JP4083849B2 - 画像処理方法 - Google Patents

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Description

【0010】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像処理技術に係り、特にテレビジョン信号等の映像信号についてディジタル式の画像処理を行う画像処理方法に関する
【0020】
【従来の技術】
従来のこの種の画像処理装置は、図20に示すように、映像信号について所定の画像処理を行うように構成されたディジタル信号処理回路200に加えて、画像データを1フィールドまたは1フレーム分だけ蓄積または遅延させるための1個または複数個のフィールドメモリおよび/またはフレームメモリ202とを有している。
【0030】
たとえば、動画像リアルタイム処理の場合、フレームメモリ202Aおよびフィールドメモリ202Bが動き検出に用いられ、フレームメモリ202Cが動き適応補間に用いられる。また、たとえばハイビジョン信号をNTSC信号に変換するための時間軸変換には別のフレームメモリ(図示せず)が用いられる。
【0040】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来のディジタル画像処理回路は、要求される画像処理の種類が多いほど数多くのフィールドメモリまたはフレームメモリを必要とする。このことは、コストおよび装置規模において大きな不都合となる。一般のフィールドメモリおよびフレームメモリは1〜2Mビット容量のダイナミックRAMであり、現在主流の16Mビット、64Mビット型ダイナミックRAMと比較して記憶容量は格段に小さいものの、価格およびチップサイズの点では大して違わない。
【0050】
一方、フィールドメモリおよび/またはフレームメモリの個数が多いほど、それに比例してディジタル信号処理回路200側の端子ピンの本数が増え、ICパッケージが大型化するという不都合もある。
【0060】
また、このようなシステム構成では、多種多様なアプリケーションに対して適応性が乏しいという問題もある。たとえば、NTSC信号向けに1.5Mビット容量のフィールドメモリを用いてシステムを構築しても、ハイビジョン信号に対しては4Mビット程度のフィールドメモリが必要であるから、このシステムでは適応できないことになる。
【0070】
また、これら多数のフィールドメモリおよび/またはフレームメモリは各々がディジタル信号処理回路200内の特定機能の処理部と関連して用途が限定または特化しており、様々なアプリケーションに対して汎用性を持てないという不具合がある。
【0080】
このため、従来は、NTSC信号、衛星放送、ハイビジョン信号、パソコン出力信号等の種々多様な映像信号に1台のテレビ受像機で対応しようとすると、映像信号の種類別の専用ディジタル信号処理回路およびフィールド/フレームメモリを全部内蔵しなくてはならず、非常に高価で大型な装置となっていた。
【0090】
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたもので、小規模な回路構成で多種多様なアプリケーションに対応できる画像処理方法を提供することを目的とする。
【0100】
また、本発明は、装置内の資源を有効利用し、高度な画像処理を効率よく行える画像処理方法を提供することを目的とする。
【0110】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明の画像処理方法は、処理されるべき画像データを外部より取り込む入力部と、走査線上の画素に1対1の対応関係で割り当てられ、かつ共通の命令にしたがって同一の動作を行う複数個のプロセッシングエレメントを有し、画像データを走査線単位で入力、処理および出力するディジタル信号処理部と、一定のメモリ領域を有し、書き込み動作と読み出し動作が並列的かつ独立的に実行可能であり、画像データを走査線単位で入力および出力する画像メモリと、処理後の画像データを外部に出力する出力部と、前記入力部、前記ディジタル信号処理部、前記画像メモリおよび前記出力部を相互に接続するデータ・パス手段と、前記入力部、前記ディジタル信号処理部、前記画像メモリ、前記出力部および前記データ・パスを所望のプログラムデータにしたがって制御する制御手段とを有する画像処理装置によって画像データを処理する画像処理方法であって、1つの映像信号に対応する画像データを前記入力部に取り込むステップと、前記入力部より出力された画像データの前半部を第1の期間で前記ディジタル信号処理部に入力するステップと、前記入力部より出力された画像データを前記画像メモリに書き込んで、一定の遅延時間後に読み出すステップと、前記画像メモリより読み出された画像データの後半部を第2の期間で前記ディジタル信号処理部に入力するステップとを有する。
【0120】
本発明の画像処理方法において、好適な一態様として、前記ディジタル信号処理部より出力された画像データの前半部を画像メモリに書き込んで所定の遅延時間後に読み出すステップと、前記画像メモリより読み出された画像データの前半部を前記出力部より外部へ出力するステップと、前記ディジタル信号処理部より画像データの後半部を出力するステップと、前記ディジタル信号処理部より出力された画像データの後半部を前記画像データの前半部に繋げて前記出力部より外部へ出力するステップがさらに含まれる。
【0130】
さらに好ましくは、前記第1の期間中に前記ディジタル信号処理部に入力される画像データの前半部の後端部に、所定の画素数分だけ後半部の前端部とオーバーラップする第1のオーバーラップ部分を付加するステップと、前記第2の期間中に前記ディジタル信号処理部に入力される画像データの後半部の前端部に、所定の画素数分だけ前半部の後端部とオーバーラップする第2のオーバーラップ部分を付加するステップと、前記出力部より画像データを外部へ出力する段階で前記第1および第2のオーバーラップ部分を除去するステップも含まれる。
【0140】
好適な一態様によれば、前記画像処理装置において、前記画像メモリは、所定の記憶容量を有する少なくとも2つの入力バッファ部を含む複数の入力バッファを有し、各々の前記入力バッファにおいて、第1の入力バッファ部が画像データで満たされると、第2の入力バッファ部への入力画像データの書き込みが開始されるとともに、第1の入力バッファ部より画像データが読み出されて前記メモリ領域に書き込まれ、第2の入力バッファ部が画像データで満たされると、第1の入力バッファ部への入力画像データの書き込みが開始されるとともに、第2の入力バッファ部より画像データが読み出されて前記メモリ領域に書き込まれる。この場合、各々の前記入力バッファから前記メモリ領域に画像データが書き込まれるデータレートは各々の前記入力バッファに画像データが書き込まれるデータレートとは異なる速度に選ばれてよい。
【0160】
