JP4081968B2 - センサ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、特に、複写機や、ファクシミリ機能と複写機能を兼備するような画像記録装置等に装備される給紙カセット等に適用されるフィーラ型センサ装置のフィーラ軸の取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、複写機や、ファクシミリ機能と複写機能を兼備するような画像記録装置等において、積載される記録紙より一枚ずつ給紙する構造の給紙カセットを装備するタイプのものが公知となっているが、この給紙カセットでは、給紙カセット内の紙の有無を検出するため、或いは、その後の記録紙の搬送行程の搬送駆動タイミングや紙詰まり発生の有無等を認識すべく、フィーラ型センサ装置を適用するものが公知となっている。これは、紙の当接に伴うフィーラの動きを光電部にて感知する構造のものである。
そして、フィーラ型センサ装置を構成する際において、フィーラのフィーラ軸の取付には、一端側をスナップフィット方式やダブルDカット方式が採用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、フィーラ軸の取付をスナップフィット方式で行う場合は、フィーラ軸が折れたり、衝撃によって外れやすいという欠点がある。また、ダブルDカット方式では、軸端が軸心と平行な面でカットされているため、フィーラ軸の回転によって該フィーラ軸が抜けてしまうことがあった。
加えて前記両方式では、フィーラ軸をセンサ取付部に軸支する工程が複雑となっていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、フィーラ型センサ装置の取付構造であって、フィーラ軸の一端はスナップフィット形状とし、センサ取付部にはキー溝を形成した軸挿入孔を穿ち、該フィーラ軸はスナップの突片と該キー溝とが合うように回転して取付けたものである。
【0005】
請求項2においては、前記センサ装置は、記録紙給紙カセットに適用されるものとしたものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施例を説明する。図1は本発明のフィーラ型センサ装置を示す平面図であり、図2は同じく正面断面図であり、図3は同じく側面断面図であり、図4はフィーラ軸の取付状態を示す平面図であり、図5はフィーラ軸の端部断面形状を示す図であり、図6はフィーラ軸支用垂直面部の挿入孔を示す側面図であり、図7はカセットユニットを装着した画像記録装置の全体斜視図であり、図8はカセットユニット本体より記録紙給紙カセットを抜いた状態のカセットユニットの斜視図であり、図9はカセットユニットを装着した画像記録装置の側面断面図であり、図10は従来のスナップフィット形状のフィーラ軸の取付状態を示す平面図であり、図11は従来のスナップフィット形状のフィーラ軸の端部断面形状を示す図であり、図12は従来のダブルDカット形状のフィーラ軸の取付状態を示す平面図であり、図13は従来のダブルDカット形状のフィーラ軸の端部断面形状を示す図であり、図14は従来のセンサ装置の軸支部の挿入孔を示す側面図である。
【0007】
図1から図3より、本発明に係るフィーラ型センサ装置Sの組立構造について説明する。
フィーラ型センサ装置Sはセンサ取付部材(センサ取付部)1、光センサ3、フィーラ4より構成される。まず、センサ取付部材1の構成について説明する。センサ取付部材1は、金属板材を曲折加工して、光センサ取付用水平面部A、フィーラ軸支用垂直面部B・C、嵌設用水平面部D1・D2等を形成している。
【0008】
フィーラ4は、被検出体に接触して揺動するようになっており、フィーラ4は揺動支点軸となるフィーラ軸40に一体的に固定されている。該フィーラ軸40の両端を端部41・42とする。
また、前記フィーラ軸支用垂直面部B・Cにはそれぞれ挿入孔1b・1cが設けられており、該フィーラ軸40の端部41・42を軸支可能にしている。なお、該フィーラ軸40のセンサ取付部材1への取付けの手順は、後述する。
【0009】
光センサ取付用水平面部Aは前後左右中央部に挿入孔1aを設けており、該挿入孔1aを通じて光センサ3の下部を挿入可能としている。
