JP4083795B2 - 粉末被覆組成物および基材被覆方法 - Google Patents

粉末被覆組成物および基材被覆方法 Download PDF

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Description

本発明は改善された粉末被覆組成物、およびそのような組成物を使用して基材を被覆する方法に関する。
粉末被覆は、非常に確立した方法であり、粉末可融性物質を基材に適用し、基材と接触する粉末を加熱して粉末を溶融および流動させ、生じるメルトを冷却して基材上に固体被膜を形成することを基本的に含んで成る方法である。被覆材料は、単にフィルム形成熱可塑性物質を含んで成るか、または反応性物質、例えばエポキシ樹脂と、それのための硬化剤を含んで成り、溶融および流動の間に反応が生じて、その場でその物質が基材上に硬化される。いずれにしても、粉末被覆材料は一般に、比較的高い温度、例えば150℃またはそれ以上の温度において、溶融および流動しなければならない材料である。その結果として、粉末被覆法は一般に、木材またはプラスチック物質のような感熱性物質を被覆するのに適していない。そのような物質を被覆するためには、比較的低い溶融温度、例えば約120℃未満の溶融温度を有し、それと同時に周囲温度において固体であり、溶融/流動段階の間またはその後に、その場で基材上で実質的に硬化することができる製品が必要とされる。
US−A−4093674は、Tgが5℃〜150℃の、遊離ヒドロキシル基を有する固体樹脂と、固体ポリイソシアネート化合物とを含んで成り、後者におけるイソシアネート基と前者における活性水素のモル比が0.2:2である熱硬化性粉末被覆組成物を開示している。固体樹脂の例には、好ましくは1000〜30000のMnを有するヒドロキシアルキルアクリレートのポリマーが包含される。この粉末被覆組成物は、全てのイソシアネート基がフェノールまたはアルコールによって予めブロックされているイソシアネート架橋型ウレタン樹脂に比べ利点を有することが記載されている。
GB−A−1590413は、少なくとも2つの末端エチレン性不飽和基を有するウレタン樹脂であって、少なくとも1種のイソシアネート官能プレポリマーと、唯1つのイソシアネート反応性水素含有基を有する少なくとも1種の不飽和モノマーとの反応生成物を含んで成るウレタン樹脂を開示しており、イソシアネート官能プレポリマーは、(i)少なくとも1種のジイソシアネートと、(ii)少なくとも2種のポリオールの混合物(混合物中、少なくとも30モル%がポリマーであり、多くとも70モル%がモノマーである)との反応生成物であり、NCO:OH比が少なくとも2.3である反応生成物である。このウレタン樹脂が、ジイソシアネート未反応過剰で、反応性希釈剤と共に、高分子量ポリオールから誘導される類似の不飽和物質と混合され、最終的に粘度約4.5Pa.sの流動性液体組成物を生成する。この文献中には、粉末被覆についての何らの記載も見い出すことができない。
US−A−4500696は、ポリオール、および脂肪族ジイソシアネートのブロックされた付加物を含んで成るポリイソシアネート成分から成る粉末表面塗料を開示している。それらは、不飽和アルコールを含んでいない。
US−A−5089586は、ポリグリコールから、または、不飽和ジカルボン酸、ヒドロキシアリル化合物(好ましくはアリルエーテル)およびジイソシアネートとのそれの反応生成物から製造されるアクリレート遊離水分散性アリルウレタンを開示している。
国際特許出願WO−93/19132は、粉末塗料のためのバインダー組成物中の、不飽和ポリエステルと、複数のアリルエーテル基を有し、ウレタン基をさらに有するオリゴマーとの混合物を開示している。
EP−A−0410242は、1種またはそれ以上の有機ポリイソシアネートと、(メタ)アクリロイル基を有する1種またはそれ以上の一価アルコール、および(メタ)アクリロイル基を有さず、少なくとも2つのイソシアネート反応性基を有する1種またはそれ以上の化合物との反応生成物を含んで成る粉末被覆組成物を開示している。
