JP4081169B2 - 医療用フットスイッチ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は電気メス等の医療装置における電源のON/OFF等に使用される医療用フットスイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】
電気メス装置や超音波吸引装置等の医療装置を使用する場合、術者は手でハンドピースを操作し、出力のON・OFFは装置本体にケーブルで接続されている医療用フットスイッチのペダルを足で踏むことにより行っている。
【0003】
この医療用フットスイッチは、バネによって支持されたペダルを踏むと、医療用フットスイッチ内部のレバーが連動して内蔵スイッチが作動し、出力する、といった機構であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら従来の医療用フットスイッチは床に設置する際に、勢いよく置く、倒す、落とす、といった衝撃が加わると意図せずペダルが動いてしまうことがあり、医療装置の出力が未設定であるとそのたびに警告が出力してしまい、わずらわしい、という問題があった。
【0005】
また、収納時に誤ってペダルを押してしまった場合も、上記のような問題があった。
【0006】
(発明の目的)
本発明は上述した点に鑑みてなされたもので、医療用フットスイッチを通常使用する状態、すなわち床上に置いた状態以外では操作者の意図しない衝撃等により、内蔵スイッチによる出力を防止できる医療用フットスイッチを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
医療用フットスイッチは、ペダルを踏むことで内蔵スイッチを入・切する構造を有する医療用フットスイッチにおいて、
衝撃を受けると作動する遮光レバーの動作を検出するフォトインタラプタと、
該フォトインタラプタにより衝撃が検出されたとき、一定時間、出力を停止するスイッチ回路と、
を設けることにより、衝撃によりペダルが押されても、内蔵スイッチによる出力を防止できる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
(第1の実施の形態)
図1ないし図5は本発明の第1の実施の形態に係り、図1は第1の実施の形態の医療用フットスイッチを上面から見た平面図で示し、図2は図1のA−A線断面で内部構造を示し、図3は裏側から内部構造を示し、図4は床面から離れた状態での図1におけるB−B断面を示し、図5は各ペダルを踏むことによりON/OFFする内蔵スイッチを含むスイッチ回路の等価回路を示す。
【0009】
本実施の形態の目的は通常の使用状態以外での内蔵スイッチからの操作信号を出力することを防ぐ手段、より具体的には床上に置かれた通常使用状態以外では内蔵スイッチが操作されても操作信号が出力しないようにした医療用フットスイッチを提供することにある。
【0010】
図1に示す本発明の第1の実施の形態の医療用フットスイッチ(以下、単にフットスイッチと略記)1は外装枠を構成するフレーム2の上面に例えば3つのペダル3A,3B,3Cが長手方向に配置され、各ペダル3I(IはA,B,Cを代表する)を踏む操作を行うことによりその内側に設けた内蔵スイッチをOFF(切る)からON(入る)或いはその逆のONからOFFすることができるようにしている。
【0011】
隣接するペダル3Aと3B、ペダル3Bと3Cとの間には仕切りを行う仕切り板4が上方向に突出するように設けられ、操作者が誤って複数のペダルを同時に踏むのを防止している。
【0012】
また、フットスイッチ1の例えば前面(図1では上方向)から電気メス等の医療装置にケーブル5で接続され、それぞれ別の機能に設定されたペダル3A,3B,3Cを操作することにより、医療装置の電源ON/OFF等の動作を制御できるようにしている。
【0013】
図2に示すようにフレーム2の上面は足で踏む操作がし易いように、例えば前側が高く、後側が低くなる斜面状にされ、その上面に形成したペダル形成用開口は、伸縮自在の蛇腹部7Aを設けたペダルカバー7の底部がビス8によってその開口周囲でフレーム2に固定されている。
【0014】
このペダルカバー7で覆われた天井内側に長方形の金属板で形成したシャーシ9が収納され、このシャーシ9は例えば前後2個所に設けたバネ11によって、ペダルカバー7が開口の上部側に突出するように付勢している。
なお、図2では図1のA−A線断面にて、ペダル3C部分に対する内部構造を示しているが、図4に示すように他のペダル3A、3Bもペダル3Cと基本的に同じ構造である。
【0015】
各バネ11は、ペダル3Iのシャーシ9とフレーム2とに、その両端が固定されており、つねに両者を引き離す方向へ力を及ぼしている。
従って、ペダル3Iを踏む操作を行わない状態では図2に示すようにペダルカバー7は蛇腹部7Aが伸びてシャーシ9と共に、ペダル3I天井部分が開口の上部側に突出する。このシャーシ9の外側のペダルカバー7部分は肉厚にされ、その外表面には滑り止め用の凹凸が形成されている。
