JP2009267911A - レピータ、レピータの制御方法及び無線通信システムならびにレピータの制御プログラム - Google Patents

レピータ、レピータの制御方法及び無線通信システムならびにレピータの制御プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2009267911A
JP2009267911A JP2008116925A JP2008116925A JP2009267911A JP 2009267911 A JP2009267911 A JP 2009267911A JP 2008116925 A JP2008116925 A JP 2008116925A JP 2008116925 A JP2008116925 A JP 2008116925A JP 2009267911 A JP2009267911 A JP 2009267911A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
packet
repeater
wireless communication
receiving
communication device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008116925A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5194996B2 (ja
Inventor
Kimitoshi Yoshino
公俊 芳野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Icom Inc
Original Assignee
Icom Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Icom Inc filed Critical Icom Inc
Priority to JP2008116925A priority Critical patent/JP5194996B2/ja
Priority to US12/431,552 priority patent/US8570931B2/en
Publication of JP2009267911A publication Critical patent/JP2009267911A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5194996B2 publication Critical patent/JP5194996B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
    • H04B7/14Relay systems
    • H04B7/15Active relay systems
    • H04B7/155Ground-based stations

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

【課題】複数のレピータが無線通信装置の電波を同時に受信する場合に、受信側の無線通信装置で重複することなく受信できるレピータ及び無線通信システムを提供する。
【解決手段】ネットワーク4で接続されて、無線通信装置3の通信を中継するレピータ2であって、送信側の無線通信装置3から受信側の無線通信装置3に送信されるパケットを、ネットワーク4もしくは前記無線通信装置3から受信するパケット受信部25と、パケット受信部25が受信した前記パケットを受信側の無線通信装置3に送信する送信部22と、前記受信側の無線通信装置3に送信する前記パケットを第1パケットとして記憶するパケット記憶部61と、パケット記憶部61が記憶した前記第1パケットと、パケット受信部25が受け取った前記第1パケット以外の第2パケットとを比較して、所定の条件で合致する場合に、前記第2パケットを廃棄するパケット選択部62と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、無線通信用レピータ及びその制御方法ならびに無線通信システムに関する。より詳しくは、レピータを介して無線通信装置どうしが通信を行う無線通信システムにおいて、レピータが行う通信情報の選択に関する。
無線通信には、いわゆるレピータを経由して無線通信装置どうしの通信を行う方法がある。無線通信装置からレピータへの送信のアップリンクと、レピータから無線通信装置への送信のダウンリンクとの周波数またはタイムスロットを変えて、同時に通信することにより、無線通信装置どうしで通信を行う。
複数のレピータをネットワークで接続して1つの無線通信システムとし、複数のレピータのカバーエリアから無線通信システムの通信エリアを構成することができる。その場合、通常はレピータごとに通信チャネル(アップリンクとダウンリンクの周波数)が決まっている。無線通信装置は、自局が滞在するレピータエリアのレピータのチャネルを選択している。すなわち、そのレピータのダウンリンクの周波数で呼び出しを待ち受け、また、そのレピータのアップリンクの周波数で他の無線通信装置の呼び出しを行う。
レピータを経由して通信を行う無線通信装置は、他の無線通信装置を呼び出すときに、通信相手となる無線通信装置が属している(そのレピータエリアに滞在している)レピータを指定して、自局が属すレピータに対してそのチャネルで呼び出し起動信号を送信する。
1つの無線通信装置の電波が届く範囲に、同じチャネルの複数のレピータが存在する場合、トラフィックが増大する問題が生じる。例えば、特許文献1には、受信信号レベルを検知して一定レベル以上の場合に受信信号を破棄する方法が記載されている。特許文献1の技術は、無線中継器の受信回路部の復調回路で復調したデータを制御回路部に一旦記憶すると同時に、キャリアセンス回路は復調回路からの復調信号より受信信号レベルの検出を行う。検出した受信信号レベルと予め定めた基準信号レベルとを比較し、受信信号レベルが予め定めた基準レベルよりも高い場合、送信回路部に送信命令を送出せず、受信して記憶したデータを廃棄する。
また、同時中継による信号衝突を回避するため、中継器が信号を保留するため、中継に要する時間が必要以上に長くなる問題が生じる。例えば、特許文献2は、中継するフレームが衝突することを防止する方法が記載されている。特許文献2の技術は、発信器から送信された無線信号を受信した無線中継器を無線中継手順開始局とし、この無線中継手順開始局と第1及び第2の接続部で接続された他の無線中継器に対して順に中継フレームを有線信号で転送しながら無線信号で中継フレームを送信し、有線信号による中継フレームの転送がシステム内の無線中継器を一巡して全ての無線中継器から無線信号で中継フレームが送信された後に無線中継手順を終了するように動作する。
特開平05−75514号公報 特開2005−20627号公報
図8は、従来の無線通信システムにおいて、2つのレピータが同じ無線通信装置(子機)の電波を受信する場合の通信手順を示す。2つのレピータ2A、2Bは同じチャネル(周波数)が設定されている。図8において、子機3Aの発信電波は2つのレピータ2A、2Bに受信される。2つのレピータ2A、2Bはそれぞれ、子機3Aの位置登録と問い合わせパケットをサーバSに送信する。サーバSは2つのレピータ2A、2Bにそれぞれ、位置登録ACK(肯定応答)と宛先問い合わせの応答を送信する。応答を受信した2つのレピータ2A、2Bはそれぞれ、宛先のレピータ2Cに同じ内容のデータを送信する(ステップE1及びE2、ステップE5及びE6)。受信側レピータ2Cは同じ内容のデータを、2つのレピータ2A、2Bから重複して受信し、それぞれのデータを子機3Dに送信する(ステップE3及びE4、ステップE7及びE8)。
無線通信システムで複数のレピータが設置されている状況において、レピータの周波数(チャネル)が同じであると無線通信装置(子機)からの送信電波を複数のレピータが同時に受信し、その後中継通信を行う。ここで、各レピータが有線で接続されている場合は、複数のレピータから同じ音声データが有線を通じて同じ受信側レピータに送信される。受信側のレピータは音声を重複して受信するので、その結果受信側子機の音声が正常でなくなる。例えば、子機の送信音声「あいうえお」に対して、受信側では「ああいいううええおお」のように重複して聞こえる。
複数レピータのうち、同じチャネルのレピータがあれば、それらのレピータが同時に電波を受信することにより同じ音声が多重に送信される。全てのレピータのチャネルを異なるように設定すれば本現象は発生しないが、その代わりに多チャネル使用による相互変調が発生する可能性がある。また、レピータチャネルは限られている(例えば、特定小電力無線では全27チャネル)ので、それ以上のレピータを同時に使用することができないことになる。
