JP4082069B2 - 組電池の異常検出装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の単位セルを直列に接続して構成される組電池の異常を検出する組電池の異常検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電気自動車やハイブリッド電気自動車においては、走行駆動源の一つとして、複数個の充電可能な二次電池(単位セル)を直列に接続して構成される組電池が用いられる。電気自動車に使用される組電池の電圧は、一般的に300V以上にも達するため、例えば単位セルとして正負極端子間電圧が3.5Vのリチウムイオン二次電池を用いる場合には、90個前後の単位セルが直列に接続されることになる。このような組電池においては、個々のセルの状態を把握しながら充放電制御を行うのが一般的であり、セルの正負極端子間電圧に異常があるか否かを検出する異常検出回路を各セルごとに設けて、セルに異常を検出した時には充放電制御側に異常検出信号を送出している。従来の組電池の異常を検出する装置としては、特開2001−25173号公報に開示されている組電池の異常判定装置がある。
【0003】
図7は、従来の組電池の異常を検出する装置の一例を示すブロック図である。組電池1は、充電可能な複数のセルC1〜Cnを直列に接続して構成されている。異常検出回路S1〜Snは、各セルC1〜Cnごとに設けられ、対応するセルの正負極端子間電圧が第1の所定電圧より上昇して過充電状態になったことを検出し、また、正負極端子間電圧が第2の所定電圧より下降して過放電状態になったことを検出する。異常検出回路S1〜Snにて、対応するセルC1〜Cnの異常が検出された時は、異常検出信号が出力される。
【0004】
各異常検出回路S1〜Snとそれぞれ接続されているアイソレータT1〜Tnは、対応する異常検出回路S1〜Snから出力される異常検出信号を電気的に絶縁する。電気自動車用の組電池では、上述したように、最上位の異常検出回路S1の出力電圧レベルと、最下位の異常検出回路Snの出力電圧レベルとの電圧差は300V以上にもなるため、全ての異常検出回路S1〜Snの出力電圧レベルを一緒に取り扱うことはできない。従って、異常検出回路S1〜Snの出力側にアイソレータT1〜Tnを設けて、異常検出回路S1〜Snから出力される異常検出信号を電気的に絶縁している。
【0005】
各アイソレータT1〜Tnは、オア回路U0と接続されている。オア回路U0は、アイソレータT1〜Tnにて電気的に絶縁された異常検出信号の論理和を演算し、演算結果を充放電制御側に出力する。少なくとも1つの異常検出回路S1〜Snにてセルの異常が検出された場合は、オア回路U0からセルに異常が発生している旨の信号が出力される。
【0006】
図7に示した従来の組電池の異常検出装置に対して、異常検出回路S1〜Snおよびオア回路の一部をIC化した時のブロック図の一例を図8に示す。図7に示すブロック図と同一の構成要素については、同一の符号を付して動作説明は省略する。
【0007】
図8に示すブロック図では、3個の異常検出回路に対して1つのオア回路が設けられている。例えば、異常検出回路S1〜S3から出力される異常検出信号の論理和がオア回路U1にて演算されて、演算結果がアイソレータT1に出力される。すなわち、IC(1)〜IC(N)は、3個の異常検出回路と1つのオア回路とを備え、20〜30V程度の耐圧を持つ汎用的なバイポーラプロセスを用いることにより、3個のセルの異常検出部分をIC化している。
【0008】
IC(1)〜IC(N)内のオア回路U1〜UNにて論理和演算が行われた結果(異常検出信号)は、対応するアイソレータT1〜TNを介してオア回路U0に入力される。すなわち、3個の異常検出回路から出力される異常検出信号の論理和を演算するオア回路U1〜UNを各IC(1)〜IC(N)に設けることにより、図7に示す組電池の異常検出装置に比べて、アイソレータT1〜Tnの数を3分の1に減らすことができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の組電池の異常検出装置では、組電池を構成するセルの数と同等もしくは、異常検出部分のIC化を行った場合でもICの数と同程度の数(図8では、セル数の3分の1)のアイソレータが必要となる。現状では、アイソレータが非常に高価なものであるために、結果的に組電池の異常検出装置のコストが高くなるという問題があった。