FR−A−2091106は、重合性C=C二重結合を含有し、活性Hを有するエステルを、いくつかのHを含有する物質に結合させるポリイソシアネートを含んで成る、重合可能なC=C二重結合を有するポリマーの製造方法を開示している。
GB−1443715は、光共重合性エチレン性不飽和液体モノマー、光増感剤、およびキシレンジイソシアネート、ヒドロキシル基を有する(メタ)アクリルエステル、および二価、三価、四価、五価、または六価アルコールから製造される光重合性ジビニルウレタンモノマーを含んで成る共重合性液体組成物を開示している。
US−A−4078015は、有機ジイソシアネート、アクリル酸のβ−ヒドロキシアルキルエステルおよびジオールの反応生成物である重合性アクリルジウレタン、および重合性ポリアクリルポリウレタンを含有する共重合性組成物を開示している。
ジイソシアネートと1種またはそれ以上の一価アルコールとを、要すれば二価アルコールのようなモノマーポリオールと組み合わせて反応させることによって、比較的低い融点を有し、粉末被覆組成物に使用するのに適している有用な固体エチレン性不飽和物質を製造できることを本発明により見い出した。
従って、本発明の1つの具体例により、ポリイソシアネートを、
− 少なくとも2種の一価アルコールであって、そのうちのいくつかがアクリル酸またはメタクリル酸から誘導されるエチレン性不飽和を有する一価アルコール、および要すれば、
− 少なくとも1種のモノマーポリオール、
を含んで成るアルコール成分の少なくとも理論量と反応させることによって得られる、約60℃〜120℃の融点を有する粉末固体エチレン性不飽和物質を含んで成る粉末被覆組成物が提供される。
前記モノマーポリオールは、二価脂肪族アルコールまたは二価ポリアルキレングリコールであってもよい。
本発明の好ましい具体例によれば、ポリイソシアネートが、少なくとも理論量の
(i)一価アルコール成分、または、
(ii)一価アルコール成分、それに続く他の異なる一価アルコール成分、または、
(iii)一価アルコール成分、それ続く二価アルコール成分、それに続く一価アルコール成分、または
(iv)二価アルコール成分、それに続く一価アルコール成分単独かまたは二価アルコール成分と混合した一価アルコール成分、
と反応し、
一価アルコール成分が一価脂肪族アルコール、またはエーテル化あるいはエステル化二価脂肪族アルコール、または二価ポリアルキレングリコールを含んで成り、少なくともその一部がアクリル酸またはメタクリル酸から誘導されるエチレン性不飽和を有し、二価アルコール成分が、二価脂肪族アルコールまたは二価ポリアルキレングリコールを含んで成り、ポリイソシアネートのイソシアネート基と反応するのに必要な理論量のヒドロキシル基の50%以下の量、好ましくは25%以下の量で使用されるのが好ましい。
前記のように、得られる物質(本明細書においては、単に、「オリゴウレタン」、「ウレタンアクリレート」または「オリゴマー」と呼ぶ)が60℃〜120℃の融点を有することが本発明の必須条件である(本明細書において使用される「融点」とは、環球法によって求められる融点を意味する)。
また、本発明の粉末固体物質が0.1Pa.s〜2.5Pa.sの範囲の粘度を有するのが好ましいことが多い。
オリゴウレタンの製造に使用するのに適しているポリイソシアネートは、トルエンジイソシアネート、ジフェニルメタン−4,4’−ジイソシアネート、ヘキサメチレン−1,6−ジイソシアネート、ナフチレン−1,5−ジイソシアネート、3,3’−ジメトキシ−4,4’−ビフェニルジイソシアネート、3,3’−ジメチル−4,4’−ビフェニルジイソシアネート、フェニレンジイソシアネート、4,4’−ビフェニルジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、およびテトラメチレンキシレンジイソシアネートを包含する。
