JP4083103B2 - 同軸ケーブル用コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、各種電子機器内での基板と同軸ケーブルとの接続に用いられる同軸ケーブル用コネクタに関する。
携帯電話機など通信機器の薄型・軽量化及び高密度化に対応し、同軸ケーブルコネクタについても、プリント配線基板に実装されるレセプタクルとの嵌合高さを低く抑えると共に、レセプタクルの実装面積も小さくなる低背小型の同軸ケーブルコネクタがある。
このコネクタは、同軸ケーブルの中心導体を接続する銅合金など金属製コンタクト(内部コンタクト)と、コンタクトを包囲するようにこれを内装する略円筒形の樹脂製絶縁ボディと、外部コンタクトである板金製のシェルとで構成され、シェルは、絶縁ボディを収容する略円筒形のレセプタクル嵌合部と、レセプタクル嵌合部から延出されてこの底面に折曲げられる蓋部と、レセプタクル嵌合部から蓋部を介してケーブル引出方向に延出されて同軸ケーブルに加締められる圧着フランジ部と、レセプタクル嵌合部からケーブル引出方向に直接延出されて同軸ケーブルの外周導体と接触した状態で圧着フランジ部の内側に加締められるケーブルガイド部とを備え、絶縁ボディを介して内部コンタクトが中心(同心)位置に装着されたレセプタクル嵌合部(外部コンタクト)を同軸ケーブルの端部に加締め固定している。
また組立前のシェルは、レセプタクル嵌合部のレセプタクル挿入口が下向きになる姿勢で、そのレセプタクル嵌合部の周壁底縁から上向きに一連の蓋部と圧着フランジ部が延出される一方、ケーブルガイド部がレセプタクル嵌合部の蓋部連接部分(折曲部)と反対側から横向きに延出された半展開状態に形成されている。そして、そのシェルのレセプタクル嵌合部に底側から絶縁ボディを挿入固定し、同軸ケーブルの中心導体が半田接続されたコンタクトを絶縁ボディに挿入固定した状態で、絶縁ボディの底面を蓋部で覆い塞ぐように一連の蓋部と圧着フランジ部を折曲げ、レセプタクル嵌合部から圧着フランジ部とケーブルガイド部とをケーブル引出方向に延出させ、この後、同軸ケーブルの外周導体にケーブルガイド部を接触させた状態でこの外側から圧着フランジ部を加締めることによって、上記コネクタが組立てられている。
特開平7−106002号公報 特開2001−43939号公報
上記組立方法における圧着(加締め)工程においては、絶縁ボディの装着されたレセプタクル嵌合部を設ける側の折曲部より一側のシェルの状態が、圧着フランジ部を設ける側の折曲部より他側のシェルによって隠されて確認できないため、シェルの折曲不良によってレセプタクル嵌合部が蓋部から浮いた状態であったり、偏心、変形しているままの状態で、加締められてレセプタクルとの正常な嵌合が行えない不良品を発生させるおそれがある。
本発明の同軸ケーブル用コネクタは、この組立時の圧着工程において、シェルのレセプタクル嵌合部が所定の位置に納まり、浮きや偏心、変形など異常の有無を確認できるようにするため、同軸ケーブルの中心導体を接続するコンタクトと、コンタクトを内装する絶縁ボディと、板金製のシェルとを備え、シェルは、絶縁ボディを収容するレセプタクル嵌合部と、レセプタクル嵌合部から延出されてこの底面に折曲げられる蓋部と、レセプタクル嵌合部から蓋部を介してケーブル引出方向に延出されて同軸ケーブに加締められる圧着フランジ部と、レセプタクル嵌合部からケーブル引出方向に直接延出されて同軸ケーブルの外周導体と接触した状態で圧着フランジ部の内側に加締められるケーブルガイド部とを備える同軸ケーブル用コネクタにおいて、圧着フランジ部を設ける側の折曲部より一側のシェルに他側のシェルの状態を確認する貫通孔(確認窓)と、レセプタクル嵌合部を設ける側の折曲部より一側のシェルに突起を備え、シェルを加締め状態に折曲げた時、突起と貫通孔が嵌合することを特徴としている。貫通孔を通してレセプタクル嵌合部の状態を直接確認することもできるが、レセプタクル嵌合部を設ける側の折曲部より一側のシェルに突起を備え、シェルを加締め状態に折曲げた時、突起と貫通孔が嵌合する構成を採用することによって、突起がインジケーターの役目を果たし、貫通孔に対する突起の嵌合位置や嵌合深さなど、突起の嵌合状態を観察することによって、レセプタクル嵌合部の状態がより適確に精度良く、かつ、容易に確認できる。しかも、突起が貫通孔に嵌合した状態、即ち、これら突起と貫通孔によって、レセプタクル嵌合部を設ける側の折曲部より一側のシェルを、圧着フランジ部を設ける側の折曲部より他側のシェルに位置決めした状態で、圧着フランジ部を同軸ケーブに加締めるため、この加締め時に、レセプタクル嵌合部がケーブル引出方向やその反対方向、ケーブル引出方向と直交する方向に位置ずれしたり、偏心、変形するのを未然に防ぐことができる。
