JP4082245B2 - 車両の後方視界表示装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両の後方視界表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、運転者の死角領域となる車両の後方視界および斜め後方視界をカメラにより撮像し、これをナビゲーション装置のモニタ画面(ナビモニタ)に表示することにより、運転者の車両周囲を確認する際の利便性向上を図ったものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−19523号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来技術では、運転者は、カメラで撮像した映像を表示するナビモニタを直接見ることにより車両の周囲を確認するものであるので、運転者が後方確認のために後ろを向いているときには、運転者の正面の前方側にあるナビモニタを見ることができない。すなわち、運転者の車両周囲の確認の利便性の向上が制限されるという問題があった。
【0005】
本発明は上記点に鑑みて、運転者の視界にある車両周囲の直接確認時に、運転者に顔の向きを変えることなくカメラによる車両周辺画像を同時に提示することにより、車両周囲の確認できる範囲を拡大させ、以って利便性を向上させることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、車両に配置され、該車両の周囲の所定視界の光学像を視界情報として取得する視界情報取得手段(10、11、12、30、310、310a、320)と、車室内に配置され、表示画面(101、111、121)に前記取得された視界情報を映像として表示するリアモニタ手段(10、11、12、100、110、120)と、車室内に配置され、反射面(201、211、221)で前記リアモニタ手段に表示された映像を反射して前記車両の運転者に提示するミラー手段(40、200、210、220、230、240)とを備えることを特徴とする。
【0007】
この発明によれば、リアモニタ手段は視界情報取得手段が取得した車両周囲の所定視界の光学像である視界情報を映像として表示し、ミラー手段がその表示された映像を反射して運転者に提示することにより、運転者はミラー手段越しに直接目視により視界に入る車両周囲の状況とミラー手段に反射したリアモニタ手段に表示された映像とを同時に見ることができる。これにより、運転者は顔の向きを変えることなく、運転者の死角範囲の映像を得ることができ、車両周囲の確認領域を増大させることができる。
【0008】
また、請求項に記載の発明は、前記リアモニタ手段は、少なくとも2つの映像信号に対して、切替信号により、一方の映像信号である前記視界情報の映像と、他方の映像とを切り替えて表示することを特徴とする。
【0009】
この発明によれば、視界情報取得手段により取得された映像を見る必要がない場合には他の映像信号、例えば、後部座席で楽しむためのTV映像やDVD映像などを表示することができる。すなわち、リアモニタ手段として既存の後席用ビデオ表示装置を流用することができる。
【0010】
請求項に記載の発明は、前記リアモニタ手段は、前記取得された視界情報を左右逆向きの反転映像として表示することを特徴とする。
【0011】
この発明によれば、運転者はミラー手段においてリアモニタ手段の表示する映像の左右反転像、すなわち、視界情報取得手段が取得した視界情報そのものを左右反転したものではなく正転映像のまま見ることができる。したがって、運転者は、ミラー手段越しに直接目視により視界に入る車両周囲の状況とミラー手段に写った視界情報取得手段が取得した視界情報とを、ともに正転映像として顔の向きを変えることなく同時に得ることができるので、車両周囲の確認領域を増大させることができるとともに、目視視界と視界情報取得手段による視界情報とを混乱なく瞬時に認識することができる。
【0012】
なお、請求項に記載のように、前記視界情報取得手段は、前記車両の後部に設けられ、前記車両の後方視界の光学像を取得するリアカメラ(30)とし、前記ミラー手段は、前記運転者の後方に配置されている後部ミラー(200、210、220、230、240)とすることができる。
【0013】
この発明によれば、運転者は、直接目視により後方確認をするために顔を後方に向けたとき、運転者の後方に配置された後部ミラーに反射したリアモニタ手段が表示するリアカメラの映像を左右反転しない正転映像として見ることができるので、運転者自ら直接確認する後方視界と、リアカメラによる正転映像とを同時に確認することができる。
【0014】
また、請求項に記載のように、前記視界情報取得手段は、前記車両の左右いずれか一方の斜め後方視界の光学像を取得するサイドカメラ(310、310a、320)とし、前記ミラー手段は、前記車両の左右の他方の後視鏡近傍に配置されているサイドミラー(40)であるとすることができる。
【0015】
