JP4083408B2 - 通信装置及びネットワーク - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、マルチベンダ対応通信装置における保守コマンド/メッセージの共通化に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ネットワークは、複数の通信装置(通信ノード)により構築され、各通信ノードが、受信したデータ情報や音声情報を該当する伝送路に送信することにより、移動体端末等の端末装置間の通信が行われる。複数の通信ノードで構築されたネットワークの運用・保守は、各通信ノードにおける保守・運用情報に基づいて行われる。保守・運用情報とは、ネットワークを保守・運用するための各通信ノードにおける情報であって、例えば、あるサービスについてのお客からのアクセス数等のサービス系トラヒック情報、ある加入者がどのサービスに加入しているか等の加入者情報、装置障害情報等をいう。
【0003】
運用・保守は、▲1▼保守者がオペレーションシステムに対する保守コマンドの入力、▲2▼オペレーションシステムが通信ノードに保守コマンドの送信、▲3▼通信ノードが保守コマンドに従って保守・運用情報の収集、▲4▼通信ノードが保守・運用情報のオーペレーションシステムへ送信、▲5▼オペレーションシステムが保守・運用情報を受信してディスプレイへ表示、▲6▼保守者が保守・運用情報の確認をすることにより行われる。ネットワークを構築する複数の通信ノードが複数ベンダにより提供されることが多い。
【0004】
図8は、複数ベンダのノードにより構成されるネットワークを示す図である。図8に示すように、ネットワークは、オペレーションシステム2、A社製ノード4#A1〜4#A3、B社製ノード4#B1,4#B2及びC社製ノード4#C1より構成されている。複数ベンダのノードよりネットワークが構成される場合、保守者はA社/B社/C社の各ベンダ毎の異なるコマンド体系による保守コマンドをオペレーションシステム2に入力する。オペレーションシステム2は、入力された保守コマンドを該当ノードに送信する。該当ノードは、自ノード宛ての保守コマンドを受信すると、保守・運用情報を収集する。そして、ベンダ固有のメッセージ体系に従ったメッセージをオペレーションシステム2に送信する。オペレーションシステム2は、ノードより送信されたメッセージを受信して、ディスプレスに表示する。保守者は、ディスプレイに表示されたベンダ個別のメッセージを解析することにより、ネットワークの保守・運用を行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の複数ベンダによって異なるプラットホームで構築されたネットワークにおいて、以下の問題点があった。保守コマンド/メッセージがベンダ独自の体系で作成されていたため、保守者は、各ベンダ毎の異なるコマンド・メッセージ体系(A社/B社/C社の3種類)を意識して、各ノードにあわせて、保守コマンドの入力、メッセージの解析を行うことにより、保守運用作業を実施する必要があるため、保守上の混乱を招き易かった。
【0006】
本発明は、上記を鑑みてなされたものであり、複数ベンダの異なるプラットホームで構築されたネットワークを保守・運用する上で発生する、各々のベンダによって異なるコマンド・メッセージ体系による混乱を、コマンド・メッセージ体系を共通化することにより解決し、かつ保守運用の効率化を図ることのできるノード及びネットワークを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
図1は本発明の原理図である。図1に示すように、通信装置は、ベンダ個別の通信装置であって、コマンド受信部10、メッセージ送信部12、コマンド制御部14、コマンド分析部16、第1コマンド処理部18及び第2コマンド処理部20を具備する。コマンド受信部10は、オペレーションシステムより送信された共通形式の保守コマンドを受信すると、該保守コマンドをコマンド制御部14に出力する。コマンド制御部14は、保守コマンドが入力されると、コマンド分析部16にコマンドの分析を指示する。コマンド分析部16は、保守コマンドがベンダ共通の処理に関わる第1コマンドであるか、ベンダ個別の処理に関わる第2コマンドであるかを判断して、判断結果をコマンド制御部14に通知する。
