JPH10240683A - 情報配信システム、分散監視用情報配信システムおよびビル管理用情報配信システム - Google Patents

情報配信システム、分散監視用情報配信システムおよびビル管理用情報配信システム

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JPH10240683A
JPH10240683A JP4215197A JP4215197A JPH10240683A JP H10240683 A JPH10240683 A JP H10240683A JP 4215197 A JP4215197 A JP 4215197A JP 4215197 A JP4215197 A JP 4215197A JP H10240683 A JPH10240683 A JP H10240683A
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JP4215197A
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Mizuyasu Hayashi
瑞泰 林
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、情報配信システム、分散監視用情
報配信システムおよびビル管理用情報配信システムに関
し、汎用の装置からなる端末に対して多様な情報を柔軟
にかつ即時に配信できることを目的とする。 【解決手段】 イントラネットを介してハイパーテキス
トとして配信された情報についてマンマシンインタフェ
ースをとって伝達を行う単一または複数のクライアント
と、ハイパーテキストとして与えられた情報をイントラ
ネットを介してこれらのクライアントに配信するサーバ
とを備え、サーバは、外部から与えられた情報をその情
報の属性に適応したハイパーテキストに変換し、イント
ラネットを介して複数のクライアントの何れかに配信さ
れるべき情報とする情報変換手段を有し、各クライアン
トは、イントラネットを介してサーバに対するログイン
を始動と共に自動的に行うログイン手段を有して構成さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信リンクを介し
て接続された複数の端末に種々の情報を配信する情報配
信システムと、監視の対象となる個々の情報をその情報
の種別に対応した端末に配信する分散監視用情報配信シ
ステムと、これらのシステムを介して所望の端末にビル
管理にかかわる情報を配信するビル管理用情報配信シス
テムとに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、首都圏だけではなく中小の都市に
も多くの高層建築物が建てられ、これらの高層建築物が
有する個々の階や部屋は様々なテナントによって利用さ
れている。しかし、これらのテナントについては、その
実体が事業体、団体、個人等々と様々であるために、各
階、部屋および館内の共有部分の利用の形態や時間帯は
多様である。
【0003】したがって、このような高層建築物の多く
では、電子技術、通信技術および情報処理技術の有機的
な組み合わせとして構築され、館内の電力、空調、防災
その他にかかわる監視を効率的にかつ確度高く行うこと
を可能とするビル管理システムが導入されることによ
り、ビル管理にかかわる人件費やコストの低減がはから
れている。
【0004】図7は、従来のビル管理システムの第一の
構成例を示す図である。図において、警報端末(RS)
131は、館内に分散して配置されたセンサ等からなる
警報設備(図示されない。)に接続され、かつ中央監視
室132に設置された分散処理装置(DPS)133の
通信ポートに接続される。分散処理装置133は、中央
監視室132に設置されたヒューマンインタフェースス
テーション(HIS)134-1〜134-3にLAN13
5を介して接続される。このようなLAN135は中央
監視室132と個々のテナントによって利用される階や
部屋(以下、単に「一般事務室等」という。)との間に
も敷設され、そのLAN135には、これらの一般事務
室等に設置されたヒューマンインタフェースステーショ
ン(HIS)134-a、134-b、134-c、134-d
が接続される。なお、中央監視室132については、実
際には、防災センタ、サブセンタ等々の複数の部屋から
構成される場合が多いが、以下では、簡単のため、単一
の部屋にこれらのセンタが併合されていると仮定する。
【0005】このような構成のビル管理システムでは、
ヒューマンインタフェースステーション134-1〜13
4-3は、ビル管理の対象となるべき項目の内、何れかに
それぞれ予め対応付けられて設置される。なお、以下で
は、簡単のため、ヒューマンインタフェースステーショ
ン134-1〜134-3については、それぞれ電力、空
調、防災の各項目に対応して設置されると仮定する。
【0006】さらに、ヒューマンインタフェースステー
ション134-a〜134-dは、上述した電力、空調、防
災の各項目の内、設置されたテナントに関連する項目に
予め対応付けられて設置される。分散処理装置133
は、上述したようにヒューマンインタフェースステーシ
ョン134-1〜134-3に個別に対応付けられた項目
と、ヒューマンインタフェースステーション134-a〜
134-dに個別に対応付けられた細目とを予めデータベ
ースとして有する。
【0007】警報端末131は、上述した警報設備に対
してポーリング方式によりアクセスすることにより、館
内の電力、空調、防災にかかわる状態を示す種々の情報
を収集すると共に、これらの情報を分散処理装置133
に与える。また、分散処理装置133は、このようにし
て与えられた情報については、予め決められた形式に基
づいて項目を識別し、これらの項目をキーとして上述し
たデータベースを参照することにより、ヒューマンイン
タフェースステーション134-1〜134-3、134-a
〜134-dの何れかを選択する。
【0008】さらに、分散処理装置133は、LAN1
35を介してこれらの転送先に対して該当する項目の情
報を送出する。ヒューマンインタフェースステーション
134-1〜134-3は、このようにして分散処理装置1
33によって送出された情報が与えられると、その情報
で示される項目を可視情報に変換して図示されない表示
装置に出力する。
【0009】一方、一般事務室等では、ヒューマンイン
タフェースステーション134-a〜134-dは、上述し
たように分散処理装置133からLAN135を介して
同様の情報を受信すると、その情報を可視情報に変換し
て図示されない表示装置に出力する。したがって、警報
端末131によって収集された電力、空調、防災の各項
目にかかかわる情報は、ビル管理の形態やテナントの位
置に適応した処理が施されつつ、それぞれ中央監視室1
32に設置されたヒューマンインタフェースステーショ
ン134-1〜134-3と、一般事務室等に設置されたヒ
ューマンインタフェースステーション134-a〜134
-dとに迅速に配信され、かつビル管理の要求やテナント
に適応した形式の情報に変換されて出力される。
【0010】図8は、従来のビル管理システムの第二の
構成列を示す図である。図において、図7に示すものと
機能および構成が同じものについては、同じ符号を付与
して示し、ここではその説明を省略する。図8に示すビ
ル管理システムと図7に示すビル管理システムとの構成
の相違点は、一般事務室等には、ヒューマンインタフェ
ースステーション134-a、134-b、134-c、13
4-dに代わる表示器(IND)141-a、141-b、1
41-c、141-dがそれぞれ備えられ、中央監視室13
2には、LAN135を介して分散処理装置133に接
続されたヒューマンインタフェースステーション134
-Aが備えられ、そのヒューマンインタフェースステーシ
ョン134-Aと表示器141-a、141-b、141-c、
141-dとの間には、LAN135に代わる通信リンク
142が敷設された点にある。
【0011】このような構成のビル管理システムでは、
分散処理装置133は、警報端末131を介して何らか
の情報が収集されると、ヒューマンインタフェースステ
ーション134-1〜134-3とヒューマンインタフェー
スステーション134-Aとに、LAN135を介してそ
の情報を与える。ヒューマンインタフェースステーショ
ン134-Aは、その情報については、項目を既述の形式
に基づいて識別し、かつ表示器141-a、141-b、1
41-c、141-dの内、その細目に対応した表示器に通
信リンク142を介して与える。なお、通信リンク14
2については、ここでは簡単のため、EIA規格RS−
232Cに準拠したモデムインタフェースに調歩同期方
式が併せて適用されると仮定する。
【0012】このような従来例では、一般に、通信リン
