JP4085036B2 - ピアノの押鍵荷重可変装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ピアノの鍵に連結され、演奏者の押鍵動作に抗する荷重をかけるピアノの押鍵荷重可変装置に関する。
従来、ピアノにおいては、演奏者の押鍵動作に伴って、その演奏者の指に伝わるタッチ感が、ピアノの良否を決定する一つのパラメータであることが知られている。そして、一般に、ピアノが組み立てられる際に、鍵毎に鍵の内部に錘が装着され、低音側から高音側に向かって鍵の荷重が軽くなるように調整されている。
また、演奏者の押鍵動作に伴って、鍵に連結されて回動するハンマーの荷重が、鍵を介して演奏者の指に伝わるので、この際の荷重を調整する荷重調整具を備えたものがある。
例えば、ハンマーの上方に、引っ張りバネとこの引っ張りバネを吊り下げる取り付け具とから成る荷重調整具を備え、吊り下げられた引っ張りバネの先端をハンマーの軸の上面に固定し、引っ張りバネのバネ圧によってハンマーを上方に伏勢し、ハンマーの回動方向に補助トルクを作用させたものがある。そして、取り付け具を介して引っ張りバネの吊り下げ位置を上下に移動し、引っ張りバネによってハンマーに伏勢されるバネ圧を調整し、押鍵動作における鍵の荷重を鍵の荷重を調整できるようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−41028号公報(第4−5頁、第1−2図)
しかしながら、従来例のように、鍵の内部に錘を装着して、押鍵動作における鍵の荷重を調整する構成によれば、新たに荷重を調整する際に、鉛又は鉛と鍵の両方を交換する必要があるので、鍵に伝わる荷重を調整したり、押鍵のタッチ感を切り換えたりすることが困難であった。
また、特許文献1のように、引っ張りバネのバネ圧によってハンマーを上方に伏勢し、取り付け具を介して引っ張りバネの吊り下げ位置を上下に移動し、押鍵動作における鍵の荷重を調整する構成によれば、押鍵動作における鍵の変位量にともなってバネ圧が変化し、ハンマーの荷重によるタッチ感を損なう虞があるという問題があった。また、演奏者の押鍵動作に伴って、スプリングを繰り返して伸縮すると、バネ圧が老朽化してタッチ感が損なわれるという問題があった。
本発明は、こうした問題に鑑みなされたものであり、ピアノの押鍵動作に伴う鍵の荷重を調整することができ、演奏者の技量や好みに応じて、容易に鍵に伝わる荷重を調整したり押鍵のタッチ感を切り換えたりすることができる押鍵荷重可変装置を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するためになされた請求項1記載のピアノの押鍵荷重可変装置は、ピアノの鍵が揺動する支点を境に演奏側とは反対側上部において、該鍵毎に配置されて、一端側がピアノ本体に支持された回転軸に回動自在に係合し、他端側が鍵の上下方向に揺動するウェイトレバーと、前記鍵毎に該鍵の上面と前記ウェイトレバーの他端側との間に配設されて、該鍵の上方に突き出すように各鍵に取り付けられたアタッチメント部材とを備え、前記ウェイトレバーの他端側が前記回転軸を支点とする自重で前記アタッチメント部材の上部に当接し、該アタッチメント部材を介して演奏者の押鍵動作に抗する荷重をかけるように構成され、前記アタッチメント部材は、一端側に前記鍵に取り付けられる取付部を備えるとともに、他端側に前記ウェイトレバーに当接する当接部を備え、前記当接部は、前記鍵の上面に間隙を介して上方に配設され、且つ、隣接する鍵が揺動した際に、該隣接する鍵の上面よりも間隙を介して上方に配置されていることを特徴とする。
請求項1に記載の鍵盤楽器の押鍵荷重可変装置によれば、鍵が揺動する支点を境に演奏側とは反対側上部において、鍵毎に配置され、一端側がピアノ本体に回転自在に回転軸に係合し他端側が鍵の上下方向に揺動自在に支持されたウェイトレバーと、鍵毎に鍵の上面とウェイトレバーの他端側との間に配設されて、鍵の上方に突き出すように各鍵に取り付けられたアタッチメント部材とを備え、ウェイトレバー他端側が回転軸を支点とする自重でアタッチメント部材の上部に当接し、アタッチメント部材を介して演奏者の押鍵動作に抗する荷重をかけるように構成されているので、演奏者の押鍵動作に伴って鍵に伝わる荷重を容易に調整したり押鍵のタッチ感を切り換えたりすることができる。
つまり、鍵の上方に配設されたウェイトレバーの重量を変更すれば、演奏者の押鍵動作に伴う鍵の荷重を調整できるので、従来のように鍵に埋設された鉛又は鍵を交換する場合に較べて、鍵に伝わる荷重を容易に調整したり押鍵のタッチ感を切り換えたりすることができる。