この発明によれば、運転者は、左右いずれかの後視鏡(ドアミラーやフェンダーミラーなど)により後方視界を確認するため、この後視鏡に顔を向けたとき、後視鏡近傍に配置されているサイドミラーに反射したリアモニタ手段が表示する上記後視鏡と左右反対側の車両斜め後方視界の映像を上記後視鏡に写る後方視界と同時に見ることができる。このとき、リアモニタ手段に表示する映像は、視界情報取得手段としてのサイドカメラが取得した視界としての映像またはこの視界情報の左右逆向きの反転映像のいずれでもよい。
【0016】
請求項に記載の発明は、前記視界情報取得手段は、車両の左右のそれぞれの斜め後方視界の光学像を取得する左および右サイドカメラ(310、320)であり、前記ミラー手段は、前記運転者の後方に配置されている後部ミラー(210)であり、前記リアモニタ手段は、前記切替信号により、前記左斜め後方視界の左右反転映像と前記右斜め後方視界の左右反転映像との少なくとも一方を表示することを特徴とする。
【0017】
この発明によれば、リアモニタ手段が、左および右サイドカメラにより取得された車両の左および右の斜め後方の視界情報としての左右逆向きの反転映像の少なくとも一方を表示することにより、運転者の後方に配置した後部ミラーには、車両の左および/または右の斜め後方の視界情報として左右反転しない正転映像が映し出される。したがって、運転者は目視による車両の後方視界確認のために顔を後方に向けたとき、同時に後部ミラーに映し出される車両の左および/または右の斜め後方の視界の正転映像により車両の周囲確認をすることができる。
【0018】
さらに、前記リアモニタ手段は、請求項6、7に記載のように、2つの映像を前記表示画面の左右に同時に表示するとともに、前記左斜め後方視界の左右反転映像を前記表示画面の左側に、および前記右斜め後方視界の左右反転映像を前記表示画面の右側にそれぞれ表示するようにすれば、後部ミラーの左側には右斜め後方視界の正転映像が、後部ミラーの右側には左斜め後方視界の正転映像が、それぞれ同時に映し出されるので、運転者は、目視による車両の後方視界確認のために顔を後方に向けたとき、同時に後部ミラーによる左右の斜め後方視界の正転映像を得ることができ、顔の向きを変更せずに車両の周囲確認の範囲を広げることができる。
【0019】
なお、請求項1、8に記載のように、前記切替信号により、前記反射面が前記運転者に向くよう前記ミラー手段の姿勢を変更する姿勢変更手段(250、251、252、253)を備えるようにすれば、ミラー手段を、周囲確認時など必要なときに運転者に向けることができる。
【0020】
さらに、前記姿勢変更手段は、請求項9に記載のように、前記切替信号により、さらに前記表示画面が前記ミラー手段に向くように前記リアモニタ手段の姿勢を変更するようにすれば、リアモニタ手段を、周囲確認時など必要なときにミラー手段の方向へ向けて運転者が映像を得られるようにすることが可能になる。
【0021】
請求項10に記載の発明は、前記視界情報取得手段は、前記車両の後部に設けられ前記車両の後方視界の光学像を取得するリアカメラ(30)と、前記車両の左右いずれか一方の斜め後方視界の光学像を取得するサイドカメラ(310a)とを備え、前記ミラー手段は、前記運転者の後方に配置されている後部ミラー(220)と、前記車両に設けられている左右の他方の後視鏡(82)近傍に配置されているサイドミラー(40)とを備え、前記リアモニタ手段は、姿勢変更手段(152)を備え、前記切替信号により、前記リアカメラにより取得された後方視界の光学像の左右逆向きの反転映像を表示するときは前記姿勢変更手段により前記表示画面を前記後部ミラーへ向けるとともに、前記サイドカメラによる左右いずれか一方の斜め後方視界の光学像の左右正転映像を表示するときは前記姿勢変更手段により前記表示画面を前記サイドミラーへ向けるように姿勢を変更することを特徴とする。
【0022】
この発明によれば、リアモニタ手段が、切替信号によりリアカメラにより取得される車両後方視界の左右逆向き映像とサイドカメラにより取得される左または右の斜め後方視界の左右逆向き映像との表示を切り替えるとともに、この表示切替と連動して表示画面が運転者後方の後部ミラーまたは後視鏡近傍のサイドミラーの方向へ向きを変えるので、運転者は1つのリアモニタ手段により、車両後方の直接確認および後部ミラーによる確認を同時に行うことも、あるいは、後視鏡による斜め後方確認および後視鏡とは反対側のサイドカメラによる斜め後方確認を同時に行うことも可能になる。
【0023】
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
【0024】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について図面を参照して説明する。図1は第1実施形態の後方視界表示装置のシステム構成を示すブロック図である。本第1実施形態の装置は、映像制御用ECU(以下、単にECUという)10を備えており、ECU10により制御される。
【0025】
