JP4083694B2 - ナビゲーション装置 - Google Patents

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Description

本発明は、異なる種別のデータを使用するナビゲーション装置に関する。
配信センタサーバにおいて、ナビゲーション装置などの車載端末から地域を指定する地域指定情報を受信し、地域指定情報に対応した更新地図情報を抽出し、更新地図情報をナビゲーション装置などの車載端末へ配信する地図情報配信システムが知られている(例えば、特許文献1)。また、ナビゲーション装置などの車載端末が使用する地図情報には、経路探索用データや背景(地図表示用)データなどの異なる種別のデータがあることも知られている。
特開2002−48574号公報
しかし、上記特許文献1の地図情報配信システムでは、異なる種別のデータ間のバージョンの不整合については考慮されていない。例えば、地図情報の更新後、ある地域の経路探索用データと市街地図表示用データのバージョンに不整合があると、経路探索の結果得られた経路を市街地図上に表示するときに、道路表示と経路表示との間にずれが生じるという問題が生じる。また、目的地設定に検索データを使用する場合、検索データと経路探索用データとの間にバージョンの不整合があると、適切な経路探索が行われないという問題が生じる。
請求項1の発明は、ナビゲーション装置に適用され、所定のナビゲーション処理を実施するために必要とされる地図データおよび検索データのいずれかに含まれる、少なくとも第1の種別のデータと第2の種別のデータとを格納する格納手段と、第1の種別のデータと前記第2の種別のデータを個別に所定の単位で更新する更新手段と、所定のエリアに関する第1の種別のデータと第2の種別のデータとのバージョンを比較するバージョン比較手段と、所定のエリアに関する第1の種別のデータと第2の種別のデータのバージョンが異なるとき、バージョンが異なる旨の通知を行う通知手段とを備えることを特徴とするものである。
請求項2の発明は、請求項1に記載のナビゲーション装置において、通知手段は、所定のエリアに関する第1の種別のデータと第2の種別のデータのバージョンが異なるときと異ならないときとで所定のエリアに関する表示色および表示トーンの少なくともいずれかを異ならせることにより、バージョンが異なる旨の通知を行うことを特徴とするものである。
請求項3の発明は、請求項1に記載のナビゲーション装置において、通知手段は、所定のエリアに関する第1の種別のデータと第2の種別のデータのバージョンが異なるとき、バージョンが異なる旨のメッセージを出力することを特徴とするものである。
請求項4の発明は、請求項1から3のいずれかに記載のナビゲーション装置において、第1の種別のデータは道路の接続に関するデータであり、第2の種別のデータは道路地図の表示に関するデータであることを特徴とするものである。
請求項5の発明は、請求項1から3のいずれかに記載のナビゲーション装置において、第1の種別のデータは道路の接続に関するデータであり、第2の種別のデータは市街地図の表示に関するデータであることを特徴とするものである。
請求項6の発明は、請求項1から3のいずれかに記載のナビゲーション装置において、第1の種別のデータは道路の接続に関するデータであり、第2の種別のデータは所望の地点を検索するための検索データであることを特徴とするものである。
請求項7の発明は、請求項6に記載のナビゲーション装置において、検索データを使用して経路探索の目的地を設定する目的地設定手段と、道路の接続に関するデータを使用して、経路探索を行う経路探索手段とをさらに備え、通知手段は、目的地設定手段で目的地が設定されたとき、バージョンが異なる旨の通知を開始し、経路探索手段で経路探索を開始すると、バージョンが異なる旨の通知を終了することを特徴とするものである。
請求項8の発明は、請求項1から3のいずれかに記載のナビゲーション装置において、第1の種別のデータは経路探索に使用する経路探索用データであり、第2の種別のデータは道路地図の表示に使用する地図表示用データであり、経路探索用データを使用して経路探索を行い、地図表示用データを使用して道路地図を表示するとともに、経路探索の結果得られた経路を道路地図上に表示する表示制御手段をさらに備え、通知手段は、所定のエリアに関する経路探索用データと地図表示用データのバージョンが異なるときと異ならないときとで、所定のエリアの経路および道路地図の少なくともいずれかの表示色および表示トーンの少なくともいずれかを異ならせることを特徴とするものである。
請求項9の発明は、ナビゲーション装置に適用され、所定のナビゲーション処理を実施するために必要とされる地図データおよび検索データのいずれかに含まれる、少なくとも第1の種別のデータと第2の種別のデータとを格納する格納手段と、更新データ提供装置に接続して、第1の種別のデータと第2の種別のデータを個別に所定の単位で更新する更新手段と、所定のエリアに関する第1の種別のデータと第2の種別データとのバージョンを比較するバージョン比較手段とを備え、更新手段は、所定のエリアに関する第1の種別のデータのバージョンが第2の種別のデータのバージョンより古いとき、更新データ提供装置に接続して新しいバージョンの第1の種別のデータを取得することを特徴とするものである。
請求項10の発明は、ナビゲーション装置に適用され、所定のナビゲーション処理を実施するために必要とされる地図データおよび検索データのいずれかに含まれる、少なくとも第1の種別のデータと第2の種別のデータとを格納する格納手段と、第1の種別のデータと第2の種別のデータを個別に所定の単位で更新する更新手段と、所定のエリアに関する第1の種別のデータと第2の種別のデータとのバージョンを比較するバージョン比較手段と、第1の種別のデータと第2の種別のデータとを使用して少なくとも道路地図の表示を行い、所定のエリアに関する第1の種別のデータと第2の種別のデータのバージョンが異なるとき、道路地図の表示縮尺をより広域を表示する縮尺に変更する制御手段とを備えることを特徴とするものである。
請求項11の発明は、請求項10に記載のナビゲーション装置において、制御手段は、道路地図の表示縮尺を、第1の種別のデータと第2の種別のデータとの間でバージョンが異ならない所定のエリアに関するデータが使用できる縮尺に変更することを特徴とするものである。
請求項12の発明は、ナビゲーション装置に適用され、所定のナビゲーション処理を実施するために必要とされる地図データおよび検索データのいずれかに含まれる、複数の種別のデータを格納する格納手段と、複数の種別のデータを個別に所定の単位で更新する更新手段と、更新手段が第1の種別のデータを所定のエリアに関して更新するとき、第1の種別のデータと所定の関係にある第2の種別のデータの所定のエリアに関するデータについて、バージョンに不整合が生じることに関する情報を通知する通知手段とを備えることを特徴とするものである。
請求項13の発明は、ナビゲーション制御プログラムに適用され、請求項1から12のいずれかに記載のナビゲーション装置の機能をコンピュータに実現させるものである。
本発明は、以上説明したように構成しているので、次のような効果を奏する。
異なる種別のデータを使用してナビゲーションを行うナビゲーション装置において、異なる種別のデータ間のバージョンの不整合による問題を解決することができる。特に、同一エリアにおける異なる種別のデータのバージョンに不整合があることをユーザに知らしめることができる。これにより、例えば、ユーザは、バージョンの不整合に起因したナビゲーション処理が行われても混乱したり慌てることがない。また、古いバージョンを持った種別のデータの更新をユーザに促すこともできる。
