板２，２の内面間はそれぞれ板面に開設し
た複数の固定孔３，３…にサポート４，４…を挿通して
所定間隔Ｗを保持するように固定してある。そして、両
プリント基板２，２の外面には、それぞれ情報表示盤の
表示装置（図示していない）としてマトリックス状配列
になる多数の発光ダイオード５，５…が、発光ダイオー
ド表示ユニット１の構成に際しては上端側となる各プリ
ント基板２の端縁２ａに沿って一列になるように複数個
ずつを整列させて固定してある。これらの発光ダイオー
ド５，５…は、２列の発光ダイオード５，５…を並列さ
せるように、それぞれ電極リード部６，６…を該プリン
ト基板２の端面に穿設したスルーホール７，７…に挿通
させた状態で該プリント基板２の片面側、即ち外面側に
半田付け固定すると共に、該電極リード部６，６…を略
９０°に折り曲げてプリント基板２の外面と略平行にな
るように各発光ダイオード５，５…の光放射面５ａ，５
ａ…がプリント基板２の端縁２ａより外側上方へ突出す
るように整列させた構造になっている。
ット及びその製造方法の好適な一実施例を図面に従って
説明する。図１乃至図４は、本発明に係る発光ダイオー
ド表示ユニットの構造を示すものである。この発光ダイ
オード表示ユニット１は、２枚のプリント基板２，２を
重合するように並設一体化した構造になるものであり、
両プリント基板２，２の内面間はそれぞれ板面に開設し
た複数の固定孔３，３…にサポート４，４…を挿通して
所定間隔Ｗを保持するように固定してある。そして、両
プリント基板２，２の外面には、それぞれ情報表示盤の
表示装置（図示していない）としてマトリックス状配列
になる多数の発光ダイオード５，５…が、発光ダイオー
ド表示ユニット１の構成に際しては上端側となる各プリ
ント基板２の端縁２ａに沿って一列になるように複数個
ずつを整列させて固定してある。これらの発光ダイオー
ド５，５…は、２列の発光ダイオード５，５…を並列さ
せるように、それぞれ電極リード部６，６…を該プリン
ト基板２の端面に穿設したスルーホール７，７…に挿通
させた状態で該プリント基板２の片面側、即ち外面側に
半田付け固定すると共に、該電極リード部６，６…を略
９０°に折り曲げてプリント基板２の外面と略平行にな
るように各発光ダイオード５，５…の光放射面５ａ，５
ａ…がプリント基板２の端縁２ａより外側上方へ突出す
るように整列させた構造になっている。
【００１２】上記発光ダイオード５，５…は、図示例に
おいてはプリント基板２の同一外面に２列配列した構造
になっており、予め電極リード部６，６…の長さや折り
曲げ位置を調整すると共に、プリント基板２，２の端面
に開設するスルーホール７，７…の位置についてもプリ
ント基板２，２の端縁２ａ，２ａ部分において２列にな
るように整列構成してある。しかし、発光ダイオード
５，５…の配列は１列又は２列に限定する必要はなく、
適宜情報表示盤の形状や大小に対応して３列又は４列等
の複数列に構成することが可能であり、すべての発光ダ
イオード５，５…の光放射面５ａ，５ａ…を共通の表示
平面上に整列させることによりマトリックス状配列を完
成することができる。
おいてはプリント基板２の同一外面に２列配列した構造
になっており、予め電極リード部６，６…の長さや折り
曲げ位置を調整すると共に、プリント基板２，２の端面
に開設するスルーホール７，７…の位置についてもプリ
ント基板２，２の端縁２ａ，２ａ部分において２列にな
るように整列構成してある。しかし、発光ダイオード
５，５…の配列は１列又は２列に限定する必要はなく、
適宜情報表示盤の形状や大小に対応して３列又は４列等
の複数列に構成することが可能であり、すべての発光ダ
イオード５，５…の光放射面５ａ，５ａ…を共通の表示
平面上に整列させることによりマトリックス状配列を完
成することができる。
【００１３】また、両プリント基板２，２の上記発光ダ
イオード５，５…が装着されない外面には、該発光ダイ
オード５，５…を駆動するための駆動回路部品８，８…
を搭載固定すると共に、一方のプリント基板２には、情
報表示盤のハウジング（図示していない）に発光ダイオ
ード表示ユニット１を装着した場合、該ハウジング側と
電気的に接続するための電気的接点９を構成し、更に両
プリント基板２，２間を可撓性のプリント基板その他の
可撓性ケーブル１０によって両プリント基板２，２間を
電気的に接続する構造になっている。
イオード５，５…が装着されない外面には、該発光ダイ
オード５，５…を駆動するための駆動回路部品８，８…
を搭載固定すると共に、一方のプリント基板２には、情
報表示盤のハウジング（図示していない）に発光ダイオ
ード表示ユニット１を装着した場合、該ハウジング側と
電気的に接続するための電気的接点９を構成し、更に両