ク142はLAN135に比べて安価に敷設可能であ
り、かつ表示器141-a〜141-dはヒューマンインタ
フェースステーション134-a〜134-dに比べて構成
が簡単であって安価に実現可能であるので、一般事務室
等で表示されるべき情報の種類や数が予め決められたも
のに対して大幅に変更される可能性がない場合には、図
7に示すビル管理システムに比べて安価に所望のビル管
理が実現される。
【0013】図9は、従来のビル管理システムの第三の
構成例を示す図である。図において、図8に示すものと
機能および構成が同じものについては、同じ符号を付与
して示し、ここではその説明を省略する。
【0014】図9に示すビル管理システムと図8に示す
ビル管理システムとの構成の相違点は、ヒューマンイン
タフェースステーション134-Aに代えてヒューマンイ
ンタフェースステーション134-Bが備えられ、一般事
務室等には、表示器141-a、141-b、141-c、1
41-dに代えてパーソナルコンピュータ(PC)(以
下、単に「パソコン」という。)151-a、151-b、
151-c、151-dが備えられ、これらのパソコン15
1-a、151-b、151-c、151-dとヒューマンイン
タフェースステーション134-Bとが構内交換機152
の内線として収容された点にある。
【0015】このような構成のビル管理システムでは、
ヒューマンインタフェースステーション134-Bは、警
報端末131によって収集され、かつ分散処理装置13
3によって与えられた情報をその情報の項目毎に分類し
て蓄積しつつ後述する「問い合わせ呼」の着信を待ち受
ける。一方、パソコン151-a、151-b、151-c、
151-dは、予め決められたスケジュールに基づいて
(あるいは所定の周期で)ヒューマンインタフェースス
テーション134-Bを着信先として発信する。このよう
な発信によって生起した問い合わせ呼が構内交換機15
2によって行われる呼処理の下でヒューマンインタフェ
ースステーション134-Bに着信し、かつ完了呼となる
と、そのヒューマンインタフェースステーション134
-Bは、予め決められた信号方式(ここでは、簡単のため
DTMFオーバダイアルが適用される仮定する。)に基
づいて発信元のパソコンに、そのパソコンに対して送出
されるべき情報の項目を示す識別情報を要求する。
【0016】このような要求を認識した発信元のパソコ
ンは、予め設定された識別情報を同様の信号方式に基づ
いて構内交換機152に向けて送出する。その識別情報
は構内交換機152を介してヒューマンインタフェース
ステーション134-Bに与えられ、ヒューマンインタフ
ェースステーション134-Bは同様の識別情報に対応付
けられて先行して蓄積された情報を選択すると共に、こ
れらの情報を上述した信号方式に基づいて発信元のパソ
コンに向けて送出する。
【0017】発信元のパソコンは、これらの情報を受信
すると、図7に示すヒューマンインタフェースステーシ
ョン134-a〜134-dと同様にして、その情報に予め
決められた処理を施すことによりその情報を図示されな
い表示装置に出力する。したがって、このような構成の
ビル管理システムでは、既設の構内交換網を介してテナ
ントに所望の情報を安価に提供できるビル管理システム
が構成される。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述したビル
管理システムの内、図7に示すものについては、一般事
務室等に設置されるヒューマンインタフェースステーシ
ョン134-a〜134-dは、ヒューマンインタフェース
ステーション134-1〜134-3と同様にして専用のハ
ードウエアからなる。したがって、このような一般事務
室等に設置されるべきヒューマンインタフェースステー
ションの台数が多い場合には、ビル管理システムに設置
可能なヒューマンインタフェースステーションの台数の
上限の制約によって増設が阻まれたり、ビル管理の形態
や要求に整合しない上位のビル管理システムの適用が必
要となってコスト高となる可能性が高かった。
【0019】また、図8に示すビル管理システムについ
ては、表示器141-a〜141-dが専用のハードウエア
によって構成されるために構成要素となる機器の種類が
増加して標準化が妨げられ、これらの表示器141-a〜
141-dとヒューマンインタフェースステーション13
4-Aとの間の距離が長い場合には、個別にモデムが介装
され、さらに、接続可能な表示器の台数の上限によって
増設が阻まれたり、上位のビル管理システムの適用が必
要となってコスト高となる可能性が高かった。
【0020】さらに、図9に示すビル管理システムにつ
いては、最繁時には、輻輳等によって構内交換機152
の全ての出方路や通話路の捕捉が不可能な状態に陥るた
めに、問い合わせ呼が不完了呼となってパソコン151
-a〜151-dに対する警報の通知が妨げられる可能性が
高かった。また、このような出方路の数やパソコンの台
数については構内交換機152が収容可能な内線の数に
よる制約が生じ、その制約を回避するためには既設の構
内交換機の大幅な改修や交換が必要となる可能性が高か
った。
【0021】本発明は、汎用の装置からなる端末に対し
て多様な情報を柔軟にかつ即時に配信できる情報配信シ
ステム、分散監視用情報配信システムおよびビル管理用
情報配信システムを提供することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】図1は、請求項1〜11
に記載の発明の原理ブロック図である。
【0023】請求項1に記載の発明は、イントラネット
の端末として設置され、そのイントラネットを介してハ
イパーテキストとして配信された情報について、マンマ
シンインタフェースをとることにより伝達を行う単一ま
たは複数のクライアント11-1〜11-Nと、イントラネ
ットを介して単一または複数のクライアント11-1〜1
1-Nに対向し、かつハイパーテキストとして与えられた
情報をそのイントラネットを介してこれらのクライアン
ト11-1〜11-Nに配信するサーバ12とを備え、サー
バ12は、外部から与えられた情報をその情報の属性に
適応したハイパーテキストに変換し、そのハイパーテキ
ストをイントラネットを介して複数のクライアント11
-1〜11-Nの何れかに配信されるべき情報とする情報変
換手段13を有し、単一または複数のクライアント11
-1〜11-Nは、イントラネットを介してサーバ12に対
するログインを始動と共に自動的に行うログイン手段1
4を有することを特徴とする。
【0024】請求項2に記載の発明は、イントラネット
の端末として設置され、そのイントラネットを介してハ
イパーテキストとして配信された情報について、マンマ
シンインタフェースをとることにより伝達を行う単一ま
たは複数のクライアント11-1〜11-Nと、イントラネ
ットを介して単一または複数のクライアント11-1〜1
1-Nに対向し、かつハイパーテキストとして与えられた
情報をそのイントラネットを介してこれらのクライアン
ト11-1〜11-Nに配信するサーバ12とを備え、サー
バ12は、外部から与えられた情報をその情報の属性に
適応したハイパーテキストに変換し、そのハイパーテキ
ストをイントラネットを介して複数のクライアント11
-1〜11-Nの何れかに配信されるべき情報とする情報変
換手段13と、単一または複数のクライアント11-1〜
11-Nの内、サーバ12に対するログインが完了してい
ないクライアントあるいは全てのクライアントとの何れ
かに、そのログインの試行の要求をイントラネットを介
して与えるログイン要求手段21とを有し、単一または
複数のクライアント11-1〜11-Nは、ログイン要求手
段21によって要求が与えられたときに、ログインの試
行を行うログイン手段22を有することを特徴とする。
【0025】請求項3に記載の発明は、請求項1または
請求項2に記載の情報配信システムにおいて、サーバ1
2は、イントラネットを介して配信されるべきハイパー
テキストにそのハイパーテキストで示される情報の識別
情報を付加し、かつ単一または複数のクライアント11
-1〜11-Nに対して、その識別情報が付加されたハイパ
ーテキストの一斉同報通信あるいはグループ同報通信を
行う手段を含み、単一または複数のクライアント11-1
〜11-Nは、サーバ12によって付加された識別情報に
基づいてマンマシンインタフェースの対象となる情報を
選択する手段を含むことを特徴とする。
【0026】請求項4に記載の発明は、請求項1ないし
請求項3の何れか1項に記載の情報配信システムにおい
て、サーバ12は、ログイン手段を実現するプログラム
が予め格納されたデータベース31を有し、単一または
複数のクライアント11-1〜11-Nは、データベース3
1に格納されたプログラムをイントラネットを介してダ
ウンロードするダウンロード手段32を有することを特
徴とする。