また、好適な一態様によれば、前記画像処理装置において、前記画像メモリは、所定の記憶容量を有する少なくとも2つの出力バッファ部を含む複数の出力バッファを有し、各々の前記出力バッファにおいて、第1の出力バッファ部の画像データが空になると、第2の出力バッファ部からの画像データの読み出しが開始されるとともに、前記メモリ領域より読み出された画像データが第1の出力バッファ部に書き込まれ、第2の出力バッファ部の画像データが空になると第1の出力バッファ部からの画像データの読み出しが開始されるとともに、前記メモリ領域より読み出された画像データが第2の出力バッファ部に書き込まれる。この場合、前記メモリ領域より各々の前記出力バッファへ画像データが書き込まれるデータレートは各々の前記出力バッファより画像データが読み出されるデータレートとは異なる速度に選ばれてよい。
【0180】
また、好適な一態様として、前記画像処理装置において、前記データパス手段は、前記入力部のデータ出力端子と前記ディジタル信号処理部のデータ入力端子とを電気的に接続するための第1のデータパス部と、前記入力部のデータ出力端子と前記画像メモリのデータ入力端子とを電気的に接続するための第2のデータパス部と、前記ディジタル信号処理部のデータ出力端子と前記画像メモリのデータ入力端子とを電気的に接続するための第3のデータパス部と、前記画像メモリのデータ出力端子と前記ディジタル信号処理部のデータ入力端子とを電気的に接続するための第4のデータパス部と、前記入力部のデータ出力端子と前記出力部のデータ入力端子とを電気的に接続するための第5のデータパス部と、前記ディジタル信号処理部のデータ出力端子と前記出力部のデータ入力端子とを電気的に接続するための第6のデータパス部と、前記画像メモリのデータ出力端子と前記出力部のデータ入力端子とを電気的に接続するための第7のデータパス部とを含む。
【0200】
好適な一態様によれば、前記画像処理装置において、前記制御手段は、前記入力部、前記ディジタル信号処理部、前記画像メモリ、前記出力部および前記データ・パス手段のそれぞれの動作モードを規定するプログラムデータを保持するために各部に分散配置されたプログラムデータ保持手段と、所望のプログラムデータを外部より取り込んで各部の前記プログラムデータ保持手段に分配するプログラムデータ分配手段とを含む。
【0330】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図19を参照して本発明の実施例を説明する。
【0340】
図1に、本発明の一実施例による画像処理プロセッサの回路構成を示す。
【0345】
この画像処理プロセッサは、処理されるべき画像データとしてディジタルの映像信号を外部より取り込む入力部40と、画像データを走査線単位で入力、処理および出力するSVP(Scan-line Video Processor)14と、画像データを走査線単位で書き込みおよび読み出す画像メモリ50と、処理後の画像データを外部に出力する出力部70と、これら入力部40、SVP14、画像メモリ50および出力部70を相互に接続するデータ・パス72とを有している。
【0350】
また、この画像処理プロセッサには、SVP14をSIMD (Single-Instruction Multiple-Data)型のディジタル信号処理部として動作させるため、SVP14用のプログラムを保持するRAMからなるプログラムメモリ10と、このプログラムメモリ10より命令を1つずつ取り出してこの命令に対応したマイクロ命令等の制御信号をSVP14に与える命令発生回路(IG)12とが設けられている。
【0360】
さらに、この画像処理プロセッサには、入力部40、SVP14、画像メモリ50、出力部70およびIG12に所要のタイミング制御信号を供給するタイミング制御ユニット(TCU)74も設けられている。
【0370】
そして、この画像処理プロセッサ内の各部つまり入力部40、SIMD型ディジタル信号処理部(10,12,14)、画像メモリ50、出力部70およびIG12に分散配置されているプログラムデータ保持部(メモリ、レジスタ等)に内部バス80を介して外部からのプログラムデータを分配するためのROMローダ76およびI2 Cバス(Inter IC−BUS)インタフェース回路78も含まれている。また、図示しないが、プロセッサ内の各部に所要のクロックを供給するためのたとえばPLL回路からなるクロック回路も含まれている。
【0380】
ここで、SIMD型ディジタル信号処理部のプログラムデータ保持部はプログラムメモリ10である。また、I2 Cバス・インタフェース回路78は、外部のコントローラ(図示せず)にI2 Cバス規格で接続されており、該コントローラよりたとえばシリアル伝送でプログラムデータを受信し、この受信したデータをパラレルデータに変換したうえで、指定された行先(プログラム保持部)にその分のプログラムデータ部分を転送する。
【0390】
ROMローダ76は、外部のROM(図示せず)に接続されており、I2 Cバス・インタフェース回路78を介して外部のコントローラより所望のプログラム番号を受け取ると、このプログラム番号を割り付けられた所定のアプリケーション用のプログラムのデータをその外部ROMより読み出して各部のプログラムデータ保持部にロードする。ROMローダ76は、外部ROMを伴うが、外部コントローラによりI2 Cバス・インタフェース回路78を介して各部にプログラムデータを分配する方法よりも格段に短い所要時間でプログラムデータの分配を行えるという利点がある。
【0400】
図2に、この画像処理プロセッサにおけるデータパスの具体的構成例を示す。図示のように、SVP14、画像メモリ50および出力部70の各入力端子の手前にマルチプレクサ82,84,86が配置されている。
【0410】
この例において、入力部40は、外部よりたとえば16ビットのディジタル映像信号をこのプロセッサで処理すべき画像データSVとして最大2系統まで同時に取り込めるようになっている。SVP14は、最大3つまでのディジタル映像信号(以下画像データと称する。)を同時に入力するための入力ポートと、最大3つまでの画像データを同時に出力するための出力ポートとを有している。画像メモリ50は、最大3つまでの画像データを同時に入力するための3つの入力ポートおよび入力バッファSDIA ,SDIB ,SDIC と、最大3つまでの画像データを同時に出力するための3つの出力ポートおよび出力バッファSDOA ,SDOB ,SDOC とを有している。
【0420】
入力部40の2チャンネル分の出力ポートは、第1のマルチプレクサ82の入力端子に接続されるとともに、第2のマルチプレクサ84の入力端子に接続されている。SVP14の3チャンネル分の出力ポートのうち第1および第2の出力ポートが第2のマルチプレクサ84の入力端子に接続されるとともに、第1および第3の出力端子が第3のマルチプレクサ86の入力端子に接続されている。画像メモリ50の3チャンネル分の出力ポートのうち、第1〜第3の出力ポートがマルチプレクサ82の入力端子に接続されるとともに、第1および第2の出力ポートがマルチプレクサ86の入力端子に接続されている。