ECU10には、車両VL後部の中央部寄りに配設された視界情報取得手段としてのリアカメラ30、地図画像などを出力するナビゲーション装置70およびTV映像やDVD映像などの外部映像装置71が接続されている。リアカメラ30は、車体後部のリアカメラ30の配設位置よりカメラ直下ないし車両後方に広がる視界31(以下、リアカメラ30の撮像領域という)を撮像することにより後方視界情報を取得し、ECU10へ左右の関係が逆転していない映像である正転映像を出力する。なお、通常CCDを用いるカメラの映像出力は、正転映像、あるいは左右の関係が逆転している反転映像のいずれも出力可能であるが、本実施形態ではリアカメラ30の映像出力は、正転映像であるものとして説明する。
【0026】
また、ECU10は、切替信号としての図示しない変速機の制御装置より、変速機のシフト位置がリバース(R)位置を表すバックギア信号を入力する。
【0027】
一方、ECU10は、切替信号に基づき、リアモニタ手段であるリアモニタ100に表示する映像を、ナビゲーション装置70からの映像もしくは外部映像装置71からの映像、または、リアカメラ30が取得した視界情報に基づく映像のいずれかを選択して表示する。また、ECU10は、運転席のコクピットに設けられているナビモニタ72へナビゲーション装置70からの映像を出力している。
【0028】
さらにECU10は、上記映像の切替に同期して、後述するように、姿勢変更手段としてのモニタ駆動装置150およびミラー駆動装置250をそれぞれ駆動して、リアモニタ100および後部ミラー200のそれぞれの姿勢を制御し、運転者が後部ミラー200に映し出されるリアモニタ100の表示画像を見ることができるようにしている。
【0029】
図2は、第1実施形態の後方視界表示装置の車室内における配置関係を示した図であり、図3および図4はそれぞれリアモニタ100および後部ミラー200の天井1における配置関係を示す図である。また、図5は、車室内で後方を望むときの後部ミラー200とリアウインドウ60との関係を示す図である。
【0030】
リアモニタ100は、車両の左右中心線上で運転席51および助手席52と後部座席53、54との間で車室内天井1に配置されている。このリアモニタ100は、図3に示すように使用されていない場合は収納位置102に表示画面101が天井1と向かい合うように収納され、使用時、ECU10からの指令信号により作動するモニタ駆動装置150により、表示画面101が後部座席53、54の乗員方向、あるいは後部ミラー200の方向に向くよう姿勢が変更される。
【0031】
ミラー手段としての後部ミラー200は、図4、5に示すように、車室天井1の後端の左右中央寄りに配置され、使用されていない場合は、収納位置201に反射面201が天井1と向かい合うように収納され、使用時、ECU10からの指令信号により作動するミラー駆動装置250により、反射面201が運転席51の方向、すなわち車両後方に顔を向けた運転者の視点位置IPに向くよう姿勢が変更される。
【0032】
このように、この後部ミラー200は、リアウインドウ60の外縁部に配置されているので、使用しないときおよび使用時の姿勢変更によっても、運転者は目視によるリアウインドウ60からの車両後方の視界を十分得ることができる。
【0033】
なお、本後方視界表示装置の使用時のリアモニタ100および後部ミラー200の各姿勢は、予め運転者の視点位置IPに適合するよう位置決めされ、使用時姿勢データとしてECU10に記憶され、使用時にこの姿勢データに基づき各姿勢が変更される。
【0034】
運転席前面のインパネ部にはナビゲーション装置70からの地図画像等を表示するナビモニタ72が設けられている。また、このナビモニタ72にはリアカメラ30が取得した車両後方視界情報が、左右正転映像あるいは左右逆転した反転映像として表示される。これにより、運転者は、ナビモニタ72に表示される車両後方視界映像により車両後方視界を確認しながら車両前方への視界確認を行うことができる。
【0035】
次に、本第1実施形態のECU10が実行する制御ルーチンについて図6のフローチャートに基づき説明する。なお、本第1実施形態においては、後方視界表示装置の作動前には、リアモニタ100に外部映像装置71からのビデオ映像が表示され、表示画面101がモニタ駆動装置150により後部座席53、54の乗員に向けられているものとする。
【0036】
ステップS100で、運転者が変速機のリバース操作を行いECU10にバックギア信号が入力されると、ステップS110で、リアモニタ100の表示画像をビデオ映像からリアカメラ30による車両後方視界情報としての反転映像に切り替えて表示する。
【0037】
ステップS120で、ミラー駆動装置250を作動させ、予め記憶されている姿勢データに基づき後部ミラー200の反射面201を運転者の視点位置IPに向くよう後部ミラー200の姿勢変更を行う。
【0038】
ステップS130で、モニタ駆動装置150の作動により形成された後部座席53、54の乗員に向けられているリアモニタ100の姿勢を初期状態として記憶し、ステップS140で、予め記憶された姿勢データに基づき、運転者の視点位置IPより後部ミラー200の反射面201を介してリアモニタ100の表示画面101が望めるよう、リアモニタ100の姿勢を変更する。
【0039】