【0027】請求項5に記載の発明は、請求項1ないし
請求項4の何れか1項に記載の情報配信システムにおい
て、サーバ12は、単一または複数のクライアント11
-1〜11-Nとこれらのクライアント11-1〜11-Nの操
作が許容されるべき操作者との何れか一方または双方に
ついて、正規であるか否かの判別の基準となる基準情報
が予め格納された認証データベース41と、イントラネ
ットを介して与えられる認証情報を取り込み、その認証
情報と認証データベース41に格納された基準情報との
相関をとると共に、その相関の結果として得られた判別
の結果をそのイントラネットに送出する認証手段42と
を有し、単一または複数のクライアント11-1〜11-N
は、認証情報について設定を行いあるいはその設定にか
かわるマンマシンインタフェースをとり、かつイントラ
ネットを介して認証手段42にその認証情報を与える認
証補助手段43を有し、ログイン手段は、認証補助手段
43によって送出された判別の結果が偽であるときに、
ログインまたはそのログインの試行を省略する手段を含
むことを特徴とする。
【0028】請求項6に記載の発明は、請求項1ないし
請求項4の何れか1項に記載の情報配信システムにおい
て、単一または複数のクライアント11-1〜11-Nは、
個々のクライアントとそのクライアントの操作が許容さ
れるべき操作者との何れか一方または双方について、正
規であるか否かの判別の基準となる基準情報が予め格納
された認証データベース51と、判別の対象となる認証
情報について、設定を行いあるいはその設定にかかわる
マンマシンインタフェースをとる認証情報設定手段52
と、認証情報設定手段52によって設定された認証情報
と認証データベース51に格納された基準情報との相関
をとり、その相関の結果として判別の結果を得る認証手
段53とを有し、ログイン手段は、認証手段53によっ
て得られた判別の結果が偽であるときに、ログインまた
はそのログインの試行を省略する段を含むことを特徴と
する。
【0029】請求項7に記載の発明は、請求項1ないし
請求項4の何れか1項に記載の情報配信システムにおい
て、サーバ12は、単一または複数のクライアント11
-1〜11-Nが正規であるか否かの判別の基準として、こ
れらのクライアント11-1〜11-Nに個別に割り付けら
れたIPアドレスが予め格納された認証データベース4
1aと、イントラネットを介して単一または複数のクラ
イアント11-1〜11-Nから受信された情報に含まれる
IPアドレスを取得し、そのIPアドレスと認証データ
ベース41aに格納されたIPアドレスとの相関をとる
と共に、その相関の結果として得られた判別の結果をイ
ントラネットに送出する認証手段42aとを有し、単一
または複数のクライアント11-1〜11-Nは、認証手段
42aによって送出された判別の結果を取得する認証補
助手段43aを有し、ログイン手段は、認証補助手段4
3aによって取得された判別の結果が偽であるときに、
ログインまたはそのログインの試行を省略する手段を含
むことを特徴とする。
【0030】請求項8に記載の発明は、請求項5ないし
請求項7の何れか1項に記載の情報配信システムにおい
て、単一または複数のクライアント11-1〜11-Nは、
判別の結果が偽であるときに、マンマシンインタフェー
スを省略する手段を含むことを特徴とする。請求項9に
記載の発明は、請求項5ないし請求項7の何れか1項に
記載の情報配信システムにおいて、単一または複数のク
ライアント11-1〜11-Nは、判別の結果が偽であると
きに、マンマシンインタフェースの対象となる情報を予
め決められた特定の情報のみに限定する手段を含むこと
を特徴とする。
【0031】請求項10に記載の発明は、請求項1ない
し請求項9の何れか1項に記載の情報配信システムにお
いて、予め決められた事象と状態との何れか一方あるい
は双方の監視を行い、その監視によって得られた事象あ
るいは状態を示す情報をサーバ12に与える情報収集手
段61を備えたことを特徴とする。請求項11に記載の
発明は、請求項10に記載の分散監視用情報配信システ
ムにおいて、情報収集手段61は、ビル管理にかかわる
事象と情報との何れか一方あるいは双方を監視すること
を特徴とする。
【0032】請求項1に記載の発明にかかわる情報配信
システムでは、イントラネットの端末として設置された
クライアント11-1〜11-Nが有するログイン手段14
は、それぞれイントラネットを介して対向するサーバ1
2に対して、始動と共に自動的にログインを行う。一
方、サーバ12では、情報変換手段13は、外部から与
えられた情報をその情報の属性に適応したハイパーテキ
ストに変換し、そのハイパーテキストをイントラネット
を介してクライアント11-1〜11-Nの何れかに配信さ
れるべき情報とする。さらに、サーバ12は、上述した
ハイパーテキストとして情報変換手段13によって与え
られた情報をイントラネットを介してクライアント11
-1〜11-Nに配信する。
【0033】ログイン手段14については、イントラネ
ットを介して対向するサーバ12に対して通常はブラウ
ザ等の操作として行われるべきログインの手順を自動化
したソフトウエアとして実現可能である。したがって、
クライアント11-1〜11-Nのハードウエアには性能が
高くて廉価な汎用の情報端末の適用が可能となり、さら
に、これらのクライアント11-1〜11-Nには、文字だ
けではなく、画像、音声等を含む多様な情報がサーバ1
2によって上述したハイパーテキストとして安価に、か
つ確実に配信される。
【0034】請求項2に記載の発明にかかわる情報配信
システムでは、サーバ12が有するログイン要求手段2
1は、クライアント11-1〜11-Nの内、そのサーバ1
2に対するログインが完了していないクライアントある
いは全てのクライアントとの何れかに、そのログインの
試行の要求をイントラネットを介して与える。一方、ク
ライアント11-1〜11-Nが有するログイン手段22
は、ログイン要求手段21によってこのような要求が与
えられたときに、上述したログインの試行を行う。
【0035】サーバ12では、情報変換手段13は、外
部から与えられた情報をその情報の属性に適応したハイ
パーテキストに変換し、そのハイパーテキストをイント
ラネットを介してクライアント11-1〜11-Nの何れか
に配信されるべき情報とする。さらに、サーバ12は、
上述したハイパーテキストとして情報変換手段13によ
って与えられた情報をイントラネットを介してクライア
ント11-1〜11-Nに配信する。
【0036】すなわち、サーバ12によってイントラネ
ットを介して配信される情報の宛先は、そのサーバ12
の配下で自動的にログインを完了したクライアント11
-1〜11-Nに限定される。また、ログイン手段22につ
いては、イントラネットを介して対向するサーバ12に
対して通常はブラウザ等の操作として行われるログイン
の手順を自動化したソフトウエアとして実現可能であ
る。
【0037】したがって、クライアント11-1〜11-N
のハードウエアには性能が高くて廉価であり、かつサー
バ12が一元的に管理可能な汎用の情報端末の適用が可
能となり、さらに、これらのクライアント11-1〜11
-Nには、文字だけではなく、画像、音声等を含む多様な
情報がサーバ12によって安価に、かつ確実に配信され
る。
【0038】請求項3に記載の発明にかかわる情報配信
システムでは、請求項1または請求項2に記載の発明に
対応した情報配信システムにおいて、サーバ12は、イ
ントラネットを介して配信されるべきハイパーテキスト
にそのハイパーテキストとして示される情報の識別情報
を付加し、かつクライアント11-1〜11-Nに対して、
その識別情報が付加されたハイパーテキストの一斉同報
通信あるいはグループ同報通信を行う。
【0039】一方、クライアント11-1〜11-Nは、こ
のようにしてサーバ12によって識別情報が付加された
情報の内、マンマシンインタフェースの対象となる情報
をその識別情報に基づいて選択する。すなわち、サーバ
12が個々のハイパーテキストについてイントラネット
に向けて送出すべき回数は、そのハイパーテキストの配
信先となるべきクライアントの数の如何にかかわらず一
定となるので、そのイントラネットにおける伝送効率の
低下や輻輳の発生が抑制され、かつ個々のクライアント
に対する情報の配信の迅速性が確保される。
【0040】請求項4に記載の発明にかかわる情報配信
システムでは、請求項1ないし請求項3の何れか1項に
記載の情報配信システムにおいて、サーバ12が有する
データベース31には、ログイン手段を実現するプログ
ラムが予め格納される。一方、クライアント11-1〜1
1-Nでは、ダウンロード手段32は、このようなデータ
ベース31に格納されたプログラムをイントラネットを
介してダウンロードする。
【0041】すなわち、ログイン手段の機能や性能は、
上述したデータベース31に格納されたプログラムとし