また、請求項1に記載のピアノの押鍵荷重可変装置によれば、アタッチメント部材を介してウェイトレバーの荷重を鍵にかけるように構成されているので、鍵が揺動する支点を境に演奏側と反対側において鍵のピッチが異なるピアノにおいても、容易に適用できる。つまり、本押鍵荷重可変装置によれば、鍵の位置とウェイトレバーとの位置が一致しない場合には、複数のウェイトレバーのピッチを変えることなくアタッチメント部材がウェイトレバーに当接するように、鍵に対するアタッチメント部材の取り付け位置を変えればよいので、ピアノに容易に装着することができる。
また、請求項1に記載の押鍵荷重可変装置によれば、ウェイトレバーの他端側が鍵の揺動に伴って回転軸を支点に揺動するので、ウェイトレバーの揺動がグランドピアノのハンマーの運動と近似し、グランドピアノの押鍵動作に近いタッチ感を得ることができる。
また、請求項1に記載の押鍵荷重可変装置によれば、鍵に加えられる荷重がウェイトレバーの自重であるので、演奏者が押鍵動作を長期間にわたって繰り返しても、鍵に加えられる荷重が変化することなく、安定したタッチ感を得ることができる。
また、請求項に記載のピアノの押鍵荷重可変装置によれば、アタッチメント部材は、一端側に鍵に取り付けられる取付部を備えるとともに、他端側にウェイトレバーに当接する当接部を備え、当接部は、鍵の上面に間隙を介して上方に配設され、且つ、隣接する鍵が揺動した際に、隣接する鍵の上面よりも間隙を介して上方に配置されているので、演奏者の押鍵動作に伴って上方に揺動した鍵が他の鍵に取り付けられたアタッチメント部材に接触することを抑制できる。
次に、請求項に記載の発明は、請求項1に記載のピアノの押鍵荷重可変装置において、前記アタッチメント部材には、前記当接部の上下方向の高さを調整する高さ調整手段が備えられていることを特徴とする。
請求項に記載のピアノの押鍵荷重可変装置によれば、アタッチメント部材には、ウェイトレバーに当接する当接部の上下方向の高さを調整する高さ調整手段が備えられているので、当接部の上下方向の高さを調整することにより、ウェイトレバーの揺動する際のウェイトレバーの他端側がアタッチメント部材に当接したり離間したりするタイミングを調整でき、演奏者の押鍵動作のタッチ感を調整することができる。
次に、請求項に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載のピアノの押鍵荷重可変装置において、前記ウェイトレバーの前記他端側と前記アタッチメント部材の前記当接部との間にフェルトを備え、該フェルトを介して該他端側と該当接部が当接することを特徴とする。
請求項に記載のピアノの押鍵荷重可変装置によれば、フェルトを介してウェイトレバーの他端側とアタッチメント部材の当接部とが当接するので、ウェイトレバーの他端側が揺動してアタッチメント部材の当接部に当接する際の衝撃を和らげ、接触音の発生を抑制することができる。
次に、請求項に記載の発明は、請求項1乃至請求項の何れか記載のピアノの押鍵荷重可変装置において、前記アタッチメント部材の前記当接部に対して前記ウェイトレバーの前記他端側を離間させる離間手段が備えられていることを特徴とする。
請求項4に記載のピアノの押鍵荷重可変装置によれば、アタッチメント部材の当接部に対してウェイトレバーの他端側を離間させる離間手段が備えられているので、ウェイトレバーの荷重を鍵に加えたりウェイトレバーの荷重を鍵から除いたり、演奏者の好みによって押健動作におけるタッチ感を切り換えることができる。
次に、請求項に記載の発明は、請求項1乃至請求項の何れか記載のピアノの押鍵荷重可変装置において、前記ウェイトレバーを前記鍵の長さ方向に移動し、前記アタッチメント部材に対して、該ウェイトレバーの前記他端側の当接位置を変えるウェイトレバー移動手段が備えられていることを特徴とする。
請求項に記載のピアノの押鍵荷重可変装置によれば、ウェイトレバーを鍵の長さ方向に移動し、アタッチメント部材に対して、ウェイトレバーの他端側の当接位置を変えるウェイトレバー移動手段が備えられているので、ピアノの押鍵動作に伴う鍵の荷重を調整することができ、演奏者の技量や好みに応じて、押鍵のタッチ感を切り換えたりすることができる。
つまり、アタッチメント部材の当接部に対してウェイトレバーの当接位置を移動させると、鍵がアタッチメント部材を介してウェイトレバーから受ける荷重が変化するので、鍵の揺動に抗する荷重を調整することができ、演奏者の押鍵動作におけるタッチ感を切り換えることできる。
[実施例1]
以下、本発明の一実施例を図面と共に説明する。図1は、本発明のピアノの押鍵荷重可変装置が適用されたアップライピアノのアクションの構成を表す側面図、図2は同実施例の押鍵荷重可変装置の構成を表す斜視図、図3は同実施例の押鍵荷重可変装置におけるアタッチメント部材とウェイトレバーとの位置合せを表す説明図である。
図1において、アクション1は、弦を打弦するハンマー2を回動するハンマー作動部5(ハンマー作動部5の一部のみを図示する)と、鍵3に対して押鍵動作に抗する荷重をかける押鍵荷重可変装置17とを備えている。
