JP4079832B2 - 電波干渉解消方法,およびステーション装置 - Google Patents

電波干渉解消方法,およびステーション装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は無線通信技術に関し、特に、電波干渉を解消する電波干渉解消方法、及び電波干渉を解消する機能を具備する無線通信機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、敷設の容易性、導入コストの経済性等を考慮して、オフィスや家庭等に無線LAN(Local Area Network)が導入されている。無線LANは、無線LAN導入以前より使用されていた有線LANと比較して、通信可能な範囲内において、無線LANを形成する各端末を移動させることが可能、つまり機動性が高いが、当該通信可能な範囲を示す境界が曖昧である。
【0003】
通信可能な範囲を示す境界が曖昧であるために、複数の無線LANが隣接して存在している場合、複数の無線LAN夫々の通信可能な範囲が重複する範囲に、端末が存在してしまうことがある。当該端末(以下、重複範囲に存在する端末、と称す。)は互いに隣接する無線LAN内の夫々の電波を受信することで、電波干渉問題が発生する場合がある。
【0004】
上記で説明した電波干渉を解決する方法として、重複範囲に存在する端末は、周囲の電波環境を検知し、その検知結果に基いて無線通信に使用される周波数チャネルを決定する、という方法が使用される。
【0005】
電波干渉を解消するように、無線通信に使用される周波数チャネルを決定する従来の技術として、無線通信を行う通信装置群と、これらの通信装置群と有線と接続されるとともに、これらの通信装置群で検出されたエラー発生状況に基いて使用する周波数チャネルを動的に選択する周波数チャネル制御装置とから構成される無線LANシステムがあった(特許文献1参照。)。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−271336号公報(第3頁、第1図)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に開示されている従来の技術は、無線通信装置群が無線通信を行う際に発生する電波干渉を解消するために、無線通信装置群が無線通信を行う際に使用する周波数チャネルを切替え、無線通信装置群が検出したエラー発生状況に基づいて、周波数チャネルを動的に切替える機能のみを有する周波数チャネル制御装置を無線通信装置群と有線で接続することで、新たに設置しなければならない、という問題点があった。
【0008】
そこで、無線LANで使用される周波数チャネルを制御する周波数チャネル制御装置等を新たに設けることなく、本発明は、複数の無線LANが存在することで生じる電波干渉を解消する電波干渉解消方法、及び当該電波干渉を解消する機能を具備する無線通信機器を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために,本発明では,周波数チャネルを制御するアクセスポイント装置と無線通信が可能なステーション装置に生じる電波干渉を解消する電波干渉解消方法において,ステーション装置は,無線通信中に受信する電波からフレームを取得し,ステーション装置は,取得されたフレームを参照して,アクセスポイント装置との無線通信で使用される電波を受信したか否かを判断し,ステーション装置は,アクセスポイント装置との無線通信で使用される電波とは異なる電波を受信したと判断した場合に,アクセスポイント装置に周波数チャネルの変更要求を送信し,アクセスポイント装置は,変更要求に対し応答し,アクセスポイント装置は,応答後,ステーション装置に無線通信を切断することを通知し,アクセスポイント装置は,通知後,周波数チャネルの使用を中止することを特徴とする。
【0010】
このような構成により、電波干渉状態を解消することが可能である。
【0011】
また,本発明では,周波数チャネルを制御するアクセスポイント装置と無線通信が可能なステーション装置において,無線通信中に受信する電波からフレームを取得する取得手段と,取得手段によって取得されたフレームを参照して,アクセスポイント装置との無線通信で使用される電波を受信したか否かを判断する判断手段と,判断手段によって,アクセスポイント装置との無線通信で使用される電波とは異なる電波を受信したと判断された場合に,アクセスポイント装置に周波数チャネルの変更要求を送信する送信手段と,送信手段によって送信された変更要求に対し,アクセスポイント装置が行う応答を受信する受信手段と,受信手段によって受信された応答に基いて,周波数チャネルの使用を中止する中止手段と,を具備することを特徴とする。
【0012】
このような構成により、電波干渉状態を解消することが可能である。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下本発明に係る実施の形態を、図面を参照して説明する。
【0014】
図1は、2つの無線LANが隣接するために生じる電波干渉問題を示す第1の図である。
【0015】
図1に示す第1の基本サービスエリア(以下、BSA(Basic Service Area)と称す。)1は、周波数チャネルの制御等を行う無線通信制御局の役目を果たす第1のアクセスポイント(以下、APと称す。)3を中心とする無線通信可能な範囲を表す。この第1のBSA1内に属する第1のAP3、及び第1のAP3の制御配下にある第2のステーション(以下、STAと称す。)6を初めとする無線通信端末群からなる無線通信可能な電子機器群のことを、第1の基本サービスセット(以下、BSS(Basic Service Set)と称す。)と称す。第1のBSA1内において、例えば、第1のAP3と無線通信端末である第2のSTA6は、無線通信を行うことが可能である。