【0430】
マルチプレクサ82の出力からは、3チャンネル分の出力端子がSVP14の入力ポートに接続されている。マルチプレクサ84の出力からは、3チャンネル分の出力端子が画像メモリ50の入力端子に接続されている。マルチプレクサ86の出力側では、2チャンネル分の出力端子が出力部70の入力ポートに接続されている。
【0440】
このデータパス構造において、SVP14と画像メモリ50とは、マルチプレクサ82,84を介して互いに襷掛けの関係でそれぞれの入力ポートと出力ポートが接続されている。各マルチプレクサ82,84,86の切換は、TCU74からのタイミング制御信号によって制御される。
【0450】
図3に、入力部40の回路構成例を示す。この例では、2系統分の入力映像信号の輝度信号(Y)、色信号(C)に対応して4つの入力部40A,40B,40C,40Dが設けられている。各入力部には、バッファ42、フィルタ44、マルチプレクサ46および設定値レジスタ48が設けられている。入力画像データは、バッファ42にいったん取り込まれてから、マルチプレクサ46の切換位置にしたがって、直接マルチプレクサ46を通って出力されるか、あるいはフィルタ44でたとえば帯域制限のためのローパス・フィルタリング処理を受けてからマルチプレクサ46を通って出力される。
【0460】
このようなマルチプレクサ46の切換およびフィルタ44のフィルタリング処理は、上記したようにROMローダ76またはI2 Cバス・インタフェース回路78より内部バス80を経由してこの入力部の設定値レジスタ48に設定入力(ロード)される設定値つまりプログラムデータPDとTCU74からのタイミング制御信号TCとによって制御される。
【0470】
図1および図2において、SVP14はデータ入力レジスタ(DIR)16、プロセッシング・エレメント部(処理部)18およびデータ出力レジスタ(DOR)20の3層構造からなっている。
【0480】
図4に、SVP14の内部の構成例を示す。
【0490】
DIR16は、TCU74からのタイミング制御信号とクロック回路からのクロックとIG12からのアドレス(ADDRESS)とにしたがって動作し、最大3チャンネル分(たとえば48ビット)までの画像データD1 〜DN を走査線単位で繰り返し入力する。
【0500】
処理部18は、1水平走査線上の画素数Nに等しい数(たとえば864個)のプロセッシングエレメントPE1 〜PEN を並列配置(接続)してなる。これらのプロセッシングエレメントPE1 ,PE2 ,…PEN は、IG12からのアドレス(ADDRESS)およびマイクロ命令(MICROINSTRUCTION)とクロック回路からのクロックとにしたがって並列動作し、各々対応する画素データD1 ,D2 ,…DN について同一の画像処理演算を1水平走査期間内に実行する。
【0510】
DOR20は、TCU74からの制御信号とクロック回路からのクロックとIG12からのアドレス(ADDRESS)とにしたがって動作し、1水平走査期間毎にプロセッシングエレメントPE1 〜PEN からの演算処理結果のデータを最大3チャンネル分までの水平走査線1本の画像データD1'〜DN'に揃えて出力する。
【0520】
DIR16、処理部18およびDOR20にそれぞれ供給されるクロックは互いに非同期であってよい。また、DIR16から処理部18へのデータ転送、および処理部18からDOR20へのデータ転送は、それぞれ水平ブランキング期間内に行われる。
【0530】
このように、DIR16、処理部18およびDOR20によりそれぞれ1水平走査線分のデータ入力、並列演算処理およびデータ出力がパイプライン方式で非同期かつ並列的に実行され、リアルタイムな画像処理が行われる。
【0540】
ここで、図4につきSVP14の内部の作用を概略的に説明する。SVP14内の各部の動作は、上記したようにIG12からのアドレス(ADDRESS)およびマイクロ命令(MICROINSTRUCTION)やTCU74からのタイミング制御信号、クロック回路からのクロック等によって制御される。
【0550】
図4において、DIR16は、1ライン分の入力画像データVS(D1 〜DN )を最大3チャンネル分まで取り込める記憶容量を有し、画素単位でブロック化されている。入力画像データD1 〜DN がDIR16内を転送される途中、各画素データ…,DK-2,DK-1,DK,DK+1,DK+2,…は1個ずつ次々と引き落とされるようにしてDIR16の各ブロック…,K−2,K−1,K,K+1,K+2,…のレジスタ群に取り込まれる。
【0560】
処理部18の各プロセッシングエレメントPEK は、各々が所定の容量(たとえば176ビット)を有する一対のレジスタ・ファイルRF0,RF1 と、1個の1ビット演算論理ユニット(ALU)24と、複数個(たとえば4個)のワーキング・レジスタWRs(M,A,B,C)26と、左右隣の複数個(たとえば左右各4個)のプロセッシングエレメント(PEK-4,PEK-3,PEK-2,PEK-1 ,PEK+1,PEK+2,PEK+3,PEK+4 )とデータをやりとりするL/R(左右)通信部(LRCOM)28とを有している。
【0570】
一方のレジスタ・ファイルRF0 はDIR16の対応するブロックのレジスタ群に接続され、他方のレジスタ・ファイルRF1 はDOR20の対応するブロックのレジスタ群に接続されている。レジスタ・ファイルRF0,RF1 の片方または双方から読み出された1ビットのデータは、ワーキング・レジスタ(M,A,B,C)のいずれかに与えられるとともに、L/R通信部28のマルチプレクサ30およびラッチ回路32を介して隣接する左右各4個のプロセッサ・エレメント(PEK-4,PEK-3,PEK-2,PEK-1 ,PEK+1,PEK+2,PEK+3,PEK+4 )へ送られる。
【0580】
これと同時に、それら隣の各プロセッサ・エレメント(PEK-4,PEK-3,PEK-2,PEK-1 ,PEK+1,PEK+2,PEK+3,PEK+4 )からのデータも当該プロセッサ・エレメントPEK のL/R通信部28のマルチプレクサ34,36に送られてきて、それらのデータの中のいずれか1つが選択されてワーキング・レジスタ(M,A,B,C)のいずれかに入力される。図4では、左隣のプロセッサ・エレメント(PEK-4,PEK-3,PEK-2,PEK-1 )からのデータの中のいずれか1つが選択され、ワーキング・レジスタ(A)に入力されたことを示している。
【0590】
ALU24は、ワーキング・レジスタ(M,A,B,C)より与えられるデータについて所要の演算を実行し、その演算結果を出力する。ALU24の演算結果のデータは、レジスタ・ファイルRF0,RF1 のいずれかに書き込まれる。概して、各水平走査期間における最後の演算結果のデータは最終演算処理結果の画素データDK'として出力側のレジスタ・ファイルRFに書き込まれ、直後の水平ブランキング期間中にこのレジスタ・ファイルRFからDOR20の対応するブロックのレジスタに移される。