て一元化されると共にサーバ12によって管理され、か
つそのデータベース31の更新に応じて適宜変更され得
る。したがって、このようなプログラムがログイン手段
としてクライアント11-1〜11-Nに予め個別に格納さ
れる場合に比べて、ソフトウエアの標準化が確実にはか
られ、クライアントあるいはサーバの増設や改修に対す
る柔軟な適応が可能となる。
【0042】請求項5に記載の発明にかかわる情報配信
システムでは、請求項1ないし請求項4の何れか1項に
記載の情報配信システムにおいて、サーバ12に備えら
れた認証データベース41には、クライアント11-1〜
11-Nとこれらのクライアント11-1〜11-Nの操作が
許容されるべき操作者との何れか一方または双方につい
て、正規であるか否かの判別の基準となる基準情報が予
め格納される。
【0043】一方、クライアント11-1〜11-Nに備え
られた認証補助手段43は、上述した判別の対象となる
認証情報について設定を行ったり、あるいはその設定に
かかわるマンマシンインタフェースをとり、かつその認
証情報をイントラネットを介して認証手段42に与え
る。また、サーバ12に備えられた認証手段42は、こ
のようにしてイントラネットを介して与えられた認証情
報と認証データベース41に格納された基準情報との相
関をとると共に、その相関の結果として得られた既述の
判別の結果をそのイントラネットに送出する。
【0044】さらに、クライアント11-1〜11-Nで
は、ログイン手段はイントラネットを介して上述した判
別の結果を取得し、その判別の結果が偽であるときに、
ログインまたはそのログインの試行を省略する。すなわ
ち、正規に設置されたクライアントあるいはこのような
クライアントについて操作が許容された操作者が確認さ
れた場合に限って、該当するクライアントに対して情報
の配信が行われるので、高いセキュリティが確保され
る。
【0045】請求項6に記載の発明にかかわる情報配信
システムでは、請求項1ないし請求項4の何れか1項に
記載の情報配信システムにおいて、クライアント11-1
〜11-Nに備えられた認証データベース51には、個々
のクライアントとそのクライアントの操作が許容される
べき操作者との何れか一方または双方について、正規で
あるか否かの判別の基準となる基準情報が予め格納され
る。
【0046】また、クライアント11-1〜11-Nでは、
上述した判別の対象となる認証情報について、認証情報
設定手段52は設定を行ったり、あるいはその設定にか
かわるマンマシンインタフェースをとり、かつ認証手段
53はこのようにして設定された認証情報と認証データ
ベース51に格納された基準情報との相関をとり、その
相関の結果として既述の判別の結果を得る。さらに、ロ
グイン手段は、その判別の結果が偽であるときに、ログ
インまたはそのログインの試行を省略する。
【0047】すなわち、個々のクライアントについて、
認証がサーバ12を介することなく簡易にかつ確実に行
われ、かつ請求項5に記載の情報配信システムと同様に
してその認証を経たクライアントのみに対して情報の配
信が行われる。請求項7に記載の発明にかかわる情報配
信システムでは、請求項1ないし請求項4の何れか1項
に記載の情報配信システムにおいて、サーバ12に備え
られた認証データベース41aには、クライアント11
-1〜11-Nが正規であるか否かの判別の基準として、こ
れらのクライアント11-1〜11-Nに個別に割り付けら
れたIPアドレスが予め格納される。
【0048】さらに、認証手段42aは、イントラネッ
トを介してクライアント11-1〜11-Nから受信された
情報に個別に含まれるIPアドレスを取得し、そのIP
アドレスと認証データベース41aに格納されたIPア
ドレスとの相関をとると共に、このような相関の結果と
して得られた判別の結果をイントラネットに送出する。
一方、クライアント11-1〜11-Nでは、認証補助手段
43aはこのようにして認証手段42aによって送出さ
れた判別の結果を取得し、ログイン手段はその判別の結
果が偽であるときにログインまたはそのログインの試行
を省略する。
【0049】すなわち、個々のクライアントについて、
個別に割り付けられたユニークなIPアドレスが認証情
報として適用されることによりそのクライアントあるい
は操作者の認証が簡単にかつ確実に行われ、かつ請求項
5に記載の情報配信システムと同様にしてその認証を経
たクライアントのみに対して情報の配信が行われる。請
求項8に記載の発明にかかわる情報配信システムでは、
請求項5ないし請求項7の何れか1項に記載の情報配信
システムにおいて、クライアント11-1〜11-Nは、判
別の結果が偽であるときに、マンマシンインタフェース
を省略する。
【0050】すなわち、サーバ12に対するログインに
併せて、そのサーバ12からハイパーテキストとしてイ
ントラネットを介して配信された情報の伝達が正規のク
ライアントあるいは操作者のみに対して許容されるの
で、請求項5ないし請求項7に記載の情報配信システム
に比べてセキュリティの向上がはかられる。請求項9に
記載の発明にかかわる情報配信システムでは、請求項5
ないし請求項7の何れか1項に記載の情報配信システム
において、クライアント11-1〜11-Nは、判別の結果
が偽であるときに、マンマシンインタフェースの対象と
なる情報を予め決められた特定の情報のみに限定する。
【0051】すなわち、サーバ12によってイントラネ
ットを介して配信された情報の内、正規ではないクライ
アントあるいは操作者に対しても、上述した特定の情報
として所望の情報が伝達されるので、運用にかかわる多
様な要求が達成されると共に、セキュリティが確実に確
保される。
【0052】請求項10に記載の発明にかかわる分散監
視用情報配信システムでは、情報収集手段61は、請求
項1ないし請求項9の何れか1項に記載の情報配信シス
テムにおいて、予め決められた事象と状態との何れか一
方あるいは双方の監視を行い、その監視によって得られ
た事象あるいは状態を示す情報をサーバ12に与える。
すなわち、イントラネットの端末として設置された汎用
の情報端末であるクライアント11-1〜11-Nに対し
て、サーバ12は上述した監視の過程で得られた事象や
状態をそのイントラネットを介して確実に配信すること
ができるので、これらのクライアント11-1〜11-Nに
ついては、専用のハードウエアで構成されていた従来例
に比べて低廉化がはかられると共に、高い性能が確保さ
れ、さらに、ハイパーテキストとして多様な内容および
形式の情報の提供が得られる。
【0053】請求項11に記載の発明にかかわるビル管
理用情報配信システムでは、情報収集手段61は、請求
項10に記載の分散監視用情報配信システムにおいて、
ビル管理にかかわる事象と情報との何れか一方あるいは
双方を監視する。すなわち、イントラネットを介して対
向するサーバ12と、汎用の情報端末にログイン手段を
実現するプログラムが搭載されてなるクライアント11
-1〜11-Nと、既述の情報収集手段61とが組み合わさ
れることにより、分散化された蓄積型の交換系であるイ
ントラネットが本来的に有する高い柔軟性、拡張性、信
頼性に併せて、ハードウエアおよびソフトウエアにかか
わる標準化の可能性その他の特徴が有効に活用され、か
つ多様なビル管理にかかわる情報が画像、音声等を含む
所望の情報メディアとしてこれらのクライアント11-1
〜11-Nに確実に伝達される。
【0054】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施形態について詳細に説明する。図2は、請求項1〜1
1に記載の発明に対応した実施形態を示す図である。図
において、図9に記載されたものと機能および構成が同
じものについては、同じ符号を付与して示し、ここでは
その説明を省略する。
【0055】本実施形態と図9に示す従来例との構成の
相違点は、ヒューマンインタフェースステーション13
4-Bに代わるサーバ(ISV)121が中央監視室13
2に備えられ、パソコン151-a〜151-dに代わるパ
ーソナルコンピュータ(PC)(以下、単に「パソコ
ン」という。)122-a〜122-dが一般事務室等に備
えられ、これらのサーバ121とパソコン122-a〜1
22-dとがイントラネットを介して接続された点にあ
る。
【0056】なお、本実施形態と図1に示すブロック図
との対応関係については、パソコン122-a〜122-d
はクライアント11-1〜11-N、ログイン手段14,2
2、ダウンロード手段32、認証補助手段43,43
a、認証データベース51、認証情報設定手段52およ
び認証手段53に対応し、サーバ121はサーバ12、
情報変換手段13、ログイン要求手段21、データベー
ス31、認証データベース41,41aおよび認証手段
42,42aに対応し、警報端末131および分散処理
装置133は情報収集手段61に対応する。