【0016】
さらに、第1のBSA1に隣接する空間に、基地局の役目を果たす第2のAP4を中心とした第2のBSA2が存在する。第1のAP3及び第2のAP4の配置具合に応じて、例えば図1に示すように、第1のBSA1及び第2のBSA2が重複する範囲20が存在する場合がある。
【0017】
重複する範囲20が存在するように第1のBSA1及び第2のBSA2が配置されている場合において、まず第1のAP3の電源をオンにしたとする。当該電源オン後、第1のAP3は周囲の電波環境を検知して、無線通信を行う際に使用する任意の周波数チャネル(例えば、第1の周波数チャネル)を選択する。さらに第2のAP4の電源をオンにしたとする。当該電源オン後、第2のAP4も自機の周囲の電波環境を検知して、無線通信を行う際に使用する任意の周波数チャネル(例えば、第2の周波数チャネル)を選択する。第1のAP3及び第2のAP4夫々が使用する周波数チャネルの選択の仕方によっては、重複する範囲20に電波干渉が発生する。
【0018】
さて、上記で説明した電波干渉が発生している状態である重複する範囲20(以下、電波干渉状態にある重複範囲20と称す。)に、第1のSTA5が第1のAP3と無線通信を行うために、第1のBSA1及び第2のBSA2以外の場所から移動してきたとする。
【0019】
第1のSTA5は、第1の周波数チャネルを使用して、第1のAP3と無線通信を開始する。この時、第1のAP3は、電波干渉状態にある重複範囲20に存在しているので、第2のAP4が送信する電波によって、電波干渉の影響を被っている。また、第1のSTA5が第1のAP3と無線通信を行うことで送信している電波によって、第2のAP4も電波干渉の影響を被ることになる。
【0020】
図2は、2つの無線LANが隣接するために生じる電波干渉問題を示す第2の図である。
【0021】
第1のAP3、第2のAP4及び夫々のAPを中心とする夫々のBSA等の説明内容は、図1を用いて説明した内容と同様である。図1を用いて説明した内容と同様に、第1のAP3が使用する周波数チャネル(図1を用いて説明した場合と同様に、例えば第1の周波数チャネルとする。)及び第2のAP4が使用する周波数チャネル(図1を用いて説明した場合と同様に、例えば第2の周波数チャネルとする。)夫々を選択した場合、電波干渉が生じる場合を考える。
【0022】
図2に示される第1のBSA1と第2のBSA2は、互いのBASが重複した範囲を有していないので、第1のAP3及び第2のAP4の電源をオンした状態において、電波干渉が発生する範囲は存在しない。
【0023】
しかし、第1のSTA5が第1のAP3と無線通信を行うために、図2に示す第1のBSA1内に移動、さらに第2のSTA6が第2のAP4と無線通信を行うために、図2に示す第2のBSA2内に移動してきたとする。
【0024】
第1のSTA5は第1の周波数チャネルを使用して、第1のAP3と無線通信を開始する。従って、第1のSTA5から、第1のSTA5を中心とした範囲7内に第1の周波数チャネルに関わる電波が送信される。また、第2のSTA6は第2の周波数チャネルを使用して、第2のAP4と無線通信を開始する。従って、第2のSTA6から、第2のSTA6を中心とした範囲8内に第2の周波数チャネルに関わる電波が送信される。図1を用いて説明した場合と同様に、第1の周波数チャネルに関わる電波及び第2の周波数チャネルに関わる電波は互いに電波干渉を生じるので、第1のSTA5の無線通信可能な範囲7及び第2のSTA6の無線通信可能な範囲8の重複する範囲21において、第1のSTA5及び第2のSTA6は互いに電波干渉の影響を被る。
【0025】
図3は、本発明に係るSTA及びAPのハードウェアブロック図である。
【0026】
図4は、電波干渉に関する内容を定義するテーブルである。
【0027】
第1のブリッジ回路11は、CPU(Central ProcessingUnit)10、メインメモリ12、ディスプレイ13及び第2のブリッジ回路14と接続される。第1のブリッジ回路11には、メインメモリ12を制御するメモリコントローラ(図示せず。)及びディスプレイ13を制御するグラフィックスコントローラ(図示せず。)が搭載される。
【0028】
CPU10は、本発明に係る電子機器全体の制御及びデータの演算等を行う。
【0029】
メインメモリ12は、OS(Operating System)、デバイスドライバ、実行対象のアプリケーションプログラム等を格納する。
【0030】
メインメモリ12には、例えば、無線通信に関する設定等を行うソフトウェアであるアプリケーションプログラムがロードされる。本電子機器の使用者は、このプログラムを使用して、図4の22aに示される「電波干渉検知モード」の設定を行うことが可能である。電波干渉検知モードの設定において、「電波干渉を検知する」(図4における「有効」を意味する。)と設定した場合、本電子機器は自機の周辺の電波干渉を検知することが可能となる。さらに、本電子機器は、「電波干渉検知モード」が「有効」になっている場合において、電波干渉を検知した場合は、図4の22bに示される「電波干渉状態」に「電波干渉有り」、電波干渉を検知しなかった場合は「電波干渉無し」と記憶する。また、電波干渉監視モードの設定において、「電波干渉を検知しない」(図4における「無効」を意味する。)と設定した場合、本電子機器は、自機の周辺の電波干渉を検知しない。ここで、本電子機器の使用者が、当該ソフトウェアを起動して、電波干渉検知モードの設定動作を行わずに、電波干渉検知モードの初期設定として、電波干渉を検知する、と設定されていても差し障りはない。
【0031】