本発明は、上述のような問題を解決するためになされたもので、複数のレピータが無線通信装置の電波を同時に受信する場合に、受信側の無線通信装置で重複することなく受信できるレピータ及び無線通信システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点に係るレピータは、
ネットワークで接続されて、無線通信装置の通信を中継するレピータであって、
送信側の無線通信装置から受信側の無線通信装置に送信されるパケットを、前記ネットワークもしくは前記無線通信装置から受信するパケット受信手段と、
前記パケット受信手段で受信した前記パケットをその送信先である受信側の無線通信装置に送信する手段と、
前記受信側の無線通信装置に送信する前記パケットの所定の一部または全部を第1パケットとして記憶するパケット記憶手段と、
前記パケット記憶手段が記憶した前記第1パケットの所定の一部または全部と、前記パケット受信手段が受け取った前記第1パケット以外の第2パケットの所定の一部または全部とを比較して、所定の条件で合致する場合に、前記第2パケットを廃棄するパケット選択手段と、
を備えることを特徴とする。
好ましくは、前記パケット選択手段は、前記第1パケットの所定の一部または全部と、前記第2パケットの所定の一部または全部との一致する割合が所定の値以上の場合に、前記第1パケットと前記第2パケットが合致すると判断することを特徴とする。
さらに好ましくは、前記パケット選択手段は、前記パケット記憶手段が前記第1パケットを記憶してから所定の時間が経過した場合に、その記憶している前記第1パケットの所定の一部または全部を、前記第2パケットの所定の一部または全部と比較する対象から除外することを特徴とする。
好ましくは、前記パケット選択手段は、前記第1パケットと送信先が同じパケットであって前記第1パケットと前記所定の条件で合致しないパケットを、前記パケット受信手段で受信した場合に、その記憶している前記第1パケットの所定の一部または全部を、前記第2パケットの所定の一部または全部と比較する対象から除外することを特徴とする。
好ましくは、前記パケット選択手段は、前記第1パケットの送信を開始する前に、前記第1パケットと前記所定の条件で合致する第2パケットを前記パケット受信手段で受信したときに、前記第1パケットと前記第2パケットの誤り率を比較して、前記第2パケットの誤り率が前記第1パケットの誤り率よりも小さい場合に、前記パケット記憶手段が記憶している前記第1パケットを前記第2パケットで置き換えることを特徴とする。
本発明の第2の観点に係るレピータ制御方法は、
ネットワークで接続されて、無線通信装置の通信を中継するレピータの制御方法であって、
送信側の無線通信装置から受信側の無線通信装置に送信されるパケットを、前記ネットワークもしくは前記無線通信装置から受信するパケット受信ステップと、
前記パケット受信ステップで受信した前記パケットを受信側の無線通信装置に送信するステップと、
前記受信側の無線通信装置に送信する前記パケットの所定の一部または全部を第1パケットとして記憶するパケット記憶ステップと、
前記パケット記憶ステップで記憶した前記第1パケットの所定の一部または全部と、前記パケット受信ステップで受信した前記第1パケット以外の第2パケットの所定の一部または全部とを比較して、所定の条件で合致する場合に、前記第2パケットを廃棄するパケット選択ステップと、
を備えることを特徴とする。
本発明の第3の観点に係る無線通信システムは、
ネットワークで接続された送信側及び受信側のレピータと、該レピータを経由して通信を行う送信側及び受信側の無線通信装置を含む無線通信システムであって、
前記ネットワークは、前記レピータの間のデータまたはパケットを伝送し、
前記送信側のレピータは、
前記送信側の無線通信装置が前記受信側の無線通信装置に送信するパケットを受信する手段と、
前記送信側の無線通信装置から受信したパケットの送信先である、受信側の無線通信装置が通信範囲に存在する受信側のレピータの識別情報を取得する取得手段と、
前記取得手段で取得した識別情報で指定される受信側のレピータが自レピータでない場合に、前記受信したパケットを前記取得手段で取得した識別情報で指定される受信側のレピータに前記ネットワークを介して送信する手段と、
を備え、
前記受信側のレピータは、
前記送信側の無線通信装置から前記受信側の無線通信装置に送信されるパケットを、前記ネットワークもしくは前記無線通信装置から受信するパケット受信手段と、
前記パケット受信手段で受信した前記パケットをその送信先である受信側の無線通信装置に送信する手段と、
前記受信側の無線通信装置に送信する前記パケットの所定の一部または全部を第1パケットとして記憶するパケット記憶手段と、
前記パケット記憶手段が記憶した前記第1パケットの所定の一部または全部と、前記パケット受信手段が受け取った前記第1パケット以外の第2パケットの所定の一部または全部とを比較して、所定の条件で合致する場合に、前記第2パケットを廃棄するパケット選択手段と、
を備える、
ことを特徴とする。
好ましくは、前記無線通信システムは、前記レピータと通信する位置情報サーバを備え、
前記位置情報サーバは、
前記無線通信装置の識別情報と、前記無線通信装置に送信可能な前記受信側のレピータの識別情報とを対応させて記憶する位置情報記憶手段と、
前記送信側のレピータから、前記パケットの送信先である、受信側の無線通信装置が通信範囲に存在する受信側のレピータの識別情報を検索する問い合わせを受信する手段と、
前記問い合わせを受信した場合に、その問い合わせに含まれる前記送信先の無線通信装置の識別情報に対応する、前記位置情報記憶手段が記憶している前記無線通信装置に送信可能な前記受信側のレピータの識別情報を、前記問い合わせを送信したレピータに送信する応答手段と、
を備え、
前記送信側のレピータの前記取得手段は、
前記パケットの送信先である、受信側の無線通信装置が通信範囲に存在する受信側のレピータの識別情報を検索する問い合わせを、前記位置情報サーバに送信し、
前記位置情報サーバから、前記パケットの送信先である、受信側の無線通信装置が通信範囲に存在する受信側のレピータの識別情報を取得する、
ことを特徴とする。
本発明の第4の観点に係るレピータの制御プログラムは、
ネットワークで接続されて、無線通信装置の通信を中継するレピータの制御プログラムであって、コンピュータを、
送信側の無線通信装置から受信側の無線通信装置に送信されるパケットを、前記ネットワークもしくは前記無線通信装置から受信するパケット受信手段と、
前記パケット受信手段で受信した前記パケットをその送信先である受信側の無線通信装置に送信する手段と、
前記受信側の無線通信装置に送信する前記パケットの所定の一部または全部を第1パケットとして記憶するパケット記憶手段と、
前記パケット記憶手段が記憶した前記第1パケットの所定の一部または全部と、前記パケット受信手段が受け取った前記第1パケット以外の第2パケットの所定の一部または全部とを比較して、所定の条件で合致する場合に、前記第2パケットを廃棄するパケット選択手段として機能させることを特徴とする。
本発明のレピータ及び無線通信システムによれば、同じ周波数チャネルのレピータが無線通信装置の通信範囲に複数存在しても、データが重複することなく通信を行うことができる。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付し、その説明は繰り返さない。発明の実施の形態では、重複したデータを破棄するレピータ及び該レピータを用いた無線通信システムの一実施の形態について説明する。
以下の説明では次のように用語を使う。「パケット」(packet)とは、大きい情報を送受信する際に、小さいデータに分割し、各々に発信元と送信先(受信側)の識別情報やパケットの種類、パケットを併合する際の通し番号などの制御情報を付加したものである。「アップリンク」(uplink)とは、通信回線の上り(利用者端末からネットワークの中心)方向の回線である。「ダウンリンク」(downlink)とは、通信回線の下り(ネットワークの中心から利用者端末)方向の回線である。
図1は、本発明の実施の形態に係るレピータ2の構成を示すブロック図である。図1中の波線で囲んだダウンリンク側の部分が本発明の同一パケット判定機能6である。図2は、レピータ2を含んだ、本発明の実施の形態に係る無線通信システム5の一例を示す構成図である。無線通信システム5は、例えば図2に示すように、ネットワーク4に接続されている複数のレピータ2A、2B、2C、2Dを備える。無線通信システム5には、複数の無線通信装置(以下、子機と略称する)3A、3B、3C、3D、3E、3Fがある。また、ネットワーク4にサーバ1が接続している。