オリゴウレタンを製造するために、多種類の一価脂肪族アルコール、例えばC1〜C22アルコールを使用することができる。一価アルコール成分として使用することができる一般的なエーテル化二価アルコール物質は、プロピレングリコールメチルエーテル、ジプロピレングリコールメチルエーテル、エチレングリコールブチルエーテル、ジエチレングリコールブチルエーテル、トリプロピレングリコールブチルエーテル、およびプロピレングリコールフェニルエーテルを包含する。使用することができる二価アルコールは、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール、ブチレングリコール、ネオペンチルグリコール、1,3−および1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、2−メチル−1,3プロパンジオール、グリセロール、および1,1,1−トリメチロールプロパンのような飽和脂肪族ジオールを包含する。
ポリイソシアネートと一価/二価アルコール成分との反応は、触媒の存在下に行うのが好ましい。そのような触媒として、
(a)ビス(ジメチルアミノエチル)エーテル、トリメチルアミン、トリエチルアミン、N−メチルモルホリン、N−エチルモルホリン、N,N−ジメチルベンジルアミン、N,Nジメチルエタノールアミン、N,N,N’,N’−テトラメチル−1,3−ブタンジアミン、トリエチラノールアミン、1,4−ジアザビシクロ(2.2.2.)オクタン、およびピリジンオキシドのような第三級アミン、
(b)トリアルキルホスフィンおよびジアルキルベンジルホスフィンのような第三級ホスフィン、
(c)アルカリ金属およびアルカリ土類金属の水酸化物、アルコラート、およびフェノラートのような強塩基、
(d)塩化第二鉄、塩化第二錫、および塩化ビスマス、三塩化アンチモン、並びに硝酸ビスマスのような強酸の金属塩、
(e)キレート、例えば、アセチルアセトン、ベンゾイルアセトン、トリフルオロアセチルアセトン、エチルアセトアセテート、サリチルアルデヒド、シクロペンタノン−2−カルボキシレート、アセチルアセトイミン、ビスアセチルアセトンアルキレンジイミン、サリチルアルデヒドイミンから得られるキレート、およびベリリウム、マグネシウム、亜鉛、カドミウム、鉛、チタン、ジルコニウム、錫、砒素、ビスマス、クロム、モリブデン、マンガン、鉄、コバルト、およびニッケルのような金属から製造されるキレート、
(f)Rがアルキルまたはアリール基であるTi(OR)4、Sn(OR)4、Sn(OR)2およびAl(OR)3のような金属のアルコラートおよびフェノラート、
(g)例えば、酢酸ナトリウム、ラウリン酸カリウム、ヘキサン酸カルシウム、酢酸第一錫、オクタン酸第一錫およびオレイン酸第一錫、オクタン酸鉛、ナフテン酸マンガンおよびコバルトのような、アルカリ金属およびアルカリ土類金属、アルミニウム、錫、鉛、マンガン、コバルト、ニッケルおよび銅のような金属と有機酸との塩、
(h)鉄およびコバルトの金属カルボニル、並びに、四価錫、三価および五価砒素、アンチモンおよびビスマスの有機金属誘導体、
を挙げることができる。特に好ましいのは、ジアルキル錫カルボン酸の塩、例えば、ジブチル錫ジアセテート、ジブチル錫ジラウレート、ジブチル錫マレエート、ジラウリル錫ジアセテート、ジオクチル錫ジアセテート、ジブチル錫ビス(4−メチルアミノベンゾエート)、ジブチル錫ビス(6−メチルアミノカプロエート)、トリアルキル錫ヒドロキシド、ジアルキル錫オキシド、ジアルキル錫ジアルコキシド、およびジアルキル錫ジクロリドである。
前記触媒は、一般に、ポリイソシアネートに対して0.01〜2重量%の割合で使用される。
最終固体エチレン性不飽和物質の分子量は、500〜3000、特に500〜1500であるのが好ましい。
ある種の用途に対しては、オリゴウレタンが清澄であるのが望ましい。本発明によって製造される特定のオリゴウレタンが、この点に関して所望の光学的特性を有するか否かを予想するのは不可能である。しかし、これもまた単純なルーチンの試験および実験の問題である。