−第1の実施の形態−
図1は、本実施の形態の、ナビゲーション装置に使用する地図データや検索データの更新システムを示す図である。車載用ナビゲーション装置1は、CD−ROMやDVD−ROMなどの記録媒体2から、地図データや検索データ(案内検索データ)などを読み取る。データ提供センタ9のサーバ6は、地図データベース7や検索データベース8から地図データや検索データを読み取り、地図データや検索データの更新データをナビゲーション装置へ提供する。
ナビゲーション装置1は、携帯電話などの通信装置4と接続可能である。ナビゲーション装置1は、通信装置4を介して電話回線網5に接続し、さらに電話回線網5を介してサーバ6に接続することができる。サーバ6は、古い地図データから最新の地図データまでを地図データベース7に保有し、また、古い検索データから最新の検索データまでを検索データベース8に保有する。従って、サーバ6は、地図データや検索データの一部を更新する更新データを電話回線網5を介してナビゲーション装置1に提供することができる。携帯電話4は、無線により電話回線網5に接続される。
ナビゲーション装置1は、制御装置11と不揮発性メモリ12を有する。制御装置11は、マイクロプロセッサおよびその周辺回路から構成される。不揮発性メモリ12は、ナビゲーション装置1の内部に設けられたハードディスクや、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリである。不揮発性メモリ12は、ナビゲーション装置1の電源が落とされても、書きこまれたデータが消えない記憶装置であればどのようなものでもよい。
データ提供センタ9の地図データベース7や検索データベース8は、新旧すべての地図データや検索データなどを有しているためマザーデータのデータベースである。サーバ6は、地図データベース7や検索データベース8を使用して、初期の(更新前の)地図データや検索データなどを有する記録媒体2を準備することもできる。
図2は、車載用ナビゲーション装置1のブロック図である。ナビゲーション装置1は、制御装置11、不揮発性メモリ12、現在地検出装置13、DVD駆動装置14、メモリ15、通信インターフェース16、入力装置17、モニタ18などを有する。
現在地検出装置13は車両の現在地を検出する現在地検出装置であり、例えば車両の進行方位を検出する方位センサや車速を検出する車速センサやGPS(Global Positioning System)衛星からのGPS信号を検出するGPSセンサ等から成る。DVD駆動装置14は、記録媒体2を搭載して地図データなどを読み込む装置である。本実施の形態では、記録媒体2はDVD−ROMとする。なお、CD−ROMや他の記録媒体であってもよい。
メモリ15は、現在地検出装置13によって検出された車両位置情報等を格納したり、制御装置11が演算した推奨経路上のノード情報やリンク情報等を格納するメモリである。メモリ15は制御装置11のワーキングエリアである。通信インターフェース16は、通信装置4を接続するインターフェースである。通信インターフェース16を介して携帯電話の利用や、インターネットとの接続が可能である。
モニタ18は、地図や推奨経路や各種情報を表示する表示装置である。モニタ18は、ナビゲーション装置本体の一部として一体に設けてもよいし、筐体としては別々に設けてもよい。さらに、モニタ18のみを、ナビゲーション装置本体とケーブルなどによって接続し、分離した位置に設けるようにしてもよい。入力装置17は、経路探索時に車両の目的地等を入力したりする入力装置である。検索キーを入力するときにも使用する。リモコンであってもよいし、モニタ18の画面上に設けられたタッチパネルなどで構成してもよい。
制御装置11は、現在地検出装置13で検出された車両の現在地情報と記録媒体2や不揮発性メモリ12に格納された地図データや検索データなどを使用して、道路地図の表示、経路計算(経路探索)、経路誘導等の各種のナビゲーション処理を行う。なお、制御装置11が実行する各種の処理プログラムは、制御装置11内部に設けられたROM(不図示)に組み込まれている。
データ提供センタ9のサーバ6はコンピュータシステムであり、地図データベース7や検索データベース8を使用して、更新データの提供をはじめ各種の処理を行う。サーバ6のコンピュータシステムは、汎用コンピュータやワークステーションやパソコンなど各種のコンピュータにより構成できる。
次に、ナビゲーション装置1で使用される地図データと検索データについて説明する。
−地図データ−
地図データは、地図に関する情報であり、背景(地図表示用)データ、道路(ロケータ用)データ、経路探索用データ(ネットワークデータ)、経路誘導用データ(交差点名称・道路名称・方面名称・方向ガイド施設情報など)などのデータ種別がある。背景データは、道路や道路地図の背景を表示するためのデータである。道路データは、車両の道路上の位置(現在地)の特定やマップマッチングなどに使用されるデータである。経路探索用データは、道路形状とは直接関係しない分岐情報などから成るデータであり、主に推奨経路を演算(経路探索)する際に用いられる。経路誘導用データは、交差点の名称などから成るデータであり、演算された推奨経路に基づき運転者等に推奨経路を誘導する際に用いられる。
道路データ(ロケータ用データ)は、例えば道路をリンクとノードとリンク列という概念で表した場合のリンク列データである。ノードは交差点や道路上特に指定された点を言う。リンクはノード間の道路に該当し、リンク列は1本の道路を複数のリンクで表したものである。リンク列データは、公知な内容である。背景データは、例えば、ポリゴンやポリラインなどのデータである。道路の表示は、ポリラインなどのデータを使用して行う。
本実施の形態の地図データは、レベル、ブロック、メッシュという概念で管理する。本実施の形態では、地図データを縮尺率が異なる7つのレベルに分け、最詳細の縮尺率のレベルをレベル0とし、最広域地図のレベルをレベル6とする。各レベルは縮尺率が異なる地図データを含むものであるが、対象となる領域は各レベルとも同じである。すなわち、日本全土が対象であると、各レベルごとに縮尺率が異なる日本全土の地図データを有する。例えば、レベル0では縮尺率1/6250、レベル3では縮尺率1/400000、レベル4では縮尺率1/1600000、レベル6では縮尺率1/12800000の日本全土の地図データを有する。
本実施の形態では、データ種別によって全レベルのデータが存在するもの、特定のレベルのデータのみ存在するものがある。背景(地図表示用)データは、レベル0〜6のデータが存在する。ロケータ用データは、レベル1のデータが存在する。経路探索用データは、レベル1,2,4,5のデータが存在する。経路誘導用データは、レベル1のみのデータが存在する。なお、レベル0の背景(地図表示用)データは、建物の形状なども示す市街地図を表示することができる市街地図データとも言う。
地図を各レベルにおいていくつかに分割し、そのレベルにおける分割された最小単位をそのレベルのメッシュとし、そのメッシュが何枚か集まった範囲をブロックとする。本実施の形態では、この各レベルのブロック単位で、各データ種別のデータファイルを作成する。
本実施の形態では、レベル1において日本地図を576枚のブロックに分割しているので、レベル1では、576個の背景データのファイルが存在し、576個の道路データのファイルが存在し、576個の経路探索用データのファイルが存在し、576個の経路誘導用データが存在する。レベル0では9216枚のブロックが存在し、レベル0のデータが存在するのは背景データのみであるので、9216個の背景データのファイルのみが存在する。各データファイルは、該当するブロック内の全メッシュのデータを管理する全メッシュ管理情報を有する。