ネットワーク4は、例えば、LAN(Local Area Network)である。ネットワーク4は、その他、回線交換網、パケット交換網、インターネット、専用線網であってもよい。また、ネットワーク4は有線に限らず、例えば無線LANなどの無線通信網でもよい。
無線通信システム5では、子機3どうしの通信はレピータ2を介して行われる。例えば、図2の子機3Aと3Cは、レピータ2Aを介して通信を行う。また、無線通信システム5では、異なるレピータ2の通信範囲(レピータエリア)に属する子機3どうしの通信は、ネットワーク4を経由して行われる。例えば、子機3Aと3Dは、レピータ2A、ネットワーク4及びレピータ2Cを経由して通信を行う。
無線通信装置(子機)3A〜3Fは、レピータ2A〜2Dと無線で通信する。子機3A〜3Fからレピータ2A〜2Dへの通信をアップリンク、レピータ2から子機3への送信をダウンリンクという。アップリンクとダウンリンクは、例えば、異なる周波数で同時に送信される。アップリンクとダウンリンクは、時間分割で2重に送信されてもよい。
1つのレピータ2において、アップリンクとダウンリンクを1組として同時に通信できるチャネル数は1または2以上である。同時通信チャネル数は、レピータ2の構成による。なお、子機3A〜3Fは、図2では移動局のように記載されているが、固定局の場合を含む。
図1に示すレピータ2は、アンテナ21Sと、アンテナ21Rと、送信部22と、ベースバンド処理部23と、入力部24と、ネットワークインタフェース(以下、ネットワークI/F)25と、出力部26と、ベースバンド処理部27と、受信部28と、コントローラ30と、計時部35と、表示部36と、操作部37と、パケット記憶部61と、パケット選択部62とを備える。
図1に示すレピータ2は、送信機能と受信機能を備える。受信機能は子機3がアップリンクで送信した信号を受信する。送信機能は、受信機で受信した信号または、ネットワーク4から受信した信号をダウンリンクで送信する。ダウンリンクで送信する際に、レピータ2の同一パケット判定機能6は、送信したパケットの所定の一部または全部を所定の間記憶しておき、記憶しているパケットと受け取ったパケットとが所定の条件で合致しているかを判断して、一定比率以上で合致している場合には、受け取ったパケットを廃棄する。合致するパケットを廃棄することで、パケットの重複送信を防止する。
レピータ2は、図1に示すように送信機能を実現するために、アンテナ21Sと、送信部22と、ベースバンド処理部23と、入力部24とを備えている。レピータ2はまた、受信機能を実現するために、アンテナ21Rと、受信部28と、ベースバンド処理部27と、出力部26とを備えている。さらに、受信した信号をネットワーク4を経由して他のレピータ2に送信したり、他のレピータ2からネットワーク4を経由して信号を受信するネットワークインタフェース(以下、ネットワークI/F)25を備えている。
レピータ2は、各部の制御を行うコントローラ30と、報知情報のタイミングなどを計測する計時部35と、通信モードなどを表示する表示部36と、及び通信モードなどの設定を入力する操作部37とを備える。さらに、レピータ2は、パケットの重複送信を防止する機能を実現するために、パケット記憶部61と、パケット選択部62とを備える。
パケット記憶部61は、レピータ2が送信するパケットの所定の一部または全部を記憶する。パケット記憶部61が記憶する第1パケットは、パケット選択部62が他のパケットとの比較を行う対象となる。パケット記憶部61が記憶している第1パケットは、パケット記憶部61が第1パケットを記憶した時から所定の時間が経過すると、他のパケットとの比較対象から除外する。その際に、パケット記憶部61は、第1パケットを廃棄してもよい。
パケット記憶部61は、パケット選択部62の判断結果に従って、記憶している第1パケットを比較対象から除外し、廃棄する。また、パケット記憶部61は、別のパケット(第2パケット)を新たに第1パケットとして記憶する。なお、記憶する部分は、専用のRAM(読み書き可能メモリ)を用いても、レピータ2内にある他の記憶装置と兼用してもよい。
パケット選択部62は、パケット記憶部61が記憶している第1パケットと、受信した他のパケット(第2パケット)とを比較して所定の条件で合致するかを判断し、合致する場合に、第2パケットを廃棄する。パケットの合致比率が所定値以上の場合には、第1パケットと第2パケットとは合致していると判断する。パケットを比較する際には、パケットの全体を比較して判断しても、パケットの所定の部分を比較して判断してもよい。合致比率の基準となる値は、伝送路の状態やパケットの情報の種類によって任意に設定変更してよい。
パケットの部分を比較する例として、パケットの発IDと、着IDと、通し番号とを比較することが考えられる。なお、発IDは発呼を行う子機3の識別情報である。着IDは発呼を行う子機3が目的とする受信(着信)すべき子機3の識別情報である。発IDと着IDは共に無線通信装置IDである。例えばまた、パケットの通信データの最初の部分から所定のビット数部分を比較対象としてもよい。
パケット選択部62は、比較対象となるパケットの更新を指示する機能がある。パケット選択部62は、第1パケットの送信先(受信側)と第2パケットの送信先(受信側)とが同一であって、第1パケットと第2パケットが合致しない場合には、第2パケットを第1パケットの次に送信するパケットであると判断する。パケット選択部62は、比較の必要がなくなった第1パケットを比較対象から除外する指示を出す。その際に、パケット記憶部61は、第1パケットを廃棄してもよい。また、パケット記憶部61に第2パケットを新たな第1パケットとして記憶する指示を出し、比較対象となるパケットを第1パケットから第2パケットに更新することで、パケット選択部62の選択処理を効率的に行うことができる。また、同時に第1パケットを廃棄すると、パケット記憶部61が記憶する容量が増大することを抑えることができる。
レピータ2は、各部の制御を行うコントローラ30と、報知情報のタイミングなどを計測する計時部35と、通信モードなどを表示する表示部36と、及び通信モードなどの設定を入力する操作部37とを備える。
コントローラ30は、レピータ2の動作の制御を行う。コントローラ30は例えば、CPU(中央処理装置)31、I/O(入出力装置)32、ROM(読み出し専用メモリ)34、RAM(読み書き可能メモリ)33、及びそれらを接続する内部バス(図示せず)を備えて構成される。
コントローラ30には計時部35、表示部36、操作部37がI/O32を介して接続されている。図1の複雑化を避け、理解を容易にするために、コントローラ30から各部への信号線が省略されているが、コントローラ30は送信部22、ベースバンド処理部23、27、受信部28、入力部24、出力部26及びネットワークI/F25にI/O32を介して接続しており、それらの処理の開始、終了、処理内容の制御を行う。
コントローラ30がレピータ2の動作を制御するための制御プログラムは、ROM34に格納されている。そして、コントローラ30は、報知情報を一定周期で送信し、子機3から受信した装置登録要求信号に応じて、装置登録情報をネットワーク4を経由してサーバ1に送信する制御を行う。また、アップリンクで受信した呼び出し起動信号に基づいて、呼び出し信号を送信部22から送信したり、またはネットワーク4へ呼び出し起動信号を送信する制御を行う。さらに、コントローラ30は、ネットワーク4から受信した呼び出し起動信号に応じて、呼び出し信号を送信部22から送信するよう制御する。これらの制御のための情報は、RAM33に記憶される。
同一パケット判定機能6のパケット記憶部61、パケット選択部62の機能は、専用のハードウェアによらず、通常のコンピュータシステムを用いても実現可能である。例えば、コントローラ30のCPU31、I/O32、ROM34、RAM33、及びそれらを接続する内部バス(図示せず)などを用いて、前記の動作を実現するためのコンピュータプログラムをROM34に格納してもよい。
コントローラ30のRAM33には、レピータ2が送信する通信パケットを生成するためのデータが記憶される。例えば、RAM33は、通信フレームのヘッダ部を構成するためのデータである、サーバ1またはレピータ2のネットワークアドレス、及び相手局側識別情報などを含むパラメータ情報(Parameter Information CHannel:以下、PICHという)などを記憶する。