本発明の粉末被覆組成物の一部を構成するエチレン性不飽和固体物質は粉末形態であり、例えば、平均粒子寸法が10〜250μm、特に10〜90μmである。粒状エチレン性不飽和物質に加えて、本発明の粉末被覆組成物は、エチレン性不飽和物質のための硬化系をさらに含んで成るのが好ましい。
本発明の好ましい具体例によれば、硬化系は、ペルオキシド型などの熱開始遊離基発生触媒を、要すればそれのための促進剤1種またはそれ以上と共に含んで成ってもよい。そのような遊離基発生触媒の好適な例は、1,1−ビス(t−ブチルペルオキシ)−3,5,5−トリメチルシクロヘキサン、1,1−ビス(t−ブチルペルオキシ)−シクロヘキサン、t−ブチルペルオキシ−イソプロピルカーボネート、t−ブチルペルイソノナノエート、t−ブチルペルアセテート、t−ブチルペルベンゾエート、ジクミルペルオキシド、ジ−t−ブチルペルオキシド、t−ブチルヒドロペルオキシド、t−ブチルペルネオデカノエート、ジイソオクタノイルペルオキシド、ジベンゾイルペルオキシド、およびアゾビス(イソブチロニトリル)を包含する。
触媒系は、硬化前に粉末が溶融および流動できるように選択されるのが好ましい。そうすることによって、溶融および流動の間に硬化が行われてミカン肌効果(orange peel effect)に導く従来のエポキシ/酸粉末と対照的な均等フィルムを得ることが可能になる。
本発明の他の具体例によれば、硬化系が、紫外線に感応性の光開始剤1種またはそれ以上を、要すればそれのための増感剤と共にさらに含んで成ってもよい。そのような系で操作することによって、被覆組成物が溶融/流動後に冷却および凝固され、次に被膜を硬化させるために適切な照射にかけられる。
好適な光開始剤の例は、ベンジルジメチルケタール、トリメチルベンゾフェノン、イソプロピルチオキサントン、エチル4−ジメチルアミノベンゾエート、ベンゾフェノン、2−クロロおよび2−エチル−チオキサントン、2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノン、2,2−ジエトキシアセトフェノン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニル−プロパノン、4−ベンゾイル−4’−メチル−ジフェニルスルフィド、1−ヒドロキシシクロヘキシル−アセトフェノン、および2−エチル−ヒドロキノンを包含する。
好適な増感剤の例は、4,4−ジメチルアミノ−ベンゾフェノン、トリエタノールアミン、N−メチル−ジエタノールアミン、2−(ブトキシ)エチル、4−ジメチルアミノベンゾエート、およびアクリル化アミンを包含する。
本発明の他の具体例によれば、硬化系が存在せず、基材上の凝固被膜の硬化が電子線によって行われてもよい。
前記の基本的成分に加えて、本発明の粉末被覆組成物は、顔料または染料のような着色剤、流動助剤、抗はじき剤、柔軟剤、脱ガス剤、および無機充填剤から特に選択される他の成分を少なくとも1種含んでもよく、また含む場合が多い。
また、本発明は、本発明の被覆組成物を基材に適用し、その組成物を加熱して基材上に溶融および流動させ、その組成物を基材上で冷却することを含んで成る基材を被覆するための粉末被覆法を提供する。前記の本発明の第一の具体例の場合、被膜の硬化が溶融/流動段階後のラジカル重合によって行われるのが好ましく、一方、本発明の第二の具体例においては、硬化された被膜を担持する基材を紫外線または電子線照射にかけなければならないという追加の硬化段階が必要とされる。
本発明が充分に理解されるように、下記実施例を単に例として示す。特に記載のない限り、量は全て重量で示されている。
実施例1