次に、上記データファイルのファイル名のつけかたについて説明する。本実施の形態では、地図データのデータファイルのファイル名は、緯度経度に基づいて決める。例えば、あるブロックのファイル名はabcdefgh.DATとする。DATは、地図データ等のデータであることを示す拡張子である。1次メッシュコードを計算する手法と同様である。
ab=ブロックの下端緯度×1.5
cd=ブロックの左端経度−100
ef=ブロックの上端緯度×1.5
cd=ブロックの右端経度−100
これにより、ファイル名だけで領域範囲がわかる。従って、不揮発性メモリ12に格納されているファイル名の管理情報を取得すれば、どの領域のデータが不揮発性メモリ12に格納されているかが把握できる。なお、各データは、フォルダ(ディレクトリ)で階層化して管理されている。例えば、ルート/データ種別/レベル/ファイル名のように管理されている。従って、パス名とファイル名で、どのデータ種別のどのレベルのどの領域のファイルかが分かる。なお、階層は他の構成であってもよい。
−検索データ−
検索データは、所望の地点を地図上で設定するのではなく、検索して求めるときに使用されるデータである。例えば、経路探索の目的地を設定するときに、施設の名称や電話番号や住所などを入力することにより、その施設の位置を検索データを使用して求める。制御装置11は、検索データを使用して求めた地点を例えば目的地として設定し、経路探索などの処理を行う。
検索データは、種別として、名称(読み)検索データ、電話番号検索データ、住所検索データなどがある。名称検索データは、施設名称により地図上の位置を特定するために使用されるデータであり、カテゴリ(ジャンル)ごとに都道府県単位でデータファイルが作成されている。カテゴリには、例えば「駅」「空港」「フェリー」「デパート」「ホテル」などがある。各ファイルの中には、名称により検索できる検索木(ツリー)データと実体データが格納されている。
電話番号検索データは、電話番号により地図上の位置を特定するために使用されるデータであり、市外局番の上2けた単位でデータファイルが作成されている。各ファイルの中には、電話番号により検索できる検索木データと実体データが格納されている。住所検索データは、住所により地図上の位置を特定するために使用されるデータであり、各都道府県の市区町村単位でデータファイルが作成されている。各ファイルの中には、住所により検索できる検索木データと実体データが格納されている。上記各検索データの実体データは、各施設の名称情報、電話番号情報、住所情報、位置情報などのデータを有する。なお、検索データにおける位置情報とは、緯度経度などで特定される位置座標データである。
−地図データ・検索データの更新−
ナビゲーション装置1での地図データや検索データは、上述したファイル単位で格納されている。従って、ナビゲーション装置1での地図データや検索データは、上記ファイル単位で更新することができる。
データの更新は、例えば、ナビゲーション装置1のメニュー画面などで「地図データの更新」あるいは「検索データの更新」というメニューを選択することにより行うことができる。メニュー画面の指示に応じて、更新したいデータのデータ種別や更新したい地域や範囲を指定する。更新したいデータのデータ種別や更新したい地域や範囲が指定されると、ナビゲーション装置1は、該当するファイルを特定し、そのファイル名(パスを含む)およびそのファイルのバージョン情報などを、通信装置4電話回線網5を介してデータ提供センタ9へ知らせる。パス名によりデータ種別なども特定される。
なお、ナビゲーション装置1からデータ提供センタ9へデータを送信するに先立ち、携帯電話である通信装置4からデータ提供センタ9の電話番号へ電話がかけられ、回線が接続される。電話は、人がダイヤルするのではなく、制御装置11からの指示により自動的にかけられる。
データ提供センタ9では、送信されてきたパス名+ファイル名およびバージョン情報などに基づいて、地図データベース7や検索データベース8に、より新しいデータを格納するファイルが存在するかどうかを調査する。具体的には、同一パス名+ファイル名のより新しいバージョンを有するファイルがあるかどうかを調べる。新しいデータを保有するファイルが存在する場合には、そのファイルをナビゲーション装置1へ送信する。
ナビゲーション装置1では、送信されてきた更新ファイルを不揮発性メモリ12に格納し、ファイル管理テーブルなどを書き換える。これにより、送信されてきた最新のデータファイルを使用することができるようになる。すなわち、ナビゲーション装置1は、データ種別ごとに所定の単位(本実施の形態ではファイル単位、ブロック単位)で、地図データや検索データを更新することができる。
−バージョンについて−
図3は、上記地図データや検索データのデータファイル21内のデータ構造を示す図である。データファイル21は、バージョン情報が格納されたバージョン22と各データ種別のデータが格納されたデータ23からなる。データ23は、さらに管理情報や実体データなどから構成されるが、詳細は省略する。バージョン情報は、データの新旧を示す情報であり、版ともいえる。データが作成された日付およびシリアル番号などからなる。例えば「2004013001」のように、「日付(2004年01月30日)+シリアル番号(01)」などから構成される。なお、バージョン情報は、それによってデータの新旧が特定できるような情報であれば、どのような構成でもよい。すなわち、連番であってもよいし、アルファベットなどから構成されていてもよい。
記録媒体2に格納される各種のデータファイルのバージョンは、基本的にはすべて同一である。また、データ提供センタ9の地図データベース7や検索データベース8には、記録媒体2のデータファイルと同じバージョンのデータファイルを保有する。すなわち、同時期に生成されたデータあるいは最新であることが確認されたデータのファイルは、すべて同一のバージョンを付与する。また、同じバージョンを付与して管理した方がよいとするデータファイルについても、すべて同一のバージョンが付与される。その後データに更新があった場合に、新しいバージョンが付与されたデータファイルが生成される。
すなわち、データ提供センタ9では、ある時点ですべての種別のデータのすべてのファイルに同一のバージョンを付与して、データファイルを生成する。このデータファイルに基づき、記録媒体2も製造される。その後、データに更新があった場合に、新しいバージョンを付与したデータファイルをそのつど生成する。更新したデータファイルは、ナビゲーション装置1からの更新要求に応じてナビゲーション装置1へ送信される。その後、どこかのタイミングで、すべての種別のデータのすべてのファイルに同一の新しいバージョンを付与して、新たにデータファイルを生成する。この新しいバージョンのデータファイルに基づき新たなバージョンの記録媒体2が製造される。
古いバージョンの記録媒体2のデータしか保有しないナビゲーション装置1にとっては、新しいバージョンの記録媒体2のデータファイルは更新されたデータである。従って、古いバージョンの記録媒体2のデータしか保有しないナビゲーション装置1から更新要求があると、新しいバージョンの記録媒体2のデータファイルは更新データとしてナビゲーション装置1へ送信される。
−経路探索−
図4は、上記に説明したデータファイルを使用して、経路探索を行うとともに道路地図上に経路を表示する制御プログラムのフローチャートを示す図である。ナビゲーション装置1の制御装置11がこの制御プログラムを実行する。上記に説明したように、背景データや経路探索用データは、ファイル単位(ブロック単位)で必要に応じてすでに更新済みであることを前提とする。従って、地域によっては、その地域に対応する異なる種別のデータファイルにバージョンの不整合が生じている場合がある。