表示部36は、CRT(Cathode Ray Tube)、LCD(Liquid Crystal Display)またはLED(Light Emission Diode)などから構成され、レピータ2が子機3またはネットワーク4と通信を行っている通信状況などの情報を表示する。
操作部37は、レピータ2の動作についての条件情報を入力するための入力手段である。操作部37には各種の操作キーが設けられている。すなわち、オペレータが、レピータ2の操作部37の操作キーを操作して動作条件を入力することにより、その入力に基づく動作をレピータ2に行わせることができる。例えば、ネットワーク4と接続したオンライン動作モード、ネットワーク4と接続しないスタンドアロン動作モードなどを選択する。例えばまた、パケット選択部62が、パケットを比較する際の合致比率の値や、比較する部分など条件を設定する。さらに例えば、パケット記憶部61が、記憶するパケットの範囲をパケット全部もしくはパケットの特定部分とするかなどの記憶範囲の条件や、パケットを記憶から廃棄するまで時間もしくは廃棄条件などを設定する。
アンテナ21Rは、レピータ2に送信された無線信号を受信する。アンテナ21Rが受信した無線信号は、受信部28に入力される。受信部28は、特定の周波数の電波を選択して受信するチューニング機能を備えている。受信部28には、受信する無線信号の周波数帯域がコントローラ30によって設定される。
受信部28で受信した信号は、ベースバンド処理部27に入力され、ベースバンド処理部27で各情報が抽出されてコントローラ30に伝えられる。装置登録要求信号を受信した場合、その発IDである子機3の識別情報は、コントローラ30に伝えられる。コントローラ30は、出力部26で装置登録情報を生成し、ネットワークI/F25からネットワーク4を経由してサーバ1に送信する。
受信部28、ベースバンド処理部27、出力部26、ネットワークI/F25及びコントローラ30によって、問い合わせパケットを送信する手段及び位置登録手段が実現されている。
呼び出し起動信号を受信し、その中に、そのレピータ2の通信範囲に存在する可能性のある子機3のID、またはそのレピータ2のIDが着IDとして含まれる場合は、コントローラ30は、呼び出し信号の送信を開始する。受信した信号を他のレピータ2に送信する場合は、出力部26及びネットワークI/F25を介して、ネットワーク4に送信する。
受信部28で受信した信号を、そのレピータ2の通信範囲に無線送信する場合、ベースバンド処理部27からベースバンド処理部23にデータが送られる。ベースバンド処理部23では、データにプリアンブル、SW(同期ワード)、RI(無線情報チャネル)などを付加して送信フレームに組み立てて、送信部22に出力する。
送信部22は、入力された信号を変調する変調機能を備える。このレピータ2の例では、送信部22が信号を変調する方式として、GMSK(Gaussian filtered Minimum Shift Keying)、PSK(Phase Shift Keying)、QAM(Quadrature Amplitude Modulation)またはFSK(Frequency Shift Keying)などが用いられる。送信部22は、入力された音声信号及びデータ信号を、これらの変調方式により変調する処理を行う。
送信部22は、前記変調する処理を行った信号を、アンテナ21Sに出力し、アンテナ21Sより子機3の受信機へ送信される。
ベースバンド処理部23は、通信プロトコルを実行するために、種々の制御信号を組み立てる。ベースバンド処理部23の動作や送信部22の送信の開始、終了、周波数の選択などは、コントローラ30の制御によって行われる。プリアンブルとSWの長さ、RI、SACCH(低速付随情報チャネル)及びPICHの内容の設定は、コントローラ30の制御によって行われる。
ネットワーク4からネットワークI/F25を介して受信した信号は、入力部24でデータが抽出されてコントローラ30に送られる。ネットワーク4から受信した信号を、レピータ2の通信エリアに送信する場合、ネットワークI/F25で受信したデータは、入力部24からベースバンド処理部23に送られる。ベースバンド処理部23は送信信号に組み立てて、送信部22から送信する。
ネットワーク4からネットワークI/F25を介して呼び出し起動信号を受信し、その中に、そのレピータ2の通信エリアに存在する可能性のある子機3のID、またはそのレピータ2のIDが着IDとして含まれる場合は、コントローラ30は、呼び出し信号の送信を開始する。
図3は、ネットワーク4で通信されるパケットの構成例を示す図である。図3(a)は、レピータ間で通信する情報のパケット(以下、通信情報パケットという)の構成例である。図3(b)は、通信データの構成を表す。図3(a)に示すように、通信情報パケットは、宛先アドレス、送信元アドレス及び通信データを含む。宛先アドレスは、ネットワーク4上でパケットの宛先のアドレスを表す。通信情報パケットの場合、宛先アドレスは、送信先(受信側)のレピータ2のアドレスを表す。送信元アドレスは、パケットを送信する装置のネットワーク4上のアドレスを表す。例えば、ネットワーク4がインターネットまたはイントラネットの場合、ネットワークアドレスはIPアドレスである。
図3(b)に示すように、通信情報パケットの通信データは、メッセージ種別、発ID、着ID、通し番号、受信データを含む。通信データは、レピータ2と子機3との間で通信されるパケットの内容である。通信データのうちメッセージ種別に、通信情報を示すコードが書き込まれる。発IDは発呼を行う子機3の識別情報である。着IDは発呼を行う子機3が目的とする受信(着信)すべき子機3の識別情報である。発IDと着IDは共に無線通信装置IDである。無線通信装置IDは無線通信システム5で子機3ごとにユニークな番号である。通し番号はパケットを復号する順番である。例えば、通し番号は、1オクテットの領域があり、0から255までの数字を復号する順番に割り振られ、255を超えると再び0から繰り返し番号が付けられる。なお、通信データに通し番号を付与せず、到着順にパケットを送信もしくは、復号化する方法を用いてもよい。
図3(c)はレピータ問い合わせパケット(以下、問い合わせパケットという)の構成、図3(d)は、問い合わせパケットの通信データの構成を表す。図3(c)に示すように、問い合わせパケットは、宛先アドレス、送信元アドレス及び通信データを含む。問い合わせパケットの場合、宛先アドレスはサーバ1のネットワークアドレスである。送信元アドレスは、レピータ2のネットワークアドレスである。
図3(d)に示すように、問い合わせパケットの通信データは、メッセージ種別、ユーザコード、システムID、レピータID、発ID、着IDを含む。このうちメッセージ種別に、レピータ問い合わせを示すコードが書き込まれる。レピータIDにレピータ問い合わせを送信するレピータ2の識別情報(ID)が書き込まれる。
図3(e)はレピータ問い合わせ応答パケット(以下、応答パケットという)の構成、図3(f)は、応答パケットの通信データの構成を表す。図3(e)に示すように、応答パケットは、宛先アドレス、送信元アドレス及び通信データを含む。宛先アドレスは、応答パケットに対応する問い合わせパケットを送信したレピータ2のネットワークアドレスである。応答パケットの場合、送信元アドレスはサーバ1のネットワークアドレスである。
図3(f)に示すように、応答パケットの通信データは、メッセージ種別、ユーザコード、システムID、発レピータID、発ID、着レピータID、着IDを含む。このうちメッセージ種別に、問い合わせ応答を示すコードが書き込まれる。発レピータIDにレピータ問い合わせを送信したレピータ2のIDが書き込まれ、着レピータIDに着IDの子機3が位置登録されている(滞在する)レピータ2のIDが書き込まれる。なお、各レピータIDに着IDの子機3が位置登録されていることは、そのレピータ2が子機3と通信可能であることを示す。
レピータ2は、そのレピータ2の通信可能範囲に存在する子機3のIDを記憶している。子機3からの発呼を受信した時に子機3のIDを記憶しても、定期的に子機3のIDを収集する手段でも、特定の子機3のIDを予め登録しておく手段でもよい。レピータ2が記憶している子機3のIDは、記録を更新したときにサーバ1へ送信しても、定期的にサーバ1へ送信しても、サーバ1からの問い合わせに対する応答として送信してもよい。
レピータ2は、アップリンクの信号を受信する際に、受け取った情報を送信する相手先を知る手段を備える。レピータ2は、受け取った情報の中から送信先(受信側)の子機3のIDを取得する。取得した子機3のIDが、該レピータ2の位置登録に有る場合には、折り返しその子機3に送信する。取得した子機3のIDが、該レピータ2の位置登録に無い場合には、送信先のレピータ2のIDを取得して、送信先(受信側)レピータ2に対して送信する。