【0600】
DOR20は、出力画像データD1'〜DN'のチャンネル数、ビット数および画素数に等しい容量を有し、画素単位でブロック化されている。各ブロック毎に処理部18よりDOR20に送られてきた演算処理結果の画素データVS’(D1'〜DN')は1水平走査期間をかけて左端の画素データD1'を先頭に後続の画素データD2', D3', …が数珠繋ぎに続くように順にDOR20の各ブロックから送出される。
【0610】
なお、処理部18は、レジスタ・ファイルRF0,RF1 に1ないし2ライン分の画像データを蓄積することが可能であり、これによってラインメモリの機能も実現可能となっている。また、処理部18は、1水平走査期間中に複数チャンネルの画像データについて時分割的に各個別の処理を実行することも可能である。
【0620】
図5に、画像メモリ50の具体的構成例を示す。この画像メモリ50は、画像データを一時的に記憶する高速メモリとしてたとえばSDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory) 52を用いる。このSDRAM52は、たとえば16Mビット程度の記憶容量を有し、連続したアドレス空間にメモリ領域がマッピングされている。メモリアクセス時に、このSDRAM52にはメモリアドレスおよび制御信号(RAS,CAS)に加えて高速クロックCKも供給され、SDRAM52はこのクロックCKのタイミングでデータのストローブを行うようになっている。
【0630】
この画像メモリ50において、SDRAM52以外の部分はインタフェース部(SDRAMインタフェース)を構成する。
【0640】
各々の入力バッファSDIA ,SDIB ,SDIC および各々の出力バッファSDOA ,SDOB ,SDOC には、各バッファ内の書き込みアドレス(位置)を指示するポインティング情報を与えるライト(W)ポインタ・レジスタ54,58と、バッファ内の読み出しアドレス(位置)を指示するポインティング情報を与えるリード(R)ポインタ・レジスタ56,60とが併設されている。入力側の各リードポインタ・レジスタ56は、SDRAMアクセス用の書き込みアドレス発生機能も備える。出力側の各ライトポインタ・レジスタ58は、SDRAMアクセス用の読み出しアドレス発生機能も備える。
【0650】
各入力バッファSDIA ,SDIB ,SDIC の出力端子は、SDRAM52のデータ入力端子に接続されている。入力側の各リードポインタ・レジスタ56で発生されたSDRAMアドレスは、マルチプレクサ62を介してSDRAM52のアドレス端子に与えられる。出力側の各ライトポインタ・レジスタ58で発生されたSDRAMアドレスは、マルチプレクサ64,62を介してSDRAM52のアドレス端子に与えられる。
【0660】
制御部66は、この画像メモリ50の動作モードを規定するプログラムデータをROMローダ76よりまたは外部コントローラよりI2 Cインタフェース回路78を介して受け取って保持する設定値レジスタを含んでいる。制御部66は、このレジスタに設定入力されたプログラムデータとTCU74からの各種タイミング制御信号とにしたがって入力および出力側の各バッファおよびポインタ・レジスタの動作、マルチプレクサ62,64の切換およびSDRAM52に対するメモリアクセスを制御する。
【0670】
この画像メモリ50において、各入力バッファSDIA ,SDIB ,SDIC は、たとえば1画素分の画像データを16ビットとして画素128個分の記憶容量を有し、この記憶容量を第1および第2の入力バッファ部に2分割している。
【0680】
図6につき、各入力バッファSDIA ,SDIB ,SDIC における書き込み/読み出しの動作を説明する。先ず、第1(左側)の入力バッファ部に先頭アドレスから順に書き込む(図6の(A) )。ライトポインタPW は入力画像データVSに同期したクロックにしたがってインクリメントする。
【0690】
第1の入力バッファ部が入力画像データで満たされると、ライトポインタPW は空になっている第2(右側)の入力バッファ部の先頭アドレスを指し、この第2の入力バッファ部への入力画像データの書き込みが開始されると同時に、リードポインタPR が第1の入力バッファ部の先頭アドレスを指し、第1の入力バッファ部からの入力画像データの読み出しが開始される(図6の(B) )。
【0700】
入力バッファより読み出された画像データは、SDRAMのデータ入力端子に供給される。一方、リードポインタ・レジスタ56のアドレス発生機能により発生されるメモリアドレスは、SDRAMのデータ端子への画像データの出力と同時にマルチプレクサ62を介してSDRAM52のアドレス端子に供給されるとともに、リードポインタPR のインクリメントと一緒にアドレス値をインクリメントする。制御部66は、各入力バッファSDIA ,SDIB ,SDIC の読み出し動作をアービトレーション機能によって選択的にアクティブにする。
【0710】
リードポインタPR は、SDRAM52用のデータ書き込みクロックに同期している。通常の画像データの伝送速度は10MHzであるのに対し、SDRAMの動作クロックCKはその数倍以上たとえば80MHzである。したがって、各入力バッファにおいては、リードポインタPR がライトポインタPW の数倍以上の速度でインクリメントし、読み出しは書き込みの数倍以上のデータレートで行われる(図6の(C) )。
【0720】
したがって、第2の入力バッファ部への書き込みが終了する以前に、第1の入力バッファ部からの読み出しが終了し、リードポインタPR は境界位置でそのまま待機する(図6の(D) )。そして、第2の入力バッファ部への書き込みが終了したなら(図6の(E) )、リードポインタPR は第2の入力バッファ部の先頭アドレスを指示し、第2の入力バッファ部からの読み出しを開始する。一方、ライトポインタPW は空の状態(画像データが全部読み出された状態)になっている第1の入力バッファ部の先頭位置に戻り、第1の入力バッファ部への書き込みを再開する。以後、上記の動作を繰り返す。
【0730】
なお、リードポインタPR はデータで満たされた入力バッファのデータを全て読み出せればよく、読み出し順はライトポインタPW と必ずしも同じでなくてもよい。この場合、後述する出力バッファにおけるライトポイントPW の書き込み順は、入力バッファにおけるリードポインタPR の読み出し順にしたがう。
【0740】
この画像メモリ50では、各出力バッファSDOA ,SDOB ,SDOC も、たとえば画素128個分の記憶容量を有し、この記憶容量を第1および第2の出力バッファ部に2分割している。
【0750】
図7につき、各出力バッファSDOA ,SDOB ,SDOC における書き込み/読み出しの動作を説明する。出力バッファの動作も、基本的には上記した入力バッファの動作と同じである。