これにより、図2に示すように、リアモニタ100に表示された反転映像が後部ミラー200の反射面201に反射されて、運転者はこの反射面201上で車両後方視界の正転映像を見ることができる。したがって、運転者は、顔を後方に向けてリアウインドウ60を介して直接目視により車両後方視界を確認するときに、同じ視界に後部ミラー200が入るので、リアウインドウ60を介して後部ミラー200越しに直接目視により視界に入る車両周囲の状況と、後部ミラー200に映った視界情報取得手段が取得した視界情報を左右が逆転していない正転映像として、顔の向きを変えることなく同時に得ることができる。すなわち、リアウインドウ60を介して得られる目視による後方視界と、目視では見ることができない運転者の死角領域のリアカメラ30による後方視界の正転映像とを同時に得ることができ、これにより車両周囲の確認領域を増大させることができる。
【0040】
次に、ステップS150で、運転者が変速機のリバース操作を終えてバックギア信号が解除されると、ステップS160でリアモニタ100の表示画像をリアカメラ30による後方視界情報から、元の外部映像装置71からのビデオ映像に切り替えられる。
【0041】
同時に、ステップS170で、ミラー駆動装置250を作動させ、後部ミラー200を収納位置202へ姿勢変更して収納する。また、ステップS180でモニタ駆動装置150を作動させリアモニタ100の姿勢をステップS130で記憶された初期状態に戻し、表示画面101を後部座席53、54の乗員の方向へ向けて、本後方視界表示装置の一連の作動を終了する。
【0042】
(第2実施形態)
本第2実施形態は、視界情報取得手段として第1実施形態と同じリアカメラ30以外に、左右の後視鏡である右および左ドアミラー81、82に配置されている右および左サイドカメラ310および320を備え、さらに、リアモニタ210には、右および左サイドカメラ310、320により取得された斜め後方視界情報を同一表示画面に同時に表示するものである。以下、図面に基づき説明する。
【0043】
図7は本第2実施形態の後方視界表示装置のシステム構成を示すブロック図である。また、図8は第2実施形態の装置の車室内における配置関係を示した側面図であり、図9は同じく配置関係を示した立面図である。さらに、図10は、映像の切替信号を発生するための切替スイッチ90の配置位置を示す図である。さらに、図11は、カメラ映像、モニタ映像およびミラー映像の関係を示す概念図である。上記第1実施形態と同一構成には同一符号を付して説明を省略する。また、リアカメラ30による後方視界情報は第1実施形態と同様、リアモニタ110に反転映像として表示されるものであるので説明を省略する。
【0044】
ECU11には、視界情報取得手段としての右サイドカメラ310および左サイドカメラ320と、第1実施形態と同様のリアカメラ30とが接続されている。右および左サイドカメラ310、320はそれぞれ、右ドアミラー81および左ドアミラー82に取り付けられ、図8に示す映像エリア311および321を撮影する。右および左サイドカメラ310、320が取得する斜め後方視界情報は、右および左ドアミラー81、82の反射面より直接斜め後方を見た正転映像に相当する。
【0045】
また、ECU11は、切替信号としての変速機のバックギア信号および切替スイッチ90からの画像切替信号を入力する。そして、これらの切替信号に応じて、リアモニタ手段であるリアモニタ110に表示する映像を、リアカメラ30が取得した後方視界情報に基づく映像、あるいは右および左サイドカメラ310、320が取得した斜め後方視界画像に基づく映像またはこれらの合成映像を選択して表示する。
【0046】
さらにECU11は、上記映像の切替に同期して、第1実施形態と同様、姿勢変更手段としてのモニタ駆動装置151およびミラー駆動装置251をそれぞれ駆動して、リアモニタ110および後部ミラー210のそれぞれの姿勢を制御し、運転者が後部ミラー210に映し出されるリアモニタ110の表示画像を見ることができるようにしている。
【0047】
リアモニタ110および後部ミラー210はそれぞれ上記第1実施形態と同じであるので説明を省略する。
【0048】
画像切替信号を出力する切替スイッチ90は、図10に示すように助手席52の背もたれ裏面、すなわち後部座席に面して設けられている。運転者は車両の後方視界を確認するために後ろを振り向くと同時に、助手席52の背もたれに左手を置いて、この切替スイッチ90を操作することにより、リアモニタ110の表示画像を切り替える。なお、切替スイッチ90の操作により、リアカメラ30による映像と左右サイドカメラ310、320による映像との切替の他に、図示しない他のカメラ、例えば車両VLの前部に設けたフロントカメラの映像等も切り替えたり、さらには各カメラの向きや拡大および縮小などができるようにしてもよい。
【0049】
次に、本第2実施形態における、各カメラにより取得された視界情報のリアモニタ110および後部ミラー210での表示形態について説明する。右サイドカメラ310および左サイドカメラ320が取得した視界情報は、図11(a)に示すように、それぞれ右および左ドアミラー81、82の反射面より直接斜め後方を見た正転映像であり、画面の右側および左側に自車映像が映り込んでいる。これらのカメラ映像は、ECU11にて、それぞれ左右を逆転した反転映像とされるとともに、リアモニタ110の画面上で、右側に右サイドカメラの反転映像、左側に左サイドカメラの反転映像が表示されるよう合成される。