そして該光センサ3を前記センサ取付部材1に取付けたときには、挿入孔1aを通して、下方に光センサ3が突出された状態となっている。該光センサ3には切欠部3aが設けられていて、該切欠部3aの一側が投光部、他側が受光部となっていて、該切欠部3aを横切る光通路が形成される。図3中のLはこの光通路の断面である。
フィーラ4に被検出体が当たらない状態の時には、図3中αの状態の如く、フィーラ4の頭部は自重で下がった状態になっており、光センサ3における投光部から受光部への光通路は遮られず、このセンサ装置Sにて被検出体の存在を検出しない状態である。ここでフィーラ4の頭部とは、該フィーラ4の端部のうち、前記光センサ配設側に位置する端部のことである。
そして、図3中の如く被検出体Pが当接して、フィーラ4の下端に当たり、該フィーラ4の下端を押し上げると、フィーラ4の頭部は、図3中βの如く、フィーラ軸40を揺動支点軸として、前記切欠部3a内部にフィーラ4の頭部が嵌入する状態となる。これで光センサ3における光通路は遮断され、被検出体(以下、記録紙とする)の存在が検出された状態となる。
【0010】
前記フィーラ軸40のセンサ取付部材1への取付に際しては、まず、図2中Xの如く、センサ取付部材1の下方から、端部41が上方となるようにフィーラ軸40を傾斜させて、該端部41を前記挿入孔1bに挿入する。
フィーラ軸40は端部41・42で、径を小さくしており、該端部41・42の内側の大径部43は該端部41・42より大径としている。このため端部41を前記挿入孔1bに挿入する際には、大径部43の端部が前記フィーラ軸支用垂直面部Bに当接するまで、該端部41を挿入させることが出来る。
前述のように端部41をフィーラ軸支用垂直面部B側へ挿入させるとき、フィーラ軸40がフィーラ軸支用垂直面部B側に移動している。また、端部41は十分長く設けられており、該挿入時に、該端部42が前記フィーラ軸支用垂直面部Cの内側に位置するようにしている。このため、該端部42を該フィーラ軸支用垂直面部Cの内側より、前記挿入孔1cに向けて挿入させることが出来る。なお、該端部42の該挿入孔1cへの挿入については、後述する。
【0011】
このフィーラ軸40は抜けないように、従来の構成ではスナップフィット形状に形成したり、ダブルDカット形状に形成していた。
スナップフィット方式のフィーラ軸50を図10、図11より説明する。ここで、該フィーラ軸50の両端を端部51・52とし、センサ装置53は該フィーラ軸50を軸支するものとし、該センサ装置53は前記センサ装置Sと同様の構成とする。
該フィーラ軸50はフィーラ5を固設しており、該フィーラ5は光センサ3に嵌入自在としている。そして、軸支部54・55は前記フィーラ軸支用垂直面部B・Cに相当するものとし、該軸支部54・55には挿入孔54a・55aが設けられており、該挿入孔54a・55aは該フィーラ軸50の端部51・52を挿通するようにしている。
フィーラ軸50のセンサ装置53への取付けは、まず該フィーラ軸50をセンサ装置53に対して傾斜させて、端部52を該挿入孔54aへ十分に挿入させる。このとき端部52は軸支部55の内側に位置する。そして、該端部52を該軸支部55の内側より、該挿入孔55aに向けて挿入させる。ここで、挿入孔54a・55aはフィーラ軸50の外周形状と同じく円形状に形成されて、該フィーラ軸50を回転自在としている。
【0012】
端部52は直径方向で切り欠かれて二股に形成されており、該二股の一方には外周上に突片52aが突設されている。以上の構成により、端部52をスナップフィット形状としている。端部51がスナップフィット形状を形成したことにより、前記二股を外側から押圧することで該二股間の距離を短縮し、突片52aを設けた端部52が、挿入孔55aを挿通することを可能としている。
突片52aは軸端側の端部では、該端部52の挿入を容易とするように傾斜して形成されている。また、該突片52は軸内側の端部では該端部52の脱落を防止すべく、軸方向に対して垂直に形成されている。そして該突片52aが一旦挿入孔55aに挿通されたならば、フィーラ軸50が軸支部54側へ移動する際には、該突片52aの端部が前記軸支部55に当接して、該フィーラ軸50の端部51側への脱落を防止する。
また、軸支部55の側面には制止板56が設けられており、端部51が該制止板56に当接して、フィーラ軸50が端部52側へ脱落するのを防止している。
【0013】