【0010】
本発明の目的は、アイソレータを用いずに組電池を構成するセルの異常を検出する組電池の異常検出装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
一実施の形態を示す図1を参照して本発明を説明する。
(1)請求項1の発明は、充放電可能なn個(nは3以上の自然数)のセルを直列に接続して構成される組電池の異常を検出する組電池の異常検出装置において、n個のセルごとに設けられて、対応するセルの異常を検出する異常検出手段と、最上位のセルに対応する第1の異常検出手段からの出力と、最上位より1つ下位のセルに対応する第2の異常検出手段からの出力との論理和を演算する第1の論理和演算手段と、第(k−1)の論理和演算手段からの出力と、最上位よりkだけ下位のセルに対応する第kの異常検出手段からの出力との論理和を演算する第k{kは2以上(n−1)以下の全ての自然数}の論理和演算手段とを備えることにより、上記目的を達成する。
(2)請求項2の発明は、請求項1の組電池の異常検出装置において、第m{mは2以上(n−2)以下の自然数}の論理和演算手段に入力される信号の電圧は、最上位よりmだけ下位のセルの負極端子電圧を基準とし、第mの論理和演算手段は、最上位より(m+1)だけ下位のセルの負極端子電圧を基準とする電圧レベルの信号を出力することを特徴とする。
(3)請求項3の発明は、請求項2の組電池の異常検出装置において、第1の異常検出手段は、出力信号の電圧レベルを最上位のセルより1つ下位のセルの負極端子電圧を基準とする電圧レベルに変換する電圧レベル変換機能を備えることを特徴とする。
(4)請求項4の発明は、請求項2の組電池の異常検出装置において、第1の異常検出手段と第1の論理和演算手段との間に設けられ、第1の異常検出手段からの出力信号の電圧レベルを最上位のセルより1つ下位のセルの負極端子電圧を基準とする電圧レベルに変換して、第1の異常検出手段からの出力信号を第1の論理和演算手段に出力する電圧レベル変換手段をさらに備えることを特徴とする。
(5)請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれかの組電池の異常検出装置において、第(n−1)の論理和演算手段からの出力を組電池の最終的な異常検出信号とすることを特徴とする。
(6)請求項6の発明は、請求項1〜5のいずれかの組電池の異常検出装置において、異常検出手段は、対応するセルの正負極端子間電圧が第1の所定電圧以上である状態または第2の所定電圧以下である状態を検出することにより、対応するセルが異常であると判断することを特徴とする。
(7)請求項7の発明は、請求項1〜6のいずれかの組電池の異常検出装置において、(n−1)個の異常検出手段および論理和演算手段の少なくとも一部をIC化することを特徴とする。
【0012】
なお、上記課題を解決するための手段の項では、本発明をわかりやすく説明するために実施の形態の図1と対応づけたが、これにより本発明が実施の形態に限定されるものではない。
【0013】
【発明の効果】
本発明によれば、次のような効果を奏する。
(1)請求項1〜7の発明によれば、充放電可能なn個(nは3以上の自然数)のセルを直列に接続して構成される組電池の異常を検出する組電池の異常検出装置において、n個のセルごとに設けられて、対応するセルの異常を検出する異常検出手段と、最上位のセルに対応する第1の異常検出手段からの出力と、最上位より1つ下位のセルに対応する第2の異常検出手段からの出力との論理和を演算する第1の論理和演算手段と、第(k−1){kは2以上(n−1)以下の自然数}の論理和演算手段からの出力と、最上位よりkだけ下位のセルに対応する第kの異常検出手段からの出力との論理和を演算する第kの論理和演算手段とを備えることにより、アイソレータを用いることなく、組電池の異常を検出することができる。
(2)請求項2の発明によれば、第m{mは2以上(n−2)以下の自然数}の論理和演算手段に入力される信号の電圧は、最上位よりmだけ下位のセルの負極端子電圧を基準とし、第mの論理和演算手段は、最上位より(m+1)だけ下位のセルの負極端子電圧を基準とする電圧レベルの信号を出力するので、電圧レベルを統一して入力信号、出力信号を扱うことができる。