【0050】
このようにリアモニタ110に表示された反転・合成画像が、後部ミラー210で反射されることにより、運転者は、後部ミラー210の反射面上で、左側に右サイドカメラ310による正転映像、および右側に左サイドカメラ320による正転映像が並んだ状態で目視視界に捉えることができる。
【0051】
したがって、運転者は、顔を車両後方に向けてリアウインドウ60越しに見える車両後方の目視視界と、後部ミラー210に映る右および左サイドカメラ310、320による正転映像とを同じ視界内に同時に得ることができるので、車両の周囲確認の範囲を広げることができる。さらに、運転者の死角領域を撮影した左右のサイドカメラ映像と運転者の目視視界とは同じ正転映像であるので、運転者は両者を混乱なく瞬時に認識することができる。
【0052】
なお、リアモニタ110は、図11(a)に示した左右サイドカメラによる斜め後方視界情報の反転・合成映像だけでなく、上記第1実施形態と同様のリアカメラ30による後方視界情報の反転映像も、切替スイッチ90の操作により適宜切り替えて表示してもよい。さらに、リアモニタ110は、図11(b)に示すように、左右のサイドカメラ310、320による斜め後方視界情報のそれぞれの反転映像の間に、リアカメラ30による後方視界情報の反転映像を合成した映像を表示するようにしてもよい。これらを後部ミラー210に映し出すことにより、運転者の死角領域の表示範囲を更に広げることができる。
【0053】
(第3実施形態)
本第3実施形態は、視界情報取得手段として第1および第2実施形態と同様にリアカメラ30を備えるとともに、車体右側の後視鏡である右ドアミラー81に車両の右方・斜め後方視界を撮影する右サイドカメラ310aを配置し、さらに、リアモニタ120には、右サイドカメラ310aにより取得された右方・斜め後方視界情報を表示し、この表示画像を左ドアミラー82の近傍に配置した左サイドミラー40に映して、運転者に左ドアミラー82に映る左斜め後方視界とともに提示するものである。以下、図面に基づき説明する。
【0054】
図12は本第3実施形態の後方視界表示装置のシステム構成を示すブロック図である。また、図13は第3実施形態の装置の車室内における配置関係を示した側面図であり、図14は同じく配置関係を示した立面図である。さらに、図15は、映像の切替信号を発生するためのタッチスイッチ91の配置位置を示す図であり、図16は、リアモニタ120の天井1における配置関係を示す図である。
【0055】
なお、上記第1および第2実施形態と同一構成には同一符号を付して説明を省略する。また、リアカメラ30による後方視界情報はリアモニタ120に反転映像として表示され、さらに後部ミラー220に正転映像が映し出されるものであり、リアカメラ30および後部ミラー220の配置位置、姿勢および後部ミラー220の姿勢を変更するミラー駆動装置252とともに第1および第2実施形態と同じであるので説明を省略する。
【0056】
ECU12には、視界情報取得手段としての右サイドカメラ310aと、第1および第2実施形態と同様のリアカメラ30とが接続されている。右サイドカメラ310aは、右ドアミラー81に取り付けられ、図14に示す車両VLの右方および斜め後方の映像エリア311aを撮影する。右サイドカメラ310aが取得する右方および斜め後方視界情報は、右ドアミラー81より直接右方および斜め後方を見た正転映像に相当する。
【0057】
また、ECU12は、切替信号としての変速機のバックギア信号およびタッチスイッチ91からの画像切替信号を入力する。そして、これらの切替信号に応じて、リアモニタ手段であるリアモニタ120に表示する映像を、リアカメラ30が取得した後方視界情報に基づく映像、あるいは右サイドカメラ310aが取得した右方・斜め後方視界画像に基づく映像、またはこれらの合成映像を選択して表示する。
【0058】
さらにECU12は、上記映像の切替に同期して、第1および第2実施形態と同様、姿勢変更手段としてのモニタ駆動装置152およびミラー駆動装置252をそれぞれ駆動して、リアモニタ120および後部ミラー220のそれぞれの姿勢を制御し、運転者が後部ミラー220および左サイドミラー40に映し出されるリアモニタ120の表示画像を見ることができるようにしている。
【0059】
画像切替信号を出力するタッチスイッチ91は、図15に示すように助手席52の背もたれ裏面、すなわち後部座席に面して設けられている。運転者は車両の後方視界を確認するために後ろを振り向くと同時に、助手席52の背もたれに左手を置いて、このタッチスイッチ91に触れることにより画像切替信号を発生させ、リアモニタ120の表示画像を切り替える。
【0060】
一方、左サイドミラー40は、車室内の左ドアミラー82の近傍、たとえば、助手席52の左前上部に配置され、運転者からこの左サイドミラー40に映されたリアモニタ120が見えるように予め位置、角度が設定されている。なお。左サイドミラー40は、運転者が右方・斜め後方視界を確認する必要がない場合には、目視視界確保のため、図示しない電動のミラー駆動装置により収納するようにすることができる。
【0061】