プリント基板２，２間を可撓性のプリント基板その他の
可撓性ケーブル１０によって両プリント基板２，２間を
電気的に接続する構造になっている。
【００１４】即ち、本発明においては、一方のプリント
基板２側がハウジング側接点と接続されれば、他方のプ
リント基板２も同時に電気的接続が得られる構造にな
り、プリント基板２に構成する電気的接点９の構成数を
半減することができるものである。また更に、ハウジン
グ側の固定溝（図示していない）に嵌合してプリント基
板２を固定支承するため、該プリント基板２の左右両端
縁に形成する嵌合縁２ｂ、２ｂについても、上記電気的
接点９を構成した一方のプリント基板２のみに形成すれ
ばよいため、ハウジングに対する組立作業に際して一方
のプリント基板２の取付作業のみを行えば足り、ハウジ
ング側の構造を簡略化すると同時に該組立作業性の向上
を図ることもできる。
基板２側がハウジング側接点と接続されれば、他方のプ
リント基板２も同時に電気的接続が得られる構造にな
り、プリント基板２に構成する電気的接点９の構成数を
半減することができるものである。また更に、ハウジン
グ側の固定溝（図示していない）に嵌合してプリント基
板２を固定支承するため、該プリント基板２の左右両端
縁に形成する嵌合縁２ｂ、２ｂについても、上記電気的
接点９を構成した一方のプリント基板２のみに形成すれ
ばよいため、ハウジングに対する組立作業に際して一方
のプリント基板２の取付作業のみを行えば足り、ハウジ
ング側の構造を簡略化すると同時に該組立作業性の向上
を図ることもできる。
【００１５】次に、本発明に係る発光ダイオード表示ユ
ニットの製造方法を図５及び図６に従って説明する。本
発明に係る発光ダイオード表示ユニット１の製造方法
は、隣接する２枚のプリント基板２，２に対する発光ダ
イオード５，５…や駆動回路部品８，８…、可撓性ケー
ブル１０等の装着及び組立作業を同時に行うことを要旨
とするものであり、概ね次のような工程によって実施さ
れるものである。
ニットの製造方法を図５及び図６に従って説明する。本
発明に係る発光ダイオード表示ユニット１の製造方法
は、隣接する２枚のプリント基板２，２に対する発光ダ
イオード５，５…や駆動回路部品８，８…、可撓性ケー
ブル１０等の装着及び組立作業を同時に行うことを要旨
とするものであり、概ね次のような工程によって実施さ
れるものである。
【００１６】即ち、先ず、隣接して並設される２枚のプ
リント基板２，２を形成するように型取りされた基板材
１１において、両プリント基板２，２の分割線１２に対
して対称となる端縁２ａ，２ａの近傍に、該端縁２ａ，
２ａと平行になるように発光ダイオード５，５…装着用
の複数のスルーホール７，７…を穿設し、該複数のスル
ーホール７，７…に対して基板材１１の片面側（プリン
ト基板２，２として一体化固定した場合には外面とな
る）から発光ダイオード５，５の電極リード部６，６…
を挿入して半田付け固着する。次に、各電極リード部
６，６…をプリント基板２，２の端縁２ａ，２ａ側へそ
れぞれ略９０°方向に折り曲げて各発光ダイオード５，
５…が基板材１１の表面と平行になり、各光放射面５
ａ，５ａ…が端縁２ａ，２ａ方向に整列するように構成
する。また、上記発光ダイオード５，５…の電極リード
部６，６…の半田付け作業と同時に、駆動回路部品８，
８…の装着及び半田付け作業を行い、且つ，上記分割線
１２を跨いだ状態で可撓性ケーブル１０を半田付け固定
して電気的接続を得る。そして、上記各部品装着作業完
了後に、基板材１１を上記分割線１２部で分割して可撓
性ケーブル１０で連結された２枚のプリント基板２，２
を形成すると共に、両プリント基板２，２間に両基板間
を所定間隔Ｗに保持する複数のサポート４，４…を介装
して両プリント基板２，２を一体化固定する。しかる
後、一方のプリント基板２の分割線１２側に位置した端
縁２ｃに電気的接点９を接続構成してユニットの組立作
業を完了する。尚、上記発光ダイオード５，５…は、各
電極リード部６，６…を略９０°に折り曲げた後に、基
板材１１の片面側に半田付け固着することもできる。
リント基板２，２を形成するように型取りされた基板材
１１において、両プリント基板２，２の分割線１２に対
して対称となる端縁２ａ，２ａの近傍に、該端縁２ａ，
２ａと平行になるように発光ダイオード５，５…装着用
の複数のスルーホール７，７…を穿設し、該複数のスル
ーホール７，７…に対して基板材１１の片面側（プリン
ト基板２，２として一体化固定した場合には外面とな
る）から発光ダイオード５，５の電極リード部６，６…
を挿入して半田付け固着する。次に、各電極リード部
６，６…をプリント基板２，２の端縁２ａ，２ａ側へそ
れぞれ略９０°方向に折り曲げて各発光ダイオード５，
５…が基板材１１の表面と平行になり、各光放射面５