【0057】図3は、本実施形態におけるパソコンの動
作フローチャートである。図4は、本実施形態における
サーバの動作フローチャートである。以下、図2〜図4
を参照して請求項1、10、11に記載の発明に対応し
た本実施形態の動作を説明する。サーバ121には、パ
ソコン122-a〜122-dと対向して通信プロトコルH
TTP(Hyper Text Transfer Protocol)に基づくデータ
伝送を可能とするソフトウエアとして、汎用のWWWサ
ーバが予め搭載される。
【0058】また、パソコン122-a〜122-dには、
このようなWWWサーバが上述した通信プロトコルHT
TPに基づいて提供する情報の内、所望のものの選択、
表示その他の支援を行うソフトウエアとして、汎用のブ
ラウザが予め搭載される。したがって、これらのサーバ
121とパソコン122-a〜122-dとの間には、通信
プロトコルとしてTCP/IP(Transmission Control
Protocol/Internet Protocol)が適用され、かつインタ
ーネットの技術が応用されてなるイントラネットが形成
される。
【0059】さらに、パソコン122-a〜122-dに
は、始動時にサーバ121(WWWサーバ)との間につ
いて、上述した通信プロトコルHTTPに適応したコネ
クションの確立(パスの設定)を自動的に所定の周期
(頻度)で試行する「通信エージェントプログラム」が
上述したブラウザに併せて搭載される。このような通信
エージェントプログラムによって行われるべき処理につ
いては、サーバ121から送出された情報(例えば、ビ
ル管理情報が更新された旨を示すイベント)の受信を可
能とし、かつその情報の送出をサーバ121に対して要
求するために、上述した汎用のブラウザに対して操作者
によって行われるべき操作を模擬するものである。した
がって、通信エージェントプログラムについては、実際
に行われたこのような操作についてとられた履歴を自動
的に反復して再現する各種のユーティリティの利用の下
でも実現可能であるので、ここではその詳細な説明を省
略する。
【0060】さらに、このような通信エージェントプロ
グラムについては、一般に、処理量およびサイズが小さ
いので、パソコン122-a〜122-dにおいて専ら行わ
れるべき処理の妨げとなったり効率が低下する要因とは
なる可能性は極めて少ない。パソコン122-a〜122
-dは、それぞれ始動時に上述したブラウザと通信エージ
ェントプログラムとを自動的に起動し(図3(1)、(2))、
その通信エージェントプログラムによって上述したコネ
クションの確立を試行する(図3(3))が、例えば、対向
するサーバ121が立ち上がっていない場合にはその試
行を反復する(図3(4))。このような試行の過程では、
パソコン122-a〜122-dが本来的に実行すべきアプ
リケーションシステム(例えば、業務用のパッケージソ
フトや汎用のツール)に要する処理量その他の資源が一
次的に減少するが、上述した通信エージェントプログラ
ムは何れの資源も定常的には占有しないので、本来の業
務に大きな支障は生じない。
【0061】したがって、パソコン122-a〜122-d
の個々とサーバ121との間には、それぞれ両者が正常
に作動する限り、該当するパソコンの始動と共に双方向
のコネクション(パス)が自動的に形成される。一方、
中央監視室132に設置された分散処理装置133は、
警報端末131を介して従来例と同様にしてビル管理に
かかわる種々の情報を収集する。
【0062】なお、このような情報の形式については、
以下では、図5に示すように、(1) 監視の対象(テナン
ト、館内の物理的な位置等の識別情報を含む。)となる
項目を示す「ポイントアドレス」、(2) その項目の内容
を示す「ステータス」(例えば、ディジタル接点の状
態、ディジタル情報(情報源からアナログ量として与え
られるものについてはディジタル変換されて与えられ
る。))、(3) 同様の項目について種類(例えば、電力、
空調、防災等々)、重要度(例えば、要求される緊急性
の度合いを示す。)、監視等を行うべき担当(例えば、
企業体における部門やクライアント)の何れかを所定の
組み合わせで示す「情報種別」、(4) 収集された時刻を
示す「時刻情報」から構成されると仮定する。
【0063】サーバ121は、図6に示すように、上述
したポイントアドレス、ステータス、情報種別および時
刻情報の全てまたは一部からなる組み合わせに予め対応
付けられて設定され、かつこれらのポイントアドレス、
ステータス、情報種別および時刻情報からなる情報につ
いて、配信されるべき単一または複数の配信先を示す配
信先テーブル121aをデータベースとして有する。
【0064】また、サーバ121は、上述したように分
散処理装置133によって収集された情報が図5に示す
形式で与えられると、その情報に含まれるポイントアド
レス、ステータス、情報種別および時刻情報の全てまた
は一部からなる組み合わせをキーとして配信先テーブル
121aを参照することにより、単一または複数の配信
先を得る(図4(1))。
【0065】さらに、サーバ121は、同様の情報を解
析することにより、HTML(HyperText Markup Langua
ge)に準拠し、その情報に対して上述した項目やステー
タスで示される館内の位置や状態に併せて、項目の種類
および重要度を「担当」に適応した形式の画像、音声、
ビデオ等として表すハイパーテキストに変換する(図4
(2))と共に、先行して得られた配信先の全てに上述した
WWWサーバを介してそのハイパーテキストを送信する
(図4(3))。
【0066】パソコン122-a〜122-dは、このよう
にしてサーバ121によって送信されたハイパーテキス
トを既述のブラウザを介して取り込み(図3(5))、かつ
上述したHTMLに基づいてそのハイパーテキストを画
像、音声、文字等の組み合わせからなるマルチメディア
情報に変換する(図3(6))と共に、これらのマルチメデ
ィア情報を出力する(図3(7))ことによりマンマシンイ
ンタフェースをとる。
【0067】このように本実施形態によれば、既存のイ
ンターネットにかかわる技術が応用されてなるイントラ
ネットに、上述した通信エージェントプログラムとビル
管理にかかわる情報をハイパーテキストに変換して送出
するプログラムとが付加された簡易な構成によって、一
般事務室等において専ら業務に適用されるべき汎用のパ
ソコン122-a〜122-dを端末として所望のビル管理
情報の伝達が確実に行われる。
【0068】また、ビル管理に関する情報の情報量や項
目の数が多い場合であっても、このようなパソコンの台
数については、イントラネットが本来的に有するトラヒ
ックの分散機能によって従来例より大幅に制約が緩和さ
れ、かつこのような情報の通知の迅速性が高く維持され
る。以下、請求項2に記載の発明に対応した実施形態に
ついて説明する。
【0069】本実施形態と請求項1、10、11に記載
の発明に対応した実施形態との相違点はパソコン122
-a〜122-dが始動時に行う以下の処理の手順にあり、
ハードウエアの構成については、同様であるからここで
はその説明を省略する。以下、図2を参照して本実施形
態の動作を説明する。パソコン122-a〜122-dにつ
いては、ソフトウエアが標準化され、これらのパソコン
122-a〜122-dが設置されるテナントの属性等の如
何にかかわらず共通のソフトウエアが搭載される。ま
た、これらのパソコン122-a〜122-dには、上述し
た属性等に個別に対応した全ての通信エージェントプロ
グラムが搭載される。
【0070】始動時には、パソコン122-a〜122-d
は、通信エージェントプログラムを自発的には起動せ
ず、図3に点線で示すように、イントラネットを介して
後述する「起動要求」が与えられるか否かを判別し(図
3(a))、その判別の結果が真である場合には、このよう
な起動要求によって示される通信エージェントプロクラ
ムを起動する(図3(2))。
【0071】一方、サーバ121は、図4に点線で示す
ように、パソコン122-a〜122-dの内、WWWサー
バを介してコネクションが確立されていないパソコンを
予め決められた頻度や周期で確認し(図4(a))、このよ
うなパソコンに対して個別に上述した起動要求を送出す
る(図4(b))。また、起動要求によって示され、あるい
はその起動要求に含まれるべき通信エージェントプログ
ラムは、同様の起動要求の宛先となるべきパソコンが設
置されたテナントの属性等に基づいてサーバ121によ
って適宜決定される。
【0072】したがって、本実施形態によれば、パソコ
ン122-a〜122-dでは、通信エージェントプログラ
ムは、人手を介することなくサーバ121の主導の下で
選択され、かつ自動的に起動される。さらに、このよう
な通信エージェントプログラムの種別がサーバ121に
よって選択されることにより、テナントのニーズや属性