ディスプレイ13は各種情報を表示する。例えば、本電子機器の周辺電波環境(例えば、電波干渉状態であるか否か)等を、メインメモリ12にロードされるアプリケーションやユーティリティ等を用いて表示する。
【0032】
第2のブリッジ回路14は、磁気ディスク装置15、EC(EmbeddedControler)16a、サウンドコントローラ17a及び無線モジュール19と接続される。
【0033】
磁気ディスク装置15は、OS、デバイスドライバ、実行対象のアプリケーションプログラム等が記憶されており、適時メインメモリ12に転送される。
【0034】
EC16aには、各装置の動作状況等を示すLED16bが接続される。EC16aは、LED16bの点灯、点滅といった動作制御を行う。
【0035】
LED16bは、本電子機器の周辺電波環境に応じて、点灯、点滅等の動作を行う。例えば、本電子機器が電波干渉状態領域に存在する場合は、LED16は点灯又は点滅、電波干渉状態領域に存在しない場合は、LED16は消灯といった具合である。このLED16bの点灯点滅といった動作制御は、例えば、後述で説明する無線モジュール19の動作内容が、後述で説明するとともにメインメモリ12上にロードされる無線通信制御ソフトウェア12aで処理され、その処理内容に基き、LEDコントローラによって行なわれる。
【0036】
サウンドコントローラ17aには、音を発するスピーカ17bが接続される。サウンドコントローラ17aは、スピーカ17bの動作制御を行う。
【0037】
スピーカ17bは、本電子機器の周辺電波環境に応じて、警告音等を発する。例えば、本電子機器が電波干渉状態領域に存在する場合は、スピーカ17bから警告音が発せられ、電波干渉状態領域に存在しない場合は、スピーカ17bから警告音を発せられない、といった具合である。このスピーカ17bの警告音に関する制御は、例えば、後述で説明する無線モジュール19の動作内容が、後述で説明するとともにメインメモリ12上にロードされる無線通信制御ソフトウェア12aで処理され、その処理内容に基き、サウンドコントローラ17aによって行なわれる。
【0038】
無線モジュール19は、電波を送受信するアンテナ部18と接続される。無線モジュール19は、高周波部(図示せず。)BB(Base Band)部(図示せず。)及びMAC(Media Access Control)部(図示せず。)で構成される。
【0039】
アンテナ部18は電波を受信する。高周波部は、アンテナ部18で受信された電波に係る周波数を選択し、さらに選択された周波数を、後述で説明するBB部で処理可能な周波数への周波数変換処理等を行う。BB部では、周波数処理変換された信号を変復調変換することで、ベースバンド信号へ変換する。MAC部は、ベースバンド信号を、OSI基本参照モデルの第2層におけるデータリンク層のMAC層に規定された制御内容に基いて処理する。さらに、メインメモリ12に磁気ディスク装置15からロードされる無線通信制御ソフトウェア12aは、MAC部で処理された信号に基いて、受信フレームの認識等を初めとする処理を行う。この無線通信制御ソフトウェア12aは、本発明に係る無線通信技術のバージョンアップ等に伴って、再インストールされることが可能である。尚、フレーム送信時は、上記で説明したプロセスと逆のプロセスを辿り、アンテナ部18を介して、電波が送信される。
【0040】
図5は、本発明に係るSTA及びAP間における、電波干渉状態を解消するための手順の概略を示した図である。
【0041】
図1及び図2を用いて説明するとともに、電波干渉が発生している状態の重複する範囲に存在するSTAは、電波干渉状態を検知すると、現在、APとの間の無線通信で使用されている周波数チャネルの変更を、APに対して要求する(ステップ S1)。当該周波数チャネル変更要求を受信したAPは、変更要求に対する応答として、変更要求に基いてなされた処理結果をSTAに送信する(ステップ S2)。STAは、APから送信された処理結果に基いて、周波数チャネルの変更に係る処理を行う。APは、STAが変更要求処理結果を受信したことを確認し、周波数チャネルを変更する場合は、STAに対して周波数チャネル変更の通知を行う(ステップ S3)。その後、APはチャネル変更処理を行う。APによって変更された周波数チャネルを用いて、STAとAP間で無線通信が開始される。以下、図5を用いて説明した内容を、詳細に説明する。
【0042】
図6は、電波干渉が発生している領域に位置するSTAがAPへ周波数チャネル変更を要求するまでに行われる処理手順を示すフローチャートである。
【0043】
2つの無線LANが隣接するために生じる電波干渉問題を説明した図1を用いて、以下、処理手順を説明する。
【0044】
図1に示す第1のSTA5が、自機の周辺で発生している電波干渉を検知する前において、当該第1のSTA5は、第1のAP3が選択した周波数チャネルを用いて、第1のAP3と無線通信を行っている(第1のSTA5と第1のAP3との無線通信動作のことを、第1のSTA5における通常の動作、と称す。)。第1のSTA5は無線通信を行うために電波を受信し、当該受信した電波から受信フレームを取得する(ステップ S4)。
【0045】
第1のSTA5は、取得した受信フレームに設定されているとともに、当該受信フレームを送信した無線通信可能な電子機器が所属するBSSを示すBSS IDを参照する(ステップ S5)。第1のSTA5は、このBSS IDを参照することで、自機が所属するBSA内の無線通信可能な電子機器と無線通信を行っているか否かを判断する(ステップ S6)。第1のAP3と無線通信中である第1のSTA5が電波を受信し、その電波に係るデータフレームに設定されているBSS IDが、第1のBSSを示すIDである場合(ステップ S6 no)、第1のSTA5と同一のBSSに所属する第1のAP3と無線通信を行っている、つまり、第1のBSA1内で使用される電波を受信していることになる。従って、第1のSTA5は通常の動作を行っている(ステップ S7)。