【0016】
ペダル3Iを構成する各シャーシ9には、押圧によりペダル3Iを回動させるように支持するペダルアーム12が取り付けられている。このペダルアーム12の基端は、フレーム2の前端側(ペダル3Iを踏む操作を行う場合に通常操作者の前側となり、図1では上側、図2では左側)に固定された軸13を中心に回動自在に取り付けられている。
【0017】
また、この軸13から後方側に離間した位置のペダルアーム12にはシャーシ9の中央付近に対向する位置に連結部材14が取り付けられ、従ってこの連結部材14はペダルアーム12と連動する。
【0018】
図3に示すようにこの連結部材14は、前記軸13の軸方向に延出され、(内蔵スイッチの)スイッチングを行うためのスイッチングアーム15に設けられた穴に係入されている。このスイッチングアーム15の基端は軸13から離間した位置で、この軸13と平行な軸16を中心に回動自在に取り付けられている。
【0019】
前記連結部材14は軸16よりも軸13側、つまり前端側の位置でスイッチングアーム15の穴に係入されており、従ってペダル3Iが下方に押圧移動された場合に、シャーシ9と共に、ペダルアーム12が軸13の周りで回動し、これに伴って連結部材14も回動し、この連結部材14の端部が穴に係入されたスイッチングアーム15は軸13と反対側の軸16の周りで下方側に回動するようにしている。
【0020】
図3及び図4に示すようにこのスイッチングアーム15の他端には、遮光板17がとりつけられており、この遮光板17は発光素子18Aと受光素子18B(図5参照)を対向配置したフォトインタラプタ18の発光素子18Aと受光素子18Bの間に下側から差し込まれ、フォトインタラプタ18を構成する発光素子18Aの光が受光素子18Bに届くのを遮断している。
【0021】
つまり、フットスイッチ1に内蔵された内蔵スイッチはフォトインタラプタ18と、その発光素子18Aの光が受光素子18Bに届くのを遮断した遮光板17と、この遮光板17を発光素子18Aと受光素子18Bの間から挿脱するスイッチングアーム15等で形成されている。
【0022】
そして、フットスイッチ1の内蔵スイッチのONとは、遮光板17が、フォトインタラプタ18の間に介装されたOFFの状態から逸脱してフォトインタラプタ18の発光素子18Aの光が受光素子18Bに届く光結合した状態となることである。
【0023】
図4に示すようにこのフォトインタラプタ18は回路基板19に搭載され、この回路基板19はスペーサ20を介してフレーム2にビスなどで固定されている。
また、フレーム2の底面の開口は底面カバー21で覆われている。
【0024】
本実施の形態では以下に説明するように、通常の使用状態でない場合、より具体的にはフットスイッチ1が床面に載置された状態でない場合には、上記内蔵スイッチが操作された場合にも内蔵スイッチ自体はONとなっても、そのONに相当する操作信号が出力されないようにする手段を備えたスイッチ回路を構成している。
【0025】
換言すると、フットスイッチ1が床面に載置された通常使用状態の検出手段を有し、この通常使用状態でのみ内蔵スイッチが操作された場合に操作信号が出力されるようにしている。
【0026】
フットスイッチ1の底面部の各角部には、メカニカルなスイッチ22がそれぞれに取り付けられている。各スイッチ22はそれぞれ図示しないハーネスにより基板19に接続されている。
【0027】
各スイッチ22はゴム部材よりなる蛇腹23内に収納され、蛇腹23の底部にはスイッチ22の押しボタン22Aを押すための板24が固定されている。そして、図2に示すように、フットスイッチ1が床面25に置かれることにより、フットスイッチ1の自重で板24が押しボタン22Aを押し、各スイッチ22の出力がONとなり、フットスイッチ1が床面に載置された状態の検出手段を形成している。
【0028】
フットスイッチ1の各スイッチ回路は対角上のスイッチ22が両方ONにならないとペダルを踏んでも出力しないような回路構成になっている。図5はこのスイッチ回路の構成の1例を示している。
【0029】
発光素子18Aはアノードは電源端+Vcから抵抗R1を介して電流が供給され、常時発光している。この光はペダル3Iを押圧しない状態では実線で示すように間に介挿される遮光板17で遮光された遮光状態であり、対向する受光素子18Bには届かない。
【0030】
受光素子18Bは例えばフォトトランジスタで構成され、そのコレクタが電源端+Vcに接続され、エミッタが抵抗R2を介してグランドに接続されている。
遮光状態では受光素子18Bの出力は“L”であり、ペダル3Iを押圧して遮光板17を下方に移動させて発光素子18Aの光が受光素子18Bに届くような2点鎖線で示す非遮光状態にすると、受光素子18Bの出力は“H”になる。つまり、内蔵スイッチはONとなる。