に適応した柔軟なビル管理の実現が可能となる。
【0073】なお、本実施形態では、起動要求について
形式と適用されるべき伝送方式とが示されていないが、
パソコン122-a〜122-dが始動時に確実に識別でき
るならば、例えば、イントラネットを介してサーバ12
1から送出された特定のハイパーテキスト、そのイント
ラネットが形成される物理的な通信リンクを介して伝送
される信号(キャリア信号、ハンドシェーク信号)その
他の如何なるものが起動要求として適用されてもよい。
【0074】また、本実施形態では、テナントのニーズ
や属性に適応した複数の通信エージェントプログラムの
何れかがパソコン122-a〜122-dによって起動され
ているが、このような通信エージェントプロクラムは単
一であってもよく、その場合には起動要求は単なる所望
の通信エージェントプログラムが起動されるべき契機の
みを与えるものであってもよい。
【0075】以下、請求項3に記載の発明に対応した実
施形態について説明する。本実施形態と請求項1、1
0、11に記載の発明に対応した実施形態との相違点
は、サーバ121が既述のハイパーテキストを送信する
処理と、パソコン122-a〜122-dがそのハイパーテ
キストを受信する処理とにある。なお、本実施形態のハ
ードウエアの構成については、請求項1、2、10、1
1に記載の発明に対応した実施形態と同じであるから、
ここではその説明を省略する。
【0076】以下、図2を参照して本実施形態の動作を
説明する。サーバ121は、配信先テーブル121aを
有さず、かつ生成したハイパーテキストについては、既
述のコネクションが形成されたか否かにかかわらずパソ
コン122-a〜122-dの全てに向けて同報送信する。
一方、パソコン122-a〜122-dは、それぞれ対応す
るクライアントのニーズや属性に基づいて予め決めら
れ、かつ受信すべき全ての情報について、個別に含まれ
るべきポイントアドレス、ステータス、情報種別および
時刻情報の一部もしくは全てからなる組み合わせを与え
る種別情報を有する。
【0077】また、パソコン122-a〜122-dは、請
求項1、2、10、11に記載の発明に対応した実施形
態と同様にして通信エージェントプログラムを起動する
が、その通信エージェントプログラムにはサーバ121
と対向してコネクションを確立する処理が含まれない。
さらに、パソコン122-a〜122-dは、上述したよう
にサーバ121から同報送信されたハイパーテキストを
受信すると、そのハイパーテキストに含まれるポイント
アドレス、ステータス、種別情報および時刻情報が既述
の種別情報の何れかに整合するか否かを判別し、その判
別の結果が真である場合には該当するハイパーテキスト
に対して請求項1、10、11に記載の発明に対応した
実施形態と同様の処理を施す。
【0078】しかし、反対にその判別の結果が偽である
場合には、該当するハイパーテキストを廃棄する。この
ように本実施形態によれば、サーバ121が上述したハ
イパーテキストを送信する処理がそのハイパーテキスト
の配信先の如何にかかわらず共通となるので、その処理
の演算所要時間は一定となり、かつその配信先の数の如
何にかかわらずサーバ121とパソコン122-a〜12
2-dとの間における伝送の効率が一定となる。
【0079】以下、請求項4に記載の発明に対応した実
施形態について説明する。本実施形態と請求項2に記載
の発明に対応した実施形態との相違点はパソコン122
-a〜122-dが始動時に行う処理と、このようにして始
動したパソコン122-a〜122-dと個別に対応してサ
ーバ121が行う処理との手順にあり、ハードウエアの
構成については、同様であるからここではその説明を省
略する。
【0080】以下、図2を参照して本実施形態の動作を
説明する。サーバ121には、パソコン122-a〜12
2-dが設置され得るテナントの属性等に個別に対応した
全ての通信エージェントプログラムが搭載される。
【0081】さらに、サーバ121は、パソコン122
-a〜122-dの内、WWWサーバとの間にコネクション
が形成されていないパソコンを予め決められた頻度や周
期で確認し、このようなパソコンに対して既述の通信エ
ージェントプログラム(宛先のパソコンが設置されたク
ライアントの属性等に適応する。)のオブジェクトコー
ドを含む起動要求を送出する。
【0082】一方、パソコン122-a〜122-dは、始
動時には、既述のイントラネットが形成される通信リン
クを介して起動要求が与えられるか否かを判別し、その
判別の結果が真である場合には、このような起動要求に
含まれる通信エージェントプロクラムを起動する。すな
わち、本実施形態によれば、パソコン122-a〜122
-dに搭載されるソフトウエアについてサイズの低減と標
準化とがはかられ、かつこれらのパソコン122-a〜1
22-dでは、人手を介することなくサーバ121の主導
の下で選択された通信エージェントプログラムが起動さ
れる。
【0083】さらに、本実施形態によれば、請求項2に
記載の発明に対応した実施形態と同様にして、テナント
のニーズや属性に適応した柔軟なビル管理が実現され
る。なお、本実施形態では、起動要求について形式およ
び適用されるべき伝送方式が示されていないが、始動時
におけるパソコン122-a〜122-dが確実に識別でき
るならば、例えば、イントラネットが形成される物理的
な通信リンクを介して如何なる信号として伝送されても
よい。
【0084】また、本実施形態では、テナントのニーズ
や属性に適応した複数の通信エージェントプログラムの
何れかがサーバ121によって選択されているが、この
ような通信エージェントプログラムは単一であってもよ
い。さらに、本実施形態では、パソコン122-a〜12
2-dには何ら通信エージェントプログラムが搭載されて
いないが、例えば、これらのパソコン122-a〜122
-dの一部もしくは全てについては、請求項1〜3、1
0、11に記載の発明に対応した実施形態と同様のソフ
トウエアが搭載されている場合であっても、上述したよ
うにサーバ121から与えられた通信エージェントプロ
グラムを優先して適用する処理を行うことにより、増
設、改修に対する柔軟が確保されると共に、標準化がは
かられる。
【0085】以下、請求項5〜9に記載の発明に対応し
た実施形態について説明する。本実施形態と請求項1〜
4、10、11に記載の発明に対応した実施形態との構
成の相違点は、パソコン122-a〜122-dのそれぞれ
について、サーバ121が単独であるいはこれらのパソ
コン122-a〜122-dと連係することにより以下の手
順に基づいて認証を行う点にある。
【0086】以下、図2を参照して本実施形態の動作を
説明する。サーバ121は、パソコン122-a〜122
-dを介してビル管理にかかわる情報を参照することが許
容されるべき正規の操作者とパソコンとの一方または双
方の組み合わせについて、予め設定されたパスワードの
集合をデータベースとして有する。
【0087】一方、パソコン122-a〜122-dは、そ
れぞれ請求項1〜4、10、11に記載の発明に対応し
た実施形態と同様にして通信エージェントプログラムが
起動されると、その通信エージェントプログラムに基づ
いて行われる処理の過程で、操作者にパスワードの入力
を要求する。さらに、パソコン122-a〜122-dは、
操作者によって何らかのパスワードが入力されると、そ
のパスワードをサーバ121に向けて送出する。
【0088】また、サーバ121は、このようなパスワ
ードが与えられると、そのパスワードが上述したデータ
ベースに登録されているか否かを判別し、その判別の結
果をパソコン122-a〜122-dに向けて送出すると共
に、同様の結果が真である場合に限って請求項1〜4、
10、11に記載の発明に対応した実施形態と同様にパ
スを形成する。
【0089】パソコン122-a〜122-dは、上述した
判別の結果を受信し、その結果が真である場合にはサー
バ121と連係することにより既述のコネクションを確
立するが、反対に偽である場合には予め決められたアル
ゴリズムに基づいて再び操作者にパスワードの入力を要
求すると共に、以下同様の処理を反復する。このように
本実施形態によれば、正規の操作者やパソコンのみに対
してビル管理にかかわる情報が提供されるので、汎用の
機器とイントラネットとの応用によって構築されたこと
に起因する運用上のセキュリティの低下が確実に抑制さ
れる。
【0090】なお、本実施形態では、パソコン122-a
〜122-dとサーバ121との連係によって認証が行わ
れているが、操作者の正規性の確認のみで所望のセキュ
リティが確保できる場合には、例えば、パソコン122
-a〜122-dが単独で同様の認証を行ってもよい。ま
た、本実施形態では、パスワードが操作者によって適宜
入力されているが、所望の確度でセキュリティが確保さ
れる限り、作業の効率や迅速性が要求される場合には、