(3)請求項3の発明によれば、第1の異常検出手段は、出力信号の電圧レベルを最上位のセルより1つ下位のセルの負極端子電圧を基準とする電圧レベルに変換する電圧レベル変換機能を備えるので、第1の異常検出手段からの出力の電圧レベルと第1の論理和演算手段に入力される信号の電圧レベルが相違するのを防ぐことができる。
(4)請求項4の発明によれば、第1の異常検出手段と第1の論理和演算手段との間に電圧レベル変換手段を設けるので、第1の異常検出手段からの出力の電圧レベルと第1の論理和演算手段に入力される信号の電圧レベルが相違するのを防ぐことができる。
(5)請求項6の発明によれば、セルの正負極端子間電圧が第1の所定電圧以上である状態または第2の所定電圧以下である状態を検出することにより、確実にセルの異常を検出することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
−第1の実施の形態−
図1は、本発明による組電池の異常検出装置の第1の実施の形態の構成を示す図である。組電池1は、充放電可能な複数のセルC1〜Cnを直列に接続して構成されている。各セルC1〜Cnごとに設けられている異常検出回路S1〜Snは、対応するセルの正負極端子間電圧が第1の所定電圧より上昇して過充電状態になったことを検出し、または、正負極端子間電圧が第2の所定電圧より下降して過放電状態になったことを検出する。異常検出回路S1〜Snにて、対応するセルC1〜Cnが過充電状態または過放電状態となる異常が検出された時は、異常検出信号が出力される。
【0015】
オア回路U2〜Unは、2つの入力信号の論理和を演算し、演算結果を出力する回路であり、セルC1〜Cnの数よりも1個少ないn−1個設けられている。本明細書では、組電池1の高電位側を上位、低電位側を下位と呼ぶことにして、異常検出回路S1〜Snおよびオア回路U2〜Unの関係を説明する。オア回路U2には、最上位の異常検出回路S1の出力信号と、異常検出回路S1に対して1つ下位の異常検出回路S2の出力信号とが入力される。オア回路U2の出力信号は、1つ下位のオア回路U3に入力される。
【0016】
オア回路U3には、1つ上位のオア回路U2の出力信号と、異常検出回路S3の出力信号とが入力されて、出力信号が1つ下位のオア回路U4に出力される。オア回路U4以下のオア回路U4〜Un−1についても同様に、1つ上位のオア回路の出力信号と、同位の異常検出回路の出力信号とが入力されて、論理演算結果である出力信号が1つ下位のオア回路に出力される。ここでの「同位の異常検出回路」とは、オア回路Uk(kは2以上n以下の整数)に対する異常検出回路Skのことである。
【0017】
最下位のオア回路Unには、1つ上位のオア回路Un−1の出力信号と、同位の異常検出回路Snの出力信号とが入力される。各オア回路U2〜Unは、入力される信号の論理和を演算するので、いずれか1つの異常検出回路S1〜Snが異常検出信号を出力すると、オア回路Unは、組電池1が異常である旨の信号を充放電制御側に出力する。
【0018】
図2は、本実施の形態における組電池の異常検出装置を構成するオア回路の詳細な構成を示す図であり、オア回路U2〜Unのうち、オア回路Un−1およびUnの構成を示している。オア回路Un−1は、抵抗R1,R2,R3,R4と、PNPトランジスタQ1と、NPNトランジスタQ2とを備える。同様に、オア回路Unは、抵抗R11,R12,R13,R14と、PNPトランジスタQ11と、NPNトランジスタQ12とを備える。
【0019】
抵抗R1の一方の端子は、異常検出回路Sn−1と接続されており、オア回路Un−1の入力端子となっている。抵抗R1の他端は、抵抗R2の一端およびPNPトランジスタQ1のベース端子と接続されている。PNPトランジスタQ1のエミッタ端子は、抵抗R2の他端と共にセルCn−1の正極端子と接続されており、コレクタ端子は、直列に接続されている抵抗R3と抵抗R4とを介してセルCnの負極端子と接続されている。
【0020】
NPNトランジスタQ2のベース端子は、抵抗R3と抵抗R4の接続部分に接続されている。また、NPNトランジスタQ2のエミッタ端子は、セルCnの負極端子と接続されており、コレクタ端子は、オア回路Un−1の出力端子となっている。なお、オア回路Un−1の入力端子、すなわち、抵抗R1の一方の端子には、オア回路Un−2の出力端子および異常検出回路Sn−1の出力端子の両端子がワイヤードオアで接続されている。
【0021】