【0031】
この受光素子18Bの出力と対角上の2つのスイッチ22、22の出力とはアンド回路26を通してリレースイッチ27を駆動するスイッチ回路を構成している。各スイッチ22のアンド回路26側の接点はそれぞれ抵抗R3でグランドに接続されて、“L”レベルにプルダウンされている。
また、他方の接点は電源端+Vcに接続され、各スイッチ22がONされた状態ではアンド回路26側の接点が“H”レベルとなるようにしている。
【0032】
次に本実施の形態の作用を説明する。
このような構成のフットスイッチ1ではペダル3Iを踏む操作を行わないと、図4に示すようにスイッチングアーム15の先端に設けた遮光板17が内蔵スイッチを構成するフォトインタラプタ18の発光素子と受光素子の間に挿入されて遮光する遮光状態である。
【0033】
この遮光状態では図5に示すようにフォトインタラプタ18の受光素子18Bの出力は“L”であり、内蔵スイッチはOFFの状態である。
【0034】
また、図2に示すようにこのフットスイッチ1が床25面に載置されていると、各スイッチ22はフットスイッチ1の自重に押しボタンが板24で押圧されてONとなる状態となる。この状態は図5でスイッチ22が2点鎖線で示すようにONした状態で、アンド回路26へのスイッチ22の出力は“H”となる。
【0035】
従って、この状態でペダル3Iを踏む操作を行い、シャーシ9を下降させ、ペダルアーム12を軸13を支点として回動させ、連結部材14が穴に係入されたスイッチングアーム15を軸16の周りで回動させることにより、遮光板17はフォトインタラプタ18の発光素子と受光素子の間から下方に外れて図5に2点鎖線で示すような状態になる。
【0036】
すると、受光素子18Bは発光素子18Aの光を受光する状態となり、この発光素子18Aの出力は“H”となり、内蔵スイッチがONする。各スイッチ22はONであるので、アンド回路26は内蔵スイッチを構成する受光素子18Bの出力を通す。つまり、フットスイッチ1が床25面に載置されていると、ペダル3Iの操作により内蔵スイッチの操作信号を出力する。
【0037】
つまり、通常の使用状態で、ペダル3Iを踏む操作を行うと、内蔵スイッチをONする操作信号がアンド回路26を経てリレースイチ27を駆動してスイッチ回路から出力される。
【0038】
これに対し、フットスイッチ1が床面25に置かれていない状態では図5の実線で示すように各スイッチ22の接点はOFFで、この場合の各スイッチ22のアンド回路26への出力は“L”である。
【0039】
この状態ではペダル3Iに力が加わって内蔵スイッチをONにする操作が印加されても、アンド回路26への出力は“L”のままとなり、通常の使用状態でない状態で誤ってペダル3Iが操作されても操作信号が出力されない。
【0040】
従って、本実施の形態によれば、フットスイッチ1を床上に置かないとペダル3Iに力が加わっても操作信号を出力しないため、設置途中にペダル3Iが踏まれても警告を発することなく、それを解除する煩わしい操作等を行わなくても済む。
なお、図5において、リレースイッチ27を設けないで、アンド回路26の出力をフットスイッチ1の各ペダル操作によるスイッチ出力としても良い。
【0041】
なお、図5では2つのスイッチ22がONした場合には内蔵スイッチから操作信号が出力される構成のスイッチ回路にしているが、これに限定されるものでなく、例えば4つのスイッチ22が全てONにならないとペダル3Iを踏んでも出力しないようなスイッチ回路の構成でも良いし、3つのスイッチ22がONにならないとペダル3Iを踏んでも出力しないようなスイッチ回路の構成でも良い。また、1つのスイッチ22がONにならないとペダル3Iを踏んでも出力しないようなスイッチ回路の構成でも良い。
【0042】
(第2の実施の形態)
次に本発明の第2の実施の形態を図6ないし図8を参照して説明する。図6は第2の実施の形態のフットスイッチの長手方向の中央部の側面断面を示し、図7は傾きセンサの構造を示し、図8は傾きセンサによる作用説明図を示す。
本実施の形態の目的は第1の実施の形態と同様である。
【0043】
図6の長手方向中央部の側断面図で第2の実施の形態のフットスイッチ31におけるペダル3Bの内部構造を示す。第1の実施の形態では、フレーム2の底面部の角部にそれぞれスイッチ22を設けたが、本実施の形態ではフレーム2内に傾きセンサ32を設けるようにしている。
【0044】
図6に示すようにフレーム2内の例えば、軸13の上部側のスペースに、取付部材33にネジ34とスペーサ35によって水平に固定された基板36上に傾きセンサ32が取り付けられている。
【0045】
この傾きセンサ32の詳細を、図7の3面図で示す。図7(A)は平面図、図7(B)は図7(A)の断面図、図7(C)は図7(A)の右側面図である。この傾きセンサ32はフォトインタラプタ41の(発光素子と受光素子とが対向する)間に透明な箱38を配置し、この箱38内に傾きに応じて移動する非透明部材からなるボール39を収納したものであり、図7では基板36及びフォトインタラプタ41側は2点鎖線にして、実線で示す箱38側の構造を識別し易くしている。