パソコン122-a〜122-dがパスワードを自動的に送
出することによりサーバ121に対するアクセスに必要
なログインが達成されてもよい。
【0091】さらに、本実施形態では、パスワードがパ
ソコンと操作者との組み合わせあるいはこれらの何れか
一方に対して割り付けられているが、例えば、運用時間
帯その他に応じて動的にパスワードの一部が更新される
ことにより、不正に知得されたパスワードに基づくアク
セスを排除することも可能である。また、本実施形態で
は、既述の認証と適用されるべき通信エージェントプロ
グラムの選定とが個別に行われているが、例えば、個々
の通信エージェントプログラムに対応してパスワードが
設定され、かつ認証の過程で正規であると認められたパ
スワードに対応する通信エージェントプログラム(単一
または複数)が適宜選択されたり、起動されてもよい。
【0092】さらに、本実施形態では、パソコン122
-a〜122-dがサーバ121と連係しあるいは単独で行
う認証の基準がパスワードとなっているが、正規の端末
を介するアクセスであることが確認されることにより所
望のセキュリティが確保されるならば、例えば、このよ
うなパスワードに代えてパソコン122-a〜122-dに
割り付けられたユニークなIPアドレスが適用されても
よく、このような場合にはログオンにかかわる処理や操
作の手順の簡略化が可能となる。
【0093】また、このようにしてIPアドレスが適用
される場合には、個々のIPアドレス毎に対応付けられ
て、並行して起動されるべき単一または複数の通信エー
ジェントプログラムの組み合わせがパソコン122-a〜
122-d、サーバ121の何れかに予め登録されてもよ
い。さらに、本実施形態では、パスワードによってサー
バ121に対するアクセスの可否が判別されることによ
りセキュリティの確保が行われているが、このようなパ
スワードに基づく判別の対象については、例えば、表示
されるべき項目や達成されるべき機能であったり通信エ
ージェントプログラムのダウンロードの許否であっても
よい。
【0094】また、本実施形態では、パスワードの入力
が要求される状態におけるサーバ121(WWWサー
バ)の状態が何ら既述されていないが、このようなパス
ワードについては、確実に得られるならば、例えば、W
WWサーバから与えられたホームページがパソコン12
2-a〜122-dに表示されている状態であるか否かにか
かわらず、操作者に対しては、如何なる形式のメッセー
ジとして入力が要求されてもよい。
【0095】さらに、上述した各実施形態では、ビル管
理にかかわる情報が監視され、かつハイパーテキストに
変換されてパソコン122-a〜122-d宛に配信されて
いるが、このような情報が文字、画像、表、音等の任意
の組み合わせからなるマルチメディア情報であってオブ
ジェクトとして表されるならば、本発明はその情報の内
容の如何にかかわらず適用可能である。
【0096】また、上述した各実施形態では、パソコン
122-a〜122-d宛に配信されるべき情報が分散処理
装置133の主導の下で警報端末131が行う監視によ
って得られているが、このような監視によって得られた
情報に限定されず、例えば、情報処理装置が予め決めら
れた演算対象と演算手順とに基づいて生成したり、デー
タレコーダ、外部記憶装置その他に予め収録された情報
であっても本発明は適用可能である。
【0097】さらに、上述した各実施形態では、パソコ
ン122-a〜122-d宛に配信されるべき情報が配信に
際してHTMLに準拠したハイパーテキストに変換され
ているが、このような情報については、上述したように
オフジェクトとして表されると共に、所望の関連付けの
下でアクセスが可能である構造を有するならば、如何な
る形式のハイパーテキストが変換されてもよい。
【0098】また、上述した各実施形態では、パソコン
122-a〜122-dが個別にかつ自動的に通信エージェ
ントプログラムを起動しているが、本発明はこのような
構成に限定されず、これらのパソコン122-a〜122
-dによるビル管理の開始に際して人手が介在することが
確実であって許容されるならば、例えば、操作者が行う
操作に基づいてサーバ121にアクセスすることにより
ホームページが参照され、さらに運用やサービスの形態
を選択する操作に応じて所望の通信エージェントプログ
ラムの選択(あるいはダウンロード)に併せて起動が行
われてもよい。
【0099】
【発明の効果】上述したように請求項1、2に記載の発
明では、性能が高くて廉価な汎用の情報端末が個々のク
ライアントのハードウエアとして適用可能となると共
に、これらのクライアントには、文字だけではなく、画
像、音声等を含む多様な情報がサーバによって安価にか
つ確実に配信される。
【0100】請求項3に記載の発明では、イントラネッ
トにおける伝送効率の低下や輻輳の発生が抑制され、か
つ個々のクライアントに対する情報の配信の迅速性が確
保される。請求項4に記載の発明では、ログイン手段の
機能を実現するプログラムがクライアントに個別に搭載
された場合に比べて、ソフトウエアの標準化が確実には
かられ、これらのクライアントあるいはサーバの増設や
改修に対する柔軟な適応が可能となる。
【0101】請求項5に記載の発明では、正規に設置さ
れたクライアントあるいはこのようなクライアントにつ
いて操作が許容された操作者が確認された場合に限っ
て、該当するクライアントに対する情報の配信が行われ
るので、高いセキュリティが確保される。請求項6に記
載の発明では、個々のクライアントについて、そのクラ
イアントあるいは操作者の認証がサーバを介することな
く確実に行われ、かつ請求項5に記載の情報配信システ
ムと同様にしてその認証を経たクライアントのみに対し
て情報の配信が行われる。
【0102】請求項7に記載の発明では、個々のクライ
アントあるいはその操作者の認証は個別に割り付けられ
たユニークなIPアドレスが認証情報として適用される
ことにより確実に行われ、かつ請求項5に記載の情報配
信システムと同様にしてその認証を経たクライアントの
みに対して情報の配信が行われる。請求項8に記載の発
明では、請求項5ないし請求項7に記載の情報配信シス
テムに比べてセキュリティの向上がはかられる。
【0103】請求項9に記載の発明では、運用にかかわ
る多様な要求が達成されると共に、セキュリティが確実
に確保される。請求項10に記載の発明では、個々のク
ライアントは、専用のハードウエアで構成されていた従
来例に比べて低廉化がはかられると共に、高い性能が確
保され、さらに、ハイパーテキストとして多様な内容お
よび形式の情報の提供が得られる。
【0104】請求項11に記載の発明では、分散化され
た蓄積型の交換系であるイントラネットが本来的に有す
る高い柔軟性、拡張性に併せて、ハードウエアおよびソ
フトウエアにかかわる標準化の可能性その他の特徴が有
効に活用され、かつ多様なビル管理にかかわる情報が画
像、音声等を含む情報メディアとして所望のクライアン
トに確実に伝達される。
【0105】したがって、これらの発明が適用された情
報伝達系や監視系では、構成要素となる機器のコストに
併せて、従来例において専用のハードウエアの保守に要
していたコストの削減がはかられ、かつ増設、改修等に
対する柔軟な適応性と高い信頼性とが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1〜11に記載の発明の原理ブロック図
である。
【図2】請求項1〜11に記載の発明に対応した実施形
態を示す図である。
【図3】本実施形態におけるパソコンの動作フローチャ
ートである。
【図4】本実施形態におけるサーバの動作フローチャー
トである。
【図5】ビル管理情報の形式を示す図である。
【図6】配信先テーブルの構成を示す図である。
【図7】従来のビル管理システムの第一の構成例を示す
図である。
【図8】従来のビル管理システムの第二の構成列を示す
図である。
【図9】従来のビル管理システムの第三の構成列を示す
図である。
【符号の説明】
11 クライアント 12 サーバ 13 情報変換手段 14,22 ログイン手段 21 ログイン要求手段 31 データベース 32 ダウンロード手段 41,41a,51 認証データベース 42,42a,53 認証手段 43,43a 認証補助手段 52 認証情報設定手段 61 情報収集手段 121 サーバ(ISV) 122,151 パーソナルコンピュータ(PC) 121a 配信先テーブル 131 警報端末(RS) 133 分散処理装置(DPS) 132 中央監視室 134 ヒューマンインタフェースステーション(HI
S) 135 LAN 141 表示器(IND) 142 通信リンク 152 構内交換機(PBX)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G06F 17/60 G06F 15/21 K

