JP4081114B2 - 防振装置の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、主として自動車などの車両において振動や騒音を遮断するために用いられるブッシュタイプの防振装置の製造方法に関するものである。
従来、自動車のサスペンションブッシュ等として使用される防振装置として、同心的に配置された内筒と外筒とを両筒間に介設したゴム状弾性体により結合したものが知られている。
このような防振装置において、内筒と外筒との半径方向における相対変位量を制限するために、外筒内周面又は内筒外周面から半径方向に突出するストッパゴム部を設けることがある(例えば、日本国特開2001−295887号公報、日本国特開2000−346134号公報、日本国特開2000−88026号公報など)。かかるストッパゴム部は、従来、内筒と外筒とを結合するゴム状弾性体の本体部と同じエラストマー材料(通常、ゴム材料)により形成されるのが通例である。
上記のような防振装置において、ゴム状弾性体の本体部とストッパ部を異なるエラストマー材料で成形することができれば、例えば、本体部には防振性能を重視したエラストマー材料を用いつつ、ストッパ部には潤滑性の高いエラストマー材料を使用することにより、本来の防振性能を確保しながら、本体部とストッパ部との摩擦による異音発生を抑えることができるなど、防振装置に優れた特性を付与することができる。その場合に、ストッパ部と本体部とを、いずれか一方を成形した後に、他方を成形するという方法では、工数増加により大幅なコストアップにつながる。そのため、本体部とストッパ部とを異なるエラストマー材料で同時に成形することが望まれるが、その場合、両者のエラストマー材料が成形時に混ざらないようにすることが重要である。
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、ゴム状弾性体の本体部とストッパ部とを異種材料で成形することができ、防振装置に優れた特性を付与することができる防振装置の製造方法を提供することを目的とする。
本発明に係る防振装置の製造方法は、内筒と、該内筒を取り囲む外筒と、これら内筒と外筒の間に設けられたゴム状弾性体とを備え、該ゴム状弾性体が、内筒外周面と外筒内周面の双方に固着されて内筒と外筒とを結合する本体部と、外筒内周面又は内筒外周面のいずれかに固着されて半径方向に突出するストッパ部とからなり、これら本体部とストッパ部とが異なるエラストマー材料で形成された防振装置の製造方法であって、前記外筒と前記内筒とを、両筒間に前記本体部を成形する第1キャビティ空間と前記ストッパ部を成形する第2キャビティ空間とが設けられるように成形型にセットする工程と、前記第1キャビティ空間に前記本体部のエラストマー材料を、前記第2キャビティ空間に前記ストッパ部のエラストマー材料をそれぞれ注入する工程と、前記本体部と前記ストッパ部の成形後に成形型から脱型する工程とを含み、前記成形型が前記第1キャビティ空間と前記第2キャビティ空間とを区画して前記ゴム状弾性体に軸方向に貫通する空間部を形成するコア部を備え、該コア部が外筒内周面又は内筒外周面に当接することで両キャビティ空間の間をシールする軸方向に延びるシール面を備え、該シール面に軸方向に延びる溝が設けられて、該シール面を外筒内周面又は内筒外周面に当接させた状態で前記エラストマー材料を注入するものである。
このようにシール面に軸方向に延びる溝を設けたことにより、第1キャビティ空間に注入された本体部のエラストマー材料や、第2キャビティ空間に注入されたストッパ部のエラストマー材料が、シール面に侵入してきた場合でも、これらのエラストマー材料をこの溝に逃がすことができる。そのため、一方のキャビティ空間に注入したエラストマー材料がシール面を越えて他方のキャビティ空間に侵入することを防止することができる。
よって、ゴム状弾性体の本体部とストッパ部とを異種材料で同時に成形するものでありながら、両者のエラストマー材料が混ざるという不具合を防止することができる。また、ゴム状弾性体の本体部とストッパ部とを異種材料で成形することにより防振装置に優れた特性を付与することができる。
本発明においては、前記ストッパ部が外筒内周面に固着されて半径方向内方に突出する凸部であり、前記コア部のシール面が外筒内周面に当接することで第1キャビティ空間と第2キャビティ空間との間をシールするものであることが好ましい。このように外筒側に異種材料からなるストッパ部を設ける場合、コア部は外筒内周面に当接してシールすることになるが、外筒内周面は内筒外周面よりも周方向寸法が大きいので、シール面の周方向寸法を大きく確保しやすい。