【0760】
先ず、第1(左側)の出力バッファ部に先頭アドレスから順に書き込む(図7の(A) )。ここで、書き込まれるデータはSDRAM52より読み出された画像データであり、ライトポインタPW はSDRAM52用の高速クロックCKに同期してインクリメントする。
【0770】
また、ライトポインタ・レジスタ58のアドレス発生機能により発生されるメモリアドレスは、SDRAM52の読み出しクロックに同期してマルチプレクサ64,62を介してSDRAM52のアドレス端子に供給されると同時にそのアドレス値をインクリメントする。
【0780】
制御部66は、各出力バッファSDOA ,SDOB ,SDOC の書き込み動作をアービトレーション機能によって選択的にアクティブにする。また、制御部66は、これら出力バッファSDOA ,SDOB ,SDOC の書き込み動作と上記したような各入力バッファSDIA ,SDIB ,SDIC の読み出し動作との間でもアービトレーションを行う。
【0790】
第1の出力バッファ部が出力画像データで満たされると、ライトポインタPW は終端位置でそのまま待機する。出力バッファの読み出しが開始されると、先ずリードポインタPR が第1の出力バッファ部の先頭アドレスを指し、第1の出力バッファ部からの出力画像データの読み出しが行われる(図7の(B) )。また、これと同時に、第2の出力バッファ部への出力画像データの書き込みが開始される。リードポインタPR は、制御部66で設定または選択された画像データの伝送レートに対応したクロックに同期してインクリメントする。もっとも、ライトポインタPW よりは遅い。
【0800】
したがって、第1の出力バッファ部からの読み出しが終了する以前に、第2の出力バッファ部への書き込みが終了し、ライトポイントPW は終端位置でそのまま待機する(図7の(C),(D) )。
【0810】
そして、第1の出力バッファ部からの読み出しが終了すると(図7の(E) )、リードポインタPR は第2の出力バッファ部の先頭アドレスを指示し、第2の出力バッファ部からの読み出しを開始する。一方、ライトポインタPW はこの時点で第1の出力バッファ部の先頭位置に戻り、第1の出力バッファ部への書き込みを再開する。以後、上記の動作を繰り返す。
【0820】
上記したように、本実施例の画像メモリ50では、複数のチャンネル分の画像データがそれぞれ複数の入力ポートないし入力バッファSDIA ,SDIB ,SDIC に同期または非同期で並列的に入力可能であり、複数のチャンネル分の画像データがそれぞれ複数の出力ポートないし出力バッファSDOA ,SDOB ,SDOC より同期または非同期で並列的に出力可能である。
【0830】
メモリ50内では、単一のインタフェース部、特に制御部66により、共通のSDRAM52と各入力バッファSDIA ,SDIB ,SDIC および各出力バッファSDOA ,SDOB ,SDOC との間での画像データのやりとりを高速クロックCKに同期して一元管理で効率的に制御することができる。
【0840】
また、この画像処理プロセッサは1個の半導体チップ上に構築可能であり、SDRAM52を外付けする場合でも、端子ピンの本数が少なくて済み、デバイスの小型化をはかれる。
【0850】
そして、複数の入出力ポートと相まって、複数のライトポインタおよびリードポインタを備え、それらポインタ相互間の関係をプログラマブルに設定可能であり、多種多様なメモリ機能を実現することができる。
【0860】
たとえば、図8に示すように、1チャンネル分の画像データを1つの入力バッファたとえばSDIA を介してSDRAM52に書き込んでいき、このSDRAM52に書き込んだ画像データを所定の遅延量だけ時間をずらして第1および第2の出力バッファSDOA ,SDOB を介して並列的に読み出すことで、たとえば1フィールド遅れの画像データと2フィールド遅れの画像データとを同時に得ることが可能である。
【0870】
図8において、SDRAM52に対するライトアドレス(ポインタ)AWは入力バッファにおけるリードポインタPR に対応し、2個のリードアドレス(ポインタ)ARa ,ARb は出力バッファSDOA ,SDOB におけるライトポインタPW に対応する。
【0880】
本実施例では画像メモリ50にSDRAM52を使用するが、これと同等のメモリ機能を有するものであれば他のメモリでもよく、たとえばランバス社仕様のランバスメモリも使用可能である。また、画像メモリ50を複数個のメモリチップで構成することも可能である。
【0890】
図9に、TCU74の具体的構成例を示す。このTCU74は、主制御部(MC)、垂直タイミング発生部(VTG)および水平タイミング発生部(HTG)を有し、入力部40に入力される映像信号(画像データVS)より抽出された垂直同期信号、水平同期信号および画素クロックに応動して装置内の各部つまり入力部40、SIMD型ディジタル信号処理部(10,12,14)、画像メモリ50、出力部70およびデータパス72(マルチプレクサ82,84,86)等に所要のタイミング制御信号TCを供給する。
【0900】
主制御部MCは、プログラムカウンタ、プログラムメモリ、制御ロジック等からなり、垂直同期信号に応動してフレームベースのタイミング制御信号TCMCを生成するとともに、内部の垂直タイミング発生部VTGおよび水平タイミング発生部HTGを制御する。垂直タイミング発生部VTGは、シーケンスメモリVSMおよびループメモリVLM等を有し、水平同期信号に応動してラインベースのタイミング制御信号TCVTG および内部制御信号を生成する。水平タイミング発生部HTGは、シーケンスメモリHSMおよびループメモリHLM等を有し、画素クロックに応動して画素ベースのタイミング制御信号TCHTG を生成する。
【0910】
主制御部MC、垂直タイミング発生部VTGおよび水平タイミング発生部HTGのプログラムメモリ、シーケンスメモリ等の各種メモリには、ROMローダ76またはI2 Cインタフェース回路78より内部バスを介して与えられる各種プログラムデータが格納される。
【0920】
出力部70は、出力バッファと、出力画像データにブランキング信号を挿入する回路等から構成されている。この出力部70の機能も、ROMローダ76またはI2 Cインタフェース回路78より内部バスを介して与えられるプログラムデータとTCU74からのタイミング制御信号TCとにしたがって制御される。
【0930】
次に、本実施例の画像処理プロセッサの全体の作用を説明する。
【0940】
図10に、一例として、この画像処理プロセッサにより動画像リアルタイム処理を行う場合の機能ブロックを示す。
【0950】
この動画像リアルタイム処理システムにおいて、入力段の2つのフィールドメモリ90,92は1つのフレームメモリを構成する。減算器94で入力画像データVSとフィールドメモリ92より出力される画像データとの差分△をとり、この差分△を絶対値回路(ABS)96および非線形化回路98に通すことで、各画素について現在の画面と1フレーム前の画面との間の変化の度合いを表す信号△Sが得られる。