レピータ2が送信先を指定して送信する場合には、サーバ1に対して、送信先(受信側)の子機3に通信可能なレピータ2のIDを問い合わせる機能を備える。サーバ1は、事前にレピータ2のIDと、子機3の位置登録とを対応付けた位置情報を記憶している。送信するレピータ2は、サーバ1に対して送信先(受信側)レピータ2のIDを問い合わせ、その応答として、送信先(受信側)レピータ2のIDを得ることができる。送信するレピータ2は、送信先(受信側)レピータ2のIDを得ることで、ネットワーク4上でレピータ2ごとに一意に決められている送信先(受信側)レピータ2のアドレスを知ることができる。
サーバ1は、無線通信システム5の全体の制御を行う。サーバ1は、送信するレピータ2の問い合わせパケットに対して、送信先(受信側)レピータ2のIDを応答する機能を備える。サーバ1は、レピータ2のIDと、子機3の位置登録とを対応付けた位置情報を記憶している。サーバ1は、定期的もしくは、各レピータ2の子機3のIDの位置登録が更新されたとき、または、送信側レピータ2から発呼する子機3のIDを受信した際に、位置情報を更新する。サーバ1は、送信側レピータ2からの問い合わせパケットを受信すると、その問い合わせパケットの中に含まれている送信先(受信側)子機3のIDをもとに、送信先(受信側)レピータ2のIDを応答する。なお、各レピータ2から送信可能な子機3が固定されている場合には、サーバ1に事前登録しておいてもよい。
図1、図2に示すレピータ2に係わる無線通信システム5の通信手順を図4を参照して説明する。例えば、図2に示すように、無線通信システム5中に子機3A〜3F及びレピータ2A〜2Dが存在しているとする。レピータ2A〜2Dはそれぞれ、図1に示す構成を備えている。ここで、子機3Aの電波がレピータ2A及びレピータ2Bに届き、レピータ2Aとレピータ2Bは同じ周波数チャネルが設定されているとする。
図4は、本発明の一実施の形態における通信手順を説明する図である。通信の開始において、例えば、子機3Aから子機3Dを呼び出す場合、子機3Aは、子機3Dを着IDとする発呼信号を送信する(ステップA1)。発呼信号を受信したレピータ2Aは、子機3Aがレピータ2Aに位置登録されていなければ、子機3Aの位置登録パケットをサーバ1に送信する(ステップA2)。子機3Aがレピータ2Aに位置登録されていれば、位置登録パケットの送信を省略してもよい。また、子機3Aの発信信号を受信するレピータ2Bも同様に、子機3Aの位置登録パケットをサーバ1に送信する(ステップA3)。
サーバ1は、位置登録パケットを受信すると、子機3Aをレピータ2Aに位置登録して、位置登録ACK(肯定応答)をレピータ2Aに送信する(ステップA4)。サーバ1から位置登録ACK(肯定応答)が送信されると、レピータ2Aは、サーバ1に子機3Dが位置登録されているレピータ2を問い合わせる問い合わせパケットを送信する(ステップA6)。また、レピータ2Bについても同様の処理を行う(ステップA5、ステップA7)。なお、後から受信したレピータ2Bからの位置登録に対して、重複する登録を排除する処理をしてもよい。
サーバ1は位置登録情報を検索して、子機3Dが位置登録されているレピータ2CのIDを含む応答パケットを送信する(ステップA8)。子機3Dの位置登録情報を得たレピータ2Aは、レピータ2Cに呼び出し起動信号を送信する(ステップA10)。その場合、ネットワーク4に呼び出し起動信号をブロードキャストしてもよいし、レピータ2Cに宛てて呼び出し起動信号を送信してもよい。また、レピータ2Bについても同様の処理を行う(ステップA9、ステップ11)。
レピータ2Aとレピータ2Bからの重複した呼び出し起動信号を受信したレピータ2Cは、それぞれの呼び出し信号を無線で送信する(ステップA12、A13)。そのレピータ2Cの呼び出し信号を受信した子機3Dは、その呼び出し信号に着IDとしてその子機3Dの識別情報があるので、応答(アンサーバック)を返して(ステップA14)通信を開始する。その後、レピータ2Cはレピータ2Aに応答(アンサーバック)し(ステップA15)、レピータ2Aは発呼した子機3Aに応答(アンサーバック)して(ステップA16)、子機3Aから子機3Dへの通信経路が設定される。
子機3Dは、先に届いたレピータ2A経由の呼び出し信号に応答する(ステップA12)ので、後から届いたレピータ2B経由の呼び出し信号には反応しない(ステップA13)。しかし、レピータ2Bは、受信した子機3Aからの信号の送信先(受信側)レピータ2CのIDを既に取得しているので(ステップA9)、子機3Aが発信する信号を受信してレピータ2Cへ送信する。レピータ2Bの処理によって、事実上子機3Aから子機3Dへの重複した通信経路が設定される。
通信経路が設定されると、子機3Aの通信(ステップA17)はレピータ2Aからレピータ2Cに中継されて(ステップA18)、レピータ2Cから子機3Dへ送信される(ステップA19)。また、重複した通信経路が設定されるので、子機3Aの通信(ステップA17)はレピータ2Bからレピータ2Cに中継される(ステップA20)。しかし、レピータ2C内部で重複送信を防止する処理を行うために、レピータ2Cから子機3Dへは、重複した送信は行わない(ステップA21)。
レピータ2Cで行われる重複送信防止処理について、図5、図6のフローチャートにもとづいて説明する。図5は、レピータの重複送信防止動作の一例を示すフローチャートである。図5(a)は、レピータ受信選択処理の動作の一例を示すフローチャートである。
パケットの受信を待機する(ステップS1、ステップS2;NO)。パケットを受信した場合(ステップS2;Yes)、パケットの種別によって分岐する(ステップS3)。呼び出しパケットを受信した場合は(ステップS3;呼び出し)、子機3へ呼び出し信号を送信し、その子機からの応答(アンサーバック)を受けると、送信したレピータ2に応答(アンサーバック)を行い(ステップS4)、通信経路を設定し、次のパケットの受信を待つ。
送信情報のパケットを受信した場合は(ステップS3;通信情報)、記憶フラッグがONかOFFかを判断する(ステップS5)。記憶フラッグがOFFの場合には(ステップS5;OFF)、重複判断の比較対象となるパケットがないので、受信したパケットを送信用のパケットと決定し(ステップS6)、比較対象用のパケット(第1パケット)として記憶する(ステップS7)。記憶フラッグをONにして、(ステップS8)、所定の時間経過後にパケットを廃棄するための時間カウンタをONにする(ステップS9)。
記憶フラッグがONの場合には(ステップS5;ON)、第1パケットと受信したパケット(第2パケット)とが合致するかを比較する(ステップS10)。比較した結果、第1パケットと第2パケットとが所定の誤差以内かを判断する(ステップS11)。所定の誤差以内の場合には、(ステップS11;YES)、第2パケットを重複送信されたパケットと判断して、廃棄する(ステップS12)。所定の誤差以内でない場合には(ステップS11;NO)、第2パケットをそのまま保持する。パケット選択部62が、次パケットを受信したかを判断する機能を備える場合には、次パケット処理(ステップS13、図6)の処理を行う。
時間カウンタON処理(ステップS9)、パケット保持もしくは次パケット処理(ステップS13)、受信パケット廃棄処理(ステップS12)の各処理が終わると、送信パケット処理が行われる(ステップS14)。送信パケット処理では、未送信のパケットを送信キューに入れ、適時パケットを送信先(受信側)の子機3に送信していく。
図5(b)は、レピータの記憶パケット排除処理の動作の一例を示すフローチャートである。パケット記憶部61は、比較用にパケットを記憶するが、一定の条件が成立するとパケットを比較対象から除外し、廃棄する。
記憶フラグを判断して(ステップT1)、記憶フラグがOFFの場合には(ステップT1;OFF)、記憶しているパケットがないので、次の処理時間まで待機する。記憶フラグがONの場合には(ステップT1;ON)、時間カウンタの値を判断する(ステップT2)。時間カウンタの値が0に成っていない場合には(ステップT2;NO)、次の処理時間まで待機する。時間カウンタの値が0に成っている場合には(ステップT2;YES)、記憶している第1パケットを比較対象から除外して(ステップT3)、記憶フラグをOFFにして(ステップT4)、次の処理時間まで待機する。その際に、パケットを廃棄してもよい。