また、ダブルDカット方式のフィーラ軸60を図12、図13より説明する。ここで、該フィーラ軸60の両端を端部61・62とし、センサ装置63は該フィーラ軸60を軸支するものとし、該センサ装置63は前記センサ装置Sと同様の構成とする。該フィーラ軸60はフィーラ6を固設しており、該フィーラ6は光センサ3に嵌入自在としている。そして、軸支部64・65は前記フィーラ軸支用垂直面部B・Cに相当するものとし、該軸支部64・65には挿入孔64a・65aが設けられており、該挿入孔64a・65aは該フィーラ軸60の端部61・62を挿入するようにしている。
フィーラ軸60のセンサ装置63への取付けは、まず該フィーラ軸60をセンサ装置63に対して傾斜させて、端部61を該挿入孔64aへ挿入させる。ここで、フィーラ軸60は端部61で径を小さくしており、端部61のみが該挿入孔64aに挿入されて、該フィーラ軸60自体は軸支部64側へ殆ど移動しないようにしている。
【0014】
前記端部62は断面を二箇所でD形状の切欠を設けており、該断面は略矩形状のダブルDカット形状に形成されている。そして前記軸支部65には、図14に示すように、前記挿入孔65aと外部とを接続する溝65bが穿設されており、該溝65bはダブルDカット形状に形成された端部62を挿入可能とし、フィーラ軸60の挿通は制止している。
そして、前記端部61を回動支点として、該溝65bに端部62を嵌挿しながら該端部62を移動させて、最終的に該端部62は前記挿入孔65aにて該軸支部65に軸支される。
【0015】
ところが、前記のスナップフィット形式のフィーラ軸50では過負荷が加わると折れることがある。また、折れることを防止するために、前記切欠を少なくして前記二股の肉厚を厚くすると、剛性が大きくなって曲がり難くなるため前記突片52aの突出長さを短くする必要があり、抜けやすくなってしまう。
また、ダブルDカット形式のフィーラ軸60は過負荷が加えられた場合、抜けることがある。ダブルDカット形状の肉厚を薄くすると負荷に対する抵抗力が弱くなって、該フィーラ軸60の回転時に、該端部62が前記挿入孔65aより抜けやすくなる。また、該肉厚を厚くした場合は、該端部62が前記溝65bから抜けやすくなってしまう。
さらに、スナップフィット方式、ダブルDカット方式のいずれのフィーラ軸においても、断面の肉厚を薄くすると、断面形状が円形状から遠ざかり、該フィーラ軸回転時の滑らかさが失われてしまう。
【0016】
そこで本発明のセンサ装置Sでは、前記フィーラ軸40の一端たる端部42はスナップフィット形状とし、前記フィーラ軸支用垂直面Cにはキー溝を形成した軸挿入孔1cを穿っている。なお、該フィーラ軸支用垂直面Cは前記センサ取付部に形成されている。
そしてフィーラ軸40は、スナップの突片42aと該キー溝とが合うように回転して取付けるようにしている。
【0017】
前記端部42は、図4、図5に示すように、軸断面にコ字形状の切欠42bを設けており、該端部42は該切欠42bによって分割されて二股に形成されている。そして、該二股を形成する分岐部42c・42dのうち、断面積の小さい側の分岐部42cの外周上には、突片42aが突設されている。以上構成より端部42はスナップフィット形状を形成しており、突片42aは取付の際のスナップとして働くものである。
また、端部42は該切欠42bを設けているにも関わらず前記端部52と異なり、断面形状を略円形状に維持している。したがって、該端部42が前記挿入孔1cに軸支されるとき、フィーラ軸40を滑らかに回転させることが出来るようにしている。
【0018】
図6に示すように、前記挿入孔1cはキー溝を形成しており、円と矩形を連続成形した形状をしている。そして該キー溝の矩形部1dの幅は、前記突片42aの幅に合わせるように形成されている。また、該矩形部1dの高さは、該突片42aの突出長さよりは短く形成されている。
そして、端部42を該挿入孔1cに挿入する際、前記分岐部42c・42dを押圧して該分岐部間の距離を短縮するのであるが、前記矩形部1dが設けられているので、該突片42aが該矩形部1dの高さに収まるまで押圧すれば、該端部42を該挿入孔1cに挿入することが出来る。該挿入の際はまず、フィーラ軸40を回転させて、該突片42aと前記キー溝の該矩形部1dとを合わせるようにする。