ステップS1では、入力装置17を使用して車両の目的地を設定する。ステップS2では、現在地検出装置13を使用して車両の現在地を検出する。
ステップS3では、ステップS2で検出された車両の現在地からステップS1で設定された車両の目的地までの経路探索用データを、記録媒体2および不揮発性メモリ12から読み込む。なお、記録媒体2のデータすなわちオリジナルデータをすべていったん不揮発性メモリ12に格納し、オリジナルデータおよび更新データを常に不揮発性メモリ12から読み出すようにしてもよい。経路探索に必要な経路探索用データは、適宜レベルを変えて読み込む。また、読み込むべきデータが複数のファイルにまたがる場合は、複数のファイルを読み込む。すでに経路探索用データに更新がある場合は、最新のバージョンのファイルを読み込む。
ステップS4では、読み込んだ経路探索用データを使用して、車両の現在地から目的地までの経路探索を行う。経路探索の手法は、公知な内容であるのでその説明は省略する。ステップS5では、現在地周辺の背景データを読み込む。アクセス先は、経路探索用データと同様である。読み込む範囲は、指定された縮尺でモニタ18に表示する道路地図をカバーする範囲である。読み込むべきデータが複数のファイルにまたがる場合は、複数のファイルを読み込む。すでに背景データに更新がある場合は、最新のバージョンのファイルを読み込む。
ステップS6では、ステップS5で読み込んだ背景データを使用して現在地周辺の道路地図をモニタ18に表示する。ステップS7では、ステップS4で探索した経路のうち、ステップS6で表示する道路地図の範囲にある経路を表示する。経路の表示は、通常の道路とは異なるようにピンク色などで表示する。なお、本実施の形態では、経路の表示は、経路探索用データに含まれる経路表示用データ、あるいは、経路探索用データとともに更新される経路表示用データを使用して行う。
次に、ステップS8では、モニタ18に表示している道路地図の背景データと経路探索に使用した経路探索用データのバージョンを比較する。本実施の形態では、ブロック単位でデータファイルが作成されているため、そのブロックに該当するデータファイル同士で比較する。比較の結果、バージョンに不整合があるとステップS9に進み、不整合がない場合はステップS9をスキップして処理を終了する。
ステップS9では、バージョンが古いほうのデータに関する表示の表示トーンを変更する。例えば、背景データのバージョンが古い場合は、背景データによる道路地図の表示トーンを下げる。逆に、経路探索用データのバージョンが古い場合は、経路探索の結果得られた経路の表示トーンを下げる。表示トーンを下げるとは、色を薄くしたり、輝度を下げたりすることを言う。また、表示色を特定な色に変更するようにしてもよいし、表示線を細くするようにしてもよい。すなわち、表示トーンの変更とは、表示の様子を変えることであり、表示トーンを下げるとは、ユーザが変更があったトーンの表示を見ることにより、その表示自体の重要度が他に比べて低いことを感じさせるような変更のことを言う。また、表示トーンが下げられた表示は、データが最新でないことあるいはデータが有効でない(無効である)ことを示す表示とも言える。
図5は、経路探索用データが古い場合の表示例を示す図である。モニタ18の表示画面31には、4つのブロック32〜35に相当する道路地図が表示されている。符号36は、車両の現在地マークであり、経路37上を走行していることが表示されている。しかし、ブロック33において経路探索用データと背景データにバージョンの不整合があり、経路37のうち経路38部分がトーンダウンして表示されている。一方、符号39の道路が新たに建設された道路であり、背景データはその更新データが反映されて表示されている。
この表示を見ることにより、少なくともブロック33において経路探索用データと背景データにバージョンの不整合があることが分かる。これにより、車両の現在地表示36が、ブロック33において不可解な表示をしても、ユーザすなわちドライバーはあわてることはない。例えば、実際には道路38がなくなっていて、真っ直ぐな道路39しかないとしても、ユーザはあわてることはない。また、道路(ロケータ用)データも古いバージョンのままとすると、マップマッチングも実際には存在しない経路38上に行われてしまうことがある。しかし、ユーザは、データの不整合が起因していることが分かっているので、あわてることはない。さらに、このような表示によりブロック33の経路探索用データや道路(ロケータ用)データを更新する必要があることも把握することができる。
このように、同一ブロック(地域、エリア)の経路探索用データと背景データとの間に、バージョンの不整合があると、表示をトーンダウンしてバージョンに不整合がある旨を通知するようにした。これにより、異なる種別のデータ間でバージョンの不整合があることが一目で分かる。本実施の形態では、特に古いバージョンのデータによる表示の表示トーンを下げるようにしたので、古いバージョンのデータ種別は何かもすぐに把握することができる。このような表示は、古いバージョンのデータ種別のデータの更新を促すことにもなる。
−第2の実施の形態−
上記第1の実施の形態では、経路探索用データと背景データとの間に、バージョンの不整合があると、背景か経路のいずれかの表示をトーンダウンしてバージョンに不整合がある旨を通知するようにした。このとき、背景データがレベル0の市街地図データの場合に、不整合による表示のずれが目立つ。第2の実施の形態では、経路探索用データと背景データとの間にバージョンの不整合がありかつ市街地図表示がなされている場合は、ずれが目立たないより広域の道路地図表示に変更する例を説明する。
なお、更新システムおよびナビゲーション装置の構成や、地図データ、検索データなどは、第1の実施の形態と同様であるのでその説明を省略する。従って、ナビゲーション装置1で実行する制御プログラムについて以下説明をする。ただし、制御プログラムについても異なる点を中心に説明をする。
図6(a)は、市街地図上での経路41を表示する図であり、図6(b)は、通常の道路地図上での経路42を表示する図である。図6(a)の方が、経路41のずれが目立つ表示となっている。本実施の形態では、レベル0のデータを使用して表示する地図は市街地図であり、レベル1以上は通常の道路地図である。市街地図は、詳細地図であり、道路の幅や建物の形状なども示す表示である。通常の道路地図は、基本的には道路は線で示され建物などの形状などは示されない表示である。すなわち、レベル1以上の背景データは、通常の建物の形状データなどを有しない。
−経路探索−
図7は、第2の実施の形態における、経路探索および経路を表示する制御プログラムのフローチャートを示す図である。ステップS1〜S7までは、第1の実施の形態の図4と同様であるのでその説明を省略する。
ステップS11では、モニタ18に表示している道路地図の背景データと経路探索に使用した経路探索用データのバージョンを比較する。ブロック単位でデータファイルが作成されているため、そのブロックに該当するデータファイル同士で比較する。比較の結果、バージョンに不整合があるとステップS12に進み、不整合がない場合はステップS12およびステップS13をスキップして処理を終了する。
ステップS12では、背景データがレベル0かどうかを判断する。すなわち、現在表示されている道路地図が市街地図表示かどうかを判断する。市街地図の場合は、ステップS13へ進み、市街地図でない場合は処理を終了する。
ステップS13では、レベル1の背景データを読み込み、現在地周辺の地図を表示し、さらに経路を上書きする。すなわち、市街地図よりより広域の通常の道路地図の背景データを読み込み表示する。