【0046】
しかし、第1のAP3と無線通信中である第1のSTA5が電波を受信し、その電波から取得されるデータフレームに設定されているBSS IDが、第2のBSSを示すIDである場合(ステップ S6 yes)、第1のSTA5は、第2のBSSに所属する第2のAP4から送信された電波を受信していることになる。第1のAP3は、第1のSTA5と無線通信しており、本来ならば第1のSTA5から送信された電波だけを受信する状況において、第2のAP4から送信された電波を受信している、つまり、第1のBSA1と異なる第2のBSA2内で使用される電波を受信していることになるので、第1のSTA5は、自機の周辺で電波干渉が発生していると判断する(ステップ S8)。
【0047】
尚、BSS IDの受信に基いて電波干渉が発生したことを判断する処理において、単にBSS IDを受信したことで電波干渉が発生した、と判断するのではなく、BSS IDの受信頻度を指標に電波干渉が発生した、と判断しても差し障りは無い。さらに、電波干渉状態であるか否かを判断する際、物理層で検出されるRSSI(受信強度)を判断基準の指標として考慮しても差し障りは無い。
【0048】
電波干渉が発生したことを認識した第1のSTA5は、図4に示す「電波干渉状態」を「電波干渉有り」という状態で記憶する。
【0049】
電波干渉が発生していることを認識した第1のSTA5は、電波干渉状態を解消するために、第1のAP3との無線通信において使用する周波数チャネルの変更動作を行う。当該周波数チャネルを変更する場合(ステップ S9 yes)、第1のSTA5は、第1のAP3に対して当該周波数チャネルの変更を要求する(ステップ S10)。第1のSTA5は、第1のSTA5から送信された周波数チャネル変更要求を第1のAP3が受信したことを確認したならば(ステップ S11 yes)、第1のAP3で行なわれる変更要求に対する処理を待つために待機状態に入る。
【0050】
ステップS8における処理である電波干渉であるか否かの判断処理は、前述した無線通信制御ソフトウェア12aで行われ、電波干渉状態であるという判断、つまり第1のSTA5は、第1のBSA1と異なる第2のBSA2内で使用される電波を受信している、という判断に基いて、EC16aがLED16bを制御し、LED16bを点灯又は点滅等させることで、ユーザに電波干渉状態であることを報知する、無線通信制御ソフトウェア12aで行われた電波干渉状態であるという判断に基いて、サウンドコントローラ17aがスピーカ17bを制御し、音を発させることで、ユーザに電波干渉状態であることを報知する、又は、無線通信制御ソフトウェア12aで行われた電波干渉状態であるという判断に基いて、メインメモリ上にロードされている本電子機器の周辺電波環境に関する情報をユーザに知らせるソフトウェアを用いて、ディスプレイ13にその情報を表示させることで、ユーザに電波干渉状態であることを報知する、ことが可能である。これらの構成をとることで、ユーザは、第1のSTA5が電波干渉状態であることを認識することが可能である。
【0051】
また、ステップS10における処理である、第1のSTA5から第1のAP3へ送信される周波数チャネル変更要求に係るフレームは、IEEE802.11規格に準備されているManagementフレーム又はControlフレームの未定義部分を利用して、新規に定義することが可能である。
【0052】
図7は、周波数チャネル変更要求を受信したAPによって行なわれる周波数チャネル変更処理手順を示したフローチャートである。
【0053】
図6の説明と同様に、2つの無線LANが隣接するために生じる電波干渉問題を説明した図1を用いて、以下、処理手順を説明する。
【0054】
図1に示す第1のSTA5が電波干渉を検知し、さらに第1のAP3との無線通信で使用されている周波数チャネルの変更を第1のAP3に対して要求する前において、第1のAP3は、自機が選択した周波数チャネルを用いて、自機の有するBSA内に存在するSTA群(第1のSTA5を含む。)と無線通信を行っている(この第1のAP3とSTA群との無線通信動作のことを、第1のAP3における通常の動作と称す。)。通常動作を行っている第1のAP3は、受信した電波に係る受信フレームを取得し、取得した受信フレームに設定されているBSS IDを参照する。第1のAP3は、このBSS IDを参照することで、自機が所属するBSS内の無線通信可能な電子機器と無線通信を行っているか否かを判断する。第1のAP3は、自機が所属するBSSの内の無線通信可能な電子機器から送信された受信フレームの中で、周波数チャネル変更要求を意味する受信フレームを受信した場合(ステップ S12 yes)、現在、無線通信に使用されている周波数チャネルの変更要求に係る処理を行う(ステップ S13)。
【0055】
この処理の内容とは、第1のAP3で行われている無線通信処理状況に基いて、現在使用している周波数チャネルの変更に係る処理を行う内容である。例えば、第1のAP3が、第1のSTA5と比較して無線通信を行う優先度が大きいSTAと無線通信を行っている最中である場合、第1のAP3は、周波数チャネル変更要求を意味する受信フレームを受信した後、例えば、即座に変更要求に係る処理を行わず、優先度が大きいSTAとの無線通信が完了するまで待機しておく。この内容は後述をもって詳細に説明する。
【0056】
第1のAP3は、ステップS13における周波数チャネルの変更要求に係る処理を行った後、変更要求に対する応答として、第1のSTA5に当該処理結果を送信する(ステップ S14)。
【0057】