鍵3は、ピアノ1台あたり88鍵設置され、筬中7を支点に揺動できるように設置されている。この鍵3は図中記載の手前側(所謂、演奏側である)を押鍵すると鍵3の図中記載の後側(所謂、筬中7を境に演奏側の反対側である)が上昇して、その押鍵動作をハンマー作動部5に伝達する。
ハンマー作動部5は、鍵3が押されると上昇するキャプスタンワイヤー9及びキャプスタンボタン11と、センターレールフレンジ13を介してセンターレール14に回転可能に支持され、キャプスタンワイヤー9及びキャプスタンボタン11の上昇によって上向きに回動するウイッペン12、ウイッペン12の上昇によってハンマー2を回動させるジャック15から構成され、キャプスタンワイヤー9及びキャプスタンボタン11を介して演奏者の押鍵動作が伝達されると、ハンマー2を回動して弦を打弦する。
次に、押鍵荷重可変装置17は、鍵3が揺動する筬中7(所謂、支点である)を境に演奏側とは反対側(図中の後側)上部において、鍵3毎に配置されて、一端側がピアノ本体に支持された回転軸19に回動自在に係合し、他端側が鍵3の上下方向に揺動するウェイトレバー21と、鍵3毎に鍵3の上面とウェイトレバー21の他端側との間に配設され、鍵3の上方に突き出すように各鍵3に取り付けられたアタッチメント部材22とを備え、ウェイトレバー21他端側が回転軸19を支点とする自重でアタッチメント部材22の上部に当接し、アタッチメント部材22を介して演奏者の押鍵動作に抗する荷重をかけるように構成されている。
押鍵荷重可変装置17は、複数の鍵を跨ぐように長尺状のストッパーレール24が設けられており、両端をブラケット25(図2中の符号25である。)によってピアノ本体に固定されている。そして、鍵3毎に、ストッパーレール24にはフレンジ18の一端側がネジ止めされて固定され、フレンジ18の他端側には回転軸19にウェイトレバー21が回動自在に取り付けられている。また、ウェイトレバー21の上面にはウェイトレバー21がストッパーレール24と接触した際に音を低減させるためのフェルト23が設けられおり、一方、ウェイトレバー21の下面には、ウェイトレバー21がアタッチメント部材22と接触した際に音を低減させるためのフェルト21aが設けられている。また、ウェイトレバー21の側面にはウェイトレバー21の重量を調整するために鉛からなる錘29が埋め込まれている。
次に、アタッチメント部材22は、図3(a)に表したように、一端に鍵3に取り付けられる取付部22aを備えるとともに、他端にウェイトレバー21に当接する当接部22bを備えている。また、アタッチメント部材22の当接部22bは、取付部22aから上方に折り曲げられて、鍵3の上面に間隙S1を介して上方に配設され、且つ、隣接する鍵(図3(a)中において二点鎖線で示す)3Pが演奏者の押鍵動作に伴って揺動(図中の二点鎖線のように揺動)した際に、隣接する鍵3Pの上面よりも間隙S2を介して上方に配置されている。
また、アタッチメント部材22は、当接部22bにネジ22cが挿通される貫通孔(図示せず)が形成され、ネジ22cがナット22d、22eによって締め付けられて固定されている。そして、ネジ22cの頂部がウェイトレバー21の他端側に当接するとともに、ウェイトレバー22に当接するネジ22cの頂部の上下方向の高さを調整できるように構成されている。尚、本発明の高さ調整手段は、アタッチメント部材22に備えたネジ22c、ナット22d、22e等によって、その機能が発現される。
また、アタッチメント部材22を鍵3に取り付ける際には、図3(b)に表したように、ウェイトレバー21の幅W内の略中心にネジ2cの頂部が当接するようにアタッチメント部材22の位置を合わせ、ネジ22f、22gを固定する。また、図3(c)に表したように、鍵3とウェイトレバー21との位置がずれて、鍵3の中心C1とウェイトレバー3の中心C2が一致しない場合には、複数のウェイトレバー21のピッチを変えることなく、アタッチメント部材22を図中のR方向に傾け、アタッチメント部材22の当接部2bのネジ2cの頂部がウェイトレバー21に当接するように取り付ければよい。また、一般に、健3が揺動する支点となる筬中7を境に、演奏側と反対側において、打弦音が低音から高音に移行するに伴い、鍵3の並びが変化する(図中のSEC1からSEC2のように変化する)境目Sがあるので、その際にも複数のウェイトレバー21のピッチを変えることなく、アタッチメント部材22を図中のR方向に傾け、アタッチメント部材22の当接部22bのネジ22cの頂部がウェイトレバー21に当接するように取り付ければよい。また、前述したように、アタッチメント部材22の当接部22bは、隣接する鍵(図3(a)中に二点鎖線で示す)3Pが演奏者の押鍵動作に伴って揺動(図3(a)中の二点鎖線のように揺動)した際に、隣接する鍵3Pの上面よりも間隙S2を介して上方に配置されているので、アタッチメント部材22の当接部22bが隣接する鍵3Pの上方にはみ出して取り付けられても、隣接する鍵3Pが演奏者の押鍵動作に伴って揺動(図3(a)中の二点鎖線のように揺動)した際に、アタッチメント部材22の当接部22bに接触することがない。