これに対して、リアモニタ120は、図16に示すように、第1および第2実施形態と同様、使用しない場合には車室天井1にAで示される位置に表示画面121を天井1に面するよう収納され、リアカメラ30による車両後方視界の反転映像を表示するときには、モニタ駆動装置152により、Bで示される位置に表示画面121を後部ミラー220の方向へ向けるよう姿勢が変更される。さらに、リアモニタ120は、右サイドカメラ310aによる車両の右方・斜め後方視界の正転映像を表示するときは、モニタ駆動装置152により、Cで示される位置に表示画面121を左サイドミラー40の方向へ向けるよう姿勢が変更される。
【0062】
次に、本第3実施形態における、右サイドカメラにより取得された視界情報のリアモニタ120および左サイドミラー40での表示形態について説明する。図17(a)に示すように、右サイドカメラ310aが取得した視界情報は、右ドアミラー81より車両の右方および斜め後方を見た正転映像であり、リアモニタ120がその正転映像のまま表示する。その結果、左サイドミラー40にはリアモニタ120の表示画像、すなわち、右サイドミラー310aによる正転映像を左右逆転させた反転映像が映る。
【0063】
一方、左ドアミラー82には、左ドアミラーの映像エリア821の反転映像が映っている。したがって、運転者は、車両の左斜め後方の視界を確認するために左ドアミラー82の方向へ顔を向けたとき、左ドアミラー82に映った車両の左斜め後方視界の反転映像と、左サイドミラー40に映った運転者からは死角方向にある車両の右方・斜め後方視界の反転映像と、を同一視界内に見ることができる。
【0064】
以上のように、本第3実施形態では、ECU12はバックギア信号に基づきリアモニタ120への表示画像を視界情報取得手段としてのリアカメラ30による車両後方視界情報の反転映像とするとともに、タッチスイッチ91からの画像切替信号により、リアモニタ120の表示画像を右サイドカメラ310aによる右方・斜め後方視界画像の正転映像を表示する。更に、ECU12は、右サイドカメラ310aによる正転映像を表示する際に、モニタ駆動装置152を作動させリアモニタ120の表示画面121を左ドアミラー82の近傍に配置した左サイドミラー40に向くようリアモニタ120の姿勢を変更し、運転者が左サイドミラー40に映し出されたリアモニタ120の表示画面121を見ることができるようにしている。
【0065】
したがって、本第3実施形態によれば、第1および第2実施形態と同様、運転者がリアウインドウ60越しに車両後方視界を目視により確認する場合に、リアウインドウ60の外縁部に設けた後部ミラー220に、車両後方の運転者の死角領域を撮像したリアカメラ30の正転映像を映し出すことにより、運転者は、目視による後方視界確認と後部ミラー220の正転映像による死角領域の確認とを、顔の向きを変えることなく同一視界で同時に行うことができる。
【0066】
さらに、本第3実施形態では、運転者が左斜め後方視界を確認するために、左ドアミラー82の方向へ顔を向けたとき、同一視界内にある左サイドミラー40に、右サイドカメラ310aにより取得された運転者の後ろの死角領域に当たる車両の右方・斜め後方視界情報の反転映像を映し出すので、顔の向きを変えることなく、左斜め後方視界と右方・斜め後方視界とを同じ反転映像として同時に確認することができる。
【0067】
なお、リアモニタ120は、図17(b)に示すように、右サイドカメラ310aによる右方・斜め後方視界情報の正転映像に、リアカメラ30による正転映像を合成した映像を表示するようにしてもよい。これを左サイドミラー40に映し出すことにより、運転者の死角領域の表示範囲を更に広げることができる。
【0068】
(他の実施形態)
上記各実施形態では後部ミラー200は、使用しない場合、反射面201を単に、車室天井1に面するように収納するものを示したが、これに限らず、例えば図18に示すように、後部ミラー230を使用しない場合はケース233に収納して埃等より反射面231を保護するとともに、使用時にはケース233より引き出され、さらに、反射面231の向きを運転者の視点方向IPに向けるようにしてもよい。この収納および姿勢変更は、手動でも、あるはミラー駆動装置253によって電動で行ってもよい。
【0069】
また、後部ミラー240を、図19に示すように、リアウインドウ61の下方外縁部に配置してもよい。すなわち、後部ミラー240を後部座席53、54の背もたれとリアウインドウ60との間のリアトレイ61内に収納し、使用時にリアトレイ61より立設させ、さらに反射面241をリアモニタ100からの入射像を運転者の視点位置IP方向へと反射させるように姿勢を変更するようにしてもよい。
【0070】
一方、上記各実施形態ではリアモニタ100は、車室内天井1において運転席51および助手席52と後部座席53、54との間に配置するものを示したが、これに限らず、通常、後部座席用のビデオモニタ装置として配置されるいかなる位置であってもよい。例えば、運転席51または助手席52のヘッドレスト背部や、運転席の背もたれと助手席の背もたれとの間のセンターコンソール上、さらには後部座席の中央のアームレスト上などに設けてもよい。
【0071】