【0960】
次に、この信号△Sをラインメモリ100と加算器102とからなる二次元方向の平均化回路およびフィールドメモリ104と加算器108とからなる時間軸方向の平均化回路に通すことにより、3次元のローバス・フィルタリングをかけて、ノイズを除去し、動き検出信号K(0≦K≦1)を得る。
【0970】
一方、入力画像データVSをラインメモリ110と加算器112とからなる垂直方向の平均化回路に通すことにより動画処理を行う。この動画処理部114の後段には、乗算器116,118、係数変換器120、加算器122からなる動き補償用の混合回路124が設けられている。
【0980】
動き検出信号Kが1のときは動き検出量が最大であり、動画処理部114からの画像データがそのまま乗算器116および加算器122を抜けて出力される。この時、フィールドメモリ90からの1フィールド遅れの画像データは乗算器118で阻止される。
【0990】
反対に、動き検出信号Kが0のときは、動き検出量が最小であり、動画処理部114からの画像データは乗算器116で阻止され、フィールドメモリ90からの1フィールド遅れの画像データが静画処理を受けた画像データとして乗算器118および加算器122を抜けて出力される。
【1000】
動き検出信号Kが0と1の間の値のときは、その値に応じた重み付けで動画処理部114からの画像データとフィールドメモリ90からの1フィールド遅れの画像データとが混合され、平均化された画像データが出力される。
【1010】
上記のような動画像リアルタイム処理システムを実現するために、この画像処理プロセッサでは各部で以下のような処理または動作が行われる。
【1020】
先ず、入力段のフィールドメモリ90,92の機能は、上記したような図8に示す制御により画像メモリ50において実現される。ここで、フィールドメモリ90への入力は、たとえば第1の入力バッファSDIA を介して行い、フィールドメモリ90,92からの出力は第1および第2の出力バッファSDOA ,SDOB を介して行う。
【1030】
減算器94,絶対値回路96および非線形化回路98の各処理は、SMID型ディジタル信号処理部(10,12,14)によって実行される。この場合、SVP14は、入力部40からの入力画像データに画像メモリ50(フレームメモリ92)からの1フレーム遅れの画像データを同期させて両画像データを1ライン単位で同時にDIR16に取り込む。ここで、入力部40からの入力画像データに画像メモリ50からの1フレーム遅れの画像データを同期させるには、画像メモリ50における出力バッファSDOの読み出しのタイミングを入力画像データに合わせればよい。
【1040】
SVP14は、1ライン分の画像データをDIR16に取り込んだ後、次の水平走査期間中に上記各部(94,96,98,100,102,108)の処理を全部実行し、次の水平走査期間で処理結果のデータつまり動き検出信号KのデータをいったんDOR20の1つの出力ポートより出力する。
【1050】
3次元ローパス・フィルタ部では、フィールドメモリ104が画像メモリ50によって実現される。したがって、上記のようにしてSVP14より出力された動き検出信号Kのデータを、画像メモリ50の第3の入力バッファSDIC を介してSDRAM52に書き込み、1フィールド遅れでSDRAM52より第3の出力バッファSDOC を介して読み出し、SVP14のDIR16に入力する。
【1060】
一方、動画処理部114および混合回路124内の各部の処理も、上記ローパス・フィルタ部の処理と同じ水平走査期間内でSVP14により実行される。この場合、SVP14は、画像メモリ50の第1の出力ポートからの1フィールド遅れの画像データをDIR16の第3の入力ポートに受け取る。そして、処理結果の画像データVS’をDOR20の他の1つの出力ポートより出力して出力部70側に送出する。
【1070】
このように、この画像処理プロセッサでは、主にSVP14と画像メモリ50との間で1つまたは複数チャンネル分の画像データその他の中間データをデータパス72を介して何度か受け渡しながら、SVP14がプロクラムメモリ10内のプログラムにしたがって所要の処理を行うことで、動画像リアルタイム処理システムを実現することができる。
【1080】
なお、画像メモリ50の入力ポート(入力バッファ)および出力ポート(出力バッファ)の個数を増やすことで、フィールドメモリまたはフレームメモリ機能の数を増やすことができる。したがって、たとえば上記動画像リアルタイム処理システムにおいて、混合回路124より出力された画像データをフィールドメモリからなるローパス・フィルタに通すことで、ノイズリダクション処理を付加することもできる。
【1090】
あるいは、SVP14と画像メモリ50における入力/出力のデータレートを高速化し、1単位期間(たとえば水平走査期間)内に1個のポートで複数系統または複数チャンネル分の画像データまたは中間データを時分割方式で入力/出力させることも可能である。
【1100】
上記した動画像リアルタイム処理は一例にすぎず、この画像処理プロセッサは外部より設定入力されるプログラムに応じて種々多様な画像処理を実現することができる。以下に、幾つかの例を説明する。
【1110】
図11は、画面を左右に2分割して異なる系統またはチャンネルの画像を同時に表示するための画像メモリ50内のポインティング制御を示す。この例では、SDRAM52に第1のライトポインタAWa を用いて第1のチャンネルの画像データを各ラインの左半分に圧縮して書き込むと同時に、第2のライトポインタAWb を用いて第2のチャンネルの画像データを各ラインの右半分に圧縮して書き込む。両画像データの書き込みは非同期に行われてよいが、各フィールドの先頭書き込み位置を一致させる。
【1120】
一方、そのようにしてSDRAM52に書き込んだ画像データを所定の時間遅れでたとえば第1のリードポインタARa を用いて1ライン単位で読み出す。この読み出した画像データをディスプレイに送って画面表示を行うと、画面の左半分に第1のチャンネルの画像が、画面の右半分に第2のチャンネルの画像がそれぞれ映し出される。親子画面も同様の要領で実現できる。
【1130】
なお、図11に示すように、上記のような2画面表示処理と並行して、画像メモリ50の他のポートおよびメモリ領域を利用し、他の1組のライト・リードポインタ(AWc ,ARc )を用いて、任意のメモリ機能たとえばフィールドまたはフレームメモリ機能を奏することも可能である。
【1140】
画像メモリ50において、上記のような1組または複数組のポインティング操作を行う場合、各組毎に所定量のメモリ領域を割り当て、その領域内でループ状に各ポインタを回してよい。これにより、SDRAM52のメモリ領域に多数の独立したメモリ領域を設定することができる。
【1150】