次に、押鍵荷重可変装置17は、図1に表したように、ウェイトレバー21を持ち上げるための、内部が空洞になった長尺状のリフティングレール31と、リフティングレール31を上下方向に移動させる突揚棒35と、一端側で突揚棒35を支持し、角部を回転軸41aに係合して回転するL字金具41とを備えている。
L字金具41の他端には、L字金具34を後側に付勢するコイルスプリング65bと、このコイルスプリング65bによる付勢力に抗してL字金具41を手前側に索引するためのワイヤ65aとが接続されている。そして、ワイヤ65aは、一端が固定部材65cを介してグランドピアノの側板に固定されたチューブ65dに収納されており、チューブ65dの他端に設けられた図示しない操作レバーによって所定量索引できるようにされている。
また、図2に示すように、リフティングレール31は、鍵3の配列方向と同方向に設けられたリフティングレバー32によって両端及び中間数カ所を固定されている。尚、リフティングレバー32は、ウェイトレバー21と同様にストッパーレール24にフレンジ18を介して揺動可能に固定されている。リフティングレール31の上面には、ウェイトレバー21と接触する時の衝撃を和らげるために、フェルト33が設けられている。また、リフティングレール31の下部には、棚板34を貫通して下方から上方に延びる突揚棒35が備えられている。
また、突揚棒35の上端にはリフティングレール31と接触した時の衝撃を和らげるため、ゴムキャップ37が取り付けられ、その中心部にはさらに突出する形で金属製のピン39が設けられている。一方、リフティングレール31側には、ピン39をガイドするための孔(図示せず)が設けられている。
そして、図1に表したように、押鍵荷重可変装置17は、前述の図示しないハンドルを手前側に引くことにより、ワイヤ65aを索引し、L字金具41を手前側(矢印Bの方向)に回転させて突揚棒35を上方に押し上げると、リフティングレール31が上方に移動(図中のA方向に回動)してウェイトレバー21を押し上げ、ウェイトレバー21の他端側がアタッチメント部材22の当接部22bに備えたネジ22cの頂部に離間するように構成されている。一方、押鍵荷重可変装置17は、図示しないハンドルを後側に戻すことにより、コイルバネ65bの付勢力でL字金具41を矢印Bの逆方向に回転させて突揚棒35を下方に下げると、リフティングレール31が下方に移動してウェイトレバー21を下げ、ウェイトレバー21の他端側がフェルト21aを介してアタッチメント部材22の当接部22bに備えたネジ22cの頂部に当接し、ウェイトレバー21の荷重が鍵3に加えられるように構成されている。なお、本発明の離間手段は、リフティングレール31、フェルト33、突揚棒35、ワイヤ65a、スプリング65b、固定部材65c、チューブ65d、L字金具41、図示しないハンドル等によってその機能が発現される。
以下に、前記の構成を有する実施例1のピアノの押鍵荷重可変装置17の作用効果を記載する。
実施例1のピアノの押鍵荷重可変装置17によれば、鍵3が揺動する筬中(支点)7を境に演奏側とは反対側上部において、鍵3毎に配置されて、一端側がピアノ本体に支持された回転軸19に回動自在に係合し、他端側が鍵3の上下方向に揺動するウェイトレバー21と、鍵3毎に鍵3の上面とウェイトレバー21の他端側との間に配設されて、鍵3の上方に突き出すように各鍵3に取り付けられたアタッチメント部材22とを備え、ウェイトレバー21の他端側が回転軸19を支点とする自重でアタッチメント部材22の上部に当接し、アタッチメント部材22を介して演奏者の押鍵動作に抗する荷重をかけるように構成されているので、演奏者の押鍵動作に伴って鍵3に伝わる荷重を容易に調整したり押鍵のタッチ感を切り換えたりすることができる。
つまり、鍵3の上方に配設されたウェイトレバー21の重量を変更すれば、演奏者の押鍵動作に伴う鍵の荷重を調整できるので、従来のように鍵3に埋設された鉛29又は鍵3を交換する場合に較べて、鍵3に伝わる荷重を容易に調整したり押鍵のタッチ感を切り換えたりすることができる。