【0046】
図7に示すように脚部37を有する透明な材質の箱38内に非透明材料からなるボール39が入っている。箱38の上部には透明材料には限らない蓋40が固定されており、ボール39が箱38外に出ないようになっている。
【0047】
この箱38の底部の外側には基板36上に取り付けられたフォトインタラプタ41が配置されている。この場合、フォトインタラプタ41の発光素子と受光素子が対向する両素子の間に箱38の長手方向の中央部が位置するように配置されている。
【0048】
また、この箱38の底面38Aは円弧状になっており、基板36が水平な状態ではボール39は底面38Aの中心位置の最も低い位置にあり、この状態では図7に示すようにボール39は発光素子と受光素子が対向する検知領域41A内にあって発光素子の光を遮光して、受光素子に届くのを遮る。このような状態で傾きセンサ32がフレーム2に取り付けられている。
この傾きセンサ32を構成するフォトインタラプタ41は図示しないハーネスでフットスイッチ31内部の基板24(図3、図4参照)に接続されている。
【0049】
そして、傾きセンサ32が傾いて、ボール39が検知領域41Aから外れた位置に移動すると、受光素子の出力が例えば“H”から“L”に反転するようにしている。
【0050】
そして、この傾きセンサ32によりフットスイッチ31の内蔵スイッチが通常の使用状態でない場合、より具体的にはフットスイッチ31が傾いている状態では内蔵スイッチが操作されてONとなった場合にも、操作信号を出力しないスイッチ回路を構成している。
【0051】
例えば、この場合のスイッチ回路は図5のスイッチ回路において、2つのスイッチ22の代わりに1つの傾きセンサ32を用い、内蔵スイッチ及び傾きセンサ32の出力を(3入力のアンド回路26の代わりに)2入力にしたアンド回路を通す構成にしている。
その他は第1の実施の形態と同様の構成であり、同じ部材には同じ符号を付け、その説明を省略する。次に本実施の形態の作用を説明する。
【0052】
フットスイッチ31が長手方向に対して傾いていない場合には図7のようにボール39は検知領域41A内にある。この状態では傾きセンサ32の出力は“H”である。図5で説明すると、2つのスイッチ22をONした状態に相当し、アンド回路26は内蔵スイッチの信号を通す状態となる。
【0053】
従って、ペダル3Iを踏む操作を行って内蔵スイッチをONすると、そのONの操作信号が出力される。また、OFFにした場合にも、そのOFFの操作信号状態になる。
【0054】
これに対し、フットスイッチ31が長手方向に沿った方向で傾くと、箱38の底面38Aがフォトインタラプタ41の検知領域41Aを底部とする弧を描いた形状となっているため、図8に示すように、ボール39は重力の作用により、フォトインタラプタ41の検知領域41Aから外れる。なお、図8で符号42は長手方向の水平面を示す(この方向は図6では紙面垂直な方向である)。
【0055】
すると、傾きセンサ32の出力は“L”となる。図5で説明すると、2つのスイッチ22をOFFした状態に相当し、アンド回路26は内蔵スイッチの信号を通さない状態となる。
【0056】
従って、ペダル3Iを踏む操作を行って内蔵スイッチをONしてもその操作信号が出力されない。つまり、内蔵スイッチが誤って操作されてもその操作信号が出力されることを防止する。
【0057】
また、フットスイッチ31が図6で符号43の方向に傾いた時は、箱38の側部38Bはフォトインタラプタ41の検知領域41Aを頂点とする弧を描いた形状であるため、やはりボール39は重力の作用により、検知領域41Aから外れる。
この場合にも、内蔵スイッチが操作されてもその操作信号を出力しない。
【0058】
なお、本実施の形態における傾きセンサ32は傾きを検出するものであれば良く、図7で説明したような構造のものに限定されるものでない。
【0059】
本実施の形態によれば、フットスイッチ31が水平状態にないとペダル3Iが操作されても操作信号を出力しない構造のため、設置時や収納時に誤ってペダル3Iを押しても操作信号を出力することがなく、警告出力やその解除の煩わしさがなくなる。
【0060】
(第3の実施の形態)
次に本発明の第3の実施の形態を図9及び図10を参照して説明する。図9及び図10は本発明の第3の実施の形態のフットスイッチの構造をペダル部分及びスイッチングアーム部分での断面で示す。つまり、図9は図1のA−A線の断面位置に相当し、図10は図1のB−B線の断面位置に相当する。本実施の形態の目的は衝撃が加わっても出力しないフットスイッチを提供することにある。
【0061】
本実施の形態のフットスイッチ51は第1の実施の形態のフットスイッチ1において、スイッチ22を設けないで、底面カバー21に衝撃吸収用部材52を設けたものである。