オア回路Unにおいても同様に、抵抗R11の一方の端子は、オア回路Unの入力端子となっており、抵抗R11の他端は、抵抗R12の一端およびPNPトランジスタQ11のベース端子と接続されている。PNPトランジスタQ11のエミッタ端子は、抵抗R12の他端と共にセルCnの正極端子と接続されており、コレクタ端子は、直列に接続されている抵抗R13と抵抗R14とを介してセルCnの負極端子と接続されている。
【0022】
NPNトランジスタQ12のベース端子は、抵抗R13と抵抗R14の接続部分に接続されている。また、NPNトランジスタQ12のエミッタ端子は、セルCnの負極端子と接続されており、コレクタ端子は、オア回路Unの出力端子となっている。なお、オア回路Unの入力端子、すなわち、抵抗R11の一方の端子には、オア回路Un−1の出力端子、すなわち、NPNトランジスタQ2のコレクタ端子および異常検出回路Snの出力端子の両端子がワイヤードオアで接続されている。
【0023】
図3は、図2に示すオア回路の動作を説明するための動作波形図である。以下では、単セルC1〜Cnとして正負極端子間電圧が3.5Vであるリチウムイオン二次電池を用いるとともに、異常検出回路S1〜Snとしてオア回路U2〜Unと同様のNPNトランジスタによるオープンコレクタ出力形式を用いた場合について説明する。最下位のセルCnの負極端子電圧を0Vとすると、セルCnの正極端子電圧、すなわち、セルCn−1の負極端子電圧は3.5Vであり、セルCn−1の正極端子電圧は7Vとなる。
【0024】
オア回路Un−1の動作について説明する。オア回路Un−1に信号を出力する異常検出回路Sn−1およびオア回路Un−2からの出力信号がない場合、すなわち、オア回路Un−1の入力端子に接続されているNPNトランジスタ(図2のQaおよびQb)が共にオフの場合には、抵抗R1およびR2には電流が流れない。従って、オア回路Un−1の入力端子の電圧とPNPトランジスタQ1のベース端子の電圧は、セルCn−1の正極端子電圧と同電位である7Vとなる(図3のY1)。すなわち、PNPトランジスタQ1はオフ状態である。
【0025】
PNPトランジスタQ1がオフであることから抵抗R3およびR4には電流が流れず、PNPトランジスタQ1のコレクタ端子の電圧と、NPNトランジスタQ2のベース端子の電圧は、セルCnの負極端子電圧と同じ0Vとなる(図3のY3)。すなわち、NPNトランジスタQ2もオフとなっており、オア回路Un−1からの出力信号も無い状態である。
【0026】
これに対して、異常検出回路Sn−1またはオア回路Un−2のいずれか一方または双方から出力信号がある場合、すなわち、オア回路Un−1の入力端子に接続されているNPNトランジスタ(図2のQaおよびQb)のいずれか一方または双方がオンしている場合には、オンしているNPNトランジスタを介して、抵抗R1およびR2に電流が流れる。この場合、オア回路Un−1の入力端子は、セルCnの正極端子(セルCn−1の負極端子)の電圧である3.5V近い電圧まで下降するので(図3のY2)、PNPトランジスタQ1のベース端子電圧もPNPトランジスタQ1がオンするに足る電圧まで下降する。
【0027】
この結果、PNPトランジスタQ1はオンして、抵抗R3およびR4に電流が流れるので、PNPトランジスタQ1のコレクタ端子電圧は、セルCn−1の正極端子電圧である7V近い電圧まで上昇する(図3のY4)。これに伴い、NPNトランジスタQ2のベース端子電圧もNPNトランジスタQ2がオンするに足る電圧まで上昇するので、NPNトランジスタQ2もオンする。すなわち、オア回路Un−1からオア回路Unに出力される出力信号がある状態となる。
【0028】
オア回路Unに信号を出力する異常検出回路Snおよびオア回路Un−1からの出力信号がない場合、すなわち、オア回路Unの入力端子に接続されているNPNトランジスタ(図2のQcおよびQ2)が共にオフの場合には、抵抗R11およびR12には電流が流れない。従って、オア回路Unの入力端子の電圧は、セルCnの正極端子電圧と同電位である3.5Vとなる(図3のY5)。この状態から、NPNトランジスタQcおよびQ2のいずれか一方または双方がオンすることにより、異常検出回路Snおよびオア回路Cn−1のいずれか一方または双方から出力信号が出力される状態に遷移すると、抵抗R11およびR12に電流が流れて、オア回路Cnの入力端子の電圧はセルCnの負極端子電圧の0Vに近い電圧まで下降する(図3のY6)。
【0029】