また、実施例1に記載のピアノの押鍵荷重可変装置17によれば、アタッチメント部材22を介してウェイトレバー21の自重を鍵3にかけるように構成されているので、鍵3が揺動する筬中(支点)7を境に演奏側と反対側において鍵3のピッチが異なるピアノにおいても、容易に適用できる。つまり、本押鍵荷重可変装置17によれば、鍵3の位置とウェイトレバー21との位置が一致しない場合には、複数のウェイトレバー21のピッチを変えることなく、アタッチメント部材22の当接部22bのネジ22cの頂部がウェイトレバー21に当接するように、鍵3に対するアタッチメント部材22の取り付け位置を変えればよいので、ピアノに容易に装着することができる。
また、実施例1に記載のピアノの押鍵荷重可変装置17によれば、鍵3に加えられる荷重がウェイトレバー21の自重であるので、演奏者が押鍵動作を長期間にわたって繰り返しても、鍵3に加えられる荷重が変化することなく、安定したタッチ感を得ることができる。
また、実施例1に記載のピアノの押鍵荷重可変装置17によれば、アタッチメント部材22の当接部22bは、鍵3の上面に間隙S1を介して上方に配設され、且つ、隣接する鍵3Pが揺動した際に、隣接する鍵3Pの上面よりも間隙S2を介して上方に配置されているので、演奏者の押鍵動作に伴って上方に揺動した鍵3が他の鍵に取り付けられたアタッチメント部材22に接触することない。
また、実施例1に記載のピアノの押鍵荷重可変装置17によれば、当接部22bにウェイトレバー21との当接高さが調整できるようにネジ22c、ナット22d、22e等が備えられているので、ウェイトレバー21の揺動する際のウェイトレバー21の他端側がアタッチメント部材22に当接したり離間したりするタイミングを調整でき、演奏者の押鍵動作のタッチ感を調整することができる。
また、実施例1に記載のピアノの押鍵荷重可変装置17によれば、フェルト21aを介してウェイトレバー21の他端側とアタッチメント部材22の当接部22bとが当接するので、ウェイトレバー21の他端側が揺動してアタッチメント部材22の当接部22bに当接する際の衝撃を和らげ、接触音の発生を抑制することができる。
また、実施例1に記載のピアノの押鍵荷重可変装置17によれば、前述の図示しないハンドルを操作することにより、L字金具41を手前側(矢印Bの方向)又は後側(矢印Bの逆方向)に回転させて突揚棒35を上方又は下方に移動させ、ウェイトレバー21の荷重を鍵3に加えたりウェイトレバー21の荷重を鍵3から除いたり、演奏者の好みによって押健動作におけるタッチ感を切り換えることができる。
[実施例2]
次に、図4、図5を用いて、本発明のピアノの押鍵荷重可変装置の、実施例2について説明する。図4は、本発明のピアノの押鍵荷重可変装置が適用されたグランドピアノのアクションの構成を表す側面図、図5の(a)は同実施例の押鍵荷重可変装置のアタッチメント部材の構成を表す分解斜視図、図5の(b)は同実施例のアタッチメント部材が鍵に取り付けられた外解斜視図である。
尚、本実施例2におけるグランドピアノの押鍵荷重可変装置17Aは、基本的に実施例1で表した押鍵荷重可変装置17と同じ構成なので詳細な説明を省き、特徴となる部分について説明する。
図4において、アクション51は、弦を打弦するハンマー2を回動するハンマー作動部52と、鍵3に対して押鍵動作に抗する荷重をかける押鍵荷重可変装置17Aとを備えている。
ハンマー作動部52は、鍵3が押されると上昇するキャプタンスクリュー53と、ウイッペンレンジ54を介してウイッペンレール55に回動可能に支持され、キャップスタンスクリュー53の上昇によって上向きに回転するウイッペン56と、ウイッペン56の上昇によってウイッペン56上方の支柱57の先端に回転可能に支持されたレピティションレバー58と、ウイッペン56の先端に回転可能に連結され、レギュレーティング当接部59がレギュレーティングボタン60に当接するまでウイッペン56と共に上昇するジャッ61と、レピティションレバー56の上面に当接し、ジャック51の上端部に突き上げられるとレピティションレバー56の上面から離間するシャンクローラ62とを備え、ハンマー2を回動して弦を打弦する。
次に、押鍵荷重可変装置17Aは、実施例1に表したアタッチメント部材22に代えて、アタッチメント部材30が備えられている。
アタッチメント部材30は、図5(a)に表したように、一端側に貫通孔30cを備えるとともに他端側に上方に突き出した突き出し部30bを備えた板状部材30aと、軸方向に沿って雌ネジ30gを備えるとともに一端に雄ネジ30fを備えた支柱30dと、貫通孔30cに挿通され雌ネジ30gに螺合するネジ30hによって構成されている。そして、図3(b)に表したように、アタッチメント部材30は、雄ネジ30fが鍵3に螺合して固定され、支柱30dの上端に板状部材30aがネジ30hによって固定され、突き出し部30bがウェイトレバー21に対する当接部として構成される。
また、支柱30dの高さ寸法S3は、実施例1と同じように、隣接する鍵(図3中において2点鎖線で示す)3Pが演奏者の押鍵動作に伴って揺動(図3中の二点鎖線のように揺動)した際に、板状部材30aが隣接する鍵3Pの上面よりも間隙S2を介して上方に配置されるよう設定されている。