このように、同一ブロック(地域、エリア)の経路探索用データと背景データとの間に、バージョンの不整合があり、かつ、背景データが市街地図データであるときは、道路地図表示をより広域の市街地図でない通常の道路地図表示に切り替えるようにした。これにより、背景表示(道路地図表示)と経路表示とのずれが目立たなくなる。すなわち、背景表示(道路地図表示)と経路表示とにずれが生じていても、ユーザに違和感を感じさせない。
−第3の実施の形態−
上記第1の実施の形態では、経路探索用データと背景データとの間に、バージョンの不整合があると、背景か経路のいずれかの表示をトーンダウンしてバージョンに不整合がある旨を通知するようにした。第3の実施の形態では、バージョンが古いデータファイルは、自動的に更新する例を説明する。
なお、更新システムおよびナビゲーション装置の構成や、地図データ、検索データなどは、第1の実施の形態と同様であるのでその説明を省略する。従って、ナビゲーション装置1で実行する制御プログラムについて以下説明をする。ただし、制御プログラムについても異なる点を中心に説明をする。
−経路探索−
図8は、第3の実施の形態における、経路探索および経路を表示する制御プログラムのフローチャートを示す図である。ステップS1〜S7までは、第1の実施の形態の図4と同様であるのでその説明を省略する。
ステップS21では、モニタ18に表示している道路地図の背景データと経路探索に使用した経路探索用データのバージョンを比較する。ブロック単位でデータファイルが作成されているため、そのブロックに該当するデータファイル同士で比較する。比較の結果、バージョンに不整合があるとステップS22に進み、不整合がない場合は処理を終了する。
ステップS22では、不整合があった古いバージョンのデータファイルを更新する。更新は、特定されているファイルについて、第1の実施の形態で説明した地図データ・検索データの更新と同様に行う。ステップS23では、更新したデータが背景データがどうかを判断する。背景データの場合は、ステップS24に進む。背景データでなく経路探索用データの場合は、ステップS3に戻って、経路探索を再度行う。ステップS24では、更新した背景データを読み込み、現在地周辺の地図を表示し、経路を再度上書きする。
このように、同一ブロック(地域、エリア)の経路探索用データと背景データとの間に、バージョンの不整合があるときは、古いバージョンのデータファイルを自動的に更新するようにした。具体的には、データ提供センタ9に携帯電話4により接続して、更新したいデータファイルのファイル名(パスを含む)およびバージョンを知らせ、より新しいバージョンのデータファイルの送信を求める。このとき、新しいバージョンのデータのバージョンも知らせて、同じバージョンのデータファイルを求めるようにしてもよい。データ提供センタ9から、新しい更新データファイルが送信されてくると、それを不揮発性メモリ12に格納し、その後のナビゲーション処理に使用する。
これにより、同一ブロック(地域、エリア)の経路探索用データと背景データとの間に、バージョンの不整合があっても、自動的に更新され、背景表示(道路地図表示)と経路表示とのずれなどが生じなくなる。
−第4の実施の形態−
第4の実施の形態では、検索データと経路探索用データとの間に、バージョンの不整合がある場合について説明する。なお、更新システムおよびナビゲーション装置の構成や、地図データ、検索データなどは、第1の実施の形態と同様であるのでその説明を省略する。従って、ナビゲーション装置1で実行する制御プログラムについて以下説明をする。
図9は、道路工事に伴い店Aが移転された様子を説明する図である。図9(a)は、工事前の様子を示す図である。曲がった道路51と道路52が交差点53で交差し、その角に座標値(x1、y1)の値をもつ店A54があることが示されている。当初、背景データや経路探索用データや検索データなどは、図9(a)の内容でデータが作成されている。図9(b)は、工事後の様子を示す図である。道路51はまっすぐになるように工事がなされ、交差点53は交差点55に移動し、これに伴い店Aも符号56の位置に移転している。
ここで、データ提供センタ9では、図9(b)の工事後のデータも新しいバージョンのデータとして保有している。しかし、ナビゲーション装置1では、背景データや経路探索用データは図9(b)の内容で更新されたが、検索データが更新されていないとする。このような状態で、ナビゲーション装置1において検索データを使用して経路探索の目的地に店Aを設定しようとすると、古い符号54の位置が目的地として設定されて経路探索が行われる。その結果間違った経路誘導が行われる。本実施の形態は、この問題を解決するものである。
−経路探索−
図10は、第4の実施の形態における、目的地(行き先)設定および経路探索を行う制御プログラムのフローチャートを示す図である。ナビゲーション装置1の制御装置11がこの制御プログラムを実行する。第1の実施の形態と同様に、検索データや経路探索用データは、ファイル単位(ブロック単位)で必要に応じて更新済みであったり未更新であったりする。従って、地域によっては、その地域に対応する異なる種別のデータファイルにバージョンの不整合が生じている場合がある。図8の処理は、入力装置17のメニューボタンが押され、各種のメニューが表示され、目的地設定メニューが選択されることによりスタートする。
ステップS31では、目的地設定メニューを表示する。目的地設定メニューでは、「お気に入りから」「50音から」「電話番号から」「住所から」などの各種のメニューが表示される。本実施の形態では、「50音から」が選択されることを前提に説明をする。ステップS32では、「50音から」が選択され、50音で施設の名称が入力できる表示をする。ステップS33では、ユーザが入力装置17を操作して入力する施設の名称を受け付ける。ステップS34では、ユーザが入力装置17の決定ボタンを押すことにより施設名称を決定する。
なお、本実施の形態では、施設名称とともに施設のカテゴリおよび所在都道府県も決定するものとする。
ステップS35では、決定された施設のカテゴリおよび都道府県から名称検索データのデータファイルを特定し、そのデータを読み込む。読み込んだデータを使用して、決定された施設名称の施設を検索する。該当する施設にヒットすると、その施設の地点情報を取得して、その地点の周辺の地図を表示する。このとき、該当する地点周辺の背景データを読み込み地図を表示する。なお、上記の処理で「電話番号から」が選択された場合には、電話番号検索データを使用し、「住所から」が選択された場合には、住所検索データが使用される。
ステップS36では、検索データと経路探索用データのバージョンを比較する。具体的には、ステップS35で読み込まれた名称検索データのデータファイルのバージョンと、ステップS35でヒットした施設の地点近辺を含む経路探索用データのデータファイルのバージョンとを比較する。比較の結果バージョンに不整合があるときはステップS37に進み、不整合がないときはステップS37をスキップしてステップS38に進む。
ステップS37では、検索データと経路探索用データとの間に不整合がある旨のメッセージを表示し、同時に音声でも通知する。ステップS38では、ステップS35で表示された地点を目的地として設定するボタンが押されたか否かを判断する。目的地として設定するボタンが押された場合は、ステップS39に進む。ステップS39では、不整合がある旨の表示を消して(解除)ステップS40に進む。ステップS40では、ステップS38で目的地として設定された地点を目的地として経路探索を行う。