これらの場合も、リアモニタの表示画面は、後部座席の乗員方向に向けられて配置され、この表示画面に表示される映像(視界情報取得手段による映像)を後部ミラーに反射させて運転者の視点位置IPへ導くよう、リアモニタおよび後部ミラーの姿勢を決めることができる。
【0072】
また、上述したリアモニタと後部ミラーとの配置関係は種々の組み合わせが可能であり、これらの組み合わせにより、後部座席の乗員がビデオなどの外部映像モニタとして使用するリアモニタを、運転者が車両周囲確認のためも適宜利用できることに効果がある。
【0073】
さらに、上記各実施形態では、運転席51は、右ハンドル車として車両VLの右側にある例を示したが、左ハンドル車にも用いることができる。この場合には、それぞれの実施形態におけるリアモニタ手段およびミラー手段の姿勢を左側の運転者の視点位置に適応できるよう設定することができる。
【0074】
また、第3実施形態においても左ハンドル車用として、本発明を適用できる。すなわち、運転者の死角領域となる左方・斜め後方視界を撮影するために運転席側の左ドアミラー82に左サイドカメラを設け、運転者が助手席側の右ドアミラー81により右斜め後方視界を確認するときに、車室内の右ドアミラー81近傍に配置した右サイドミラーに、リアモニタ220に表示される左サイドカメラの正転映像の反転映像をさせ、同一視界内で両者を同時に確認することができる。
【0075】
なお、後部ミラー100は、運転者がリアモニタの表示画面の確認に適当な表示範囲となるよう、平面鏡あるいは凹面鏡、さらには凸面鏡などを適宜選択することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の後方視界表示装置のシステム構成を示すブロック図である。
【図2】第1実施形態の後方視界表示装置の車室内における配置関係を示した図である。
【図3】リアモニタの車室天井における配置関係を示す図である。
【図4】後部ミラーの車室天井における配置関係を示す図である。
【図5】車室内で後方を望むときの後部ミラーとリアウインドウとの関係を示す図である。
【図6】後方視界表示装置のECUが実行する制御ルーチンについてのフローチャートである。
【図7】第2実施形態の後方視界表示装置のシステム構成を示すブロック図である。
【図8】第2実施形態の後方視界表示装置の車室内における配置関係を示した図である。
【図9】第2実施形態の後方視界表示装置の車室内における配置関係を示した立面図である。
【図10】切替スイッチの配置位置を示す図である。
【図11】(a)、(b)はともに、第2実施形態におけるカメラ映像、リアモニタ映像およびミラー映像の関係を示す概念図である。
【図12】第3実施形態の後方視界表示装置のシステム構成を示すブロック図である。
【図13】第3実施形態の後方視界表示装置の車室内における配置関係を示した図である。
【図14】第3実施形態の後方視界表示装置の車室内における配置関係を示した立面図である。
【図15】タッチスイッチの配置位置を示す図である。
【図16】リアモニタの車室天井における配置関係を示す図である。
【図17】(a)、(b)はともに、第3実施形態におけるカメラ映像、リアモニタ映像およびミラー映像の関係を示す概念図である。
【図18】後部ミラーの他の実施形態を示す図である。
【図19】後部ミラーの他の実施形態を示す図である。
【符号の説明】
10…映像制御用ECU、30…リアカメラ、100…リアモニタ、
150…モニタ駆動装置、200…後部ミラー、250…ミラー駆動装置。

Claims (10)

  1. 車両に配置され、該車両の周囲の所定視界の光学像を視界情報として取得する視界情報取得手段(10、11、12、30、310、310a、320)と、
    車室内に配置され、表示画面(101、111、121)に前記取得された視界情報を映像として表示するリアモニタ手段(10、11、12、100、110、120)と、
    車室内に配置され、反射面(201、211、221)で前記リアモニタ手段に表示された映像を反射して前記車両の運転者に提示するミラー手段(40、200、210、220、230、240)とを備え
    前記リアモニタ手段は、少なくとも2つの映像信号に対して、切替信号により、一方の映像信号である前記視界情報の映像と、他方の映像とを切り替えて表示するものであり、
    さらに当該後方視界表示装置は、前記切替信号により、前記反射面が前記運転者に向くよう前記ミラー手段の姿勢を変更する姿勢変更手段(250、251、252、253)を備えることを特徴とする車両の後方視界表示装置。
  2. 前記リアモニタ手段は、前記取得された視界情報を左右逆向きの反転映像として表示することを特徴とする請求項に記載の車両の後方視界表示装置。
  3. 前記視界情報取得手段は、前記車両の後部に設けられ、前記車両の後方視界の光学像を取得するリアカメラ(30)であり、
    前記ミラー手段は、前記運転者の後方に配置されている後部ミラー(200、210、220、230、240)であることを特徴とする請求項に記載の車両の後方視界表示装置。