【0008】
コマンド制御部14は、保守コマンドが第1コマンドであれば、保守コマンドを第1コマンド処理部18に出力し、保守コマンドが第2コマンドであれば、保守コマンドを第2コマンド処理部20に出力する。第1コマンド処理部18は、第1コマンドに基づき処理をして、共通形式のメッセージを作成する。第2コマンド処理部20は、第2コマンドに基づき処理をして、共通形式のメッセージを作成する。コマンド制御部14は、第1及び第2コマンド処理部18,20が作成した共通形式のメッセージをメッセージ送信部12に出力する。メッセージ送信部12は、共通形式のメッセージをオペレーションシステムに送信する。これにより、オペレーションシステムは、ベンダ個別ではなくベンダに共通する共通形式の保守コマンドを送信し、ベンダ個別ではなくベンダに共通する共通形式のメッセージを受信するので、保守機能が統一化されるため保守上の混乱を未然に防止し、保守運用効率の向上が期待できる。
【0009】
【発明の実施の形態】
図2は、本発明の実施形態の複数ベンダのノードから構成されるネットワークの構成図である。図2に示すように、ネットワークは、オペレーションシステム40、A社製ノード42#A1〜42#A3、B社製ノード42#B1,42#B2及びC社製ノード42#C1より構成されている。オペレーションシステム40とA社製ノード42#A1〜42#A3、B社製ノード42#B1,42#B2及びC社製ノード42#C1間はLAN等により接続されている。
【0010】
オペレーションシステム40は、次の機能を有する。▲1▼ベンダに依存しない共通コマンド形式の保守コマンド(共通コマンド)を保守者が入力できるヒューマンマシンインタフェースを提供する。共通コマンドとは、従来ベンダ毎に用意されていた同じ内容の複数のコマンドを1コマンドに集約されたコマンド、あるいは、ベンダしかない個別のコマンドであってもそのコマンドのフォーマットが統一されているものをいう。共通コマンドのフォーマットは、ファンクションコード、パラメータ1,…,パラメータnの共通した並びである。ファンクションコードは、コマンドの処理内容を表すコードである。パラメータ1,…,パラメータnは、ファンクションの内容を詳細に規定するものである。▲2▼ヒューマンインタフェースより保守者が入力した共通コマンドを該当するノードに送信する。▲3▼該当ノードよりベンダに依存しない共通化メッセージ形式のメッセージ(共通メッセージ)を受信して、ディスプレイ等に表示するヒューマンマシンインタフェースを提供する。
【0011】
図3は、図2中のオペレーションシステム40の構成図である。図3に示すように、オペレーションシステム40は、ヒューマンマシンインタフェース部50、コマンド送信部52及びメッセージ受信部54を有する。ヒューマンマシンインタフェース部50は、次の機能を有する。▲1▼保守者が共通コマンドをマウス、キーボード等の入力手段より入力すると、当該共通コマンドを保守コマンド送信部52に渡す。▲2▼ノード42#iより送信された共通メッセージを受け取ると、ディスプレイ等にその内容を表示する。コマンド送信部52は、ヒューマンマシンインタフェース部50から保守コマンドを受け取ると、該当ノード42#iに送信する。メッセージ受信部54は、ノード42#iから保守コマンドを受信すると、ヒューマンマシンインタフェース部50に出力する。
【0012】
ノード42#i(i=A1〜A3,B1〜B2,C1)は、ベンダ毎に提供される通信装置であって、移動端末、固定電話端末等の端末から送信された音声信号やデータ信号を受信して、該当する伝送路に伝送する通信機能及び保守運用に関わる以下の機能を有する。ノードの保守運用に関わる処理としては、ベンダに依存せず、ベンダに共通する保守コマンド(APLコマンド)に対するメッセージ(APLメッセージ)処理及びベンダに依存する保守コマンド(PFコマンド)に対するメッセージ(PFメッセージ)処理に分類される。
【0013】
APLメッセージには、各サービスにおけるトラヒック情報等がある。PFメッセージには、ノードの装置構成情報等がある。尚、APLメッセージやPFメッセージには、ノードが定期的又は自律的にオペレーションシステム40に送信するもの、例えば、PFメッセージとして、装置故障通知等のメッセージも含まれる。APLコマンドについては、ベンダに依存しない共通の処理に関わるものであるため、全ベンダに共通した処理とすることができる。一方、PFコマンドについては、ベンダに個別の処理に関わるものであるため、全ベンダで共通した処理とすることができず、ベンダ個別の処理となる。