また、図3(c)に表したように、鍵3とウェイトレバー21との位置がずれて、鍵3の中心C1とウェイトレバー3の中心C2が一致しない場合には、複数のウェイトレバー21のピッチを変えることなく、アタッチメント部材30を図5(b)中の30Pのように支柱30dを中心に回転させ、アタッチメント部材30の突き出し部30bがウェイトレバー21の他端側に当接するように取り付ければよい。
また、図4に表したように、押鍵荷重可変装置17Aは、前述の図示しないハンドルを手前側に引くことにより、ワイヤ65aを索引し、L字金具41を矢印Dの方向に回転させて突揚棒35を上方に押し上げると、リフティングレール31が上方に移動(C方向に回動)してウェイトレバー21を押し上げ、ウェイトレバー21の他端側がアタッチメント部材30の突き出し部30bの頂部に離間するように構成されている。一方、押鍵荷重可変装置17Aは、図示しないハンドルを後側に戻すことにより、コイルバネ65bの付勢力でL字金具41を矢印Dの逆方向に回転させて突揚棒35を下方に下げると、リフティングレール31が下方に移動してウェイトレバー21を下げ(図中のCの逆方向に回動)、ウェイトレバー21の他端側がフェルト21aを介してアタッチメント部材22の突き出し部30bの頂部に当接し、ウェイトレバー21の荷重が鍵3に加えられるように構成されている。
以下に、前記の構成を有する実施例2のピアノの押鍵荷重可変装置17Aの作用効果を記載する。
実施例2に記載のピアノの押鍵荷重可変装置17Aによれば、アタッチメント部材30は、雄ネジ30fが鍵3に螺合して固定され、支柱30d上端に板状部材30aがネジ30hによって固定され、突き出し部30bがウェイトレバー21に対する当接部となるように構成されているので、鍵3が揺動する筬中(支点)7を境に演奏側と反対側において鍵3のピッチが異なるピアノにおいても、容易に押鍵荷重可変装置17Aを適用できる。つまり、本押鍵荷重可変装置17Aによれば、鍵3の位置とウェイトレバー21との位置が一致しない場合には、複数のウェイトレバー21のピッチを変えることなく、アタッチメント部材30の突き出し部30bの頂部がウェイトレバー21の他端側に当接するように、アタッチメント部材30を支柱30dを中心に回転させ、鍵3に取り付ければよいので、ピアノに容易に装着することができる。
また、実施例2に記載のピアノの押鍵荷重可変装置17Aによれば、支柱30dの高さ寸法S3は、実施例1と同じように、隣接する鍵(図3中において二点鎖線で示す)3Pが演奏者の押鍵動作に伴って揺動(図中の二点鎖線のように揺動)した際に、板状部材30aが隣接する鍵3Pの上面よりも間隙S2を介して上方に配置されるよう設定されているので、演奏者の押鍵動作に伴って上方に揺動した鍵3が他の鍵に取り付けられたアタッチメント部材30に接触することない。
また、実施例2に記載のピアノの押鍵荷重可変装置17Aによれば、ウェイトレバー21の他端側が鍵3の揺動に伴って回転軸19を支点に揺動するので、ウェイトレバー21の揺動がグランドピアノのハンマーの運動と近似し、グランドピアノの押鍵動作に近いタッチ感を得ることができる。
[実施例3]
次に、図6を用いて、本発明のピアノの押鍵荷重可変装置の、実施例3について説明する。図6は、本発明のピアノの押鍵荷重可変装置が適用されたアップライトピアノのアクションの構成を表す側面図である。尚、本実施例3におけるピアノの押鍵荷重可変装置71は、基本的に実施例1で表した押鍵荷重可変装置17と同じ構成なので詳細な説明を省き、特徴となる部分について説明する。
押鍵荷重可変装置71は、複数の鍵3を跨ぐように長尺状のレール91が設けられており、鍵3毎に、レール91にはフレンジ18の一端側がネジ止めされて固定され、フレンジ18の他端側には回転軸19にウェイトレバー21が回動自在に取り付けられている。
また、レール91は、板状のレール支持部材73によって鍵3の配列方向の両端及び中間部分(ブレイク部分)が支持されている。
また、押鍵荷重可変装置71は、レール91に固定された板状のレール支持部材73に係合し鍵3の長さ方向にウェイトレバー21を移動させるスライドレール75と、スライドレール75における上レール75aにアームピン79を介して係合し回転軸87を軸にE方向及びE方向の逆方向に回動するアーム81とを備えている。