【0062】
つまり、このフットスイッチ51では、底面カバー21の裏面には板状の衝撃吸収用部材52が固定されている。
その他の部分の構成は第1実施の形態と同じ構成であり、同じ部材には同じ符号を付け、その説明を省略する。
【0063】
なお、本実施の形態における衝撃吸収用部材52は、衝撃のエネルギを吸収する材料であればよく、ネオプレンゴム以外では、シリコンゴム、発泡材等の素材、あるいは、コイルバネなどで構成された機構でもよい。
また、この他にもフットスイッチ51のシャーシ2が、全て衝撃吸収性の材料で構成されていてもよい。
【0064】
次に本実施の形態の作用を説明する。
通常のペダル3Iを踏む通常の操作では、持続的にペダルアーム12を押圧する力が加えられるため、バネ11によって保持されているシャーシ9、軸13を中心として回動するペダルアーム12等の部材の慣性によって、それらの部材が底面カバー21方向へ落ち込み、ペダルアーム12に固定されている連結部材19も下降する。
【0065】
そして、軸16を中心として回動するスイッチングアーム15も下降させ、スイッチングアーム15の一端に固定されている遮光板17がフォトインタラプタ18から下方に抜けることによって内蔵スイッチがONし、その操作信号が出力されることになる。
【0066】
この場合、衝撃吸収部材52によって持続的な押圧力は殆ど減衰されない(より具体的には、衝撃吸収部材52は持続的な押圧力で収縮した状態となり、その後は押圧力を減衰させない状態となる)。
【0067】
これに対し、通常のペダル3Iを踏む操作のような持続的にペダルアーム12を押圧する力でなく、フットスイッチ51に落下、あるいは横倒しによって、衝撃が加えられたとする。
【0068】
そのような衝撃が加えられても、衝撃吸収部材52によってその衝撃は減衰されるので、シャーシ9の下降は阻止される。また、同様にスイッチングアーム15の単独の回動も、衝撃吸収部材52によって減衰された衝撃のエネルギでは、フットスイッチ51の内蔵スイッチはONには至らない。以上の作用によって、フットスイッチ51に加えられた衝撃によって、操作者の意図しない内蔵スイッチのONを回避できる。
【0069】
本実施の形態は以下の効果を有する。
不意の落下や、横倒しに対してもフットスイッチ51がONになる恐れが無くなったので、フットスイッチ51に対して多少手荒な取り扱いも寛容でき、準備、片づけ等が迅速化できる。
【0070】
なお、本実施の形態のフットスイッチ51では底面カバー21に衝撃吸収用部材52を取り付けていたが、衝撃吸収用部材52を着脱自在で取り付けられるようにしても良い。
【0071】
つまり、既存のフットスイッチの底面形状にほぼ嵌合する(より正確には、底面形状より少し小さく、弾性的に押し広げて着脱自在に取り付け可能になる)凹部を設けて着脱自在に取り付け可能な取付部を例えば一体的に備えたゴム部材等からなる衝撃吸収用部材52を取り付けるようにしても良い。このようにすると、既存のフットスイッチに装着することにより、第3の実施の形態と同様の効果があるフットスイッチを実現できる。
【0072】
(第4の実施の形態)
次に本発明の第4の実施の形態を図11及び図12を参照して説明する。図11及び図12は本発明の第4の実施の形態のフットスイッチの構造をペダル部分及びスイッチングアーム部分での断面で示す。つまり、図11は図1のA−A線の断面位置に相当し、図12は図1のB−B線の断面位置に相当する。本実施の形態の目的は第3の実施の形態と同様である。
本実施の形態は例えば第3の実施の形態において、さらにフレーム2内にダンパ手段を設けたものである。
【0073】
図11に示すように本実施の形態のフットスイッチ61では、ペダル3Iを上方に付勢する各バネ11の内側に衝撃力を吸収するダンパ62がそれぞれ配置され、各ダンパ62及びバネ11でシャーシ9とその下側の開口周囲のフレーム2部分を結合している。
【0074】
各ダンパ62は、一般の粘性ダンパでなくとも、ある一定以上の力が持続的に加わらなければシャーシ9が動かないようにする部材であれば良い。
また、図12に示すようにスイッチングアーム15における遮光板17とは反対側の端部15Aには、コイル状のバネ63が取り付けられている。バネ63の軸に沿って図11と同様に、ダンパ64が取り付けられている。
その他の部分の構成は第3の実施の形態と同じである。
【0075】
次に本実施の形態の作用を説明する。
通常のペダル3Iを踏む通常の操作では、持続的にペダルアーム12を押圧する力が加えられるため、第3の実施の形態と殆ど同様に作用し、内蔵スイッチがONする。
【0076】
この場合、衝撃吸収部材52、ダンパ62、64は持続的な押圧力を収縮する過程で吸収するが、収縮してしまった状態では押圧力を吸収しないので、ペダルアーム12の回動、連結部材19の下降、軸16を中心としてスイッチングアーム15の下降等により、スイッチングアーム15の一端に固定されている遮光板17がフォトインタラプタ18から下方に抜けることによって内蔵スイッチがONし、その操作信号が出力されることになる。