【0014】
PFコマンドに対する処理は、ベンダ個別の処理であり共通化できないので、既存の処理手段を流用することが開発コストも低減できる。既存の処理は、PF個別のコマンド形式(PFコマンド形式)でインタフェースすることから、既存の処理手段を変更することなく処理ができるように、共通コマンドをPFコマンド形式のコマンドに変換してから、既存の処理手段にコマンド処理を依頼する。一方、ベンダ個別の処理手段により作成されたPFメッセージ形式のメッセージを共通メッセージ形式のメッセージに変換してから、オペレーションシステム40に伝送する。
【0015】
図4は、図2中のノード42#i(i=A1〜A3,B1〜B2,C1)の機能ブロック図である。図4に示すように、ノード42#iは、コマンド送受信部60#i、共通コマンド制御部62#i、コマンド分析部64#i、APLコマンド制御部66#i、PF拡張部コマンド制御部68#i、コマンド変換部70#i、共通保守コマンドフォーマット表72#i、メッセージ変換部74#i、共通メッセージフォーマット表76#i、PFコマンド制御部78#i及びPFメッセージ制御部80#iを有する。
【0016】
コマンド送受信部60#iは、次の機能を有する。▲1▼オペレーションシステム40より送信された自ノード宛の共通コマンドを受信して、共通コマンド制御部62#iに出力する。▲2▼共通コマンド制御部62#iより出力された共通メッセージをオペレーションシステム40に送信する。共通コマンド制御部62#iは、次の機能を有する。▲1▼共通コマンドが入力されると、コマンド分析部64#iに出力する。▲2▼コマンド分析部64#iが、入力された共通コマンドがAPLコマンドであると判断したとき、共通コマンドをAPLコマンド制御部66#iに出力し、PFコマンドであると判断したとき、共通コマンドをPF拡張部コマンド制御部68#iに出力する。▲3▼APLコマンド制御部66#iよりメッセージが入力されると、コマンド送受信部60#iに出力する。▲4▼PF拡張部コマンド制御部68#iよりメッセージが入力されると、当該メッセージをコマンド送受信部60#iに出力する。コマンド分析部64#iは、共通コマンド制御部62#iより共通コマンドが入力されると、共通コマンドのファンクションコードより共通コマンドがAPLコマンド/PFコマンドのいずれであるかを判断して、判断結果を共通コマンド制御部62#iに通知する。APLコマンド制御部66#iは、次の機能を有する。▲1▼APLコマンドを入力して、コマンド処理をする。▲2▼コマンド処理に基づいて共通メッセージを作成する。▲3▼共通メッセージを共通コマンド制御部62#iに出力する。コマンド送受信部60#i、共通コマンド制御部62#i及びコマンド分析部64#iは、ベンダに共通した処理であり、新規に共通して用意される。
【0017】
PF拡張部コマンド制御部68#i、コマンド変換部70#i、共通保守コマンド変換表72#i、メッセージ変換部74#i及び共通メッセージフォーマット表76#iは、ベンダ毎に新規に作成されるものであり、既存の処理手段によるPFコマンド形式の保守コマンド/PFメッセージ形式のメッセージと共通コマンド/共通メッセージとの間のインタフェースを司る。
【0018】
PF拡張部コマンド制御部68#iは、次の機能を有する。▲1▼共通コマンド制御部62#iよりPFコマンドを入力すると、コマンド変換部70#iに出力する。▲2▼コマンド変換部70#iよりPFコマンド形式に変換された保守コマンドを入力すると、PFコマンド制御部78#iに出力する。▲3▼PFメッセージ制御部80#iよりPFメッセージ形式のメッセージを入力すると、メッセージ変換部74#iに出力する。▲4▼メッセージ変換部74#iより共通メッセージ形式に変換されたメッセージを入力すると、共通コマンド制御部62#iに出力する。コマンド変換部70#iは、次の機能を有する。▲1▼PF拡張部コマンド制御部68#iより共通コマンドを入力すると、共通保守コマンドフォーマット表72#iを参照して、共通コマンドをPFコマンド形式の保守コマンドに変換する。▲2▼PFコマンド形式の保守コマンドをPF拡張部コマンド制御部68#iに出力する。