また、本発明の同軸ケーブルコネクタは、以下の構成を付加採用することが望ましい。
第1に、貫通孔の数については、1つでも良いが、レセプタクル嵌合部を設ける側のシェルの状態、即ち、レセプタクル嵌合部の状態を、適確に確認しその精度を高めるためには複数が望ましい。
第2に、蓋部に貫通孔を、またレセプタクル嵌合部に突起を備えても良いが、貫通孔を圧着フランジ部に備え、突起をケーブルガイド部に備える構成を採用することによって、シェルの折曲部から離れ(遠く)てレセプタクル嵌合部の状態が顕著に表れる位置で、そのレセプタクル嵌合部の状態を確認でき、その確認がさらに適確に精度良く、かつ、容易に行えるため望ましい。
しかも、貫通孔と突起がシェルの折曲部から離れた位置で嵌合し、またその嵌合によって圧着フランジ部に係合された状態のケーブルガイド部を、その圧着フランジ部の内側に加締めるため、レセプタクル嵌合部の位置ずれや偏心、変形を効果的に抑えることができるため望ましい。
第3に、左右一対のケーブルガイド部の先端側にそれぞれ突起を備え、貫通孔は各突起に対応して圧着フランジ部に左右に2つ並べて備える構成を採用することによって、上記の付加構成による全ての作用効果を得ることができるため望ましい。
しかも、左と右の突起の嵌合状態を比べてその差を観察することによって、レセプタクル嵌合部の状態確認がさらに適確に精度良く、かつ、容易に行えるため望ましい。
本発明の同軸ケーブル用コネクタによれば、圧着(加締め)工程を行う時のレセプタクル嵌合部を設ける側の折曲部より一側のシェルの状態、即ち、レセプタクル嵌合部の状態を貫通孔から確認し、異常がないことを確認した上でその工程を実行できるため、シェルの折曲不良などによる不良品の発生をほとんどなくすことができる顕著な効果を奏する。
以下、本発明の最良の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本実施形態の同軸ケーブル用コネクタを組立後の裏返し状態で示す全体斜視図、図2はレセプタクル挿入口を上向きにした状態の組立途中のコネクタの半断面斜視図であり、図中1は同軸ケーブルで、ケーブル中心に中心導体1aを有し、その外周に内部絶縁被覆層1bを形成すると共に、内部絶縁被覆層1bの外周に外周導体1cを有し、その外周を外部絶縁被覆層であるケーブル表面の外被1dで被覆するもので、コネクタを同軸ケーブル1の端部に固定するに当たって、同軸ケーブル1の端部から中心導体1a、次いで外周導体1cをそれぞれ所定長さ露出させるように皮剥きされている。
コネクタは、同軸ケーブル1の中心導体1aの端部を半田接続する銅合金など導電性に優れた金属製コンタクト(コネクタ2の内部コンタクト)2と、そのコンタクト2を包囲するように中心(同心)位置に内装し、かつ、同軸ケーブル1を外周面から半径方向に引出す略円筒形の樹脂製絶縁ボディ3と、コネクタの外部コンタクトである板金製シェル4とで構成される。
シェル4は、導電性に優れた薄い金属板材を所定の形状に打抜き、それを曲げ加工したもので、略円筒形のレセプタクル嵌合部5、左右一対のケーブルガイド部6、蓋部7、圧着フランジ部8を有している。このレセプタクル嵌合部5とケーブルガイド部6は、帯状板片の中央部から一側の基部と他側の基部を略半円形状に湾曲させた状態で対向させ、残りの端部を湾曲部の端部から一方向(半径方向)に直線状に延出させて所定の間隔を設けて対向させ、この対向する略半円形状の湾曲部によってレセプタクル嵌合部5の一部を途切れさせた周壁を形成すると共に、所定の間隔を設けて対向する直線部(平行部)によって左右一対のケーブルガイド部6を形成している。これによって、略円筒形のレセプタクル嵌合部5は、略円筒形の絶縁ボディ3を同心位置に収容可能となり、かつ、収容した絶縁ボディ3の外周面から半径方向に引出す同軸ケーブル1を、周壁の途切れ部分から左右のケーブルガイド部6の間を通して半径方向に引出可能となる。また左右のケーブルガイド部6は同軸ケーブル1の外皮1aを剥いだ部分を左右外側から挟み、同軸ケーブル1の外周導体1cと接触可能となる。