【0077】
これに対し、通常のペダル3Iを踏む操作のような持続的にペダルアーム12を押圧する力でなく、フットスイッチ51に落下、あるいは横倒しによって、衝撃が加えられたとする。
すると、その衝撃力は、衝撃吸収部材52、ダンパ62、64によって衝撃エネルギが減衰され、内蔵スイッチがONするには至らない。
【0078】
従って、本実施の形態は衝撃力に対して内蔵スイッチがONすることを第3の実施の形態よりもさらに防止できる。
なお、本実施の形態において、衝撃吸収部材52を設けない構成にしても良い。また、ダンパ62及び64における一方のダンパのみにしても良い。この場合には、第3の実施の形態と殆ど同様の作用及び効果を有する。
【0079】
(第5の実施の形態)
次に本発明の第5の実施の形態を図13を参照して説明する。本実施の形態の目的は設置時等で衝撃が加わっても作動しない医療用フットスイッチを提供することにある。
【0080】
図13はフットスイッチ71内部のスイッチ基板72の回路構成を示す。スイッチ基板72はペダル操作でON/OFFする内蔵されたスイッチ73の出力がアンド回路74に入力されると共に、ショック力を検出するショックセンサ75の出力で起動するワンショットマルチバイブレータ(図13ではワンショットと略記)76の出力がアンド回路74に入力され、このアンド回路74の出力で電気メス装置77の動作を制御するスイッチ回路の構成となっている。
【0081】
ショックセンサ75は衝撃を受けると信号を発生し、その信号を受けたワンショットマルチバイブレータ76からは一定時間“L”の信号が出力される。その間、スイッチ73が作動しても(“H”となっても)、ワンショットマルチバイブレータ76からの信号が“H”に戻るまでの時間、スイッチ73の信号が電気メス装置77に出力されないような構成になっている。
その他の部分の構成は第1実施の形態と同じである。
【0082】
本実施の形態によれば、衝撃を検知した時から一定時間、スイッチ73が機能しない構造のため、フットスイッチ71を使用するために床面等に設置する際、その衝撃による無意味なスイッチ73の作動による警告出力及びその解除をする煩わしさが改善される。
【0083】
(第6の実施の形態)
次に本発明の第6の実施の形態を図14及び図15を参照して説明する。図14はスイッチ基板のスイッチ回路の構成を示し、図15は衝撃検出用スイッチ付近の構造を示す。本実施の形態の目的は第5の実施の形態と同じである。
図14に示す第6の実施の形態のフットスイッチ71′はその内部のスイッチ基板72′は、図13において、ショックセンサ75の代わりに衝撃検出用スイッチ78が用いられており、この衝撃検出用センサ78の出力でワンショットマルチバイブレータ(図14ではワンショットと略記)76を起動するようにしている。その他は図13と同様の回路構成をしている。
【0084】
図15は衝撃検出用スイッチ78付近の構成を示す。衝撃検出用スイッチ78は、フォトインタラプタ79と、軸16により回動しフォトインタラプタ79の間を横切る遮光レバー80とから成り、遮光レバー80はバネ81でその後端部を押し上げられるように付勢することにより、(バネ81とは軸16を挟むように反対側の)遮光レバー80の先端でフォトインタラプタ79を常時遮るように保持されている。
【0085】
バネ81はフットスイッチ71に衝撃が加わった時にスイッチ73のレバー(図示しない)より速く、衝撃検出スイッチ78部分の遮光レバー80が作動するように弾性特性が設定されている。その他の部分の構成は第1の実施の形態と同じである。
【0086】
次に本実施の形態の作用を説明する。
図14に示すスイッチ回路は衝撃検出用スイッチ78の遮光レバー80が回動しフォトインタラプタ79から外れることによりフォトインタラプタ79から信号を発生すると、その信号を受けたワンショットマルチバイブレータ76から一定時間“L”の信号が出力される。
【0087】
この“L”の信号が出力される間、スイッチ73が作動しても(“H”となっても)、ワンショットマルチバイブレータ76からの信号が“H”に戻るまでの時間、スイッチ73の信号が電気メス装置77に出力されない。
本実施の形態は第5の実施の形態と同じ効果を有する。
【0088】
(第7の実施の形態)
次に本発明の第7の実施の形態を図16及び図17を参照して説明する。図16は第7の実施の形態を備えた内視鏡システムを示し、図17はフットスイッチ本体を収納する収納箱を示す。本実施の形態の目的は収納状態では操作信号を出力しないフットスイッチを提供することにある。
【0089】