このため、前記端部52の場合と比べて、小さな押圧力で端部42を該挿入孔1cに挿入することを可能としている。一つの理由は、分岐部42cの断面積を分岐部42dの断面積と比べて小さく形成しているため、押圧に要する力が小さくて済むためである。もう一つの理由は、該挿入孔1cに矩形部1dが形成されているため、該矩形部42dの高さまで該突片42aを押圧すればよいからである。
【0019】
前記突片42aの端部は軸端側で挿入を容易とするように傾斜して形成され、該突片42の端部は軸内側では脱落を防止すべく、軸方向に対して垂直に形成されている。そして該突片42aが一旦挿入孔1cを挿入したならば、フィーラ軸40がフィーラ軸支用垂直面部B側へ移動する際には、該突片42aの端部が前記フィーラ軸支用垂直面部Cに当接して、該フィーラ軸40が端部41側へ脱落するのを防止する。
また、該フィーラ軸40の端部42側への脱落は、前記大径部43の端部が該フィーラ軸支用垂直面部Bに当接して該フィーラ軸40の移動を規制することで、防止している。
【0020】
以上のようにして構成されるフィーラ型センサ装置Sの適用例として、図7から図9より画像記録装置の記録紙給紙カセットへの適用例を説明する。ここで該画像記録装置の正面を、記録紙搬送方向である図中矢印Zの向きとする。
まず、カセットユニット6の構成について説明する。該カセットユニット6は、カセットユニット本体6B内に記録紙給紙カセット6Aを挿入してなるものである。図8に、記録紙給紙カセット6Aをカセットユニット本体6Bより抜いた状態を示している。
記録紙給紙カセット6A内においては、その前後内側面に記録紙押上板7の枢支部7aを枢支して、該記録紙押上板7を上下回動自在に取り付けており、回動側端の下面と該記録紙給紙カセット6Aとの間には、図9に示す如く、バネ8が介装されていて、該記録紙押上板7の回動側端を上方に付勢している。また、該記録紙押上板7の該記録紙給紙カセット6A底部への枢支側端に沿うように、該底部に縦ガイド部材9を立設しており、該縦ガイド部材9は記録紙押上板7上に載置する記録紙の縦長に応じて摺動可能となっている。
【0021】
記録紙押上板7の前後には、該記録紙押上板7上に載置する記録紙の前後端部(記録紙から見れば両側端部)に接触するよう、垂直板である紙幅ガイド板10・10を立設する。該記録紙給紙カセット6Aの底面には、該紙幅ガイド板10の下端を嵌挿するための何条かの位置決め溝6aが形成されていて、記録紙の規格サイズに合わせていずれかの位置決め溝6aに紙幅ガイド板10の下端を挿入して立設し、両紙幅ガイド板10・10間の間隔を、紙幅に合わせるのである。また、記録紙押上板7の回動端の上動は、その両隅部が、紙幅ガイド板10の端部に敷設された爪部材10a・10aにて抑止されることで規制されており、記録紙押上板7上に堆積した記録紙の最上部の両隅部も、該爪部材10a・10aにて抑止される。
【0022】
以上のような構成の記録紙給紙カセット6Aを、カセットユニット本体6B内に装着して、記録紙を一枚ずつ給紙できるカセットユニット6が完成する。該カセットユニット本体6Bには、装着した記録紙給紙カセット6Aの記録紙押上板7上方に配置される上フレーム板11が配設され、該記録紙押上板7の回動側端の上方位置には、ピックアップローラー12を環設するピックアップローラー軸12aが軸支されている。また、該上フレーム板11より記録紙搬出側にて、側面視傾斜状に給紙ガイド面6bが形成されており、その途中部には給紙ローラー16・17が配設されている。該給紙ローラー16のローラー軸(給紙ローラー軸16a)の両端と、該ピックアップローラー軸12aの両端との間には、ギヤ機構Gが介設されており、カセットユニット6を装置本体18の底部に装着すると、装置本体18内のギア伝動機構に、給紙ローラー軸16a付設のギアが噛合して、装置本体18内の駆動装置により給紙ローラー軸16aが伝動され、該ギヤ機構Gを介して、ピックアップローラー軸12aに伝動される。従って、ピックアップローラー12の回転と給紙ローラー16・17の回転とは同期する。但しピックアップローラー12の回転は、後記一回転クラッチ13にて一回転に制御される。
【0023】