【0019】
図5は、図4中の共通保守コマンドフォーマット表72#iの構成図である。図5に示すように、共通保守コマンドフォーマット表72#iは、各共通コマンド毎に、対応するPFコマンド形式の保守コマンドが格納されている。メッセージ変換部74#iは、次の機能を有する。▲1▼PF拡張部コマンド制御部68#iよりPFメッセージ形式のメッセージを入力すると、共通メッセージフォーマット表76#iを参照して、PFメッセージ形式のメッセージを共通フォーマット形式のメッセージに変換する。▲2▼共通フォーマット形式のメッセージをPF拡張部コマンド制御部68#iに出力する。
【0020】
図6は、図4中の共通メッセージフォーマット表76#iの構成図である。図6に示すように、共通メッセージフォーマット表76#iは、各PFメッセージ形式のメッセージ毎に、対応する共通メッセージ形式のメッセージが格納されている。PFコマンド制御部78#iは、PF拡張部コマンド制御部68#iよりPFコマンドを入力すると、PFメッセージ制御部80#iにPFコマンドに対する処理を依頼する。PFメッセージ制御部80#iは、次の機能を有する。▲1▼PFコマンド制御部78#iより処理依頼を受けると、PFコマンドに対する処理を行う。▲2▼処理結果からPFメッセージ形式のメッセージ(PFメッセージ)を作成する。▲3▼装置故障等が発生したとき、装置故障を通知するPFメッセージを作成する。▲4▼PFメッセージをPF拡張部コマンド制御部68#iに出力する。PFコマンド制御部78#i及びPFメッセージ制御部80#iは、新規に作成する必要はなく、既存の処理手段を流用する。以下、図2の動作説明をする。
【0021】
(1) 保守コマンドの送信
保守者がオペレーションシステム40中のヒューマンマシンインタフェース部50を通して共通コマンドを入力する。このとき、保守者は、ベンダ毎の保守コマンドを入力する必要がないので、操作性が向上する。ヒューマンマシンインタフェース部50は、共通コマンドを入力すると、共通コマンドをコマンド送信部52に出力する。コマンド送信部52は、共通コマンドを該当するノード42#iに送信する。尚、コマンドを共通化しているので、各ノード毎を宛先とする必要はなく、全ノードを宛先としてブロードキャストすることも可能である。
【0022】
(2) 共通コマンドの受信
図7は、ノード42#iの動作フローチャートである。ノード42#i中のコマンド送受信部60は、ステップS2において、自ノード宛の共通コマンド形式の保守コマンドを受信すると、共通コマンド制御部62#iに出力する。共通コマンド制御部62#iは、保守コマンドをコマンド分析部64#iに出力する。コマンド分析部64#iは、ステップS4において、共通コマンドのファンクションコードより共通コマンドがAPLコマンド/PFコマンドのいずれであるか判断して、判断結果を共通コマンド制御部62#iに通知する。共通コマンド制御部62#iは、判断結果がAPLコマンドであることを示すとき、APLコマンド制御部66#iに共通コマンドを出力して、ステップS6に進む。判別結果がPFコマンドであることを示すとき、PF拡張部コマンド制御部68#iに出力して、ステップS12に進む。
【0023】
APLコマンド制御部66#iは、ステップS6において、APLコマンドが入力されると、APLコマンドに対する処理を行う。例えば、APLコマンドがトラヒック通知を指示しているとき、APLコマンドのバラメータに従って、各サービス毎のトラヒック数を収集する。APLコマンド制御部66#iは、ステップS8において、APLコマンドに対する処理に従ってAPL共通メッセージを作成する。APLコマンド制御部66#iは、APL共通メッセージを共通コマンド制御部62#iに出力する。共通コマンド制御部62#iは、APL共通メッセージをコマンド送受信部60#iに出力する。コマンド送受信部60#iは、ステップS10において、APL共通メッセージをオペレーションシステム40に送信する。
【0024】