本発明においては、また、前記ストッパ部が前記内筒を挟んで直径方向に相対する2箇所に設けられ、該ストッパ部の周方向における両側に前記コア部によって軸方向に貫通する前記空間部が形成されてもよい。
本発明においては、また、前記外筒が合成樹脂からなり、前記成形型へのセット時にその外周を取り囲む外周型により該外筒を縮径して、外筒内周面を前記コア部に密着させてもよい。このように合成樹脂製の外筒を縮径させることにより、外筒の内周面とコア部のシール面との密着性が高くなり、シール性を一層向上することができる。
本発明において、本体部とストッパ部とは、種類の異なるエラストマー材料であれば種々の組み合わせを採用することができ、例えば、ストッパ部に潤滑性の高いエラストマー材料を用いることにより、両者の摩擦による異音の発生を抑制することができる。また、ストッパ部に減衰性の高いエラストマー材料を用いることにより操縦安定性を向上することができる。また、ストッパ部に硬度の高いエラストマー材料を用いることにより耐久性を向上することができる。
図1は、本発明の1実施形態に係る防振装置の断面図(図2のI−I線断面図)、
図2は、図1のII−II線断面図、
図3は、図2の矢印III方向から見た側面図、
図4は、同実施形態における成形時の断面図、
図5は、図4のV−V線断面図、
図6は、同防振装置の車両への組付け時の断面図である。
以下、本発明の1実施形態に係る防振装置について図1〜6に基づいて説明する。
この防振装置は、円筒状の金属製の内筒10と、該内筒10を軸平行かつ同心的に取り囲む円柱状の合成樹脂製の外筒12と、両筒10,12間に介設されたゴム状弾性体14とからなるブッシュタイプの防振装置である。
内筒10は、この例では、一般にアルミニウム製品として使用される各種のアルミニウム材料、即ちアルミニウムを主材とする合金等を含むアルミニウム材料により成形されている。なお、このようなアルミニウム材料を用いる代わりに、鋼材等の鉄製の内筒を用いることもできる。
外筒12は、この例では、ポリアミド等の合成樹脂にガラス繊維などの繊維状補強材を配合した材料から成形されたものである。なお、このような合成樹脂製の外筒を用いる代わりに、鋼材等の鉄製やアルミニウム製などの金属製の外筒を用いることもできる。
外筒12は、図2に示すように、軸方向の一端において半径方向外方に延びるフランジ部16を備える。一方、軸方向の他端は、後述するアームの筒部4への取り付け作業性を考慮して外周面がわずかに先細状になるように形成された傾斜面部18を備える。
ゴム状弾性体14は、内筒10の外周面と外筒12の内周面の双方に加硫接着手段により固着されて内筒10と外筒12とを結合する筒状の本体部20と、外筒12の内周面に加硫接着手段により固着されて半径方向内方に突出する凸状のストッパ部22とからなる。
ゴム状弾性体14は、内筒10を挟んで直径方向に相対する2箇所に、軸方向に貫通する空間部24,24を備えており、この空間部24を介して本体部20とストッパ部22とが隔てた状態に設けられている。空間部24は、周方向における中央部24aでは狭く、両端部24b,24bでは広く形成されており、この両端部24bが外筒12の内周面まで達することで外筒12の内周面上において本体部20とストッパ部22とが区画されている。このように空間部24を形成することで、本体部20は、直径方向に相対する2箇所で内筒10と外筒12とを連結しており、ストッパ部22は、この連結部の直径方向と直交する方向において、内筒10を挟んで直径方向に相対する2箇所に設けられている。そして、このストッパ部22に相対する内筒10の外周面に本体部20から一体に延びる本体側ストッパ部26が半径方向外方に突出して設けられている。
本体部20とストッパ部22とは、異なるエラストマー材料で成形されている。このようなエラストマー材料としては、ゴム材料や熱可塑性エラスマー材料などのゴム状弾性を持つ各種材料の中から適宜に選択して使用することができる。
その際、本体部20には、防振性能等といった防振装置のゴム状弾性体14として本来要求される物性を満足するエラストマー材料を用いつつ、ストッパ部22にはこれとは異なるエラストマー材料を使用することにより、防振装置本来の性能を確保しながらストッパ部22に他の特性を付与することができる。例えば、本体部20には、耐久性の高いゴム材料(例:天然ゴム(NR)等)や、動バネ定数の低いゴム材料(例:NRとブタジエンゴムのブレンド(NR/BR)等)や、高減衰性のゴム材料(例:スチレンブタジエン共重合体ゴム(SBR)、NRとSBRのブレンド(NR/SBR)等)や、耐熱性に優れるゴム材料(例:エチレンプロピレンジエン共重合体ゴム(EPDM)等)などを選択することができる。その一方、ストッパ部22には、ワックスを多量に配合することにより潤滑性を高くしたゴム材料や熱可塑性エラストマー材料を用いて本体部20との摩擦による異音発生を抑制してもよく、また、硬度の高いゴム材料を用いて耐久性を向上させることもできる。あるいはまた、高減衰性のゴム材料(例:SBR、NR/SBR等)を用いて操縦安定性を向上させてもよい。このようにストッパ部22に高減衰性のゴム材料を用いると、大入力時にスムーズにエネルギーを吸収、発散することができ、これにより急激な挙動変化がなく、安定したフィーリングが得られ、もって操縦安定性が向上する。