他方、蓋部7は、前記レセプタクル嵌合部5のレセプタクル挿入口と反対側の底面開口を覆い塞ぐ平板状に形成され、一側に圧着フランジ部8との幅狭の連設部7aを有している。圧着フランジ部8は、蓋部7から連設部7aを経て連続する平坦部8aと、その平坦部8aの基端側両側縁から逆ハの字状に立上げる左右一対の基部加締め片8bと、平坦部8aの先端側両側縁から逆ハの字状に立上げる左右一対の端部加締め片8cとを有し、蓋部7の一側に一連に形成されている。そして、圧着フランジ部8との連設部7aと反対側の前記蓋部7の他側には、前記レセプタクル嵌合部5との連設部であり後で折曲げられる折曲予定部7bを有し、この折曲予定部7bを介して前記レセプタクル嵌合部5の周壁途切れ部と反対側(ケーブル引出方向と反対側)の周壁底縁に一連の蓋部7と圧着フランジ部8を折曲自在に連設している。この一連の蓋部7と圧着フランジ部8とは、図2の実線、図3の仮想線、図4の仮想線に示す、折曲予定部7bが伸ばされてレセプタクル嵌合部5の底面及び左右のケーブルガイド部6の底面と垂直な組立前の半展開姿勢から、図1の実線、図3の実線、図4の実線、図5の実線に示す、折曲予定部7bで折曲げられてレセプタクル嵌合部5の底面及び左右のケーブルガイド部6の底面に沿う組立姿勢に折曲げられる。この折曲げによって、蓋部7は、絶縁ボディ3を収容したレセプタクル嵌合部5の底面開口を覆い塞ぐことが可能となり、圧着フランジ部8は、この基部の平坦部8a及び基部加締め片8bが、同軸ケーブル1を間に通し、かつ、外周導体1cと接触させる左右のケーブルガイド部6を囲い、同軸ケーブル1に加締めることによって圧着可能となり、端部の平坦部8a及び左右の端部加締め片8cが、左右のケーブルガイド部6の間から引出される同軸ケーブル1の皮剥きされていない部分を囲い、同軸ケーブル1に加締めることによって圧着可能となる。
上記のように、前記シェル4は、折曲予定部7bより一側のシェル4の基部にレセプタクル嵌合部5を、その端部に左右一対のケーブルガイド部6を設け、折曲予定部7bより他側のシェル4の基部に蓋部7を、その端部に圧着フランジ部6を設けるもので、圧着フランジ部8を設ける側の折曲予定部7bより一側のシェル4に、レセプタクル嵌合部5を設ける側の折曲予定部7bより他側のシェル4を状態を確認するための貫通孔(確認窓)10を備えると共に、レセプタクル嵌合部5を設ける側の折曲予定部7bより一側のシェル4に突起9を備え、シェル4を折曲予定部7bで加締め状態に折曲げた時、突起9が嵌合する位置に貫通孔10を備えている。詳しくは、突起9は、圧着フランジ部8の平坦部8aと接合する左右のケーブルガイド部6の先端部底面からそれぞれ突出形成すると共に、その突出長さを圧着フランジ部8の平坦部8aの厚み(貫通孔10の深さ)と略同じ長さに形成する。したがって、貫通孔10は、圧着フランジ部8の平坦部8aの基部に左右に2つ並べて備えられている。
そして、前記コンタクト2と絶縁ボディ3、並びにシェル4によって構成される本実施形態の同軸ケーブル用コネクタは、次の要領で組立てられ使用される。
まず、図3及び図4に示す如く、半展開状態のシェル4をレセプタクル嵌合部5のレセプタクル挿入口が下向きになる姿勢に配置する。次いで、シェル4のレセプタクル嵌合部5にこの底側から絶縁ボディを挿入固定し、同軸ケーブル1の中心導体1aが半田接続されたコンタクト2を絶縁ボディ3に挿入固定し、絶縁ボディ3の外周面から半径方向に引出される同軸ケーブル1を、レセプタクル嵌合部5の周壁の途切れ部分から左右のケーブルガイド部6の間を通してレセプタクル嵌合部5の半径方向外側に引出し、左右のケーブルガイド部6によって同軸ケーブル1の外皮1aを剥いだ部分を左右外側から挟み、左右のケーブルガイド部6を同軸ケーブル1の外周導体1cと接触させる。