PF拡張部コマンド制御部68#iは、共通コマンドをコマンド変換部70#iに出力する。コマンド変換部70#iは、ステップS12において、共通コマンドが入力されると、共通保守コマンドフォーマット表72#iを参照して共通コマンドをPFコマンド形式の保守コマンドに変換し、PFコマンド形式の保守コマンドをPF拡張部コマンド制御部68#iに出力する。PF拡張部コマンド制御部68#iは、PFコマンド形式の保守コマンドをPFコマンド制御部78#iに出力する。PFコマンド制御部78#iは、ステップS14において、PFコマンド形式の保守コマンドが入力されると、保守コマンドに関わる処理をPFメッセージ制御部80#iに依頼する。
【0025】
PFメッセージ制御部80#iは、PFコマンドに関わる処理を行う。例えば、PFコマンドが装置構成の通知を要求している場合は、装置構成情報を図示しない装置構成データベースより取得する。PFメッセージ制御部80#iは、ステップS16において、PFコマンドに関わる処理結果に従ってPFメッセージ形式のメッセージを作成して、PF拡張部コマンド制御部68#iに出力する。PF拡張部コマンド制御部68#iは、PFメッセージ形式のメッセージが入力されると、メッセージ変換部74#iに出力する。
【0026】
メッセージ変換部74#iは、ステップS18において、共通メッセージフォーマット表76#iを参照してPFメッセージ形式のメッセージをPF共通メッセージに変換し、共通メッセージをPF拡張部コマンド制御部68#iに出力する。PF拡張部コマンド制御部68#iは、PF共通メッセージを共通コマンド制御部62#iに出力する。共通コマンド制御部62#iは、PF共通メッセージをコマンド送受信部60#iに出力する。コマンド送受信部60#iは、ステップS20において、PF共通メッセージをオペレーションシステム40に送信する。
【0027】
(3) 共通メッセージの受信
オペレーションシステム40中のメッセージ受信部54は、共通メッセージを受信すると、ヒューマンマシンインタフェース部50に出力する。ヒューマンマシンインタフェース部50は、共通メッセージが入力されると、共通フォーマットでディスプレイ等に出力する。保守者はディスプレイ等に出力された共通メッセージを確認する。このとき、メッセージがべンダ毎ではなく共通化されているので、保守上混乱を生じることがなくなる。以上説明した実施形態によれば、以下の効果を奏することができる。
【0028】
▲1▼ コマンドを分類し、各ベンダ共通の拡張PFインタフェースを規定することにより、各ベンダに依存しないコマンド制御機能及び振り分け機能がベンダ共通の機能として使用できる。
【0029】
▲2▼ PF拡張部コマンド制御部をベンダ個別のオペレーションIFを吸収するように実装することにより、各ベンダ毎のPFコマンド制御部が流用可能となるので、開発コストを低減することができる。
【0030】
▲3▼ PF拡張部コマンド制御部がベンダ個別のメッセージオペレーションIFを吸収するように実装することにより、各ベンダ毎のPFメッセージ制御部が流用可能となるので、開発コストを低減することができる。
【0031】
▲4▼ PF拡張部コマンド制御部にて共通メッセージ形式に変換することにより、オペレーションシステムとの基本メッセージ制御にて共通メッセージ形式に変換することにより、オペレーションシステムとの基本メッセージ制御機能が、ベンダ共通の機能として機能として使用できる。
【0032】
▲5▼ 以上により、保守機能が統一化されるため、保守上の混乱を未然に防止し、保守運用効率の向上が期待できる。
【0033】
本発明は以下の付記を含むものである。
【0034】
(付記1) 通信装置において、
保守コマンドを受信するコマンド受信部と、
メッセージを送信するメッセージ送信部と、
前記保守コマンドがベンダ共通の処理に関わる第1コマンド及びベンダ個別の処理に関わる第2コマンドのいずれであるかを判断するコマンド分析部と、
前記第1コマンドに基づき処理をして、前記メッセージを作成する第1コマンド処理部と、
前記第2コマンドに基づき処理をして、前記メッセージを作成する第2コマンド処理部と、
前記コマンド分析部の判別結果に基づき、前記第1及び第2コマンド処理部を制御するコマンド制御部と、
を具備したことを特徴とする通信装置。
【0035】
(付記2) 前記第2コマンド処理部は、前記保守コマンドをベンダ個別のベンダ個別コマンドに変換するコマンド変換部と、前記ベンダ個別コマンドに関わる処理を制御するベンダ個別コマンド制御部とを具備したことを特徴とする付記1記載の通信装置。
【0036】