ａ，５ａ…が端縁２ａ，２ａ方向に整列するように構成
する。また、上記発光ダイオード５，５…の電極リード
部６，６…の半田付け作業と同時に、駆動回路部品８，
８…の装着及び半田付け作業を行い、且つ，上記分割線
１２を跨いだ状態で可撓性ケーブル１０を半田付け固定
して電気的接続を得る。そして、上記各部品装着作業完
了後に、基板材１１を上記分割線１２部で分割して可撓
性ケーブル１０で連結された２枚のプリント基板２，２
を形成すると共に、両プリント基板２，２間に両基板間
を所定間隔Ｗに保持する複数のサポート４，４…を介装
して両プリント基板２，２を一体化固定する。しかる
後、一方のプリント基板２の分割線１２側に位置した端
縁２ｃに電気的接点９を接続構成してユニットの組立作
業を完了する。尚、上記発光ダイオード５，５…は、各
電極リード部６，６…を略９０°に折り曲げた後に、基
板材１１の片面側に半田付け固着することもできる。
【００１７】以上のように製造構成された発光ダイオー
ド表示ユニット１を複数個重畳配設して多数の発光ダイ
オード５，５…によるマトリックス状の光放射面５ａを
同一表示面上に構成することができ、プリント基板２，
２…を該表示面に対して略直交する姿勢で順次並設する
構造になるため、発光ダイオード表示ユニット１，１…
毎に保守点検乃至は組立作業の実施を可能にする。尚、
プリント基板２，２の形状、搭載すべき発光ダイオード
５，５…の種類や発光色、その他の細部にわたる構成に
ついては、本発明の目的の範囲内で適宜変様して実施す
ることができることは勿論である。
ド表示ユニット１を複数個重畳配設して多数の発光ダイ
オード５，５…によるマトリックス状の光放射面５ａを
同一表示面上に構成することができ、プリント基板２，
２…を該表示面に対して略直交する姿勢で順次並設する
構造になるため、発光ダイオード表示ユニット１，１…
毎に保守点検乃至は組立作業の実施を可能にする。尚、
プリント基板２，２の形状、搭載すべき発光ダイオード
５，５…の種類や発光色、その他の細部にわたる構成に
ついては、本発明の目的の範囲内で適宜変様して実施す
ることができることは勿論である。
【００１８】
【発明の効果】本発明に係る発光ダイオード表示ユニッ
トは、以上のように構成したから、部品点数を減少して
装置を簡略化すると共に、その信頼性を向上する。ま
た、その製造方法にあっては、プリント基板が２枚一組
となる基板材の片面側において全ての組立部品の実装作
業を完了することができるため、作業能率が著しく向上
すると共に、価格の低減化を図ることができる等の特徴
を有するものであり、本発明の実施により得られる効果
は極めて大きい。
トは、以上のように構成したから、部品点数を減少して
装置を簡略化すると共に、その信頼性を向上する。ま
た、その製造方法にあっては、プリント基板が２枚一組
となる基板材の片面側において全ての組立部品の実装作
業を完了することができるため、作業能率が著しく向上
すると共に、価格の低減化を図ることができる等の特徴
を有するものであり、本発明の実施により得られる効果
は極めて大きい。
【図１】本発明に係る発光ダイオード表示ユニットの一
実施例を示す平面図である。
実施例を示す平面図である。
【図２】同じく発光ダイオード表示ユニットの正面図で
ある。
ある。
【図３】同じく発光ダイオード表示ユニットの底面図で
ある。
ある。
【図４】同じく発光ダイオード表示ユニットの側面図で
ある。
ある。
【図５】同じく発光ダイオード表示ユニットを製造する
ための基板材の構成を示す平面図である。
ための基板材の構成を示す平面図である。
【図６】同じく基板材に発光ダイオード及び部品等を実
装した状態の側面図である。
装した状態の側面図である。
【図７】従来の発光ダイオード表示ユニットを構成した
情報表示盤の斜視図である。
情報表示盤の斜視図である。
【図８】同じく従来の発光ダイオード表示ユニットの斜
視図である。
視図である。
１ 発光ダイオード表示ユニット ２ プリント基板 ２ａ 端縁 ３ 固定孔 ４ サポート ５ 発光ダイオード ５ａ 光放射面 ６ 電極リード部 ７ スルーホール ８ 駆動回路部品 ９ 電気的接点 １０ 可撓性ケーブル １１ 基板材 １２ 分割線
Claims (5)
- 【請求項１】 プリント基板の端縁に取り付ける複数の
発光ダイオードの各光放射面を前記プリント基板の端縁
方向に整列させる構造になる表示ユニットにおいて、 前記各発光ダイオードの電極リード部をプリント基板の
片面上に配列固定すると共に、前記一方の発光ダイオー
ド列の各電極リード部を折り曲げて前記プリント基板の
端縁側に２列の発光ダイオードを並列させるように配列
し、且つ隣接する２枚のプリント基板の内面間はそれぞ