すなわち、オア回路Un−1は、2つの入力信号の論理和を演算して、演算結果を出力すると共に、出力信号の電圧レベルを1つ下位のセルCnの負極端子電圧を基準とする電圧レベルに変換して下位のオア回路Cnに出力することが可能となる。従って、従来の組電池の異常検出装置のように、アイソレータを設ける必要がない。上述した説明では、オア回路Un−1について説明したが、他のオア回路U2〜Un−2についても同じである。すなわち、オア回路Ukに入力される信号の電圧は、セルCkの負極端子電圧が基準とされるので、オア回路Ukから出力される信号の電圧レベルをセルCk+1の負極端子電圧に変換することにより、入力信号および出力信号の電圧レベルを統一することができる。
【0030】
次に、オア回路Unの動作について説明する。異常検出回路Snおよびオア回路Un−1からの出力信号がない場合、すなわち、オア回路Unの入力端子に接続されているNPNトランジスタ(図2のQcおよびQ2)が共にオフの場合には、抵抗R11およびR12には電流が流れない。従って、オア回路Unの入力端子の電圧およびPNPトランジスタQ11のベース端子電圧は、セルCnの正極端子電圧と同電位である3.5Vとなる(図3のY5)。すなわち、PNPトランジスタQ11はオフ状態である。
【0031】
PNPトランジスタQ11がオフであることから抵抗R13およびR14には電流が流れず、PNPトランジスタQ11のコレクタ端子の電圧と、NPNトランジスタQ12のベース端子の電圧は、セルCnの負極端子電圧と同じ0Vとなる(図3のY7)。すなわち、NPNトランジスタQ12もオフとなっており、オア回路Unからの出力信号は無い状態である。
【0032】
これに対して、異常検出回路Snまたはオア回路Un−1のいずれか一方または双方から出力信号がある場合、すなわち、オア回路Unの入力端子に接続されているNPNトランジスタ(図2のQcおよびQ2)のいずれか一方または双方がオンしている場合には、オンしているNPNトランジスタを介して、抵抗R11およびR12に電流が流れる。この場合、オア回路Unの入力端子は、セルCnの負極端子電圧である0V近い電圧まで下降するので(図3のY6)、PNPトランジスタQ11のベース端子電圧もPNPトランジスタQ11がオンするに足る電圧まで下降する。
【0033】
この結果、PNPトランジスタQ11はオンして、抵抗R13およびR14に電流が流れるので、PNPトランジスタQ11のコレクタ端子電圧は、セルCnの正極端子電圧である3.5V近い電圧まで上昇する(図3のY8)。これに伴い、NPNトランジスタQ12のベース端子電圧もNPNトランジスタQ12がオンするに足る電圧まで上昇するので、NPNトランジスタQ12もオンする。すなわち、オア回路Unから充放電制御側に出力信号が出力される。各オア回路は、同位の異常検出回路からの出力信号と1つ上位のオア回路からの出力信号との論理和を演算して、1つ下位のオア回路に出力するので、いずれか1つの異常検出回路S1〜Snにてセルの異常が検出された時には、最下位のオア回路Unから充放電制御側に異常検出信号が出力されることになる。
【0034】
−変形例−
なお、オア回路U2には、異常検出回路S1および異常検出回路S2からの出力信号が入力されるため、異常検出回路S1からの出力とオア回路U2の入力との間に基準電圧レベルの違いが存在する。この問題を解決するために、図4に示すように、異常検出回路S1の出力端子とオア回路U2の入力端子との間に、図2に示したオア回路Un−1と同一の回路U1を挿入する構成とすることができる。すなわち、図2に示したオア回路Un−1と同一構成のレベル変換回路(オア回路)を挿入することにより、異常検出回路S1の出力信号の電圧レベルを1つ下位のセルC2の負極端子電圧の電圧レベルに変換して、オア回路U2に入力することができる。
【0035】
第1の実施の形態における組電池の異常検出装置の構成についてまとめておく。第1の実施の形態の組電池の異常検出装置は、n個の異常検出回路S1〜Snと、(n−1)個のオア回路U2〜Unとを備える。組電池1が、充放電可能なn個(nは3以上の自然数)のセルを直列に接続して構成される場合、異常検出回路S1〜Snは、n個のセルごとに設けられて、対応するセルの異常を検出する。オア回路U2は、最上位のセルC1に対応する異常検出回路S1からの出力と、最上位より1つ下位のセルC2に対応する異常検出回路S2からの出力との論理和を演算する。オア回路Uk{kは3以上n以下の自然数}は、オア回路Uk−1からの出力と、最上位よりk−1だけ下位のセルCkに対応する異常検出回路Skからの出力との論理和を演算する。オア回路Ukから出力される信号の電圧レベルをセルCk−1の負極端子電圧に変換してから信号を出力するので、アイソレータを設ける必要がない。