更に、カセットユニット本体6Bの一画には搬送制御部Eが形成されていて、この中で、該ピックアップローラー軸12aの一端に一回転クラッチ13が取り付けられている。給紙ローラー軸16aよりギヤ機構Gを介しての伝動に対し、ピックアップローラー軸12aは、該一回転クラッチ13の制御にて一回転し、その一回転中に、記録紙押上板7上に積載された記録紙の最上部の一枚にピックアップローラー12が押しつけられる。ピックアップローラー12と記録紙との摩擦力は記録紙同士の摩擦力に勝るため、最上部の一枚が押し出され、その両隅部は、前記爪部材10a・10aより外れて更に押し出され、該給紙ガイド面6bに沿ってピックアップローラー12にて押し出される記録紙が、回転する該給紙ローラー16・17間を通過して、上方に給送されるのである。
【0024】
本実施例では、フィーラ型センサSは主として記録紙の有無の検出に使用することから、ピックアップローラー軸12aの直前部(搬送上流側)に配設される。なお、通紙(紙詰まり)の検出を主目的とすれば、ピックアップローラー軸12aの下流側の方がよい。更に、後記記録部Hとの同期(例えば、給紙後何秒かして記録部Hの後記感光体ドラム24が回転しはじめる等)を目的とする場合には、装置本体18における後記記録紙搬送経路Fに配設する等すればよい。
本実施例におけるフィーラ型センサSの取付構造について説明すると、該カセットユニット本体6Bの上フレーム板11において、該ピックアップローラー軸12aの直前部にフィーラ型センサSのフィーラ部分を嵌挿するためのフィーラ嵌挿孔11aが穿設されている。そして該フィーラ嵌挿孔11a外周部は、該ピックアップローラー軸12a配設側で切欠部11b・11cを設けており、該切欠部11b・11cで上フレーム板11は肉厚を薄くして、前記嵌設用水平面部D1・D2を嵌入可能としている。
センサ装置Sは、フィーラ4を下にした状態で、フィーラ4及びフィーラ軸支用垂直面部B・Cを上方より該フィーラ嵌挿孔11aに嵌挿する。そして、嵌設用水平面部D1・D2を前記切欠部11b・11cに嵌入して、センサ装置Sを固定する。また、前記搬送制御部Eには搬送コントローラーが配設されており、前記コネクタ2と該搬送コントローラーとの間には、ハーネス15が連結されており、光センサ3にて光の通過状態を電気信号化して搬送コントローラーに入力するものであり、この入力に基づき、一回転クラッチ13の制御、更に、装置本体18内の給紙用伝動装置や警報装置の制御がなされる。なお、図3ではセンサ装置Sを左側面より見ており、図9では該センサ装置S右側面から見ているため、相互に逆向きとなっている。
【0025】
こうして取り付けられたフィーラ4は、該上フレーム板11の下方における記録紙給紙カセット6Aにて、記録紙押上板7上に臨む状態となるが、該記録紙押上板7には、図8の如く、フィーラ4の対応部分に切欠7bが設けられている。フィーラ4は、記録紙押上板7上に記録紙がある場合には、これに当接して、図3中βの状態、即ち、検出状態となっている。そして、記録紙が記録紙押上板7上よりなくなると、フィーラ4は、自重で回動して切欠7b内に落ち込み、図3中αの状態、即ち、非検出状態となる。この時、後程の記録紙の搬送制御手段等の停止や記録紙の補充に関する警報を発するように、搬送コントローラーより出力信号が発せられる。
【0026】
最後に、該カセットユニット6を装着する対象としての、図7から図9に図示の画像記録装置について説明する。カセットユニット6は、図7等の如く、画像記録装置の装置本体18の底部に取付可能となっており、取り付けた状態において図9の如く、装置本体18内にて、該カセットユニット6の給紙ガイド面6b上端より、上方に向けて、記録紙搬送経路Fが形成されている。該記録紙搬送経路Fは該画像記録装置の底部に形成される記録紙手差しトレイ19にも連通しており、記録紙手差しトレイ19に積載した記録紙か、カセットユニット6内に充填した記録紙か、いずれかが選択され、記録紙搬送経路Fへと転送される。
【0027】