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イントラネットの端末として設置され、
    そのイントラネットを介してハイパーテキストとして配
    信された情報について、マンマシンインタフェースをと
    ることにより伝達を行う単一または複数のクライアント
    と、 前記イントラネットを介して前記単一または複数のクラ
    イアントに対向し、かつ前記ハイパーテキストとして与
    えられた情報をそのイントラネットを介してこれらのク
    ライアントに配信するサーバとを備え、 前記サーバは、 外部から与えられた情報をその情報の属性に適応したハ
    イパーテキストに変換し、そのハイパーテキストを前記
    イントラネットを介して前記複数のクライアントの何れ
    かに配信されるべき情報とする情報変換手段を有し、 前記単一または複数のクライアントは、 前記イントラネットを介して前記サーバに対するログイ
    ンを始動と共に自動的に行うログイン手段を有すること
    を特徴とする情報配信システム。
  2. 【請求項2】 イントラネットの端末として設置され、
    そのイントラネットを介してハイパーテキストとして配
    信された情報について、マンマシンインタフェースをと
    ることにより伝達を行う単一または複数のクライアント
    と、 前記イントラネットを介して前記単一または複数のクラ
    イアントに対向し、かつ前記ハイパーテキストとして与
    えられた情報をそのイントラネットを介してこれらのク
    ライアントに配信するサーバとを備え、 前記サーバは、 外部から与えられた情報をその情報の属性に適応したハ
    イパーテキストに変換し、そのハイパーテキストを前記
    イントラネットを介して前記複数のクライアントの何れ
    かに配信されるべき情報とする情報変換手段と、 前記単一または複数のクライアントの内、前記サーバに
    対するログインが完了していないクライアントあるいは
    全てのクライアントとの何れかに、そのログインの試行
    の要求を前記イントラネットを介して与えるログイン要
    求手段とを有し、 前記単一または複数のクライアントは、 前記ログイン要求手段によって前記要求が与えられたと
    きに、前記ログインの試行を行うログイン手段を有する
    ことを特徴とする情報配信システム。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の情報配
    信システムにおいて、 サーバは、 イントラネットを介して配信されるべきハイパーテキス
    トにそのハイパーテキストで示される情報の識別情報を
    付加し、かつ単一または複数のクライアントに対して、
    その識別情報が付加されたハイパーテキストの一斉同報
    通信あるいはグループ同報通信を行う手段を含み、 単一または複数のクライアントは、 前記サーバによって付加された識別情報に基づいてマン
    マシンインタフェースの対象となる情報を選択する手段
    を含むことを特徴とする情報配信システム。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3の何れか1項に
    記載の情報配信システムにおいて、 サーバは、 ログイン手段を実現するプログラムが予め格納されたデ
    ータベースを有し、 単一または複数のクライアントは、 前記データベースに格納されたプログラムをイントラネ
    ットを介してダウンロードするダウンロード手段を有す
    ることを特徴とする情報配信システム。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4の何れか1項に
    記載の情報配信システムにおいて、 サーバは、 単一または複数のクライアントとこれらのクライアント
    の操作が許容されるべき操作者との何れか一方または双
    方について、正規であるか否かの判別の基準となる基準
    情報が予め格納された認証データベースと、 イントラネットを介して与えられる認証情報を取り込
    み、その認証情報と前記認証データベースに格納された
    基準情報との相関をとると共に、その相関の結果として
    得られた前記判別の結果をそのイントラネットに送出す
    る認証手段とを有し、前記単一または複数のクライアン
    トは、 前記認証情報について設定を行いあるいはその設定にか
    かわるマンマシンインタフェースをとり、かつ前記イン
    トラネットを介して前記認証手段にその認証情報を与え
    る認証補助手段を有し、 ログイン手段は、 前記認証補助手段によって送出された判別の結果が偽で
    あるときに、ログインまたはそのログインの試行を省略
    する手段を含むことを特徴とする情報配信システム。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし請求項4の何れか1項に
    記載の情報配信システムにおいて、 単一または複数のクライアントは、 個々のクライアントとそのクライアントの操作が許容さ
    れるべき操作者との何れか一方または双方について、正
    規であるか否かの判別の基準となる基準情報が予め格納
    された認証データベースと、 前記判別の対象となる認証情報について、設定を行いあ
    るいはその設定にかかわるマンマシンインタフェースを
    とる認証情報設定手段と、 前記認証情報設定手段によって設定された認証情報と前
    記認証データベースに格納された基準情報との相関をと
    り、その相関の結果として前記判別の結果を得る認証手
    段とを有し、 ログイン手段は、 前記認証手段によって得られた判別の結果が偽であると
    きに、ログインまたはそのログインの試行を省略する段
    を含むことを特徴とする情報配信システム。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし請求項4の何れか1項に
    記載の情報配信システムにおいて、 サーバは、 単一または複数のクライアントが正規であるか否かの判
    別の基準として、これらのクライアントに個別に割り付
    けられたIPアドレスが予め格納された認証データベー
    スと、 イントラネットを介して前記単一または複数のクライア
    ントから受信された情報に含まれるIPアドレスを取得
    し、そのIPアドレスと前記認証データベースに格納さ
    れたIPアドレスとの相関をとると共に、その相関の結
    果として得られた前記判別の結果をイントラネットに送
    出する認証手段とを有し、前記単一または複数のクライ
    アントは、 前記認証手段によって送出された判別の結果を取得する
    認証補助手段を有し、 ログイン手段は、 前記認証補助手段によって取得された判別の結果が偽で
    あるときに、ログインまたはそのログインの試行を省略
    する手段を含むことを特徴とする情報配信システム。
  8. 【請求項8】 請求項5ないし請求項7の何れか1項に
    記載の情報配信システムにおいて、 単一または複数のクライアントは、 判別の結果が偽であるときに、マンマシンインタフェー
    スを省略する手段を含むことを特徴とする情報配信シス
    テム。
  9. 【請求項9】 請求項5ないし請求項7の何れか1項に
    記載の情報配信システムにおいて、 単一または複数のクライアントは、 判別の結果が偽であるときに、マンマシンインタフェー
    スの対象となる情報を予め決められた特定の情報のみに
    限定する手段を含むことを特徴とする情報配信システ
    ム。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし請求項9の何れか1項
    に記載の情報配信システムにおいて、 予め決められた事象と状態との何れか一方あるいは双方
    の監視を行い、その監視によって得られた事象あるいは
    状態を示す情報をサーバに与える情報収集手段を備えた
    ことを特徴とする分散監視用情報配信システム。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の分散監視用情報配
    信システムにおいて、 情報収集手段は、 ビル管理にかかわる事象と情報との何れか一方あるいは
    双方を監視することを特徴とするビル管理用情報配信シ
    ステム。
JP4215197A 1997-02-26 1997-02-26 情報配信システム、分散監視用情報配信システムおよびビル管理用情報配信システム Withdrawn JPH10240683A (ja)

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