別の応用として、画像メモリ50に画像データを書き込む場合、一部の画素または走査線についてのみ選択的に書き込むことにより、画像の画素数および走査線数を削減することができる。この場合、画像メモリ50より読み出される画像データのデータレートと書き込み時のデータレートとを同じ値に選ぶ条件で、図12に示すように縮小画面を作成することができる。
【1160】
このような間引き処理を行う場合は、画像データを先ずSVP14に入力し、そこでローパス・フィルタリング処理を施してから、画像メモリ50に上記の方法で書き込むほうが、画像の絵柄の再現性を維持する点で好ましい。
【1170】
あるいは、画像メモリ50より画像データを読み出す場合、図13に示すように各画素または各走査線につき読み出しクロックCLに対して断続的に読み出すことにより、図14に示すように各画素または各走査線間の間隔を拡げることができる。この場合、画像メモリ50より読み出された画像データをSVP14に入力し、そこで水平および垂直補間処理を行って、上記断続的読み出しでスキップした位置の画素または走査線について図14の点線部分で示すように画像データを追加または挿入してもよい。
【1180】
図15に示すように、互いに同期していない2系統の画像データVS1 ,VS2 をそれぞれSVP14および画像メモリ50に入力し、両画像データVS1 ,VS2 の同期信号以外の同期信号たとえば表示装置130側の同期信号に同期させて画像メモリ50より両画像データVS1 ,VS2 を読み出すことが可能である。この場合、両画像データVS1 ,VS2 を図11に示すような2画面合成の画像データとして読み出してもよい。
【1190】
また、この画像処理プロセッサにおいて、入力画像データVSの1ライン分の画素数nがSVP14内で一時に処理できる1ライン分の画像数つまりプロセッシング・エレメントPEの個数N(864)よりもはるかに多い場合(たとえばn=1600の場合)は、図16および図17に示すような方法によって対処することができる。
【1200】
概念的には、図16に示すように、入力画像データVSを前半部VSi と後半部VSj に2分割してその間に適当な(たとえば100画素分の)時間的隙間td を空け、前半部VSi および後半部VSj の画像データをそれぞれ1ライン当たりn/2個(800個)の画素を有する画像データとしてSVP14のDIR16に順次入力する。
【1210】
SVP14内の処理部18は、前半部VSi および後半部VSj の画像データにそれぞれ別個の処理期間を割り当てて同じ処理を繰り返し実行する。DOR20は、処理の済んだものを逐次出力する。
【1220】
ここで、前半部VSi の画像データは上記隙間に相当する時間だけ遅延させ、後半部VSj の画像データはそのまま(遅延無しで)出力部70の同一ポートより出力する。これにより、前半部VSi の画像データの後端に後半部VSj の画像データの前端が接続し、元の入力画像データVSと同じ1ライン当たりの画像数n(1600個)を有する処理済みの画像データが得られることになる。
【1230】
このように、1ライン分の画素数nが非常に多い高精細な画像データについては1ラインを2分割することで対処できる。
【1240】
上記の一連の処理の中で、入力画像データVSを前半部VSi と後半部VSj とに2分割してその間に時間的な隙間td を空ける処理には、図17に示すように遅延線としての画像メモリ50とマルチプレクサ82とが用いられる。
【1250】
すなわち、入力部40からの入力画像データVSは、マルチプレクサ82の第1の入力端子に直接与えるとともに、画像メモリ50に入力される。そして、画像メモリ50の1つの出力ポートより入力画像データVSに対して一定時間td に相当する時間だけ遅れた遅延画像データVSdが出力されて、マルチプレクサ82の第2の入力端子に与えられる。
【1260】
マルチプレクサ82は、TCU74からのタイミング制御TCM にしたがい、入力画像データVSの先端のタイミングより一定時間だけ第1の入力端子側に切り換わり、その後一定の遮断時間を挟んで第2の入力端子側に切り換わる。これにより、入力画像データVSは所定の時間的隙間td を挟んで前半部VSi と後半部VSj とに2分割されてSVP14に入力される。
【1270】
なお、前半部VSi と後半部VSj との間に適当な時間的隙間td を空けることで、SVP14内で前半部VSi の後端部分と後半部VSj の前端部分との干渉または衝突を避け、データの破壊を防止することができる。
【1280】
この隙間td を適当な長さに確保したうえで、図17に示すように、前半部VSi の後端部に所定の画素数(たとえば10画素分)だけ後半部VSj の前端部とオーバーラップする部分δを付加するとともに、後半部VSj の前端部に所定の画素数(たとえば10画素分)だけ前半部VSi の後端部とオーバーラップする部分δを付加するのが好ましい。このようなオーバーラップ部分もSVP14に入力されることで、SVP14内の処理部18は前半部VSi の後端部および後端部VSj の前端部についても中間部と同様に高精度な処理を施すことが可能となる。
【1290】
なお、最後の出力処理で、前半部VSi の後端に後半部VSj の前端を接続させる処理には、図17に示すものと同様に遅延線としての画像メモリ50とマルチプレサ86とが用いられる。
【1300】
また、本実施例の画像処理プロセッサでは、上記したようなSVP14または画像メモリ50における間引き機能を用いて画像データを情報圧縮することができる。この場合、先ず入力部40で入力画像データにローパスフィルタリング処理を施してからSVP14または画像メモリ50に入力することで、情報圧縮に起因する折り返し歪み等の画質劣化を避けることができる。
【1310】
図18は、本実施例による画像処理プロセッサを適用したテレビジョン受像機内の要部の回路構成例を示す。
【1320】
この受像機は、本実施例の画像処理プロセッサを内蔵することで、パソコンからのモニタ出力信号PC、VTR等からのベースバンド信号BB、ハイビジョン信号MUSE、NTSC信号等の種々の映像信号に対応することができる。たとえば、NTSC信号を画面に表示すると同時に他の任意の映像信号をVTR等に記録するモード、ハイビジョン信号MUSEとNTSC信号を合成して画面に表示するモード等の様々なモードを設定しておき、各モードが選択された時に上記のようなダウンロード方法で所定のプロクラムデータを本プロセッサ内の各部にロードすればよい。
【1330】
図19は、本実施例による画像処理プロセッサを適用した別のテレビジョン受像機内の要部の回路構成例を示す。
【1340】
この受像機は、米国規格のATV(アドパンスドTV)デコーダを内蔵しており、このATVデコーダでたとえば18種類のディスプレイフォーマット(480ライン×640画素、600ライン×800画素、768ライン×1024画素、……)のいずれかで送信されてくる入力映像信号をデコードすることができる。
【1350】