次いで、一連の蓋部7と圧着フランジ部8を折曲予定部7bで図3及び図4の仮想線に示す垂直姿勢から実線に示す水平姿勢に折曲げ、蓋部7によって、絶縁ボディ3を収容したレセプタクル嵌合部5の底面開口を覆い塞ぎ、圧着フランジ部8の基部の平坦部8a及び基部加締め片8bによって、同軸ケーブル1を間に通し、かつ、外周導体1cと接触させる左右のケーブルガイド部6を囲い、圧着フランジ部8の端部の平坦部8a及び左右の端部加締め片8cによって左右のケーブルガイド部6の間から引出される同軸ケーブル1の皮剥きされていない部分を囲うと同時に、左右のケーブルガイド部6の先端部に備えられた左右の突起9を、圧着フランジ部8の平坦部8aの基部に左右に2つ並べて備えられた貫通孔10にそれぞれ嵌合させる。
そして、従来では、このシェル4の折曲げによって、絶縁ボディ3の装着されたレセプタクル嵌合部5及び左右一対のケーブルガイド部6を設ける側の折曲部7bより一側のシェル4の上側に、蓋部7と圧着フランジ部8を設けた側の折曲部7bより一側のシェル4が重ね合わされ、下側のシェル4が上側のシェル4によって覆い隠されて、下側のシェル4の状態、即ち、絶縁ボディ3の装着されたレセプタクル嵌合部5の状態(レセプタクル嵌合部5が所定の位置に納まり、浮きや偏心、変形など異常の有無)を確認できなかったものが、本発明の特徴構成である前記貫通孔10によって、加えて貫通孔10と突起9の嵌合によって適確に精度良く、かつ、容易に確認できるようになっており、この確認は、左右の貫通孔10に対する突起9のそれぞれの嵌合位置や嵌合深さなど、突起9の嵌合状態を観察し、また左右の突起9の嵌合状態を比べてその差を観察することによって可能である。
上記の確認を行い、レセプタクル嵌合部5が所定の位置に納まり、浮きや偏心、変形など異常が確認された場合には、レセプタクルとの正常な嵌合が行えない不良品となる可能性があるため、適当な処置を施して正常にするか、或いは、撤去する。そして、異常が確認されない正常なものについて、圧着フランジ部8の基部と端部を同軸ケーブル1に加締めて塑性変形させる圧着工程を実行し、図1に示す組立状態にコネクタを組立てるものである。
また、上記の圧着工程において、貫通孔10と突起9の嵌合によって、絶縁ボディ3の装着されたレセプタクル嵌合部5及び左右一対のケーブルガイド部6を設ける側の折曲部7bより一側のシェル4を、蓋部7と圧着フランジ部8を設けた側の折曲部7bより一側のシェル4に位置決めする機能を発揮し、加締め時に、絶縁ボディ3の装着されたレセプタクル嵌合部5がケーブル引出方向やその反対方向、ケーブル引出方向と直交する方向に位置ずれしたり、偏心、変形するのを未然に防止している。
而して、本実施形態の組立後の同軸ケーブル用コネクタは、同軸ケーブル1の中心導体1aを接続するコンタクト2と、コンタクト2を内装する絶縁ボディ3と、板金製のシェル4とを備え、シェル4は、絶縁ボディ4を収容するレセプタクル嵌合部5と、レセプタクル嵌合部5から延出されてこの底面に折曲げられる蓋部7と、レセプタクル嵌合部5から蓋部7を介してケーブル引出方向に延出されて同軸ケーブル1に加締められる圧着フランジ部8と、レセプタクル嵌合部5からケーブル引出方向に直接延出されて同軸ケーブル1の外周導体1cと接触した状態で圧着フランジ部8の内側に加締められる左右一対のケーブルガイド部6とを備え、絶縁ボディ3を介してコンタクト2が中心(同心)位置に装着されたレセプタクル嵌合部6を同軸ケーブル1の端部に加締め固定するもので、レセプタクル(図示省略)にレセプタクル嵌合部5を嵌合結合し、そのレセプタクル嵌合部5(外部コンタクト)をレセプタクルの外部コンタクトと接触させて電気的に接続すると共に、コンタクト2(内部コンタクト)をレセプタクルの内部コンタクトと接触させて電気的に接続するように構成されている。
加えて、圧着フランジ部8を設ける側の折曲部7bより一側のシェル4に他側のシェル4の状態を確認する貫通孔(確認窓)10を備えており、圧着(加締め)工程を行う時のレセプタクル嵌合部5を設ける側の折曲部7bより一側のシェル4の状態、即ち、レセプタクル嵌合部5の状態を貫通孔10から確認し、異常がないことを確認した上でその工程を実行し、シェル4の折曲不良などによる不良品の発生をほとんどなくしている。