図6は、レピータの次パケット受信時動作の一例を示すフローチャートであり、図5(a)のステップS13に該当する。第1パケットと第2パケットが合致しない場合(ステップS11;NO)で、第1パケットの発IDと第2パケットの発IDが同じ場合には、第2パケットは、第1パケットの次に受け取るべきパケットであり、重複送信がないと判断できる。第1パケットの発IDと第2パケットの発IDを比較する(ステップU1)。比較の結果合致しない場合には(ステップU1;NO)、処理を終了する。合致する場合には、(ステップU1;YES)、記憶している第1パケットを比較対象から除外し(ステップU2)、受信した第2パケットを比較対象として記憶する(ステップU3)。記憶フラグをONにし(ステップU4)、時間カウンタを初期値から起動させる(ステップU5)。なお、比較対象から除外した第1パケットは、送信用のバッファに記憶されているので、パケット記憶部61から廃棄されても不都合はない。
以上説明したように、実施の形態のレピータ2及び無線通信システム5によれば、複数のレピータ2A、2Bが同一の子機3Aが発信する信号を受信して、各レピータ2A、2Bからパケットが送信されても、送信先(受信側)のレピータ2Cで重複したパケットを廃棄するので、レピータ2Cから子機3Dへ重複したパケットを送信しない。また、レピータ2Aとレピータ2Bとで、同じ周波数チャネルを設定しても、パケットの重複送信を防止できるので、限られた周波数チャネルを有効に使用することができ、周波数チャネルの選択に余裕が生まれる。さらに、送受信を行う子機がチャンネル切り替えを行う必要がないので、違うレピータ2の通信可能領域に移動しても音声が途切れることなくスムーズにハンドオーバーを行うことができる。
(実施の形態の変形例)
図5(a)に示すレピータ受信選択処理のステップS12では、後から受信した第2パケットを重複したパケットとして廃棄している。実施の形態の変形例では、第1パケットが未送信の場合に、重複するパケットの誤り率を比較して、第2パケットの誤り率が低い場合には、第1パケットと第2パケットを置き換える。伝送路の品質が良い方のパケットを残すことで、スムーズなハンドオーバーを行うことができる。
図7は、誤り率の低い未送信パケットを選択する動作の一例を示すフローチャートである。図7(a)の処理では、合致するパケットのうち誤り率の低い方を選択する。図7(a)は、図5(a)のパケット廃棄処理(ステップS12)を置き換えた処理である。図7(b)は、図5(a)の送信パケット処理(ステップS14)を監視する送信監視処理である。
第1パケットと第2パケットが合致していると判断した場合に(図5(a)のステップS11;YES)、図7(a)の処理を行う。まず、第1パケットが未送信であることを示す未送信フラッグがONかOFFかを判断する(ステップV1)。未送信フラッグがOFFの場合には(ステップV1;OFF)、第1パケットが既に送信されているので、後から受信した第2パケットを廃棄する(ステップV4)。未送信フラッグがONの場合には(ステップV1;ON)、第1パケットの誤り率と第2パケットの誤り率を比較する(ステップV2)。第1パケットの誤り率が低い場合には(ステップV2;第1パケット低い)、第2パケットを廃棄する(ステップV4)。第2パケットの誤り率が低い場合には(ステップV2;第2パケット低い)、第1パケットと第2パケットを置き換える(ステップV3)。その結果、記憶されていた第1パケットが廃棄される。
送信パケット処理(ステップS14)において、未送信のパケットを送信キューに入れた時に、そのパケットが未送信状態であることを示す未送信フラグをONにする処理を追加する。図7(b)の処理では、送信パケット処理(ステップS14)とは非同期に行う送信監視処理によって、送信キューに入れたパケットの状態を監視する。
送信キューに入れたパケットの前パケットが送信中もしくは送信が終了しているのかを判断する(ステップW1)。送信中、送信終了でなければ(ステップW1;NO)、待機する。送信中もしくは送信終了であれば(ステップW1;YES)、送信キューに入れた次パケットがあるかを判断する(ステップW2)。次パケットがなければ(ステップW2;NO)、待機する。送信キューに次パケットがあれば(ステップW2;YES)、次パケットの送信を開始し(ステップW3)、次パケットを送信キューに入れた時にONにした未送信フラグをOFFにする(ステップW4)。未送信フラグにより、送信キューに入れたパケットの状態を判断できる。
以上説明したように、実施の形態の変形例では、パケットが未送信の場合に、重複するパケットの中から誤り率の低いパケットを選択することができる。伝送路の品質が良い方のパケットを残すことで、スムーズなハンドオーバーを行うことができる。
なお、本発明の実施の形態は、サーバ1を無線通信システム5の構成要素として説明したが、簡易な無線通信システム5では、サーバ1はなくてもよい。例えば、子機3が中継で使用できるレピータ2が固定されているような無線通信システム5では、各レピータ2が送信先(受信側)レピータ2の子機3の位置情報を事前に保持しており、送信先(受信側)レピータのIDを取得する必要がない場合である。例えばまた、レピータ2が情報を送信する際に、送信先(受信側)レピータ2のアドレスを指定して送信するのではなく、送信先(受信側)子機3のIDを含むパケットをブロードキャストして、送信先(受信側)レピータ2がパケットの着IDと、自己が記憶している子機3の位置登録とを比較して選択受信する場合が考えられる。さらに例えば、定期的もしくはレピータ2の子機3の位置登録が更新されたときに、他のレピータ2に対して位置登録した子機3のIDを送信する方法や、レピータ2が送信する際に、他のレピータ2に問い合わせる方法などが考えられる。
なお、本発明の実施の形態は、レピータ2の機能をダウンリンク側とアップリンク側を同一のレピータとして説明したが、ダウンリンク側とアップリンク側を別の装置に分けて、各装置間をネットワークで接続する形で実現してもよい。
本発明の実施の形態は、パケットを利用したデータ通信で用いることができるが、簡易な通信制御を利用した無線通信システムで用いると効果的である。特に、通信制御が比較的簡易な主に音声を通信する無線通信システムで有効である。また、レピータチャネルが限られた無線通信システムである特定小電力無線通信システムで用いると効果的である。
その他、前記のハードウエア構成やフローチャートは一例であり、任意に変更及び修正が可能である。
CPU31、I/O32、RAM33、ROM34などから構成されるレピータ2のコントローラ30は、専用のシステムによらず、通常のコンピュータシステムを用いて実現可能である。例えば、前記の動作を実行するためのコンピュータプログラムを、コンピュータが読みとり可能な記録媒体(フレキシブルディスク、CD−ROM、DVD−ROM等)に格納して配布し、当該コンピュータプログラムをコンピュータにインストールすることにより、前記の処理を実行するレピータ2を構成してもよい。また、インターネット等の通信ネットワーク上のサーバ装置が有する記憶装置に当該コンピュータプログラムを格納しておき、通常のコンピュータシステムがダウンロード等することでレピータ2を構成してもよい。
また、レピータ2の機能を、OS(オペレーティングシステム)とアプリケーションプログラムの分担、またはOSとアプリケーションプログラムとの協働により実現する場合などには、アプリケーションプログラム部分のみを記録媒体や記憶装置に格納してもよい。
また、搬送波にコンピュータプログラムを重畳し、通信ネットワークを介して配信することも可能である。たとえば、通信ネットワーク上の掲示板(BBS, Bulletin Board System)に前記コンピュータプログラムを掲示し、ネットワークを介して前記コンピュータプログラムを配信してもよい。そして、このコンピュータプログラムを起動し、OSの制御下で、他のアプリケーションプログラムと同様に実行することにより、前記の処理を実行できるように構成してもよい。
本発明の一実施の形態におけるレピータの構成例を示すブロック図である。 本発明の一実施の形態である無線通信システムの一例を示す構成図である。 パケットの構成例を示す図である。 本発明の一実施の形態における通信手順を説明する図である。 レピータの重複送信防止動作の一例を示すフローチャートである。 レピータの次パケット受信時動作の一例を示すフローチャートである。 誤り率の低い未送信パケットを選択する動作の一例を示すフローチャートである。 従来の通信手順を説明する図である。
符号の説明
1 サーバ
2、2A、2B、2C、2D レピータ
3、3A、3B、3C、3D、3E、3F 無線通信装置
4 ネットワーク
5 無線通信システム
6 同一パケット判定機能
22 送信部
23 ベースバンド処理部
25 ネットワークインタフェース
27 ベースバンド処理部
28 受信部
30 コントローラ
31 CPU
32 I/O
33 RAM
34 ROM
35 計時部
37 操作部
61 パケット記憶部
62 パケット選択部