イソホロンジイソシアネート500gおよびヒドロキノン0.2gを、攪拌器、温度計、エアースパージ(air sparge)、および滴下漏斗を取り付けた1リットル丸底フラスコに入れた。熱を加え、1.5L/時の速度の連続エアースパージングによって温度を90℃に上げた。90℃に達した時点で、ヒドロキシエチルメタクリレート286gおよびヒドロキシエチルアクリレート10.5gの混合物を、前記内容物に1時間かけて加えた。次に、温度を100℃に上げ、通常約2時間を要する165mgKOH/g未満に下がるまでの間、イソシアネート価を監視した。次に、ネオペンチルグリコール117.6gを入れ、温度を115℃に上げ、イソシアネート価が30mgKOH/g未満に下がるまで1.5L/時のエアースパージによって温度を115℃に維持し、次に、オクタン酸第一錫0.3gを加えた。次に、ウレタンを約135℃に発熱させ、再び120℃に冷やし、NCO価が30ppm未満に下がるまでその温度に維持した。次に、ウレタンアクリレートを排出し、冷却した。生成された物質は透明、清澄、不粘着性の固体であり、融点が77℃(環球法)であり、粘度が125℃において0.55Pa.sであった(RELコーン・アンド・プレート粘度計)。この物質を樹脂Aと称した。
次に、下記配合物を、加熱されたスクリュー押出機中、スクリュー速度250rpmで混合し、押出機中5秒間の生成物滞留時間を与えた。生成物温度を105℃〜110℃に維持し、壁温度は125℃〜130℃に維持された。
樹脂A 96.0
流動助剤(Modaflow(登録商標)2、MONSANTOにより販売) 3.8
2,2’−アゾビスイソブチロニトリル(WAKO CHEMICALS GmbH) 0.2
次に、この固体を粉砕し、分級して90μm未満の粒子寸法を得、次に、軟鋼パネルに噴霧してフィルム厚15μmを得た。次に、パネルをファン付き炉(fan assisted oven)に100℃で10分間置き、次に冷却した。冷却後、パネルが、優れた付着性、硬さ、耐溶剤性を有する完全に平滑なフィルムを形成しているのが見られた。
実施例2
ジフェニルメタン−4,4’−ジイソシアネート250gおよびジブチル錫ジラウレート0.1gを、温度計、エアースパージ、および滴下漏斗を取り付けた1リットル丸底フラスコに入れた。内容物を45℃に加熱し、ジプロピレングリコールメチルエーテル37gを加え、温度を60℃に上げた。次に、オクタデカノール67.5gを入れ、温度を110℃に上げ、その温度においてヒドロキノン0.5gを加えた。エアースパージを、1.5L/時に設定し、物質中に泡立たせ、その間にヒドロキシエチルアクリレート116gを1時間かけて加え、その間イソシアネート価が30mgKOH/g未満に下がるまでバッチ温度を110℃に維持した。次に、ジプロピレングリコール33.5gを入れ、バッチ温度を120℃に上げ、NCO価が30ppm未満になるまで維持した。次に、ウレタンアクリレートを排出して、冷却した。得られる物質が非常に硬い固体であり、融点が101℃であり、125℃において0.1Pa.sという非常に低い粘度を有することが見い出された。この物質を樹脂Bと称した。
樹脂Bを、熱開始剤ベンゾイルペルオキシド0.5%およびModaflow(登録商標)2%と共に、スクリュー速度200rpmで、押出機中約10秒間の滞留時間を与えて押し出した。温度を110℃〜115℃に維持し、壁温度は120℃〜125℃に維持した。最終生成物は、110℃において3.5分のゲル化時間を有する。次に、得られる物質を粉砕し、90μm未満に分級して、クロムめっきアルミニウム試験パネルに静電気的に適用した。次に、パネルを流動させ、ファン付き炉中120℃で10分間硬化させて、Koenig硬度80%、および200摩擦を越えるメチルエチルケトンスワブ抵抗性を有するフィルムを得た。
実施例3
イソホロンジイソシアネート421.4gおよびEthanox(登録商標)703(ETHYLSA)0.15gを、攪拌器、温度計、窒素スパージ、および滴下漏斗を取り付けた1リットル丸底フラスコに入れた。次に、内容物を70℃に加熱し、窒素スパージを流速1.5L/時に設定し、ヒドロキシエチルアクリレート148.1gおよびネオペンチルグリコール133.5gを加えた。次にこのバッチを70℃に再加熱し、125℃に発熱させ、この温度に維持した。次に、イソシアネート価を15mgKOH/g未満に下がるまで監視し、オクタン酸第一錫0.3gを加えた。次に温度を130℃に上げ、イソシアネート価が30ppm未満になるまでその温度を維持し、次に、排出して冷却した。粘度0.24Pa.s(Rel150℃コーン・アンド・プレート)、融点103℃の清澄な物質が得られた。この生成物を樹脂Cと称した。