また、第1のAP3は、周波数チャネル変更要求を意味しない受信フレームを受信した場合(ステップ S12 no)、現在無線通信に使用されている周波数チャネルの変更要求に係る処理を行わず、第1のSTA5と無線通信と行う。つまり、第1のAP3は、通常の動作を行う(ステップ S15)。
【0058】
第1のAP3は、第1のSTA5がステップS14でなされた周波数チャネル変更要求に係る処理結果を受信した、ことを確認した場合(ステップ S16 yes)、第1のSTA5から変更要求が求められた周波数チャネルを、変更するか否かを決定する(ステップ S17)。第1のAP3は、第1のSTA5がステップS14でなされた周波数チャネル変更要求に係る処理結果を受信した、ことを確認できなかった場合(ステップ S16 no)、再度、第1のSTA5に対して当該処理結果を送信する。
【0059】
ステップS17において、第1のAP3が、第1のSTA5から変更要求がなされた周波数チャネルを変更する場合(ステップ S17 yes)、第1のAP3は、STA5に対し、無線通信を切断することを通知する(ステップ S18)。また、第1のAP3が、第1のSTA5から変更要求がなされた周波数チャネルを変更しない場合(ステップ S17 no)、現在、第1のAP3が行っている処理を完了させる。
【0060】
第1のAP3は、無線通信で使用される周波数チャネルの変更を行う(ステップ S19)。第1のAP3で行われる周波数チャネルの変更方法として、変更前、つまり現在使用されている周波数チャネルと異なる周波数チャネルを選択するように、周波数チャネルを変更する方法が考えられる。さらに、第1のAP3は、自機の周囲の電波環境を検知して、例えば、検知された電波に対し電波干渉が生じる可能性の低い周波数チャネルを選択する、といった変更方法が考えられる。
【0061】
第1のAP3は、無線通信に使用される周波数チャネルの変更後、通常動作を行う。
【0062】
尚、ステップS14における処理であるとともに、第1のAP3から第1のSTA5へ送信される周波数チャネル変更要求に対する処理結果に係るフレームは、IEEE802.11規格に準備されているManagementフレーム又はControlフレームの未定義部分を利用して、新規に定義することが可能である。
【0063】
これらのフレームの未定義部分を利用することで、IEEE802.11規格に準拠させることが可能となる。
【0064】
また、ステップS18における処理である、無線通信の切断通知に係るフレームとして、IEEE802.11に準拠する規格で定義されるDeauthenticationフレームやDiassociationフレームを使用することが可能である。
【0065】
さらに、ステップ18における処理において、第1のAP3が、自機の所属する第1のBSA内のSTA群に対して、無線通信を切断することを通知するようにしたいならば、無線通信の切断通知に係るフレームとして、IEEE802.11規格に準備されているManagementフレーム又はControlフレームの未定義部分を利用して、新規に定義することが可能である。
【0066】
これらの新規に定義されたフレームを使用することで、第1のBSA1内のSTA群に対し、マルチキャストに、無線通信の切断を通知することが可能である。さらに、これらのフレームの未定義部分を利用することで、IEEE802.11規格に準拠させることが可能となる。
【0067】
そして、第1のAP3から第1のSTA5に対し、ステップS18における処理である無線通信の切断を通知せずに、第1のAP3は、現在使用されている周波数チャネルの使用を中止し、当該周波数チャネルの変更処理を行っても差し障りはない。
【0068】
図8は、周波数チャネル変更要求に対する応答を待つSTAにおける周波数チャネル変更処理手順を示すフローチャートである。
【0069】
図6及び図7の説明と同様に、2つの無線LANが隣接するために生じる電波干渉問題を説明した図1を用いて、以下、処理手順を説明する。
【0070】
図1に示す第1のSTA5の状態は、図6を用いて説明したステップS11 yesの処理後における、第1のAP3で行われる処理待ち状態である。第1のSTA5が、当該周波数チャネルの変更要求に係る処理結果を受信した場合(ステップ S20 yes)、第1のSTA5は、現在第1のAP3との無線通信で使用されている周波数チャネルを変更するか否かを決定する(ステップ S21)。第1のSTA5が、当該周波数チャネルを変更する場合(ステップ S21 yes)、図4に示す「電波干渉状態」を「電波干渉無し」という状態に更新する(ステップ S22)。
【0071】
さらに、第1のSTA5は、第1のAP3から送信される無線通信の切断通知を受信し、現在、第1のAP3との間で行われている無線通信を終了させる。受信後、第1のSTA5は、周波数チャネルスキャン動作を行い、第1のAP3が新たに選択した周波数チャネルを検知する。そして、第1のSTA5は、当該新たな周波数チャネルを用いて、第1のAP3と無線通信の再接続を行う(ステップ S23)。
【0072】
尚、第1のAP3が、第1のSTA5に対して無線通信の切断通知を送信せず、現在使用中であった周波数チャネルの使用を中止し、新たに周波数チャネルを選択した場合、第1のSTA5は、現在使用中であった周波数チャネルの使用が不可能になったことに基いて、周波数チャネルスキャン動作を行い、第1のAP3が新たに選択した周波数チャネルを検知する。
【0073】
さて、前述したステップS20の処理において、第1のSTA5が、現在無線通信に使用される周波数チャネルの変更要求に係る処理結果を受信しなかった場合(ステップ S20 no)、第1のSTA5は、第1のAP3と無線通信中、つまり通常動作状態にある(ステップ S24)。第1のSTA5が、所定の時間が経過しても、当該周波数チャネルに係る処理結果を第1のAP3から受信しなかった場合、つまりタイムアウトした場合(ステップ S25 yes)、図4に示す「電波干渉検知モード」又は「電波干渉状態」の値を更新する(ステップ S26)。この更新の仕方は、第1のSTA5の無線通信機能に関する設定に基くものであり、以下に説明する更新の仕方の例が考えられる。