【0036】
−第2の実施の形態−
図5は、第2の実施の形態における組電池の異常検出装置の構成を示す図である。第2の実施の形態における組電池の異常検出装置では、図4に示す組電池の異常検出装置の異常検出回路S1〜Snの一部とオア回路U1〜Unの一部をIC化している。図5において、IC(1)〜IC(N)は、それぞれ3個の異常検出回路と3個のオア回路とを備えたICである。例えば、IC(N)は、異常検出回路Sn−2〜Snと、オア回路Un−2〜Unとを備える。
【0037】
図6は、図5に示したIC(N)の詳細な構成を示す図である。各IC内の異常検出回路およびオア回路の接続構成は、図4に示す異常検出回路およびオア回路の接続構成と同じである。図6において、端子V1はIC(N)内の高位のセルCn−2の正極端子と接続されており、端子V2は高位のセルCn−2の負極端子および中位のセルCn−1の正極端子が接続されている。端子V3は中位のセルCn−1の負極端子および下位のセルCnの正極端子が接続されており、端子V4は下位のセルCnの負極端子が接続されている。
【0038】
端子INは、IC(N)より1つ上位のIC(N−1)内に設けられているオア回路Un−3からの出力信号が入力される入力端子であり、端子OUTは下位のオア回路Unの出力端子である。IC(N)を除く他のICのOUT端子は、1つ下位のICの入力端子である端子INと接続されているが、IC(N)のOUT端子には、充放電制御側に最終出力するためのインタフェイス回路が接続されている。
【0039】
第1の実施の形態における組電池の異常検出装置と同様に、組電池1を構成するセルとして、正負極端子間電圧が3.5Vであるリチウムイオン二次電池を用いた場合について説明する。端子V4の電圧を基準電圧の0Vとすると、端子V3の電圧は3.5V、端子V2の電圧は7V、端子V1の電圧は10.5Vとなる。端子INの電圧は、異常検出回路Sn−2および1つ上位のIC(N−1)からの出力の状態に応じて、端子V2の電圧値から端子V1よりセル1個分の電圧値だけ高い電圧値までの値、すなわち、7V〜13.5V前後の値を取り得る。
【0040】
一方、端子OUTの電圧は、異常検出回路Snおよびオア回路Un−1の出力の状態に応じて、端子V3の電圧値から端子V4よりセル1個分の電圧値だけ低い電圧値までの値、すなわち、3.5V〜−3.5V前後の値を取り得る。すなわち、IC(N)の取り得る電圧範囲は、-3.5V〜13.5V前後となるので、20〜30V程度の耐圧を持つ汎用的なバイポーラプロセスを用いることにより、組電池1の異常検出部分を容易にIC化することができる。
【0041】
以上、組電池1の異常検出部分を一部IC化した第2の実施の形態における組電池の異常検出装置においても、コストが高いアイソレータを用いる必要がないため、組電池の異常検出装置のコストを低減することができる。なお、第2の実施の形態における組電池の異常検出装置は、図4に示す組電池の異常検出装置の異常検出回路S1〜Snの一部とオア回路U1〜Unの一部をIC化したが、図1に示される第1の実施の形態の組電池の異常検出装置の異常検出回路S1〜Snの一部とオア回路U2〜Unの一部をIC化することもできる。すなわち、第1の実施の形態における組電池の異常検出装置は、アイソレータを用いることなく、かつ、容易にIC化が可能な構成となっている。
【0042】
本発明は、上述した一実施の形態に限定されることはない。例えば、組電池1を構成するセルとして、正負極端子間電圧が3.5Vであるリチウムイオン二次電池を用いた場合について説明したが、本発明が単セルの種類およびセルの端子間電圧に限定されることはない。また、図4に示した変形構成例では、異常検出回路S1の出力端子とオア回路U2の入力端子との間に、電圧レベルを調整するためのレベル回路(図2に示したオア回路Un−1と同一のオア回路)を挿入したが、異常検出回路S1に、出力信号の電圧レベルを、1つ下位のセルC2の負極端子電圧を基準とする電圧レベルに変換する機能を持たせてもよい。
【0043】