(付記3) 前記第2コマンド処理部は、前記ベンダ個別コマンド制御部の制御に基づき前記ベンダ個別コマンドに関わるベンダ個別形式のメッセージを作成するベンダ個別メッセージ作成部と、前記ベンダ個別形式のメッセージを共通形式のメッセージに変換するメッセージ変換部とを更に具備したことを特徴とする付記2記載の通信装置。
【0037】
(付記4) 前記第2コマンド処理部は、前記コマンド変換部にコマンド変換の指示をし、前記コマンド変換部が変換したベンダ個別コマンドを前記ベンダ個別コマンド制御部に出力し、前記メッセージ変換部にメッセージ変換の指示をするインタフェース部を具備したことを特徴とする付記3記載の通信装置。
【0038】
(付記5) 複数ベンダの通信装置と、前記複数の通信装置との間で保守運用に関わる通信を行うオペレーションシステムとを有するネットワークにおいて、
前記オペレーションシステムは、
ベンダ共通形式の共通コマンドを入力手段より入力する第1ヒューマンマシンインタフェース部と、
前記共通コマンドを該当する通信装置に送信するコマンド送信部と、
前記通信装置より共通形式のメッセージを受信するメッセージ受信部と、
前記共通形式のメッセージを出力手段に出力する第2ヒューマンマシンインタフェース部とを具備し、
前記各通信装置は、
前記共通コマンドを受信するコマンド受信部と、
前記共通形式のメッセージを送信するメッセージ送信部と、
前記共通コマンドがベンダ共通の処理に関わる第1コマンド及びベンダ個別の処理に関わる第2コマンドのいずれであるかを判断するコマンド分析部と、
前記第1コマンドに基づいて処理をして、前記共通形式のメッセージを作成する第1コマンド処理部と、
前記第2コマンドに基づいて処理をして、前記共通形式のメッセージを作成する第2コマンド処理部と、
前記コマンド分析部の判別結果に基づき、前記第1及び第2コマンド処理部を制御するコマンド制御部と、
を具備したことを特徴とするネットワーク。
【0039】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、保守機能が統一化されるため、保守上の混乱を未然に防止し、保守運用効率の向上が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図である。
【図2】本発明の複数ベンダのノードより構成されるネットワークの構成図である。
【図3】図2中のオペレーションシステムの構成図である。
【図4】図2中のノードの機能ブロック図である。
【図5】図4中の共通保守コマンドフォーマット表の構成図である。
【図6】図4中の共通メッセージフォーマット表の構成図である。
【図7】ノードの動作フローチャートである。
【図8】従来の複数ベンダのノードより構成されるネットワークの構成図である。
【符号の説明】
10 コマンド受信部
12 メッセージ送信部
14 コマンド制御部
16 コマンド分析部
18 第1コマンド処理部
20 第2コマンド処理部
Claims (2)
- 端末から送信された信号を受信して該当する伝送路に伝送する通信機能及び保守運用に係る機能を有する通信装置において、
保守コマンドを受信するコマンド受信部と、
メッセージを送信するメッセージ送信部と、
前記保守コマンドがベンダ共通の処理に関わる第1コマンド及びベンダ個別の処理に関わる第2コマンドのいずれであるかを、前記保守コマンドに設定されるファンクションコードに基づいて判断するコマンド分析部と、
前記第1コマンドに基づき処理をして、該処理結果に従って前記メッセージを作成する第1コマンド処理部と、
前記第2コマンドに基づき処理をして、該処理結果に従って前記メッセージを作成する第2コマンド処理部と、
前記コマンド分析部の判別結果に基づき、前記保守コマンドを前記第1及び第2コマンド処理部のいずれかの該当するコマンド処理部に出力するコマンド制御部とを具備し、
前記第2コマンド処理部は、前記コマンド制御部から入力される前記第2コマンドに基づきベンダ個別コマンドに関わる処理を制御するベンダ個別コマンド制御部と、前記ベンダ個別コマンド制御部から入力される前記保守コマンドを、各共通コマンドとベンダ個別コマンドとの対応関係を示す共通保守コマンドフォーマット表を参照して、該当するベンダ個別のベンダ個別コマンドに変換するコマンド変換部と、前記ベンダ個別コマンド制御部から入力される前記ベンダ個別コマンドに係る処理を行い、該処理結果に従ってベンダ個別形式のメッセージを作成するベンダ個別メッセージ作成部と、前記ベンダ個別コマンド制御部から入力される前記ベンダ個別形式のメッセージを、各ベンダ個別形式のメッセージと共通形式のメッセージとの対応関係を示す共通メッセージフォーマット表を参照して、該当する共通形式のメッセージに変換するメッセージ変換部とを具備し、