一方、ステップS38で、目的地として設定しないボタンが押された場合は、ステップS41に進む。ステップS41では、不整合がある旨の表示を消して処理を終了する。
このように、経路探索の目的地設定に使用された検索データのデータファイルとその目的地近辺を含む経路探索用データのデータファイルとの間に、バージョンの不整合があるときは、不整合がある旨のメッセージを表示するとともに音声でも通知するようにした。これにより、検索データと経路探索データとの間にバージョンの不整合があることをユーザに知らせることができる。
ユーザは、不整合があることを承知の上で経路探索を行い経路誘導を受けるかどうかを決定することができる。従って、目的地近辺で不可解な経路誘導を受けても混乱したりあわてたりすることがない。また、不整合を解消して正しいデータで経路探索を望む場合は、この通知をきっかけに古いデータを更新する作業を行うことができる。これにより、最新かつ不整合のないデータで正しい経路探索を行うことができるようになる。その結果、適切な経路誘導を受けることができる。
−第5の実施の形態−
第5の実施の形態では、あるデータ種別のデータファイルを更新するとき、他のデータ種別のデータにおいて不整合が生じる旨の注意を喚起するものである。なお、更新システムおよびナビゲーション装置の構成や、地図データ、検索データなどは、第1の実施の形態と同様であるのでその説明を省略する。以下、ナビゲーション装置1において、データ更新時に実行する制御プログラムについて以下説明をする。
図11は、地図データや検索データの更新処理を行う制御プログラムのフローチャートを示す図である。ナビゲーション装置1の制御装置11がこの制御プログラムを実行する。図11の処理は、ナビゲーション装置1のメニュー画面などで「地図データの更新」あるいは「検索データの更新」というメニューを選択することにより開始する。
ステップS41では、メニュー画面の指示に応じたユーザの入力操作に基づき、更新したいデータのデータ種別を設定する。ステップS42では、同様にユーザの入力操作に基づき、更新したいデータの更新したい地域や範囲を設定する。ステップS41およびステップS42の設定内容に基づき、更新対象のデータファイルを特定する。ステップS43では、特定されたデータ種別に対して他のデータ種別との間でバージョンに不整合が生じる旨を表示および音声で通知する。
例えば、経路探索用データや道路データなど道路の接続に関係するデータ種別の更新が選択された場合には、レベル0の背景データ(市街地図データ)と検索データとの間で不整合による影響が大である旨の注意を喚起する通知を行う。他方のデータの更新を強くリコメンドする旨の通知を行ってもよい。一方、逆の場合も同様である。すなわちレベル0の背景データ(市街地図データ)や検索データの更新が選択された場合、経路探索用データや道路データなどとの間で不整合による影響が大である旨の注意を喚起する通知を行う。
経路探索用データや道路データなど道路の接続に関係するデータ種別とレベル1以上の背景データとの組み合わせや、検索データとすべてのレベルの背景データとの組み合わせにおいても、同様にバージョンの不整合による影響が生じるので注意を喚起する通知を行う。この場合は、経路探索用データや道路データなど道路の接続に関係するデータ種別とレベル0の背景データ(市街地図データ)や検索データとの間の影響度よりは小さいので、通知の内容を異ならせる。あるいは、通知自体をしないようにしてもよい。
ステップS45では、ユーザからの更新するかしないかの決定を待ち、更新する旨の入力装置17による入力操作があるとステップS46に進み、更新しない旨の入力操作があると処理を終了する。ステップS46では、ステップS43で特定されたファイルについて更新処理を行う。具体的には、特定されたファイル名(パスを含む)およびそのファイルのバージョン情報などを、通信装置4電話回線網5を介してデータ提供センタ9へ知らせ、データ提供センタ9から送信されてくる更新ファイルを受信して不揮発性メモリ12に格納する。ナビゲーション装置1およびデータ提供センタ9における更新に関する処理は、第1の実施の形態と同様である。
このように、第5の実施の形態では、あるデータ種別のデータファイルを更新するとき、他のデータ種別のデータにおいて不整合が生じる旨の注意を喚起するようにした。すなわち、バージョンの不整合による影響度がある組み合わせ(パターン)を予め決めておき、その組み合わせのいずれか一方のデータ種別の更新が選択された場合には、他方のデータ種別についてバージョンの不整合による影響が出る旨を通知して注意を喚起するようにした。
これにより、ユーザは、その影響度を知った上で更新を行うことができ、ナビゲーション装置1の使用時に混乱を生じることはない。また、これをトリガに他方のデータ種別の更新を行うこともできる。
−第6の実施の形態−
上記第1から第5の実施の形態では、地図データは、背景(地図表示用)データ、道路(ロケータ用)データ、経路探索用データ(ネットワークデータ)、経路誘導用データ(交差点名称・道路名称・方面名称・方向ガイド施設情報など)などのデータ種別があり、背景データは、道路を表示するためのデータも含む例を説明した。また、経路の表示は、経路探索用データに含まれる経路表示用データ、あるいは、経路探索用データとともに更新される経路表示用データを使用して行う例を説明した。その結果、道路の表示と経路の表示に不整合が生じる例を説明した。
第6の実施の形態では、レベル1以上の道路の表示は、上記道路データを使用して行う例を説明する。レベル0の市街地図の表示では、背景データである市街地図データを使用して道路が表示される。本実施の形態では、道路データと経路探索用データ間のバージョンは、通常一致しているものとする。すなわち、道路データと経路探索用データは同じタイミングで更新がなされる。従って、経路探索用データと道路データ間ではバージョンの不整合が生じる可能性はないが、背景データと経路探索用データあるいは道路データ間でバージョンの不整合が生じる可能性がある。
第6の実施の形態は、レベル1以上の道路の表示を道路データを使用して行うこと以外は、第2の実施の形態と同様である。従って、第2の実施の形態と異なる点のみ、第2の実施の形態の図7のフローチャートを参照して説明し、その他の内容の説明は省略する。
第6の実施の形態では、第2の実施の形態の図7のステップS5において、現在地周辺の背景データおよび道路データを読み込む。各データに更新がある場合は、最新のバージョンのファイルを読み込む。ステップS6では、ステップS5で読み込んだ背景データおよび道路データを使用して現在地周辺の道路地図をモニタ18に表示する。ただし、市街地図の表示(レベル0)の場合は、背景データである市街地図データのみを使用して現在地周辺の市街地図を表示する。
ステップS7では、ステップS4で探索した経路のうち、ステップS6で表示する道路地図の範囲にある経路を表示する。経路の表示は、経路探索結果と道路データとを対応づけて行う。なお、経路の表示を、経路探索結果と道路データとを対応づけて行う手法は公知な内容であるので詳細な説明を省略する。
図12は、第6の実施の形態の表示例を示す図である。図12(a)は、市街地図上での経路61を表示する図であり、図12(b)は、通常の道路地図上での経路62を表示する図である。図12(a)では、市街地図の道路63と経路61とがずれた表示となっている。これは、市街地図を表示する市街地図データと経路の表示に使用する道路データとの間にバージョンの不整合が生じているからである。
一方、図12(b)では、経路62と道路とのずれは生じていない。これは、道路の表示と経路の表示を、ともに同一の道路データを使用して行うからである。なお、図12の場合、背景データである市街地図データのバージョンと経路探索用データおよび道路データのバージョンのどちらが新しいかは特に問題ではない。