次に、この防振装置の製造方法について説明する。
まず、上記の内筒10と外筒12とを成形型50にセットする。成形型50は、図4に示すように、上型52と、下型54と、外筒12の外周を取り囲む外周型56とからなり、これらをセットした状態で、内筒10と外筒12の間に、本体部20を成形する第1キャビティ空間58と、ストッパ部22を成形する第2キャビティ空間60とが形成されるようになっている。
詳細には、上型52と下型54には、第1キャビティ空間58と第2キャビティ空間60とを区画してゴム状弾性体14に上記空間部24を形成するコア部62が設けられている。このコア部62は、軸方向の中間位置で型割りされるように構成されている。また、外周型56は、周方向に複数に分割されるように構成されており、この実施形態では図5に示すように2つに分割される。
コア部62は、外筒12の内周面に当接することで、第1キャビティ空間58と第2キャビティ空間60との境界部をシールするシール面64を備える。このシール面64は、コア部62の長手方向、即ち軸方向に沿って延びる面であり、上記空間部24の両端部24bを成形するコア部62の肉厚の両端部62bに設けられている。また、シール面64は、外筒12の内周面に隙間なく当接するように当該内周面と同じ曲率半径を持つ曲面状に形成されている。そして、このシール面64には、周方向のほぼ中間位置に、軸方向に延びる溝66が設けられており、この溝66を含むシール面64が外筒12の内周面に当接するように構成されている。
特に、この実施形態では、分割型である外周型56を型閉めする際に、その型閉め動作に伴って外筒12の外周面が内方に押圧されることにより、樹脂製外筒12が縮径されるように、樹脂製外筒12の外径と外周型56の内径とが設定されている。このように外筒12を縮径させると、その内側のコア部シール面64に外筒12の内周面を一層しっかりと密着させることができ、シール性を向上することができる。
このようにして内筒12及び外筒12を成形型50にセットした後、第1キャビティ空間58に本体部20のエラストマー材料E1を注入するとともに、第2キャビティ空間60にストッパ部22のエラストマー材料E2を注入して、両エラストマー材料を同時に加硫成形する。
詳細には、図4に示すように、第1キャビティ空間58には注入口68が設けられ(図3参照)、この注入口68に射出機70からの配管72が接続されて、射出機70から射出されたエラストマー材料E1が第1キャビティ空間58に注入されるようになっている。同様に、第2キャビティ空間60には注入口74が設けられ(図3参照)、この注入口74に射出機76からの配管78が接続されて、射出機76から射出されたエラストマー材料E2が第2キャビティ空間60に注入されるようになっている。
このようにして第1キャビティ空間58と第2キャビティ空間60にそれぞれエラストマー材料E1,E2を注入して、それぞれの空間58,60内に充填させると、一部のエラストマー材料E1,E2がコア部62のシール面64と外筒12の内周面との間に侵入してくる。その場合、本実施形態であると、上記のようにシール面64に溝66を設けたことから、シール面64に侵入してきたエラストマー材料E1,E2をこの溝66に逃がすこと、即ちこれら材料E1,E2を溝66内に溜めることができる。そのため、この溝66内が両エラストマー材料E1,E2の境界部となって(図1中の拡大図参照)、一方のキャビティ空間に注入したエラストマー材料がシール面64を越えて他方のキャビティ空間に侵入することを確実に防止することができる。
なお、両エラストマー材料E1,E2を注入するタイミングは、上記溝66内で両材料E1,E2が混ざり合うようにすることができれば、両材料の粘度、注入量、注入口の位置などに応じて、適宜に決定することができ、材料E1,E2のいずれを先に注入し始めてもよく、また同時に注入し始めるようにしてもよい。
このようにして両エラストマー材料E1,E2を注入して、ゴム状弾性体14の本体部20とストッパ部22とを加硫成形した後、成形型50から脱型することにより、防振装置が得られる。