前記ベンダ個別コマンド制御部は、前記ベンダ個別メッセージ作成部から入力される前記ベンダ個別形式のメッセージを前記メッセージ変換部に出力し、前記メッセージ変換部から入力される前記共通形式のメッセージを前記コマンド制御部に出力し、
前記コマンド制御部は、前記第1コマンド処理部及び前記ベンダ個別コマンド制御部の間をインタフェースし、前記ベンダ個別コマンド制御部は、前記コマンド変換部、前記ベンダ個別メッセージ作成部及び前記メッセージ変換部の間をインタフェースするように、前記コマンド制御部、前記コマンド分析部、前記第1コマンド処理部、前記ベンダ個別コマンド制御部、前記コマンド変換部、前記ベンダ個別メッセージ作成部及び前記メッセージ変換部は、階層的に構成されていることを特徴とする通信装置。 - それぞれが端末から送信された信号を受信して該当する伝送路に伝送する通信機能及び保守運用に係る機能を有する複数ベンダの通信装置と、前記複数の通信装置との間で保守運用に関わる通信を行うオペレーションシステムとを有するネットワークにおいて、
前記オペレーションシステムは、
ベンダ共通形式の共通コマンドを入力手段より入力する第1ヒューマンマシンインタフェース部と、
前記共通コマンドを該当する通信装置に送信するコマンド送信部と、
前記通信装置より共通形式のメッセージを受信するメッセージ受信部と、
前記共通形式のメッセージを出力手段に出力する第2ヒューマンマシンインタフェース部とを具備し、
前記各通信装置は、
前記保守コマンドがベンダ共通の処理に関わる第1コマンド及びベンダ個別の処理に関わる第2コマンドのいずれであるかを、前記保守コマンドに設定されるファンクションコードに基づいて判断するコマンド分析部と、
前記第1コマンドに基づき処理をして、該処理結果に従って前記メッセージを作成する第1コマンド処理部と、
前記第2コマンドに基づき処理をして、該処理結果に従って前記メッセージを作成する第2コマンド処理部と、
前記コマンド分析部の判別結果に基づき、前記保守コマンドを前記第1及び第2コマンド処理部のいずれかの該当するコマンド処理部に出力するコマンド制御部とを具備し、
前記第2コマンド処理部は、コマンド制御部から入力される前記第2コマンドに基づきベンダ個別コマンドに関わる処理を制御するベンダ個別コマンド制御部と、前記ベンダ個別コマンド制御部から入力される前記保守コマンドを、各共通コマンドとベンダ個別コマンドとの対応関係を示す共通保守コマンドフォーマット表を参照して、該当するベンダ個別のベンダ個別コマンドに変換するコマンド変換部と、前記ベンダ個別コマンド制御部から入力される前記ベンダ個別コマンドに係る処理を行い,該処理結果に従ってベンダ個別形式のメッセージを作成するベンダ個別メッセージ作成部と、前記ベンダ個別コマンド制御部から入力される前記ベンダ個別形式のメッセージを、各ベンダ個別形式のメッセージと共通形式のメッセージとの対応関係を示す共通メッセージフォーマット表を参照して、該当する共通形式のメッセージに変換するメッセージ変換部とを具備し、
前記ベンダ個別コマンド制御部は、前記ベンダ個別メッセージ作成部から入力される前記ベンダ個別形式のメッセージを前記メッセージ変換部に出力し、前記メッセージ変換部から入力される前記共通形式のメッセージを前記コマンド制御部に出力し、
前記コマンド制御部は、前記第1コマンド処理部及び前記ベンダ個別コマンド制御部の間をインタフェースし、前記ベンダ個別コマンド制御部は、前記コマンド変換部、前記ベンダ個別メッセージ作成部及び前記メッセージ変換部の間をインタフェースするように、前記コマンド制御部、前記コマンド分析部、前記第1コマンド処理部、前記ベンダ個別コマンド制御部、前記コマンド変換部、前記ベンダ個別メッセージ作成部及び前記メッセージ変換部は、階層的に構成されていることを特徴とするネットワーク。
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