このように、第6の実施の形態では、同一ブロック(地域、エリア)の経路探索用データと背景データである市街地図データとの間にバージョンの不整合があるときは、道路地図表示を市街地図でないより広域の通常の道路地図表示に切り替えるようにした。すなわち、経路探索用データと道路を表示するために使用するデータ(市街地図データ)との間にバージョンの不整合が生じている状態から、経路探索用データと道路を表示するために使用するデータ(道路データ)との間にバージョンの不整合が生じていない状態へ切り替えるようにした。これにより、道路表示と経路表示とのずれが生じなくなる。
上記実施の形態では、ナビゲーション装置1とデータ提供センタ9とを電話回線網5で接続する例を説明したが、必ずしもこの内容に限定する必要はない。インターネットを介して接続するようにしてもよい。他の専用回線などを使用するようにしてもよい。
上記実施の形態では、ナビゲーション装置1側にDVD駆動装置14を搭載する例を説明したが、必ずしもこの内容に限定する必要はない。ハードディスクなどの不揮発性メモリ12のみを有し、地図データや検索データはすべて通信により取得するようにしてもよい。また、ナビゲーション装置1にICカードなどのスロットを設け、ICカードなどのリムーバブルメモリを使用して、検索データの更新データを提供するようにしてもよい。
上記実施の形態では、車両に搭載するナビゲーション装置の例を説明したが、必ずしもこの内容に限定する必要はない。ポータブルなナビゲーション装置にも本発明は適用できる。
上記実施の形態では、バージョン情報として、版、更新日付、データ作成日付等を示したが、必ずしもこの内容に限定する必要はない。数字の並びやアルファベットの並び、あるいは数字とアルファベットの組み合わせによって表されるものでもよい。すなわち、データの新旧が識別できる情報であればどのようなものでもよい。なお、本明細書ではこのような情報をバージョン情報という。
上記実施の形態では、ナビゲーション装置1やサーバ6が実行するプログラムは、すでに各装置に搭載されている例で説明をしたが、この内容に限定する必要はない。これらのプログラムを、DVDやCD−ROMなどの記録媒体で提供するようにしてもよい。この場合には、各装置がそれらの記録媒体からデータを読み込む装置が必要となる。また、それらのプログラムをインターネットなどに代表される通信回線などの伝送媒体を介して提供するようにしてもよい。すなわち、プログラムを、伝送媒体を搬送する搬送波上の信号に変換して送信することも可能である。
上記実施の形態では、車両に搭載される専用ナビゲーション装置の例を説明したが、必ずしもこの内容に限定する必要はない。上述したナビゲーション装置1用の制御プログラムをパソコン上で実行させてナビゲーション装置を実現するようにしてもよい。その場合、現在地検出装置13などはパソコンの所定のI/Oポートなどに接続するようにすればよい。
上記実施の形態では、特定したデータ種別間の不整合を例に説明したが、必ずしもこの内容に限定する必要はない。本発明は、他のデータ種別間の組み合わせにも適用できる。
また、データ種別として、地図データでは、背景(地図表示用)データ、道路(ロケータ用)データ、経路探索用データ(ネットワークデータ)、経路誘導用データ(交差点名称・道路名称・方面名称・方向ガイド施設情報など)の例をあげ、検索データでは、名称(読み)検索データ、電話番号検索データ、住所検索データの例をあげたが、必ずしもこの内容に限定する必要はない。例えば、これらのデータ種別をいくつか組み合わせたものを一つのデータ種別としたり、一つのデータ種別を複数に分解したものであってもよい。また、上記の実施の形態にないデータ種別であってもよい。すなわち、本発明は、ナビゲーション装置が使用するすべての種別のデータに適用することができる。特に、地図上のエリアあるいは地点とのからみでデータを有するすべての種別のデータに適用することができる。
上記実施の形態では、地図データの各データ種別のデータファイルはブロック単位で生成されている例を説明したが、必ずしもこの内容に限定する必要はない。メッシュ単位であってもよい。また、他の単位であってもよい。さらに、すべてのデータ種別は同一の単位である必要もない。あるデータ種別はブロック単位であり、他のデータ種別はメッシュ単位であってもよい。特定された地点あるいはエリアに関するデータを含むデータファイル同士でバージョンの比較をすればよい。
上記実施の形態では、データファイル間でバージョンの不整合がある例を説明したが、必ずしもこの内容に限定する必要はない。所定のデータセット間でバージョンの不整合がある場合でもよい。そのような場合は、所定のデータセット単位で、データのバージョン情報をもつ必要がある。例えば、データファイルは上記のブロック単位で作成されるが、データはメッシュ単位で管理し、メッシュ単位でバージョン情報をもつようにしてもよい。また、もっと細かくしてリンク列単位や検索データのPOI単位でバージョン情報をもつような場合にも、本発明は適用できる。
上記実施の形態では、平面地図の例を説明したが、必ずしもこの内容に限定する必要はない。上方から斜めに見下ろしたいわゆる鳥瞰図の表示においても本発明を適用することができる。
上記第1の実施の形態では、バージョンの不整合があると、表示をトーンダウンしてバージョンに不整合がある旨を通知するようにしたが、必ずしもこの内容に限定する必要はない。不整合がある旨のメッセージを表示したり音声で通知したりしてもよい。また、古いバージョンのデータの更新を促すメッセージであってもよい。さらには、不整合があるエリア自体の表示を消すようにしてもよい。
上記第1の実施の形態では、図5において、表示画面の一部にバージョンの不整合がある例を示したが、必ずしもこの内容に限定する必要はない。画面全体を表示しているデータに不整合がある場合もある。そのときは、画面全体について表示トーンを変更する。例えば、背景データが古い場合には、画面全体の道路地図の表示トーンを下げる。
上記第1の実施の形態では、道路地図と経路のいずれかの表示トーンを下げる例を示したが、必ずしもこの内容に限定する必要はない。該当エリアにおいて、道路地図および経路も含めて全体の表示トーンを変更するようにしてもよい。これにより、そのエリアにおいて少なくともバージョンの不整合が生じていることが分かる。
上記第2の実施の形態では、経路探索用データと背景データとの間にバージョンの不整合があり、かつ、背景データが市街地図データであるときは、道路地図表示をより広域の市街地図でない通常の道路地図表示に切り替えるようにした。しかし、経路探索用データと背景データとの間に不整合が生じていないデータを使用して、市街地図に最も近い縮尺の道路地図表示に切り替えるようにしてもよい。これは、経路探索用データと市街地図データとの間に不整合が生じている場合に限らず、経路探索用データと他のレベルの背景データとの間に不整合が生じている場合にも適用できる。
上記第4の実施の形態では、検索データのデータファイルと経路探索用データのデータファイルとの間にバージョンの不整合があるときは、不整合がある旨のメッセージを表示するとともに音声でも通知するようにした。しかし、検索データで検索された施設のアイコンの表示を変更するようにしてもよい。例えば、アイコンの表示トーンを下げたり、色を変更したり、形状を変更したり、不整合を示す専用のアイコンに変更したりしてもよい。
上記では、種々の実施の形態および変形例を説明したが、本発明はこれらの内容に限定されるものではない。本発明の技術的思想の範囲内で考えられるその他の態様も本発明の範囲内に含まれる。