  4. 前記視界情報取得手段は、前記車両の左右いずれか一方の斜め後方視界の光学像を取得するサイドカメラ(310a)であり、前記ミラー手段は、前記車両の左右の他方の後視鏡近傍に配置されているサイドミラー(40)であることを特徴とする請求項に記載の車両の後方視界表示装置。
  5. 前記視界情報取得手段は、車両の左右のそれぞれの斜め後方視界の光学像を取得する左および右サイドカメラ(310、320)であり、
    前記ミラー手段は、前記運転者の後方に配置されている後部ミラー(210)であり、
    前記リアモニタ手段は、前記切替信号により、前記左斜め後方視界の左右反転映像と前記右斜め後方視界の左右反転映像との少なくとも一方を表示することを特徴とする請求項に記載の車両の後方視界表示装置。
  6. 前記リアモニタ手段は、2つの映像を前記表示画面の左右に同時に表示するとともに、前記左斜め後方視界の左右反転映像を前記表示画面の左側に、および前記右斜め後方視界の左右反転映像を前記表示画面の右側にそれぞれ表示することを特徴とする請求項に記載の車両の後方視界表示装置。
  7. 車両に配置され、該車両の周囲の所定視界の光学像を視界情報として取得する視界情報取得手段(10、11、12、30、310、310a、320)と、
    車室内に配置され、表示画面(101、111、121)に前記取得された視界情報を映像として表示するリアモニタ手段(10、11、12、100、110、120)と、
    車室内に配置され、反射面(201、211、221)で前記リアモニタ手段に表示された映像を反射して前記車両の運転者に提示するミラー手段(40、200、210、220、230、240)とを備え、
    前記リアモニタ手段は、少なくとも2つの映像信号に対して、切替信号により、一方の映像信号である前記視界情報の映像と、他方の映像とを切り替えて表示し、
    前記リアモニタ手段は、前記取得された視界情報を左右逆向きの反転映像として表示し、
    前記視界情報取得手段は、車両の左右のそれぞれの斜め後方視界の光学像を取得する左および右サイドカメラ(310、320)であり、
    前記ミラー手段は、前記運転者の後方に配置されている後部ミラー(210)であり、
    前記リアモニタ手段は、前記切替信号により、前記左斜め後方視界の左右反転映像と前記右斜め後方視界の左右反転映像との少なくとも一方を表示し、
    前記リアモニタ手段の表示画面は運転席よりも車両後方に配置されて車両後方側に向いており、かつ前記ミラー手段よりも車両前方に配置され、前記ミラー手段の反射面は車両前方の運転席の方向に向くように配置され、
    前記リアモニタ手段は、2つの映像を前記表示画面の左右に同時に表示するとともに、前記左斜め後方視界の左右反転映像を前記表示画面の左側に、および前記右斜め後方視界の左右反転映像を前記表示画面の右側にそれぞれ表示することを特徴とする車両の後方視界表示装置。
  8. 前記切替信号により、前記反射面が前記運転者に向くよう前記ミラー手段の姿勢を変更する姿勢変更手段(250、251、252、253)を備えることを特徴とする請求項に記載の車両の後方視界表示装置。
  9. 前記姿勢変更手段は、前記切替信号により、さらに前記表示画面が前記ミラー手段に向くように前記リアモニタ手段の姿勢を変更することを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1つに記載の車両の後方視界表示装置。
  10. 車両に配置され、該車両の周囲の所定視界の光学像を視界情報として取得する視界情報取得手段(10、11、12、30、310、310a、320)と、
    車室内に配置され、表示画面(101、111、121)に前記取得された視界情報を映像として表示するリアモニタ手段(10、11、12、100、110、120)と、
    車室内に配置され、反射面(201、211、221)で前記リアモニタ手段に表示された映像を反射して前記車両の運転者に提示するミラー手段(40、200、210、220、230、240)とを備え、
    前記リアモニタ手段は、少なくとも2つの映像信号に対して、切替信号により、一方の映像信号である前記視界情報の映像と、他方の映像とを切り替えて表示するものであり、
    前記視界情報取得手段は、前記車両の後部に設けられ前記車両の後方視界の光学像を取得するリアカメラ(30)と、前記車両の左右いずれか一方の斜め後方視界の光学像を取得するサイドカメラ(310a)とを備え、
    前記ミラー手段は、前記運転者の後方に配置されている後部ミラー(220)と、前記車両に設けられている左右の他方の後視鏡(82)近傍に配置されているサイドミラー(40)とを備え、
    前記リアモニタ手段は、姿勢変更手段(152)を備え、前記切替信号により、前記リアカメラにより取得された後方視界の光学像の左右逆向きの反転映像を表示するときは前記姿勢変更手段により前記表示画面を前記後部ミラーへ向けるとともに、前記サイドカメラによる左右いずれか一方の斜め後方視界の光学像の左右正転映像を表示するときは前記姿勢変更手段により前記表示画面を前記サイドミラーへ向けるように姿勢を変更することを特徴とす車両の後方視界表示装置。
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