ただし、このATVデコーダより18種類のディスプレイフォーマットのいずれかで再生映像信号が出力されても、この受像機に備え付けの表示装置(たとえばCRT、LCD、プラズマディスプレイ等)は1種類のフォーマット(たとえば768ライン×1024画素)でしか画像データを画面表示することができない。
【1360】
ここで、本実施例による画像処理プロセッサは、ATVデコーダからの再生映像信号を表示装置側のディスプレイフォーマットに変換したうえで表示装置に与えることができる。
【1370】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の画像処理方法によれば、処理されるべき画像データを外部より取り込む入力部と、SIMD型のディジタル信号処理部と、書き込み動作読み出し動作を並列的かつ独立的に実行できる画像メモリとをデータパスを介して相互に接続し、装置内の各部をプログラマブルに動作させ、1つの映像信号に対応する画像データを上記入力部に取り込むステップと、上記入力部より出力された画像データの前半部を第1の期間でディジタル信号処理部に入力するステップと、上記入力部より出力された画像データを上記画像メモリに書き込んで、一定の遅延時間後に読み出すステップと、上記画像メモリより読み出された画像データの後半部を第2の期間で上記ディジタル信号処理部に入力するステップとを有することにより、小規模な回路構成で多種多様なアプリケーションに対応できるとともに、装置内の資源を有効利用し、高度な画像処理を効率よく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による画像処理プロセッサの全体の回路構成を示すブロック図である。
【図2】実施例の画像処理プロセッサにおけるデータパスの構成例を示すブロック図である。
【図3】実施例の画像処理プロセッサにおける入力部の回路構成例を示すブロック図である。
【図4】実施例の画像処理プロセッサにおけるSVPの構成例を模式的に示すブロック図である。
【図5】実施例の画像処理プロセッサにおける画像メモリの構成例を模式的に示すブロック図である。
【図6】実施例の画像メモリにおける入力バッファの書き込み/読み出し動作の仕組みを説明するための図である。
【図7】実施例の画像メモリにおける出力バッファの書き込み/読み出し動作の仕組みを説明するための図である。
【図8】実施例の画像メモリにおけるポインタ制御の一例を示す図である。
【図9】実施例の画像処理プロセッサにおけるタイミング制御ユニットの構成例を示すブロック図である。
【図10】実施例の画像処理プロセッサで実現可能な動画像リアルタイム処理システムの機能的構成を示すブロック図である。
【図11】実施例の画像メモリにおけるポインタ制御の別の例を示す図である。
【図12】実施例の画像処理プロセッサにおける1つの画像処理方法によって得られる画素バターンの一例を示す図である。
【図13】実施例の画像処理プロセッサにおける別の画像処理方法を説明するためのタイミング図である。
【図14】図13の方法によって得られる画素パターンの一例を示す図である。
【図15】実施例の画像処理プロセッサにおける1つの応用例を示すブロック図である。
【図16】実施例の画像処理プロセッサにおける他の画像処理方法を説明するためのタイミング図である。
【図17】図16の方法を実現するための手段および作用を示す図である。
【図18】実施例の画像処理プロセッサを適用したテレビジョン受像機の要部の構成を示すブロック図である。
【図19】実施例の画像処理プロセッサを適用した別のテレビジョン受像機の要部の構成を示すブロック図である。
【図20】従来の画像処理装置の構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 プログラムメモリ
12 命令発生回路(IG)
14 SVP
16 データ入力レジスタ(DIR)
18 プロセッシング・エレメント部(処理部)
20 データ出力レジスタ(DIR)
40 入力部
50 画像メモリ
52 SDRAM
62,64 マルチプレクサ
66 制御部
70 出力部
72 データパス
74 タイミング制御ユニット(TCU)
76 ROMローダ
78 I2 Cバス・インタフェース回路
80 内部バス
82,84,86 マルチプレクサ

Claims (3)

  1. 処理されるべき画像データを外部より取り込む入力部と、走査線上の画素に1対1の対応関係で割り当てられ、かつ共通の命令にしたがって同一の動作を行う複数個のプロセッシングエレメントを有し、画像データを走査線単位で入力、処理および出力するディジタル信号処理部と、一定のメモリ領域を有し、書き込み動作と読み出し動作が並列的かつ独立的に実行可能であり、画像データを走査線単位で入力および出力する画像メモリと、処理後の画像データを外部に出力する出力部と、前記入力部、前記ディジタル信号処理部、前記画像メモリおよび前記出力部を相互に接続するデータ・パス手段と、前記入力部、前記ディジタル信号処理部、前記画像メモリ、前記出力部および前記データ・パスを所望のプログラムデータにしたがって制御する制御手段とを有する画像処理装置によって画像データを処理する画像処理方法であって、
    1つの映像信号に対応する画像データを前記入力部に取り込むステップと、
    前記入力部より出力された画像データの前半部を第1の期間で前記ディジタル信号処理部に入力するステップと、
    前記入力部より出力された画像データを前記画像メモリに書き込んで、一定の遅延時間後に読み出すステップと、
    前記画像メモリより読み出された画像データの後半部を第2の期間で前記ディジタル信号処理部に入力するステップと
    を有する画像処理方法。
  2. 前記ディジタル信号処理部より出力された画像データの前半部を前記画像メモリに書き込んで所定の遅延時間後に読み出すステップと、
    前記画像メモリより読み出された画像データの前半部を前記出力部より外部へ出力するステップと、
    前記ディジタル信号処理部より画像データの後半部を出力するステップと、
    前記ディジタル信号処理部より出力された画像データの後半部を前記画像データの前半部に繋げて前記出力部より外部へ出力するステップと
    を有する請求項に記載の画像処理方法。
  3. 前記第1の期間中に前記ディジタル信号処理部に入力される画像データの前半部の後端部に、所定の画素数分だけ後半部の前端部とオーバーラップする第1のオーバーラップ部分を付加するステップと、
    前記第2の期間中に前記ディジタル信号処理部に入力される画像データの後半部の前端部に、所定の画素数分だけ前半部の後端部とオーバーラップする第2のオーバーラップ部分を付加するステップと、
    前記出力部より画像データを外部へ出力する段階で前記第1および第2のオーバーラップ部分を除去するステップと
    を有する請求項に記載の画像処理方法。
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