JP4085036B2 - ピアノの押鍵荷重可変装置 - Google Patents
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Description
例えば、ハンマーの上方に、引っ張りバネとこの引っ張りバネを吊り下げる取り付け具とから成る荷重調整具を備え、吊り下げられた引っ張りバネの先端をハンマーの軸の上面に固定し、引っ張りバネのバネ圧によってハンマーを上方に伏勢し、ハンマーの回動方向に補助トルクを作用させたものがある。そして、取り付け具を介して引っ張りバネの吊り下げ位置を上下に移動し、引っ張りバネによってハンマーに伏勢されるバネ圧を調整し、押鍵動作における鍵の荷重を鍵の荷重を調整できるようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
請求項5に記載のピアノの押鍵荷重可変装置によれば、ウェイトレバーを鍵の長さ方向に移動し、アタッチメント部材に対して、ウェイトレバーの他端側の当接位置を変えるウェイトレバー移動手段が備えられているので、ピアノの押鍵動作に伴う鍵の荷重を調整することができ、演奏者の技量や好みに応じて、押鍵のタッチ感を切り換えたりすることができる。
以下、本発明の一実施例を図面と共に説明する。図1は、本発明のピアノの押鍵荷重可変装置が適用されたアップライピアノのアクションの構成を表す側面図、図2は同実施例の押鍵荷重可変装置の構成を表す斜視図、図3は同実施例の押鍵荷重可変装置におけるアタッチメント部材とウェイトレバーとの位置合せを表す説明図である。
実施例1のピアノの押鍵荷重可変装置17によれば、鍵3が揺動する筬中(支点)7を境に演奏側とは反対側上部において、鍵3毎に配置されて、一端側がピアノ本体に支持された回転軸19に回動自在に係合し、他端側が鍵3の上下方向に揺動するウェイトレバー21と、鍵3毎に鍵3の上面とウェイトレバー21の他端側との間に配設されて、鍵3の上方に突き出すように各鍵3に取り付けられたアタッチメント部材22とを備え、ウェイトレバー21の他端側が回転軸19を支点とする自重でアタッチメント部材22の上部に当接し、アタッチメント部材22を介して演奏者の押鍵動作に抗する荷重をかけるように構成されているので、演奏者の押鍵動作に伴って鍵3に伝わる荷重を容易に調整したり押鍵のタッチ感を切り換えたりすることができる。
次に、図4、図5を用いて、本発明のピアノの押鍵荷重可変装置の、実施例2について説明する。図4は、本発明のピアノの押鍵荷重可変装置が適用されたグランドピアノのアクションの構成を表す側面図、図5の(a)は同実施例の押鍵荷重可変装置のアタッチメント部材の構成を表す分解斜視図、図5の(b)は同実施例のアタッチメント部材が鍵に取り付けられた外解斜視図である。
アタッチメント部材30は、図5(a)に表したように、一端側に貫通孔30cを備えるとともに他端側に上方に突き出した突き出し部30bを備えた板状部材30aと、軸方向に沿って雌ネジ30gを備えるとともに一端に雄ネジ30fを備えた支柱30dと、貫通孔30cに挿通され雌ネジ30gに螺合するネジ30hによって構成されている。そして、図3(b)に表したように、アタッチメント部材30は、雄ネジ30fが鍵3に螺合して固定され、支柱30dの上端に板状部材30aがネジ30hによって固定され、突き出し部30bがウェイトレバー21に対する当接部として構成される。
実施例2に記載のピアノの押鍵荷重可変装置17Aによれば、アタッチメント部材30は、雄ネジ30fが鍵3に螺合して固定され、支柱30d上端に板状部材30aがネジ30hによって固定され、突き出し部30bがウェイトレバー21に対する当接部となるように構成されているので、鍵3が揺動する筬中(支点)7を境に演奏側と反対側において鍵3のピッチが異なるピアノにおいても、容易に押鍵荷重可変装置17Aを適用できる。つまり、本押鍵荷重可変装置17Aによれば、鍵3の位置とウェイトレバー21との位置が一致しない場合には、複数のウェイトレバー21のピッチを変えることなく、アタッチメント部材30の突き出し部30bの頂部がウェイトレバー21の他端側に当接するように、アタッチメント部材30を支柱30dを中心に回転させ、鍵3に取り付ければよいので、ピアノに容易に装着することができる。