Claims (9)

  1. ネットワークで接続されて、無線通信装置の通信を中継するレピータであって、
    送信側の無線通信装置から受信側の無線通信装置に送信されるパケットを、前記ネットワークもしくは前記無線通信装置から受信するパケット受信手段と、
    前記パケット受信手段で受信した前記パケットをその送信先である受信側の無線通信装置に送信する手段と、
    前記受信側の無線通信装置に送信する前記パケットの所定の一部または全部を第1パケットとして記憶するパケット記憶手段と、
    前記パケット記憶手段が記憶した前記第1パケットの所定の一部または全部と、前記パケット受信手段が受け取った前記第1パケット以外の第2パケットの所定の一部または全部とを比較して、所定の条件で合致する場合に、前記第2パケットを廃棄するパケット選択手段と、
    を備えることを特徴とするレピータ。
  2. 前記パケット選択手段は、前記第1パケットの所定の一部または全部と、前記第2パケットの所定の一部または全部との一致する割合が所定の値以上の場合に、前記第1パケットと前記第2パケットが合致すると判断することを特徴とする請求項1に記載のレピータ。
  3. 前記パケット選択手段は、前記パケット記憶手段が前記第1パケットを記憶してから所定の時間が経過した場合に、その記憶している前記第1パケットの所定の一部または全部を、前記第2パケットの所定の一部または全部と比較する対象から除外することを特徴とする請求項1または2に記載のレピータ。
  4. 前記パケット選択手段は、前記第1パケットと送信先が同じパケットであって前記第1パケットと前記所定の条件で合致しないパケットを、前記パケット受信手段で受信した場合に、その記憶している前記第1パケットの所定の一部または全部を、前記第2パケットの所定の一部または全部と比較する対象から除外することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のレピータ。
  5. 前記パケット選択手段は、前記第1パケットの送信を開始する前に、前記第1パケットと前記所定の条件で合致する第2パケットを前記パケット受信手段で受信したときに、前記第1パケットと前記第2パケットの誤り率を比較して、前記第2パケットの誤り率が前記第1パケットの誤り率よりも小さい場合に、前記パケット記憶手段が記憶している前記第1パケットを前記第2パケットで置き換えることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載のレピータ。
  6. ネットワークで接続されて、無線通信装置の通信を中継するレピータの制御方法であって、
    送信側の無線通信装置から受信側の無線通信装置に送信されるパケットを、前記ネットワークもしくは前記無線通信装置から受信するパケット受信ステップと、
    前記パケット受信ステップで受信した前記パケットを受信側の無線通信装置に送信するステップと、
    前記受信側の無線通信装置に送信する前記パケットの所定の一部または全部を第1パケットとして記憶するパケット記憶ステップと、
    前記パケット記憶ステップで記憶した前記第1パケットの所定の一部または全部と、前記パケット受信ステップで受信した前記第1パケット以外の第2パケットの所定の一部または全部とを比較して、所定の条件で合致する場合に、前記第2パケットを廃棄するパケット選択ステップと、
    を備えることを特徴とするレピータの制御方法。
  7. ネットワークで接続された送信側及び受信側のレピータと、該レピータを経由して通信を行う送信側及び受信側の無線通信装置を含む無線通信システムであって、
    前記ネットワークは、前記レピータの間のデータまたはパケットを伝送し、
    前記送信側のレピータは、
    前記送信側の無線通信装置が前記受信側の無線通信装置に送信するパケットを受信する手段と、
    前記送信側の無線通信装置から受信したパケットの送信先である、受信側の無線通信装置が通信範囲に存在する受信側のレピータの識別情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段で取得した識別情報で指定される受信側のレピータが自レピータでない場合に、前記受信したパケットを前記取得手段で取得した識別情報で指定される受信側のレピータに前記ネットワークを介して送信する手段と、
    を備え、
    前記受信側のレピータは、
    前記送信側の無線通信装置から前記受信側の無線通信装置に送信されるパケットを、前記ネットワークもしくは前記無線通信装置から受信するパケット受信手段と、
    前記パケット受信手段で受信した前記パケットをその送信先である受信側の無線通信装置に送信する手段と、
    前記受信側の無線通信装置に送信する前記パケットの所定の一部または全部を第1パケットとして記憶するパケット記憶手段と、
    前記パケット記憶手段が記憶した前記第1パケットの所定の一部または全部と、前記パケット受信手段が受け取った前記第1パケット以外の第2パケットの所定の一部または全部とを比較して、所定の条件で合致する場合に、前記第2パケットを廃棄するパケット選択手段と、
    を備える、
    ことを特徴とする無線通信システム。
  8. 前記無線通信システムは、前記レピータと通信する位置情報サーバを備え、
    前記位置情報サーバは、
    前記無線通信装置の識別情報と、前記無線通信装置に送信可能な前記受信側のレピータの識別情報とを対応させて記憶する位置情報記憶手段と、
    前記送信側のレピータから、前記パケットの送信先である、受信側の無線通信装置が通信範囲に存在する受信側のレピータの識別情報を検索する問い合わせを受信する手段と、
    前記問い合わせを受信した場合に、その問い合わせに含まれる前記送信先の無線通信装置の識別情報に対応する、前記位置情報記憶手段が記憶している前記無線通信装置に送信可能な前記受信側のレピータの識別情報を、前記問い合わせを送信したレピータに送信する応答手段と、
    を備え、
    前記送信側のレピータの前記取得手段は、
    前記パケットの送信先である、受信側の無線通信装置が通信範囲に存在する受信側のレピータの識別情報を検索する問い合わせを、前記位置情報サーバに送信し、
    前記位置情報サーバから、前記パケットの送信先である、受信側の無線通信装置が通信範囲に存在する受信側のレピータの識別情報を取得する、
    ことを特徴とする請求項7に記載の無線通信システム。
  9. ネットワークで接続されて、無線通信装置の通信を中継するレピータの制御プログラムであって、コンピュータを、
    送信側の無線通信装置から受信側の無線通信装置に送信されるパケットを、前記ネットワークもしくは前記無線通信装置から受信するパケット受信手段と、
    前記パケット受信手段で受信した前記パケットをその送信先である受信側の無線通信装置に送信する手段と、
    前記受信側の無線通信装置に送信する前記パケットの所定の一部または全部を第1パケットとして記憶するパケット記憶手段と、
    前記パケット記憶手段が記憶した前記第1パケットの所定の一部または全部と、前記パケット受信手段が受け取った前記第1パケット以外の第2パケットの所定の一部または全部とを比較して、所定の条件で合致する場合に、前記第2パケットを廃棄するパケット選択手段として機能させることを特徴とするレピータの制御プログラム。
JP2008116925A 2008-04-28 2008-04-28 レピータ、レピータの制御方法及び無線通信システムならびにレピータの制御プログラム Active JP5194996B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008116925A JP5194996B2 (ja) 2008-04-28 2008-04-28 レピータ、レピータの制御方法及び無線通信システムならびにレピータの制御プログラム
US12/431,552 US8570931B2 (en) 2008-04-28 2009-04-28 Repeater, wireless communication system, control method and recording medium