図16に示す内視鏡システム82は光源装置、画像処理装置、電気メス装置などの内視鏡周辺装置を内視鏡収納装置本体83に内蔵している。また、この内視鏡収納装置本体83の前部下端にはその裏面等にケーブルが配線された床部84が前方に敷設され、内視鏡画像を表示するモニタ装置85等と電気的に接続されている。
【0090】
この床部84から内視鏡収納装置本体83に一端が接続されたケーブル86の他端側が露出し、フットスイッチ本体87に接続されている。また、内視鏡装置本体83の前部下端には使用しない場合のフットスイッチ本体87を収納する収納箱88が固定されている。
【0091】
本実施の形態のフットスイッチはこのフットスイッチ本体87と、これを使用しない時に収納する収納箱88とから構成されている。このフットスイッチ本体87は例えば図9のフットスイッチ51において、衝撃吸収用部材52を除去したもので構成される。つまり、このフットスイッチ本体87は既存のフットスイッチでも良い。
【0092】
図17はこのフットスイッチ本体87が使用されない時に、収納される収納箱88の詳細を示す。
収納箱88には光学式センサ91、92が対向して取り付けられており、光学式センサ91、92は内視鏡システム82の電気メス装置の出力制御回路に図示しないハーネスによって接続されている。電気メス装置の出力制御回路は、収納箱88にフットスイッチ本体87が収納され、光学式センサ91、92の光路93が遮断されている場合は、フットスイッチ本体87のペダルを踏んでも出力しないような回路構成になっている。
なお、本実施の形態では光学式センサを用いているが、超音波センサ、重量センサでも同様の効果が得られる。
【0093】
本実施の形態によれば、収納時は出力しないため、収納時にペダルが押されても、出力することはなく、警告出力やその解除の煩わしさがなくなる効果がある。また、本実施の形態によれば、既存のフットスイッチに対しても適用できる効果がある。
【0094】
(第8の実施の形態)
次に本発明の第8の実施の形態を図18を参照して説明する。図18は第8の実施の形態におけるフットスイッチ本体を示す。本実施の形態の目的は第7の実施の形態と同じである。
【0095】
図18に示す本発明の第8の実施の形態におけるフットスイッチ本体101はケーブル105によって電気メス装置(図示しない)の出力制御回路に接続されている。フットスイッチ本体101には収納箱(図示しない)に収納する際の底面となる面(通常の使用状態では側面)にスイッチ102が固定されている。スイッチ102はハーネスでフットスイッチ本体101内部の基板に接続されている。
【0096】
スイッチ102部分の構成は第1の実施の形態のスイッチ22と同様であるが、スイッチ102では押圧されないとONで押圧されるとOFFとなるものが採用されている。
【0097】
そして、フットスイッチ本体101はスイッチ102のいずれかが押圧されている場合はペダル3Iが押されても出力しない回路構成になっている。
その他フットスイッチ本体101の構成は例えば第3の実施の形態のフットスイッチ51において、衝撃吸収部材52を除去した内部構成と同じである。
本実施の形態は第7の実施の形態と同じ効果を有する。
【0098】
なお、上述した各実施の形態等を部分的に組み合わせて構成される実施の形態等も本発明に属する。例えば、第8の実施の形態におけるフットスイッチ本体101として第1の実施の形態のフットスイッチ1にスイッチ102を設けたものを採用しても良い。このようにすると、第1の実施の形態の作用効果と共に、第8の実施の形態の作用効果を有するものとなる。
なお、上述した各実施の形態等を部分的等で組み合わせて構成される実施の形態等も本発明に属する。
【0099】
[付記]
1.ペダルを踏むことで内蔵スイッチを入・切する構造を有する医療用フットスイッチにおいて、
通常の使用状態以外での前記内蔵スイッチによる出力を防ぐ手段を設けたことを特徴とする医療用フットスイッチ。
2.前記の通常の使用状態以外での前記内蔵スイッチによる出力を防ぐ手段が、床上に置いた状態を検知することによってなされることを特徴とする、付記1記載の医療用フットスイッチ。
【0100】
3.前記の床上に置いた状態を検知する手段が、医療用フットスイッチ底面に設けられたスイッチによってなされることを特徴とする、付記2記載の医療用フットスイッチ。
4.前記の通常の使用状態以外での前記内蔵スイッチによる出力を防ぐ手段が、水平であることを検知することによってなされることを特徴とする、付記1記載の医療用フットスイッチ。
【0101】
5.前記の水平であることを検知する手段が、傾きセンサによってなされることを特徴とする、付記4記載の医療用フットスイッチ。
(付記1〜5の目的)
医療用フットスイッチを通常使用する状態、すなわち床上に置いた状態以外ではペダルが動いてもスイッチによる操作信号を出力しない医療用フットスイッチを提供することを目的とする。
(付記1〜5の作用)
この構成によれば、フットスイッチが床上に置かれていない状態でペダルが押され、スイッチが入ることにより、出力未設定時に装置本体が発する警告出力を解除する煩わしさが改善される。