れ板面に開設した複数の固定孔にサポートを挿通して所
定間隔を保持するように固定し、４列の発光ダイオードを配列させるように成る両プリン
ト基板 を可撓性ケーブルによって電気的に接続したこと
を特徴とする発光ダイオード表示ユニット。 - 【請求項２】 隣接する各プリント基板に装着する発光
ダイオードがそれぞれ各プリント基板の外面側に整列さ
せてなるものであることを特徴とする請求項１の発光ダ
イオード表示ユニット。 - 【請求項３】 隣接する一方のプリント基板の左右両側
部に、ハウジング側に構成した固定溝に嵌合させる嵌合
縁を形成したことを特徴とする請求項１の発光ダイオー
ド表示ユニット。 - 【請求項４】 隣接する２枚のプリント基板を対称的に
形成するように型取りされた基板材において、 両プリント基板の分割線に対して対称となる端縁近傍
に、該端縁と平行に発光ダイオード装着用に複数のスル
ーホールを穿設し、 該複数のスルーホールに対して基板材の片面側から、前
記発光ダイオードが２列になるように各発光ダイオード
の電極リード部を挿入して半田付け固着すると共に、該
２列の発光ダイオード列の各電極リード部を端縁方向へ
それぞれ折り曲げて各発光ダイオードの光放射面を端部
方向に再整列した後、該発光ダイオード列が４列の配列
になるように、上記分割線部で分割して２枚のプリント
基板を構成し、且つ両プリント基板間を可撓性ケーブル
で接続すると共に、両基板間に所定間隔を保持するサポ
ートを嵌装固定して両プリント基板を一体化することを
特徴とする発光ダイオード表示ユニットの製造方法。 - 【請求項５】 上記発光ダイオードの各電極リード部を
予め折り曲げ加工した後に基板材の片面側に半田付け固
着することを特徴とする請求項４の発光ダイオード表示
ユニットの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5908192A JP2886380B2 (ja) | 1992-02-10 | 1992-02-10 | 発光ダイオード表示ユニット及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5908192A JP2886380B2 (ja) | 1992-02-10 | 1992-02-10 | 発光ダイオード表示ユニット及びその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05224610A JPH05224610A (ja) | 1993-09-03 |
| JP2886380B2 true JP2886380B2 (ja) | 1999-04-26 |
Family
ID=13103044
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5908192A Expired - Fee Related JP2886380B2 (ja) | 1992-02-10 | 1992-02-10 | 発光ダイオード表示ユニット及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2886380B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| TWI308239B (en) * | 2002-10-25 | 2009-04-01 | Toppoly Optoelectronics Corp | Light module and flat panel display including the light module |
| JP2004349060A (ja) * | 2003-05-21 | 2004-12-09 | Toppoly Optoelectronics Corp | 発光ダイオード・アレー光源および該光源を使用するバックライトモジュール |
| GB2429829A (en) * | 2005-09-06 | 2007-03-07 | Chih-Jen Lee | LED display device mounted on elongated PCB strips |
| CN103927943B (zh) * | 2013-01-16 | 2016-12-28 | 海洋王照明科技股份有限公司 | Led显示屏 |
-
1992
- 1992-02-10 JP JP5908192A patent/JP2886380B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05224610A (ja) | 1993-09-03 |
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