このようにして得られた防振装置においては、上記のようにシール面64に溝66を設けたことにより、図1,2に示すように、空間部24の両端部24bに溝66によって軸方向に延びる凸条30が成形されるが、この部分は、そもそも空間部24であって使用時に本体部20とストッパ部22のいずれによっても干渉されない部分であるため、製品特性上の不利益はない。このように凸条30は、使用時にゴム状弾性体14の本体部20とストッパ部22のいずれにも接触しないことが必要であり、そのような条件を満足するものであれば、その大きさや形状等は特に限定されるものではない。
本実施形態の防振装置は、図6に示すように、内筒10にボルト1を挿入してナット2を介してブラケット3に固定されるとともに、外筒12がアームの筒部4内に圧入されることでサスペンションに組付けられる。そして、このように組付けられた状態では、外筒12が上記筒部4により縮径されることで、ゴム状弾性体14のストッパ部22がその内側に相対する本体側ストッパ部26と当接した状態になる。
なお、上記実施形態では、異種材料からなるストッパ部22を外筒12の内周面に設けたが、かかるストッパ部22は内筒10の外周面に固着させて設けることもできる。その場合、コア部62のシール面64が内筒10の外周面に当接することで第1キャビティ空間と第2キャビティ空間との間をシールするようにすればよい。
本発明によれば、ゴム状弾性体の本体部とストッパ部とを異種材料で同時成形しながら、両エラストマー材料が混ざらないようにすることができ、そのため、異音対策性能など優れた特性を持つ防振装置を低コストに提供することができる。

Claims (7)

  1. 内筒と、該内筒を取り囲む外筒と、これら内筒と外筒の間に設けられたゴム状弾性体とを備え、該ゴム状弾性体が、内筒外周面と外筒内周面の双方に固着されて内筒と外筒とを結合する本体部と、外筒内周面又は内筒外周面のいずれかに固着されて半径方向に突出するストッパ部とからなり、これら本体部とストッパ部とが異なるエラストマー材料で形成された防振装置の製造方法であって、
    前記外筒と前記内筒とを、両筒間に前記本体部を成形する第1キャビティ空間と前記ストッパ部を成形する第2キャビティ空間とが設けられるように成形型にセットする工程と、
    前記第1キャビティ空間に前記本体部のエラストマー材料を、前記第2キャビティ空間に前記ストッパ部のエラストマー材料をそれぞれ注入する工程と、
    前記本体部と前記ストッパ部の成形後に成形型から脱型する工程とを含み、
    前記成形型が前記第1キャビティ空間と前記第2キャビテイ空間とを区画して前記ゴム状弾性体に軸方向に貫通する空間部を形成するコア部を備え、該コア部が外筒内周面又は内筒外周面に当接することで両キャビティ空間の間をシールする軸方向に延びるシール面を備え、該シール面に軸方向に延びる溝が設けられて、該シール面を外筒内周面又は内筒外周面に当接させた状態で前記両エラストマー材料を注入して、前記ゴム状弾性体の本体部とストッパ部を加硫成形するともに、前記本体部のエラストマー材料及び前記ストッパ部のエラストマー材料であって前記シール面に浸入してきたものを前記溝内に溜めて、該溝により前記両エラストマー材料の境界部となる凸条を成形することを特徴とする防振装置の製造方法。
  2. 前記ストッパ部が外筒内周面に固着されて半径方向内方に突出する凸部であり、前記コア部のシール面が外筒内周面に当接することで第1キャビティ空間と第2キャビティ空間との間をシールすることを特徴とする請求項1記載の防振装置の製造方法。
  3. 前記ストッパ部が前記内筒を挟んで直径方向に相対する2箇所に設けられ、該ストッパ部の周方向における両側に前記コア部によって軸方向に貫通する前記空間部が形成されることを特徴とする請求項2記載の防振装置の製造方法。
  4. 前記外筒が合成樹脂からなり、前記成形型へのセット時にその外周を取り囲む外周型により該外筒を縮径して、外筒内周面を前記コア部に密着させることを特徴とする請求項2記載の防振装置の製造方法。
  5. 前記ストッパ部に前記本体部よりも潤滑性の高いエラストマー材料を用いることを特徴とする請求項1記載の防振装置の製造方法。
  6. 前記ストッパ部に前記本体部よりも減衰性の高いエラストマー材料を用いることを特徴とする請求項1記載の防振装置の製造方法。
  7. 前記ストッパ部に前記本体部よりも硬度の高いエラストマー材料を用いることを特徴とする請求項1記載の防振装置の製造方法。
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