【0102】
6.ペダルを踏むことで内蔵スイッチを入・切する構造を有する医療用フットスイッチにおいて、
衝撃を加えられても出力しない手段を有することを特徴とする医療用フットスイッチ。
7.前記の衝撃を加えられても出力しない手段が、医療用フットスイッチ外装に設けられた衝撃吸収部材によってなされることを特徴とする、付記6記載の医療用フットスイッチ。
【0103】
8.前記の衝撃を加えられても出力しない手段が、医療用フットスイッチのペダル内に設けられた衝撃吸収部材によってなされることを特徴とする、付記6記載の医療用フットスイッチ。
9.前記の衝撃を加えられても出力しない手段が、衝撃を検知し、衝撃を受けてから一定時間出力を禁止することによってなされることを特徴とする、付記6記載の医療用フットスイッチ。
【0104】
10.前記衝撃を検知する手段がショックセンサから成る付記9記載の医療用フットスイッチ。
(付記6〜10の目的)
衝撃が加わっても出力しないフットスイッチを提供することを目的とする。
(付記6〜10の作用)
この構成によれば、フットスイッチを床に設置する際にその衝撃でスイッチが入ることにより、出力未設定時に装置本体が発する警告出力を解除する煩わしさが改善される。
【0105】
11.ペダルを踏むことで内蔵スイッチを入・切する構造を有するフットスイッチとその収納部とを有する内視鏡システムにおいて、
収納していることを検知する手段を有し、収納状態では出力しないようにしたことを特徴とする内視鏡システム。
12.前記収納していることを検知する手段が、収納箱に設けられた光学式センサによってなされることを特徴とする、付記11記載の内視鏡システム。
【0106】
13.前記収納していることを検知する手段が、収納時にフットスイッチの底面となる場所に設けられたスイッチによってなされることを特徴とする、付記11記載の内視鏡システム。
(付記11〜13の目的)
収納状態を検知し、収納状態では出力しないようにしたフットスイッチを備えた内視鏡システムを提供することを目的とする。
(付記11〜13の作用)
この構成によれば、フットスイッチが収納されている時にペダルが押され、スイッチが入ることにより、出力未設定時に装置本体が発する警告出力を解除する煩わしさが改善される。
【0107】
【発明の効果】
以上説明したよう本発明によれば、ペダルを踏むことで内蔵スイッチを入・切する構造を有する医療用フットスイッチにおいて、
衝撃等により操作者が意図せず、通常の使用状態以外で前記内蔵スイッチによる出力を防ぐ手段を設けているので、医療装置の誤作動を有効に防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の(医療用)フットスイッチの平面図。
【図2】図1のA−A線断面図。
【図3】フットスイッチの内部構造を示す裏面図。
【図4】床から離れた状態での図1のB−B線断面図。
【図5】フットスイッチにおけるペダル部の等価回路図。
【図6】本発明の第2の実施の形態のフットスイッチの断面図。
【図7】傾きセンサの構造を示す図。
【図8】傾きセンサによる作用説明図。
【図9】本発明の第3の実施の形態のフットスイッチのペダル部分での断面図。
【図10】フットスイッチのスイッチングアーム部分での断面図。
【図11】本発明の第4の実施の形態のフットスイッチのペダル部分での断面図。
【図12】フットスイッチのスイッチングアーム部分での断面図。
【図13】本発明の第5の実施の形態におけるスイッチ基板の回路構成を示す図。
【図14】本発明の第6の実施の形態におけるスイッチ基板の回路構成を示す図。
【図15】フットスイッチにおける衝撃検出用スイッチ付近の構造を示す断面図。
【図16】本発明の第7の実施の形態を備えた内視鏡システムの斜視図。
【図17】収納箱を示す斜視図。
【図18】本発明の第8の実施の形態におけるフットスイッチ本体を示す平面図。
【符号の説明】
1…(医療用)フットスイッチ
2…フレーム
3A、3B、3C…ペダル
4…仕切り板
5…ケーブル
7…ペダルカバー
7A…蛇腹部
8…ビス
9…シャーシ
11…バネ
12…ペダルアーム
13、16…軸
14…連結部材
15…スイッチングアーム
17…遮光板
18…フォトインタラプタ
19…回路基板
20…スペーサ
21…底面カバー
22…スイッチ
23…蛇腹
24…板
25…床面
26…アンド回路
27…リレースイッチ
Claims (1)
- ペダルを踏むことで内蔵スイッチを入・切する構造を有する医療用フットスイッチにおいて、
衝撃を受けると作動する遮光レバーの動作を検出するフォトインタラプタと、
該フォトインタラプタにより衝撃が検出されたとき、一定時間、出力を停止するスイッチ回路と、
を設けたことを特徴とする医療用フットスイッチ。
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