【0074】
まず、第1のSTA5は、発生したタイムアウトに基づいて、「第1のAP3は周波数チャネル変更要求を処理するように実装されていない」と判断するように設定されている場合である。この場合、第1のSTA5は、「電波干渉検知モード」の値を有効から無効へ変更する。つまり、自機の周辺の電波干渉を検知しない、ように設定する。又は、第1のSTA5は、「電波干渉検知モード」の値を有効のままで変更せず、「電波干渉状態」の値を、「電波干渉有り」から「電波干渉無し」へ変更する。
【0075】
上記で説明した更新の仕方に従うと、第1のSTA5は、「電波干渉を検知しない」、又は「電波干渉無しと判断する」ので、第1のAP3が行う周波数チャネル変更処理を待つ状態から解除される。そして、第1のSTA5は、電波干渉が生じている状態で、第1のAP3と無線通信を行う。
【0076】
次に、第1のSTA5は、タイムアウトが発生したにもかかわらず、「第1のAP3に対して、周波数チャネル変更要求を行う」場合である。この場合、第1のSTA5は、「電波干渉検知モード」の値を有効のままで変更せず、「電波干渉状態」の値を、「電波干渉有り」のままで、再度変更する。
【0077】
上記で説明した更新の仕方に従うと、第1のSTA5は、「再度、電波干渉有りと判断する」ので、第1のAP3が行う周波数チャネル変更処理を待つ状態から解除される。さらに、第1のSTA5は、第1のAP3に対して、図6のステップS10で説明した処理内容である、現在使用されている周波数チャネル変更を再度、要求する。
【0078】
また、前述したステップS21の処理において、第1のSTA5が、現在第1のAP3との無線通信で使用されている周波数チャネルの変更を行わなかった場合(ステップ S21 no)、第1のSTA5は、図4に示す「電波干渉検知モード」又は「電波干渉状態」の値を更新する(ステップ S27)。この「電波干渉検知モード」又は「電波干渉状態」の値の更新動作は、第1のAP3から送信されるとともに、周波数チャネルの変更要求に係る処理結果に含まれる「周波数チャネルを変更しない理由」の内容に基いて行われ、以下に説明する更新の仕方の例が考えられる。
【0079】
まず、第1のAP3から送信された「周波数チャネルを変更しない理由」の内容が、「第1のSTA5は、周波数チャネルの変更要求を行う権利を有していないSTAである。」という内容の場合である。この場合、周波数チャネルの変更要求を行うのに必要な動作である、自機の周辺の電波干渉の検知動作を行わないように変更する。つまり、「電波干渉検知モード」の値を有効から無効へ変更する。又は、第1のSTA5は、「電波干渉検知モード」の値を有効のままで変更せず、「電波干渉状態」の値を、「電波干渉有り」から「電波干渉無し」へ変更する。第1のSTA5は、「電波干渉状態」の値を「電波干渉無し」と認識することで、「電波干渉有り」と認識した時に行われる、周波数チャネルの変更要求を第1のAP3に対して行わない。
【0080】
上記で説明した更新の仕方の場合、第1のSTA5は、第1のAP3に周波数チャネルの変更を再度、要求しないので(ステップ S28 no)、第1のSTA5は、電波干渉が生じている状態で、第1のAP3と無線通信を行う。
【0081】
次に、第1のAP3から送信された「周波数チャネルを変更しない理由」の内容が、「第1のSTA5は、再度、周波数チャネルの変更要求を行わなければならい。」という内容の場合である。この内容が第1のAP3から送信される場合とは、例えば、第1のAP3が、自機の有するBSA内における第1のSTA5以外のSTAと、一時的にデータ送受信中等、つまりビジー状態の場合である。上記の場合、第1のSTA5は、「電波干渉検知モード」の値を有効のままで変更せず、「電波干渉状態」の値を、「電波干渉有り」のままで、再度変更する。
【0082】
上記で説明した更新の仕方に従うと、第1のSTA5は、再度、電波干渉有りと判断するので、第1のAP3に、現在使用されている周波数チャネル変更を再度、要求することとなり(ステップ S28 yes)、当該周波数チャネル変更要求の再送を行う(ステップ S29)。
【0083】
そして、第1のAP3から送信された「周波数チャネルを変更しない理由」の内容が、「第1のSTA5は、所定の時間経過後に、再度、周波数チャネルの変更要求を行わなければならない。」という内容の場合である。この内容が第1のAP3から送信される場合とは、例えば、第1のAP3が、自機の有するBSA内における第1のSTA5以外のSTAに、ストリーミングデータを送信中であるといった、第1のSTA5以外のSTAに対して、QoSを保障して無線通信を行っている場合である。上記の場合、第1のSTA5は、「電波干渉検知モード」の値を有効のままで変更せず、「電波干渉状態」の値を、「電波干渉有り」のままで、再度変更する。
【0084】
上記で説明した更新の仕方に従うと、第1のSTA5は、所定の時間経過後に、再度、「電波干渉有り」と判断し、第1のAP3に、再度、現在使用されている周波数チャネル変更を要求することとなり(ステップ S28 yes)、当該周波数チャネルの変更要求を行う(ステップ S29)。尚、第1のSTA5は、再度、「電波干渉有り」と判断し、所定の時間経過後に、第1のAP3に、現在使用されている周波数チャネル変更を要求しても差し障りはない。
【0085】