さらに、複数の貫通孔10を備えており、レセプタクル嵌合部5の状態を、適確に確認しその精度を高めている。
また、レセプタクル嵌合部5を設ける側の折曲部7bより一側のシェル4に突起9を備え、シェル4を加締め状態に折曲げた時、突起9と貫通孔10が嵌合する構成を採用しており、突起9がインジケーターの役目を果たし、貫通孔10に対する突起9の嵌合位置や嵌合深さなど、突起の嵌合状態を観察することによって、レセプタクル嵌合部5の状態をより適確に精度良く、かつ、容易に確認できるようにしている。
しかも、突起9が貫通孔10に嵌合した状態、即ち、これら突起9と貫通孔10によって、レセプタクル嵌合部5を設ける側の折曲部7bより一側のシェル4を、圧着フランジ部8を設ける側の折曲部7bより他側のシェル4に位置決めした状態で、圧着フランジ部8を同軸ケーブ1に加締め、この加締め時に、レセプタクル嵌合部5がケーブル引出方向やその反対方向、ケーブル引出方向と直交する方向に位置ずれしたり、偏心、変形するのを未然に防いでいる。
また、貫通孔10を圧着フランジ部8に備え、突起9をケーブルガイド部6に備える構成を採用しており、シェル4の折曲部7bから離れ(遠く)てレセプタクル嵌合部5の状態が顕著に表れる位置で、そのレセプタクル嵌合部5の状態を確認し、その確認をさらに適確に精度良く、かつ、容易に行えるようにしている。
しかも、貫通孔10と突起9がシェル4の折曲部7bから離れた位置で嵌合し、またその嵌合によって圧着フランジ部8に係合された状態のケーブルガイド部6を、その圧着フランジ部8の内側に加締め、レセプタクル嵌合部5の位置ずれや偏心、変形を効果的に抑えるようにしている。
最後に、左右一対のケーブルガイド部6の先端側にそれぞれ突起9を備え、嵌合孔10は各突起9に対応して圧着フランジ部8に左右に2つ並べて備える構成を採用しており、上記の構成による全ての作用効果を得ている。
しかも、左と右の突起9の嵌合状態を比べてその差を観察することによって、レセプタクル嵌合部5の状態確認をさらに適確に精度良く、かつ、容易に行えるようにしている。
本実施形態の同軸ケーブル用コネクタを組立後の裏返し状態で示す全体斜視図である。 レセプタクル挿入口を上向きにした状態の組立途中のコネクタの半断面斜視図である。 シェルの組立前の状態と組立後の状態を示す断面側面図である。 図3の断面正面図である。 シェルの組立後の状態を示す底面図である。
符号の説明
1 同軸ケーブル
1a 中心導体
1c 外周導体
2 コンタクト(内部コンタクト)
3 絶縁ボディ
4 シェル(外部コンタクト)
5 レセプタクル嵌合部
6 ケーブルガイド部
7 蓋部
8 圧着フランジ部
9 突起
10 貫通孔(確認窓)

Claims (3)

  1. 同軸ケーブルの中心導体を接続するコンタクトと、コンタクトを内装する絶縁ボディと、板金製のシェルとを備え、シェルは、絶縁ボディを収容するレセプタクル嵌合部と、レセプタクル嵌合部から延出されてこの底面に折曲げられる蓋部と、レセプタクル嵌合部から蓋部を介してケーブル引出方向に延出されて同軸ケーブに加締められる圧着フランジ部と、レセプタクル嵌合部からケーブル引出方向に直接延出されて同軸ケーブルの外周導体と接触した状態で圧着フランジ部の内側に加締められるケーブルガイド部とを備える同軸ケーブル用コネクタにおいて、圧着フランジ部を設ける側の折曲部より一側のシェルに他側のシェルの状態を確認する貫通孔と、レセプタクル嵌合部を設ける側の折曲部より一側のシェルに突起を備え、シェルを加締め状態に折曲げた時、突起と貫通孔が嵌合することを特徴とする同軸ケーブル用コネクタ。
  2. 貫通孔を圧着フランジ部に備え、突起をケーブルガイド部に備える請求項1に記載の同軸ケーブル用コネクタ。
  3. 左右一対のケーブルガイド部の先端側にそれぞれ突起を備え、貫通孔は各突起に対応して圧着フランジ部に左右に2つ並べて備える請求項2に記載の同軸ケーブル用コネクタ。
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