ナビゲーション装置に使用する地図データ・検索データの更新システムを示す図である。 車載用ナビゲーション装置のブロック図である。 地図データや検索データのデータファイル内のデータ構造を示す図である。 第1の実施の形態の制御プログラムのフローチャートを示す図である。 経路探索用データが古い場合の表示例を示す図である。 市街地図上での経路、および、通常の道路地図上での経路を表示する図である。 第2の実施の形態の制御プログラムのフローチャートを示す図である。 第3の実施の形態の制御プログラムのフローチャートを示す図である。 道路工事に伴い店Aが移転された様子を説明する図である。 第4の実施の形態の制御プログラムのフローチャートを示す図である。 第5の実施の形態の制御プログラムのフローチャートを示す図である。 第6の実施の形態の表示例を示す図である。
符号の説明
1 ナビゲーション装置
2 記録媒体
4 通信装置
5 電話回線網
6 サーバ
7 地図データベース
8 検索データベース
11 制御装置
12 不揮発性メモリ
13 現在地検出装置
14 DVD駆動装置
15 メモリ
16 通信インターフェース
17 入力装置
18 モニタ

Claims (13)

  1. ナビゲーション装置であって、
    所定のナビゲーション処理を実施するために必要とされる地図データおよび検索データのいずれかに含まれる、少なくとも第1の種別のデータと第2の種別のデータとを格納する格納手段と、
    記第1の種別のデータと前記第2の種別のデータを個別に所定の単位で更新する更新手段と、
    所定のエリアに関する前記第1の種別のデータと前記第2の種別のデータとのバージョンを比較するバージョン比較手段と、
    前記所定のエリアに関する前記第1の種別のデータと前記第2の種別のデータのバージョンが異なるとき、バージョンが異なる旨の通知を行う通知手段とを備えることを特徴とするナビゲーション装置。
  2. 請求項1に記載のナビゲーション装置において、
    前記通知手段は、前記所定のエリアに関する前記第1の種別のデータと前記第2の種別のデータのバージョンが異なるときと異ならないときとで前記所定のエリアに関する表示色および表示トーンの少なくともいずれかを異ならせることにより、バージョンが異なる旨の通知を行うことを特徴とするナビゲーション装置。
  3. 請求項1に記載のナビゲーション装置において、
    前記通知手段は、前記所定のエリアに関する前記第1の種別のデータと前記第2の種別のデータのバージョンが異なるとき、バージョンが異なる旨のメッセージを出力することを特徴とするナビゲーション装置。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載のナビゲーション装置において、
    前記第1の種別のデータは道路の接続に関するデータであり、前記第2の種別のデータは道路地図の表示に関するデータであることを特徴とするナビゲーション装置。
  5. 請求項1から3のいずれかに記載のナビゲーション装置において、
    前記第1の種別のデータは道路の接続に関するデータであり、前記第2の種別のデータは市街地図の表示に関するデータであることを特徴とするナビゲーション装置。
  6. 請求項1から3のいずれかに記載のナビゲーション装置において、
    前記第1の種別のデータは道路の接続に関するデータであり、前記第2の種別のデータは所望の地点を検索するための検索データであることを特徴とするナビゲーション装置。
  7. 請求項6に記載のナビゲーション装置において、
    前記検索データを使用して経路探索の目的地を設定する目的地設定手段と、
    前記道路の接続に関するデータを使用して、経路探索を行う経路探索手段とをさらに備え、
    前記通知手段は、前記目的地設定手段で目的地が設定されたとき、前記バージョンが異なる旨の通知を開始し、前記経路探索手段で経路探索を開始すると、前記バージョンが異なる旨の通知を終了することを特徴とするナビゲーション装置。
  8. 請求項1から3のいずれかに記載のナビゲーション装置において、
    前記第1の種別のデータは経路探索に使用する経路探索用データであり、前記第2の種別のデータは道路地図の表示に使用する地図表示用データであり、
    記経路探索用データを使用して経路探索を行い、前記地図表示用データを使用して道路地図を表示するとともに、前記経路探索の結果得られた経路を前記道路地図上に表示する表示制御手段をさらに備え、
    前記通知手段は、前記所定のエリアに関する前記経路探索用データと前記地図表示用データのバージョンが異なるときと異ならないときとで、前記所定のエリアの前記経路および道路地図の少なくともいずれかの表示色および表示トーンの少なくともいずれかを異ならせることを特徴とするナビゲーション装置。
  9. ナビゲーション装置であって、
    所定のナビゲーション処理を実施するために必要とされる地図データおよび検索データのいずれかに含まれる、少なくとも第1の種別のデータと第2の種別のデータとを格納する格納手段と、
    新データ提供装置に接続して、前記第1の種別のデータと前記第2の種別のデータを個別に所定の単位で更新する更新手段と、
    所定のエリアに関する前記第1の種別のデータと前記第2の種別データとのバージョンを比較するバージョン比較手段とを備え、
    前記更新手段は、前記所定のエリアに関する前記第1の種別のデータのバージョンが前記第2の種別のデータのバージョンより古いとき、前記更新データ提供装置に接続して新しいバージョンの前記第1の種別のデータを取得することを特徴とするナビゲーション装置。
  10. ナビゲーション装置であって、
    所定のナビゲーション処理を実施するために必要とされる地図データおよび検索データのいずれかに含まれる、少なくとも第1の種別のデータと第2の種別のデータとを格納する格納手段と、
    記第1の種別のデータと前記第2の種別のデータを個別に所定の単位で更新する更新手段と、
    所定のエリアに関する前記第1の種別のデータと前記第2の種別のデータとのバージョンを比較するバージョン比較手段と、
    記第1の種別のデータと前記第2の種別のデータとを使用して少なくとも道路地図の表示を行い、前記所定のエリアに関する前記第1の種別のデータと前記第2の種別のデータのバージョンが異なるとき、前記道路地図の表示縮尺をより広域を表示する縮尺に変更する制御手段とを備えることを特徴とするナビゲーション装置。
  11. 請求項10に記載のナビゲーション装置において、
    前記制御手段は、前記道路地図の表示縮尺を、前記第1の種別のデータと前記第2の種別のデータとの間でバージョンが異ならない前記所定のエリアに関するデータが使用できる縮尺に変更することを特徴とするナビゲーション装置。
  12. ナビゲーション装置であって、
    所定のナビゲーション処理を実施するために必要とされる地図データおよび検索データのいずれかに含まれる、複数の種別のデータを格納する格納手段と、
    記複数の種別のデータを個別に所定の単位で更新する更新手段と、
    前記更新手段が第1の種別のデータを所定のエリアに関して更新するとき、前記第1の種別のデータと所定の関係にある第2の種別のデータの前記所定のエリアに関するデータについて、バージョンに不整合が生じることに関する情報を通知する通知手段とを備えることを特徴とするナビゲーション装置。
  13. 請求項1から12のいずれかに記載のナビゲーション装置の機能をコンピュータに実現させるナビゲーション制御プログラム。
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