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008116925A JP5194996B2 (ja) 2008-04-28 2008-04-28 レピータ、レピータの制御方法及び無線通信システムならびにレピータの制御プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009267911A true JP2009267911A (ja) 2009-11-12
JP5194996B2 JP5194996B2 (ja) 2013-05-08

Family

ID=41214936

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008116925A Active JP5194996B2 (ja) 2008-04-28 2008-04-28 レピータ、レピータの制御方法及び無線通信システムならびにレピータの制御プログラム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US8570931B2 (ja)
JP (1) JP5194996B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015068666A1 (ja) 2013-11-07 2015-05-14 アイコム株式会社 中継装置、音声通信システム、音声信号の中継方法およびプログラム
JP2015228539A (ja) * 2014-05-30 2015-12-17 アイコム株式会社 無線機およびコンピュータプログラム

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20110227757A1 (en) * 2010-03-16 2011-09-22 Telcordia Technologies, Inc. Methods for context driven disruption tolerant vehicular networking in dynamic roadway environments
JP5955627B2 (ja) * 2012-05-02 2016-07-20 シャープ株式会社 無線通信装置、無線通信方法、処理装置、プログラム
CN106301478A (zh) * 2015-06-26 2017-01-04 博通集成电路(上海)有限公司 数据传输方法及其广播发送设备
CN112383463B (zh) * 2020-11-13 2022-03-25 北京神经元网络技术有限公司 应用于autbus总线的中继器及总线网络

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1127200A (ja) * 1997-06-30 1999-01-29 Nec Corp 移動通信システムの上り選択サイトダイバーシチにおける無線基地局受信データ伝送システム
JP2001186171A (ja) * 1999-12-22 2001-07-06 Nec Corp データパケット転送網とデータパケット転送方法
JP2003174479A (ja) * 2001-12-07 2003-06-20 Fujitsu Ltd パケット通信方法及びその装置
JP2005130284A (ja) * 2003-10-24 2005-05-19 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> パケット受信方法および装置
JP2005236632A (ja) * 2004-02-19 2005-09-02 Oki Electric Ind Co Ltd 無線ネットワーク装置、無線ネットワークシステム及び経路選択方法
JP2005311580A (ja) * 2004-04-20 2005-11-04 Mitsubishi Electric Corp シームレスハンドオーバ方法、端末装置およびネットワーク制御装置
JP2007295135A (ja) * 2006-04-21 2007-11-08 Icom Inc 無線通信装置、レピータ及び無線通信システム
JP2008028671A (ja) * 2006-07-20 2008-02-07 Mitsubishi Electric Corp 受信側ネットワーク装置

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0575514A (ja) 1991-09-13 1993-03-26 Matsushita Electric Works Ltd 無線中継器
JPH10145835A (ja) * 1996-11-15 1998-05-29 Hitachi Ltd 移動通信システムにおけるハンドオーバ方法
EP1227694A4 (en) * 2000-09-08 2003-01-02 Ntt Docomo Inc APPARATUS FOR PROVIDING LOCATION INFORMATION, COMMUNICATION TERMINAL, MOBILE COMMUNICATION TERMINAL, AND METHOD FOR PROVIDING LOCATION INFORMATION
JP2003152752A (ja) * 2001-08-29 2003-05-23 Matsushita Electric Ind Co Ltd データ送受信方法
JP4062012B2 (ja) * 2002-08-21 2008-03-19 日本電気株式会社 携帯電話機及びそれに用いる広告配信方法並びにそのプログラム
JP3799326B2 (ja) * 2002-12-02 2006-07-19 Necインフロンティア株式会社 パケット送信方式及びパケット受信方式
JP2005020627A (ja) 2003-06-27 2005-01-20 Matsushita Electric Works Ltd 無線通信システムの無線中継器
US8520673B2 (en) * 2006-10-23 2013-08-27 Telcordia Technologies, Inc. Method and communication device for routing unicast and multicast messages in an ad-hoc wireless network
KR100905218B1 (ko) * 2007-04-09 2009-07-01 삼성전자주식회사 애드혹 네트워크에서 콘텐츠 중복 검출 방법
US8948046B2 (en) * 2007-04-27 2015-02-03 Aerohive Networks, Inc. Routing method and system for a wireless network
US8189559B2 (en) * 2007-07-23 2012-05-29 Samsung Electronics Co., Ltd. Rate matching for hybrid ARQ operations
US8571030B1 (en) * 2007-11-01 2013-10-29 Cisco Technology, Inc. System and method for computing cost metrics for wireless network links
KR101236310B1 (ko) * 2008-03-24 2013-02-22 노키아 코포레이션 통신 시스템의 소프트 버퍼 메모리 구성
US8301956B2 (en) * 2008-04-07 2012-10-30 Samsung Electronics Co., Ltd. Methods and apparatus to improve communication in a relay channel

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1127200A (ja) * 1997-06-30 1999-01-29 Nec Corp 移動通信システムの上り選択サイトダイバーシチにおける無線基地局受信データ伝送システム
JP2001186171A (ja) * 1999-12-22 2001-07-06 Nec Corp データパケット転送網とデータパケット転送方法
JP2003174479A (ja) * 2001-12-07 2003-06-20 Fujitsu Ltd パケット通信方法及びその装置
JP2005130284A (ja) * 2003-10-24 2005-05-19 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> パケット受信方法および装置
JP2005236632A (ja) * 2004-02-19 2005-09-02 Oki Electric Ind Co Ltd 無線ネットワーク装置、無線ネットワークシステム及び経路選択方法
JP2005311580A (ja) * 2004-04-20 2005-11-04 Mitsubishi Electric Corp シームレスハンドオーバ方法、端末装置およびネットワーク制御装置
JP2007295135A (ja) * 2006-04-21 2007-11-08 Icom Inc 無線通信装置、レピータ及び無線通信システム
JP2008028671A (ja) * 2006-07-20 2008-02-07 Mitsubishi Electric Corp 受信側ネットワーク装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015068666A1 (ja) 2013-11-07 2015-05-14 アイコム株式会社 中継装置、音声通信システム、音声信号の中継方法およびプログラム
US10091347B2 (en) 2013-11-07 2018-10-02 Icom Incorporated Relaying device, audio communication system, and relaying method of audio signal
JP2015228539A (ja) * 2014-05-30 2015-12-17 アイコム株式会社 無線機およびコンピュータプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
US20090268659A1 (en) 2009-10-29
JP5194996B2 (ja) 2013-05-08
US8570931B2 (en) 2013-10-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9674877B2 (en) Mobile communication system, user terminal, processor, and base station
US8254332B2 (en) Method and system for radio access technology monitoring in a wireless communications system
US9888511B2 (en) Mobile communication system, base station, user terminal and processor
US20180110037A1 (en) User apparatus and method for transmitting control information
WO2020166280A1 (ja) 通信装置及び通信方法
US9736855B2 (en) System and method for multiple station camping channels in a wireless communication network
JPH08204683A (ja) Tdma無線通信システムにおける直接通信の方法及び装置
US10212696B2 (en) Mobile communication system and user terminal
JP5194996B2 (ja) レピータ、レピータの制御方法及び無線通信システムならびにレピータの制御プログラム
CN110291814A (zh) Bwp切换方法、装置及存储介质
US10070420B2 (en) Mobile communication system and user terminal
JP5702246B2 (ja) 無線通信システムおよび通信制御方法
JP4929815B2 (ja) 無線通信システム及び自動チャネル切替方法
JP2010109504A (ja) 無線通信システム、無線通信方法、無線通信端末装置、中継装置、並びに、中継システム
JP4784384B2 (ja) 無線通信システム及び自動チャネル切替方法
WO2018028675A1 (zh) 随机接入信号配置方法、装置、设备、系统和存储介质
JP2023554677A (ja) Slリレーの場合の障害監視および回復機構
US8305976B1 (en) Efficient wireless communication network entry for wireless communication devices
JP5712548B2 (ja) 基地局、通信プログラム、通信方法および通信システム
US20220240328A1 (en) Unicast connection establishment method and apparatus, and storage medium
JP4876933B2 (ja) 無線通信システム及びその制御方法ならびにサーバ
WO2017132994A1 (zh) 信息发送、接收、上行同步、数据发送指示方法及设备
JP2011004335A (ja) 無線通信方法及び無線通信システム、並びに無線通信端末
JP2010056933A (ja) 無線端末及びレピータ
CN116321432A (zh) 通信方法、装置及设备

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110404

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120620

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120731

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121001

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130108

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130121

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160215

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5194996

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250