電波干渉が生じている状態で使用される周波数チャネルの使用中止に関する制御は、前述した無線通信制御ソフトウェア12aで行われ、周波数チャネルの使用中止という判断に基いて、EC16aがLED16bを制御し、LED16bを点灯又は点滅等させることで、ユーザに電波干渉状態であることを報知する、無線通信制御ソフトウェア12aで行われた周波数チャネルの使用中止という判断に基いて、サウンドコントローラ17aがスピーカ17bを制御し、音を発させることで、ユーザに電波干渉状態であることを報知する、又は、無線通信制御ソフトウェア12aで行われた周波数チャネルの使用中止という判断に基いて、メインメモリ12上にロードされている本電子機器の周辺電波環境に関する情報をユーザに知らせるソフトウェアを用いて、ディスプレイ13にその情報を表示させることで、ユーザに周波数チャネルの使用を中止することで、電波干渉状態が解消されたことを報知する、ことが可能である。これらの構成をとることで、ユーザは、第1のSTA5で発生している電波干渉状態が解消されたことを認識することが可能である。
【0086】
さらに、電波干渉が生じている状態で使用されている周波数チャネルの使用を中止後、APは当該周波数チャネルと異なる周波数チャネルを選択し、STAはこの異なる周波数チャネルを使用してAPと無線通信を再開することに関する制御は、前述した無線通信制御ソフトウェア12aで行われるとともに、異なる周波数チャネルを使用して無線通信を再開したという判断に基いて、EC16aがLED16bを制御し、LED16bを点灯又は点滅等させることで、ユーザに電波干渉状態であることを報知する、無線通信制御ソフトウェア12aで行われるとともに異なる周波数チャネルを使用して無線通信を再開したという判断に基いて、サウンドコントローラ17aがスピーカ17bを制御し、音を発させることで、ユーザに電波干渉状態であることを報知する、又は、無線通信制御ソフトウェア12aで行われるとともに、異なる周波数チャネルを使用して無線通信を再開したという判断に基いて、メインメモリ12上にロードされている本電子機器の周辺電波環境に関する情報をユーザに知らせるソフトウェアを用いて、ディスプレイ13にその情報を表示させることで、ユーザに周波数チャネルの使用を中止することで、電波干渉状態が解消されたことを報知する、ことが可能である。これらの構成をとることで、ユーザは、第1のSTA5が再度、第1のAP3と無線通信を開始したことを認識することが可能である。
【0087】
電波干渉状態にあるSTAは、電波干渉を発生させる周波数チャネルの使用を中止することで、電波干渉状態を解消することが可能である。さらに、電波干渉を発生させる周波数チャネルの使用を中止した後、当該周波数チャネルと異なる周波数チャネルを使用することで、再度、無線通信を行うことが可能となる。
【0088】
尚、図6乃至図8を参照にして行った説明は、図1で説明した状況に基く説明であったが、図2で説明した状況にも適合し、さらに、これらの状況に限定されるものではない。
【0089】
本発明ではその主旨を逸脱しない範囲であれば、上記の実施形態に限定されるものではない。そして、上記実施形態の説明で使用したアクセスポイント及びステーションに限らず、これらの機器と同様の機能を有する電子機器であっても、本発明に差し障りは無い。
【0090】
【発明の効果】
以上詳述した発明によれば、電波干渉を解消することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 2つの無線LANが隣接するために生じる電波干渉問題を示す第1の図。
【図2】 2つの無線LANが隣接するために生じる電波干渉問題を示す第2の図。
【図3】 本発明に係るSTA及びAPのハードウェアブロック図。
【図4】 電波干渉に関する内容を定義するテーブル。
【図5】 本発明に係るSTA及びAP間における、電波干渉状態を解消するための手順の概略を示した図。
【図6】 電波干渉が発生している領域に位置する無線通信可能な電子機器で行なわれる処理手順を示すフローチャート。
【図7】 周波数チャネル変更要求を受信した無線通信可能な電子機器によって行なわれる周波数チャネル変更処理手順を示したフローチャート。
【図8】 周波数チャネル変更要求に対する応答を待つ無線通信可能な電子機器における周波数変更処理手順を示すフローチャート。
【符号の説明】
1…第1のBSA、2…第2のBSA、3…第1のAP、4…第2のAP、
5…第1のSTA、6…第2のSTA、
10…CPU、11…第1のブリッジ回路、12…メインメモリ、
13…ディスプレイ、14…第2のブリッジ回路、
15…磁気ディスク装置、16a…EC、16b…LED、
17a…サウンドコントローラ、17b…スピーカ、18…アンテナ、
19…無線モジュール、

Claims (15)

  1. 周波数チャネルを制御するアクセスポイント装置と無線通信が可能なステーション装置に生じる電波干渉を解消する電波干渉解消方法において,
    前記ステーション装置は,前記無線通信中に受信する電波からフレームを取得し,
    前記ステーション装置は,前記取得されたフレームを参照して,前記アクセスポイント装置との無線通信で使用される電波を受信したか否かを判断し,
    前記ステーション装置は,前記アクセスポイント装置との無線通信で使用される電波とは異なる電波を受信したと判断した場合に,前記アクセスポイント装置に前記周波数チャネルの変更要求を送信し,
    前記アクセスポイント装置は,前記変更要求に対し応答し,
    前記アクセスポイント装置は,前記応答後,前記ステーション装置に無線通信を切断することを通知し,
    前記アクセスポイント装置は,前記通知後,前記周波数チャネルの使用を中止すること
    を特徴とする電波干渉解消方法。
  2. 周波数チャネルを制御するアクセスポイント装置と無線通信が可能なステーション装置に生じる電波干渉を解消する電波干渉解消方法において,