次に、樹脂Cを下記配合で押し出した:
樹脂C 91.0
Quantacure(登録商標)ITX(WARD BLENKINSOP) 2.0
Irgacure(登録商標)907(CIBA GEIGY) 3.0
P104 増感剤(UCB) 2.0
Modaflow(登録商標) 2.0
押出機のスクリュー速度を250rpmに設定し、バッチ温度を125℃〜130℃、壁温度を140℃〜145℃に設定し、押出機中での滞留時間約7秒を与えた。得られる固体生成物を次に、粗くひき、コーヒーひき器で粉砕して微細粉末を得た。次に、これを篩にかけて90μm未満の粒子寸法を得た。次に、15x10cmガラスパネルを界面活性剤水溶液で濡らし、前記粉末を適用してフィルム厚40μmとした。これを次に紫外線に暴露することによって充分に硬化させ、Koenig硬度80%、メチルエチルケトン摩擦200超過の耐溶剤性を有するフィルムを得た。
実施例4
トルエンジイソシアネート348g、ヒドロキシエチルアクリレート232g、1,6−ヘキサンジオール122g、およびEthanox(登録商標)703 0.2gを、攪拌器、温度計、および窒素スパージを取り付けた丸底フラスコに入れた。窒素スパージを1.5L/時に設定し、熱を加えずに温度を20℃から120℃に上げた。温度が120℃に達したら、熱を加えて温度をその水準に保ち、イソシアネート価を、30ppm未満に下がるまで監視した。次に、このバッチを排出し冷却した。粘度0.47Pa.s(Rel125℃コーン・アンド・プレート)および融点64℃を有する僅かに着色した清澄な生成物が得られた。この生成物を樹脂Dと称した。
樹脂D500gを120℃に再度加熱し、ベンゾフェノン15g、CN381(SARTOMER Companyによって販売されているアクリル化アミン相乗剤)10g、およびModaflow(登録商標)5gと混合した。この物質を次に、120℃で30分間維持し、次に排出し冷却した。生成物を粗くひき、コーヒーひき器を用いて微細粉末に粉砕した。次に、クロムめっきしたアルミニウム試験パネル上にフィルム厚25μmに静電気的に吹き付ける前に、90μm試験篩に通して篩にかけて粉砕した。次に、試験パネルをファン付き炉に95℃で10分間入れて粉末を流動し、次にパネルを炉から取り出して欠陥のない完全に平滑なフィルムを得た。次に、パネルをSPECTRAL Minicureユニット中で紫外線に暴露することによって充分に硬化させて、下記試験結果を得た。
Figure 0004083795
実施例5
トルエンジイソシアネート392.3g、ヒドロキシエチルアクリレート178.4g、ネオペンチルグリコール159.5g、およびEthanox(登録商標)703 0.2gを、攪拌器、温度計、および窒素スパージを取り付けた丸底フラスコに入れた。窒素スパージを1.5L/時に設定し、熱を加えずに温度を20℃から135℃に上げた。温度が135℃に達したら、熱を加えてその温度を維持し、イソシアネート価を、30ppm未満に下がるまで監視した。次にこのバッチを排出し冷却した。粘度0.84Pa.s(Rel175℃コーン・アンド・プレート)、融点112℃を有する僅かに着色した、清澄な生成物を得た。この生成物を樹脂Eと称した。
次に、樹脂Eを下記配合で押し出した:
樹脂E 93.0
流動助剤(Modaflow(登録商標)) 2.0
N−メチルジエタノールアミン(BASF) 2.0
Lucirin(登録商標)TPO(BASF) 3.0