また、スライドレール75は、棚板34の上に鍵3に平行に、レール支持部材73の下に設置されている。スライドレール75は、上レール75aと下レール75bとによって構成され、そのうち下レール75bの方はピアノ本体に固定されている。また、上レール75aと下レール75bとの間には両者の摩擦を低減されるためのベアリング(図示せず)が設けられており、上レール75aは下レール7bの上を鍵3の長手方向に沿って自在にスライドできるようになっている。そして、上レール75aのスライドに伴って上レール75aに固定されているレール支持部材73も鍵3の長手方向に沿って移動し、この移動に伴って、ストッパーレール24、ストッパーレール24に取り付けられているフレンジ18、ウェイトレバー21が移動する。また、鍵3毎に設置され複数存在するスライドレール75のうち、最も外側に設置されたスライドレール75の上レール75aの手前側先端にはフレンジ77が設けられており、フレンジ77に設けられたアームピン79が、アーム81と上レール75aとを連動させている。
また、アーム81は、複数存在するスライドレール75のうちの最も外側に設置されたスライドレール75の上レール75aにのみ取り付けられている。すなわち、アーム81は2本存在し、アーム81のそれぞれの一端は、棚板34の下面に設けられた取り付け部83において連結シャフト87を中心にして回転可能に取り付けられており、2本のアーム81は連結シャフト87を介して連動する。
また、アーム81の他端には、アーム81を後側に付勢するコイルスプリング65bと、このコイルスプリング65bによる付勢力に抗してアーム65を手前側に索引するためのワイヤ65aとが接続されている。そして、ワイヤ65aは、一端が固定部材65cを介してアップライトピアノの側板(図示せず)に固定されたチューブ65dに収納されており、チューブ65dの他端に設けられた操作レバー(図示せず)を操作して所定量索引できるようにされている。
そして、操作レバー(図示せず)を操作してワイヤを索引すると、アーム81を矢印Eの方向に回転し、上レール62が後側(矢印Fに示す方向)にスライドし、そのスライドに伴ってレール支持部材73、レール91、フレンジ18及びウェイトレバー21が後側に移動する。また、操作レバーをワイヤ65aを索引する前の位置に戻すと、コイルスプリング65bの付勢力によってアーム81が矢印Eと逆方向に回転し、上レール75aが手前側にスライドし、そのスライドに伴ってレール支持部材73、レール91、フレンジ18及びウェイトレバー21が手前側(矢印Fの反対方向)に移動する。これにより、ウェイトレバー21を鍵3の長さ方向に沿って移動させ、アタッチメント部材22の当接部に対してウェイトレバー21の当接位置を変えることができる。尚、本発明のウェイトレバー移動手段は、板状のレール支持部材73、スライドレール75、アームピン79、アーム81、連結シャフト87、コイルスプリング65b、ワイヤ65a、固定部材65c、チューブ65d、図示されない操作レバー等によって、その機能が発現される。
また、押鍵荷重可変装置71は、ウェイトレバー21が回動した際に、上向き方向のストッパーとなるウェイトレバー振れ防止レール93が設けられている。
ウェイトレバー振れ防止レール93は、ウェイトレバー21の上部に配設され、複数の鍵3を跨ぐようにして両端をブラケット95によってピアノ本体に固定されている。ウェイトレバー振れ防止レール93の下面は、演奏側と反対側(図6中の奥側)に進むにつれて上方に沿った形状をしている。また、ウェイトレバー振れ防止レール93の下面全体には、ウェイトレバー21が当接した際の当接音を低減するためのフェルト97が設けられている。
また、ウェイトレバー21の他端側の上面には鉛からなる錘99が設けられている。そして、ウェイトレバー21が回転軸19を中心に上向きに回動した際に、錘99がウェイトレバー振れ防止レール93にフェルト97を介して当接する。
以下に、前記の構成を有する実施例3のピアノの押鍵荷重可変装置71の作用効果を記載する。
実施例3に記載のピアノの押鍵荷重可変装置71によれば、アーム81を回動させることによって、ウェイトレバー21を鍵の長さ方向に移動し、アタッチメント部材22に対して当接する位置を変えることができるので、アタッチメント部材22を介して鍵3に加えられるウェイトレバー21の荷重及びウェイトレバー21の揺動量を連続的に調整することができ、演奏者の押鍵動作に伴って鍵3に伝わる荷重を容易に調整したり押鍵のタッチ感を切り換えたりすることができる。
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明は、上述した実施例に限定されるものではなく、種々の態様を取ることができる。
例えば、実施例1において、ウエィトレバー21は、鍵3の演奏側の反対側(図中の後側)に回動自在な一端を配置し、鍵3の演奏側(図中の手前側)に鍵3に荷重を加える他端側を配置したが、鍵3の演奏側の(図中の手前側)に回動自在な一端を配置し、鍵3に荷重を加える他端側を鍵3の演奏側の反対側(図中の後側)、配置してもよい。