該記録紙搬送経路Fに沿って、記録部Hが形成されている。即ち、該記録紙搬送経路F上において、転写ローラー20及び定着器21が配設され、また、レーザーユニット22が配設されている。そして、着脱自在にトナーカセット23と感光体ドラム24が配設される。該感光体ドラム24は、転写ローラー20に圧接するように配設され(詳しくは、転写ローラー20と感光体ドラム24との間を記録紙が通過する。)、また、トナーカセット23は、感光体ドラム24の表面にトナーを付着させるように配設される。記録紙への記録について説明すると後記の原稿読取部Jにて記憶された原稿画像の電気信号か、或いはファクシミリ受信による信号に基づいて、レーザーユニット22より感光体ドラム24の表面にレーザー照射され、感光体ドラム24の表面に静電潜像が形成され、この静電潜像にトナーが付着され、感光体ドラム24と転写ローラー20との間を記録紙が通過する際に、感光体ドラム24上に付着したトナーが記録紙に付着する。更に記録紙が搬送され、定着器21を通過する際に加熱されて、付着したトナーが記録紙に定着する。こうして、記録紙上に記録がなされ、記録済記録紙は、装置本体18の最上部に配設された記録済記録紙排出トレイ25に排出されるのである。
【0028】
側面視にて、該記録済記録紙排出トレイ25は、装置本体18上部に形成される原稿搬送カバー部18aの一部を兼ねており、該原稿搬送カバー部18a内には図9の如く、倒Uの字状の原稿搬送経路を形成する自動原稿搬送ユニットIが内設されている。該原稿搬送カバー部18aの右外側部において、上方に原稿供給口を、下方に原稿排出口を形成して、該原稿供給口には、側面視傾斜状に原稿供給トレイ26を取り付けている。該装置本体18において、原稿搬送カバー部18aの下方は画像読取カバー部18bとなっていて、該画像読取カバー部18bの右外側部には、側面視略水平状に原稿排出トレイ27を取り付けている。該画像読取カバー部18b内は、該原稿搬送カバー部18a内に配設した自動原稿搬送ユニットIの下方に該当し、ここに、光学系画像読取装置よりなる画像読取部Jを形成しており、ここでは、自動原稿搬送ユニットIにて搬送される原稿の画像を光学的に読み取り、これを電気信号化するものである。
【0029】
【発明の効果】
請求項1記載の如く、フィーラ型センサ装置の取付構造であって、フィーラ軸の一端はスナップフィット形状とし、センサ取付部にはキー溝を形成した軸挿入孔を穿ち、該フィーラ軸はスナップの突片と該キー溝とが合うように回転して取付けたので、軸挿通孔にキー溝を形成しない場合と比べて小さな力で軸端部を該センサ取付部に挿入してスナップを効かせて、該フィーラ軸の抜けを防止できる。
同時に、該フィーラ軸のセンサ装置への組立を容易とし、破損防止も実現されている。
【0030】
請求項2記載の如く、前記センサ装置は、記録紙給紙カセットに適用されるものとしたので、簡素で低コストで抜け防止が施されたフィーラ型センサ装置を有する記録紙給紙カセットを提供でき、記録紙給紙カセットそのものの組立工数の削減、低コスト化を図ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフィーラ型センサ装置を示す平面図である。
【図2】同じく正面断面図である。
【図3】同じく側面断面図である。
【図4】フィーラ軸の取付状態を示す平面図である。
【図5】フィーラ軸の端部断面形状を示す図である。
【図6】フィーラ軸支用垂直面部の挿入孔を示す側面図である。
【図7】カセットユニットを装着した画像記録装置の全体斜視図である。
【図8】カセットユニット本体より記録紙給紙カセットを抜いた状態のカセットユニットの斜視図である。
【図9】カセットユニットを装着した画像記録装置の側面断面図である。
【図10】従来のスナップフィット形状のフィーラ軸の取付状態を示す平面図である。
【図11】従来のスナップフィット形状のフィーラ軸の端部断面形状を示す図である。
【図12】従来のダブルDカット形状のフィーラ軸の取付状態を示す平面図である。
【図13】従来のダブルDカット形状のフィーラ軸の端部断面形状を示す図である。
【図14】従来のセンサ装置の軸支部の挿入孔を示す側面図である。
【符号の説明】
S センサ装置
1 センサ取付部材
1c 挿入孔
6 カセットユニット
6A 記録紙給紙カセット
6B カセットユニット本体
40 フィーラ軸
42a 突片

Claims (2)

  1. フィーラ型センサ装置の取付構造であって、フィーラ軸の一端はスナップフィット形状とし、センサ取付部にはキー溝を形成した軸挿入孔を穿ち、該フィーラ軸はスナップの突片と該キー溝とが合うように回転して取付けたことを特徴とするセンサ装置。
  2. 請求項1記載のセンサ装置は、記録紙給紙カセットに適用されるものとしたことを特徴とするセンサ装置。
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