押出機のスクリュー速度を250rpmに設定して、押出機中での滞留時間89秒を与えた。生成物温度を130℃〜135℃に維持し、壁温度を150℃〜155℃に維持した。得られる固体生成物を次に、粉砕し分級して粒子寸法90μmとした。最終粉末は非常に良好な安定性を有し、40℃までの温度において常温流れを示さなかった。
サペリベニヤ中密度繊維板19cmx29cmx0.5cmを水で軽く湿らせ、前記配合物を吹き付けてフィルム厚30μmとした。この基材を次に炉に125℃で10分間いれ、完全に平滑な不粘着性フィルムを得た。基材を次に、ベルト速度5m/分のSPECTRAL Minicureユニットに2回通して、メチルエチルケトン抵抗性を3摩擦から200超過摩擦に高めた。得られる最終フィルムを次に下記のように評価した:
Figure 0004083795
この系は、非常に良好な硬度および抵抗特性を示すBS6250の一般評価および厳格評価に合格している。耐熱性も非常に良好である。DIN68861グループAにも合格している(耐薬品性および汚染試験)。

Claims (11)

  1. ポリイソシアネートを少なくとも理論量のアルコール成分と反応させることによって得られる融点60℃〜120℃を有する粉末固体エチレン性不飽和物質を含んで成る粉末被覆組成物であって、前記アルコール成分が、
    − 少なくとも2種の一価アルコールであって、そのうちの一部がアクリル酸またはメタクリル酸から誘導されるエチレン不飽和を有する一価アルコール、および、
    − 少なくとも1種のモノマーポリオール、
    を含んで成るアルコール成分であり、
    該一価アルコールが、(i)一価脂肪族アルコール、(ii)エーテル化もしくはエステル化二価脂肪族アルコールまたは(iii)エーテル化もしくはエステル化二価ポリアルキレングリコールから選択される粉末被覆組成物。
  2. モノマーポリオールが二価脂肪族アルコールまたは二価ポリアルキレングリコールであることを特徴とする請求項1に記載の粉末被覆組成物。
  3. 前記二価脂肪族アルコールまたは二価ポリアルキレングリコールが、ポリイソシアネートのイソシアネート基と反応するのに必要なヒドロキシル基の理論量の50%以下の量で使用されることを特徴とする請求項2に記載の粉末被覆組成物。
  4. ポリイソシアネートとアルコール成分との反応が、第三級アミン、第三級ホスフィン、強塩基、強酸の金属塩、キレート、金属アルコラートおよびフェノラート、有機酸の金属塩、鉄およびコバルトカルボニル、錫、砒素、アンチモンおよびビスマスの有機金属誘導体から選択される触媒の存在下に行われることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の粉末被覆組成物。
  5. 固体エチレン性不飽和物質が平均粒子寸法10〜250μmを有することを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の粉末被覆組成物。
  6. エチレン性不飽和物質のための硬化系をさらに含んで成ることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の粉末被覆組成物。
  7. 硬化系が熱開始遊離基発生触媒を含んで成ることを特徴とする請求項に記載の粉末被覆組成物。
  8. 硬化系が紫外線感応性光開始剤を含んで成る請求項に記載の粉末被覆組成物。
  9. 硬化系が増感剤をさらに含んで成ることを特徴とする請求項に記載の粉末被覆組成物。
  10. 顔料、染料、流動助剤および無機充填剤から選択される少なくとも1つの他の成分をさらに含んで成ることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の粉末被覆組成物。
  11. 基材被覆方法であって、請求項1〜1のいずれかの被覆組成物を基材に適用し、組成物を加熱して基材上でその組成物を溶融および流動させ、組成物を基材上で冷却する、ことを含んで成る基材被覆方法。
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