特許請求の範囲の構成要素と第1の実施の形態の構成要素との対応関係は次の通りである。すなわち、異常検出回路S1〜Snが異常検出手段を、異常検出回路S1が第1の異常検出手段を、異常検出回路S2が第2の異常検出手段を、オア回路U2が第1の論理和演算手段をそれぞれ構成する。なお、本発明の特徴的な機能を損なわない限り、各構成要素は上記構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による組電池の異常検出装置の第1の実施の形態の構成を示す図
【図2】オア回路の詳細な構成を示す図
【図3】オア回路の動作波形を示す図
【図4】第1の実施の形態における組電池の異常検出装置の変形例による構成を示す図
【図5】本発明による組電池の異常検出装置の第2の実施の形態の構成を示す図
【図6】IC(N)の詳細な構成を示す図
【図7】従来の組電池の異常検出装置の構成を示す図
【図8】従来の組電池の異常検出装置の構成の一部をIC化した時の構成を示す図
【符号の説明】
1…組電池、C1〜Cn…セル、S1〜Sn…異常検出回路、U1〜Un…オア回路、Qa,Qb,Qc,Q2,Q12…NPNトランジスタ、Q1,Q11…PNPトランジスタ、R1,R2,R3,R4,R11,R12,R13,R14…抵抗、T1〜Tn…アイソレータ、IC(1)〜IC(N)…IC

Claims (7)

  1. 充放電可能なn個(nは3以上の自然数)のセルを直列に接続して構成される組電池の異常を検出する組電池の異常検出装置において、
    前記n個のセルごとに設けられて、対応するセルの異常を検出する第1〜第nの異常検出手段と、
    最上位のセルに対応する第1の異常検出手段からの出力と、前記最上位より1つ下位のセルに対応する第2の異常検出手段からの出力との論理和を演算する第1の論理和演算手段と、
    第(k−1)の論理和演算手段からの出力と、前記最上位よりkだけ下位のセルに対応する第(k+1)の異常検出手段からの出力との論理和を演算する第k{kは2以上(n−1)以下の全ての自然数}の論理和演算手段とを備えることを特徴とする組電池の異常検出装置。
  2. 請求項1に記載の組電池の異常検出装置において、
    第m{mは2以上(n−2)以下の自然数}の論理和演算手段に入力される信号の電圧は、前記最上位よりmだけ下位のセルの負極端子電圧を基準とし、
    前記第mの論理和演算手段は、前記最上位より(m+1)だけ下位のセルの負極端子電圧を基準とする電圧レベルの信号を出力することを特徴とする組電池の異常検出装置。
  3. 請求項2に記載の組電池の異常検出装置において、
    前記第1の異常検出手段は、出力信号の電圧レベルを前記最上位のセルより1つ下位のセルの負極端子電圧を基準とする電圧レベルに変換する電圧レベル変換機能を備えることを特徴とする組電池の異常検出装置。
  4. 請求項2に記載の組電池の異常検出装置において、
    前記第1の異常検出手段と前記第1の論理和演算手段との間に設けられ、前記第1の異常検出手段からの出力信号の電圧レベルを前記最上位のセルより1つ下位のセルの負極端子電圧を基準とする電圧レベルに変換して、前記第1の異常検出手段からの出力信号を前記第1の論理和演算手段に出力する電圧レベル変換手段をさらに備えることを特徴とする組電池の異常検出装置。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の組電池の異常検出装置において、
    第(n−1)の論理和演算手段からの出力を前記組電池の最終的な異常検出信号とすることを特徴とする組電池の異常検出装置。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の組電池の異常検出装置において、
    前記異常検出手段は、対応するセルの正負極端子間電圧が第1の所定電圧以上である状態または第2の所定電圧以下である状態を検出することにより、前記対応するセルが異常であると判断することを特徴とする組電池の異常検出装置。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の組電池の異常検出装置において、
    (n−1)個の前記異常検出手段および前記論理和演算手段の少なくとも一部をIC化することを特徴とする組電池の異常検出装置。
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