次に、図6を用いて、本発明のピアノの押鍵荷重可変装置の、実施例3について説明する。図6は、本発明のピアノの押鍵荷重可変装置が適用されたアップライトピアノのアクションの構成を表す側面図である。尚、本実施例3におけるピアノの押鍵荷重可変装置71は、基本的に実施例1で表した押鍵荷重可変装置17と同じ構成なので詳細な説明を省き、特徴となる部分について説明する。
また、押鍵荷重可変装置71は、レール91に固定された板状のレール支持部材73に係合し鍵3の長さ方向にウェイトレバー21を移動させるスライドレール75と、スライドレール75における上レール75aにアームピン79を介して係合し回転軸87を軸にE方向及びE方向の逆方向に回動するアーム81とを備えている。
ウェイトレバー振れ防止レール93は、ウェイトレバー21の上部に配設され、複数の鍵3を跨ぐようにして両端をブラケット95によってピアノ本体に固定されている。ウェイトレバー振れ防止レール93の下面は、演奏側と反対側(図6中の奥側)に進むにつれて上方に沿った形状をしている。また、ウェイトレバー振れ防止レール93の下面全体には、ウェイトレバー21が当接した際の当接音を低減するためのフェルト97が設けられている。
実施例3に記載のピアノの押鍵荷重可変装置71によれば、アーム81を回動させることによって、ウェイトレバー21を鍵の長さ方向に移動し、アタッチメント部材22に対して当接する位置を変えることができるので、アタッチメント部材22を介して鍵3に加えられるウェイトレバー21の荷重及びウェイトレバー21の揺動量を連続的に調整することができ、演奏者の押鍵動作に伴って鍵3に伝わる荷重を容易に調整したり押鍵のタッチ感を切り換えたりすることができる。
例えば、実施例1において、ウエィトレバー21は、鍵3の演奏側の反対側(図中の後側)に回動自在な一端を配置し、鍵3の演奏側(図中の手前側)に鍵3に荷重を加える他端側を配置したが、鍵3の演奏側の(図中の手前側)に回動自在な一端を配置し、鍵3に荷重を加える他端側を鍵3の演奏側の反対側(図中の後側)、配置してもよい。
Claims (5)
- ピアノの鍵が揺動する支点を境に演奏側とは反対側上部において、該鍵毎に配置されて、一端側がピアノ本体に支持された回転軸に回動自在に係合し、他端側が鍵の上下方向に揺動するウェイトレバーと、
前記鍵毎に該鍵の上面と前記ウェイトレバーの他端側との間に配設され、該鍵の上方に突き出すように各鍵に取り付けられたアタッチメント部材と、
を備え、
前記ウェイトレバーの他端側が前記回転軸を支点とする自重で前記アタッチメント部材の上部に当接し、該アタッチメント部材を介して演奏者の押鍵動作に抗する荷重をかけるように構成され、
前記アタッチメント部材は、一端側に前記鍵に取り付けられる取付部を備えるとともに、他端側に前記ウェイトレバーに当接する当接部を備え、
前記当接部は、前記鍵の上面に間隙を介して上方に配設され、且つ、隣接する鍵が揺動した際に、該隣接する鍵の上面よりも間隙を介して上方に配置されている、
ことを特徴とするピアノの押鍵荷重可変装置。 - 前記アタッチメント部材には、前記当接部の上下方向の高さを調整する高さ調整手段が備えられている、
ことを特徴とする請求項1に記載のピアノの押鍵荷重可変装置。 - 前記ウェイトレバーの前記他端側と前記アタッチメント部材の前記当接部との間にフェルトを備え、該フェルトを介して該他端側と該当接部が当接する、
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のピアノの押鍵荷重可変装置。 - 前記アタッチメント部材の前記当接部に対して前記ウェイトレバーの前記他端側を離間させる離間手段が備えられている、
ことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか記載のピアノの押鍵荷重可変装置。 - 前記ウェイトレバーを前記鍵の長さ方向に移動し、前記アタッチメント部材に対して、該ウェイトレバーの前記他端側の当接位置を変えるウェイトレバー移動手段が備えられている、
ことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか記載のピアノの押鍵荷重可変装置。
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