    前記ステーション装置は,前記無線通信中に受信する電波からフレームを取得し,
    前記ステーション装置は,前記取得されたフレームを参照して,前記アクセスポイント装置との無線通信で使用される電波を受信したか否かを判断し,
    前記ステーション装置は,前記アクセスポイント装置との無線通信で使用される電波とは異なる電波を受信したと判断した場合に,前記アクセスポイント装置に前記周波数チャネルの変更要求を送信し,
    前記アクセスポイント装置は,前記変更要求に対し応答し,
    前記アクセスポイント装置は,前記応答後,前記周波数チャネルの使用を中止すること
    を特徴とする電波干渉解消方法。
  3. 前記アクセスポイント装置は,前記周波数チャネルの使用を中止した後,前記周波数チャネルと異なる周波数チャネルを選択し,
    前記ステーション装置は前記異なる周波数チャネルを使用して,無線通信を開始することを特徴とする請求項1記載の電波干渉解消方法。
  4. 前記ステーション装置は,前記応答の内容に基づいて,前記アクセスポイント装置がビジー状態であると判別し,
    前記ステーション装置は,前記判別された前記アクセスポイント装置の状態に基いて,前記アクセスポイント装置に前記周波数チャネルの変更要求を再度送信すること
    を特徴とする請求項1記載の電波干渉解消方法。
  5. 前記ステーション装置は,前記応答に含まれるとともに,前記周波数チャネルの変更を再度要求するまでの所定の時間の値を受信し,
    前記ステーション装置は,前記応答の内容に基づいて,前記アクセスポイント装置がQoSを保障した無線通信状態であると判別し,
    前記ステーション装置は,前記判別された前記アクセスポイント装置の状態,及び前記受信した再度要求するまでの所定の時間の値に基いて,前記アクセスポイント装置に前記周波数チャネルの変更要求を再度送信すること
    を特徴とする請求項1記載の電波干渉解消方法。
  6. 前記ステーション装置は,前記応答を受信しない場合,前記アクセスポイント装置に前記周波数チャネルの変更要求を再度送信すること
    を特徴とする請求項1記載の電波干渉解消方法。
  7. 周波数チャネルを制御するアクセスポイント装置と無線通信が可能なステーション装置において,
    前記無線通信中に受信する電波からフレームを取得する取得手段と,
    前記取得手段によって取得された前記フレームを参照して,前記アクセスポイント装置との無線通信で使用される電波を受信したか否かを判断する判断手段と,
    前記判断手段によって,前記アクセスポイント装置との無線通信で使用される電波とは異なる電波を受信したと判断された場合に,前記アクセスポイント装置に前記周波数チャネルの変更要求を送信する送信手段と,
    前記送信手段によって送信された前記変更要求に対し,前記アクセスポイント装置が行う応答を受信する受信手段と,
    前記受信手段によって受信された前記応答に基いて,前記周波数チャネルの使用を中止する中止手段と,
    を具備することを特徴とするステーション装置。
  8. 前記中止手段によって前記周波数チャネルの使用を中止した後,前記アクセスポイント装置によって選択されるとともに,前記中止された周波数チャネルと異なる周波数チャネルを使用して,無線通信を開始する手段,
    をさらに具備することを特徴とする請求項7記載のステーション装置。
  9. 前記応答の内容に基いて,前記アクセスポイント装置がビジー状態であると判別する判別手段と,
    前記判別手段によって判別された前記アクセスポイント装置の状態に基いて,前記外部機器に前記周波数チャネルの変更要求を再度送信する送信手段と,
    をさらに具備することを特徴とする請求項7記載のステーション装置。
  10. 前記受信された前記応答に含まれるとともに,前記周波数チャネルの変更を再度要求するまでの所定の時間の値を受信する受信手段と,
    前記応答の内容に基いて,前記アクセスポイント装置がQoSを保障した無線通信中であると判別する判別手段と,
    前記判別手段によって判別された前記アクセスポイント装置の状態,及び前記再度要求するまでの所定の時間の値に基いて,前記外部機器に前記周波数チャネルの変更要求を再度送信する送信手段と,
    をさらに具備することを特徴とする請求項7記載のステーション装置。
  11. 前記受信手段によって前記応答を受信しない場合,前記アクセスポイント装置に前記周波数チャネルの変更要求を再度送信する送信手段,
    を具備することを特徴とする請求項7記載のステーション装置。
  12. 前記判断手段によって,前記アクセスポイント装置との無線通信で使用される電波とは異なる電波を受信したと判断された場合に,電波干渉状態であることをユーザに報知する報知手段,
    をさらに具備することを特徴とする請求項7記載のステーション装置。
  13. 前記中止手段による前記周波数チャネルの使用の中止動作に基いて,電波干渉状態が解消されたことをユーザに報知する報知手段と,
    を具備することを特徴とする請求項7記載のステーション装置。
  14. 前記開始手段による前記異なる周波数チャネルを使用する無線通信の開始動作に基いて,無線通信が開始されたことをユーザに報知する報知手段と,
    を具備することを特徴とする請求項8記載のステーション装置。
  15. 前記周波数チャネルの変更要求に使用されるフレームは,Management Frame又はControl Frameを利用して定義されることを特徴とする請求項7記載のステーション装置。
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