また、実施例1〜実施例3において、アタッチメント部材22、30は、ピアノの鍵3に固定しウェイトレバー21に対して当接及び離間できるものとしたが、ウェイトレバー21に固定し鍵3に対して当接及び離間できるものとしてもよい。
本発明のピアノの押鍵荷重可変装置が適用された実施例1の、アップライピアノのアクションの構成を表す側面図である。 同実施例1の押鍵荷重可変装置の構成を表す斜視図である。 同実施例1の押鍵荷重可変装置におけるアタッチメント部材とウェイトレバーとの位置合せを表す説明図である。 本発明のピアノの押鍵荷重可変装置が適用された実施例2の、グランドピアノのアクションの構成を表す側面図である。同実施形態1の伝達切り換え機構部の構成を表す斜視図である。 図5の(a)は同実施例の押鍵荷重可変装置のアタッチメント部材の構成を表す分解斜視図、図5の(b)は同実施例のアタッチメント部材が鍵に取り付けられた外解斜視図である。 本発明のピアノの押鍵荷重可変装置が適用された実施例3の、アップライトピアノのアクションの構成を表す側面図である。
符号の説明
1、51…アクション、2…ハンマー、3…鍵、5,52…ハンマー作動部、17,17A,71…押鍵荷重可変装置、7…筬中、9…キャプスタンワイヤー、11…キャプスタンボタン、12…ウイッペン、15…ジャック、19…回転軸、21…ウェイトレバー、22,30…アタッチメント部材、24…ストッパーレール、18…フレンジ、19…回転軸、25,95…ブラケット、21a,23,97,…フェルト、29…錘、22a…取付部、22b…当接部、22c,22f,22g…ネジ、22d,22e…ナット、31…リフティングレール、35…突揚棒、41…L字金具、41a…回転軸、65b…コイルスプリング、65a…ワイヤ、65c…固定部材、65d…チューブ、32…リフティングレバー、37…ゴムキャップ、39…ピン、65b…コイルバネ、53…キャプタンスクリュー、54…ウイッペンレンジ、56…ウイッペン、57…支柱、58…レピティションレバー、59…レギュレーティング当接部、60…レギュレーティングボタン、51…ジャック、62…シャンクローラ、30c…貫通孔、30b…突き出し部、30a…板状部材、30g…雌ネジ、30d…支柱、30h…ネジ、73…レール支持部材、75…スライドレール、79…アームピン、87…回転軸、77…フレンジ、81…アーム、34…棚板、83…取り付け部、87…連結シャフト、91…レール、93…ウェイトレバー振れ防止レール、99…錘。

Claims (5)

  1. ピアノの鍵が揺動する支点を境に演奏側とは反対側上部において、該鍵毎に配置されて、一端側がピアノ本体に支持された回転軸に回動自在に係合し、他端側が鍵の上下方向に揺動するウェイトレバーと、
    前記鍵毎に該鍵の上面と前記ウェイトレバーの他端側との間に配設され、該鍵の上方に突き出すように各鍵に取り付けられたアタッチメント部材と、
    を備え、
    前記ウェイトレバーの他端側が前記回転軸を支点とする自重で前記アタッチメント部材の上部に当接し、該アタッチメント部材を介して演奏者の押鍵動作に抗する荷重をかけるように構成され
    前記アタッチメント部材は、一端側に前記鍵に取り付けられる取付部を備えるとともに、他端側に前記ウェイトレバーに当接する当接部を備え、
    前記当接部は、前記鍵の上面に間隙を介して上方に配設され、且つ、隣接する鍵が揺動した際に、該隣接する鍵の上面よりも間隙を介して上方に配置されている、
    ことを特徴とするピアノの押鍵荷重可変装置。
  2. 前記アタッチメント部材には、前記当接部の上下方向の高さを調整する高さ調整手段が備えられている、
    ことを特徴とする請求項1に記載のピアノの押鍵荷重可変装置。
  3. 前記ウェイトレバーの前記他端側と前記アタッチメント部材の前記当接部との間にフェルトを備え、該フェルトを介して該他端側と該当接部が当接する、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のピアノの押鍵荷重可変装置。
  4. 前記アタッチメント部材の前記当接部に対して前記ウェイトレバーの前記他端側を離間させる離間手段が備えられている、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか記載のピアノの押鍵荷重可変装置。
  5. 前記ウェイトレバーを前記鍵の長さ方向に移動し、前記アタッチメント部材に対して、該ウェイトレバーの前記他端側の当接位置を変えるウェイトレバー移動手段が備えられている、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか記載のピアノの押鍵荷重可変装置。
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